はーとふるぶらっでぃーでい
ある夜のこと。
ゥゥーン
うー(--#) ぅ〜ん
あー(--;;;) うぅ〜ん
うがーーーーーー!(--;;;;;#) ぅ〜〜〜ん
耳元で蚊の羽音が聞こえるような、とっても寝苦しい夜。 うるせぇうぜぇうっとうしぃ! ……蚊取り線香付け忘れておったか(--#) ぼっ
よし、と。さて……改めて寝よ寝よ(--) 蚊取り線香に火をつけて、再度布団に横になる。 ぐごーーーがごーーー( ̄□ ̄) かぷっ♪
ぐごーーーぎごーーー( ̄□ ̄) ちうううう〜♪
微かに何かに刺された……あるいは噛まれたような音。
だけどご主人は起きずに爆睡。
そして、何事も無かったかのように朝が来る。
ちょっと暑めの朝……。というか、もー昼時とも云える時間。遅寝遅起きな鞠音がやっとこさ起きてきた。 む(--) 鞠音「みゃ?( ̄ω ̄)」 ……おい猫(--) 鞠音「なんだみゃ( ̄ω ̄)」 がばっ!
血イぃーっ!( ̄□ ̄#) 鞠音「みゃふっ! Σ(;□;)」 何をとち狂ったのか、突然、花鈴小屋の猫娘・鞠音を押し倒すよーに襲いかかり。 鞠音「ふみゃーーーーーーーーーっ!!!!! い、いきなり何するみゃあああ!!!(;;;;;;;;####)」 血ーーーッ!( ̄□ ̄#) 鞠音「やめるみゃバカーーーーっ! 離すみゃあああああ!!!!(;;;;;;;;;;###)」 貴様の血を飲ませろぉぉぉぉっ!!!! 噛ませろおおおおおおおおっ!!( ̄□ ̄#) 鞠音「やめるみゃ変態っ!!!! フーーーーーーッ!!!!(;;;;;;;;;#)」 ばきっ! がんっ! ごんっ!
ぐはっ! ぐおっ! ぐへっ! ま、負けるものかぁぁっ! 血をヨコセくぉらぁあああああっ!( ̄□ ̄####) 鞠音「あっちいくみゃバカぁっ!!!! 離れろみゃっ!!!! ねこぱんちみゃっ! ねこきっくみゃっ! ねこのつめだみゃっ! ねこすまっしゅだみゃああああっ!!!!(;;;;;;;;;####)」 ばりばりばりっ! ごすっ!
ぐおおおおおおおおっ!!!! やられはせんっ!!!!! 血をもらうまでオレァやられはせんぞおおおおおおっ!!!!( ̄□ ̄####) ぎゅっ!
鞠音「うみゃっ!? Σ(;□;)」 鞠音のふさふさした可愛い二又尻尾を掴んで。 鞠音「みゃああああああああっ!!!! や、や、やめるみゃああああっ!!!! 尻尾掴むんじゃないみゃあああああっ!!!! 離すみゃああああああっ!!!!(;;;;;;;;;)」 血ぃいいいいいいいいいーーーーーーーーーーー!!!! 俺に血を飲ませろおおおおおおおおおっ!!!!!( ̄□ ̄#####) 鞠音「ふみゃにゃああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!(xx;;;;;;;)」 ちイィーっ!( ̄□ ̄#) どたどたどたっ!!!!
鞠音「ふみゃぅぅぅぅぅっ!!!! な、何なんだみゃあああっ!!!! みにゃるでぃがヘンになったみゃーーーーっ!!!!(;;;;;;;;)」 ドタバタやりながら、どーにかご主人から逃げ出すことに成功した鞠音。と、そんなところに。 鈴那「ふにゃ〜?(+_・)」 これまた寝起きの悪い花鈴小屋の妹分、鈴那が起きてきて。 鞠音「みゃみゃみゃぁっ! れ、鈴那! 逃げるみゃ!!!! ここは危ないみゃっ!!!!(;;;;;;;)」 鈴那「鞠にゃんど〜したの〜?(・・)」 間延びした声で不思議そ〜に首を傾げる鈴那。 鞠音「みにゃるでぃのバカがますますおかしくなったんだみゃっ!!!! 危ないから逃げるみゃっ!!!! って、鈴那後ろみゃっ!!!!(;;;;;;;)」 鈴那「ふにゃ?(^^)」 鈴那がふり向くと、そこには。 がばっ!
チーーッ!( ̄□ ̄#) 鈴那「ふにゃ? Σ(;;;;;)」 がるるるるるる! おいふにゃぅっ! 貴様の血をす〜〜〜〜〜〜わ〜〜〜〜〜〜せ〜〜〜〜〜〜ろおおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!( ̄□ ̄######) そこにはどアップのご主人の顔。 鈴那「ふにゃっ!? ご、ご主人様……牙生えてるのっ!!!! お顔怖いの〜〜〜っ!!!!(;;;;;;;)」 鞠音「ふみゃああああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!(;;;;;;;;)」 どたどたどたっ!!!!
そして、リビングに逃げ込む。
ばんっ!
乱暴にドアを開ける音。 鞠音「ふみゃぁっ!!(;;;;;;;)」 鈴那「ふにゃぅっ!!(xx;;;;;)」 花鈴「あ。鞠ちゃん。鈴那ちゃんもおはよう……。って、もうお昼だよ〜(^^)」 悠希「鞠音ちゃん、鈴那ちゃん、おはよ。じゃなくてこんにちは、かな?(^^)」 そこには花鈴と、その彼氏……遊びに来ていた悠希がいた。 鞠音「そ、それどころじゃないんだみゃっ! みにゃるでぃのバカがとうとうおかしくなったんだみゃっ! ……元からおかしいけどもっとおかしくなったんだみゃっ! にげるみゃあああっ!(;;;;;;;;)」 鈴那「そうなの! ご主人様が怖くなっちゃったの!!(;;;;;;;)」 花鈴「え?(^^)」 ばんっ!
くふっふふふふふ……( ̄ー ̄) 鞠音「みゃーーーーーーーーっ!!!!! で、出たみゃーーーーーーーっ!!!!(;;;;;;;)」 鈴那「ふにゃぅぅぅぅぅぅぅーーーーっ!! ご主人様がお化けになっちゃったのーーーーっ!!(xx)」 花鈴「ご主人様。おはようございます(^^)」 悠希「お邪魔してます〜(^^;;;;)」 ちーーーっ!( ̄□ ̄#) 花鈴「……え?(^^;;;;)」 悠希「……?(^^;;;;)」 血だ。血を飲ませろぉぉぉっ!!!! ひぅーっ!!!! 貴様の血を飲ませろおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!( ̄□ ̄#####) がばっ!
花鈴「ひぅっ!!!!(;;)」 そのまんま。ソファーに腰掛けてる花鈴を悠希の目の前で押し倒した。 悠希「……なっ!?(;;;;;;)」 花鈴「ご、ご、ご主人様ぁっ!!!! な、何をするんですかぁぁ〜〜〜っ!!!!(//-//)」 悠希「な、な、なななななっ!!!! 花鈴さんに何てことするんですかああああっ!!(;;;;;;;;;;#)」 悠希は慌てて必死にご主人を引き剥がそうとするものの。 血だああああああっ!!!! 生娘の血をヨコセやあああああああああっ!!!!!( ̄□ ̄#####) 悠希「や、やめてくださいっ! ちょっとぉっ!!!! 離してくださいよッッッ!!!!!(;;;;;;;;####)」 鞠音「みゃーーーーーーーーっ! いい加減にするみゃばかみにゃるでぃ!(;;;;;;;)」 鈴那「ご主人様やめてなの〜〜!(xx)」 花鈴「ひぅぅぅぅぅ!!!! ご、ご主人様やめてくださいぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜っ!!!!(xx;;;;;;)」 CHIーーッ!( ̄□ ̄#) みんな必死に引き剥がそうとするけれど、接着剤のよーにひじょーに強固にひっついて粘着質で剥がれない。……そんなとき。 すっ
沙羅「……マスター。失礼(--)」 音もなく背後に現れ。 ずびしっ!!!
おっぷす!!!!( ̄□ ̄;;;;;;) 花鈴たちの危機を察した沙羅が現れ、ご主人の後頭部を思いっきり強打して気絶させたのであった。 どしゃっ!
花鈴「ひぅぅ………(;;)」 悠希「さ、沙羅さん……。助かりました(xx)」 沙羅「いえ。ご無事で何よりです(--)」 鞠音「い、いったい何だったんだみゃ……(--;;;;;)」 鈴那「ご主人様怖いの〜〜〜!(xx)」 ……(--;;;;;;) ぴくぴく
そうして明かされる
衝撃の事実。
沙羅のワイヤーロープで蚕のよーにぐるぐる巻きにされたご主人。 むがーーーー! くるぁああああっ!!!! 離せ!! 離さんかコラ! この糸ほどけや沙羅公!(--;;;;;#) 沙羅「申し訳ございません。しばらくご辛抱ください(--)」 こンのやろおおおっ! てめーコノヤロご主人に逆らうのかバカヤローーーーー!!!!(--######) 沙羅「今のマスターは危険ですので(--)」 鞠音「いつも危険だみゃ(--)」 んだと!? てめーこのバカ猫!!!!(--#) 鞠音「やんのかみゃっ!!!!(--#)」 げしっ!
いでっ! この野郎! 中途半端で萌えねぇ粗雑乱造量産型猫耳如きが舐めンなっ!(--#) がぶっ!
鞠音「ふみゃあっ!!!! 尻尾噛むんじゃないみゃーーーー!!(;;#)」 花鈴「鞠ちゃん。ご主人様も、やめて……(xx;;;;;)」 悠希「沙羅さん。花鈴さんのご主人様、いったいどうなっちゃったんですか?(・・;;;;;)」 沙羅「はい。……マスターのご様子からして、かくかくしかじか……ということのようです(--)」 花鈴「き、吸血鬼に……(・・;;;;;)」 鈴那「なっちゃったの〜?(・・)」 沙羅「はい。いわゆる、”う゛ぁんぱいあうぃるす”、というものに感染したようです(--)」 鞠音「……相変わらずわけのわかんないやつだみゃ(--;;;)」 沙羅「何かと狙われるマスターのお部屋に結界を張ることを提案したのですが…(--)」 結界なんぞ願い下げじゃボケがあああああっ!!!! あんなタンスの消臭剤の匂いみてーな鬱陶しいもんいらんわ!!!! っていうか、離せええええええええっ!!!!(--####) 沙羅「やはりお気に召さないようで……。それがつけ込む隙になってしまったようです(--)」 鞠音「おおバカだみゃ。どアホだみゃ。どーみても自業自得だみゃ。沙羅に任せておけばこんな目に遭うことなんてなかったんだみゃ(--)」 花鈴「鞠ちゃん、そんなこと云っちゃ駄目だよ(・・;;;)」 鞠音「ホントのこと云ってるだけだみゃ(--)」 くぉの……。さっきから黙って聞いてりゃ云いたい放題いいおってこのアホ猫。どうやらテメーは俺を完全に怒らせてしまったよーだな(--#) 鞠音「怒ったからなんだみゃ!(--#)」 ふふふふ。見さらせ。我が力の恐ろしさを。鋼鉄のワイヤーロープがなんぼのもんじゃい……( ̄ー ̄) 鞠音「ふみゃっ!?(;;;;;;)」 俺が花鈴小屋マスター・みなるでぃ改である! はああああああああああっ!!!!( ̄□ ̄#) ごごごごっ!
沙羅「マスター……(--)」 燃えるぜ熱きハートオォォォォォッ!!!! 沸騰するぜ赤き血潮オォォォォォっ!!!!( ̄□ ̄##) 鞠音「みゃ、みゃああ! ワイヤーが切れそうだみゃ……(;;;;;;;)」 悠希「も、ものすごいパワーですっ!!!(・・;;;;)」 花鈴「す、すごい力ですぅぅぅっ!!!!(;;;;;;;;)」 鈴那「すごいの〜。湯気が立ってるの〜(^^)」 ご主人様・フルパワーモードじゃああああああああああッ!( ̄□ ̄#) みしみしみしっ!
フオッッ!( ̄□ ̄##) ぶちっ!
気分はエクスタシーだぜッッ!( ̄ー ̄##) 鞠音「信じらんないみゃ……。鋼鉄のワイヤーロープが……(xx)」 鈴那「すご〜いの〜♪ ご主人様かっこいいの〜♪\(^▽^)/」 ぱちぱちぱちぱち
ふ……。俺がちょちょいのちょいとパワーを出せば、ざっとこんなもんよ。吸血衝動なんぞ一発で吹っ飛ばしたるわっ!( ̄ー ̄;;) 沙羅「マスター。お見事です(--)」 鞠音「みゃぁぁ! 感心してる場合かみゃぁっ!!! 噛まれたら大変なことになっちゃうみゃぁっ! あたしたちも吸血鬼になっちゃうみゃ!(;;;;;;)」 この大馬鹿猫! そないなけったいな血なんぞ既に蒸発しきっとるわいっ!!! 俺ぁその力を全部吸収してやったんじゃい!!!!( ̄□ ̄#) げしっ!
鞠音「みゃぅっ! なにすんだみゃっ!(;;#)」 るせぇわコラ!( ̄□ ̄#) 花鈴「じ、蒸発って……(・・;;;;)」 フフフ。俺がひとたびフルパワーを出せばぽりふぇのーるの如く体内の古いドロドロ血液は全て気化して新鮮かつサラサラな血があふれ動脈硬化を抑止するのだよ( ̄ー ̄) 鈴那「サラサラなの〜♪(^^)」 悠希「何か、もう……。すごいとかそういうレベルじゃないですね……(^^;;;;)」 鞠音「っていうか人間じゃないみゃ。化け物だみゃ(--;;;;)」 口のへらねーアホ猫が! 物の怪猫のテメーに云われとうないわボケ!( ̄□ ̄####) ぎゅううううっ!
鞠音「みゃぅぅぅぅっ!!!! 耳引っ張るんじゃないみゃああああっ!!!!(xx)」 フン! 沙羅公、貴様俺をワザと怒らせるためこのよーなことをしたのだな?(--) 沙羅「はい。失礼ながら、その通りでございます(--)」 よろしい。俺のことをよーく分かっているな( ̄ー ̄) 沙羅「恐れ入ります(--)」 ……ま、そんなことはどうでもいい。おい、でかちちっ!( ̄□ ̄####) 花鈴「は、はいぃ! Σ(;;;;;;)」 腹減ったから飯じゃっ!!!! ニンニク山盛りのレバニラ炒め特盛りをとっとと可及的速やかに作れコラ! 血じゃ! 俺は熱き血潮を欲しておるのじゃ!!!! 血が欲しいのじゃああああああっ!!( ̄□ ̄#) …………
がつがつがつがつっ!
うめーぜコラ!( ̄□ ̄###) 花鈴「ご、ご主人様……。ゆっくり食べてください……(xx)」 鈴那「美味しそうなの〜(^^)」 鞠音「ニンニク食べまくる吸血鬼なんて聞いたことないみゃ(--;;;;;)」 バカヤローー!( ̄□ ̄###) がつがつがつがつっ!
ニンニクが怖くて吸血鬼なんぞになってられっかあああああっ!!!!( ̄□ ̄####) がつがつがつがつっ!
悠希(花鈴さんのご主人様……。何か、凶暴化してませんか?(^^;;;;;)) 沙羅(はい。通常の十倍は攻撃的な状態かと。まだ完全ではありませんが、もう数分もすれば吸収しきって猛烈な戦闘能力を身につけられることでしょう。とてつもなく強力な力を感じます(--)) 花鈴(もう……。何がなんだかよくわかんないですよぅ……(xx)」 聞こえてっぞコラ!!!! これから舐めきったことしてくれやがったバカ共をぶち殺しにいってやらぁ!!!! 腹が減って戦闘なんぞできっかああああああっ!!!!( ̄□ ̄#####) どんっ!
おかわりっ!!!!( ̄□ ̄#) 花鈴「は、はいぃっ!!!!(;;;;;;;)」 ふっふふふ。真夏の海で海水浴をした後にビーチで日光浴したい気分だぜ( ̄ー ̄) 鞠音「吸血鬼が日光浴なんかするなみゃ!(--;;;;)」 ふふふ。俺の熱くてバーニングでアトミックファイヤーなハートは鎖で繋いでも今は無駄なのだよ( ̄ー ̄) 鞠音「意味不明だみゃ(--;;;;)」 例えて云うなら。今の俺は制御可能なバーサーク状態。どんなヤツにも負けん!( ̄ー ̄) 鞠音「凶悪だみゃ〜……(--;;;;)」 花鈴「お、おかわり……です……(;;)」 おう!( ̄_ ̄#) 沙羅「マスター。お食事中のところ申し訳ありませんが……(--)」 フン。向こうから直々に来たんだろ?( ̄ー ̄) 沙羅「はい(--)」 迎撃用意ッ!!( ̄□ ̄#) 沙羅「は(--)」 がっしゃんっ!
花鈴「ひぅっ! 買ったばかりのドンブリなのに……。うぅ(xx)」 沙羅「マスター。もう少し物を大切に扱ってください(--)」 るせぇボケ!!! 返り討ちにしたるわ!( ̄□ ̄##) ばんっ!
ドアを蹴破って現れたのは、二人の男女…と、その背後に手下とおぼしき集団が。 先制攻撃じゃ! とうっ!(--#) ばすばすばすっ!
その一撃で、背後の雑魚を一瞬にして吹っ飛ばすものの。 ????「そのような攻撃効かぬっ!(--#)」 ????「食らうがいい。魔弾・爆砕砲!!!!(--)」 真打ちは並では無いようであった。 ばごっ!
なにっ!? 速いっ!(--;;;;;) 第一射はあっけなく回避され、逆に反撃! 花鈴「ひ、ひぅぅぅぅぅっ!!!!(;;;;;;;;)」 鞠音「みゃあああっ!!!! 当たるみゃああああっ!!!!(;;;;;;;)」 鈴那「ふにゃあああああっ!!!! 当たっちゃうの〜〜〜っ!!!!(;;;;;;;)」 悠希「わぁっ!!!! か、花鈴さん! 鈴那ちゃんもみんな逃げてっ!!!!(;;;;;;;)」 沙羅「防衛障壁っ!(--)」 ずがっ!
それは間一髪というところで、完全防御にはならず。 沙羅「くっ!(--)」 衝撃波で、建物共々吹っ飛ばされる非戦闘員な面々。 花鈴「きゃあああっ!(xx)」 悠希「わーーっ!(xx)」 鈴那「ふにゃーーーっ!(xx)」 鞠音「ふみゃーーーっ!(xx)」 ずがしゃっ!
んがーーー! この腐れヴァンパイアめ! 背後の非戦闘員を狙うとは卑怯卑劣であるっ!(--#;;;;;) ????「何とでも云うがよい(--)」 ????「卑怯であろうと無かろうと関係がない。私は貴様達を始末する(--)」 あーそーかい。そーいう態度かい! ちったぁ手加減してやろうと思ったがやっぱり気が変わったわ!(--#) 鞠音「ふみゃみゃみゃ……。れ、鈴那……どいてみゃ〜(xx)」 鈴那「ふにゃ〜……。目が回っちゃったの〜……(xx)」 沙羅「皆様、申し訳ありません。防御が少し遅れました。……花鈴様!(--)」 花鈴「うぅ。いたた……(xx)」 悠希「うぅ。みんな、大丈夫ですか? ……って、花鈴さん!(;;)」 花鈴だけ、倒れた拍子に腕に軽い怪我をしてしまって。 花鈴「だ、大丈夫〜……。かすり傷だよ……。心配しないでくださいぃ。それより……鈴那ちゃん、鞠ちゃん、ゆ〜君。……だ、大丈夫〜?(xx;;;;)」 あくまで他の人を心配する花鈴。 鞠音「あんまし大丈夫じゃないみゃ〜……(xx)」 鈴那「ふにゃにゃぁ……(xx)」 それを見て、沙羅はほんの少しだけ表情を険しくして。 沙羅「花鈴様……。皆様。本当に、申し訳ありません……(--)」 悠希「花鈴さん。ごめんなさい…。盾になっていれば……(;;)」 花鈴「大丈夫、だよ。本当に……。かすり傷だよ(^^;;;;)」 ちっ。……沙羅公。いくぞ! 戦闘開始じゃ!(--) 沙羅「は(--)」 それはそうと。てめぇらの名前を聞いてなかったな。戦うに当たって教えてもらえないかな?(--#) ????「ふふふ。私は夕亜。ヴァンパイアロードよ( ̄ー ̄)」 じゃきんっ!
長い髪に、セクシーな衣装の美女……。 ふむ(--) ????「そして私は夕亜様の下僕にして上級ヴァンパイア、アルカノイド。アルカノイド=ブリュンステッド(--)」 ばっ!
同じく長い髪に、フォーマルな衣装の美男子……。 あるかのいどだぁ? ブロック崩しゲームか?( ̄△ ̄;;) アルカノイド「何!? 貴様、我を愚弄するか!(--#)」 ふはっはっはっは! おぉ! いっくらでもバカにしたる。お尻ペンぺーんだ♪ べろべろばーだ♪( ̄▽ ̄#) 沙羅「マスター……(--)」 アルカノイド「く……。無礼なっ!(--#)」 夕亜「アルカノイド。控えなさい(--)」 アルカノイド「は。失礼致しました(--)」 そうそう。戦うに当たってもう一つだけ教えてもらおう。てめーらはどーして俺を狙ったのだ?( ̄ー ̄) 夕亜「決まってるじゃない。悪名高い貴方、みなるでぃ改を下僕にしておきたかっただけ。でも、予想外に強い力だったみたいね。ヴァンパイア化させただけでは無理みたい(--)」 ふん。そーいうことかい( ̄ー ̄) 夕亜「だからこうして、力ずくで下僕にしてやりにきたというわけ。ついでに、可愛いあなた達も一緒にね(--)」 鞠音「みゃぅっ!(;;;;;)」 花鈴「……そ、そんな(;;;;;)」 鈴那「ふにゃ〜ぅ〜……。まだ目が回ってるの〜(xx)」 悠希「そ、そんなことさせません!(;;;;;;#)」 フン。心配すなっ! 貴様らには、この俺がいる! 最強のマスター・みなるでぃ改がなっ! どこぞの馬の骨とも知れぬブロック崩し野郎に負けるわけがないっ!!!!( ̄ー ̄) アルカノイド「ブロック崩しいうでないっ!(--;;;;#)」 花鈴「ご主人様…(・▽・)」 鞠音「その根拠の無い自信はどこからくるんだみゃ……(--;;;;)」 沙羅「マスター(--)」 うむ。貴様の気持ちは分かる。……よって、本命は貴様にくれてやる。俺は雑魚で我慢してやるから全力で殲滅せよ!(--) 沙羅「はっ!(--)」 こうして、ヴァンパイアとご主人様達との
激しい戦いがはじまったのである!
じゃきんっ!
勢いよく剣を抜き。 いくぞブロック崩し野郎!(--) アルカノイド「誰がブロック崩し野郎かっ!(--#)」 貴様じゃ貴様!!! とるぁああああああああああっ!!!!!( ̄□ ̄) がっきいいいいいんっ!
アルカノイド「ぬぅっ! 許さん! 我を愚弄した罪。死を持って償え!(--#)」 むむっ! のっけからいきなり必殺技!?(--;;;) アルカノイド「我が奥義。受けるが良い! はぁぁぁぁぁぁぁっ! ブラッディオールレンジアタック!( ̄□ ̄#)」 横文字並べりゃええってもんじゃねぇぞっ! って、うおっ!? うおっうおっうおっ!(--;;;;;) びしびしびしっ!
ぐわっ! な、何だっ!?(--;;;;) アルカノイド「我が下僕の吸血コウモリ共! 全方向から攻撃せよ!(--#)」 びしびしびしっ!
ぬおっぬおおおっ!!!! 痛いいぃぃぃぃぃっ!!!! みみず腫れぐぁぁぁぁぁっ!(--;;;;;) アルカノイド「それだけではない! 貴様の濁りきった血液、一滴残らず吸い尽くしてくれる! 我が吸血鞭をくらえ!(--#)」 びしっ! ばしっ! びしっ!
お、俺の血液はサラサラで動脈硬化なんぞおきよーもな……ぐふぉぉっ!!!! 速いっ! なんつー鞭さばきっ!!!!(--;;;;;) アルカノイド「とるぁ!(--#)」 びしぃっ!
ぐわあっ! 剣が!(--;;;;;;) 鞭によって、ご主人の剣が吹っ飛ばされてしまった。 アルカノイド「まだだっ!(--#)」 びしししししししッ!
ぐわああああっ!!!! む、鞭が巻き付いてきやがったあああーー!(--;;;;;) アルカノイド「これで貴様は攻めることも守ることもできぬ。じわじわと苦しみながら死ぬがよい(--#)」 びしっ! ばしっ! びしっ!
びしびしびしっ!
ぐわーーーーーーっ!(--;;;;;;) ご主人様絶体絶命のピンチ!?
アルカノイド「我がサンダーウィップをくらえ!!!!! 超高圧電流をうけてみろ!(--#)」 びびびびびびっ!
びしびしびしっ!
ぐあああああっ!!(--;;;;;) 夕亜「ふふふ。さすが我が下僕( ̄ー ̄)」 花鈴「ご、ご主人様……!(;;;;;;)」 悠希「花鈴さんのご主人様! しっかりしてくださいっ!(;;;;;;)」 鞠音「なにやってんだみゃ! 負けるんじゃないみゃバカみにゃるでぃ!(;;;;;;)」 鈴那「ご主人様負けちゃだめなの〜!(;;;;;;)」 沙羅「マスターっ!(--)」 て、手を出すんじゃねぇ沙羅公……。こいつは、このブロック崩し野郎は……俺が倒す!(--;;;;) アルカノイド「このっ! まだブロック崩し云うかっ!!!! ならば望み通りとどめをさしてやる。……最大電圧を食らわせてくれるっ!!!! 黒こげになってしまへ!!(--######)」 びびびびびびっ!
びしびしびしっ!
鞭とコウモリが激しくご主人を攻め立てる! ふ、ふふ……ふふふ。いーかげんにしてくれやおっさん。……てめーのよーな三流敵役が、花鈴小屋マスターみなるでぃ改に勝てるなどと本気で思っておるのか?( ̄ー ̄#) アルカノイド「な、何…!? サンダーウィップが、効かない!? 吸血コウモリは……ぜ、全部食ってしまっただとぉ!?(--;;;;)」 ふふふ。なかなか美味かったぜ。……ってゆーか、そんなん元より効くかバカヤロウ! バトルものにふさわしくワザとくらって雰囲気を出してやってたンがわからんかドアホ!( ̄□ ̄###) アルカノイド「な、何だと!?(--;;;;;)」 反撃開始じゃ!!! ふおおおおおおおおっ!!!! 電流逆流ううううっ!!!!( ̄□ ̄#####) びびびびびびっ!
アルカノイド「ぐわああああああああああっ!!(--######)」 こんなもん!( ̄□ ̄#) アルカノイド「ぬ、ぬうううっ!!!! すさまじいオーラがっ!?(--;;;;;)」 このよーにして…( ̄□ ̄#) ぶちぃっ!
こうじゃあっ!!( ̄□ ̄###) アルカノイド「わ、我がワイヤーウィップを……!!!! 引きちぎっただとぉっ!?(--;;;;;)」 夕亜「何っ!?( ̄□ ̄;;;)」 花鈴「ご主人様あっ!(;▽;)」 悠希「花鈴さんのご主人様! さすがですっ!(^▽^)」 鞠音「やっぱりすごいみゃみにゃるでぃ!(>▽<;;;;)」 鈴那「ご主人様強いの〜!(^▽^)」 沙羅「……さすがでございます(--)」 今度は俺の奥義をみせてくれる! ……はああああああああっ!!!!!(--###) ごごごごごごっ!
くらうがよい! ご主人様流最高奥義!!!!!( ̄□ ̄#####) アルカノイド「さ、最高奥義だとぉっ!?(--;;;;;)」 どんっ!
この拳に勝るものなどなし!( ̄△ ̄#) ご主人様流最高奥義。その名も! 『力一杯どつく』だッ!(--####) ばきぃぃぃぃっ!
アルカノイド「ぐわああああああああああああああっ!!!!!(--;;;;;;)」 圧倒的なパワーで殴られ、吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられるアルカノイド。 ……所詮。貴様は俺の敵では無かったということだ( ̄ー ̄) アルカノイド「さ、最高奥義って……。ただ単……に……力任せに……叩いてるだけ……ではないか(--;;;;;)」 るせぇ!!!! 無様におねんねしながら偉そうなことぬかしてんじゃねぇっ!!!( ̄□ ̄####) ばきっ!
アルカノイド「ごふッ!(--;;;)」 てめーこのブロック崩し野郎! 不死身なら都合が良い! 何度でも食らわせてやらぁ!( ̄□ ̄###) ばきっ!
アルカノイド「げふッ!(--;;;)」 くらいやがれボケ吸血鬼!!!!( ̄□ ̄###) ばきっ!
アルカノイド「がふッ!(--;;;)」 立たんかいどアホ!!! てめーそれでも不死身の吸血鬼くぁぁっ!!!!( ̄□ ̄###) ばきっ!
アルカノイド「おぐッ!(--;;;)」 まだまだむぁだああああっ!! 俺のしごきはまだ始まってすらおらんぞおおおっ!!( ̄□ ̄###) 鞠音「やっぱりひどいやつだみゃ……(--;;;)」 こうして、不死身の吸血鬼アルカノイドは
倒されては(強制的に)復活させられ、そしてまた倒されて……
サンドバッグ状態にさせられ
事実上。ご主人様に敗れたのであった。
夕亜「……ふ。情けない男。所詮、その程度か(--)」 沙羅「…(--)」 夕亜「動かないのですか?( ̄ー ̄)」 沙羅「…(--)」 夕亜「ふ。では、参りますわ(--)」 沙羅「はっ!(--)」 沙羅は微動だにせず、無表情のまま戦闘用針を投げていた。 しゅぱっ!
夕亜「くっ!(--;;;;)」 予想外の攻撃によろめく。 沙羅「たぁっ!(--)」 がっきいいいん!
夕亜「くぅっ!(--;;;)」 沙羅「はっ!(--)」 ずばっ!
夕亜「ぐわっ!(--;;;;;)」 そのまま突進して、小太刀で夕亜の肩を切りつけた。血飛沫に、夕亜は致命傷と思われたが……だが。 沙羅「…(--)」 夕亜「私達の再生能力を、甘くみてもらっては困りますわ( ̄ー ̄)」 傷口が見る見るふさがっていき…やがて、全快した。 夕亜「どんなに斬りつけても無駄です。すぐに再生しますから(--)」 沙羅「…(--)」 がっきいいいん!
がっきいいいん!
がっきいいいん!
一転して劣勢という立場におかれた沙羅。だが……。 沙羅「…(--)」 夕亜「斬っても裂いても無駄。つまり、貴方に勝ち目はありませんわ( ̄ー ̄)」 沙羅「ならば(--)」 がっきいいいん!
がっきいいいん!
がっきいいいん!
何かを狙ってるかのように無表情のまま暫激を受け止めてははじき返し……。 沙羅「小太刀一刀流……(--)」 夕亜「む……!(--)」 沙羅「火炎風車輪!(--)」 間合いを取ってから、沙羅が小太刀を振ると。 ぶわっ!
振り回した小太刀が燃えて、尾を描き。 沙羅「はぁっ!(--)」 そのまま一気に突進して。 ズバッ!
夕亜「ぐああっ!!!(--;;;;)」 燃える刃で、十の字に切り裂いた。 沙羅「血も蒸発してしまっては、再生できないでしょう(--)」 夕亜「ぐ……(--;;;)」 アルカノイド「ゆ、夕亜様ぁっ! ……ぐはっ!(--;;;;)」 げしっ!
おるぁ、どこを向いておるかっ! 所詮てめーらは俺らの敵じゃぁねぇってーんだよ。おらおら!( ̄ー ̄#) アルカノイド「ぐあああああっ!!!!(--;;;;)」 げしげしっ!
夕亜「ふ。……私がこのくらいで負けるような、弱い者であるとお思いですか?(--)」 沙羅「…(--)」 夕亜「見せて差し上げましょう。私の奥義を(--)」 む! 沙羅公気ぃつけろ! なんかやるぞ!(--;;;) 沙羅「…(--)」 夕亜「…いざ、参りますわ!( ̄ー ̄)」 沙羅「はぁっ!(--)」 しゅぱっ!
それを見計らい、先手を取って針を投げつける沙羅。……が。 沙羅「……!(--)」 投げた針は全てあたる寸前で空を切り……。 なにッ!?(--;;;;) 悠希「き、消えた(・・;;;;)」 夕亜「はぁっ!(--)」 ずばっ!
沙羅「くっ!(--)」 突然背後に現れて、沙羅を切りつけて。沙羅が反撃しようとしたときには既に姿を消していた。 夕亜「姿どころか実体も消すことができるのですよ。私は(--)」 沙羅公!(--;;;;) 花鈴「さ、沙羅さんっ!(;;;;;)」 鞠音「ふみゃみゃ! 沙羅〜! 負けちゃだめだみゃ!(;;;;;)」 鈴那「沙羅おねえちゃん〜!(;;;;;;)」 夕亜「つまり、短時間高速ワープ。これがどういう事かというと(--)」 く、空間移動だとぉっ!?(--;;;;) ずばっ!
沙羅「ぐっ!(--)」 夕亜「貴方に私は倒せない、ということです!(--)」 かきぃィんっ!
沙羅「くっ!(--)」 沙羅公!(--;;;) 沙羅(想定相対距離零。……初速最大(--)) 再度、背後に現れ……。 夕亜「背後ががら空きですよ( ̄ー ̄)」 沙羅「……っ!(--)」 ばっ!
その瞬間、沙羅は身体をひねって急回転させ……。 沙羅「爆導索!(--)」 ばしゅっ!
夕亜「何っ!(--;;;)」 沙羅の手から重し代わりの爆薬が付いたワイヤーがうねりを上げながら放たれ。 どごっ!
夕亜「ぐわあああっ!(--;;;;)」 直撃する寸前で何とかかわすものの、ワイヤーに火が付き。 沙羅(外れた…(--)) ……ぬ? って、うおおおおおおおっ!!!!!(--;;;;) アルカノイド「ぎゃああああああああっ!!!!!(--;;;;;;)」 誘爆を起こしたワイヤーはそのまま隣で戦……もとい、アルカノイドをいじめていたご主人の方にとんでいき。 どごごごごごっ!
バカヤローーーー! あぶねーーじゃねーーか! ご主人に爆導索投げる式神がおるかコラ!(--;;;;) アルカノイド「う……うぅ……うぅぅ……(--;;;;)」 とっさにアルカノイドを盾にして直撃を回避。 沙羅「失礼しました。……マスターなら回避していただけると思ったので(--)」 あのなぁ……(--;;;;) 夕亜「ふふ。油断は禁物、ということですね。……思わぬ反撃をいただきましたが、そろそろとどめを刺してあげましょう。苦しまず済むように、ね(--)」 こら沙羅公! しくじってんじゃねーやボケ!(--;;;;) 沙羅「…(--)」 夕亜「どこを狙って欲しいですか? 喉ですか? それとも、心臓?( ̄ー ̄)」 沙羅「どこでも構いません。お好きなように(--)」 夕亜「そうですか。では、遠慮無く……喉を切り裂いてあげましょう!(--)」 そうしてフッと夕亜の姿が消え、予想しない所……沙羅からみて左に出現。 夕亜「死ねっ!( ̄□ ̄)」 ずばっ!
そのまま大きく刃を振り下ろされ……たと思った瞬間。 夕亜「ぐっ!?(--;;;)」 沙羅の喉を切り裂く寸前に、ぴたっと夕亜の動きが止まり……。 沙羅「どこを狙おうと、接近してくることに変わりはありませんから(--)」 夕亜「な、な……に……!(--;;;;;)」 沙羅「見えざる網……。マスターは、”いんびじぶるうぇぶとらっぷ”と申しておりましたが(--)」 夕亜「じ、じゃあ……。今までの動きは全部、トラップに誘い込むために……(--;;;;)」 沙羅「全てがそうではありませんが(--)」 それは、透明な糸で編まれた網……。夕亜は自らトラップに掛かりに行ったようなものだった。 沙羅「糸使いの私が何も仕掛けていないとでもお思いでしたか?(--)」 おぉうブービートラップ! 沙羅公すげぇじゃねーか! さすが俺の便利な式神!( ̄▽ ̄;;;) 夕亜「馬鹿な! 何も仕掛けている素振りなど……!(--;;;;)」 沙羅「それはそうです。仕掛け自体は戦う前から用意していましたから(--)」 蜘蛛の巣に絡め取られた蝶のように、身動き一つできない夕亜。 夕亜「ぐ……あ……(--;;;;)」 沙羅「貴方を許すことはできません。……貴方は私の大切な方達に危害を加えましたから(--)」 じゃきん…
待て(--) 沙羅「…は(--)」 そこら辺で勘弁しといたれ( ̄ー ̄) 沙羅「ですが(--)」 マスターの決定に何か文句あっかコラ!( ̄□ ̄#) 沙羅「…いえ(--)」 ふん。……まぁ、こいつの恐ろしさは心底身に染みただろう? これに懲りたら下僕を増やそうなんざ考えねーこったいな( ̄ー ̄) 夕亜「許して…くれるのですか?(--;;;)」 自由にしたるわ。どこでも好きなところに行くが良い( ̄ー ̄) そうして勝者らしく、格好良く余裕たっぷりに夕亜の身体に絡まっていた糸を解いてやり……。 ぱらっ
夕亜「ふ……ふふ。背中を見せたなっ!( ̄□ ̄)」 嘘ぉっ!? 実は卑怯モードキャラっ!?(--;;;;) 夕亜「死ねえぇぇっ!(--#)」 不意を付かれたご主人様の背中目がけ、ナイフを突き刺し……。 沙羅「マスター!(--)」 夕亜「なっ! 邪魔をするなぁっ!(--;;;;)」 ずしゅっ!
ご主人の間に割って入り、ナイフを右腕を犠牲にして受け止め。 沙羅「はぁぁっ! 白炎昇華!(--)」 ぶわっ!
夕亜「ぐわああああっ!(--;;;)」 アルカノイド「ゆ、夕亜様ぁっ!!!!(;;;;;;;;)」 沙羅が発した白く強力な炎で、一瞬にして消滅させた……。 沙羅「ご無事ですか。マスター(--)」 ああ。……沙羅公、お前。案外無茶するな(--;;;;;) 花鈴「沙羅さんっ!(;;;;;;)」 悠希「沙羅さん! 腕が(;;;;;;)」 鈴那「沙羅おね〜ちゃん、いたそうなの(;;;;;;)」 鞠音「沙羅〜! 大丈夫かみゃ〜!(;;;;;)」 沙羅「皆様、ご安心を。この程度の傷、すぐ直りますから(--)」 あっさり云うね。お前(--;;;) 沙羅「事実ですから(--)」 っとにクールなヤツ。……まぁ、それはそれとして。完全に消滅させたんか?(--;;;) 沙羅「いえ。完全にではありません。無力化させただけで……。マスター(--)」 ん? ……お( ̄□ ̄;;;) 花鈴「あは。なんか、可愛いです(^^;;;;)」 悠希「小さな赤ちゃんコウモリですね(^^;;;)」 ぱたぱたぱた……
そこには一匹の、小さなコウモリが頼りなさそーにとんでいた。 アルカノイド「ああああああっ!!!! ゆ、夕亜様ぁっ!!!(;;)」 沙羅「白炎には、邪なものを浄化する効果がありまして。邪気と妖力が全て取り除かれているはずです(--)」 つーことはアレか。よちよち歩きの赤ちゃん状態にされちまったというわけか(--;;;) 沙羅「はい(--)」 ぱたぱたぱた……
さすがのヴァンパイアロードも、こーなっちまっては哀れだな。許してやるか……(--;;;) 沙羅「ちなみに。定期的に人の生き血を吸っていけば、短時間で再成長することは可能です(--)」 再教育次第、ってわけかい(--) 沙羅「はい(--)」 夕亜「あぅ〜。あぅ〜(^^)」 鞠音「ふみゃっ! 赤ちゃんになっちゃったみゃ!(--;;;)」 鈴那「ちっちゃくてかわいいの〜(^^)」 ふん。内面も外見も、オールクリアってか。……おい、ブロック崩し野郎!(--#) ぎろっ!
アルカノイド「ひぃっ!!!(;;;;;;)」 このガキんちょの身柄、貴様にくれてやる。……今度は世間様に迷惑かけねーよーにキチッと正々堂々したやつに教育せぇよ!(--#) アルカノイド「は、はいぃっ! それはもうっ!(;;;;;;)」 分かったらとっとと失せろやコラ! 目障りじゃアホ!(--#) げしっ!
アルカノイド「ひぃぃっ!!!!(;;;;;;)」 ……深夜。
リビングには、ご主人と沙羅が二人だけ。 沙羅「マスター(--)」 黙っとれ。包帯くらい巻かせろ(--) 沙羅「……ありがとうございます(--)」 珍しいことにご主人が、沙羅の傷ついた腕に新しい包帯を巻いていた。 しかしアレだ。小さい頃は誰だって、無邪気なんだよなー(--) 沙羅「どのようになるも、育った環境次第です(--)」 うんうん。……でも、劣悪な環境で育ってもまともなヤツはいるけど(--) 沙羅「そういう例もございますね(--)」 ……まぁ。何にせよ。どーいう人間になろーと、何かのせいにしちゃいけねーよな(--;;;) 沙羅「はい(--)」 結局はてめぇ次第、ってことか(--) 沙羅「はい(--)」 あいつら。大丈夫かな(--;;;) 沙羅「はい(--)」 今日はいい天気だな(--) 沙羅「はい(--)」 おい(--;;;;) 沙羅「はい?(--)」 おめーも。少しリアクションにバリエーションってものをだな(--;;;) 沙羅「……はい(--)」 はぁ……。もうええ(--;;;) 沙羅「はい(--)」 ……たまにはおめーに茶でもいれてやる(--) 沙羅「マスター……(--)」 ペットボトルのだがな(--) 沙羅「ありがとうございます(--)」 礼などいらん。守ってくれた礼なんじゃ(--;;;) 沙羅「……はい(--)」 こうして
花鈴小屋のヴァンパイア騒動は
一件落着と相成った
だが……。
アルカノイド「ゆ、夕亜様〜! 夕亜様〜! いったいどこに!?(--;;;;;)」 ふと目を離した隙に、どこかに行ってしまった夕亜。 アルカノイド「ああああ……。どこに行かれてしまったのですか……(--;;;;)」 その頃、無邪気な赤ちゃん夕亜は。 ご主人と瓜二つな人物……華恋小屋マスターにしてエセご主人様・あろうず改を見つけて。 夕亜「あぅあぅ〜(^^)」 ぐごーーーぐごーーー!( ̄□ ̄) 夕亜「あぅ〜ぅ(^^)」 かぷっ♪
爆睡したあろうず改は目覚めない。 ふごっ! ぐごー!( ̄□ ̄) ちうううう〜♪
夕亜「おいし♪ おいし♪(^^)」 たっぷりと血をすって。 そうしてまた、朝が来る。
血イぃーっ!( ̄□ ̄#) 華恋「ぐわぁっ! 何しやがるこの野郎っ!(--;;;;)」 玲美「ままま、マスター落ちついてくださいましですわ〜!( ̄□ ̄;;;;)」 毬奈「わふわふ〜わふわふ〜( ̄ω ̄)」 かぷっ♪
華恋「ま、毬奈! 噛むなああああっ!!!! ああああ! あたいもヴァンパイアになっちまう……(--;;;;;;)」 血ーーーッ!( ̄□ ̄#) 玲美「ま、ま、ま、マスター落ちついてですのですわ〜〜〜! ら、螺鎖様! お、お助けくださいでありますですの〜〜〜!( ̄◇ ̄;;;;;)」 螺鎖「くすくすくす。玲美様。申し訳ありませんが、私は幽霊ですので。血液自体が流れていませんのでどうにも……( ̄ー ̄)」 玲美「そそそ、そんなことってございますですのおおお〜〜〜!?(--;;;;;)」 俺に新鮮な血を飲ませろおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!( ̄□ ̄#####) 新たなる問題が、発生していったのであったが
それはまた、別のお話。
華恋「別にするんじゃねぇっ!!!! 続かせろよコラ!!!!(--;;;;;)」 玲美「お、お、お、……お姉様! 牙が……(--;;;;;;)」 毬奈「わふわふぅ〜( ̄ω ̄)」 かぷっ♪
玲美「はぅぅっ! ま、毬奈ちゃん…………ッ! Σ( ̄△ ̄;;;;)」 毬奈「玲美も一緒に吸血鬼になるわふぅ〜( ̄ω ̄)」 玲美「いっ……いやですのーーーーーーーーーーーーーっ!( ̄△ ̄;;;;)」 ちーーッ!( ̄□ ̄#) そんなわけで。
B級映画なオチで
おしまい♪
次回に続く
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