学園野良猫物語




















それは、朝の光景…。




















花鈴「ご主人様。行ってきます〜(^^)」
鈴那「行ってきますなの〜(^^)」
おー。行って来い。気ぃつけて行けぃ(--)

ばたんっ

ふむ。行ったか。……さてと(--)
ご主人は、おもむろに懐から何かを取り出して。
ていっ!(--#)
ドアの中に投げ込んだ。

ぽいっ………どごっ!

鞠音「ふみゃああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!(;;;;;;;;;)」
さっさと起きろ野良。もうお天道様が空に照っておる時間やぞ。マスターがわざわざ玉体を運んで起こしてやったんだから感謝せえや(--)
鞠音「あ、あにすんのよぅバカみにゃるでぃっ!!!! 起こすのにわざわざ煙幕弾なんて使うんじゃないみゃあああっ!(;;#)」
フん。馬鹿者。俺がただの煙幕弾を投げ込むと思うか! こいつは暴動鎮圧用の特殊催涙弾だ(--)
鞠音「みゃっ! みゃみゃみゃみゃみゃうみゃうみゃああああ〜〜〜! みゃ、みゃみだが止まらないみゃああああーーーーーーー!!!!(;△;;;;;;)」
目が覚めただろ? さすがは対テロ・暴動用特殊催涙弾。効果てきめん♪( ̄ー ̄)
鞠音「ふっふざけんじゃないみゃああああっ!!!! ひっかいてやるみゃああ……みゃみゃみゃみゃみゃっ! みゃみらがとまらないみゃぅぅ〜!!!!(;△;;;;;;)」




















上に示すのは、ごく一般的な朝の光景である…。が…




















ごしごし

鞠音「みゃうみゃう……/(;;)\」
↑よーやく収まってきた。
鞠音「ひどい目にあったみゃ……(;;)」
とっとと起きればこういう目にはあわんのだ(--)
鞠音「みゃふぅ……。うるさいのみゃ……。猫はよく寝るのよぅ(;;)」
だからってな。毎度毎度昼頃起き出して朝方に寝る生活はどーにかせぇ。それではまるで、就職活動を終えて単位も取り終えてバイトもしてねぇひたすら気の抜けたぐうたら大学生のようであるぞコラ(--#)
鞠音「猫は夜行性なのみゃ!(TωT)」

げしっ!

鞠音「みゃぅっ!(xx)」
いい身分じゃねぇかこの腐れ野良! 学校も行かんと好き放題しおってからに(--#)
鞠音「ふみゃあっ! あたしだって学校行けるもんなら行ってみたいわよぅっ!(;;)」
……………ってゆーか、貴様。学校ってどんなところかしらねぇだろ?(--)
鞠音「知るわけないわよぅっ! なによぅっ! バカにしないでよぅっ!(;;#)」
ふっ。ならばこの俺が『学校』というものについて貴様に貴重な知識を語ってやろう。耳の穴かっぽじって一言一句漏らさずよぉ聞けよ(--)
鞠音「学校とは、何よぅ?(・・)」
学校とは…。古来中国に起源があると云われている。我苦孤右(がくこう)と呼ばれる長い廊下でつながれた部屋…凶失(きょうしつ)がいくつも連なっており、一つ一つその側を通り中にいる醒斗(せいと)という番人と戦い、更にその強大かつ強力な虚牛(きょうし)という猛牛と己の肉体のみで戦いを挑み、一匹倒すごとに端意という栄誉が与えられるのである。そして、すべての階を回り、制覇したものを主席醒斗(しゅせきせいと)として強さの証としていたのである。余談であるが、これが今日の『学校』の語源であることは、多くの歴史書には記されていないのが残念である(--)
鞠音「………嘘云ってるでしょ?(--;;;;)」
う、嘘じゃないぞ。ちゃんと曙蓬○新聞社刊の中国武術大全集を見た受け売りなんだぞ(--;;;;;)
鞠音「すっごく嘘くさいみゃ(T_T;;;;;)」
ま、まぁ。それはともかく。…全国から集まった猛者達が封建的・軍国的な校内で日々過酷な訓練を受け、大威振八連制覇(だいいしんぱーれんせいは)驚邏大四凶殺(きょうらだいよんきょうさつ)天兆五輪大武会(てんちょうごりんだいぶかい)七牙冥界闘(セブンタスクス)何かに挑んで男を磨くところであるというのは結構嘘ではないと思うぞ。当たらずとも遠からずってやつでな(-▽-;;;;;;)
鞠音「……よくわかんないけど、学校ってすごいとこなんだみゃ?(・ω・;;;)」
うむ。すごいところだぞ。行ってみたいか?(--)
鞠音「でも……怖そうだみゃ(--;;;;;;)」
怖くない怖くない怖くないっ! 大丈夫大丈夫大丈夫! どんなにむちゃくちゃなことやっても、どんなに殺されても理由も無く復活できるからだいじょーぶだ!(-▽-;;;;;)
鞠音「怪しいみゃ(--;;;;)」
…ま、まぁ。ものは試しだ。行ってみたらどうだ? きっと楽しいぞ! るんるんしちゃうぞ!(-▽-;;;;)
鞠音「なんか、騙されてるような気がするみゃ(--;;;;;;)」
……むむっ? おおっこんなところに体操着が。ふにゃぅのヤツが忘れ物をしていきおった! 丁度良い、野良よ。貴様が学校にいってヤツに届けてこい!(-▽-;;;;;)
鞠音「台詞が棒読みだみゃ(--;;;;)」
そそそ、そんなことはないぞ。………ふっふっふ。野良よ( ̄ー ̄)
鞠音「な、なんだみゃ?(--;;;;;)」
それとも何かね、鞠音君。キミは小学生の…いや、幼稚園のお子ちゃまにもできるような程度の難易度のお使いをできないと云うのかな?( ̄ー ̄)
鞠音「ふみゃっ! そんなことないみゃっ!(;;#)」
ほんとーかなぁ? 口では誰だって何とでも言えるのだよ♪( ̄ー ̄)
鞠音「当たり前だみゃっ! できるに決まってるみゃああっ!(;;#)」
なら話は早い。…学校までいって、この体操着をふにゃぅのヤツに届けてこい( ̄ー ̄)
鞠音「馬鹿にするんじゃないみゃっ! すぐ届けてくるんだからぁっ!(;;#)」
ほっほっほ。気を付けて行ってきなさい♪( ̄ー ̄)
鞠音「みてなさいよぅ! …鞠にゃんねこねこまじっく、変化の術ぅっ!(;;#)」

ぽむっ♪

おー。変身したぞー( ̄□ ̄)
鞠音「ふっふっふ〜。鈴那と同じ制服だみゃっ! これであたしも学校に行けるみゃ〜(^^)」
まあ、お手並み拝見といこうかな( ̄ー ̄)
鞠音「むかっ! 絶対ぎゃふんと云わせてやるんだからぁっ! みてなさいよ馬鹿みにゃるでぃ!(--#)」
はいはいはいはい。ささ、行った行った( ̄ー ̄)
鞠音「ふんっだ!(>□<)」
そうそう。わからないことがあったら私に何でも聞きに来なさい。袖の下無しで教えてあげよう。…まァ、賢い鞠音ちゃんにはそんな必要もないだろうけどね〜♪( ̄ー ̄)
鞠音「うるさいみゃっ! んべーーーーーーーーーーだみゃっ!/(>□<#)」
ふぉっふぉっふぉ。ま、せいぜいがんばりたまへ( ̄ー ̄)
鞠音「ふんっ!(>x<#)」

ばたんっ!

………さて、どーなるかな( ̄x ̄)




















こうして、売り言葉に買い言葉で学校に行くことになった鞠音。




















鞠音「ふみゃあっ! みにゃるでぃの馬鹿! いつもいつもいっつもあたしを馬鹿にしてぇっ!(;;#)」

とことこ

鞠音「絶対に許さないんだからぁっ! ……………あれ、学校って……どこ?(--;;;;;;;)」
しょっぱなから前途多難な鞠音であった。
鞠音「ふみゃああっ! ………ど、どうすればいいんだみゃ(;;;;;;;;)」
焦る焦る。
鞠音「そうだみゃ。みにゃるでぃのヤツなら知ってるかも。ふみゃっ! それは嫌っ! 絶対に嫌っ!(;;#)」
意地っ張りな鞠音らしく、そんなことは到底受け入れられず。
鞠音「そ、そうだみゃ。こういうときはこーばんに行けば教えてくれるって、花鈴が云ってたみゃ( ̄▽ ̄;;;;)」
早速、交番を探す。

…………

鞠音「あったみゃ。…これがこうばんだみゃ。…すみませんだみゃ〜。学校の場所教えて欲しいんだ…ふみゃっ!(;;;;;;;)」

がしっ!

当然のことながら。
警官「補導するっ!(--#)」
鞠音「ち、違うみゃあああ〜〜〜! あたしはサボって何ていないみゃああああーーーーーーー!(;;)」
補導されかかり。

…………

鞠音「ふみゃぅぅぅ………。つ、捕まる所だったみゃ(--;;;;;;)」
脱兎の如く逃げ出して。
鞠音「困ったみゃ…。みにゃるでぃの馬鹿には聞きたくないし、こうばんは怖いし……(;;;;;)」
困り果てた鞠音。…と、そんなとき。路地裏の方から。
鞠音「みゃ?(・ω・)」
近所の野良猫とおぼしき虎猫が、鳴きながら歩いてきて。
猫「にゃ〜(・ω・)」
鞠音「みゃみゃっ! 丁度良いところに! ふみゃ〜みゃ〜ん♪ みゃ〜みゃみゃみゃ〜んにゃ♪(^^)」
猫「にゃーにゃー。にゃーにゃーにゃーにゃーにゃー(・ω・)」
鞠音「みゃお〜ん♪ ふみゃみゃっみゃ〜(^^)」
猫「にゃーにゃ?(・ω・)」
鞠音「みゃみゃ〜みゃ。みゃみゃみゃーみゃ、みゃーみゃみゃっ!(;;)」
猫「にゃ〜ん(・ω・)」
鞠音「……………ふみゃぅぅ。いくつか教えてもらったけど。何て云う学校名かも知らないみゃ(;;)」
それでも、いくつか学校の場所は教えてもらって。
鞠音「と、とにかく行ってみるみゃ! 行けばきっと花鈴達の学校もあるみゃ!(>_<;;;;;)」

…………

鞠音「………ここかみゃ?(・ω・)」
何とか一つ、学校と思える所にたどり着き…。
鞠音「よくわかんないけど、入ってみるみゃ〜(・ω・)」

とことこ

鞠音「んみゃ? Σ(・・;;;;)」
男1「猫耳っ!? 煤i○□○;;;;)」
男2「猫尻尾っ!? 煤i◎□◎;;;;)」
男3「セーラー服っ!? 煤i○Д○;;;;)」
男4「ポニーテールっ!? 煤i◎Д◎;;;;)」
男5「しかもかわいいっ! Σ(☆□☆;;;;;;)」
鞠音「あの…。鈴那のいるところを教えてほし……みゃぅっ!?(;;;;;;;;)」

ずどどどどどっ!

鞠音「ふみゃぅっ! な、なんだみゃなんだみゃなんだみゃあああーーーーーーーーーっ!!!!(;;;;;;;;;)」
男達「猫耳娘爆萌えやああああーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!\(※∀※)/」

ずどどどどどっ!

鞠音「ふみゃあああーーーーーーーっ! お、追っかけてくるみゃああっ! ま、まり○ゅくみたいなのがいっぱいいるみゃあああーーーーっ! こわいみゃこわいみゃこわいみゃああああーーーーーーーーっ!(;;;;;;;)」
男達「ネコミミネコシッポサワラセテクレええええええーーーーーーーーーっ!!!!\(※∀※)/」

ずどどどどどっ!

鞠音「ふみゃあああーーーーーーーーーーーーーーっ!(xx;;;;;)」
そこわ、花鈴たちの学校ではなく、女の子に飢えた男子校……。

…………

鞠音「こ、怖かったみゃぁ………。もう嫌だみゃあ……(xx)」
男達に散々追いかけ回され、へとへとになりながら。
鞠音「つ、次こそはきっと大丈夫だみゃ……(T_T;;;;;)」
気を取り直して、リトライ!
鞠音「○×大学付属未確認生体物総合研究所…。大学って、学校のことだみゃ?(・ω・)」
そこは、どこからどーみても怪しげなツタのびっしりと張った建物。

とことこ

鞠音「ごめんくださいだみゃ〜。鈴那のいるとこ教えて欲しい……ふみゃっ!!!!(;;;;;;;;;)」
男「むふっ♪(☆ー☆)」

きゅぴーんッ♪

鞠音「な、なんだみゃあっ!? Σ(;;;;;;;;;)」
男「……猫耳。……猫尻尾。……オッドアイ。ねこまた…。研究の匂い…(☆ー☆)」

きらぁ〜ん☆

ドアを開けた瞬間。きらびやかなメスをもった白衣の男が鞠音を出迎えて。
男「いらっしゃぁ〜い。おいでおいで、僕の研究の試料〜♪(☆ー☆)」
鞠音「あ、あ、あたしを食べても美味しくないんだみゃっ! 怖いみゃああああっ!!!!(;;;;;;;;)」
男「怖がらなくても大丈夫〜♪ 解剖して徹底的に研究して学会で発表するだけだから〜♪(☆ー☆)」
鞠音「ぜ、全然大丈夫じゃないみゃっ! 逃げるみゃああ〜〜〜〜〜っ!!!!(;;;;;;;;;;)」
男「おっと(☆ー☆)」
男は、目にもとまらぬ早業で持っていたメスを、ナイフ投げのように数本鞠音に投げつけて。

すとっ!

鞠音「ふみゃあっ!(;;;;;;;;;)」
男「逃がさないよ〜。僕の大事な研究の試料ちゃん〜♪(☆ー☆)」
鞠音「みゃああああああああああ〜〜〜っ! 花鈴、鈴那、助けてみゃああああ〜〜〜!(;;;;;;;)」

ひゅんひゅんひゅんっ!

男「待って〜♪ 愛しい研究の試料ちゃん〜♪(☆▽☆)」
鞠音「待つわけないみゃっ!!!! 解剖なんていやみゃああーーーーーっ!!!!(xx)」
男「ふっふっふ。大丈夫♪ 殺したりなんてしないから。…優しくサイボーグにしてあげるだけさ♪(☆ー☆)」
鞠音「ふっ、ふざけんじゃないみゃああああっ! ぶっとばすみゃーっ!(;;#)」




















…………




















鞠音「みゃふぅ…………。へとへとだみゃあ…………(xx)」
何とか逃げ出してはみたものの。

く〜…

鞠音「お腹ぺこぺこだみゃ……(;;)」
泣きたくなりながらも、歩みを進めて…。
鞠音「………ここかみゃ? ここでいいのかみゃ?(;;;;;)」
やっとこさ、花鈴の学校であろう場所を発見して。戦々恐々としながらも、校門をくぐり…。

とことこ

鞠音「しーんとしてるみゃ〜(・ω・)」
それもそのはず。今は授業中だから。
鞠音「………ふみゃっ! 鈴那の制服と一緒だみゃっ! ここでよかったんだみゃ♪(^^)」
窓から僅かに見える生徒の姿を見て、ほっと一息。…が。
鞠音「…………鈴那のくらすって、どこだみゃ?(--;;;;;;;)」
またも難題が。
鞠音「ま、いいみゃ。誰か歩いてる人に聞くみゃ(^^)」
そう思ってると、廊下を一人の男が歩いてきて。
鞠音「すみませんだみゃ〜。鈴那のくらすを……(^^)」
男教師「貴様! 何をサボっておるかっ!(--#)」

びしっ!

鞠音「ふみゃあっ! さ、サボって何ていないみゃっ!(;;;;;;;)」
それわ、今時珍しいジャージを着て竹刀を持った筋骨隆々な体育教師であった。
男教師「問答無用! 修正してくれるわ! そこになおれ!(--#)」

ずどどどどどっ!

鞠音「ふみゃあああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!(;;;;;;;;)」




















…………




















鞠音「みゃぅぅぅ〜……。どうしてこうなるんだみゃ〜……(xx)」
またも、追いかけてくる体育教師をなんとか振りきって、体育倉庫に逃げ込んだ。
鞠音「…人の姿のままだからいけないのかみゃ?(;;)」
鞠音なりに考えて、そのような結論に達し。
鞠音「まりにゃんねこねこまじっくβだみゃっ! 猫化の術ぅ〜!(>x<#)」

ぽむっ♪

その瞬間。…鞠音の体が輝き、完全な猫姿に。
鞠音【猫】「みゃ〜ぅ♪(^^)」
そして、改めて気を取り直して、隠れていた体育倉庫を抜け出して。
鞠音【猫】(これならきっと大丈夫だみゃ♪(^○^))

ぴょんっ♪

猫形態特有の、見事な跳躍力で天窓から建物の中に入り込んだ。……そこには。

とたっ♪

鞠音【猫】(入れたみゃ♪(^^))
女子1「きゃーーーーーーーーーーー! なにこの子〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!(;▽;;;;;)」

びくっ!

鞠音【猫】(な、なんだみゃっ!? Σ(--;;;;;;;))
女子2「可愛いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!(//▽//)」
鞠音【猫】「ふみゃっ!?(;;;;;;;;;)」
女子3「何何〜? わーーーー! 可愛いーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!(^▽^)」
女子4「触らせて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!(;▽;)」
女子5「ふさふさしてる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!(^▽^)」
女子6「撫で撫でさせて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!(//▽//)」

ふにふにふにふにっ!

鞠音【猫】(ふみゃみゃみゃみゃみゃっ!!!! や、やめるみゃああーーーーーーっ!!!! 触るんじゃないみゃーーーーーーーーっ!!!!(;;;;;;;;;;))
女子7「ねえねえ、この子鈴付けてるよ〜! しかもリボンも〜!(^▽^)」
女子8「何か尻尾が二またに分かれてるけど、そこがすっごい可愛いよね〜♪ だっこさせて〜っ!(^▽^)」
鞠音【猫】(い、痛いみゃ痛いみゃ痛いみゃああああっ!!!! は、放すみゃあああーーっ!!!!(xx))

なでなでなでっ!

鞠音【猫】「ふみゃあああーーーーーーーっ! みゃーみゃーみゃーみゃーみゃーっ!!!!(xx)」
運が悪いことに、飛び込んだ先は女子更衣室だったのであった。
鞠音【猫】(に、逃げるみゃああーーーーーーーーーっ!!! ふみゃーーーーーーーーっ!!!!(;;))
女の子達にもみくちゃにされながらも、必死に逃げだし…。

とてとてとてっ!

女子達「あっ! 逃げちゃうーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(;;;;;;;;;)」
鞠音【猫】「ふみゃみゃみゃみゃみゃみゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!(xx)」
女子達「逃げちゃダメーーーーーーーーっ! 追いかけてーーーーーー!(>_<)」
鞠音【猫】(逃げるみゃ逃げるみゃ逃げるみゃあああっ!(xx))
あわてて、少しだけ開いたドアから外…廊下に出ると。
女子9「きゃーーーーーーーーーーっ! この猫可愛いーーーーーーーーっ!!!!(//▽//)」
鞠音【猫】「ふみゃあっ!!!!(;;;;;;;;;)」
丁度、授業が終わったばかりで。廊下には多くの女子達がいて…。
女子達「待ってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!(^▽^)」
鞠音【猫】「ふみゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!(xx)」

ずどどどどっ!

女子達「猫ちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん! 怖がらないでこっちきて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!(>▽<)」
鞠音【猫】(こ、怖いみゃあああーーーーーーーーーーっ!!!! 追ってくるんじゃないみゃあああああっ!!!!(xx))

ずどどどどっ!





















このようにして、女の子達に散々追いかけ回されて……




















鞠音【猫】(ふみゃぅぅぅ………。もう嫌みゃ……(xx))
どこをどう走ったのか、覚えてる余裕などなく。慌てて、どこだかの誰もいない暗い特別教室に逃げ込んで。
鞠音【猫】(おなかぺこぺこだみゃ……。疲れたみゃ……(;;))

く〜……

すっかり疲れて元気を無くして…。
鞠音【猫】(そういえば。……ここ、どこだみゃ(;;))
ハッとして、辺りを見回すと…。
鞠音【猫】(みゃ………………(・・;;;;;;;))
どうやら科学準備室だったようで。骸骨の模型と、皮をはいだ状態の人体模型が暗がりにボヤッと見えて…。
鞠音【猫】「ふ…ふみゃあっ!!!!(;;)」
当然のことながら、鞠音は怖さに飛び上がって。

がしゃーん!

鞠音【猫】「み゛ゃあ゛っ!(;;)」
その拍子で、骸骨の模型が鞠音に倒れかかってきて……。

がしゃーん!

ついでに、皮をはいだ状態の人体模型も倒れかかってきて…。
鞠音【猫】「ふみ゛ゃあ゛っ!(;;)」
慌てまくり、驚きまくり、怖がりまくった鞠音は。一目散に科学準備室を逃げ出して。
鞠音【猫】(こ、こ、怖いみゃ怖いみゃ怖いみゃあああああああああああっ!!!!!(;;;;;;;;;;;))
出た場所は…。
女子達「あっ! 猫ちゃん発見〜♪( ̄ー ̄)」
鞠音【猫】「にゃうっ!(;;;;;;)」
一難去って、また一難…。

ずどどどどっ!

女子達「ラブい猫ちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!(>▽<#)」
鞠音【猫】「ふみゃみゃみゃみゃみゃみゃ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!(;;;;;;)」
可愛い仔猫が校内を走り回っている。その噂は、女子達の間で瞬く間に広がり。ついには、全校に広まっていて。

ずどどどどっ!

女子達「逃げちゃだめだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!(>▽<#)」
鞠音【猫】(じ、冗談じゃないみゃああああああっ!!!!! 怖すぎみゃあああああっ!!!!!(;;;;;;;;))
四面楚歌(?)の状態の中、鞠音は尻尾や耳を何度か捕まれそうになりながらも、上へ下へとわき目もふらず逃げまわって。





















やがて…。




















鞠音【猫】(も、もうダメだみゃ……。もう走れないみゃ………(xx))
一階の、半分倉庫代わりになっている階段下の物陰に蹲ってしまい。
女子達「ね〜〜〜〜〜〜〜〜こ〜〜〜〜〜〜〜〜ちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!(;x;)」
上の階から、草の根をわけてでも必死に探す女子達の足音と声が聞こえて…。
女子達「何処いったのよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!(;x;)」
鞠音【猫】(捕まっちゃうみゃ………もう嫌だみゃぁ………(xx))
さすがの鞠音も音を上げて、観念しかけたとき…。
????「…あれ?(・・)」

ビクッ!

鞠音【猫】(今度はなんだみゃあっ!!!! Σ(;x;;;;;;;))
突然の声に飛び上がって驚いて、振り向くと。…そこには。
花鈴「鞠ちゃん?(^^)」
鞠音が誰よりも一番頼りにしている人物が、そこにはいて…。
花鈴「あは。学校まで来ちゃったんだ。どうしたの?(^^)」
鞠音【猫】「みゃ…みゃぉ………(;;;;;;;;)」
ワケを話そうとした瞬間。

ずどどどどっ!

女子達「ね〜〜〜〜〜〜〜〜こ〜〜〜〜〜〜〜〜ちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!(;x;)」
鞠音【猫】「ふみゃっ!!!! Σ(;;;;;;;;;)」
花鈴「鞠ちゃん…。隠れてっ!(・・;;;;)」
鞠音【猫】(んみゃっ!(;;;;;;;;))
鞠音の様子をみて、とっさに花鈴は猫状態の鞠音を物陰にかくし。
女子達「そこの人っ! この辺に猫いなかった!?(--#)」
花鈴「え? 猫? う、ううん。見てないよ〜?(^^;)」
女子達「そーですかっ! どーもありがとうっ! ……あっちを探すよっ!(;;)」

ずどどどどっ!

やがて、声も足音も小さくなっていき…。
花鈴「…………(^^;;;;;;;)」
鞠音【猫】(…………(;;;;;;;;))

し〜ん……

花鈴「…………もう出てきても大丈夫だよ。鞠ちゃん(^^;)」
鞠音「ふみゃぅ〜〜〜! 花鈴〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!(;;)」

ぎゅっ!

花鈴「わっ。どうしたの?(^^;;;;;)」
鞠音「ふえええ〜〜〜〜〜ん! ふみゃあああ〜〜〜〜んっ! 怖かったみゃああ〜〜〜〜〜っ!(xx)」
ホッとした鞠音は、花鈴の胸で泣き出してしまった。
花鈴「あはは。もう大丈夫だよ♪(^^;)」
そんな、自分にとっては妹みたいな鞠音を、花鈴は優しく抱きしめて。
鞠音「みゃぅぅ…………(;;)」
花鈴「とりあえず、向こうにいこ? ね♪(^^)」
鞠音「…(;x;)」

こくん










































お昼時の、中庭の芝生の上にて。
鞠音「みなるでぃのバカがあたしのことを散々バカにするんだみゃっ! 悔しくて仕方ないからだから、お使いくらいできるみゃって云って来たんだみゃ! 全部あいつが悪いのよぅっ!(;;#)」
花鈴「あはは。いろんなことがあったんだね。鞠ちゃん(^^;)」
鞠音「もうくたくただみゃ…。追いかけられてばっかで。走ってばっかで……(;;)」
花鈴「女の子はみんな可愛いもの好きだから…。鞠ちゃんのみみやしっぽをみると、ついつい触りたくなっちゃうんだよ(^^)」
鞠音「触られる方はたまらないみゃ〜!(>x<#)」
花鈴「普段は隠しておいた方がいいかもしれないね。みみとしっぽ(^^)」
鞠音「そうするみゃ。…窮屈だけど仕方ないみゃ(;;)」
花鈴「ふふ(^^)」
鞠音「でも。花鈴と鈴那なら、触ってもいいみゃ♪ あたしのしっぽとみみ(^^)」
花鈴「ありがと、鞠ちゃん(^^)」

きゅ〜…

花鈴「…(^▽^)」
鞠音「みゃぅ…。おなかぺこぺこだみゃ………(;;)」
花鈴「あは。ご飯にしよ♪ 購買でフィッシュフライバーガーと、ツナサンドを買っておいたよ(^^)」
鞠音「ふみゃあ〜♪ ありがとだみゃ〜♪(;▽;)」

はむはむ

鞠音「美味しいみゃ〜♪(^▽^)」
花鈴「鈴那ちゃんも、ゆ〜君もそろそろ来るかな(^^)」
鞠音「あむあむはむはむ♪ 幸せだみゃ〜ん♪(^ω^)」
悠希「花鈴さ〜〜〜ん(^^)」
鈴那「おねえちゃん〜〜〜♪(^▽^)」
花鈴「あ。来たみたい(^^)」
鞠音「みゃぅみゃぅみゃぅ♪(^ω^)」

はむはむ

悠希「あれ? …鞠音ちゃん?(^^)」
鈴那「ふにゃ? 鞠にゃんなのぉ〜(・▽・)」
花鈴「あはは。…鞠ちゃんは、いろいろあって学校に来ちゃったみたいなの(^^;)」
悠希「そうなんですか(^^;)」
鞠音「んみゃ? あれ〜。鈴那に、悠希〜!(^▽^)」

ぴょむっ♪

悠希「わわっ! 鞠音ちゃん(^^;;;)」
鈴那「ふにゃぅ〜♪ ま〜り〜にゃんっ♪(^-^)」

ふにふに♪

花鈴「ふふ。ご飯にしよ♪(^^)」
悠希「はい!(^^)」
鈴那「鞠にゃん制服可愛いの〜♪(^▽^)」
鞠音「みゃ〜ん♪(^^)」






















こうして






















何だかんだと、色々ありながらも






















ほのぼのしたお昼が過ぎていき…






















めでたしめでたし………と、思っていたら。






















鞠音「みゃぅぅ……(;;#)」
…ふっ。詰まるところ貴様は。何の役にも立たない腐れ穀潰しな馬鹿野良だということを、一日かけて自ら証明しにいったというわけであるな(--)
鞠音「ふみゃあああっ!!!! なによぅっ! ちょっとうっかりしていただけだみゃあっ!(;;####)」
そんなに苦労したっつーのなら、ちゃんとふにゃぅの奴に体操着を渡しておかんかいボケ! 何しにいったんじゃこの大馬鹿野良!!!! キチッと忘れずに任務完了しとかんかいこの化け猫!(--#)
鞠音「うっうるさいみゃああああああああああああっ!!!!!(>_<#)」

げしげしげしげしっ!

花鈴「ご主人様、鞠ちゃん、落ち着いてくださいぃ〜〜〜〜〜っ!(xx;;;;;;)」
鞠音「あにすんのよぅっ! しっぽ引っ張るんじゃないみゃ! 馬鹿みにゃるでぃっ!!!!(;;####)」
やかましい馬鹿野郎! その減らず口を二度とたたけんよう、とっちめてくれるわっ!(--####)
鞠音「ふーーーーーーーーーっ!!!! むっかつくみゃああああああああっ!!!!(T△T#####)」
やろうってのかコラ!(--#)

どがっ! ばきっ! げしっ!

花鈴「もぉ……。喧嘩はダメですよぉ……(xx)」
鈴那「ふにゃん?(^-^)」






















おしまい♪






















次回に続く



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