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日常崩壊・
-大倉美莉『真夏の冷たい雨』-










大倉 美莉

名前:大倉 美莉(おおおくら みり)
身長・スタイル:162cm程。 細くてスラッとしているけれど、胸のボリュームはたっぷり
趣味:カラオケ
性格:無口で一見すると無愛想だけど、実は結構社交的で優しかったりする










 麦わら帽子の下に見える少女の黒髪は、眩い夏の光に照らされ、輝いていた。

「ぐぇぁぁぁっ!?」

 ――それは夏休みのある日。美莉が人気の少ない通りを歩いていたら、突然何者かによって首を絞められ、路地裏へと引きずり込まれていた。恐らく、人の手ではないであろう無機質な何かで。

「ぐぅぅっ!? ぐふっ! げぇぇっ!」

 美莉の細い首にぐいぐいと容赦無く食い込んでいくそれは、どうやら麻縄のようだった。美莉自身に背後を振り返る余裕などあるはずもない。それでもどうにかして振りほどこうともがくけれど、首に深々と食い込んだ縄は簡単に解けるものではなかった。

「ぐっ! げぇぇっ! ぎぃぃっ! ぐるじっ! ぐはっ!」

 死ぬ。殺される。怖い。嫌だ。様々な負の感情が美莉の心を支配する。今までの人生で一度も出したことの無いような、奇妙な声が出てしまう。喉が枯れ、泡を吹きながらももがき続ける。しかし、美莉の抵抗も虚しく、麻縄を更にぐいぐいと引っ張られ続けて、やがて気も遠くなっていく。

「があぁっ! うぐっ! うげぁぁっ!」

 何がどうなっているのか、もはやわからない。何が起きているのか、自分はどうなっていくのか、何でこんな目に遭っているのか、様々な疑問を抱いたまま美莉は意識を失ってしまった。

 ――ずぶっ、ずぎゅっ、ぶきゅっ、と、生々しい何かが小刻みに擦れ合う音が聞こえる。きつそうな抵抗を受けながらも、強引に出入りを繰り返しているような何か。

「う……?」

 そこは雑居ビルの合間だろうか? どうやら美莉は、硬く汚れたコンクリートの壁に体を押し付けられているようだった。着ていたはずの衣服は大部分がはだけさせられていて、スカートの下までもが剥き出しにされている。そして彼女は更に気付く。今、自分は何者かによって処女を奪われ、凌辱されている真っ最中なのだと。自らの身に起きていることが、まるで他人事のように思えてしまう。

「あぐ……。くううぅ……」

 嫌悪感が込み上げてくるが、男の顔は未だ見えない。強盗が身につけているようなフェイスマスクに覆われているのだから。

「くぅぅっ! ぐひっ!」

 そして思い出したかのように込み上げて来る激痛。男は麻縄で美莉の首を絞めて失神したのをよいことに、ローションはおろか愛撫すらせずに、そそり立つ欲望の権化を美莉の狭い割れ目の中へとねじ込んでしまったのだった。ごりごりと擦れる感覚がずっと続いている。死なないようにと少しは緩められたようだけど、相変わらず首元に巻かれた麻縄の食い込みもきつい。

「ぐぅぅっ! ぐ、るじ……ぃ! い、いだ……ぃ……あぅっ! やめっ……ぇ」

 男は美莉の細くて白い右足を軽々と持ち上げ、尚も容赦無く肉棒を奥まで突き込んだ。美莉の端正な顔は赤くくしゃくしゃに歪み、涙と鼻汁と涎にまみれていた。

「あ、あ……」

 やがて動きが止まり、美莉は自身の下腹部に熱いものを感じるのだった。じんじんと染みてくるものの正体は説明されるまでもなく何なのかわかっている。わけもわからないまま襲われ、処女を奪われた挙げ句に膣内射精までされてしまい、美莉はただ茫然自失。あまりにも理不尽な事態が何の前触れも無く訪れた。

「ふ……ぎぃ! ぐ……。なん、で……。やだ……」

 男はいまだに巨根を美莉の中から引き抜かない。それどころか、射精をしながらまたも下腹部を動かしはじめたのだった。

「あっ……ぐ! ぐぅっ! うぐっ! 動か……ないで……。あぐぅぅぅっ!」

 ぐちゅっぐちゅっとかきまぜられるような音が聞こえてくる。この忌まわしい行為が終わる気配はまるで見えない。美莉は体に力を込められず、男を引き剥がすことなど夢のまた夢のよう。男がうごめく度に、傷口に塩をなすり付けられるような痛みが込み上げる。

「や、やめ、てぇぇ……。あぅぅ」

 一気に引き抜かれては、深々と挿入。ごつごつと子宮を刺激されているのがわかる。

「ぐふ! うぐっ! ううぅっ!」

 美莉の頬を止めどなく流れ落ちていく涙。激痛と共に、幾度となく薄れそうになる意識。

 どうしてこうなってしまったのだろう? 一体何が起こっているのだろう? 依然としてわけがわからないまま、ただ犯されていく美莉。

「あ……。はぐっ!」

 突如、男の顔が近付いて来て美莉の頭を掴んで捻り、唇を塞ぐ。恐らくはファーストキス……だった。気を失っているときに奪われていなければ、だが。あまりにも乱暴に奪われた。

「うぅ……。ひど、い……」

 どこの誰とも知れない男に、大切なものを無造作に奪われた。ぼんやりと想像していた優しいキスとはまるで違っていた。ぐちゅぐちゅと音を立てたかと思えば、ちゅうちゅうとすするようにされる。

「マ、まぁ……。うう。ひぐっ」

 苦痛のあまり美莉がそう呟いた瞬間、再び子宮を目掛けてどぷりと注入されていく精液。あまりの勢いと量によって溢れ出てくる白濁液。この男は一体、どれ程の性欲に満ちあふれているというのだろう。

「これから、お前がママになるかもな」

「うぐっ!」

 低く、鋭利な刃物のような一言に、涙が更に溢れるように出てきた。男のものを自分の中から引き抜きたい。心底そう思った。けれど、できやしない。完全に脱力してしまった上に、ものすごく強い力でしっかりと体を掴まれているのだから。

「いい締まりだ。これだから、処女穴を犯すのは堪らないな」

 男はそう言いつつ、美莉の首を絞めている麻縄を更に緩める。苦痛を和らげるためではなく、美莉が嫌がる声をもっと聞きたいからに他ならない。

「うぅぅぅっ! いたいぃぃぃぃぃっ!」

 足が裂けそうなくらいに痛い。ごりごりと押しつぶすような圧迫感が更に美莉を襲う。どうやら二回目の射精も、準備運動に過ぎないようだ。

「あぐぅぅぅぅっ! やめてぇぇぇぇ! あぅぅぅっ! やめて! やめてぇっ! やめてぇぇぇぇっ! こんなこともうやめてえぇぇぇっ!」

 ずんずんずん、と断続的に上からの挿入が続いていく。男の体重がのし掛かり、押しつぶされてしまいそう。

「やめて欲しければ自分で止めてみろ。まぁ、できないだろうがな」

「うぐううううううっ! いやぁぁぁぁっ! だめええええええっ!」

 男の動きが早まっていき、奥まで挿入されたところでしばらく止まる。どうやら美莉の体を堪能しているようだ。三度目の射精はじっくりと、味わうようにしてから行われた。

 ――男はピチャピチャとわざとらしく音を立てては、美莉の豊かな膨らみの中央にある乳首をしゃぶっている。

「ふん。乳はなかなかでかいな。乳輪の大きさも色も悪くない。褒めてやる。この前犯した女は、乳はさておき男みてーなツラしていたからな」

「う……」

 ブラジャーをぶちりと剥ぎ取られ、露わにさせられた胸をいじくられている。丸い形をした、張りのある胸。友達からは、モデル体型だねと羨ましがられている体。別にアイドルとか芸能人になる気は無いし、あまり興味は無かったけれども。

「い、たい……」

「あん? 優しく触ってやってんだろうが。何が痛いだ」

「うぐっ!」

 痛むのは処女を奪われた秘部と、今まさにぐにぐにと強く揉みしだかれてしまった胸。

「うぅぅぅ! やめて……。痛い。痛いの。もうやだぁ。触ら……ないで……ひぃぃっ! やだっ! やだぁっ!」

 乳首を握りつぶされるのが特に嫌だと思うが、男は構わない。執拗に、何度も責めてくる。

「おい、笑え」

「うぇ?」

「言っていなかったがな。お前の無様な姿を全て撮ってやってるんだ。舌出して笑え。ピースしてみろ」

「そ、そんなっ! 嫌ぁっ!」

 男の後ろにはビデオカメラが置いてあった。どうやら今までの一部始終を全て撮影されていたようだ。その事実に美莉はショックを受け、大きく目を見開いてしまう。

「やだああっ! 撮らないでっ!」

「やだじゃねえ。笑えっつってんだ。聞こえねーのか?」

「あぐっ!」

 男は美莉の長い髪を乱暴に掴み、引っ張る。

「うぐううううっ! や、や、やめてええええええっ! こんなとこ撮らないでっ! 助けて! うええええっ! 痛い! 痛いよぉぉっ! はうっ! ぐふっ! やめて! やめてぇぇぇっ! いやだあああああっ!」

 ぱしん、ぱしん、と乾いた音が響く。平手打ちが何度も美莉の頬を襲う。そして美莉の体を地べたに転がす。

「ぐふっ!」

 更に引き起こされて、ずぶり、と貫通させられたばかりの処女穴に再び挿入。美莉は男の上に腰掛けるような形でまた、犯されたのだった。

「笑え! 好き者みてーに両手でピースしてみせろや!」

「ひいいぃっ!」

 男に凄まれて、美莉はただ、言われるがままにするしかなかった。

「あ、あぅぅ。あぅ、あぅあぅあぐっ。や、め、てぇぇ〜! ……うぅぅ! こんなのやぁぁっ!」

 大股開きをさせられる美莉。男の巨根が割れ目へと入り込み、ちょぐ、ちょぐ、ぐっちゅぐっちゅと一定のテンポで容赦無く中をかき混ぜている。美莉は大粒の涙をこぼしながら、カメラに向かって引きつった笑顔を無理やり見せ、ピースサインをしてみせる。もし、何も事情を知らない人が見たら、自分の事をどう思うだろうか? きっと、貞操観念の欠落した、恥知らずな女だと思うことだろう。










「よし。そのまま腰を動かせ。俺がイくまで続けろ。休むんじゃねーぞ」

「うぅぅぅぅっ! やあああああああっ! 痛いいいいいいいっ!」

「もっと激しくだっ! 聞いてんのか!」

「うあああああっ!」

 美莉は一心不乱に腰を上下させる。その甲斐あって、男に快感を与えられたようだ。永遠とも思える間、腰をグラインドさせていくと、またも下腹部に熱いものを感じる。

「ひぎゃあああああっ!」

 再びまた、どぷりと射精されるのだった。

「ああ……ああ……。ま、また……。中に……」

「たっぷり出してやったぞ。遠慮無く妊めやコラ」

「うあぁぁぁっ! やめて……。やめて……。もうやめてぇぇ……。うぇぇぇぇっ!」

「バーカ。誰がやめてやるか! てめぇの処女マンがガバガバになるまで出しまくってやる!」

「ひぎゃああああああああっ! もうやだあああああああっ! 出さないでえええっ! 許して! やめてぇっ!」

「中に出すに決まってんだろ! おぉ、いい締め付けだ。もっと泣け。喚け。このメスブタ! クソま○こ!」

「あ、あがぁっ! あ、足が……裂けるぅぅ。うぁぁぁぁっ! 痛い! 苦しいぃぃっ!」

「そりゃあな。俺のでかチ○コをキッツキツの処女マンの奥までぶっ込んでやってるんだからな。裂けもするだろうよ」

「ぬ、抜いて! 死んじゃう……。お願いいぃぃぃ!」

「抜いてやってもいいぜ。ただし、そうしたら今度はおめーのケツの穴と口にぶちこむがな」

「ひいっ!」

 恐ろしさのあまり、美莉は絶句する。ごりごりごり、と先端が奥に当たっている。そして、ごぽっと音がしたように逆流が始まる。

「これで抜かずの四発目……いや、五発目だったか? 気持ちいーだろ、ねぇちゃん。天国に行きそうだろ?」

「あ、あ、あ……」

 うなだれる美莉。男がようやくのことで性器を膣内から引き抜くと、白濁液が止めどなく流れ落ちていった。そして……。

「ぐふっ!」

「おぉ。こっちの締め付けもすげぇな。硬ぇぜ」

 またも体をひっくり返されて、間髪入れずに尻の穴をも掘られていった。美莉は白目を剥きながら言葉無く痙攣し続けた。

(そんなとこ……まで!?)

 ぎゅうう、と美莉の小さくすぼんだ穴が収縮し、男のものを必死にはね除けようとしている。けれどそれも時間の問題だった。男の肉棒がぐりぐりとねじ込まれていき、やがて美莉の体は強力な圧力に耐えきれなくなり、決壊してしまう。ずにゅりとぬめりを帯びた肉棒が入り込む。

「ぐぁぁぁぁっ! あがぁぁぁっ! おっ……お尻がぁぁぁぁっ! ぐぁぁっ! ぞ、ぞご、だめぇぇぇぇっ! そんなとこ、入れちゃだめぇぇぇぇっ! 裂ける! 裂けちゃううぅぅぅっ!」

 精液にまみれた男のものが、美莉の尻穴をずぶずぶと貫いていく。誰にも触らせたことはおろか、見せたことすら無い場所を汚される。

「楽しいだろっ! 気持ちいいだろっ! ケツの穴も病みつきになるだろ!」

「あぐぁぁぁぁぁっっ! うあああああああっ! 抜いて! 抜いてええええええええっ!」

 美莉には男の声などもはや聞こえない。前と後ろ。二つの穴から感じる激痛とショックで放心状態。汗と涙と鼻汁、そしてだらだらと涎をこぼしながら、美莉は喘いだ。

「あぁん? 静かになったじゃねーか。何だ、まーた失神してやんの。好都合だ。おらっおらっ!」

 ぐったりした美莉の体をおもちゃのように扱う男。尻の穴が左右に押し広げられ、長くて太い一物が深々とめり込んでいく。

「いい具合だぜ、このケツま○こが! っとに、ち○こが擦れてたまらねぇ! おらおらおらおら! もっともっとバコバコいくぜ! そらっそらっ! この生ダッチワイフ!」

 ごつごつと堅いものがひたすら美莉の体をほじる。美莉は糸が切れた操り人形のように、ぐったりと脱力してしまった。

「たまんねぇぜこの肉便器! おらおらおらおらおらっ!」

 ぱん、ぱん、と尻を思いきり平手打ちをする乾いた音が響く。

 ――不運な娘の悲惨な末路は尚も続いていく。

「う、うぐ……」

 意識を取り戻した後、陵辱の続きが始まった。

「ぐひぃ。うぃぃ……」

 体中には、油性のマーカーで『肉便器』だの『処女喪失済み』だの『中古品』だの『中出し済み』だの『お嫁にいけない体』だの『レイプ大好き』だの、辱めの言葉がいくつも書かれている。

「うぇぇ。うぇぇぇ」

 今も尚、美莉の痴態を撮り続けているビデオカメラの前で笑みを見せ、ピースサインをさせられる。そして更に、感じている顔をしろとの命令。男が言うには、アヘ顔をしろとのことだった。

「あ、ぁ、ぁぁぁぁ……っ!」

「何犯されて感じてンだよ。うっとりしやがって」

「ぐ……。うぇぇ」

 違う、とは言えない。拒否した瞬間、痛い目に遭わされるのだ。胸をひねられて……。ついさっきされた事を思い出す。『違う』とか『嫌だ』とか言ったらこうするからなと、低い声で脅された。

(撮らないで……! いや! こんな姿……だめ! 見ないで! 触らないで! やめてやめてやめてやめてやめてやめて!)

 男の肉棒がずぎゅずぎゅときつい抵抗をかき分けて、美莉の奥深くまでつき刺さる。見ず知らずの男に屈服させられてしまった哀しみが、美莉の体だけでなく心をも痛めつける。

「何とか言えよ」

「ひっ! あ、ひっ! あ……う……。き、きもち、い……ぃ……です。あぐっ! はぐっ! あっ!」

「おい姉ちゃん。お前、自分が今何されてるかでかい声で言ってみろや」

「そ……」

 拒否は許さない。何度も痛い目に遭わされた。あんな目に遭うのはもう嫌だ。

「お○んこに……いっぱい、入って……います」

「あぁん? 聞こえねぇよ。舐めてんのか? もっと具体的に言ってみろや」

「うううっ! お、おち○ちんが私のお○んこに入ってますぅ!」

「そうだ。私は『男のお○んぽがだーいすきな変態娘でーす』と、バカ女みてーに言ってみろ」

「私は……お、男の……お○んぽがだーいすきなへ……んたいむすめ……でーす。う、うぅぅぅぅっ! だ、め……ちが……あ! ひぎっ!」

 私はそんな淫らな娘じゃない。そう思い、つい、禁止の語句を口走ってしまい乳首を抓られる。痛い……。ただでさえ下腹部が痛むのに、更なる追い打ちをかけられる。

「うぅぅぅ! 痛い……。痛いよぉ。やめてぇぇぇ。許してぇぇぇ。うぇぇぇぇっ!」

「おい。俺がいいと言うまで、お○んぽと言い続けろ」

「え……?」

「お、○、ん、ぽ、とでけぇ声ではっきりと言い続けろっつってんだ」

 ぐい、と頬を抓られる。

「ひゃぃぃぃぃっ! お、お○んぽ、お○んぽ、お○んぽ、お○んぽ……」

 戸惑い、言葉を途切れさせると乳首を抓られる。

「ひぎゃっ! いだぃぃぃっ!」

「誰が黙れと言った? 俺がいいと言うまで言い続けろ。物わかりの悪い糞アマが」

「うぅぅぅっ! い、言います! お○んぽ、お○んぽ、お○んぽ、お○んぽっ! お○んぽっ! お○んぽ! お○んぽお○んぽお○んぽお○んぽ! うぅっ!」

 私は……一体何をやっているのだろう? こんな、卑猥な言葉を延々と言わされて……。

「お○んぽ、お○んぽ、お○んぽ、お○んぽ、お○んぽ、うぅぅ……お、お○んぽ、お○んぽ、お○んぽ、お○んぽ、お○んぽ!」

 もうやめて。恥ずかしいことさせないで。美莉の頬を幾筋もの涙が伝う。

「ふん。じゃあ今度は、お○んちんだ」

「や、め……。うぇっ。お、お……お○んちん……お○んちん。おち……お○んちん、お○んちん」

「ち○ぽこ」

「やぁぁ。ち、ち○ぽこ、ち○ぽこ、ち○ぽこ……」

「これから俺が言うことを復唱しろ。『ずる向けの極太お○んぽが、私の処女ま○こを膜ごとぶち破って奥までずこずこしてます』と」

「うぅぅ……。ずるむけ……の、ごくぶとお○んぽが……。あぁぁ……。うぅ。わたし、の、しょじょま……○こを、まくごと……ぶち、うぐ……やぶって、おく……まで、ずこずこ……してます」

「『男の人とずこばこセックスするのって、楽しいな〜』だ」

 違う。そんな事ない。酷い事されて、地獄の苦しみを味わっているのに、何でそんな事を口にしなければいけないのか。

「おとこの、ひとと……ずこばこ、せ……っくす、するのって、たのし……な……」

「おい、自分で自分の乳舐めろ。……今度は『感じすぎちゃって乳首もぴんこだちです』だ」

「あぐ……あぅ……。かんじ、すぎちゃって……ちくびもぴんこだち……ですぅ」

 ちゅうちゅうと、自分の乳首を吸わされる。男が言う通り、何故だか勃起してしまっていて、こりこりとしたかたい感触がはっきりとわかってしまう。

「言えるじゃねーか。『大股開きで丸見えのお○んこをたっぷりと見てください』」

「おお、また……びらきでまる……みえの、お○んこ……たっぷり……と、みて、くださ、ぃ……」

 美莉はもはや男のいいなり。絶対服従のお人形。

 ずくずくと侵入を繰り返される度に、痛みが込み上げてくる。

「おち○ちんで奥までずにゅずにゅかき混ぜられて、ぐしょ濡れのぐちょまんです」

「おち……○ちんで、おく……まで、ずにゅ、ずにゅ……か、きまぜられて……ぐしょぬれの……ぐちょまん、です」

「『子宮の中まで精液どぴゅどぴゅ出して妊ませてください』」

「い……っ!?」

 行為の終わりが近い。その瞬間、それまで従順になっていた美莉の精神的負担が一気に限界を超え、大きく目を見開いて叫んだ。

「いやいやいやいやいやいやいやだああああああっ! やめてやめてやめてやめてやめてええええっ! だめっ! もう出さないで! 中はやだあああああああああっ! 助けてっ! ママああああああああっ!」

「ああそーかよ。じゃあ、お望み通り出してやるよ。ま○この奥によ」

「ひぐっ!?」

 美莉が叫んだ瞬間を待ち構えていたのか、男の一物がびくびくと波打ち、精液を勢いよく射出していった。

「ひっく。もうやだ、どうしてこんな……」

「っとに、処女マンに中出しは最高だな」

「そん……な……」

「ママに報告してやれ。処女ま○こにおち○ぽミルクをいっぱい中出ししてもらいました、ってな」

「あ……。あぁぁ……。出て、る。出てる……。なかに……。あぁぁぁ……ぁぁ……ひどい……。もうやだ……もういや……。嘘……。嘘だよ、こんなの……」

 美莉は脱力し、口元をわなわなとふるわせる。そうしてショックの余り、虚ろな瞳のまま気を失ってしまった。

 ――麻縄で後ろ手で縛られ、口には丸めたショーツを突っ込まれたまま放置される美莉。勿論、全裸のまま……。

「ぐひぃ。うぎぃ……」

 体の至る所に、油性のマーカーで更に『ヤリマンビッチ』だの『ぐしょ濡れま○こ&ケツま○こ』だの、『ずこばこ大好き娘』だの『セックス中毒』だの『びろびろのグロま○こ』だの、辱めの言葉が新たに追加されている。

「ぃ、ぁ……。うぅ……ぐぅぅっ!」

 処女を奪われたばかりの股間がずきずきと痛み、立っていられない。

「うぐぅぅぅ! うぅぅぅぅっ!」

 荷物は衣服と共に全てあの男に奪われてしまったようで、どこにも見当たらない。これからどうすれば良いのだろう? 見知らぬ男に突然襲われて、ひどい目に遭わされましたと、全裸のまま通りすがりの誰かに言わなければいけないのだろうか?

(そんなの嫌! 嫌嫌嫌!)

 誰か助けてと叫ぶこともできず、美莉はその場にうずくまった。そうしているうちにやがてどんよりと曇った空からはぽつぽつと雫が落ちていく。逃げる場所などどこにもないのだと、痛みに震える美莉をあざ笑うかのように。

(こんな……っ! こんなの……ないよ……! こんなのって……ないよぉぉっ! ひどいっ! 何であたしがこんな目に遭わなければいけないのっ!? 何でっ!? こんな悪い事っ!)

 雨に濡れ、冷え切っていく体。

(助けて……。誰か、助けて……)

 尻穴と秘所から、白濁液が止めどなく流れ落ちていく……。と、そんな時。背後から声が聞こえる。

「どーした。逃げねーのか? 折角、解放してやったってのによぉ」

「ぐひっ!?」

 美莉が振り向くと、そこにはあの男の姿。苦しむ美莉を遠くの方から眺め、その様子を楽しんでいたようだ。

「もう一回、おかわりをもらおうかと思ってなぁ。ひひひ。戻って来てやったんだ。嬉しいか?」

「うううっ! うううううううっ!」

 今度は立ちバックスタイルで挿入。けれど、これまでとは決定的に違っていた事が一つあった。

「おっおっおっ! こいつをこのまま持って帰りたいが、残念だな」

「ひひぃっぃぃぃっ!?」

 男は美莉の体に激しくピストン運動を行いながら、あろうことか路地裏から表の方へと出て行ったのだ。周りに人影はないが。……美莉の精神は崩壊寸前だった。

「ひょんなっ! ひぃいいいいいっ! ひぐっ! ふぐっ! ふぎいいいいいいいいいいっ! ひゃめっ! ひゃめぇぇぇぇぇぇぇっ!」

 ぱんぱんぱんぱんと、誰にも聞かれたくない音が激しく響く。雨粒に交じりながら大粒の涙が零れる。誰もいない。けれど、公衆の面前で犯されている。大きな胸をぐにゅりと揉みしだかれて痛いけれど、もはや美莉は男の手を引き剥がす事などできなかった。

(やだ! こんなとこでっ! だめええええええええええええええええっ! 誰かっ! 誰か助けてえええええええええええっ!)

「おっおっおっおっ! いいぞ! いいぞぉっ!」

「んぐぁああああああああああああああああっ!」

「出すぞ。……うっ!」

「ふぐぅっ!」

 男の射精が一気に始まる。びゅくびゅくとポンプが震えるような感触の後、一気に引き抜かれる。

「っし。ヤり捨てだっ。じゃあな。気持ちよかったぜ、ダッチワイフのねーちゃん」

「ぐひぃっ!」

 美莉は体を突き飛ばされた。ドサリと音を立てて歩道の植え込みに引っかかり、尻を突き出したまま力なく横たわった。雨の勢いは激しくなっていき、数メートル先の視界すら怪しくなっていった。

「うぐ……うぅぅ……」

 言われなき暴力によって蹂躙し尽くされた少女の叫びは誰にも届かない。立ち上がることもできないまま、ただ雨に打たれ続けていった。

(どうして……)

 光の消えた瞳。虚ろな眼差し。この夏、美莉の心は雨と共に崩壊したのだった。















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