BinaryGirl
それは、狂気の如く突き進む技術革新が生み出した悲劇(?)であった……。
ふっふっふ。遂に完成したぞ♪( ̄ー ̄) 花鈴「ご主人様。何を作ってるんですか?(^^)」 うむ。これは人類史上において偉大なる発明といっても過言ではないだろう。この技術を使えば昨今問題になっている爆発的な人口増加やアブナイ国からの亡命、旅行時間の短縮に至るまであらゆる分野に革命をもたらすものと思われる( ̄ー ̄) 花鈴「はぁ。何だかよくわからないけど、凄いものを作ったんですね〜(^^;)」 うむ。すごいのだ。だが…(--) 花鈴「どうしたんですか?(^^)」 まだ完成したばかりでのぅ。サンプリングデータが圧倒的に不足しておるのだ(--) 花鈴「サンプリングデータ、ですか?(^^)」 うむ。実際に活用してみて不具合がないかどうかを検証するテストだ。いわゆるバグフィックスであるな(--) 花鈴「そうなんですか〜(^^)」 うむ。そうなんですよ(--) かちゃかちゃ
花鈴「………あ、あの。ご主人様?(^^;;;;;)」 うむ。何かね?(--) 花鈴「私の腕に何を付けてるんですか?(^^;;;;;;)」 うむ。いい質問だ。俺は今しがた、サンプリングデータが不足していると云ったよな(--) 花鈴「は、はい。云いましたけど…?(^^;;;;)」 うむ。では、それが答えに最も近い発言である。勿論協力してくれるよな?(--) 花鈴「………や、やっぱり、その。私…実験台なんですか〜!?(;;;;;;;)」 うむ。大正解である♪(--) 花鈴「ひぅっ! い、嫌ですよぅ〜!(xx)」 なれば、俺が ↑↑↑ここから上の行↑↑↑ で何回『うむ』といったか答えてみ。それができなければ貴様に拒否権はないのじゃ♪(--) 花鈴「そ、そんなのわかりませんよぅ…(xx)」 じゃ、拒否権無しじゃ。大丈夫大丈夫。ファイヤーウォールで守られてるから絶対安心です♪ ポートを通ってくるデータは全部信頼のおけるものなのです♪ 万能ファイヤーウォール最高! 万歳万歳♪(--) 花鈴「ほ、本当ですかぁ?(;;;;;;;)」 本当本当♪ 大丈夫大丈夫♪ 被弾したサラミスに乗った気分でいなさい(--) 花鈴「うぅ…。どうしていつも私を実験台にするんですかぁ…(xx)」 決まってんだろ。貴様は生贄には丁度良い代物なんじゃい(--) 花鈴「い、生贄って…(;;;;;;;)」 よし。回線接続完了。これより転送に入る!(--) かちっ
花鈴「ひぅぅっ! な、なんだか身体が……軽くなっていくですぅぅぅっ!!!!(;;;;;;;)」 それはそうだ。何しろ、貴様の身体を解析してバイナリデータと化してスキャン中なのだからな(--) 花鈴「い、一体…な、何を作ったんですかぁっ!?(;;;;;;;)」 物質を電子データレベルまで解析しバイナリデータ化してPC上に取り込むという画期的な転送技術を開発したのだ♪ 名付けて人体スキャニングシステム♪ まあ、欠点としちゃスキャン元のデータはコピーされるのではなくそのまま転送されてしまうというところがあるがな(--) 花鈴「か、画期的って…(xx)」 大丈夫大丈夫。インタフェースは最新だから楽々転送できるさ♪ すぐ終わるさ♪(--) 花鈴「よくわかんないですよぅ…そんなこと云われても(xx)」 なにっ! 貴様、USBよりIEEE1394の方がいいなどとぬかすかっ! それともシリアル転送がいいとでもぬかすのかっ!?(--#) 花鈴「そうじゃなくって…。とにかく外してくださいよ〜〜! 怖いですぅぅぅ〜〜〜!(xx)」 ふ。残念だが。もう遅い…。転送率が60%を超えたからな( ̄ー ̄) 花鈴「そんな……。ひ〜〜〜〜〜〜ぅ〜〜〜〜〜〜〜〜………………!(xx)」 ぱっ
次の瞬間、花鈴の姿が消え…。 よし。転送完了。…コンパイル…実行!( ̄ー ̄) ご主人がキーボードをカタカタ打つと、パソコンのディスプレイに花鈴の姿が現れた。 花鈴『うぅ……。こ、ここはいったいどこなんですかぁ?(;;;;;;;)』 よう、花鈴君。我が愛機の中の居住性はいかがかね?( ̄ー ̄) 花鈴『ご、ご主人様…。愛機の中って…(;;)』 貴様は無事、我がPCの中に取り込まれたのだよ。喜びたまえ。実験は大成功さ♪ とりあえずエラーも出てないしちゃんと生きてるみたいやし( ̄ー ̄) 花鈴『うぅぅ……(xx)』 なにっ! 貴様、IBM/PC AT互換機より 花鈴『そんなこと云われてもわかんないですよぅ…。出してくださいよぅ〜!(xx)』 あ……( ̄▽ ̄;;;;) 花鈴『あ…、なんですかぁ?(;;;;;;;)』 すまん。戻し方まで考えてなかったわ( ̄▽ ̄;;;;;;;) 花鈴『そ、そ、そんなぁ〜〜〜!(;;;;;;;;)』 あーあー! 騒ぐな騒ぐな! リソース食いつぶすだろが! 貴様今データロストしたらそのまんまお亡くなりになっちまうぞ( ̄ー ̄;;;;) 花鈴『ど、どうにかしてくださいよぅ…!(;;;;;;;)』 わーっとるわーっとる。ただでさえWin環境は落ちやすく脆いからのぅ。今セカンダリHDDとWebサーバ上とDVDメディアにバックアップを取るさかい。三重の砦だからまず大丈夫。少し落ちつきーや(--) 花鈴『もう…(xx)』 このように、大切なデータはキチッと世代管理しながらバックアップしましょうね♪ バックアップはするだけではダメで、ちゃんとファイルの世代管理をしておかないと上書きミスをしてデータを消去してしまうことがあるのですよ( ̄ー ̄;;;;) 花鈴『誰に云ってるんですか…(xx)』 初歩的であるが結構重要な豆知識を蘊蓄たれしただけじゃ(--) 花鈴『それにしても……。え、えっちな絵や写真がいっぱい……(xx)』 ああ。そこはえろ絵えろ写真格納フォルダだからなー。しばらくそこにいろや(--) 花鈴『どうしてこんな……(xx)』 ………む(--) 花鈴『こ、今度はなんですか?(;;;;;;)』 わりぃなひぅー。このPC、実はOS入れ直したばっかでまだWindowsUpdateやっとらんのよ。いやーっはっは。Updateサーバが重くってねー。ついつい後回しにしよーかと…( ̄▽ ̄;;) ※Windowsユーザの人は、WindowsUpdateはちゃんと最新のものを適用しておきましょうね♪ 花鈴『…え?(;;)』 炎壁もまだ設定してないし。というわけで。開けっ放しのポートからブラスターとか色々とアブナイものがつっついてくるかもしれないけど、ちゃんとふさいで防衛してくれよな(--) 花鈴『え? え? ……ひ、ひぅぅぅぅっ!!!!!(;;;;;;;;;)』 びしびしびしびしびしっ!!!!
おぉ。早速来た来た( ̄ー ̄;;) びしびしびしびしびしっ!!!!
しかしまー。貴様は結構便利なツールじゃのぅ。 花鈴『ひぅっひぅっひぅっひぅぅぅぅーーーーー!!!! い、痛いです痛いです痛いですぅぅぅぅぅっ!!!! ご、ご主人様助けてくださいぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜!!!!(xx)』 ※↑このように、中の人が可哀相なのでWindowsUpdateはちゃんと適用しておきましょうね♪ 中の人などいないっ!(--#) げしっ!!!!
花鈴『ひぅっ!(xx)』 ……あ。わりぃ。つい( ̄▽ ̄;;;;) 花鈴『うぅぅ……つい、じゃないです〜。痛いですよぅ………(xx)』 ………ふむ(--) 花鈴『しくしく…(xx)』 とりゃ!(--) かちっ♪
花鈴『ひぅっ!(xx)』 かちっ♪ かちっ♪ かちっ♪
花鈴『や、やめてくださいぃぃっ! マウスで胸をつっつかないでくださいぃぃぃ!(xx)』 ふ。ふははははは♪ 面白いぞひぅー! ちゃんとマウスで突っつくと反応すんのな!( ̄▽ ̄) ふにっ♪ ふにっ♪ ふにっ♪
花鈴『ひ〜〜〜ぅ〜〜〜っ! ひぅっひぅっひぅっひぅっ! ふえ〜〜〜ん!(xx)』 んじゃ、こーするとどうなるんだ?( ̄ー ̄) ふに〜〜〜っ♪
マウスドラーッグ♪( ̄ー ̄) 花鈴『ひぅっ! ひ、引っ張らないでくださいぃぃぃ〜! 痛いです痛いです痛いですぅぅ〜〜〜!(xx)』 んじゃ離してくれる。ドローップ♪( ̄ー ̄) ぷるんっ♪
花鈴『私の胸で遊ばないでくださいよぅ……(xx)』 ふっふっふ。お次は〜っと。こぴぺこぴぺこぴぺ〜〜♪♪♪( ̄▽ ̄) かちかち、かちかち
花鈴『ひぅっ! な、な、何をやっているんですかぁっ!?(;;;;;;;;)』 何。簡単なことだ。貴様の対象ファイルことkarin.exeその他をコピーアンドペースして、だ( ̄ー ̄) 花鈴『???(;;;;;)』 その上で多重起動すると、こうなる(--) 花鈴『…え? ひぅっ!!!!(;;;;;)』 花鈴『わ、私が二人? 三人…!?(;;;;;;;)』 花鈴『ひぅっ! い、いっぱい…!(xx)』 花鈴『ご、ご主人様! 何をやっているんですかぁっ!(;;;;;;;)』 花鈴『うぅ…。ど、どうしてこんなことに…(xx)』 ……あ、いけね。どれがオリジナルかわからなくなっちまっただ。てへ♪( ̄ー ̄;;;;;) 花鈴『てへ、じゃないですよぅ〜!(xx)』 まあ、いいじゃないか♪ 些細なことを気にしていると大物にはなれんぞ( ̄ー ̄) 花鈴『些細じゃないですよぅ(xx)』 花鈴『うぅ…。しくしく…(xx)』 花鈴『どうしてこんなことに…(xx)』 しかし、こーも四人も五人もいられると鬱陶しくてしゃあないな。メモリ食いつぶしやがるし…(--;;;;) 花鈴『じ、じゃあどうにかしてくださいよぉ…(;;)』 とりあえず名前を付けておこう。オリジナルをA、それ以後はBCDE、とする(--) 花鈴A『そんなことより、ここから出る方法を考えてくださいよぅ…(xx)』 花鈴B『そうですよぅ…(xx)』 花鈴C『ちゃんと戻れるんですかぁ…?(;;;;;;;)』 花鈴D『うぅ…。ぐす…。どうしていつもこんな目に…(xx)』 花鈴E『いぢめっこ…。ぐす…(xx)』 あーうるせえ馬鹿野郎共っ! ガタガタ騒ぐんじゃねえっ! ぐだぐだぬかしてっとゴミ箱につっこむぞコラ! 永久にデリってやるぞ!(--#) 花鈴A『ひぅぅぅぅっ! や、や、やめてくださいぃぃぃぃっ!!!!(;;;;;;;)』 てか。…こういっぱいいると鬱陶しいしリソース食いつぶすからとりあえずオリジナルの貴様、花鈴Aだけを起動しておこう。他の貴様はとりあえず終了(--;;;;;;) 花鈴『はじめからそんなことしないでください…(xx)』 む…(--) 花鈴『今度はなんですか?(;;)』 びしっ!
花鈴『ひぅっ! ま、マウスカーソルで突っつかないでください〜!(xx)』 やかましい馬鹿野郎! 貴様、メモリリークを起こしてやがるぞこのへぼソフトが!(--####) びしっ! びしっ! びしっ! びしっ!
花鈴『ひぅっひぅっひぅっひぅっ! い、痛いですよぅ〜〜〜!(xx)』 黙れこのアホたれ! ぐだぐだいわんとさっさとメモリのお掃除せんかい!(--#) 花鈴『そ、そんなこといわれても…。メモリリークってなんですかぁ?(;;;;;;;)』 メモリリークとは…! その起源は古来中国に…(--#) 花鈴『それはいいですから。本当のことを教えてくださいよぅ(xx)』 なにぃっ! 貴様、大双樹出版を馬鹿にするかっ!(--#####) びしびしびしびしっ!
花鈴『ひぅぅぅぅぅっ!!!! や、やめてださいぃぃぃぃ!!!!(xx)』 ふん。まあ良い。メモリリークっつーのはだな。アプリケーションソフトが動的に獲得したメモリ領域がキチッと解放されないまま、メモリ空間に残ってしまう事をゆーんじゃ。さっき俺が終了させた貴様の分身共が食い荒らしていたメモリ領域がそのままのこっちまってんじゃ! とっとと解放せんかい、この鈍重アプリが!(--#) 花鈴『わかりましたよぅ…。うぅ……(xx)』 ほうきに雑巾にモップに掃除機に、掃除用具は何でもsoujiフォルダにそろってるからキチッと使って綺麗にしときよ(--#) 花鈴『うぅ…(xx)』 ついでにデフラグとシステムのエラーチェックとレジストリの最適化もやっとけ(--) 花鈴『わかりましたよぅ……。うぅ…(xx)』 ごしごし、ごしごし
…………おい(--#) 花鈴『今度はなんですかぁ?(;;)』 貴様。容量でかすぎだ。俺のHDDを埋め尽くす気かっ! っていうか貴様がデスクトップに居座ってると重くてしかたねーんじゃ! ギガヘルツCPU使ってて何でこんなに重いんじゃ! 少し軽量化せんかいアホっ! ソフトウェアは動作容量共に軽量かつ安定動作を実現すんのが理想なんじゃい! 貴様みてーな無意味に重いソフトに明日を生きる資格はねぇ!(--#) 花鈴『そ、そんなこといわれても…(;;;;;;;)』 やかましい黙れこのでかちち! 圧縮しちゃる! LZHでもZIPでもRARでも好きなの選べやコラ!(--#) かちっ♪
花鈴『ひぅぅぅぅぅっ!!!!! く、くるしいですよぅ〜〜〜〜っ!!!!(xx)』 うるせぃどきやがれボケナス。……圧縮したら、こーしてくれる!(--#) ぽいっ♪
花鈴『ひぅ〜……うぅぅ。ぐすぐす……。ゴミ箱に入れないでくださいよぅ〜(xx)』 ふー。すっきり。…極めて質の悪いウィルスであった( ̄ー ̄;;) 花鈴『ウィルスじゃないもん…(xx)』 ………あ( ̄△ ̄;;;;;) 花鈴『な、なんですかぁ?(;;;;;;;)』 お前…。アンチウィルスユーティリティのチェックに引っかかってるぞ(--#) 花鈴『え、ええっ!?(;;;;;;;;)』 駆除しますか? 等というメッセージが出てきておるな(--) 花鈴『ひぅっ! そんなぁ〜……(xx)』 ……Yesを選んだらどうなるのかな。面白いから試しにやってみよう( ̄ー ̄) かちっ♪
花鈴『や、やめて……ひぅ〜〜〜〜〜っ!!!!(xx)』 びしびしっ! びしびしっ!
花鈴『い、痛いです痛いです痛いですぅぅぅ〜〜〜!(xx)』 びしびしっ! びしびしっ!
花鈴『も、もうやめてくださいよぅぅぅぅ〜〜〜〜〜!(xx)』 あれ? ……駆除に失敗しましただと? ほほう。アンチウィルスユーティリティの防衛システムをはじき返すとは、なかなかやるじゃないか。それでこそ花鈴小屋の看板娘じゃ( ̄▽ ̄) 花鈴『も、もう嫌……もうやだ……。帰りたいですぅぅぅ……(xx)』 ……そうだ。一つ大事なことを忘れてた( ̄ー ̄) 花鈴(こ、今度は何をするつもりなんですかぁ?(;;;;;;;)) なに。ちょっくらあいつに電話して教えてやるだけよ( ̄ー ̄) 花鈴(…え?(;;;;;;;)) ぴっぴっぴっ!
おう悠希か。今PC使っておるか? そーかそーか。そいつは丁度良い。今から貴様に送りたいものがある。早々に受信するよーに。ちょいとばかりでかいファイルなんだが、HDD容量大丈夫だよな?( ̄ー ̄) 花鈴『ご、ご主人様……ま、まさか……(;;;;;;;;;)』 そのとーり♪( ̄ー ̄) 花鈴『ふぇぇ〜〜〜ん! や、やめてくださいよぅ〜〜〜!(xx)』 んでも。そのまんま送るっつーのもあんまし面白くねーな( ̄ー ̄) 花鈴『面白くなくていいです〜!(xx)』 ……そーだ。こーしよう♪ おい、オブジェクト指向なひぅーよ( ̄ー ̄) かちっ!
花鈴『……え? き、きゃああああああああっ!!!!! ぶ、ブラウスが!(;;;;;;;;)』 服装レイヤーを透過GIFに置き換えてだ。これで貴様もすっぽんぽん♪( ̄ー ̄) 花鈴『うぅぅ…スカートも…下着まで…。いぢめっこいぢめっこいぢめっこ……ぐすっ……(xx)』 この状態で送れば悠希の野郎も大喜びさ♪( ̄ー ̄) 花鈴『しくしく、しくしく……(xx)』 あー鬱陶しい! PCン中でしくしく泣いてんじゃねーや! とっとといけーーーーー!(--#####) 花鈴『ひうぅぅ……ぅぅ……(xx)』 そのころ。悠希の部屋では……。
悠希が愛用のメーラーを起動させると。 悠希「花鈴さんのご主人様、何を送るつもりなんだろ(・・)」 ぴぴっ!
悠希「あ。受信開始したみたいだ。……それにしても、おっきなファイルだなぁ(・・;;;;)」 そうしてしばらくすると…。 悠希「受信完了♪ 随分時間かかったなぁ。ウィルスチェックして、と…起動〜(^^;)」 かちっ!
悠希「……(^^;;;;;;;;)」 実行ファイルを開くと、そこには…。 花鈴『………(;;;;;;;)』 悠希「………。か、花鈴…さん!? わ、わわわわわっ!!!!(//-//;;;;;;;;;)」 ゆ〜君の恋人こと、花鈴がいた。しかも裸で。 花鈴『あ、あの…あのねゆ〜君。これはその……えっと……(xx)』 悠希「もしかして……また、ご主人様に何かされたの?(//-//;;;;;;)」 悠希はもう、こういう事には慣れっこのようである。 花鈴『…う、うん。ごめんね……また、変なことになっちゃって(xx)』 悠希「あ、ううん。そんなこと気にしないで。…えっと、とにかく…服をスキャニングしてみるから、少しだけ隠れてて(//-//;;;;;;)」 そういって悠希は最小化ボタンを押した。すると花鈴の姿は画面上から隠れて。 花鈴『うん…。ありがと…(;;;;;;;)』 悠希「きっと、服はレイヤーで重ねてるんだよね? ……えーと、んーと……姉ちゃんの雑誌を借りて来ようかな。データだけ姉ちゃんのPCで取り込んで…僕のPCに移そう…(//-//;;;;;;)」 ………… 悠希「ふぅ…。上手くいったみたい、だね(^^;;;;;)」 花鈴『うん。…ありがと、ゆ〜君(//-//)』 雑誌からスキャンした服を上手く加工して、花鈴が着られるようにした。 悠希「それで、どうしてPCの中に?(^^;;;;;)」 花鈴『う、うん。……それは(;;;;;;;)』 悠希「……かくかく、しかじか……というわけですか(^^;;;;)」 花鈴『……ごめんなさい〜(xx)』 悠希「あは。花鈴さんは何も悪くないですよ〜。謝らないでください(^^)」 花鈴『でも(;;)』 悠希「僕から花鈴さんのご主人様に、どうにかして元に戻してもらうように云ってみます。あの人の事だからきっと何とかしてくれますよ(^^;;;)」 花鈴『…うん(;;)』 悠希「今日はPCを付けっぱなしにしておきますね。折角、来てくれたんだから(^^;;;;)」 花鈴『……ありがと(//-//)』 悠希「あ、そうだ。折角だから、背景画像変えてみますよ。えーと……こんなのはどうですか?(^^;;;)」 花鈴『わ♪ お花がいっぱい。綺麗〜(^^)』 悠希「他にもこんなのとか…(^^;;;)」 花鈴『わあ♪ 爽やかな丘だね〜(^^)』 悠希「あは。友達からもらったものだけどね。気に入ったのがあったら使ってください(^^;)」 花鈴『ありがと♪(^^)』 このように。悠希のPCに転送された花鈴はとっても幸せいっぱいだったのだが。
本家では…
さて、と(--) 花鈴「ひ、ぅ……(;;;;;;;)」 そろそろ夜も更けてきたしー(--) 花鈴「……(;;;;;;;;)」 寝ようかな♪( ̄ー ̄) 花鈴「うぅ…。消さないでくださいぃ…(xx)」 ふ。まぁ、貴様は一人で寂しいだろうから。えろDVDを流しっぱなしにしておいてやろう( ̄ー ̄) 花鈴「や、やめてくださいよぉ〜! どうしてこんなえっちな……(xx)」 きーまってんやろが。貴様が恥ずかしがるのを見て楽しむのじゃ( ̄ー ̄) 花鈴「うぅ…。いぢめっこ……(xx)」 けっけっけ♪( ̄ー ̄) まさに、天国と地獄?
そして、翌日。
悠希「……それで、元に戻せるんですか?(--;;;;)」 大丈夫♪ 昨日のうちに復元化プログラムをこさえておいたから何の心配もない(--) 悠希「じゃあ、早く戻してあげてください。花鈴さんが可哀相です(;;)」 うむうむ。では早速、プログラム起動っ! あるべき姿に戻れ、ひぅーよっ!(--#) かちっ♪
ご主人がマウスをクリックした瞬間、あたりは光に包まれて…。 悠希「わっ! ま、まぶしいです〜!(xx)」 ……処理が終わるまでの辛抱じゃ。少し待てぃ!(--;;;;;;) やがて、光は収まっていき…。 悠希「……か、花鈴…さん?(・・;;;;;)」 ……あ( ̄□ ̄;;;) そこには…。 …………
悠希「な、何か…。何というか…何と云えばいいのかなぁ……(--;;;;;;)」 うーむ(--;;;;) 花鈴A「ご主人様。お昼ご飯できましたよ〜(^^;;;)」 悠希「花鈴さんのご主人様…。元に戻せないんですか?(--;;;;;)」 できなくもないが(--;;;;) 花鈴B「ゆ〜君。よかったら食べていって。おいしいシチューができたの♪(^^)」 悠希「あ、はい。喜んで…食べさせてもらいます〜(^^;;;;)」 問題がないといえばまぁ、ないんだが(--;;;;) 花鈴C「あ、鈴那ちゃんと鞠ちゃんを呼んで来ないと。…鈴那ちゃん〜、鞠ちゃん〜。お昼ご飯だよ〜(・・;;;;)」 はっはっは。復元する前にコピーしたものを全部結合するのを忘れてたぜ( ̄▽ ̄;;;) 悠希「あの…。笑い事じゃないんですけど…(xx)」 花鈴D「フォークに、スプーンに、お皿♪(^^)」 しかしまぁ。うじゃうじゃうぢゃうぢゃとスライムみてーに群れてるわな。紛らわしいからA〜Eとしておこう(--;;;;) 悠希「そんな、適当な…。早く花鈴さんを元に戻してあげてください〜。可哀相です(xx)」 花鈴E「ゆ〜君。一緒に食べよ♪(^^)」 悠希「は、はい♪(^^;;;)」 五つ子とでも思えば問題ないっしょ♪( ̄ー ̄;;;;) 悠希「大ありですっ!(>_<;;;)」 鈴那「ふにゃ?(・・;;;)」 鞠音「みゃっ!( ̄ω ̄;;;)」 鈴那「おねえちゃんがいっぱいなの〜(^^)」 鞠音「花鈴がいっぱいだみゃ…(--;;;;)」 花鈴A「あ…あのね。鈴那ちゃん、鞠ちゃん。……いろいろあってね(^^;;;;;)」 鈴那「すごいの〜♪(^▽^)」 鞠音「そっくりだみゃ〜( ̄▽ ̄)」 全然動じてねーし(--;;;;) 悠希「鈴那ちゃん…鞠音ちゃん……(^^;;;;;)」 復元処理に失敗し
花鈴が五人になってしまったという。
んでも、ひぅーがいっぱいいると家事とか何かと便利だから。しばらくそのまんまにしておこうかな( ̄ー ̄) 悠希「花鈴さんのご主人様っ!!!!(--::::::)」 こうしてこのエピソードは幕を閉じる
……はずだった。
鈴那『ふにゃ?(^^)』 ぎゃーーーーーっ!!!! 何で貴様がPC内におんねんっ!!!! さっさと出てこんかい!!!! ブルースクリーンが出るっ!!!!(--;;;;) 鈴那『大丈夫なの〜(^^)』 大丈夫じゃねーわいっ!!!! いいから早く復元されろコラ!!!!(--;;;;;) 鈴那『はぁい。…ふにゃっ!(xx)』 ぐしゃっ
鈴那は何かに躓いて…。 ………あ( ̄□ ̄;;;;;;) 鈴那『ふにゃぅぅぅ……痛いの〜。転んじゃったの〜(xx)』 ああああ……ああ……あ……。貴様。システムフォルダを壊したなっ!!!!!(--;;;;;;;;;) 鈴那『鈴那知らないの〜!(xx)』 知らないので済むかこのどアホ! つるぺたの分際であにしやがる!!!! お仕置きしたる!!!! お尻たたき100回っ!!!!(--########) べしべしべしべしべしっ!!!!
鈴那『ふにゃぅぅぅ〜〜〜!!!! 痛いの痛いの痛いの〜〜〜! やめてなの〜〜〜〜〜!!!!(xx)』 そして、モニターが真っ青になっていったとさ……。めでたしめでたし♪ めでたくねぇッ!(--#) 鈴那『お尻痛いの〜……(xx)』 ぎゃーッ! BIOSがあああああーーーーーーーッ!!!(--;;;;;;) その後
ご主人様のPCは、二度と立ち上がることはなかったという。
……バックアップは計画的に。
ふッふざけんなあああああああああーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!(--;;;;;;;;) 鈴那「ふにゃ?(^^)」 おしまい♪
次回に続く
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