『あーーーっ! あーーーっ! いやあああああっ! 痛いいいいいいーーーーっ!』

 直人により激しく犯される亜衣。そのすぐ側には詩織。詩織はつい先程まで亜衣の秘部を舌で愛撫しろと命令され、レズプレイを強要されていた。今はそれも終わり、用済みにされていた。

『亜衣ちゃん……』

 詩織はほんの数分前の事を思い出す。どうすることもできない現状に、ごめんと呟いてから亜衣の股間に顔を埋め、舌を這わせた。

 ベッドの四隅に両手と両足をロープで固定され、×の字状態にされた亜衣。処女を破られたばかりのそこは赤く腫れ上がり、痛々しい。あまりの恥ずかしさに亜衣はしゃくり上げる。両手で隠したいのに大股開きをさせられている。それも、友達の目の前で。思春期の少女には耐え難い苦痛だった。

 亜衣と同じく全裸の詩織はきつく目を閉じ、機械的な動きでピンク色の小さな舌を動かし始める。嫌悪感に逃げ出すこともできない。何しろ亜衣と詩織の首にはロープが巻かれ、繋がっているのだ。逃げようとすれば亜衣の首を絞めることになるという巧妙な趣向だった。

 詩織が愛撫を続ける度に亜衣は切なげな声を上げ、身をよじる。亜衣はやがて絶叫を上げ、全身を痙攣させながら達した。だが、その瞬間に直人は詩織の頭を押しのけて亜衣の中へと挿入した。最初から狙っていたのだろう。道具にされた詩織はただ呆然と倒れ込む。

 ナイフが突き刺されるかのように、ずぶりと大きくそそり立ったものが亜衣の上から押し込まれた。亜衣は大きく目を見開き、絶叫する。

 直人は亜衣の体に覆い被さり、猛烈な勢いで腰を前後に動かし続けた。同時にふっくらとした胸を左右とも掴み、乱暴にこね回す。乳首を親指と人差し指でつねると締め付けが更に強くなっていく。恥辱と激痛に亜衣はのたうちまわる。そうしてやがて直人が達し、亜衣の中へと射精した。無力な詩織はその様を、ただ呆然としながら眺めていた。だが……。

『あぅっ!!』

 詩織は我に帰った。皮肉なことに突如背後から襲いかかられた衝撃で。古手川だ。老人のわりに直人と同じかそれ以上の大きさをしたものを突っ込まれ、詩織は激痛を感じる。

『ふぉっふぉ。今度はおまえさんの番じゃよ』

『あっあっあっあっ! 痛いいいいいいっ!』

 古手川はリボンで結われた詩織のポニーテールを乱暴に掴み、引っ張りながら顔を押しつけ亜衣とのキスを強要した。

『う、うううう!』

『あううううっ!』

『もっと舌を絡ませろ!』

『休むんじゃないぞ!』

 男達の怒号が飛ぶ。亜衣も詩織も恐怖に震え上がり、ただ従順に互いの舌を重ね合わせる。熱い吐息と唾液と涙が交じり合いぐちゅぐちゅと音を立て、二人の可愛らしい顔が共にくしゃくしゃになっていく。僅か数センチの先には互いの目。脅えた瞳が交差し、互いに助けを求めている。来るはずのない助けを。

 凌辱の地獄は止まる事なく続いた。――古手川が詩織の中に射精した後のこと。

『うぅ! うぅぅ!』

『ぐ……ぅ! ううぅっ!』

 亜衣と詩織は体を重ね合わされた上に縛られていた。それも互いの秘所を舌で愛撫させられる形で。直人と古手川が中に出したばかりのところを。

『ふぉふぉふぉ。いい格好じゃのう。お友達同士でシックスナインでなめなめさせられるのはどうじゃ?』

『フフ。ハハハ。こいつら犯されながらイキかけてるぜ!』

 亜衣も詩織も互いに違う、とは云えなかった。互いの秘所からしたたり落ちる愛液は白く濁っていた。

『あぅっ! んんんぅっ!』

『ひぃ! げほっ! し……詩織ちゃんだめ……もうだめぇぇ……やめてぇぇっ!』

 亜衣は快感に負け、口を離してしまう。絶頂が近い。だが……。

『何離してんだ。誰がやめていいって云った!』

 直人は亜衣の顔に詩織の股間を押しつけた。

『うぐぅぅぅっ!』

 亜衣は呼吸困難に陥り、苦しそうにむせ返る。唾液と愛液にまみれた詩織の秘所は陰毛に包まれ、亜衣の口を汚していく。それでも舐めなければ……どんなに嫌でも続けなければ解放されない。亜衣は必死に舌を動かした。

『ううっ! ううぅっ! うーーーーっ!』

『あふっ! あぅっ! んうううううっ!』

 二人は同時に達していった。

 その瞬間。

『そぉれ!』

『ご褒美だ。いくぞ!』

『ぐぅっ!』

『ひぐっ!』

 亜衣と詩織の目が見開いた。互いの秘所に舌を這わせたまま……前後からアヌスを貫かれたのだ。絶叫を上げようにも顔を押さえつけられていてどうにもならない。

 目の前で友達が……そして自分も犯されている。互いの信じられないところに挿入されていくのが目の前でわかる。

 二人とも全身からはとっくの昔に力が抜けてしまい、いきんで抵抗することすらできない。男達のものは難無く押し込まれていく。

『あ、あぁぁぁっ! あぐひぃぃぃぃっ!』

『ひぎゃあああああああああっ!』

 絶望間のあまり二人はただ体を震わせるだけだった。

 度重なる凌辱により、亜衣と詩織の精神は崩壊した。

 別々の牢に戻された後のこと。

『あ、ぅ……』

 詩織はうわ言を呟きながら誰かを探していた。そうして目的の人がいないのを悟ると、側にいた別の少女に向かった。皆と同じように凌辱され、全裸の。

『あ……』

 長い髪の少女。目には光がともっていない。古手川により連れさらわれて来た少女愛。詩織は彼女の股間に顔を埋め、愛撫を始めた。そうしなければいけないとばかりに。

『く……ぅっ』

 ぴちゃぴちゃと音を立てる。愛はただ黙って口を閉じ、受け入れる。

 もはや誰だったかすらも分からない。男たちにより、性的に奉仕させられるだけの人形にさせられてしまったクラスメイト。愛撫を受けても抵抗しない。何を思い続けるのだろう。

 同時刻。――亜衣。

『あ、ふ……。ぅ……。あっ……んっ。あんっ……いい……』

 人目もはばからず、自慰にふけっていた。自らの胸を揉みしだき、淫らに喘ぎ声をあげながら秘所をいじくる。

 詩織との行為が忘れられずに、無意識のうちに。

 どんなに泣いても助けなんて来ない。いずれこのまま衰弱して死ぬ事だろう。

 だったら気持ちいいだけましだ。亜衣も詩織も本能的にそれを察知していたのかもしれない。

 亜衣も詩織も誰彼構わず愛撫をしかけるようになっていった。誰も拒んだり等しない。

 恥じらいに頬を赤らめた少女達はもう、どこにもいなかった。