七人の日常(一)・
-山本早紀編『朝の曲がり角』- 名前:山本 早紀(やまもと さき) 誕生日:9月30日 身長・スタイル:156cm、背はともかく胸はもうちょっとばかり欲しい所 好きな食べ物:チーズタルト 嫌いな食べ物:たくあん 好みの男性のタイプ:お兄ちゃんのような、リードしてくれる人 趣味:ジョギング 家族構成:両親のみ。一人っ子 性格:ポニーテールがトレードマークな元気娘。年上の素敵なお兄さんに守ってもらいたいと憧れている。 仮に、もしも朝、一人の女の子が思い切り寝坊して急いで学校に向かっているとする。そしてその道中、見通しの悪い曲がり角を曲がろうとして、案の定と言わんばかりに男の人にぶつかってしまい、そこから運命の出会いへと繋がる。 ……そんなことはまず起こり得ないシチュエーションだけども、実際にあったら素敵だなと、早紀は思った。もっとも、 そんな妄想を友達に聞かれようものなら、『夢見すぎ』だの『乙女趣味』だの、『それなんてゲーム?』だの、散々に酷評されそうだ。 「ああもうっ! お母さんったら、起こしてって言ったのに!」 母親に直接抗議したところ、『起こしたわよ。人のせいにしないで』と、すげなく返された。それもそのはず、目覚まし時計を自分で勝手に止めた揚げ句、時間を心配して呼びかけてくれた母に対し、あと五分〜などと何度も繰り返したのは他でもない早紀なのだから。我ながら寝起きの悪さには定評があると思うのだった。 そうして着替えも長い髪のセットもそこそこに、大慌てで家を飛び出していった。唯一、トレードマークと化しているポニーテールの髪型だけは手を抜くことがなかったけれど。 「また遅刻しちゃうよ〜っ!」 常習犯、という程じゃないけれども時折こういう事があるから注意しようと思っていた矢先だった。朝食のパンを咥えていないだけ、漫画のシチュエーションとは異なっているとかなんとか、どうでもいいことを考える。閑静な住宅街は朝だというのに人の姿も見えず、騒がしくしているのは早紀のみだった。 「きゃっ!」 と、公園へと続く見通しの悪い角を曲がろうとしたとき、誰かとぶつかってしまった。相手は直立したままだけれども、早紀はちょっとばかりよろめき、アスファルトの上に座り込んでしまった。 「あ、ご、ごめんなさい!」 思い切りよくぶつかったものだから相手を傷つけてしまったかもしれない。早紀は心配になったがしかし、相手の反応はとても穏やかで柔らかく、優しいものだった。 「大丈夫だよ」 「すみません! 本当に」 手を差し伸べられ、起こされる。それは早紀よりも二十センチ以上は背が高いであろう男。穏やかそうな表情のスーツを着たサラリーマンだとわかる。 「あ、あの! 本当にごめんなさい! 急いでて……」 「待って」 早紀がひたすら謝り倒して行こうとした時の事だった。ポンと肩に手を置かれて引き留められ、早紀が振り向いた瞬間。 「えっ?」 ばりっ……と、何かが裂け、飛び散る音がした。一瞬、何が起こったのか理解できずに呆然とする。男の太い手が早紀の胸元に伸びていて、ボタンで閉じられたブラウスを左右に引き裂いていた。 「あ……」 ボタンが三つ程同時に飛び散り、白いスポーツタイプのブラジャーで覆われた二つの膨らみが露わになってしまう。一体、何が起こったのだろう。ぶつかってしまって、そんなにまでこの人の気分を害してしまったのだろうか? あるいは、そこまで悪い事をしてしまったのか? 怒った感じもしていなかったのにと、早紀が混乱のあまり硬直していると、男は突如として早紀の体を抱きかかえて、そのまますぐ側の公園内へと連れて行った。 「あ、あ……。ちょっと! な、何っ?」 「痛かったから、ちょっとお返ししてもらおうかな」 「むぐぅっ!」 じたばたしてもがこうとするも、口元を軽々と抑えられてしまい声が出せない。男は最初からこうすることを考えていたのだろうか。公園の中頃にある茂みへと早紀を連れて行き、ようやくのことで体を降ろした。そこは誰にも見えず、気配すら感じさせないような、死角とも表現できるような場所だった。 「んんんっ! な、な、何をするんですかっ! こんなっ! ひどいっ!」 「何って、ひどいことをしようとしてるだけだよ。すぐ終わるからさ。我慢しててよね」 「や、やめっ! うああっ! 痛あっ!」 早紀はぎりりと細い手首をまとめてねじられて、痛みに顔をしかめる。そうして早紀が脱力した瞬間、男は早紀の体をひっくり返して背後を向かせ、半袖の白いブラウスを更に一気に左右へと引っ張った。 「ああっ! 痛いっ! い、いやあっ!」 残ったボタンが引きちぎれ、余りにもあっけなく、ブラウスは早紀の体から引き剥がされていった。 「ひいぃっ! いやあああっ! だめえええっ!」 「僕に目を付けられたのが運の尽きだと思ってさ」 早紀は半狂乱になりながら、ブラジャーに覆われた胸を両手と両腕で覆って隠そうとする。それこそが男の思うつぼだとも知らずに。 「あれ、胸だけでいいの? スカートの方がお留守だよ? いいならいいけどさ」 「えっ? ああっ!」 男の言う通り、両腕で胸をガードしている分、下半身はまるで無防備になってしまっていた。男は手慣れた調子で早紀のスカートに手をかけ、軽々とホックを外してしまう。早紀は、空気の抵抗を受けながらふんわりと落ちていくスカートを抑える事すらできなかった。後に残されたのはブラジャーと同じく白いショーツのみだった。 「いやあああああっ! きゃあああーーーっ! やめっ! だめっ!」 早紀がたまらずに胸を覆っていた手を離して股間を押さえようとする。それを見て男は今度はこっちだとばかり、楽しむように、ブラジャーを引き剥がしにかかる。 「ふーん。おっぱいの方は脱がされちゃってもいいんだね?」 「あ! あああっ!」 今度はスポーツブラが強引に引っ張られて引き剥がされてしまう。早紀の乳首や乳輪、丸い膨らみまでもが露わになり、指先で弄ばれる。 「わあ、可愛いおっぱいだね。ねえ早紀ちゃん、カップはどれくらい? 揉まれると気持ちいいの? 男に揉まれた経験はあるのかな? ほら、揉み揉み揉み」 男はここぞとばかりに早紀の両胸をぐにぐにと揉みしだく。白い肌は健康的で張りがあって、強く掴むと固さがあるようにすら感じる。 「きゃあっ! いやあっ! さ、触らないでっ! やだあーーーっ! やめっ! やめてよおっ! 放して! 放してよぉっ!」 両手で男の胸を引き剥がそうとするけれど、力の差は余りにも明白で、もうどうにもならなくなっていた。 「あぅぅぅぅ……。もういやあぁぁ。こんなの……。ああぁぁ……」 間断なく胸を揉みしだかれて、ショックの余り早紀は嗚咽を漏らす。男は突然早紀の体を軽く放り投げて横たわらせ、再び覆い被さってショーツに手をかけ一気に引き裂いた。ショーツの両脇……細い部分が力に耐えきれず、左、右の順であっという間に引きちぎられてしまった。 「あ、あ、あ……」 早紀は全くその事実を直視することができない。 「ぽいっと。はいおしまい。あっという間に裸になっちゃったね〜。もう少し楽しませてくれるかと思ったのに、がっかりだよ」 「ひ、う……」 一糸まとわぬ姿にさせられてしまった早紀は脱力し、ぺたんと座り込んでしまった。 「早紀ちゃん、好きだよ。キスしよっか」 どこでどう調べたのか、男は早紀の名を知っていた。早紀はもはやそんなことに意識を集中することなどできはしなかった。 「んぅっ!」 突如男に体を引き寄せられてキスをされてしまう。勿論、早紀にとってのファーストキスだった。それは決して優しいものでは無く、むしゃぶりつくように乱暴なものだった。 「むぐうううっ! うえっ! うえぇぇっ! うえぇっ! ひ、ひどい! こんな! こんなの、ないよおぉっ! ああああっ! ひどいいいいいいっ!」 「あははっ。ファーストキスだったんでしょ? じゃ、次はお○んこに入れちゃおうかな? 勿論初めてだよね。初めてづくしで嬉しいな〜」 「ひひいいいいいっ! そ、そ、そんなっ! だめっ! やめて! それはいやああああっ! それだけはやめてえええええっ!」 「やめて欲しいなら力尽くで止めてみなよ。絶対無理だろうけどさ」 「いや! いやあああっ! やめっ! 助けっ! ひいいいっ!」 早紀は両手両足を懸命にばたつかせてもがくが、男は手慣れたものだった。 「服を全部脱がされちゃった時点で、早紀ちゃんの負けなんだよね。勝負は始める前から決まっていたんだよ。残念でしたー」 男は早紀の両足を捻りあげる。早紀は無理やり四つん這いにさせられて、体を支えるために両手で地面を掴むしかない。 「ひいいいっ! やめてええええええっ! やめて! やめて! お願いだからやめてよおおおおおおっ! いやあああああああああっ!」 「ほらほら、もう早紀ちゃんのお○んこが僕の目の前だよ。もうちょっと頑張って欲しかったなあ。ほんと、あっけなくてがっかりだよ」 いつしか男は巨大な一物を取り出していて、早紀の秘所に宛がっていた。 「ほら、もう入っちゃうよ? 早稀ちゃんの初めて奪われちゃうよ? いいの? もっと頑張って抵抗してよ。ほらほら。まだ頑張れるでしょ?」 男は明らかに早紀の精神を弄んでいる。 「う、うううっ! うううううっ! やめてえぇぇぇぇっ! しないでええええええっ!」 「やめてとか、しないでとかばっかりじゃなくてさ。他のことなら何でもするからそれだけはやめてとか、そういう気の効いた事を言おうよ」 「う、うえええぇっ! うえっ! ひぐっ! う、うぅぅ。他の、事なら……何でも……します。だから……だから、やめて」 「はい、よくできました。でも、だめ〜」 「ひぐぅっ?」 剥き出しの秘所に、太い物がねじ込まれていく。こうして早紀は処女を奪われた。 「う、う、う……ひ、どいいいぃぃぃっ!」 ずん、ずん、ずん、ずん……と、処女を破られ、一気に奥までねじ込まれる。手加減などまるでされていない無情な責め。激痛と羞恥が早紀の全身を震わせる。 「い、た、いいいぃぃぃ……。ひいぃぃぃぃっ!」 入れられて間もないのに、早紀は意識を失ってしまった。 「あ? 何だ早紀ちゃん、気を失っちゃったのか」 どんなに強く突き上げてもまるで反応しない。頭を掴んで髪を強く引っ張っても、うんともすんとも言わない。 「他愛ないなぁ。まあいいか」 出し入れの速度を速める度にゆさゆさと揺れる早紀の体。まるでおもちゃのようだと男は思いながら、速度を更に速めて突きまくる。自分のペースで、相手の痛みなどまるで考えずに。 「早紀ちゃんは処女マンだけあって、締まりが最高にいいよね」 男は時折早紀のアヌスに指を入れ、その感触を楽しんでいる。 「中に出してやったら、今度はお尻の穴にもねじ込んであげようかな」 さすがに意識が無いと、口でしてもらうことができないのが残念だけれども、まあいいかと男は思った。それは、後の楽しみでいいや、と。ぱん、ぱんぱん、ぱん、と早紀のおしりがたゆむ。男は、そろそろ出してやろうかと思いはじめた。……そうしてやがて、早紀の膣内奥深くに射精が始まった。 「ははっ。早紀ちゃん聞こえてるかな? お○んこの中に出してあげたよ。たっぷりとね。しっかりいい子を孕んでね」 無情な宣告にも、早紀は尚も目を閉じたまま。 「細くて軽い体だなあ。お陰で本当に扱いやすいよ。壊れやすそうだけどさ」 射精したばかりの一物が、ずぶりとアヌスにねじ込まれていく。まるで勢いを失っていないものが奥まで。早紀の意識が あれば、きっと処女喪失の時以上に恐怖の表情で絶叫を上げたに違いない。 「早紀ちゃんはお尻の中も締め付けるなぁ。う、っく」 ずぶ、ずぶ、ずん、ずん……。処女を破られたばかりの秘所からは破瓜の血と白濁した液体が零れて落ちている。 「おっと。可愛いおっぱいもいっぱい揉んであげないとね。それ、むにゅむにゅむにゅー」 男は早紀の胸を背後から思う存分揉みしだく。小さな膨らみを無理やり寄せ上げて捻りあげていく。痣が出来てしまいそうなくらいに強く。 「ちっちゃいけどいいおっぱいだね。触っているだけで気持ち良くなっちゃうよ」 遅刻しそうで走っていて、そんなところで素敵なラブロマンスがあったらいいな、なんて考えていたロマンチストな女の子は今、男に組み伏せられて処女を奪われ、意識を失って更に好き放題凌辱されている。 「早紀ちゃんはお尻も、もちもちしてるなあ」 ぎゅう、と爪の後が残るくらいに強く、早紀の尻をつかんでこね回す。パンの生地のように形を変えるので、男は調子に乗って捻りあげては引っ張る。 「柔らかくてふにふにだよ」 そうしていつか乱暴に平手打ちを繰り返していた。ビシイ、バシイ、ぱちん、ぱちん、と打ち付ける音が響く。それでも早紀はまだ我に返らない。あたかも死んでしまったようにすら感じる。 「う、う。出るよ。お尻の中にたっぷりと出しちゃうよ。……はああ。早紀ちゃんのお尻の中にいっぱい出ていくよ。でも、良かったからもう一回お尻でイこうかな。それで、早紀ちゃんの目が覚めたら、そうだなあ」 男は考えながらも、やりたい放題早紀の体を汚す。 ――そうして、時が過ぎゆく。 ◇ ◇ ◇ ◇
「あ、れ……?」 「おはよう。目が覚めた?」 早紀が気が付くと、辺りは公園ではなかった。何が起こったのか思い出せず、少しの間呆然としてしまったが、股間から痛みが込み上げて、凄惨な事が行われたのだと嫌でも理解させられる。その証拠に早紀は今も全裸のままで、両手を背中で縛り上げられ、拘束されている。 何故だか足元は柔らかく、すぐ頭上に天井が見える。狭い空間……どうやらここは、大きめのワゴン車の中だということが分かった。 「僕が処女をもらっちゃって、それで早紀ちゃんが気を失っている間にね。お尻の方にも入れちゃったんだ」 「うあぁ!」 恐ろしい記憶が蘇る。 「ずこずこばこばこって何度も突いて、すごく締まりが良かったから何度も中に出しちゃったよ」 男の、聞くに耐えない報告が続く。 「ひいぃっ! そんなあぁぁっ!」 「でも、気を失ってたからお口にはまだぶちこんでなかったんだよ。噛まれたりして危ないからね。だから、早紀ちゃんが気付くのを待っていたんだ。折角のご馳走だから、たっぷり楽しまないとって思ってね」 男はそう言って、早紀のポニーテールにした髪をまとめて掴んで引っ張り、口元に一物を押し当てる。 「痛ああっ!」 「はい、あーんして。僕のお○んぽを、しっかりしゃぶってね」 もはや、抵抗などできようもない。 「もごあっ! ぐもおおっ!」 ずぎゅずぎゅと、抵抗をかき分けて男のものがねじ込まれていく。 「早紀ちゃんのお○んことお尻にぶちこんだお○んちんだよ。歯を立てないで、丁寧になめなめしてね」 「むぐうううっ! もごおおおおおおおおおっ!」 頭を掴まれ、激しく前後に揺さぶられる。もう、どうしようもない。男のいいようにおもちゃにされ続けるだけ。早く終わってと早紀は願い続ける。 どのような形であれ、口でし終えればきっと、解放される。そう信じて早紀は無我夢中で舌を動かし、必死に唇で包み込み、男を満足させようと試みる。その甲斐あってか、男は程無くして絶頂を向かえ、早紀の口や可愛らしい顔を精液まみれにさせていった。 「あふっ! げふっ! う、うぅぅ。うあぁぁぁ! お願いぃ……。もう、許して……。もう、しないで……。こんなこと、もうやめて……」 「うん。もうしないよ」 良かった、と早紀はほっとした。しかし、ただで済まされるはずがない……。 「でも、ただお別れするだけじゃ寂しいからさ」 「あっ?」 ずぷりと何かが早紀の尻穴にねじ込まれ、ちゅうう、と音を立てて液体が注入されていく。 「くうううううっ! ひいいい! いやああああっ! な、な、何してるのおぉぉっ?」 「うん。早紀ちゃんのね。僕にぶち込まれたばかりのお尻の中に浣腸してるんだよ」 ねじ込まれたのは注射器のような大きな筒。 「ひひゃああああああああああっ! だ、だ、だめえええええええっ! や、め、えぇぇぇ! ぐふううぅ! で、で、出ちゃうううううううううっ!」 「まずは一本目と。……ねえ早紀ちゃん、良く聞いて。この車は今ね。早紀ちゃんが通う学校の前に停めてあるんだよ」 ふと、男がサイドドアのサンブラインドをずらしてみせる。男が言う通り、校門とグラウンドと、その奥に校舎が見えている。今日がこんなことにならず予定だったら、遅刻寸前かあるいは遅刻して通り抜けることになったであろう校門。早紀はしかし、男の説明を聞いている余裕などなかった。 「ひぎゃあああああああああっ! やめてえええーーーーーっ! やだよおおおおおおおおっ!」 ずぷりとねじ込まれ、二本目の浣腸液が注入されていく。ものすごい圧迫感に、早紀は泣きじゃくる。 「これからもう一本入れるから。そうしたら早紀ちゃんを解放してあげる。でもね、最後にして欲しい事があるんだ。あのグラウンドの真ん中辺りまで行って、思いっきりぶちまけてよね。できるだけ無様に、バカみたいに」 「ひはああああああああああっ! もっもお……だめえええええええっ! 死んじゃううううううううううっ!」 「大丈夫だよ。早紀ちゃんの体、結構頑丈だから死んだりなんてしないよ」 男の言い方は余りにも理不尽だった。百歩譲って体は大丈夫だったとしても、精神が同じはずが無いのだから。やがて二本目の注入が終わり、間髪入れずに三本目の注入が始まる。早紀はもう息も絶え絶えだった。 「早紀ちゃんが無様にお尻からぶびゅーぶびゅーって出しているのを見届けたら、僕は帰るから。……ああ、お尻からだけじゃなくて、おしっこも思いっきりするんだよ? 校舎の中で勉強してるみんなに見せつけるようにね。そしたら、ちょーっとバカな変態女だなーって思われちゃうかもしれないけど、平気だよね。早紀ちゃんは本物の雌豚だから」 「あ、あ、あ、あ……あぁぁ……」 もはや早紀は声もまともに出せない。ただ、今だ精液まみれの顔をくしゃくしゃにしながら目を見開き、わなわなとふるえている。 「まだ漏らしちゃだめだよ。いい? ちゃんと言われた通りにしないと……早紀ちゃんのご両親がどうなるかわからないからね? わかったかな、薄汚い雌豚早紀ちゃん。途中で漏らしちゃったり、真ん中までたどり着けなかったりしたらどうなるか、わかるよね? ね?」 「ひ、ひいいっ! そ、そ、そんなのだめえええええええええっ! お、お母さんとお父さんには何もしないでっ! そんなのひどいいいいいいっ!」 「何もしないよ。早紀ちゃんが僕の言う通りにするのならね」 「ひいいっ!」 首を強く締め上げられながらそんなことを言われ、早紀は完全に逃げ場を失った。 「じゃ、三本目も全部入っちゃったことだし。行ってもらうよ」 「あ、あ……あああああっ!」 「さようなら、早紀豚ちゃん! 元気でね! 一、二、三……。それ行け早紀豚っ!」 がらりとドアが開かれ、早紀の体が押し出されて放り出される。と、同時にがしゃん、ばしゃ、と音を立てながら、周囲に何かが投げつけられていく。それらは早紀の鞄の中に入っていた教科書でありノートであり、文房具類だった。早紀はよろめきながらも立ち上がり、必死に男の命令を守ろうと歩みを続ける。 「あ! あふ! ああうぅぅっ! ああああああああああうっ! はぐうっ!」 誰もいない校門を通る。向こうには校舎が見える。自分が所属しているクラスも、あの中にある。……この段階でもう既に、誰かが気づいているかもしれない。全裸の女がグラウンドの中にに入り込んできたということが。 「ひい! ひいぃ! 嫌ああああああああっ! だめええええっ! 苦しいいいいいっ!」 でも、しなければいけない。そうしなければ、大切な人が傷つけられるかもしれない。下手をすれば、殺されるかもしれない。その思いが疲れ切った早紀の頭を支配し、恥辱に満ちた未来へと歩みを進める原動力となっている。やがてグラウンドのほぼ真ん中まで辿りつき、意を決して下腹部に力を込める。ぶびゅううう、ぶしゃあああ、と、派手な音を立てつつ、アヌスに注入された液体が飛び散っていく。同時にここで小便をしろとも言われていたことを思いだし、早紀は言われた通りにした。全ての行為を誰かに見られていると知りつつ、早紀は大事な人を守るために恥辱にまみれていった。 「ああ、ああ、あ、あ、あ、あ、あ! こんな! こんなああぁぁ……! 見ないで! みんな、見ないでええええっ! 見ちゃやだああああああああっ!」 校舎の方がにわかに騒がしくなっていくのが分かる。けれど、他にどうしようもなかった。早紀の周り……乾いた土のグラウンドにぶちまけられた小便と浣腸液が染みを作っていく。もう、この学校にはいられないだろう。普通の青春を送ることなんて無理だろう。 流れが弱まってちょろちょろと音をたて、やがて止まる。終わった。とにかく、男の言うとおりにはした。後はもう、どうなるかなんてわからない。早紀は脱力し、膝をついてからドサリと倒れ込む。きっと学校関係者の誰かが介抱してくれるはず。と、同時に校門の方から車のエンジン音が聞こえてきた。あの男が公言通り早紀の痴態を全て見届けて、出ていくであろう音。恐らくもう二度と会うことはないだろう。捕まることさえも、きっと。 「やああぁ。うあああぁ! どうしてこんなっ! 何でっ? ふええっ! うええぇぇっ! いやああああっ! うっく! ひっく! もういや! もういやああああっ! お母さあああああああああんっ! うええええええええんっ!」 両足に力が入らない。身動き一つ出来ない早紀は、理不尽さの余り叫んでいた。今も尚、晒し者にされた早紀の姿をみんなが見下ろしている。耐えがたい苦痛の時が続く。これでもう、自分は終わりだ。破滅の瞬間が早紀を襲う。 「みんな見ないで! こんな姿見ないでえぇぇ! 見ちゃいやああぁぁぁ! やだよおぉぉ……ぐすっ」 早紀にとって、あまりにも破滅的な一日は、まだ終わりはしない。 |