戻る





七人の日常(二)・
-川中 由依奈編『夕焼け小焼け』-










川中 由依奈

名前:川中 由依奈 (かわなか ゆいな)
身長・スタイル:162cm スレンダー。もうちょっと胸が欲しいと切実に思う。
趣味:読書、料理
性格:おとなしくて地味な娘だと自他共に認めている。ちょっと少女趣味かも。










(うう。今日は寒いなあ)

 由依奈が卒業を間近に控えた冬。夕暮れ時を過ぎて、辺りが暗くなりつつある頃のこと。下校途中の由依奈が自転車に跨がり、横断歩道にて信号待ちをしていた時の事だった。紺色のセーラー服の胸元を飾る白いスカーフと共に、由依奈の三つ編みを揺らしながら風が吹きすさぶ。とても冷たくて、マフラーに手袋、そして耳当てをしていても尚震えが込み上げてきてしまう。

「……」

 ふと、由依奈の丁度左隣に自転車がぴたりと止まる。男性が乗っているようだけど、由依奈は特に意識せず、視線は目前の通りを向いていた。別段交通量が多いわけではないけれど、通り過ぎる車は幾分飛ばしているように思える。横断歩道の向こうは路地と、並行して流れる川があり、その更に向こうの方には鬱蒼とした林が見えてくる。お馴染みの風景も、気温によってはとても寂しく感じるものだなと、由依奈は思うのだった。

 そうしてやがて信号が赤から青へと切り替わると、由依奈はペダルの上に着けた右足に力を込め、走り始めようとした。異変が起きたのはそんな時だった。

「え?」

 急に、由依奈の隣に並んで信号待ちをしていた男性……自転車に跨がったままの男が手を伸ばし、由依奈がはいている紺色のロングスカートの上から、尻を撫でてきたのだ。

「なっ!」

 突然のことに、由依奈は絶句してしまう。そして、足にかかった力を止める事もできなくて、ゆっくりと並行するように由依奈と男の自転車は横断歩道を通過し、路地へと向かっていった。男の手を振り解こうにも、既にスカートをがっちりと掴まれてしまってどうにもならない。

「やっ! やああっ! な、何をするんですかっ? いやあっ! 放してっ!」

「喚くな。裸にひん剥かれたいか?」

「ひっ!」

 ぎろりと睨め付ける男の眼差しは鋭く、圧倒的な威圧感を持っていた。由依奈は震えながらも両足を地面に着かせ、のろのろと少しでも進もうとする。やがて、スカートを掴んだままの男の手が、改めて由依奈の尻を撫で回し始める。

「いっ……やああっ! やだあっ! ち、痴漢っ! 誰かっ! 誰か来てえっ!」

 当然ながら、パニック状態に陥る由依奈。

「ぐわっ!」

 尻の割れ目に指を這わされ、由依奈は羞恥と嫌悪に耐えきれなくなり、思わず男の手を振り解こうともがき、その拍子に自転車が男の方へと倒れてしまう。思わぬ抵抗によって男の手が放れ、解放された由依奈は自転車をそのままによろよろと頼り無くも逃げようと試みる。しかし……。

「待てこのアマ!」

「ひいいっ!」

 立ち上がった男は野生動物のように素早く、あっという間に由依奈の元へと辿り着き、三つ編みの髪を乱暴に掴んで引っ張った。由依奈は痛みとあまりの恐怖に目を大きく開き、大粒の涙をこぼす。男はいつの間にかズボンのチャックを開けていて、屹立した一物を取り出していた。

「ひいっ! やっ! やめっ! やああっ! 何するのっ! 来ないでっ!」

 それは一瞬の早業だった。由依奈は紺色の長いスカートを思いっきりたくし上げられ、細い両手首と共にひとまとまりにされ、縛り上げられてしまったのだ。それも布製の堅いガムテープを何重にもぐるぐる巻きにするという念の入れようだった。

「い、い、いやあああああああっ! 何するのっ! やだっ! やだやだやだあっ!」

 それは茶巾縛りと呼ばれるような、子供の悪戯じみた行為。だけど、由依奈は深刻な恐怖を感じていた。まともに身動きがとれず、視界も遮られてしまったのだから無理もない。

「やめて! やめてええええええええっ! は、離してええええっ! だめえええっ!」

 ずるり、と何かがずり降ろされる。由依奈のへそが丸見えの、がら空きになってしまった下半身に男の手が伸び、薄緑色のショーツをいとも簡単に足元まで降ろしてしまったのだ。陰湿ないじめのような行為は更にエスカレートしていき、性的な欲望を満たしていく。

「きゃあああああっ! やめてっ! 触らないでっ!」

 由依奈の尻の割れ目に男の指が這う。同時に淡い陰毛に覆われた秘部をも撫で回す。

「少しは濡れて来たか?」

「やああああああああっ! やめてっ! 放してええええっ!」

 どんなにもがいても堅い拘束は解けない。長いスカートが憎い。今程そう思った時はなかった。いつも着ている制服の、何の落ち度もないスカートなのに。

「じゃあ、そろそろ犯してやるよ」

「ひいっ!」

 あっという間に男は由依奈の秘所へと一物を宛がい、誰も入れたことのない膣内へと侵入していく。由依奈はその拍子に体を押し出されるようにして、路地の向こう……由依奈には見えないけれど、雑木林の中へと連れ込まれていく。まともに身動きを取れず、視界も遮られながら、由依奈は遂に犯された。一物が由依奈の狭い割れ目をこじ開けていった。

「おらっ! 全部入ったぞ!」

「あぐっ! きゃあぁっ! い、痛いいいいいいっ!」

 スカートの布地に包まれた暗闇で由依奈が悲鳴を上げるその間にも、男による挿入は続いていく。由依奈の処女が無惨にも破られていく。

「痛い痛い痛い痛い痛いいいいいいいっ! きゃあああああああっ!」

 ずんずんと、散々ぶち抜かれてしまう。その度に由依奈の恥辱や激痛は更に増していく。男の一物が由依奈の狭い膣内を縦横無尽に動き回る。それはあたかも毒蛇がのたうつように這い回り、子宮にまで到達していく。

「あーーーーーーーーーっ! やだあーーーーーーーーーっ! ああぁぁ……あぁぁ……」

 ゆさゆさと物のように乱暴に揺さぶられ、由依奈は悲鳴をあげるも、声が枯れていく。二人は密着しながら笹林を乱暴にかき分けるように突進し、更に奥へと進んでいく。立ち止まることすら許されないように、男の突き上げは続く。由依奈の頬を流れ落ちる雫が勢いを止めないように。どんなにぽろぽろと涙をこぼそうが、やめてと哀願しようが止まることはない。

「も、う……い、や……。ひぐうっ! あ、あぁぁ。で、出て……る。そんな……」

 一段と大きな突き上げと同時に、男が射精した。大量の精液が注入されていくのがわかる。由依奈は絶望に全身をわなわなと震わせながら、やがて意識を失っていった。

「あん? 何だこいつ、失神したのか」

 堪えに堪えた小便のような、大量の射精。今も尚、どくどくと由依奈のただでさえ狭い膣を満たしていく。十数秒が経過し、男が一物を引き抜いた瞬間、精液が由依奈の膣内を逆流して飛び出していく。

「へっ。かえって都合がいいぜ。……第二ラウンドだ。おらおらおらおら! もっと感じさせろよなっ!」

 男は勢いを失うどころか余計に猛り狂っていく一物を放置するはずもなく、今度は由依奈のアヌスに宛がい、挿入していく。由依奈の体がどんなに強い抵抗をしても全て無視して、これでもかとばかりにずぎゅずぎゅとねじ込んでいく。逆流した精液が由依奈の足元へと垂れていく。

「処女マンも良かったが、ケツの方も思いっきり締め付けてくれるな。っとに。お、また出る……! おっおっ! っく!」

 男は由依奈の体を玩具のように扱っていく。脱力し、抵抗能力を完全に失った体を持ち上げては好き放題に肉棒を突き立て、新たな膣内射精を繰り返していく。










◇ ◇ ◇ ◇










 ――由依奈が目覚めた時、男の姿は既に消えていた。そして、拘束も何故だか解かれていた。残されたのは、ずきずきと痛む秘所と尻の穴。そして、処女を破られた挙げ句、中に出されてしまったという悲劇の事実のみ。

「うぅ……っ。いやぁっ!」

 由依奈は痛みの余り、まともに立ち上がることもできずにのたうち回る。剥き出しにさせられた尻は血と精液に濡れている。何が行われたのか、想像したくもない。

「ああっ! あぅっ! 痛いよおぉっ!」

 ずきずきと、二つの穴から間断なく続いていく激痛。由依奈は泣きじゃくるだけ。それでもどうにかして辺りに散らばっていたセーラー服をかき集めては、のろのろと着込む。

 ――由依奈が乗っていた自転車は、ご丁寧にも路地裏側の川の中へと投げ込まれていた。持っていた鞄とその中身もまるで同じようにぶちまけられている。その光景を見て、由依奈は言葉を失う。

「ひ、どい……。どうしてこんな……。何で……」

 よろよろと這いずるようにして由依奈が雑木林の中から出てきたのは、辺りも真っ暗になってからのことだった。川に沿って設置されている白いガードレールに両手をついて、下の方の惨状を見ては涙する。しかし、地獄はまだ終わってはいなかった。

「遅いぞ」

「あぐっ!」

 突如また、ずぶりとねじ込まれるような気がした。何の障壁にもなっていない、ショーツを奪われたままのスカートがまくり上げられて尻肉を晒され、遮るもの一つない秘所をまた、男の一物がねじ込まれていっている。終わったはず、なのに。

「驚いただろ? 間抜けなお前が驚く顔を見たくて待っていたんだ」

「あ。あ……。……あっ! やっ! 痛っ!」

 ねじ込まれたのは前の方か、後ろの穴か、そんなことはもうわからない。ただひたすら痛い……。ただその記憶だけ。由依奈は白目を剥き、口を大きく開けながら舌を出し、意識を失ってしまった。

「あ? 何だ、またか。張り合いがねえが、まあいい。一発と言わず何発でも出してやる」

 脱力してしまった体はもはや何の抵抗もできはしない。男は由依奈の膣内をたっぷりと味わった後、無造作にアヌスを貫いていた。狭い穴を押し広げながら深々と突き刺さった肉棒は更に勢いを増しながら、由依奈を犯していく。

「こいつ、ケツの穴の締まりも最高だぜ」

 男は由依奈の背後から手を伸ばし、体を支えるついでに無造作に制服の上着を左右に引き裂いた。ばりばり、と音がしてセーラー服の布地が裂ける。すると、薄緑色の地味なデザインのブラが露わになる。サイズはそれ程大きくなく、控えめだった。

「へっ」

 ぶち、と音がして、ブラの二つのカップを繋いでいる部分がいとも簡単に引きちぎられ、由依奈の手の平サイズの乳房が露わになる。当然、男の手によってぐにぐにと乱暴に揉みほぐされていく。男は時々気が向いたのか、乳首に吸い付いていく。誰もそうしたことのないであろう所に。

「お、お! 出る。……うっ!」

 やがてアヌスにも射精。膣もアヌスも精液で満たされて尚、由依奈は未だ目をさまさない。眠ったままでいられたら、どれだけ幸せだったことか。一応、気付かれて大声でも出されたら面倒くさいからと、男はブラと同じように引きちぎっていたショーツを由依奈の口内に押し込んでいた。更に、両手を白いスカーフで縛り上げた。

「もう一回、ケツの穴でするか。よっと」

 抜かないままに交わりを深めていく。アヌスにねじ込まれたままの肉棒が、再び勢いを増していく。

「薄汚れた生ゴミみてぇだが、なかなか感じさせてくれる」

 男は由依奈を罵りながら、ただひたすら腰を前後にうごめかせた。その巨大な一物はごりごりと容赦無く由依奈の膣内を擦りつけていく。

「あぐ。……ひ」










 由依奈は今もまだ、悪夢を知らずにいる。人形のように扱われて犯し尽くされ、殆ど全裸のまま、近くの掃除が行き届いていなくて汚らしいゴミ捨て場に放置されても尚、全身をひくつかせていた。

 卒業式を間近に控えた由依奈の運命は、引き裂かれた挙げ句川の中に投げ捨てられてしまったセーラー服と同じように、大きく狂わされてしまうのだった。















戻る