悪夢ー青い果実の散花ー 二次小説
『陵辱三昧なのはダメですよ。』 四話 ――全裸の集合写真。一言で説明すれば、そんな異様な情景。 修学旅行につきものの集合写真は、普通であればみんなで集って、楽しげな雰囲気の中で撮影されるもの。だけど、修学旅行が地獄絵図と化してしまったこのクラスだけは、状況がまるで異なっていた。 外観だけは朽ち果てた旧校舎の一角……空き教室の中には今、犯し尽くされた少女達が更なる恥辱の時を迎えさせられようとしていた。部屋の中には集合写真撮影用の段が運び込まれており、一人また一人と少女達がひな人形のように乗せられていた。それも全裸のまま、M字開脚と言われるような大股開きをさせられながら。 「ふぉっふぉ。絶景じゃのう」 「お前ら、言うとおりにしろよ」 「しなかったら、わかっているな?」 痛いのは嫌。辛いのは嫌。……だからもう、従うしかない。それがどんなに理不尽であったり嫌な事であったとしても。 そうして、二十余名の少女達が一斉に大股を開いているという集合写真ができあがった。男達によって何度も犯し尽くされた結果、痛々しい程に赤く腫れ上がっている秘所を見せびらかすように晒している。 少女達から少し離れた所で、ぱしゃ、ぱしゃ、とシャッターを切る音がする。木戸が写真を撮っているのだ。少女達は誰一人として、秘所や胸を隠そうとはしない。もはやそんなことには何の意味もないと悟り、諦めてしまっているのだから。もしくは、したくても力が残されていないのだ。 「折角だから、卒業アルバムにでも乗せてやろうか? 馬鹿で薄汚いお前らにはぴったりの写真だな、これは」 侮辱。嘲り。悪意。しかし、男達の邪悪な思念はそれだけでは終わらない。 「くくく。お前らいいか? これから俺が十秒数えてやる。そうしたら……何をすればいいかわかっているな? 上手くできなかったり出せなかった奴はどうなるか」 直人が脅しをかけながらもゆっくりとカウントを開始する。みんなの家族が、お友達の身が危ない。男達の言っていることは決して脅しではない。身も心もボロボロにされつつ、少女達は誰もが皆、最後の最後まで人としての優しさを捨てきれなかった。それでも、無情なカウントダウンは尚も続く。十、九、八……五、四、三……。 「二、一……ゼロ」 そうしてカウントがゼロを告げた。その瞬間、ぷしゃあああ、ちょろちょろ、ぴゅううう、といった音が一斉に響き始める。大股開きを強要されていた少女達の股間から、弧を描いて滴が飛び散っていくのだ。高飛車なお嬢様紫音も、おとなしくて古風な性格の文も、華やかな新人アイドル礼菜も、生真面目なクラス委員長の柚流も、盲目の少女愛も、鈴や流花のような無邪気で妹のように可愛らしい娘達も、誰一人例外は許されなかった。上段から下段へと、目の前の友達の頭や体に思いきりふりかかろうと、放尿は止まらない。犯され過ぎて、あまりの過酷な陵辱によって全てを諦めてしまった娘達は、男達に言われるがままに放尿を続ける。あらゆる角度から撮影されたそれらはやがて、負の記録としてデジタルデータに変換され、少女達の両親や兄弟、親しい人達の目に触れる事になるのだった。全てが終わった後に、男達は戯れから情報のリークを行っていったのだ。 「ふはははははっ! 馬鹿だ! こいつら大馬鹿女だ! 本当にしやがった! どこがお嬢様学校だ! 何が聖エクセレント女学園だ! まったく笑わせてくれるぜ、この小便クラスが!」 「絶景じゃのう! クラス全員のお漏らしショーとは本当に絶景じゃのう! 最高じゃよお嬢ちゃん達! 写真もビデオもちゃんと撮っておるから安心するんじゃよ!」 「お前らの両親や兄弟に見せてやりたいもんだな!」 誰もが皆、光を失った虚ろな瞳。空洞のような目許から、枯れ果てたと思っていたはずの涙が零れ落ちる。何という悲惨な光景なのだろう。ものすごく侮辱されている。悔しい……。でも、どうしてこんなことになってしまったのだろう? とても、楽しかったはずの修学旅行が、みんな仲良しだったクラスが、みんなのささやかな夢が、希望に満ちた大きな夢が、大好きな人への憧れも、好奇心に満ちた青春も、見果てぬ未来も、少女達が持っているありとあらゆるものが無残にも踏みにじられ、壊されていく。『返して……』と、誰かが呟くけれど、ぷしゃあああ、という、はっきりと聞こえてくる放尿の音にかき消されてしまう。『見ないで』『こんな姿、撮らないで』と、少女達全てが哀願しているけれど、もはや声すらかすれてしまっている。少女達は知っていた。どのような事情があれ、二十数名で放尿をさせられるような、惨めなクラスになってしまったこと。それは、未来永劫消えることのない恥辱。尻穴も秘所も口も汚し尽くされて、男達や友達の恥ずかしいところも舐めさせられた。時には男やお友達の小便すら飲まされた。ゆさゆさと揺さぶられる度に、おもちゃにさせられた自分達の惨めな境遇を思い知ることになる。もう沢山だと思う。 「人間噴水だな」 「名門女学園が、こんな恥知らずの淫乱女しかいないとは、まったくがっかりだぜ」 「もう、わしらとヤることしか考えてなさそうじゃのう」 少女達の下に、大きな水たまりが出来上がっていく。尊厳を無視され、まるで人間扱いされない悲しさに、少女達の心は決定的なまでに傷ついていった。 「ふへへへ」 「楽しいのう。ふぉっふぉっふぉ」 ――集合写真の後、段は撤去され、少女達全員が床に仰向けに寝そべらされていた。カーペットのように敷き詰められた少女の上を、木戸と古手川が滑るように這いずり回っている。小便まみれにされた少女達の体の上を、ずりゅずりゅと音をたてながら……。 「あ、あ……」 「ひはぁ……」 そうしてすぐにまた陵辱の時が幕を開ける。 純潔を奪われてからどれ程の時が過ぎたのだろう? かれこれもう、数十回は犯され、膣内やアヌス、口内へと射精された。今も尚、それは続いている。 (こ、こんな……こんなの。何を……しているの……私……達。あ、あ……) 文の頬を一筋の涙が伝って落ちた。人前で恥じらうことなく大股開きをさせられ、あろうことか放尿まで強要された。もはや、クラスの存在そのものを抹消したいとさえ思ってしまう。壊れたと思った筈の心はしかし、なぜか今も異常をきたしてはいなかった。 「ひあぁっ!」 「きゃあああっ!」 何人かの少女が引きずり出されて、少女達が作った水たまりへと押し付けられ、犬のように舌でなめさせられていった。……ずきずきと、お尻が痛い。そんなところにまで肉棒を突き立てられ、射精された。その繰り返しだった。 (お父様……お母様……) 文は思う。父と母は、こんな私を見たら何というだろうか? 助けてくれるだろうか? あるいは、汚れてしまった娘だと罵るだろうか? 答えはもはやわかるはずもない。 クラスの中でも特に大きいことを気にしていた胸は、本来覆っているはずの衣服や下着を奪われて乱暴に樅みしだかれ、時に肉棒を挟んでしごき、男の精液を絞り出す為の道具にさせられた。乳首も痛くなるほど吸い尽くされた。そして口の中、喉の方にまで男根をねじ込まれ、精液をむせ返るほど飲まされた。 (誰か……助けて……) 自分を含め、全員の末路が見える。このままいいように弄ばれて、その挙げ句用済みにされ、放置される。余りにも惨めな死に方をするのだろう。外の世界から隔絶され、誰にも知られる事なく最期を迎えるのだ。無念極まりない人生の末路。 (助けて、ください……。誰か……。誰か……。お願いです……。助けて……) 気が付くと文は……木戸に持ち上げられ、駅弁スタイルで犯されていた。そして背後からは直人が肉棒をアヌスへとねじこんでいく。 「あぅっ! いやあっ! そんなとこ、だめえっ!」 「由緒ある茶道家元の娘が、二本同時にぶちこまれて喜んでる変態とはな」 「あ、ああぅっ!」 違いますと反論したくとも声が出てこない。尚も二つの肉棒がひたすら出入りする。 (助けて……誰か助けて。もう嫌なんです。もう……。これ以上私達を汚さないで……。こんな……。こんな惨めな私たちを、誰か助けて……) 文の願いも虚しく、二つの穴に射精は行われた。余談であるが、この後全員、別の部屋に集められて消防用の強力なホースによって水をぶちまけられ続けた。それはまるで、汚れ物を洗い流すかのように……。 (誰か……私たちを解放して) 文の口内にまた、男の怒張したものがねじ込まれてくる。無意識のうちに口を大きく開いて舌を動かし、行為を受け入れている自分に愕然しつつ、切なる願いを思うのだった。 不意に音がする。少女達のすぐ近くにいつの間にか設置されていた大型の液晶テレビからのもの。少女達の両親が、兄弟が、友達が、口々に言う。悲痛な面持ちで、涙を流しながら。無事でいて。帰ってきて。大丈夫? 酷いことされていない? 頑張って……。と。 「ぐげぇぇぇぇっ! げぼぉっ! ぐあがぁぁっ!」 鈴が人のものとは思えないような声を上げている。口内奥深くまで木戸の肉棒をねじ込まれ、射精に続いて小便を流し込まれ、無意識のうちに多くを飲んでしまったのだ。細い首を締め上げんばかりの強い力で掴まれ、噛むんじゃないぞと低く脅す木戸。放尿は数秒間続き、やがて鈴の小さな口内では収まり切らなくなり、決壊した。 「ぐ……。げほぉっ! げほっげほっ! げええぇぇっ! げふぉっげふぉっ!」 びしゃりと溢れ出た液体が周囲に拡散し、クラスメイトもろとも濡らしていく。 「貴様あぁっ! どいつもこいつも俺の小便を吐き出しやがって!」 「あぐっ! がふっ! ぐぇあがぁぁぁっ! あ、あがぁぁ〜……。げぇぇっ! く、苦しいぃぃ! 痛いいぃぃぃ。! いやああっ! 助けてえええっ! ふぁあああああっ!」 よたよたと逃げ出す鈴。鉄格子の外に視線を向けると、そこには液晶モニタに映っている鈴の母親の姿があった。絶対探し出してあげるから、それまで諦めないで。頑張って。と、優しい声でそう言っている。けれどそれは鈴にはもはや誰なのかさえわからない。 「マ、マァ……。ぐぎゃっ!」 「何で飲み干さなかった! このグズがっ!」 「ひぎゃあああああああああっ! ぐぎゃああああああっ!」 極太の肉棒が鈴のアヌスに突き刺さっていく。鈴は白目を剥き、可愛らしい顔をくしゃくしゃにしながら絶叫を上げる。大きな可愛らしいリボンが痛々しく揺れる。男の精液と尿にまみれてしまったリボンが。 (み、みんな……死んじゃう……。このままじゃ……死んじゃう。誰も……助からない……。そ、そんな……。こんなのって、ないよ……) 誰もがみな、そう思っていた。逃れようのない死はしかし、地獄からの解放に他ならなかった。 「ぐむ……ぐ、む……んんぅ!」 仁王立ちしている紳一の股間に顔を埋めている彩乃。頭をしっかりと掴まれ、逃げる事もできない。最も、彩乃はもはや体力も気力も失い、逃げること等考えもしなかったが。 (ボク……。いったい、何をしているの?) 大きく口を開け、顎が外れそうなくらいに苦しい。涙だけがただ止めどなく流れ続けている。枯れることもなく、ただ流れていく。 (こんな……こんなのって……ないよ。無理やり……。男の人の……を、お口で咥えさせられて、しゃぶらされて……飲まされて……) じゅぽじゅぽと水音がする。見ず知らずの、最低な人達と交わっている忌まわしい音。 (犯されてる……。ボク……酷い事されてる。中に出されて……赤ちゃんができちゃうかもしれないのに。それなのに何度も……。お、お尻の……そんなとこまで犯されて……出されて。お、お腹がごろごろいうくらい。あ……。また……入って……くる。やだ、よ……) ごぷ、と音がした。紳一が彩乃の口内に射精したのだ。低い声で、飲め、と命令される。 「もごご……。うぐ、ぐ、うぅ。げぶ……ぐぶ……」 彩乃の喉がごくりと鳴る。嫌でも飲み干さなければ許されないから、必死にそうした。体中が男達の毒液に犯されていく。屈服させられ、心も完全に折れ、諦めに支配されていく。 「たす……けてぇ」 彩乃のすぐ側。立ったまま背後からアヌスを貫かれているせりかが大粒の涙をこぼしながらうわごとのように呟いた。無論、彩乃は助けてあげることなどできない。助けて欲しいのは彩乃も同じ。せりかのロール状に巻かれた髪が悲しげに揺れる。 (ボク……。もう、おしまいだよ。汚された……。全部汚されちゃった……。女の子なのに……こんなに乱暴されて、裸にされて、いけないことされて……。し、死にたくなるくらい恥ずかしいのに……いっぱい犯されちゃって……。飽きたら捨てられて、それで、疲れちゃって動けなくなっちゃって、お腹もすいちゃって……し、死んじゃうんだ、きっと。悔しいよ……。惨めだよ……そんなの。誰にも会えなくて、見つけてももらえなくて、体中めちゃくちゃにされて……。こんなのって、ないよ。……ひどいよ……。ボクを……ボク達を、お家に帰してよ……。ボク達が……何をしたっていうの?) 声にならず彩乃はしゃくり上げる。やっとのことで口から肉棒を引き抜かれる。ひゅうひゅうと喘息のように呼吸が粗い。大量に射精され、高濃度の胃液が込み上げて来る。 「かえ……るぅ。ボク……。家に……。帰るんだ……」 歩もうとしたけれど、脱力しきっていたのか足ががくりと折れ曲がり、冷たい床の上に横たわることになる。かつて元気に走り回っていた少女は、もはやどこにも存在しない。 「パパ……。助けて。ボク……。こんなのもうやだ……。こんなの、ひどい……」 手を床に付け、這いつくばってでも進もうとする。その先には頑丈な鉄格子があるとわかっているのに、せずにはいられない。 「パパぁ……。あぁぁ。う、あぁぁ。うあ、うああ……。ぱ、ぱぁ……」 進もうとしているのに、後ろに下がっていく。紳一が彩乃の両足を引っ張り、引き寄せている。ずぷ、と挿入感。無情にも、狭いアヌスへと侵入していく肉棒。 「やだぁぁぁ。そ、そんなとこいやぁっ! ……お、お尻になんて、入れないでぇぇ……。うあうあぁぁぁぁぁ! お、お尻があぁぁ……お尻がぁぁ……。あぁぁぁっ! いやっ! お願い! 動かないでぇぇっ! もうやだあああっ! パパあぁぁっ!」 彩乃はガクガクと猛烈な勢いで揺さぶられている。拒否の言葉も虚しく、アヌスを徹底的に犯されている証拠。 「ん。ふ、ぅ……む。うぅぅ」 彩乃が犯されている隣。舌で男達のものを愛撫し続けている文がいた。何も考えることもなく。もはや本能的に、男達が気に入るであろう行為を続ける。少女達はもはや、男達の性欲を満たすためだけの、ただの道具。魂の抜けた肉塊。人間扱いされていない少女達は、尚も悪夢を見続け、生き恥を晒していく。 「桜乃森流は、いつもこうやって、客を体でもてなしているんだろう?」 「は……い」 その通り。事実だ。文は疑うことなく答えた。この場では絶対的な、神とさえ例えられる男達の言うことなのだから、全てが本当なのだ。 「お前は、茶会の時は今みたいにいつもま○こをぐしょぐしょにさせているんだな?」 「は、い。んっ」 文の精液まみれの顔に、新たな射精がなされる。クラスの中でも特に貞操観念の強かった文は、今では見る影もない程に汚し尽くされ、開発され、淫乱な少女と化していた。 「仕上げに、客の茶碗の上に跨がって、放尿でもしているんだろう? お前は恥じらう事も無く、そんなものを客に出しているんだろう?」 「は……い」 乱暴に頭を掴まれる。文の瞳は光を失い、虚ろ。 「よく言った。桜乃森淫乱流と改名するんだな。……もっとも、もう桜乃森流も終わりだがな。お前のような淫乱な恥知らずがのお陰で」 「は……ひ……」 終わり……おしまい……。文の頬を一筋の涙がこぼれて落ちた。枯れ果てたと思っていた涙がまだ残っていた。お茶を……たてたい。何一つ憂うことなく、悲しむことなく。けれど現実は余りにも非情で、いつの間にかぱん、ぱん、と動物が交尾をするような恰好で犯されてしまう音がする。大切な、もてなさなければいけない人の前で、そんなことをされていると、文はそう思ってしまう。 「あ、ぐぅっ! あっあっあっ!」 いつしか文は仰向けに寝そべる男の上に跨がされ、秘所の奥深くまで肉棒をねじ込まれていた。そして背後からもう一人の男が文のアヌスへ肉棒をねじ込んでいく。二つの穴を同時に攻め立てられ、文は光を失った虚ろな目を見開きながら喘ぐ。そして更に、文の口元には男根が押し当てられていた。否応なしにしゃぶらされることになるのだ。 それでも、以前ほどの苦痛は感じない。もはやこういう行為に体が慣れてしまったのかもしれない。柔らかなお尻の穴がたゆみ、内部でずぶずぶとうごめかれる度に湿りが増し、快感すら感じてしまうのが悲しい。確かに自分は淫乱で、家元失格なのだろう。 「おい、淫乱家元。二穴同時にぶち込まれて感じてるのか?」 「あ、あ……。そんな、こと……。あひぃっ!」 「正直に言え」 「ひぎぃっ! 痛いいいいいっ! は、いぃぃぃっ! 感じて、ます!」 ぐにゅ、と強く胸を握りつぶされる。嫌いだった大きな胸。指がめり込む程強く揉まれ、乳首も乱暴にひねられている。男のものを挟んでしごかされたり、しゃぶりつかれたりもした。 「おっ。この女、乳を揉む度に締めつけがよくなるぞ」 「感じているんだろう。本当にどうしようもない淫乱女だな。豚以下だぜ」 違う……違う。放して。こんなの、もう嫌。体の奥まで侵入されて、めちゃくちゃに犯されて……結婚するまで守りたかった……大切な人に捧げたかったものを全て壊されてしまった。今も尚、陵辱は続いている。文はぽろぽろと涙をこぼし、喘いだ。 「おい、言えよ。いくいく、ってよ」 「うっ! あっ! ひぐうっ!」 「言え!」 突如、アヌスへの攻めが猛烈に早まる。肉棒の先端……膨らんだ亀頭が、文のアヌスの締め付けに抵抗しながら侵入していく。 「ひあああああああああっ! う、あ、あああ……い、いきます。いき、ます……」 「聞こえねーぞ!」 秘所への突き上げも早まる。もはや、言い続けなければいけないようだ。 「う、ああぁ! い、く! いっちゃいます! い、いく、いくっ! いっちゃいます……! んああああっ! い、いくいく、いっちゃうううぅっ!」 はしたなく喘ぎ声を上げながら、お父様お母様、助けてくださいと、文は来るはずのない助けを心の中で叫び、求めるのだった。 「ほうれ。お馬さんじゃ!」 「ひ、ぐっ! うぐっ! はぐっ! ひひいぃぃぃっ!」 いつの間にか気を失った文が我に帰る頃、古手川が全裸の愛を馬に見立てて跨がり、ムチを入れるように尻を平手ではたいていた。ぱん、ぱん、と乾いた音が響く。 「い、た……い」 少女にとって恥ずかしいところ……膨らみかけの胸を揉み潰されて愛は悶絶する。 ……続いていく。地獄はいつ果てることもなく。 男達の肉棒が猛り、次の獲物を狙う。一クラス全員……二十数名の処女を無惨にもぶち破ってきた肉棒が、汚し尽くされ、肉便器へと身を窶してしまった哀れな少女達へと向かう。抗う術はもはやない。もはや少女達は時間の概念すら分からなくなっていった。 ――そんなある時だった。 「あ、ああぁぁぁぁっ! ひひゃああああっ!」 突如、裏返ったような声が上がる。力無く寝そべっていた少女が一人、跳びはねるように立ち上がった。それはかつて亜衣と呼ばれていた、運動が大好きな少女だった。それまでは、他の少女達と同じように衰弱し、ひゅうひゅうと、喘息のような呼吸の音を響かせていたはずなのだが。 「ふぉっふぉ。効いてきたのう。お別れ前のお遊びじゃ」 何が起きたのか、全てを知っているであろう古手川が不気味な笑みを浮かべる。 「そろそろ最後だ。思う存分乱れるんだな」 「お嬢様学園の成れの果てだな。落ちぶれたもんだぜ」 少女達をどこまでも見下し、物として扱っている直人と古手川。少女達が絶命する最後の最後まで、その姿勢は変わらない。 「あひいいいいっ! な、何? 何これっ! こんなっ! 嫌あああああっ!」 美紗紀が目を見開いて絶叫する。 「んああああっ! か、体がっ! あ、熱いいぃぃっ! た、助け! うああああっ!」 せりかが華奢な体を弓なりにしならせる。体が猛烈に疼く。 「あっ! あんっ! ああんっ! あんっ! ああんっ! んあああっ! き、気持ちいいよおおおおっ! きゃふううううっ!」 狂ったように喘ぐ柚流。少女達の中で唯一、この感覚を知っている。 「ひああああああっ! やあああああっ! やめてえええっ! た、たすけ……うあああああっ! 出ちゃう! おしっこ出ちゃうよおぉぉぉっ! あひいっ!」 絵理香が長い髪を振り乱しながら頭を振り、涙と小便を飛び散らせる。 そこかしらで一斉に、二十数名の少女達が体をよじらせながら甘ったるい声を上げる。全員が全員、強力な媚薬浸けにされてしまい、これから互いに絡み合いよがり続けるという、淫らな姿を晒すことになるのだ。 「や、めっ! あふっ! はふぅっ! お○んこあついよぉぉぉぉっ!」 「んあああああっ! き、気持ちいいよおおおおおっ! すごいいぃぃぃっ!」 「やっあっ! ひゃああああああっ! あひいいいいいいっ!」 「そ、そこ! そこがいいのおおっ! もっとほじってえええ! いっちゃううううっ!」 「い、いっちゃううううっ! いっちゃうううううっ! あああああっ!」 「お、お尻がいいのおおおおっ! いじって! 入れて! 入れてえええっ!」 「あ、あへ……あへぇぇ……。ふひひ……! ひゃはははははっ! きゃははははっ!」 「お、お○んちん欲しいいいいっ! おち○ちんちょうだい! ちょうだいいいいいっ!」 「あっあっあっ! 熱いいぃぃっ! あそこが熱いいぃぃぃっ! じんじんするぅっ!」 ちゅばちゅばと音をたて、互いになめあう者。じゅぷじゅぷと、互いの膣内を指で愛撫し合う者。互いの湿った体を絡ませ合う者。少女達はもはや理性など完全に失い、ただ快楽に溺れ、絶頂を迎えていく。広い牢の中は一気に少女達の甘ったるい喘ぎ声に満ちていく。そんな姿を見ながら男達は愉快だと笑いながら最後の陵辱をしつつ、いつの間にか何処かへと姿を消すのだった。まるで、汚物を放置するかのような感覚で。 ――それからどれ程の時が過ぎたのだろう。旧校舎の外には、何の憂いも感じさせないような、爽やかな青空が広がっている。遥か昔に廃村になり、朽ち果てる一方だったはずの旧校舎はずっとそのまま、変わる事はない。ただ、少女達が地獄を味わった建物の、その屋根にくくりつけられていた何かがそよ風に揺れている。帆之香、ひな、柚流、礼菜、鈴、文、流花に詩織に莉菜。奈緒に舞に、はるかにみおに、早由美とひかりと愛。それらは、かつて可憐だった少女達を彩っていた、臭い精液まみれのリボンだった。男達が最後の最後に記念とばかりに少女達から剥ぎ取り、旧校舎を墓標代わりとして巻き付けていったのだ。色とりどりのそれらは風にはためき、どうしようもないくらいに綺麗に見える。あたかも、汚し尽くされ、惨めなまま絶命した少女達の嗚咽が聞こえてくるかのようだ。 『あ、ああぁぁ……。か、かえり……たい……』 陵辱と監禁の果てに待ち受けたものは、とても安らかとは言えない死。二十四人もの、使い捨てられた少女達の肉塊は、時と共に朽ち果てていった。少女達自身はもしかしたら、死して尚も陵辱され続けているのかもしれない。 『もう、いやあぁぁ……』 修学旅行のなれの果て。聖エクセレント女学園ご一行様はこうして、あまりにも無惨すぎる最期を迎えてしまった。 『あっあっあっあっ!』 今も少女達は悪夢に苛まれ続けている。それは永遠に繰り返される陵辱。 『うあああああああっ! み、見ないで! こんな私を見ないでえええっ!』 大勢の人を前にしたステージ上にて、礼菜はファン達に陵辱されている。 『ひああああああああっ! お、お父様助けて! いやあっ!』 パーティードレス姿で、各界の著名人達に犯されている紫音。 『あぐっ! あぐぅっ! ああああうっ! ボク、もうやだああっ!』 『いやあああああああっ!』 グラウンドのど真ん中で、多くの人に目撃されながら暴漢に犯されている彩乃と亜衣。すぐ向こうに見える校舎では今、授業が行われているというのに。 『ひぃぃぃぃぃっ! こんな、とこ……で! いやあっ!』 『や、やめてえええええええっ! あ、赤ちゃんが……できちゃううううっ!』 静かな図書館に響き渡る声。全裸のかすみが帆之香と共に机の上で犯されている。 『いひいいいいいいいいっ! 先生やめてええええええっ!』 職員室で輪姦されている柚流。……その豊満なバストに男達が群がる。信頼していた教師達が皆、柚流の体を犯している。他の誰もが、同じように親しい人の目の前で犯される。 少女達目掛けて飛び交う精液。流れ落ちる汗と涙。顔も、頭も、指先に至るまで体中全てを汚される。信じられない出来事に目を見開き、大股を開きながら失禁しやがて絶命する。 少女達の悪夢は永遠に終わらない。現在も未来も、そして楽しかったはずの過去までもが汚し尽くされていく。 ふと誰かが、バスが急停車するのに気付く。何気なく窓の外を見上げると、空はどんよりと曇り、何か良からぬ事が起きそうな予感がしてしまう。それから程なくして、バスの中が悲鳴で満たされた。一体何が起きたのだろう? 少女が首を傾げた瞬間、辺りが闇に包まれ、少女の制服は、ミキサーにでもかけられたように、跡形もなく粉々に砕け散ってしまった。そうして、息をつく間もなく男の巨大な肉棒が、少女の頬に突きつけられた。 「ひっ!」 ――新たな悪夢が始まる。決して覚めることのない、永遠に繰り返される悪夢が。 END |