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七人の日常(一)・
-西川さやか編『日溜まりにて』-










西川 さやか

名前:西川 さやか(にしかわ さやか)
誕生日:12月5日
身長・スタイル:142cm、身長がちょっとずつ伸び始めてるけど、胸はぺったんこのまま
好きな食べ物:焼きそば、ジャンクフード
嫌いな食べ物:うに
好みの男性のタイプ:甘えさせてくれる人
趣味:ひなたぼっこ、昼寝
家族構成:両親と姉が一人
性格:のんびりおっとりした性格。暖かい所を見つけるのが特技という、小動物チックな娘。










 慟哭。鉄の板を爪で引っ掻くような悲痛さ。

「あぐっ! はぐっ! 痛あああっ!」

 窓際のぽかぽかした日溜まりという、平和でのんびりした所にて、さやかの悲痛な声が上がる。小さく未成熟な体をフローリングの床に押し付けられた揚げ句、両足をはしたないくらいに大きく開かされ、その上に男がのし掛かっている。

「嫌あああっ! 痛い! 痛いいいっ! 痛ああいっ! やめてえーーーっ!」

 さやかは長いスカートを完全に捲り上げられて、ショーツを僅かに脱がされていた。そうして、何も生えていないつるつるした秘所の割れ目を男の一物によって押し広げられ、その中をひたすら貫かれている。

「や、やだあああっ! もうやめて! やめてええっ! 痛いよおおっ!」

 さやかはどうにか逃れようと手足をじたばたさせ、必死に抵抗するけれども何の意味も成しはしない。屈強な男の両手がさやかの二の腕をがっちりと掴んでいるのだから。

『ね。ここ、暖かいよ?』

 その場所にはほんの十数分前まで、さやかの大好きな人がいた。……年上の、格好良くて優しいお兄さん。笑顔で日向ぼっこのお誘いをしてきたさやかに対し、暖かい場所を見つけた子猫のようだとのご評価を頂いた。ちょっと考えてから、本当にそうだねと答えてさやかはくすくすと笑った。確かにその通りだと思ったから、おかしくてたまらない。そうして気が済むまで一緒にいてもらえた。ふわふわ揺れるレースのカーテンが光に照らされ、きらきらと輝いて見えた。本当に、心の底から幸せだと思う一時だった。それなのに今は、ずこずこ、ずんずん、と痛ましく強く響くような、一方的な性行為を強要されている。

「あぅぅ……。あ、うぅぅ……。嫌ぁぁぁ。もう、やだよぉ……。ぐすっ」

「うるせえんだよ、このガキ」

「む、ぐっ? むううううっ!」

 さやかの悲鳴を鬱陶しいとばかりにキスをして塞ぐ男。さやかのファーストキスはこうしてあっさりと奪われてしまった。

『バイバイ。また来てね』

 別れの際も笑顔で手を振るさやか。好きな人は用事があるからと帰って行った。それからそんなにたたないうちに玄関のチャイムが鳴った。忘れものでもしたのかな、などと思ってさやかはドアを開けた。そうしたら突然、見知らぬ男が迷惑なセールスマンのように、ドアが閉まらないように体を入れてきて、部屋の中へと入ってきたのだった。

「あ、あ……? き、きゃあああああっ!」

 ずぴゅ、ずぴゅ、と断続的に感じるもの。男がさやかの膣内に射精した事実。とんでもない事をされてしまい、さやかの頬を幾筋もの涙が伝う。

「う、う……。ひ、ひどい……。こんな……」

 やっとのことで、男のものがさやかの膣内から引き抜かれる。呆然としたさやかは、余りにも理不尽な出来事への非難をうわごとのように呟きながらしゃくり上げている。

「ひいぃぃ。やあぁ……。もうやぁ……。そんなとこ、触らないでえぇ……」

 男はさやかの痴態を見て更に興奮したのか手を伸ばしてくる。さやかの小さな体が掴まれ、思いきりひっくり返されていく。やがて戸棚の上に手をつけさせられ、剥き出しのお尻を目掛けて指が何本もねじ込まれていった。射精されたばかりの割れ目にも容赦なく、乱暴にぐちゅぐちゅと音を立て、かき混ぜるように侵入していく。色んなものが交じった汁が溢れていき、さやかの尻や足を濡らし始める。リビングルームのフローリングの床へと、ぴちゃぴちゃと音をたて糸を引き落ちていく……。さやかの中にねじ込まれていくものはいつしかやがて、指から性器へと変わっていく。










「二回目だ! おらっ! 奥までくわえ込め!」

「いっ! 痛あああああああっ! ぬ、抜いて! 抜いてえええええっ! うぎっ!」

 黙らせる為か、さやかの長く艶やかな黒髪が乱暴に捕まれて引っ張られる。その間もずこずこと男がうごめいているのが尚も分かる。

「た……すけ、てぇぇ。……あ、ああぅうっ!」










◇ ◇ ◇ ◇










 床の上にぽたぽたとこぼれ落ちていくさやかの涙。やがてまた射精が行われ、膣内から溢れ出た精液も、破瓜の血と分泌された愛液も、共に落ちていく。

「ひいいぃっ! くひぃぃっ! いや、いやぁぁ、いやあぁぁっ!」

 痛みに気が遠くなっていく。それは、余りにも惨めな恰好で、全てを奪われたさやかにとっては幸せなことだったかもしれないが、しかし……すぐに我に返ることになる。

「あぅ……」

 顔面に水がぶちまけられ、さやかは目を覚ました。

「あ、ぅ……?」

 男が無言のまま何かを手にしている。……それはさやかの大好きな人の写真。男が持ったライターによって、少しずつ燃やされていく。悪夢のような見せしめだった。

「いやあっ! やめてっ!」

 取り返そうと手を伸ばすも、簡単に払いのけられる。それでもくじけずに何度も手を伸ばす。その結果、仰向けのままカーペットの上に押しつけられてしまう。

「きゃっ! ぐっ!」

 男がさやかの上に腰掛けるように跨がってきた。さやかの口元には男の睾丸……。舐めろ、との無言の命令だった。さやかは大きく目を見開いて驚く。

「ひぐ! ぐっ! ううぅぅっ! 気持ち……悪いよおぉぉ。うぇぇぇ」

 ちりちりとした感触。陰毛が頬に擦れ、さやかの舌に絡みつく。

「うぅっ。許して……。やめて……。助けて……。もういやぁ」

 男はものすごく強力な力でさやかの頭を掴む。そうして首の骨を折りそうなくらい強引に引き寄せていく。

「うぐ! うぇっ! ひっく……う、う……」

 込み上げて来る嘔吐感を堪えながら、必死に男の玉を舐め続ける。それはまさに服従の印だった。

「う、ふ……」

 ひとしきり愛撫をさせられた後、男が腰を上げる。遂に開放されたのかとさやかは思ったが、しかし……。

「むぐううううううっ!」

 あろうことか、男がさやかの顔面を椅子に見立てて腰掛けたのだ。口元には男の尻穴。さやかは大きく目を見開き、粗い呼吸を繰り返す。余りにも惨めで悲しい。こんな、自分の処女を奪い去り、汚し尽くした男のそんなところを舐めさせられているだなんて。

「ぐふぅ……げふ、ぐふ……げほっ……う、う、う」

 もう、何も考えられない。ただ性的に奉仕するだけの人形にされてしまったさやかは、ひたすら舌を小刻みに動かし続けていった。それからのことはもう、何も覚えてはいなかった。いつしかさやかはまともに考える事すら、できなくなってしまったのだから。きっと、何度もひどいことをされたのだろうけれど、想像するまでもなかった。

「くふ……」

 ――ベランダの物干し竿。鉄棒のようなそこに、逆上がりでもするかのようにして足を引っかけたまま縛られているさやかの姿があった。

 スカートはボロボロに引き裂かれ、秘所もアヌスもベトベトに濡れている。道に面したそんなところで、さやかはしばらくの間晒し者にされ続けた。

「う、う……。た、すけて……。い、や……」

 さやかの弱々しい呟きは誰にも聞こえない。子猫のような可愛らしい少女は、恐怖に脅え続ける未来を迎えることになる。















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