書感・その5:放課後プレイ
ドS度(4):★★★★☆ 純愛度(4):★★★★☆ えろ度(4):★★★★☆ 1巻毎に話が独立しヒロインが異なり、世界観は同じにせよ全くの別物となっているが、特に強烈なのが1巻であることは間違いがなかろう。というよりも1巻を目当てに買ってみた。で、今回は主に1巻に関して述べる。いつだったかちらりと見て、独自な絵だなぁと思いその時はそれっきりだったのだけどいつしか読んでみたくなったので突発的に買ってみた。 一人暮らしをしている高校生な『彼氏』のところに毎度やってくる『彼女』は、それはもうとても暴力的で凶暴で彼氏を足蹴にしたり足蹴にしたり足蹴にしまくったり。かと思えばかなりの純情で純愛でなかなかに焦れったい時間が続いていくのだけどそれが良い。お約束の如く一旦デレると徹底的だなまったくと思える。また、キャラクターがじっとしながら『…』と考え込んだりしている表情が何か色っぽい感じがするのが魅力だと思った。 例えるならば、けいおん! における澪の目が極端につり上がり、口元が歪み口調が乱暴で毎度罵り、まさにドSになったといったところだが、ロングの黒髪は勿論のこと足元も黒タイツなのであるのが良くわかっているなと言わせるところだった。また、直接的なえろ描写はあんまりないはずなのにえろい。それもソフトなもんではなくえらく濃厚なのだった。つまるところ、ゲームネタを随所にちりばめつつフェチに特化した作品だと言えるだろうかな。 了
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