Eternal triangle
それは、いつもの光景…。
げしっ!
花鈴「ひぅっ!(xx)」 うぉらっ! キリキリ掃除せんかいっ!(--#) 花鈴「わ、わかりましたから蹴らないでくださいぃ〜。ちゃんとやりますから…(;;)」 ならさっさと終わらせいっ!(--#) 花鈴「ご主人様、散らかしすぎですよぅ……(xx)」 馬鹿野郎! 下僕の分際で、誰よりも尊敬しあがめ奉るマスターの部屋を掃除させてもらってるだけ幸せだと思いやがれ!(--#) 花鈴「ぐすっ。……うぅぅ(xx)」 ずずずずーっ!
だあああああああああああああっ!!!! 掃除機の音がうるせぇっ! どうにかしろやコラ!(--#) 花鈴「そ、そんなぁ。無茶苦茶ですよぉ…(;;)」 やかましい黙れでかちちひぅ〜が! ともかくもっ、掃除機の騒音は非常に不快でストレス溜まるから掃除機使用禁止っ! 使っていいのはホーキと雑巾のみ!(--#) 花鈴「くすんくすん……。どうしてこんな…いつもいつもいぢめるんですかぁ……。しくしく……(xx)」 やかましいといっとろーがっ!( ̄□ ̄#) げしげしげしげしげしっ!
花鈴「い、いたいですぅぅぅぅ〜〜〜〜〜っ!!!!(xx)」 無駄口叩いてる暇があったらさっさと終わらせろ!(--#) 花鈴「ぐすっ…。ひどい…ひどぃぃ……(xx)」 ばさっ!
花鈴「もぉ…。こんなに本積み上げて………。あれ?(・・;;;)」 どーした(--) 花鈴「ひぅっ!!!!(//-//)」 あぁそれか。適当にちゃっちゃとまとめておけいよ(--) 花鈴「…ひぅぅ……。す、すごいえっちな本…。ですぅぅぅ………(//-//)」 それとな。これも同じものの一つや(--) ばさばさばさっ!
花鈴「ひぅっ! …………ど、どうしてこんなにいっぱいあるんですかぁ!?(//-//)」 欲しいのか?(--) 花鈴「ち、違いますぅっ!(>_<;;;;;)」 そーか。そいつぁ残念だな。折角、悠希とのシミュレーションに役立つと思ったのにな(--) 花鈴「ひぅぅぅっ! な、なっ! 何て事いうんですかぁぁぁっ!!!!(;;;;;;;;;;)」 うりうり。貴様もこぉんなポーズで誘ってみぃ。初なヤツのことだ、一発で射止められるで( ̄ー ̄) 花鈴「へ、変なこと云わないでくださぃぃぃ〜っ!(//-//)」 変なことかねぇ。今時の女子校生の貞操観念なんぞ……っていうか、さっさと掃除せんかいボケっ!(--#) びしびしびしっ!
花鈴「わ、わかりましたから叩かないでくださぃぃ(xx)」 しかしまぁ、どうしてこんなにあるんだかねぇ(--) 花鈴「ご主人様が買ったからですよぅ(;;)」 悲しいかな。それは男の性なのだよ。捨てるに捨てられんし、かといって押入につっこんでおくよーな歳でもないしな。堂々と晒しておいてるのだ(--) 花鈴「うぅ………。恥ずかしい………。女の人の裸がいっぱい……(xx)」 へんっ。いい子ぶりやがってよォ。ほんとは貴様も見てみたいんだろ? あぁ?( ̄ー ̄) 花鈴「そんなことありませんっ!(;;)」 げしっ!
やかましい! マスターが『見てみたいんだろ?』と聞いたからにはたとえ嘘だとしても『はいそうです』と答えるのが下僕の役割だろうがボケっ!!!( ̄□ ̄#) 花鈴「痛いぃぃ。ご主人様のえっち。いじめっこ………ぐすっ(xx)」 ぶちっ!
貴様ぁっ! 神聖なるマスターに対しいじめっこ等と抜かしおったな! 純愛SS師に対しえっち等と抜かしおったな! 不届き千万! 無礼者を成敗いたすっ!(--#) 花鈴「ひぅぅぅっ! ご、ご、ごめんなさいですぅぅぅっ! ゆ、許してくださぃぃ〜〜〜っ!(;;)」 誰が許すかこのでかちちひぅーがっ! こうしてくれるっ!( ̄□ ̄#) 花鈴「や、や、やめてくださぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!(xx)」 いい子ぶりやがってこのでかちちひぅーが! 本当は見てぇんだろ! こうしてくれるわあああああああああああっ!!!!( ̄□ ̄#) ぐりぐりぐりぐり!!!!
花鈴「ひふぅぅぅっ! ほ、ふぉんをなすりつけないでくだ………ひーーーうーーーっ!(xx)」 心の何処かでは悠希の野郎とこ〜んなことやこ〜んなことやこ〜んなことをしてみたいなんて思ってるだろコノヤロウっ!!!!( ̄□ ̄#) ぐりぐりぐりぐり
花鈴「お、思っていませ………んんんんーーーっ!!!! や、やめてくださ〜〜〜い……っ!(xx)」 この本のタイトルを云ってみろっ!!!!( ̄□ ̄#) 花鈴「ひぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!(xx)」 女×高××○○○○び×ょび○ょ濡○○れ○○○○○っ!!!!( ̄□ ̄#) 花鈴「いッいやですぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!(xx)」 このようにして。
待ちやがれこのでかちちひぅーッ!(--#) ばたんっ!
花鈴「ふええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!(xx)」 たったったった!
一人の少女が泣きながら部屋を出ていくのが常なのであるが。 ばふっ!
悠希「わっ(・・;;;;;)」 花鈴「きゃっ!(;;)」 悠希「花鈴さん、どうしたの?(・・)」 花鈴「ゆ〜君……(;;)」 優しい男の子が慰めてくれるのもまた、常なのでした。 ………… 花鈴「…というわけなの(;;)」 悠希「ひどいなぁもう。後で僕が文句云っておくね(・・;;;)」 花鈴「うん……ありがと。………でも、その……(//-//)」 悠希「何ですか?(・・)」 花鈴「男の人って、その……え、エッチな本とか……持っているものなの?(//-//)」 悠希「あ、あの………その……。えっと……(//-//)」 花鈴「…(//-//)」 悠希「………ご、ごめんなさい。何冊か…持ってます(//-//)」 花鈴「……そなんだ(//-//)」 悠希「……幻滅しました? 不潔……ですよね(;;;;;;;;)」 花鈴「あ、ううん。そんなことはないよ。…けど、その。持っているものなんだ…。男の人って…(//-//)」 悠希「…(//-//)」 花鈴(え、えっちだけど…けど。みんなスタイル良くて、肌綺麗だなぁ…(//-//)) 悠希「…(//-//)」 花鈴(男の人がこういうの好きなの……わかっちゃうよぉ……(//-//)) 閑話休題
鞠音「みゃ〜♪(^^)」 鈴那「ふにゃぅ〜♪(^^)」 ふにふに♪ ふにふに♪
………腹減ったなー。夕飯まだかな(--) かちっ☆
『本日の円相場は……』 かちっ☆
『ラストアンサー?』 かちっ☆
ひぅ〜のやつ。はよ買い物から帰ってこんかなー(--) 鞠音「みゃ〜。くすぐったいみゃ〜。けど、気持ちいいみゃ♪(*^^*)」 鈴那「鞠にゃんのお耳、ふにふになのぉ〜♪(^^)」 ふにふに♪ ふにふに♪
テレビもつまらんしー。はよ帰ってこいやー(--) ご主人がリビングでごろごろし、鞠音と鈴那が子猫のよーにじゃれ合ってる頃。 花鈴「お買い物おしまい♪ 早く帰らなきゃ、ご主人様達がおなかすかせちゃう(・・;;;;;)」 買い物袋を片手に、帰り道を急ぐ。……と。 花鈴(…あっ(・▽・)) 絶えず車が猛スピードで走り去っていく幹線道路の向こう側に、見知った顔をみつけ…。 花鈴「ゆ〜く……(^^)」 けれど…。 花鈴(…………え?(・・;;;;;)) 花鈴が見たものは。 ふっ…
悠希『………っ!!!!(;;;;;;;)』 ????『…………(^^)』 花鈴「…(・・)」 悠希が、見知らぬ女の子に唇を奪われていたところだった。 花鈴(ゆ〜……君(・・;;;;;)) ………… 所変わって、沖野家キッチン。 じゅ〜
花鈴「…(・・)」 ふにふに
鞠音「みゃああ〜ん♪ 撫でられると気持ちいいみゃ♪(^^)」 鈴那「ふにゃん♪ 鞠にゃんの耳可愛いの〜(^^)」 じゅ〜
花鈴「…(・・)」 あー、もう。テレビ全然おもしろいのねーな。……ゲームでもやるか(--) ぴょこんっ♪
鈴那「鈴那もやりたいの〜!(^^)」 鞠音「みゃぅっ! 今日こそは絶対に負けないんだからっ!(;;#)」 はいはい。せーぜー健闘してくれぃ。雑魚野良(--) じゅ〜
花鈴(…ゆ〜君とあの娘。キスしてた(・・)) わっはっはっはっは! 雑魚め!瞬殺じゃい!( ̄▽ ̄) 鞠音「みゃあああああっ!!!! くやしぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!(;;#)」 花鈴(…誰、なんだろ(・・)) じゅ〜
鈴那「ご主人様〜。鈴那もやるの〜(^^)」 おう! 今日こそは完全勝利したる! こい!(-□-#) 鞠音「もう一回勝負よぉっ!(;;)」 ふっ。雑魚はお呼びじゃござんせんのよ( ̄ー ̄) 花鈴(可愛い娘…だったなあ(・・) じゅ〜
鈴那「ふ〜にゃ〜ぅ〜♪(^▽^)」 ぬおっ! はおっ! つ、つええっ!!!(--;;;;;) 鞠音「鈴那〜! やっつけちゃえ〜!(>_<#)」 花鈴(あの娘もやっぱりゆ〜君のこと…。好きなのかな……(・・) じゅ〜
鈴那「鈴那の勝ち〜♪(^▽^)」 鞠音「鈴那すごいみゃ〜(・▽・)」 畜生……。こいつ。こんなんで何でこんなにつえぇんだよ(--;;;) 鞠音「鈴那! 今度はあたしとやるみゃー!(^^)」 鈴那「わかったの〜(^^)」 は〜。…やれやれ。おいひぅ〜。飯はまだか?(--) 花鈴(…(・・)) じゅ〜
…おい(--) 花鈴「…(・・)」 ぽ〜
おいひぅ〜(--) 花鈴「…(・・)」 ぽ〜
おりゃっ!(--#) どげしっ!
花鈴「ひぅっ! ご、ご主人様!? 何をするんですかぁ〜(xx)」 何ですかじゃねぇ馬鹿野郎! こげてるっ!(--#) 花鈴「……え? あ、ああっ!(;;)」 何をぽーっとしとるんじゃこのボケなす! 気ぃ抜いて飯作ってんじゃねー!(--#) 花鈴「ひぅぅっ。ご、ごめんなさいぃ〜(;;)」 いーからさっさと火ぃ消せ!(--#) 花鈴「は、はいっ! …熱っ!(;;)」 がっしゃーんっ!
* * * *
じゃー…
ったく。なーにやってんだよ。貴様らしくねぇ(--) 花鈴「ごめんなさい…(;;)」 きっちり水で冷やしておけ。火傷にはそれが一番だ(--) 花鈴「はい(;;)」 しっかりしやがれ。貴様がそんなざまで飯を作れなくて、俺にふにゃぅや野良の作った恐ろしくもおぞましいであろう猛毒料理を食えってのか? あぁ?(--) 花鈴「ひぅぅ…(;;)」 何か悩みでもあんのか? 今日の貴様はなーんか変だからな。隠し事せず話してみろ(--) 花鈴「何でもない…です(;;)」 げしっ!
花鈴「ひぅっ!(xx)」 何でもないわけねぇだろうが。キリキリ吐かんと熱したフライパンで 花鈴「ひぅぅぅっ! わ、わ、わかりました〜。話しますです……(;;)」 うむ。おとなしく最初からそうしていれば良いのだ。…で、何だ?(--) 花鈴「はい。実は…(;;)」 またブラがきつくなったとか?(--) 花鈴「…っ! Σ(;;;;;;;)」 …冗談で云ったつもりなんだが。図星だな?(--;;;) 花鈴「ひぅぅ……(xx)」 未だに成長中ってか。その乳は。そろそろGカップ突破しそうなのか?(--;;;;) 花鈴「い、云わないでください〜。本気で悩んでいるんですから(;;)」 だいたい、貴様は牛乳とか豆乳とか乳の付く物ばかり飲んでるからそーやってふっくらしていくだよ(--) 花鈴「そんなこと云われても…(;;)」 まあ良い。…で、何に悩んでおるのだ?(--) 花鈴「はい。…実は(;;)」 実は?(--) 花鈴「さっき買い物に行ったとき、ゆ〜君に会ったんです(;;)」 ほう。それで?(--) 花鈴「ゆ〜君が……私の知らない女の子と一緒にいて(;;)」 一緒にいるくらいあるやろ? んなことで妬いてるんか?(--) 花鈴「……キスしてたんです……(;;)」 …おおう! Σ( ̄□ ̄;) 花鈴「…(;;)」 ほうほう。あいつも隅に置けんなァ…( ̄ー ̄) 花鈴「…それで。…私(;;)」 不安で仕方ない、ということか(--) 花鈴「はい(;;)」 でかちちひぅ〜よ。貴様が不安なのはよ〜くわかるがな。そーいうのは、じっとしていると不安なだけや。電話でも、会ってでもええからとにかく行動を起こして悠希の野郎に聞いてみるんだな(--) 花鈴「…はい(;;)」 もっとも、それが怖いことは確かなんだがな(--) 花鈴「…………はい(;;)」 なぁに。貴様と悠希のヤツは今まで散々練乳に蜂蜜いれてガムシロップあえにしたカスタードプリン並に甘ったるいことをやってきたんだからな。今更『女作った』なんてぬかしたら、股間に蹴りの二、三撃くらわしたれ(--) 花鈴「ひぅっ! そ、そんなこと……(;;;;;;)」 まー。そいつは冗談としても。…明日でもいいからキチッと聞いとけや。何かしらの答えが出るはずだ(--) 花鈴「……はい。ごめんなさい、聞いてもらっちゃって(;;)」 良い良い。そーいうことはてめぇの中に溜めとくな(--) 花鈴「はい(^^;)」 向こうには向こうの事情があるんだろうが。……一つ心配だから云っておくがな(--) 花鈴「なんですか?(・・)」 恋は競争なんやぜ? そこんとこ、わかっておるんか?(--) 花鈴「……は、はい(・・;;;;;;)」 貴様がいくらお人好しでもな。貫くところは徹底的に貫け。…そうでなければ、優しさなど偽善に過ぎぬ(--) 花鈴「ご主人様……(・・;;;;;;;)」 ふん。こんなこと云うのはガラじゃねぇな。……さて、気ぃ取り直して。…さっさと飯作らんかいっ!( ̄□ ̄#) げしっ!
花鈴「ひぅっ! わ、わかりましたからたたかないでくださいぃ〜(xx)」 俺に飯を食わせろぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!!!!( ̄□ ̄#) 次の日の朝
ざわつく校門にて。 花鈴(……あっ。ゆ〜君だ(・□・;;;)) お目当ての人を見つけて…。 花鈴「ゆ〜く……(・・)」 ????「ゆ〜ちゃんっ! 早く早く!(^^)」 花鈴「…っ! Σ(;-;;;;)」 悠希「ま、待ってよ! 亜美ちゃん(;;;;)」 ゆ〜君は、『見知らぬ』女の子に背中を押されてて。 花鈴(…ひぅぅ。ま、また…声かけられないよぉ(;;;;;;)) そしてそのまま。 ????「早く入るのっ!(^^)」 ゆ〜君を引っぱるようにして、校門の中へと入っていきました。 花鈴「……いっちゃった(;;;;;)」 花鈴が一人、ぽつんと残されて…。 花鈴「ひぅ〜………(;;)」 それから数時間後の、放課後
花鈴(ちゃんと聞かないとダメだよね。…ゆ〜君、まだかなぁ(・・;;)) 昇降口のところで悠希を待っていると。 悠希「先生さよなら〜(^^)」 お目当ての人が出てきて…。 花鈴「ゆ〜君っ!(・▽・)」 悠希「あ…。花鈴さん。待っててくれたんですか?(・▽・)」 花鈴「うん。一緒に帰ろ♪(^^)」 悠希「はいっ!(^^)」 ようやくゆ〜君を捕まえられて、トコトコと歩き始める。 花鈴「あ、あのね。ゆ〜君……(・・;;;;)」 悠希「何ですか?(^^)」 花鈴「えっと…。あの……(;;;;;)」 悠希「はい〜(^^)」 花鈴(ひぅぅ…。聞かなきゃダメだよぉ……。昨日一緒にいた娘って、誰なの? ……って。あ……で、でもでもでもっ。そんな聞き方だと…嫉妬してるみたいだよぉ……(;;;;;)) 悠希「あの。もしかして、聞きづらいこととかですか?(^^)」 花鈴「う、うん。……ちょっと(;;)」 悠希「あは。僕、何聞かれても気にしませんから。だから云ってください(^^;;;)」 花鈴「………うん。じゃあ、云うね(;;;;;;)」 悠希「はい(^^)」 花鈴「私…昨日の夕方頃…。お買い物に行ったんだけど…(;;;;;;)」 花鈴は迷いながらも…。 花鈴「そのとき…ゆ〜君がいるのを見つけたんだけど。一緒にいた娘って………(;;)」 悠希「……見た…んですか?(;;;;;;)」 花鈴「…………うん(;;)」 悠希「…………(;;;;;;)」 花鈴「…………(;;;;;;)」 見てしまった気まずさと、見られてしまった罪悪感と…。 悠希「じゃあ。…僕が亜美ちゃんと……その………き、キス……してるところも……(;;;;;;;)」 花鈴「…(;;;;;;;)」 こく
わずかに頷く。 悠希「花鈴さん。あ、あの……僕の話を聞いてくれますか?(;;;;;;)」 花鈴「うん…(;;)」 悠希「あの娘は…。僕の幼なじみで、樫宮亜美華(かしみやあみか)っていうんです(;;;;;;)」 花鈴「亜美ちゃん…って娘だよね?(;;;;;)」 悠希「…は、はい。って、…どうしてそれを?(;;;;;)」 花鈴「朝…。校門でゆ〜君がいたから…声かけようとしたんだけど。……その(;;;;;;)」 悠希「あ…ぅ……。ご、ごめんなさい。本当に……(;;;;;;)」 花鈴「う、ううん。…私の方こそ…ごめんなさい。昨日も朝もどうしても……声、かけられなくて……(;;)」 悠希「花鈴さんのせいじゃないですっ! ち、違うんです。僕とあの娘はそんな関係じゃないんですっ!…昨日は、あの娘と偶然道で会って…別れる際にあの娘が僕に……っ(;;;;;;)」 ゆ〜君が焦ってまくし立てるように理由を説明しようとしたその時。 ばしっ!
????「ゆ〜ちゃんっ!(^▽^)」 悠希「わあっ!?(;;;;;;;)」 花鈴(…え?(・・;;;;)) 悠希「あ、亜美ちゃんっ!(;;;;;;)」 亜美「もー。何で先に行っちゃうのよー。折角一緒に帰ろうと思ってたのにー(T_T#)」 花鈴「…(・・;;;;)」 亜美「………ゆ〜ちゃん(T_T)」 悠希「な、何?(・・;;;;)」 亜美「…この人誰?(T_T#)」 花鈴(ひぅ……。に、睨まれちゃったよぉ(;;;;;;;)) 悠希「あ、あのね。この人は、沖野花鈴さん。僕の…(・・;;;;;)」 亜美「ゆ〜ちゃんの、何?(T_T)」 悠希「え、えっと…。それは…あの………(;;;;;;;)」 花鈴「ひぅぅ……(;;;;;;;)」 亜美「先輩(T_T#)」 花鈴「は、はいっ(;;;;;;;)」 亜美「ゆ〜ちゃんに、近寄らないでもらえます?(T_T#)」 花鈴「…え?(;;;;;;;;)」 悠希「あ、亜美ちゃん!(;;;;;;;;)」 亜美「私。ゆ〜ちゃんのことが好きなんです。本気で。だから、恋人でも何でもないのに先輩みたいな人がゆ〜ちゃんにつきまとってると、はっきりいって邪魔なんです!(T_T#)」 花鈴「そ…。そんな…こと………(;;;;;;;)」 悠希「亜美ちゃんっ! 何てこと云うんだよっ!(;;;;;;;)」 亜美「ゆ〜ちゃんは黙っててっ!(T_T#)」 花鈴「どうして……。どうしてそんなこと……云うの?(;;)」 亜美「先輩が邪魔だからと云いました(T_T#)」 花鈴「わ……。私だって…(;;)」 まくしたてる亜美に対し、花鈴はふるふる震えながら…普段からは考えられないような強い口調で。 花鈴「私だってゆ〜君のこと好きだもんっ!(>_<#)」 悠希(か、花鈴さんが怒った……(・・;;;;;)) 花鈴「そんなひどいこと…いわないでよ……。ぐすっ……。私だって……私だって……ゆ〜君と一緒にいたいもんっ!(;;#)」 亜美「そんなの先輩の勝手な都合ですっ!(T_T;;;;)」 花鈴「勝手じゃないもん!(>_<)」 亜美「私にとっては勝手なことです!(T_T#)」 悠希「ふ、二人ともやめてください! 人が見てます!(;;;;;;)」 亜美「なによっ! ゆ〜ちゃんは先輩の肩を持つっていうのっ!?(T_T#)」 悠希「ち、違うよ! 亜美ちゃんやめてっ!(>_<;;;;)」 亜美「ゆ〜ちゃんっ! 私と先輩、どっちの方が好きなのよっ!(T_T#)」 悠希「亜美ちゃんっ!(;;;;;;;)」 亜美「先輩! あっち行ってください(--#)」 花鈴「……ひどい(;;)」 亜美「ひどくていいですっ! ゆ〜ちゃんは私と一緒に帰るんですから、あっちいってください!(T_T#)」 花鈴「そんなのイヤっ!(;;)」 亜美「…っ!(;;#)」 ぱしっ!
花鈴「きゃっ!(;;)」 悠希「亜美ちゃんっ!(;;#)」 ぱしっ!
亜美「…ゆ〜……ちゃん(;;)」 悠希「そんなことする亜美ちゃん、大ッ嫌いだっ!(;;#)」 花鈴「……ぅ。……ぐすっ(;;)」 あまりの剣幕に押され花鈴はぽろぽろと涙を流し、叩かれた頬を押さえながら…走り去っていった。 たたたたっ!
悠希「待って! 花鈴さんっ!(;;;;;;;;)」 亜美「ゆ〜ちゃん。行かないでよ(T_T#)」 がしっ!
悠希「離してよっ!(;;#)」 ばっ!
亜美「あっ…(;;;;;;)」 ゆ〜君は捕まれた腕を強引に払って、花鈴を追いかける。 亜美「ゆ、ゆ〜ちゃん! 待ってよ!(;;;;;;)」 足の速さは明らかだけど、ゆ〜君は振り向かずにひたすら走っていき。…やがて、見えなくなるくらいに離れ。 亜美「ゆ〜ちゃんのバカぁっ!(;;#)」 …
悠希「花鈴さん…。どこに行っちゃったんだろう。どこにもいない…(;;;;;;)」 泣きながら走り去っていった花鈴を探して。 悠希「亜美ちゃんがあんなこと云うからっ! …花鈴さん。ごめんなさい(;;)」 すっかり暗くなった空に焦りを感じながら。ひたすら走り続ける。 悠希「そ、そうだ! もしかしたらもう帰っちゃってるかもしれないし、そうじゃなくてもあの人に聞けば協力してくれるよねっ!(;;;;;;;)」 その時、ゆ〜君の頭にある人物の顔がよぎり。 悠希「急がなきゃ!(>_<;;;;;)」 ………… なぁんか俺ら…(--;;;;) 鈴那「きゅっきゅっきゅっきゅ〜♪ どりふとなのぉ〜♪(^○^)」 鞠音「ふみゃぅぅぅっ! か、壁にぶつかってばかりだみゃーっ!!!! なんで豆腐屋の車がそんなに速いんだみゃあああー!(;;;;;;;;)」 今回全然出番ねぇな…(--;;;;) ぴんぽ〜ん
ん? ひぅーのヤツが帰ってきたか。こんな時間まで連絡もいれんと…。せっかんしたる(--#) ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんッ!
…あの野郎。インターホンの電池代も馬鹿にならんから一回しか押すなといつも云ってるだろうに(--#) ばんッ!
悠希「はうっ!(xx)」 うるせぇぞこの大馬鹿野郎! こんな時間までどこほっつき歩いていやがった!!!!(--メ#) 悠希「い、いたた……。鼻が………(xx)」 って、なんだ。悠希じゃねーか(--;;) 悠希「か、花鈴さんのご主人様っ! た、大変なんですっ!!!!(;;;;;;;;)」 がしっ
おわっ!(--;;;;;) がくがくがくがく
わわわわ、わかったわかったわかった。まあまあ、落ち着け Σ((( ̄□ ̄;;;;;) 悠希「す、すみません…(;;;;;;;)」 で、ひぅーのヤツがどうしたって?(--;;;;) 悠希「は、はい。…実は。かくかくしかじかで……(;;;;;;)」 …ふむ。そういうことか。青春しとるのぉ( ̄ー ̄) 悠希「笑い事じゃありませんっ! 早く、探しに行かないと(;;;;;;;)」 まぁまてまて。その前に貴様に聞いておきたいことがある(--) 悠希「何ですか?(;;;;;;;)」 この際だからはっきり聞いておくがな。その、亜美華とかゆう聞くからにおっかなそーな娘と、ウチのおっとりお人好しひぅーと。貴様はどっちを選ぶのだ?(--) 悠希「そんなの…決まってますっ!(;;)」 どっちだ?(--) 悠希「僕が一番好きなのは…沖野花鈴さん。あの人だけですっ!(;;)」 そうか( ̄ー ̄) 悠希「それがどうかしたんですか? 早く探しに…(;;;;;;)」 まあそう急くな。こういうことはちゃんと聞いておかないといけないしな( ̄ー ̄) 悠希「花鈴さんのご主人様…(;;)」 仮にお前が亜美華とかいう娘を選ぶ、な〜んてこといったら。貴様なんぞひぅぅ小屋追放じゃー! って、云おうと思ってな( ̄ー ̄) 悠希「…当たり前のこと。聞かないでください(;;)」 念のために、ということだ。…さて、あの門限破りの大馬鹿たれを探しに行くぞ! おいふにゃぅ、野良。留守番しとけよ!(--#) 悠希「はいっ! 行きましょう!(>_<;;;;)」 心配するな。俺は何だかんだいいながら、あのでかちち娘のマスターやからな。どこにいるかくらい手に取るようにわかる! 草の根分けてでも探したるぞっ!( ̄ー ̄) 悠希「はいっ!(;▽;)」 ばんッ!
そうして、威勢良く玄関のドアを開けたところ…。 花鈴「…(;;)」 おわあっ!(--;;;;;;) 悠希「…花鈴さん(;;;;;;)」 い、いきなり現れるんじゃないわっ! あーびっくりした(--;;;;;;) 悠希「花鈴さん…。よかった。探しに行こうとしていたんです(^^;)」 花鈴「…ごめんなさい。ご主人様…。ゆ〜君…(;;)」 こんな時間までどこで何をどうしてやがったこの腐れでかちちひぅーがっ!( ̄□ ̄) 悠希「花鈴さんのご主人様!(;;)」 う…。な、何だよ悠希(--;;;;;) 悠希「この件は全部僕の責任です。だから、花鈴さんを責めないでください!(;;)」 わ、わかった。ま、まあ。…このご時世。そのな。色々と物騒だからな。以後気を付けるよーにな( ̄▽ ̄;;;;) 花鈴「………はい(;;)」 悠希(花鈴さん……。目が真っ赤……。可愛い声も、ちょっと枯れてる……。僕のせいだ……(;;)) ん、んー……。ま、まあなんだ。こんなところで突っ立って話ってのもなんだし、早くあがれ。……そ、そーだ。つもる話もあんだろーから、二人で少し話でもしとけ。な?( ̄▽ ̄) 花鈴「………はい(;;)」 んじゃま、そーいうわけで。…おいふにゃぅ! 野良! てめぇら邪魔だから二階あがれやー!( ̄□ ̄#) 悠希(花鈴さんのご主人様…。気使ってくれてる…(;;;;;)) (コラ悠希。貴様がそんな不景気な顔していてどーするか。折角機会を作ってやったんだから、ひぅ〜のヤツを元気づけてやるんだよ(--#)) 悠希(は、はい。……ありがとうございます(;;;;;;)) じゃ、まー。俺は二階でふにゃぅ達と遊んでるからよ。ゆっくりな( ̄▽ ̄;) がちゃ…
花鈴「ゆ〜君……(;;)」 悠希「花鈴さん……。あの……(;)」 花鈴「………うん(;;)」 悠希(そうだよ。花鈴さんのご主人様のいうとおりだよ……。こういうときは僕が…花鈴さんを元気にさせてあげなきゃ(>_<)) 花鈴「…(;;)」 悠希「花鈴さん。……ごめんね。あんな思いさせて(;;)」 花鈴「…(;;)」 悠希「あのね…。僕が一番好きな人は……。亜美ちゃんじゃなくて。…花鈴さんだから(;;)」 花鈴「…ゆ〜君(;;)」 悠希「だから……その。…あの………。あのとき僕が亜美ちゃんにはっきり云っていれば…。ごめんなさい……(;;;;;;)」 花鈴「私で……。いいの?(;;)」 悠希「当たり前ですっ!(>_<)」 花鈴「ひぅぅ……(;;)」 悠希「あ…。ごめんなさい。大きな声出して(;;;;;;)」 花鈴「…う、ううん(;;)」 悠希「僕。あの娘にちゃんと云うから。だから…。安心して。もう、あんな思いは絶対させないから(;;)」 花鈴「う…ん。………あのね(;;)」 悠希「はい(;;)」 花鈴「私……。怖かったの……(;;)」 悠希「…花鈴さん(;;)」 花鈴「ゆ〜君の側に……いられなくなっちゃうのかな…なんて。…そんなこと…考えちゃったから(;;)」 悠希「そんなこと…ないですっ(;;;;;;)」 ゆ〜君は、不安にぽろぽろと涙を流す花鈴をみて、思いあまって…。 ぎゅっ!
花鈴「きゃっ…(;;)」 花鈴の華奢な身体を思いっきり抱きしめて。不器用ななりに必死に…。 悠希「不安にならないで! 僕。花鈴さんのことが一番好きだから! ずっと側にいてほしいから!(>_<;;;;)」 花鈴「う…。うん(;;)」 悠希「大好き…です(//-//)」 不安そうな花鈴の唇を…。 ぐっ!
花鈴「あ…(//-//)」 奪い取るようなキス…。 花鈴「ゆ〜君……。痛い…よ(//-//)」 悠希「…でも。離しません(//-//)」 花鈴「…ゆ〜君(//-//)」 花鈴はそっと目を閉じて…自分を包み込む温もりに、幸せな気分に満たされて…。 花鈴「ありがと(//-//)」 閉じた目から、涙が一滴こぼれて……やがて、いつものはにかんだ笑顔に戻っていった。 …
放課後の、体育館裏にて。 悠希「亜美ちゃん。僕…話したいことがあるんだ(;;)」 亜美「…何よ?(T_T;;;;)」 悠希「はっきり云うよ。……僕、花鈴さんのことが…好きなんだ(;;)」 亜美「…だから、何よ(;;;;;;;)」 悠希「だ、だから……。その……(;;)」 亜美「はっきり云ってよ!(;;#)」 悠希「だから……ぼ、僕にまとわりつくのはやめてよっ!(>_<#)」 亜美「…ゆ〜ちゃん(;;#)」 悠希「花鈴さんにあんなこと云ったりするのもやめてよ! 亜美ちゃんだって許さないから!(;;)」 亜美「どうしてよ…(;;)」 悠希「…え?(・・;;;)」 亜美「ずっと……。小さい頃から好きだったのに……。あたしよりも好きな人ができちゃったなんて……(;;)」 悠希「亜美ちゃん……(;;)」 亜美「ゆ〜ちゃん。…あたしのこと、嫌い?(;;)」 悠希「き、嫌いなわけないでしょ! す…好き、だよ(;;;;;;;)」 亜美「他のどの女の子よりも、一番好き?(;;)」 悠希「うぐ…。それは……(;;)」 亜美「どうしてあたしよりあの人の方がいいのよ…(;;)」 悠希「……わかんないよ。僕にだって(;;)」 亜美「じゃあなんで、あたしの方を選んでくれないのよっ!(;;#)」 悠希「そんなこと云われたって、僕にだって理由なんてわかんないよっ! 花鈴さんの方が好きなんだからしょうがないじゃないか!(;;)」 ぱしぃっ!
悠希「っ!(;;;;;;)」 亜美「ゆ〜ちゃんのバカ……(;;)」 悠希「な…(;;;;;;;)」 亜美「う……。ぐすっ……(;;)」 ぱしぃっ!
亜美「もう…。会いたくないよっ!(;;)」 悠希「亜美ちゃんっ(;;;;;;;)」 亜美「大ッ嫌い!(;;#)」 たた…っ!
悠希「ああ……。亜美ちゃん……(;;)」 やーい。泣かした泣かした。いーけないんだーいけないんだー。せんせーにいってやろー(--) 悠希「あ…。花鈴さんのご主人様……(;;)」 花鈴「ゆ〜君…(;;)」 悠希「花鈴さん……(;;;;;;;)」 花鈴「あの娘…追いかけてあげて(;;)」 悠希「え…。でも…(;;)」 花鈴「お願いっ!(;;)」 悠希「で、でもっ!(;;)」 花鈴「ゆ〜君……。あのね。私がもし…あの娘の立場だったら……。こんなとき……追ってもらいたいと思うから……。無理だとわかっていても……やっぱりそうだと思うから。……だから、お願い……(;;)」 悠希「花鈴さん。………わ、わかりました。僕…。いってきます(;;)」 たた…っ!
花鈴「ごめんね……。ごめんね……(;;)」 …お前、残酷なことするなぁ。追い打ちをかけるというかだめ押しというか。……傷口に塩なすりつけるようなことだぞ(--;;;;) 花鈴「わかってます。……けど……けど……(;;)」 優しさってのは時に、めっちゃ残酷なものに早変わりだからな。優しさと残酷さは表裏一体でな(--) 花鈴「……わかって、ます。……わかってるから。……だから…(;;)」 そーか(--) 花鈴「恋の神様って…。どうしてこんな意地悪なのかな……(;;)」 どうしてなんだろーな(--) 花鈴「みんな……。好きな人と結ばれればいいのに……。どうして……(;;)」 上手くいかねぇもんだな。世の中ってのはよ(--) 花鈴(私って……ひどい娘だ。……ゆ〜君が行ったら…あの娘が傷つくってわかっているのに(;;)) けれど……。悠希に対する想いは譲れない。……恋の競争に勝利して、嬉しいはずなのに。 花鈴(どうしてこんなに……悲しいんだろ。涙が止まらないよぉ……(;;)) …
悠希「あ、亜美ちゃん待って!(;;)」 がしっ
亜美「離してよっ! 触らないでよっ!(;;)」 悠希「僕の話を聞いて! お願い!(;;;;;;)」 亜美「どうして……。どうして追っかけてくるのよ……。ゆ〜ちゃんはあの人を選んだのに……(;;)」 悠希「あんな別れ方嫌だから! だから! 待ってって云ってるんだよ!(;;;;;;;)」 亜美「じゃあ、あたしを選んでよっ! 一番好きな娘にしてよ!(;;)」 悠希「……ごめん。それは…できない(;;)」 亜美「何よっ! あたしを傷つける為に追いかけて来たっていうの!(;;)」 悠希「ち、違っ! そんなんじゃない! 違うんだよ! 恋人として好きだとか、友達として好きだとか、そんなんじゃなくって…! とにかく違うんだよっ!(>_<;;;;)」 亜美「何が違うっていうのよ!(;;#)」 悠希「………都合がいいこと云うけど。僕は……亜美ちゃんと…今までどおりの関係でいたい(;;)」 亜美「…ホントに。都合がいいこと云うわね(;;)」 悠希「………ごめん(;;)」 亜美「………もぉ。昔から全然変わらないんだから。嘘でもいいから、『亜美のことが一番好きだ』とでも云ってくれればいいのにな……(;;)」 悠希「亜美ちゃん…(;;)」 亜美「でも。……そんなところが、大好きだったんだよ。…ずっと(;;)」 悠希「……ごめん(;;)」 亜美「いいよ……。もう。…………ゆ〜ちゃんが一途なの知ってるから。……もう…無理だから(;;)」 悠希「…………ごめん(;;)」 亜美「沖野先輩のこと。大切にしなきゃ…だめだよ?(;;)」 悠希「うん…(;;)」 亜美「でも。最後に一つだけ、わがまま聞いて……(;;)」 悠希「うん。……何?(;;)」 亜美は少しうつむいて…。 亜美「……キスして(;;)」 悠希「……うん(;;)」 亜美「今だけは…。ゆ〜ちゃんの一番好きな人で…いさせて……(;;)」 悠希「……………うん(;;)」 す…
悠希(亜美ちゃん……(;;)) 亜美(ゆ〜ちゃん……(;;)) さよならのキスは
暖かい温もり…
優しくて、心地よくて、幸せで…
時が止まればいいのに……なんて思うけれど。
亜美「………う。………ぐすっ(;;)」 悠希「亜美ちゃん……(;;)」 亜美「う……う。……うっ……………(;;)」 悠希の胸に顔を埋め……ぽたぽたと涙をこぼしながら、嗚咽をこらえ……。 亜美「う……うああああっ………あ………………っ(;;)」 誰より大好きな人だけど、一番にはなれない。変わらぬ想いに悠希はいたたまれなくなって、亜美華を強く抱きしめた。 ぎゅ…
悠希「………ごめん…ね(;;)」 抱きしめてくれる温もりが嬉しくて、抱きしめてくれる温もりが悲しくて……。 ごめんねのキスは
暖かい温もり…
優しくて、心地よくて、幸せで…
でも…
時は…止まらなくて
涙と共に、流れ落ちていった……。
次回に続く
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