昼下がりの一時



















お昼休みに、友達数人と机をあわせてお弁当を食べていると。
美穂「そーいえばさ(^^)」
花鈴「?(・・)」
花鈴の親友の美穂ちゃんが思いだしたよーに云いだして。
美穂「花鈴ちゃんって、いつもえびちゃんだよね(^^)」
花鈴「あ、うん(^^)」
えびちゃん=先をリボンで止めた一本の三つ編み。
美穂「たまにはほどいたところをみてみたいなー。なんて思ったりして(^^)」
花鈴「え〜(^^;;;;)」
女子1「あ。あたしもみてみたいー(^^)」
女子2「解いてみてよ。花鈴ちゃん(^^)」
花鈴「そんな。恥ずかしいよぉ(//-//)」
恥ずかしがり屋な花鈴とは対照的に。
美穂「ものは試しよ。明日、解いてきてね(^^)」
親友の美穂ちゃんは大胆で思い切りがよくて。
花鈴「ち、ちょっとまってよ〜。そんなこと勝手に決めないで〜(xx)」
美穂「綺麗な黒髪なんだからいいじゃんいいじゃん(^^)」
花鈴「どうしてそうなるの〜(^^;;;;;)」
女子1「決まりね(^^)」
女子2「楽しみにしてるよ(^^)」
他の友達もみんな調子を合わせて。
花鈴「も〜(^^;;;;)」
等という話になっていき。




















そんなこんなで、翌日。





















しゃ、しゃ…

鏡の前で髪を解かしていると。
花鈴「……(;;)」
お?(--)
花鈴「あ、ご主人様(;;;;;;)」
なんじゃい貴様。今日は髪を解いて行くのか。珍しいな(--)
花鈴「……はい。ちょっと、みたいって云う人がいて(xx)」
ふーん(--)

ばたん…

そんなとき。
鈴那「ふにゃ?(^^)」
鞠音「みゃ?( ̄ω ̄)」
鈴那と鞠音のお子さま二人が部屋に入ってきて。
花鈴「あ。鈴那ちゃん、鞠ちゃん(;;;;;)」
おう(--)
鈴那「……おねえちゃん、なの?(^^)」
鞠音「もしかして、花鈴かみゃ?(・ω・;;;)」
花鈴「そ、そうだよ?(;;;;;;)」
鈴那「綺麗なの〜。髪さらさらなの〜(^▽^)」
鞠音「まるで別人だみゃ( ̄▽ ̄;;;)」
花鈴「ひぅぅ……(xx)」
そんな状態で行くとは、チャレンジャーやな(--)
花鈴「好きで行くわけじゃないです……(xx)」

…………

そして、登校。
花鈴(うぅ……。な、何か……気になるなぁ(;;;;;;;))
律儀に云われたとおり髪を解いて登校。
花鈴(もう。美穂ちゃんのせいだよ……(xx))
慣れない髪型がみんなの視線に晒されているような気になってしまけど、それは気のせいではなくて。
花鈴(……は、早く行こ(//-//))
すれ違う男子生徒……いや、女子生徒もみんな振り返っては、花鈴を見て。
花鈴(……やっぱり、恥ずかしいよぅ(//-//))
視線の先には、髪を解いた華やかな美少女。

…………

ドアを開けて教室に入る。クラスメイトが数人、座って話しているのが見えた。
花鈴「……お、おはよ(;;;;;;;)」
美穂「……(^^)」
声をかけたのに、反応は乏しくて。
花鈴「……美穂ちゃん?(;;;;;;)」
美穂「……誰?(^^)」
さらっとヒドイことを云う美穂ちゃん。
花鈴「ひぅっ! わ、私だよぉ!(xx)」
美穂「……もしかして、花鈴ちゃん?(^^;;;;;)」
花鈴「もしかしないもん!(xx)」
その瞬間、クラスメイト全員が花鈴を見て驚いた。
美穂「う、嘘っ!?(--;;;;;)」
女子1「ほ、本当に花鈴ちゃんなのっ!?(--;;;;)」
花鈴「そうだよぉ〜!(xx)」
女子2「すっごーい! 信じられない(・・;;;;;)」
花鈴「みんなひどいよぅ……。私を髪型で見分けてたの?(xx)」
美穂「だ、だって。花鈴ちゃん=えびちゃんだったから……。どこぞの美少女な転校生かなって(--;;;;;)」
女子3「別人みたい。華やかすぎー!(--;;;;)」
女子4「すっごいかわいい! 漫画みたい(--;;;;;;)」
花鈴「漫画じゃないもん……(xx)」
美穂「だよね〜。すっごい髪綺麗。……っていうか、ほんとに髪型変えてくるなんて思ってなかったから(^^;;;)」
花鈴「もう……。ひどいよ〜(xx)」

…………

そして、クラスメイト達が登校してきて……。
花鈴「……(;;;;;;;)」
見知らぬ女の子が居るから、当然のことながら注目の的に。
男子1「おい、あの娘誰だ?(--;;;)」
男子2「知らない。転校生じゃねえの?(--;;;)」
男子3「でも、すっげぇかわいいぜ(--;;;;)」
クラスメイト達がひそひそと噂し合うのが聞こえてきて。
花鈴(……うぅ(;;;;;;;))
美穂「みんなの噂の的ね。花鈴ちゃん(^^)」
花鈴「うれしくないもん(xx)」
男子4「なにっ!? もしかして沖野さん!?(--;;;;)」
男子5「そ、そういえば……。あの爆乳! 間違いない!(--;;;;;)」
男子6「そうかっ! 沖野さんが髪を下ろしたんだ!(--;;;;;)」
美穂「そりゃ、普段地味〜なえびちゃんしてれば、インパクトあるわよねぇ( ̄▽ ̄;;;;)」
花鈴「もう……。しらないもん……(xx)」




















やがて時間が過ぎていき……




















時計の針は12時を差して。
花鈴(あ……。ゆ〜君のところにいかなきゃ……(・・;;;))
実はその日は、悠希と一緒にお昼を食べる約束をしていたのでした。
花鈴(お弁当、喜んでくれるかなぁ……(・・;;;;))
悠希のために、お弁当を二つ用意して。

…………

中等部の悠希のクラスでは、授業が少し時間をオーバーしていて。
悠希「(……あー。やっと終わった(--;;;;))
ようやく終わって、みんなため息をついて。
悠希「……?(・・)」
ぐぐっと背伸びして、教科書などを机に押し込んで。
悠希「どうしたの?(・・)」
そばにいた友人達が何かを見ているのに気づいて、声をかける。
男子1「いや。ドアのそばにさ……(--;;;;)」
男子2「高等部の先輩が一人、誰かを待っているみたいなんだけど(--;;;;)」
男子3「それがすっげぇ可愛いんだよ(--;;;;)」
悠希「……え?(・・;;;;)」
心当たりは大いにある。
悠希「(……も、もしかして(--;;;;;))
あわてて廊下に出てみると。
花鈴(……(・・;;;;))
悠希「(や、やっぱり!(--;;;;))
やっぱり、想像していた通りの人がたたずんでいて。
花鈴(ゆ〜君。まだかな(・・))
悠希「花鈴さ……(--;;;;)」
声をかけようとしたけれど、その前に。
男子4「あの〜(^^)」
花鈴「……え?(・・;;;;)」
男子5「このクラスの誰かを待っているんですか?(^^)」
男子6「中入ってください。遠慮せずに(^^)」
あっという間に、男子達に囲まれてしまった。
花鈴「……ひぅぅ(;;;;;;)」
小柄な花鈴とは対照的に、背の高い男の子達。花鈴は囲まれて、埋もれたみたいになってしまって。
悠希「あ、ああっ!(--;;;;;)」
花鈴は問いつめられてしまって。
花鈴「あ、あの……。ゆ〜く……悠希君を待っていて……(;;;;;;)」
男子7「なにっ! 悠希の野郎!(--;;;;)」
男子8「いつの間に、こんな可愛い人と付き合っていたんだ!(--;;;;;)」
男子9「本当にっ! そんな重要なこと俺たちに秘密にするなんてひどいじゃないかっ!(--;;;;;)」
花鈴「ひぅぅ……。そんな……(//-//)」
悠希「み、みんな! ちょっと、やめてよ!(--;;;;)」
花鈴「あ、ゆ〜君(//-//)」
見かねて割り込んでいくけれど。
男子1「あ、どーも。僕が悠希君の一番の親友、稲本です。よろしく(^^)」
男子2「いえいえ。僕が一番の親友、玉田です。よろしく〜(^^)」
男子3「いやいやいや、僕が一番の親友、加地です。よろしく(^^)」
花鈴「は、はいぃ……。よろしく、です……(//-//)」
悠希「あのねぇっ!(--;;;;#)」
男子4「まあまあ。こんなところで立ち話もなんですから(^^)」
男子5「どーぞどーぞ。中へ(^^)」
男子6「お入りください(^^)」
花鈴「ひぅっ! あ……あ……(;;;;;;;)」
そのまま強引に、連れ込まれるよーにして教室の中へと。
悠希「ちょっと! やめてよ! 花鈴さんいやがってるじゃないかっ! ……ああこらっ! 花鈴さんにさわるなーーーーっ!!!!(--;;;;#)」

…………

花鈴「……(;;;;;;;;)」
自分より遙かに身長の高い男子達に囲まれて、埋もれるようにしてビクビクしている花鈴。
悠希「あのね……。みんな、花鈴さんがいやがってるでしょ。やめなよね(--;;;;#)」
男子7「花鈴さん、と云うんですか!(^^)」
男子8「素敵な名前ですね! どうぞよろしく(^^)」
男子9「ところで。花鈴さんと悠希君とはどのようなご関係で?(^^)」
悠希「人の話を聞けよっ! やめろって云ってんだよっ!(--;;;;#)」
ゆーくんは必死に抵抗するけど、あまりにも多勢に無勢。みんな屈するわけがなく、近づくこともできなくて。
花鈴「え……あ……う……(;;;;;;;)」
四方八方からずいっと身を近づけられて、はぐらかすことすらできないような雰囲気になって。
花鈴「あ……あの……(;;;;;;;;)」
男子達「はい!(^^)」
悠希「ちょっと!(--;;;;#)」
花鈴「……えっと(;;;;;;;)」
男子達「……(^^)」
男子達の笑顔がとても怖〜く見えてきて。
花鈴「ひぅ……(;;;;;;;)」
男子達「……(^^)」
悠希「いい加減にしろよ!(--;;;;#)」
答えなければ帰してくれそうもない状況になって。
花鈴「……(;;;;;;;)」
怖さと緊張で、小動物のように身をかがめてふるえて。
女子達「あんたたち(--#)」
そんなとき……。
女子達「いい加減にッ!(--#)」
男子達「っ!?Σ(--;;;;)」

ばきっ!

女子達「しなさいッ!(--#)」
男子達「ぐはっ!(--;;;;)」
見かねた女子達が一撃で男子達をぶちのめし、助けてくれた。……が。
悠希「みんな……(;;;;;;)」
花鈴「……ひぅ(;;;;;;)」
女子1「ところで先輩(^^)」
女子2「悠希君とはどのようなご関係で?(^^)」
女子3「どこまで進んだんですか〜?(^^)」
花鈴「え……え……(//-//)」
男子達に変わって今度は女子達が花鈴を取り囲んで。
悠希「あの! ちょっと、そういうこと聞かないでっ!(;;;;;;)」
女子4「やっぱりもう、えっちまでいっちゃったんですか?(^^)」
悠希「なっ! Σ(;;;;;;;)」
花鈴「ひぅっ……(//-//)」
女子5「じゃあ、キスまで?(^^)」
花鈴「……はい。……ひぅぅっ!(//-//)」
悠希「花鈴さんっ! そんなこと正直に答えないで!(//-//)」
花鈴「……だ、だって(//-//)」
女子6「わ。清く正しい異性交遊なんですね〜! 純愛してますねっ!(^^)」
女子7「先輩、スタイルすごいいいですね! 何センチあるんですか?(^^)」
花鈴「……(//-//)」
悠希「なっ!? そんなこと聞くんじゃないよッ!(;;;;;;;)」
女子8「やっぱりそのお胸で悠希君を優しく抱きしめて包んであげたりするんですか?(^^)」
花鈴「え……あ……ひぅぅ(//-//)」
悠希「……(--;;;;#)」
等と、質問攻めに合わされていくうちにゆ〜君は何かがキれて。

がしっ!

花鈴の細い腕をつかんで。
花鈴「きゃっ!(;;;;;;)」
悠希「花鈴さんっ! 行くよっ!(--#)」
女子達「あ、ちょっと! 待ってよ〜っ!(;;;;;;;)」
悠希「早くっ! 走ってっ!(--#)」
花鈴「う、うん……(;;;;;;;)」
そのまま花鈴を引っ張るようにして教室を出て、女子達の追撃を振り切って走っていってしまった。
花鈴「ゆ、ゆ〜君っ! 速いよぉ〜っ!(xx;;;;;)」




















……




















どこをどう走ってきたかわからないくらい急いで、結局体育館の裏という人気のないところに。
悠希「ふう。ここまでくれば大丈夫(--)」
全速力で突っ走っても平然としているゆ〜君と。
花鈴「ひぅぅぅ……(xx)」
息も絶え絶えの花鈴。そんな花鈴を見て。
悠希「……あ。花鈴さん、ごめんなさい(;;;;;;;)」
ようやく我に返って、つかんでいた腕を離す。
花鈴「……ううん。大丈夫(;;;;;;)」
悠希(……細い腕だなぁ(//-//))
花鈴「……でも……あの(;;;;;;)」
悠希「何?(・・)」
花鈴「……ごめんなさい。待ち合わせ場所、決めてなかったから(;;)」
あんなことになっちゃったと、気にしていて。
悠希「そんなの、花鈴さんのせいじゃないよ。……悪いのはみんなあいつらだから、気にしないで。後で厳しく言い聞かせておくから(--#)」
花鈴「……でも。どうして(;;)」
どうしてあんなことになったのか、わからなくて。
悠希「そりゃ……。花鈴さんが可愛いから、だよ。あいつらみんな、可愛い娘を見ると舞い上がっちゃうから。……そ、それに。髪解いて……あの、なんというかその……。三つ編みの花鈴さんもすごく可愛いけど、解いた花鈴さんも可愛くて……なんていうか……えっと、綺麗だから……(//-//)」
花鈴「ゆ、ゆ〜君……(//-//)」
云うだけ云っておいて、とても恥ずかしく感じて。
悠希「……ごめんなさい。僕、何云ってるんだかわかんなくなっちゃって(//-//)」
花鈴「……(//-//)」
悠希「……(//-//)」
花鈴「……(//-//)」

く〜

悠希「……あ(//-//)」

く〜

花鈴「……ひぅぅ(//-//)」
悠希「……お、おなかすいちゃった(//-//)」
花鈴「……あは。……お昼にしよっか(//-//)」
悠希「……はい(//-//)」

…………

花鈴「はい。どうぞ(^^)」
悠希「ありがと(^^)」
かわいらしい袋から大きめのお弁当箱を二つと、小さなお弁当箱を一つ取り出して。
悠希「いただきます(^^)」
パカッとふたを開けると。
悠希「わっ。おにぎりがいっぱい(・・)」
花鈴「ゆ〜君。鮭のおにぎりが好きだって云っていたから(^^)」
悠希「うん。ホントにありがと。すっごい美味しい!(^^)」
大きめのおにぎりをがつがつ食べて。
悠希「んっぐ! んがぐぐ(--;;;;;)」
花鈴「ゆ〜君。お茶飲んで〜(^^;;;;)」
悠希「あ、ありがとふございまふ(--;;;;;)」

ごきゅごきゅごきゅ

あまりにもがっつくものだから、詰まりそうになったりして。
花鈴「おかずも食べて(^^;;;;)」
悠希「は、はい。……って、ほうれん草のおひたし! Σ(・・;;;)」
花鈴「前に、好きだっていっていたから(^^)」
悠希「はいっ!(^^)」
おかずも同じよーにがっつくゆ〜君。
花鈴「ゆ〜君。ほっぺにご飯粒ついてるよ〜(^^;;;;)」
悠希「……あぅ(--;;;;;)」
花鈴は人差し指で、ゆ〜君のほっぺたについていたご飯粒をとって。
花鈴「……お弁当つけてどこいくの? なんちゃって(^^)」

ぱくっ♪

悠希「はぅっ! か、花鈴さん!(//-//)」
花鈴「えへへ(^^)」
ちょっと大胆な花鈴。
悠希「うぅ……。そ、そのご飯粒は僕のですっ! し、仕返しです!(//-//)」
等と支離滅裂なことを云ってからゆ〜君は箸で卵焼きを取って。
花鈴「え……っ?(・・;;;;)」
悠希「あ〜ん、してくださいっ!(//-//)」
花鈴「え……ええっ!?(//-//)」
悠希「ほらっ!(//-//)」

花鈴「あ、あ〜ん……(//-//)」

ぱくっ♪

反撃とばかりに、恥ずかしいことをして。……でも。
花鈴「じゃあ……はい、ゆ〜君。……あ〜んして(//-//)」
悠希「ええっ!? あ……あ〜ん……(//-//)」

ぱくっ♪

すぐに反撃されちゃって。
悠希「で、でも。……花鈴さんのお弁当。ちっちゃいですね(//-//)」
花鈴「あ……うん。あんまり、食べられないから(//-//)」
ふと、目が至近距離で合って。
花鈴「ゆ〜君……(//-//)」
悠希「花鈴さん……(//-//)」

ちゅ……

そのまま自然にキスをして。
花鈴「……(//-//)」
悠希「……(//-//)」
やがて唇が離れて、互いに見つめ合って。
悠希「……(//-//)」

つん……

悠希「……(・・)」
花鈴「……?(//-//)」

つん……つん

花鈴「ひぅ……? な、なぁに?(//-//)」
何を思ったのか、花鈴のふにふにしたほっぺたを突っつき始める。
悠希「花鈴さんのほっぺ。ふにふにしてて可愛い(//-//)」
花鈴「……ゆ、ゆ〜君(//-//)」

つんつん、つんつん

花鈴「ひぅぅ……。つ、つんつんしないで……(//-//)」

ふにふに

悠希「本当に……可愛いです(//-//)」
痛くない程度に引っ張る。
花鈴「ひぅ〜……ぅ〜……(//-//)」
悠希(あーもう可愛すぎ……。大好き……(//-//))

ふにふに……ふにゅにゅ……

恥ずかしくも、困ったように上目遣いで抗議。
花鈴「ゆ、ゆ〜く〜ん……。私、おもちゃにしないで……(//-//)」
悠希「だって〜(//-//)」
花鈴「……(//-//)」
悠希「……(//-//)」
花鈴「ゆ〜君……(//-//)」
悠希「……?(//-//)」

ふ……

花鈴の方から、軽く唇を重ね合わせて……。
悠希「……あ(//-//)」
花鈴「好き……(//-//)」
ちょっと大胆になりすぎた二人は、しばらく真っ赤になったままだった……。




















そして、ほのぼのした時間が過ぎていき




















悠希「ごちそうさまでした。ホントに、おいしかったです(^^)」
花鈴「ありがと。また、作ってくるね(^^)」
そしてお弁当箱を袋に入れて。
悠希「ふぁぁ。……眠くなってきちゃった(+_・)」
花鈴「あ、じゃあ……(・・)」

す……

悠希「え……! Σ(・・;;;;)」
花鈴「膝枕、してあげる……(//-//)」
悠希「ええええっ!? えええっ!?(//-//;;;;)」
大胆な花鈴にゆ〜君びっくり。
花鈴「……(//-//)」
悠希「あの……でも、その……! (//-//;;;;)」
花鈴「嫌、なの……?(//-//)」
悠希「嫌じゃないですっ! ……でも、恥ずかしくて…… (//-//;;;;)」
花鈴「誰も見てない……よ……(//-//)」
悠希「…………はい(//-//;;;;)」
そして、ゆっくりと花鈴の膝を枕にして横になって。
花鈴「まだ……時間、いっぱいあるから……(//-//)」
悠希「…………はい(//-//;;;;)」
青い空に、ゆったりと流れる雲。
悠希(……すっごい、気持ちいい(//-//;;;;))
花鈴「……(//-//)」
悠希「……花鈴さん(//-//;;;;)」
花鈴「……なぁに?(//-//)」
悠希「……えっと(//-//;;;;)」
呼んだはいいけど、眠気で何を云おうとしたのか忘れてしまって。
悠希「……空が、綺麗です(//-//;;;;)」
花鈴「……うん(//-//)」
花鈴が『そうだね』と云い終えるのを聞きながら、やがて。
悠希「……(//-//)」
花鈴「……ゆ〜君?(//-//)」
悠希「……(//-//)」
反応はない。
花鈴「……寝ちゃったんだ(//-//)」
それを見て、くすっとほほえんで。
花鈴「……おやすみなさい。ゆ〜君(//-//)」




















……




















……くらえぃ!( ̄□ ̄#)

びしっ!

花鈴「ひぅっ! な、なんでそうなるんですかぁっ!(xx)」
リビングにて。緑色の丸い物体と将棋で勝負中。
ふふふ。俺の歩はそんじょそこらの歩とは違って最強の突撃部隊でな。一度出撃したら最後、歩だろうと飛車だろうと角だろうと王将だろうとすべて貫通する! しかぁも。ワンフェイズで複数ユニットの行動が可能でな。つまり……( ̄ー ̄)

びしっ!

花鈴「ひぅっ!(xx)」
無敵。というわけだ( ̄ー ̄)
花鈴「め、めちゃくちゃですよぅ……(xx)」
やかましい! 勝負の世界は無情なのだ! 黒色槍騎兵全軍突撃じゃっ!( ̄□ ̄###)

びしっ! びしっ! びしっ!

花鈴「変なルール作らないでくださいよぅ(xx)」
ふっふふふ。これで貴様の陣地は丸裸だ! ざまぁみやがれ! ……ちなみに。ウチの兵隊はどいつも捕虜になるを潔しとせずに自決するから、討ち取ったらそれまでだからな( ̄ー ̄)
花鈴「もう……(xx)」
鈴那「おねえちゃん、電話なの〜(・・)」
花鈴「あ、うん(・・)」
逃げるでねーぞ! 最後の最後まで正々堂々と勝負せぇよコラ!( ̄□ ̄#)
花鈴「うぅ……(xx)」

かちゃ

花鈴「はい……。あ、ゆ〜君?(・・;;;)」
悠希『あ……。花鈴さん。実は、ちょっと……(--;;;;;)』
花鈴「……?(・・)」




















……




















ゆ〜君に呼び出されて行った先は、喫茶店。
悠希「もう……。花鈴さん、ホントにごめんなさい……(xx)」
花鈴「あは。気にしてないよ(^^)」
そこには、ゆ〜君のクラスメイトの仲良し三人組が、ケーキとお茶を美味しそうに食べていた。
女子1「えへへ(^^)」
女子2「わがまま云ってごめんなさい。どうしても、会ってみたくて(^^)」
女子3「ゆ〜き君の彼女さんに〜♪(^^)」
悠希「はぅっ!(//-//)」
花鈴「……み、見てたんだ(//-//)」
女子1「あははは。たまたま、近くでお弁当食べてて(^^;;;)」
女子2「あの時はつい、見とれてしまってました(^^)」
女子3「とっても大胆だったよ〜♪(^^)」
悠希「……(//-//)」
花鈴「……(//-//)」
実は、あのときの一部始終を彼女たちだけには見られていて。
女子1「と〜ってもらぶらぶなんですね。見ているこっちが恥ずかしくなってきちゃいました(^^)」
女子2「愛がいっぱいでした(^^)」
女子3「熱々〜♪ ほっぺたつんつんふにふに〜♪(^^)」
悠希「あ、あの……っ! あのね。このことは誰にも……。ご馳走するから!(//-//)」
花鈴「……(//-//)」
女子1「あらあら。私たちはそんな野暮なことはしないわよ(^^)」
女子2「絶対秘密にしますから。安心してください(^^)」
女子3「お二人の仲を暖かく見守っていくね〜♪(^^)」
悠希「はうぅぅ……。もう、ホントに秘密にしてよ……(//-//)」
花鈴「……(//-//)」




















云うまでもないことだけど、この後




















興味津々な女の子達に根ほり葉ほり




















質問攻めにあわされたのでした。




















やっぱり二人は




















相思相愛?




















次回に続く



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