「うぅ。美紗紀ぃ……。ごめん」
「うぁ! うあぁ! うああぁぁ! やめて礼菜! やめてぇぇ! 痛いいぃ!」
牢の中には全裸の少女が二人。
――うつ伏せに横たわる美紗紀。その頭を踏み付けている礼菜。そうしろと命令されたからしている。無論、決してしたいわけではない。言われるがままにしなければ、顔中を傷だらけにしてやるぞと男達に脅されたのだ。他にどうしようもなかった。礼菜は恐怖に震え上がり、尚且つ友達へ耐えがたい苦痛を与えていることにショックを受け、大粒の涙をこぼし続けている。
松澤礼菜と大和美紗紀……。二人は共に芸能人であり、人気のアイドルだった。もっとも、美紗紀にとって礼菜は立場的に雲の上の存在として君臨していた。新進気鋭のトップアイドルに対し、華やかさや知名度ではどうひいき目に見ても一歩譲っている。けれどそれは世間一般の表向きな評価であって、実際のクラスメイトとしての仲は悪いどころかとても良好で、互いに互いを認め合っていた。美紗紀は礼菜をトップアイドルとして尊敬しつつ目標とし、礼菜は美紗紀をいつも励まして声をかけ、いつか互いに同じ舞台へ立とうねと、熱く夢を語り合っている。損得勘定抜きで、良好な親友関係だった。それなのに今は、どうしてこんなことになってしまったのだろうか……。
「ごめん……。ごめん……。う、ぐ……。許して……。美紗紀ぃ」
卑劣な男達による凌辱は尚も続く。汚されるだけでなく、心まで傷つけられていく。
「あ、ぅ! い、痛いいぃぃ……」
「許して……。許して……。ごめん……」
男達は抵抗出来ない少女達を追い込んでは陰湿ないじめを繰り返し続けた。そうして少女達の反応を見ては、更に追い込もうと言葉を繰り出していく。直人が言う。
「礼菜。お前は美紗紀のことをこう思っているんだろう? 格下で、実力も外見も、自分の足元にすら及ばない三流芸能人。こんなのが同じクラスにいるだなんて甚だ鬱陶しい。歌も下手くそで才能もからっきし。努力など無駄なのだから、さっさと諦めて引退すればいい。どうせ負け犬なのに馬鹿みたい、と」
「う、う……。違う! そんなこと、思ってない! 美紗紀は……美紗紀はものすごく頑張ってる! 美紗紀のことを悪く言わないでっ!」
「ふん。どうだかな。まあいい。……今度は足をなめさせろ」
直人は知っていた。礼菜が美紗紀の頭を踏みつけるのをみて、明らかに加減している事を。それだけで許すはずがなく、次なる陵辱が始まる。
「そんなっ!」
「うぅぅ……。もうやめてぇ! うぅっ」
「やれ」
鋭い眼光で威圧され、言われるままにするしかなかった。礼菜は震えながらも渋々と右足を美紗紀の口に突っ込み、しゃぶらせる。
「うぐぅっ! ぐえぇっ!」
「ごめん。美紗紀ぃ……。ごめんね。ごめん……。許して……」
直人は、礼菜が美紗紀にただ足をなめさせるだけで許すわけがなかった。ぐりぐりと口の中まで足を突っ込めと、更に残酷な要求を突き付ける。
「やめてえぇぇ! もういやあぁぁ! いやなのよぉっ!」
「ぐひいぃぃっ!」
やっと解放された時。礼菜は力無く座り込んでしまった。
「ごめんね美紗紀。ごめん……。許して。許してええぇ」
男達の残酷な要求は尚も続く。
――そこはがらんとしている大広間。少女達が誘拐された当初集められていたが、今ではもう一人残らず犯し尽くされて牢に移され、誰もいない。
「ぐぅ……っ!」
美紗紀は両腕を背中でまとめられていた。そして、それだけではなく、全身を縛り上げられた揚げ句、天井から逆さ吊りにさせられていた。長い髪がはらりと床に広がり、その上にぽたぽたと涙がこぼれ落ちていく。
「ふっ。これを入れてやろう」
「え……。あぐうっ!!」
「な、にを……」
美紗紀は両足を左右に開かされ、剥き出しの秘所に冷たい何かをねじ込まれてしまった。ぐちゃり……と何かが潰れるような音をたてる。美紗紀の恥部はぐちょりと濡れていた。
「ひああぁぁぁっ! な、な、何っ!? いやあっあっ!」
「おい礼菜。見ての通りだ。お前のためにマイクを用意してやったぞ。特別なマイクをな」
美紗紀の割れ目に埋め込まれた物。――それは黒く細長い、カラオケ用のマイクだった。直人が押し込む度にずぶずぶと更に美紗紀の中へと押し込まれていく。
「ぐあああああっ! だめええええっ! ぬ、抜いてえええええっ! そんなの入れないでええええええっ! こんなっ! こんなのいやあああああっ! いやだあーーーーーっ!」
「あ、あ、あ……っ! ひ、ひどい! 何て事を……何て事をするのっ!?」
マイクはずっぷりと根元まで、美紗紀の中へとねじ込まれてしまった。美紗紀はまるでこの世の終わりとでも言わんばかりの恐怖と哀しみに満ちた表情になり、とめどなく涙を流しながら悲鳴を上げている。その様子が直人には甘美に感じるのだ。
「さあ礼菜、歌え。スイッチはもう入れてあるし、アンプも用意してある。お前のために準備は整えてやったぞ」
直人が言う側でカラオケモードの曲が再生され、イントロが聞こえ始める。
「う、歌えるわけないでしょう! もうやめて! こんなこともうやめて!」
「ふん。歌えないのか。ならばこうするまでだ」
だったらどうすると言うのか……。礼菜は目を見張った。
「な、にを……っ!」
「ひいいいいいっ! む、無理いぃぃっ! そこはだめええええええっ! さ、裂けちゃううううううっ! 痛いいいいいいいっ! や、やめ
てーーーーーーっ! だーーーーーめーーーーーーっ! 助けてええええええっ!」
直人はマイクを美紗紀のアヌスにねじ込み始めた。流石にそこは狭すぎて裂けてしまう……! 直人は構うそぶりなど見せはしない。本気だ……。
「フフ。フフフ。裂けちまうかもなぁ。だが、まだまだ入るだろう? そらそら」
「ひぎゃあああああああああああああああっ!」
「ひっく。わ……かった。歌う。歌う……から。歌います……から。だからもう、こんなことやめて。そんなもの、入れないで。死んじゃう……。美紗紀が死んじゃう……。殺さないで。お願い。お願いします……。歌います。だから……。美紗紀は私の大切な……お友達……なんです。お友達を……殺さないで……。お願いいぃ」
「ふん。最初からおとなしくそう言えばいいんだ。よかったなぁ美紗紀。お前のような地味で売れない、うだつの上がらない三流アイドルも、今をときめくトップアイドル礼菜様のマイク代わりにさせて頂けるんだからなぁ。せめてものお情けをもらえるだけでも光栄に思えよ」
「う、う……。あぐっ!」
地味、売れない、三流、うだつの上がらない……。直人は美紗紀に対しネガティブな言葉をことさら強調して言いながら、マイクの先端をびし、と叩いた。美紗紀はもはや、立ち直ることなどできなかった。
礼菜は覚悟を決め、美紗紀の股間から辛うじて頭を出しているマイクへと口を近づけ、歌い始める。
――いつの間にか大広間にはクラスメイト達の姿で溢れていた。皆一様に打ちのめされ、俯いている。当然服など着させられずに全裸。
「皆退屈だろうと思ってな。ライブを開催してやったんだ。どうした? もっと楽しそうにしろよ。ふふっ」
できるものか……。と、そう思うも誰も口を開かない。何を言っても無駄で、虚しいだけだから。
「私の夢……」
礼菜が歌い始める。勿論こんな状態でまともに歌える訳がなく、断続的にしゃくりあげ、かすれたような声。コンディションは最低最悪だった。
マイク代わりにされた美紗紀はもはや呆然とし、死んだ魚のような目をしながらすすり泣いている。多感な年頃の女の子をこんな風に弄んでいじめて壊して、どうするというのだろう?
「う、う……。羽ばたいて……。ぐす……」
歌詞は若き少女達の未来を歌っている。希望に溢れ、朧げながらも夢に憧れ……。
「おい礼菜。お前、まともに歌う気があるのか?」
「あ、あるわけないでしょう! もうやめてっ! もうこんなの嫌あっ!」
美紗紀も礼菜も……ここにいる少女全員が人間扱いされていない。完全に物扱い。それも乱暴に扱われている。
「逃げるな。逃げたら全員を美紗紀のように吊り下げてま○こに靴でもねじ込んでやる。それとも、風呂場で水責めがいいか? さぞかし苦しいことだろうなぁ。あるいは、こいつらの頭を掴んで便器の中に顔を突っ込ませてやろうか? どういじめて欲しい? リクエストを受け付けてやるよ」
友達が……。大切な友達がひどい目にあわされる。ひどい。既に人の所業ではない。私たちは人ですらなく、ただの玩具なんだ……。繰り返し、そう思わされる。
「い、やぁ。やめて……やめて。ひどい。どうして……。どうしてそんなひどいことができるの……。ひどい……。もう、いじめないで……」
「やめて欲しければひたすら歌い続けろ。美紗紀の薄汚れたま○こにぶちこまれているマイクでな」
「くぅぅ……! う、う……。ら、ららら……ら〜……。うぅぅぅっ!」
歌えば歌う程心が傷ついていく。美紗紀の秘所から幾筋もの滴が流れている。苦痛だけではない印。誰もが皆虚ろな眼差しを床に向けている。普段ならば……例えば修学旅行中のバスの中だったらみんな大喜びで聴き入ってくれた。礼菜も美紗紀も鈴もみおも、芸能人な娘達は元気いっぱいに可愛く歌っていた。それなのに今はどうしてこのような地獄へと変貌してしまったのだろう……。
「マイベスト……フレンド……。うぅぅぅっ! やだああぁぁ! げほげほっ! うえぇぇぇ!」
「ふーん。そうか。礼菜。お前は喉がカラカラなんだな? だったら俺が飲ませてやるよ。たっぷりとな!」
「な、にが……。やめっ! んぐうううぅっ! んぐあぁぁぁぁぁぁっ! ぐぶっ! がぁっ! げええぇぇっ!」
礼菜は直人の巨大な逸物を口内奥深くまでねじ込まれていった。直人が大量に射精するまでぐちゅぐちゅと音を立てながら何度もうごめく。そうしてまたライブを再開する。無論、まともに声など出る訳がない。
「げほっげほっ! う、うぅぅっうげええぇっ! げほっえほっ! も、もう嫌ぁ! もう歌いたくないよぉぉ! 歌なんて大っ嫌いいぃ……あぅっ! はぐっっ! いやあぁぁぁっ!」
びし、ばし、と乾いた音が響く。礼菜がまともに歌えなかったら、その度に直人は竹刀で礼菜の尻を叩く。礼菜は泣きじゃくりながらマイクの埋もれている美紗紀の秘所に顔を埋める。薄いヘアがじょり、と音を立てる。
「おいおい、アイドルが歌いたくないなんて言ってどうするんだよ。だらしない。もう引退宣言かぁっ? 歌えよアイドル! 甲高い声でピーピー歌えってんだよ!」
「ひいっ! はうっ! あがぁっ! 叩か……ないで! 痛あああああいっ! いやぁっ! 恐いいぃぃぃぃっ! もういや! 誰か助けてええええーーーーっ!」
お尻を叩かれるたびに礼菜は顔を引きつらせ、叫ぶ。
「歌え! 歌え! 歌えよ礼菜っ! 美紗紀のま○こマイクで歌いまくれよっ!」
「いっ! ……ひいやああああああああああああああああっ!」
直人が礼菜の後頭部を乱暴に掴み、グリグリとマイクへ口を押しつけ、くわえさせる。その瞬間美紗紀の体がびくっと大きく震え、やがてぷしゃあああと飛沫が上がる。……大切なものを壊されていく。この時を堺に礼菜は完全に声を失い、歌う事は二度となかった。
どれほどの時が過ぎ去ったのだろう。礼菜も美紗紀と同じように吊り下げられ、恥部にマイクを埋め込まれていた。
「あ、が! がああぁ! あがあああああっ! ママーーーーっ!」
礼菜のマイクにはみおが。
「痛いいぃぃぃぃっ! お、お尻があっ! お尻が裂けちゃううぅぅぅぅっ!」
美紗紀のマイクには鈴が宛がわれ、無理やり歌わされていた。無論、まともに歌えるわけがなかった。
共に背後からアヌスを貫かれ、苦痛に満ちた叫び声を上げているのだから……。