精に濡れた花が散る時
古風な子。 クラスのお友達は、 それは私自身、認めていることではありました。きっと、そうなのでしょうね。 茶道家元桜乃森流の家に生まれ、幼い頃より、お着物を着てお稽古をするのが、当たり前になっておりました。 幸いなことに『嫌々やっている』などということは、まるでありません。 きちんと背筋を伸ばし、お茶をたてているときは、心がとても穏やかになり、落ち着くのです。私にとってかけがえのない、幸せな瞬間だと思っております。 ――そういえば、あれは、いつのことだったでしょうか? ある日の教室。私のクラスメイトで、アイドルをされている松澤礼菜さんが、私にお願いがあると、そう仰ったのです。 なんでも、今度出演する予定の、テレビのバラエティ番組で、お茶を点てるチャレンジ企画があるそうで。作法など、経験がまるでないので、私にレクチャーして欲しい、とのことでした。 私は、畏まりましたと、二つ返事で頷きました。 断る理由など、どこにもありませんからね。 そんなやりとりをしていたら、今度は横から、西九条紫音さんが声をかけてきました。 私と礼菜さんが話している内容に、興味があったようです。 紫音さんは、礼菜さんのやることなすこと、一挙一動に興味がある……というのでしょうか。時折、張りあっているように感じます。けれど、決してお互いを嫌っているわけではないのだと、わかります。 喧嘩友達などと言ったら、お二方に失礼になるかもしれませんが。そんな、傍から見ていて微笑ましくなるような、仲良しさ加減なのでした。 結局、礼菜さんと紫音さん、そして、私にとってクラスでも特に親しいお友達の、二階堂帆之香さんという四人で、ささやかなお茶会を開くことになったのでした。 土曜日の、よく晴れた昼下がり。 茶室の中には季節の花が、彩り豊かに飾られております。私が、心を込めて選定させていただきました、お花です。 穏やかで楽しい時が、過ぎていきました。 お茶菓子をつまみながら、皆で色んなお話をしたものです。 私は、古風な性格だと皆様から言われておりますが。それでも、年頃の女の子ではあるわけでして、お友達が出演されております、コンサートのDVDなどをお借りしては、時折観ていたりもしました。 礼菜さんの歌声は、本当に素晴らしかったです。 私がそのように素直な感想を述べると、礼菜さんはありがとうと言いながら、可愛らしい笑顔を見せてくださいました。 そういうことなら、と。礼菜さんは『今度、修学旅行があるから。バスの中で、一曲歌っちゃおうかな?』とか、悪戯っ子のようにおっしゃいました。女子会、とでも言いましょうか。そんな他愛の無い、楽しいやりとりが続きます。 かつて、楽しかった思い出が、蘇ります。 かつて? 残念なことに、それらの出来事は全て、過去形にならざるを得ないのです。 では、今は、どうなのでしょうか? ――つい、数時間ほど前のことです。 私は、謎の男によって、着ていた聖エクセレント女学園指定の制服を強引に剥ぎ取られた挙げ句、ベッドに押し倒され、純潔を奪われてしまいました。 子宮の中に、どっぷりと注ぎ込まれてしまった精液が、剥き出しにされたままの股間の割れ目から、どろりと垂れてきておりました。 ここは、暗い地下牢。 私を含めて、男達の手で無慈悲な辱めを受けた、クラスメイトの皆様が、外すことのできない堅い首輪と、冷たい鎖で動物のように繋がれている檻。 修学旅行中。 バスで移動をしている最中に、突如として、謎の男達が乱入してきたのです。 恐ろしいことに、彼らは銃や刃物で武装しており、一撃の下に、運転手さんと担任の先生を殺害してしまいました。 その事実を知った私たちは、恐怖に震え上がり、抵抗もままならず、一クラスごと、攫われてしまったのです。 青天の霹靂、とでも申しましょうか。 こうして、私たちにとって破滅の時が、訪れてしまったのです。 ◇ ◇ ◇ ◇
強姦。レイプ。陵辱。婦女暴行。猥褻行為。 言い方は様々ですが、男達の目的は、まさにそれでした。 バスごと攫った私たちを、誰にもわからない所へと監禁し、欲望の赴くままに、好き放題に若い体を弄んだのです。 「いやあっ!」 私は、元々体が丈夫な方ではありませんでした。しょっちゅう風邪を引いたりしている程に。 けれど、もし体が頑健であったとしても、男の力に抗し得ることは難しかった事でしょう。 攫われた日から、数日後でした。 私は、皆様が集められた広間から呼び出されて、シンイチと呼ばれている男の部屋へと、連れて行かれました。 シンイチ……。彼がどなたなのか、まるで存じませんでしたが。この、大胆極まる誘拐事件の首謀者である男と、私は相対したのです。 男は私に、初潮はいつだとか、お……オナニーはするのかとか、胸が大きいなとか、痴漢に遭ったことはあるのかとか、男と寝たことはあるのかとか、立て続けに、卑猥な質問をいくつも浴びせてきました。 私が恥ずかしがっているのを見て、楽しんでいるのでしょう。本当に、意地悪な方です。 けれどそんなことは、これから始まる地獄に比べれば、些細な事に過ぎませんでした。 話を切り上げた男に、私は腕を掴まれ、強い力で引きずられて、ベッドの上に放り出されてしまったのです。 男が、私に襲いかかってきました。 まず、嫌がる私を無視して組み伏せ、強引に唇を奪ってしまいました。私にとって、大切な、ファーストキスだったのに……。 初めてだったのにと、涙を流しながら、恨みがましく抗議をしたところで、男は眉一つ動かしません。 それどころか、男は手を伸ばして、私の胸をぐにぐにと揉みしだき始めました。私は顔をしかめて、痛いと訴えましたが、男は更に強く力を込めました。残念なことに、そんな卑劣な行為を止める術など、私は持ち合わせてはおりませんでした。 年頃にしては、大きめとされている、私の胸。 制服を着ていても、はっきりとわかってしまう、余計な膨らみ。なんだか淫らに見えてしまうから、体の中で、好きではない部分でした。 誰にも触られたことの無い、女の子にとって、恥ずかしい部分を、ぐにぐにと乱暴に、揉み潰されました……。 男はそれだけに飽き足らず、私のお尻も手の平で撫で回しました。 嫌。嫌なんです。やめてください。こんなこと、いけません。お願いです。誰にも、言いませんから。 私は何度となくそんな事を訴えましたけれど、一度たりとも聞き入れてはもらえませんでした。 突如、男が服を脱ぎ始めるのを見て、私は目を見開きました。 これから始まる、恐ろしい事を想像したのです。 ◇ ◇ ◇ ◇
気がついたら、私は一瞬にして制服を、下着までも、強引に剥ぎ取られてしまいました。 私の短い人生で、衣服で体を包んでいられたのは、この時が最後のようでした。 一糸纏わぬ姿はものすごい恥ずかしくて、心細さが募ります。 裸の私に、男は容赦無く襲いかかってきました。 剥き出しの胸を、何度も滅茶苦茶に揉み回し、乳首をぎゅうと強く摘まんで引っ張りました。 痛い。だめ。嫌。もうやめてくださいと、喉を枯らすほど叫んでも、無駄でした。 そうかと思えば、わざとらしく乳首を優しく愛撫されました。こそばゆくて、出したくも無いのにおかしな声が漏れてしまいます。それが恥ずかしくて、悔しくて、私の頬を伝う涙の量が増えていきました。 乳首が尖ってる。こんな状況で感じているんだなと耳元でささやかれ、私は何も言い返せませんでした。こんな乱暴に扱われてしまえば、体が反応してしまうことだって、あるでしょうに。 でも、これだけ酷い事をされても、私は必死に耐えていられました。 まだ、大丈夫だったのです。 本当に大切なものは、失われていなかったから。 それなのに。男はひとしきり、私の胸や股間をいじくり回してから、あることをしようとしたのです。 そ、それだけは! それだけは勘弁してください! 嫌なんです! 心の底から、お願いをしました。 私の初めてを……純潔を、奪わないで。 結婚する人と、ずっとそう決めていたのだと、本心を伝えたのです。 古風な考え、だと思っています。 あくまでも個人的な思いなので、決して人様に同じ事を求めたりするようなことはありません。 自分が心から認めた、大切な男性に、初めてを……汚れ無き体を捧げたい。ささやかな望みでした。 それを守る為ならば、他の事ならどんなことでもすると、私は男にそうまで言い切りました。 その効果があったのか、男は私は仰向けに寝かせて、私に、大きな胸でその……大きくなった男性器を挟ませて、ぐにゅぐにゅとしごくように要求しました。 詳しくは知らなかったのですが、ぱい、ずり……という性的な行為のようです。倒錯的と言うのでしょうか。男性というものは、誠に、妙な事を考えつくものです。 びくびくと震える、いきり立った、大きなもの……。 男の股間を覆う、もじゃもじゃの陰毛が胸にぺたりと張り付く不快感は、忘れられるものではありません。 それでも私は、必死になって自らの胸を両手で掴み、男を満足させるために、男性器を挟んでしごき続けました。 同時に、男性器の先端を口で咥えさせられたり、舌でなめ回されたり、ぬるぬるになった男性器を顔に押しつけられたりと、苦痛の時が続きます。 ぐちゅぐちゅと、まるで、ぬかるみにはまったような、湿った音が響きます。 私は散々体をおもちゃのように扱われて、汚されていきました。 終いには、口の中に精液を放出されました。 ぐぶ、と、むせ返りそうな声を出しながら、それらは注ぎ込まれていきました。吐き出したいけれど、そんなことをしたらどうなるか。恐怖が私の抵抗を封じます。 飲め……。 無慈悲な命令。でも、逆らったら? 私は必死に、口内に注ぎ込まれた精液を飲み干しました。 気持ちの悪さにむせかえり、熱い胃液が、逆流してきそうです。 それでも私は、ごくりと喉を鳴らして、飲み込んだのです。 これで、終わる。 解放される……。 私は、そう思いました。 私はまだ、純潔を、全て奪われてはいない。汚れきってはいない。男の精液を飲み干しましたけれど、きっと、まだ、汚れてはいない。 ◇ ◇ ◇ ◇
私たちにとって、この男は絶対者。神にも等しき存在でした。 目の前で私を殺すことだって、平然とできるでしょう。誰も咎める人など、いないのですから。 そんな男が、私との約束を守るはずなどがなかったのです。最初から、最後までずっと。 私も、心のどこかでそれをわかっていつつ、愚かな判断だろうと思いながらも、僅かな希望を抱いたのでした。 許して! それだけは許して! 必死の懇願など、無意味だとわかっていつつ、私は叫びました。じたばたともがきながら。 私の口内に射精したばかりなのに、まるで勢いを失っていない男性器が、ベッドに四つん這いにされていた私のお尻めがけて迫ってきました。 ぴたりと先端が入口に当たる感覚に、私はひいいと、声を裏返しながら、恐れおののきました。 い、嫌です! 私は必死に逃げようとしましたが、度重なる陵辱によって、既に体から力が抜けてしまっていました。 約束を破った嘘つきだと、私は叫び、男を糾弾しました。 そして、届くはずの無い助けを呼びました。お父様、お母様、と……。 男は、私に嘘つき呼ばわりされて腹を立てたのか、私の腰をしっかりと手で掴んで押さえ、ゆっくりとではなく、一気に男性器を突っ込んできました。 事前に、男の指で撫で回されたり、軽く突っ込まれたりされていただけの、閉じた割れ目……。 何の防衛手段も持たない、無防備なそこに、意中ではない男の汚らわしい肉棒が、寸分の誤差もなく突き刺さりました。 いやあああああ! 私はひたすら叫びました。 私が私では無くなってしまいそうな、恐怖。自分の体の恥ずかしすぎる部分に、得体の知れない暴漢が、強引に侵入していく悪夢。 最初にぶぎゅ、と、堅いゴムの輪っかが押し開かれるようにして、先端の挿入が始まりました。 やめて! 私の初めてを奪わないで! 私を、汚さないで! 声にすら出せない思いが、私の心を埋め尽くします。 男性器が私の中へと押し込まれる圧力が強まっていきます。力が、更に込められていくのがわかります。 痛い、痛い! 私がうわごとのように呟いていると、遂に、ぶつり、と、薄い膜のような何かを突き破るようにしてから、ずずず、と奥まで一気に侵入がなされてしまいました。 このようにして私は、激痛と共に、処女を奪われたのです。 破瓜の血と愛液がぽたぽたとこぼれ、私の下腹部を濡らしていきますが、気にしている余裕などまるでありません。 挿入は一瞬で終わり、私の子宮は男性器の先端によって、どちゅどちゅと、数え切れないくらい小突かれました。 それから、男はゆったりと動いたり、激しく出入りをさせたり、急に動きを止めたり。私の事などまるで気遣わないままに、好き放題弄びました。 特に、お尻の穴を指で触れられた時は、ショックと共に、怒りが込み上げました。 でも、それが仇になったのか、男は私のお尻に指をずぷりと突っ込んでから引き抜き、よりによってそれを、私の口元にねじ込んで、しゃぶらせたのです。 酷い……。何という、酷い事をされるのでしょうか。 私の、短い人生の中で、これほど理不尽な仕打ちを受けたことは、一度としてありませんでした。 好きでもない相手。それどころか、クラスメイトの皆を傷つける最低な人。そんな相手に、大切な処女をあっさりと奪われてしまった、惨めな私。 顔中を涙でくしゃくしゃに濡らして、精液まみれの涎をこぼしている、見苦しい姿。 いい締まりだと、男は私の膣の感触を堪能したのか、褒めてきました。性行為をするには、合格点とのことです。 ずぎゅずぎゅと、きつい締め付けを無視して、男は強引に男性器の出入りを続けていました。 女になった気分はどうだ? 男がせせら笑いと共に、そんなことを言い放ちました。 男の、身勝手な性的欲求を満たすためだけに、私の体は使われています。 私がどうなろうが、どう思おうが、関係のない、理不尽すぎる暴行。 血が出ている。本当に処女だったんだなと、男は言いました。だから、何だと言うのですか? 返して! 私の大切なものを、返してください! そう、叫びたかったけれど、痛みが激しすぎて、できませんでした。 衝撃の一言は、その後でした。 まだだ、もうすぐ。 男は絶頂を迎えようとしているのか、そう呟いたのです。 こんな状況で、出す先は勿論……決まっている。 中だけは! 中だけはやめてください! どうかお願いします! それだけは、嫌なんです! ぶぎゅぶぎゅという感触と共に、経験の浅い私の膣内による強い抵抗をものともせず、男の挿入は続きます。 野生動物のように、四つん這いの格好で強姦されている私は、それでも最後の最後に一つだけ、ささやかな望みを伝えました。重力によって垂れ下がってる私の胸が、ゆっさゆっさとせわしなく揺れています。 中に出さないで! 外に、してください! お願いです! 外に! ただ、それだけ。 それなのに……。 ずんっと、杭を打ち込むかのように、奥まで強く挿入がなされて、男はそこで動きを止めたのです。 あ……。私は、何が起きたのかを悟りました。 どぷりどぷり、ごぽ、ごぼ、ずびゅる、ずびゅる……ちゅううう……。注水用のポンプがフル稼働しているかのように、それは続きました。 私の子宮が、男の精液で満たされていったのです。 きゃああああああ! 私は絶望し、白目を剥きながら叫びました。これが、悪夢なら良かったのにと、そう思いながら。 な、中に……。中にぃ……。わたしは噛み合わせた歯をカチカチと鳴らしながら、呟きました。今まさに、男性器から放出された数億個もの精子達が、私の膣内奥深くにたっぷりと注ぎ込まれ、子を成そうと、本能の赴くままに動いていくのです。 パイズリ……男の男性器を胸と口で献身的に愛撫をして奉仕して、それで、終わったと思っていた自分が、悲しくなります。甘い考えだと、わかっていたのに。 どうして、こんな酷い事ができるのでしょう? 込み上げる喪失感。私は呆然としながら、男の部下であろう老人に促されるがままに、部屋を出て行きました。 地下牢へと向かう途中。私が激痛に呻きながらよろめくと、老人は私の長い髪を乱暴に掴んで、立たせました。 その際、老人はニヤニヤしながら私の胸やお尻を触るという悪戯をしましたが、茫然自失の私は、気にもしませんでした。 血と、愛液と、精液。巨大な逸物をぶち込まれ、ぽっかりと隙間ができてしまった、割れ目。 悲劇の象徴とも言える液体が混じり合って、ゆったりと私の足を伝って落ちていくのがわかります。 汚れた女。好きな方に捧げたかった処女を、破られた女。 激しい運動に、体中が汗ばんでいる。割れ目のひだひだが、男性器の侵入に合わせるかのように、とろみを帯びている。 私の記念すべき初体験は、こうして凄惨な思い出と化し、終わったのでした。 ◇ ◇ ◇ ◇
……今日。礼菜さんが、二度目の陵辱をされてから、地下牢の中に戻って来ました。 目から光が完全に失われているように、私には見えました。 彼女はもう、アイドルとしての活動を行うことも、ライブで歌う事も、可愛らしい笑顔を見せることも、ないでしょう。何となくですが、わかってしまいます。 牢に閉じ込められている人の数が、日々増えていきます。 皆様一様に全裸で、大きなショックを受けていらっしゃいます。 呆然としていたり、そうかと思えば突然、一條せりかさんのように、助けて、ここから出してと絶叫を上げて、鉄格子を両手で掴んでぎしぎしと動かしたりする方もいらっしゃいました。 けれど、どう頑張っても鉄格子が動く事も無く、やがてせりかさんは力尽きたのか、力なくしゃくり上げ、諦めていました。 膣内奥深くに射精された精液をかき出すことなど、できるはずもありません。けれど、帆之香さんは必死に、指でそれらをかき出そうとしていました。 ぐちゅぐちゅと、粘つく音を立てながら、取れない、取れないよ、妊娠しちゃう、赤ちゃんできちゃうと、うわごとのように呟いていました。 ひゅうひゅうと、喘息のような、苦しそうな吐息も聞こえます。 口内にたっぷりと射精されて、強引に飲まされたのでしょう。河原彩乃さんが壁にもたれ掛かりながら、肩で息をついています。 どれ程の時が過ぎたのでしょうか? 恐らく、床暖房が導入されているのでしょう。床に感じる僅かな温もりは、決して私たちを保護するのではなくて、少しでも長く遊べるようにと、鮮度を保つための悪意ある配慮でした。 それから、私は再びシンイチという男に呼び出されて、二度目の陵辱を受けました。 処女喪失時を更に上回るほどの、強烈な責めを受け、私は泣き叫びました。 ぱんぱん、ぱんぱんと、交わる音が響いています。ずぎゅずぎゅと擦れる感覚は、男にとっては楽しいものなのでしょう。 男と女が交尾をする、はしたない音。私は抵抗すらできずに、がくがくと揺さぶられるだけ。 それから私は、あろうことか、お尻の穴に、怒張した男性器をねじ込まれてしまいました。 そ、そんな、ところ、まで……。 何かを入れたりするようなところではないのに。 割れ目のしわが限界にまで伸ばされ、やがてめりめりと、怒張した男性器が埋没していきました。 私はもう、何も考えられなくなっていました。 ただひたすら、きゃああああ、と、絶叫を上げ、許して、許してと謝罪を求め、男の気まぐれによる慈悲を望み続けるだけでした。 ぎゅぼ、ぎゅぼ、と、ほじるような音が聞こえます。男は凄まじい勢いで、私のお尻の穴を犯し尽くしました。壊れて、しまいます。お尻の穴の入口が、開いたままなってしまいそう。 私は余りの激痛とショックに耐えきれず、失禁をしていました。 しゃあああ、と、冷たい液体が、ベッドの上に注がれていきます。 それを見て男は、私のお尻を平手打ちしました。ばしんばしんと、お尻が赤くなりそうなくらいに叩かれる度に、私の穴は男の男性器を強く絞り上げるのです。 いつしか男は、私のお尻の中に、たっぷりと射精をしました。 そうして、コルクの栓を抜くかのように私の中から引き抜いて、汚れを綺麗に拭き取れと、私の口内奥深くに、男性器をねじ込み、しゃぶらせたのです。 逆らえない私は、言われるがままに、お尻の中に突っ込まれたばかりの肉棒をしゃぶり、綺麗にして差し上げました。 男は更に興奮したのか、そのまま私の口をま○こ代わりにして、ずこずこと前後にうごめいたのです。私の、長い髪をむんずと掴んで、逃げられないようにしながら。 口内が、再び精液で埋め尽くされていきました。 けれど、今度はそれだけではありません。 私の顔中に、白濁した精液がぶちまけられていきました。 尻の穴の処女も、結婚相手に捧げたかったんだろう? 男はクククと低く笑いながら、そう言いました。 ……その通りで、ございます。ま○ことお尻の穴から精液を垂らしながら、私は、シンイチ……様に、そう申しました。 貞操観念の強かった、古風な娘は、何一つ守ることができず、男に弄ばれた哀れな傷物にされました。処女ま○こどころか、お尻の穴まで男性器をねじこまれて、どぴゅどぴゅと精液を出されました。 ◇ ◇ ◇ ◇
ぱんぱん、ぱんぱん。あ、あん、はぁぁ、あっ、いい……。 今は昔。すぐ側でお友達が無惨にも犯されている音が、喘ぎ声と共に聞こえてきたものでした。 そういう音が聞こえたら、私は無意識のうちに体を火照らせ、自ら胸を揉み、乳首をこね回し、そして大きく股を開いて、思う存分自慰行為に耽ります。 陵辱されるお友達の様子をおかずにして、ずっぷずっぷと、指を二本、割れ目の中へとねじ込ませます。 そうかと思えば、力なくうずくまっているお友達の元に這っていき、その体をひっくり返して、お尻の穴を舐めたりもしました。 私と同じように、自慰行為に耽るお友達がいれば、お互いどちらからともなく抱きしめ合って、キスを交わしました。一緒に愛し合いましょうと、そんな調子で。 男の人が、牢の側に来たとみるや否や、私ははっはっと、犬のように四つん這いで近付いていき、口を大きく開けておしゃぶりを要求したものです。時にはお尻の割れ目で鉄格子を挟み、私を犯してくださいと、アピールをしました。 要求が受け入れられなかった時は、錆び付いた鉄格子をしゃぶり、自らを慰めました。 それでも我慢できるはずも無く、そこら辺に転がっているお友達を起こして、割れ目を舐めてもらうことにしました。 私が汚れ無き処女だったのは、遥か昔。 もう、思い出すこともできない程の、時が流れ去っておりました。 そうして、私たちを可愛がってくれた男も、何故か姿を見せなくなりました。 牢の中に吊り下がっていた裸電球も、既に光を失い、辺りは漆黒の闇に包まれました。 私は、ひたすらお友達の愛液をすすり続け、無様にも生き長らえ続けたのでありました。 今では、処女を無惨にも男性器で突き破られたあの瞬間ですら、懐かしく思えてしまいます。 天国に旅立たれたお友達の皆さん。……いいえ。余りにも死に様が無念だったからか、この地にずっと縛られ続けることでしょう。そんな中、最後まで生き続けた私は、皆さんの体のお世話になり続けておりました。 じゅる、じゅる……。もはや、誰かもわからないお友達の割れ目を、指でぐいと強く左右に開いてから舌をつけ、塩味と精液特有のえぐみを感じながら、私は生存本能の赴くままに、味わい続けたのでした。 未来の旦那様と、結婚するまで、純潔を守りたかった私。 古風な子だと、お友達は皆、言いました。 それが真っ赤な嘘なのだと、淫乱な私はようやくのことで、わかりました。 貞操観念の強い子? まったく。聞いて呆れます。このような、ハイエナの如く外道な行いをしておいて、どの口が言うというのでしょう。 私は思うがままに、お友達の割れ目を舐め続けていると、ぴゅるると、破裂するかのように、潮を吹き出しました。女の体というものは、まことに面白いものです。 それにしても。お友達は皆、既に息絶えたものかと思っておりましたが、まだ、息をしている方が残っていたようです。 私は嬉しくなって、お友達の顔に腰掛けるようにして、割れ目を口へと押し当てたまま、用を足しました。 私のお小水を、お友達に飲み干して欲しいから……。 私はくすくす笑いながら、お友達の割れ目に右手の人差し指と中指を入れ、じゅぷじゅぷと激しく、出入りをさせました。 ついでに、お尻の方にも左手の人差し指をずっぷりと差し込んで、ぐにぐにとうごめかせます。 この体。長い髪をしたこの方の名は、確か……。 そう。礼菜さんとおっしゃいましたね。 いつだったか、一緒にお茶会をしたものです。 私はもう、お友達の名を思い出すことも、できなくなっておりました。 私の手が、愛液で濡れていきます。 じゅっぷじゅっぷ、くちゅくちゅと音を立て、礼菜さんの穴から淫らなお汁がこぼれていきます。 乾いた牢の中において、しっとりと濡れそぼった礼菜さんのアイドルま○こは、まるでオアシスのように感じます。 余程気持ち良かったのでしょう。礼菜さんは、甘ったるい声を上げて、よがっていました。 礼菜さんはびくびくっと、何度か大きく痙攣したかと思ったら、ぷしゃあああと、盛大に失禁していました。まるで、噴水のようです。私はぶちまけられたお潮を、後でたっぷりと舐めるのです。 けれど、礼菜さんが鯨のように潮を吹いた直後に、あがっ! と、痰が喉が詰まったかのように大きく呻いて、ぴくりとも動かなくなりました。頭がだらりと垂れて、体が軟体動物のように、ぐにゃりと力を失っていました。 華やかな衣装に身を包み、大観衆が見守る中で、素敵な歌を歌って、可憐に踊る……。 アイドルの礼菜さんは、明るいステージとは真逆の暗い地の底で、私以外の誰にも見取られることも無く、息を引き取りました。 今。男の、生臭い精液にまみれた可憐な花が一輪、儚くも散っていきました。 図らずも、私は大切なお友達に、引導を渡すことになってしまいました。 私の、この手で犯し殺したも、同然です。 それでも、思うのです。 苦しむことなく、最後の最後に残った生命の力を振り絞って、絶頂を迎えたまま逝けたのなら、幸せなことでしょう。 私は、用済みになった礼菜さんの体を押しのけて、他の体を物色しに、牢の中を這い始めたのでした。 まだ、もう少しばかりは味わえるはずだから。 お友達の、体……。私が生き長らえるために必要なもの。 誰か、まだ息をしている方は、いませんか? ま○こを、お尻を、舐めさせてください。 私はそう思いながら、のそのそと、地下牢の中を這っていきます。 ぼさぼさになった長い髪が、とても鬱陶しく思えます。 木の実を拾って割るかのように、お友達の、ぐちょぐちょになった割れ目を開いて、指を入れていきます。 ぴくんっと、震える感覚。 ああ、よかった。まだ、ご無事な方がいらっしゃいました。 名前は確か……。せりかさんでしたっけ。女優としては物足りない大きさかもしれませんが、手の平に丁度おさまりそうな、小ぶりなおっぱいが、可愛らしい方でした。 男の方を嫌っているせりかさんは、代わる代わる、四人もの男の精液を連続で子宮に注ぎ込まれて、白目を剥いて悶絶されておりましたね。 ふふ。あらあら。 まだお顔に、男にぶちまけられた精液がべっとりとこびりついているではありませんか。とても素敵ですね。 ネバネバした、毒液のような白濁液。生々しい、男の味。おいしい……。 私はせりかさんの頭を掴んで、ぺろぺろと、顔中を嘗め回します。 せりかさんは虚ろな眼差しをあらぬ方向に向けながら、はぁ、はぁ、と、小刻みに息を吐いておりました。 可愛い……。 私たちを犯し尽くした男達の気持ちが、今ならわかる気がします。 胸元をリボンで飾った制服を、全て剥ぎ取って、穴という穴に欲望に猛る肉棒をぶち込んで、犯したくなります。 ここは、精にまみれた花が群生している、花園。 散々踏みにじられ、荒らされたがゆえに、儚げな輝きを放っているところ。 私も、程なくして、散ることでしょう。 でも、それはまだもう少し、先のこと。 私は、うつぶせに寝転んでいるせりかさんの体にのし掛かり、その慎ましやかな乳首をぐりぐりと強く摘まんでこね回しました。 はぅ、あぅ……。快楽の吐息が、微かに聞こえます。 けれども、生命の息吹は確実に、尽きようとしておりました。 乳首、おっぱい、ま○こ。 発情した、雌の顔。 私は……度重なる陵辱で心を壊され、快楽を貪る夢魔に堕とされた、哀れな娘。 こんな私と、今も尚、結婚してくださるような物好きな方は、この世にいらっしゃいますか? 私と同じく、哀れなクラスメイトのせりかさん。 この方の苦痛を少しでも和らげ、安らかに逝けるように、私はものすごい勢いで、せりかさんのま○こを指でかき混ぜました。 じゅっぷじゅっぷ、ちゅっくちゅっくと、楽しげなリズムで熟れた肉坪から愛液が噴き出していきました……。 ぐえぁっ! 突然に訪れた激痛。忘れていた感覚。 怒りの表情をしたせりかが、私の頭を掴んで、右手の親指以外の指を、口にねじ込んできたのです。 それだけではありません。後ろから何者かが、私のお尻の穴に指を……ごりごりと何本も入れて、左右にこじ開けました。まだ、生きていた? その事実を、私は信じられませんでした。 痛い! 私のま○こに、誰かの手が丸々一本、入っていく。男性器などとは比べものにならないほどに、太いものが、ずぶずぶと……。裂ける! 裂けてしまう! やめて! 左右のおっぱいがちぎれそうなくらい強く、誰かが、ぎゅううと、本気の力で握りつぶしている。 こ、壊れる……! 私、し、んじゃう……! 息をするのも苦しくて、呻くようにそう言うと……。 死ね。死んじゃえ。殺してやる。 そんな、声。 絶頂が、近い。 激痛を超えた先。 ぱぁんと、破裂したように感じました。 私はぴくぴくと体を痙攣させ、白目を剥き、はしたなく大口を開けながら、あひぃぃぃ、と悲鳴を上げ、最後の絶頂を迎えておりました。 汚れた花……。 私は、クラスメイトであり、お友達である皆さんに、憎悪の眼差しを向けられながら、散りました。 最後に気持ち良くなれたのだから、幸せでした。 私が最後に感じた気持ち。それは……。 たすけて! しにたくない! だれか! かくも見苦しく、生を望む叫びなのでした。 -了-
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