「ふっ。どうした。もっとジタバタしろよ」

 直人は馬鹿にしたように云う。見下したような目で見つめる先には捕らえられた少女の姿。

「いやぁ……っ!」

 直人が拘束している娘……莉菜は制服を脱がされかけていた。

 直人は莉菜の制服の上着のボタンを引きちぎり、その中に手を這わせてブラに包まれた膨らみをまさぐっていた。嫌悪感に耐えかね、必死に両腕で直人の手を引き剥がそうと抵抗する莉菜。しかし……。

「フフ。下がお留守だぞ。見ろ」

 脅威は直人だけではなかった。側でビデオカメラを持ち、撮影していた古手川がスカートに手をかける。莉菜は両腕で上半身のガードをしているからどうにもならない。

「あっ……やっ! ぬ、脱がさないでっ! やめてっ!」

「ふぉっふぉ。それ、するするっと」

 莉菜の懇願など聞き入れるわけがない。ホックを外されたスカートは至極あっさりと脱がされてしまう。股に力を入れて閉じたところでたかが知れていた。恥ずかしさのあまり顔が燃えるように熱くなる。

「取り返してみろよ。スカート脱げちまったぞぉ?」

「う、う……うぅっ」

 できる訳がない。わかっていて直人は云っている。古手川は莉菜を馬鹿にするように、あざ笑うようにスカートを人差し指に引っかけてくるくる回す。手を伸ばしたい。だけど……。

「取り返さないのか。それじゃ、今度はこっちだ」

「あ、あああああ!」

 直人は強引に莉菜の上着を引きはがしにかかってきた。こじ開けるように力を込める。莉菜の細い両腕は少しずつ引き剥がされて、そして、一瞬の間をおいて上着が脱がされた。それもブラウスごと。リボンが引きちぎられる鈍い音が響く。

「いやああああっ!」

 下着姿になった莉菜はパニック状態に陥っていた。喚きながら直人の手を逃れて逃げようとするが、足がもつれて転んでしまう。

「どうしたぁ。素っ裸にされちまうぞぉ。もっと楽しませろよ」

「きゃああああっ! い、痛っ!」

 直人は容赦なく覆い被さってきた。もはや莉菜には体をガードする力も残されてはいない。ブラの中に手を入れられ、胸を強く揉まれる。

 その数分後。制服も下着もソックスも全て脱がされた莉菜は処女を奪われたのだった。