RPG伝説FinalMastersQuest! 前編〜王子様はピンチと共に現れる!〜


RPG伝説FinalMastersQuest! 前編〜王子様はピンチと共に現れる!〜




















ある日のこと。




















悠希ィッ!( ̄□ ̄#)

がばっ!

悠希「わあああっ!(;;;;;;;;)」
貴様は! 貴様は何て……可愛くて綺麗な肌してるんだてめこのやろおおおおおおおおっ!!!! 惚れるじゃねーかこんにゃろおおおおおおおっ!( ̄□ ̄#)
悠希「ななななっ! な、な、な、な、何するんですかああああっ!!!!(;;;;;;;)」
ふっふはぁはぁはふあはっはっははっっはっはっはーーー! 最後までえええええええええっ! 最後まですっぞおおおおおおおおおおっ!!!!( ̄▽ ̄####)
悠希「や、や、やめてくださいよおおおおおおおおおおっ!!!!(xx)」




















というような、夢を見た。




















だぎゃぁあッ!(--;;;;;)
はぁはぁと荒い息をつき、汗だく状態。
な、な、何だったんだ今の夢わっ! なんでそんな腐女子好みなシーンがッ!?(--;;;;;;)
そんなとき、階下から……。
花鈴「ご主人様。大きな声出して、どうしたんですか?(・・;;;;)」
心配した花鈴がやってきた。
あァ!? 貴様の仕業くぁっ! 貴様のせいだなこんにゃろう! ふざけた夢見せやがったなこのどアホ! 貴様なんぞ悠希のヤローとさっさととっととたっぷりしっぽりぬっぽりがっつんがっつんやりまくっちまってでか乳二世な娘でも作ってりゃあええんだこんにゃろうッ!(--#####)

げしげしげしげし

花鈴「ひぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜! な、何なんですかぁ〜〜〜!?(xx)」




















それとは全く関係無いけれど




















ご主人様の部屋にて。




















と、いうわけでだ(--)
悠希「何か最近こういう出だし多くないですか?(^^)」
……。おめー。案外そういうとこ鋭く突っ込むな(--;;;)
悠希「あはは。何となく、気になっちゃって(^^;;;)」
ふん。まぁよい。それはともかくだ(--)
悠希「はい(^^)」
新開発の机格納型時空移動マシンの試作機を作ったぞ(--#)
悠希「はぁ。そうなんですか。何かそれって、ドラ○もんのタイムマシンみたいですね(^^;;;;)」
ふふふ。すごいだろう。もっと驚けよ( ̄ー ̄)
悠希「いつも気になっていたんですが。そういうものって、どうやって作るんですか?(^^;;;;)」
んなもん、俺には作れないわけなかろうが(--)
悠希「そうじゃなくて。理論とか、難しい事がいっぱいあるんじゃないかなーって思って(^^;;;;)」
馬鹿野郎。俺には理論など不要だ! この際だからはっきり云っておくがな。俺が理論だ!( ̄□ ̄#)
悠希「はぁ……(^^;;;;)」
何か、いいかげんだなぁと思うゆーくんであった。
でだ。作ったはいいが、問題が一つある(--)
悠希「何ですか?(・・)」
まだ試作段階っつーか。被験者がいないためにテストができないのであった(--)
悠希「そうなんですか(^^;;;)」
ひぅーの奴を押し込んで実験しよーとしたのだが、あんにゃろ、買い物行ってて留守しやがっててなー。っとに(--#)
悠希「花鈴さんを実験台にしないでくださいっ!(--;;;;;)」
うむ。そう思ってな。ひぅーの代わりに(--)

どげしっ!

机の中にけっ飛ばされるゆーくん。
悠希「あぅっ!(xx)」
おめーを実験台にしようかと思ったわけさ(--)
悠希「ち、ちょっと待ってください! 何で僕が……(;;;;;;)」
じゃあ代わりにひぅーかふにゃぅか鞠音のアホ猫を実験台にすっか?(--)
悠希「ダメですっ!(;;;;;;)」
というわけだ。この実験にふさわしいのは悠希。貴様しかいないっつーわけだ(--)
悠希「そ、そんなぁ(;;;;;;;)」
大丈夫。俺も乗り込むから。まぁ、ふにゃぅが操縦する船に乗ったものと思って安心せよ(--)
悠希「ちょ……。れ、鈴那ちゃんには悪いけど。それってそんなに危険な実験なんですかっ!?(;;;;;;;)」
大丈夫大丈夫。では、手始めに。座標軸ランダムでいってみよか! スイッチ・オンっ! どーこーにーでーるーかーなー!( ̄ー ̄)

かちっ

悠希「わーーーーーーーーーーーっ!!!!(;;;;;;;)」
あ、しもた。定員設定を一名のみにしとっただ( ̄△ ̄;;;;)
悠希「ど、どうなるんですか!?(;;;;;;;)」
あ、でも大丈夫。途中でエネルギー切れ起こして一人次元のはざまに振り落とさなきゃならなくなるだけだから( ̄▽ ̄)
悠希「全然大丈夫じゃないですっ!(;;;;;;;)」
ぴーっぴーっという電子音とともに、コンソールには『ERROR』の赤い文字が点滅していた。
あーあかんあかんあかんわ。スタート解除不能!( ̄△ ̄;;;;;)
悠希「ど、ど、どうするんですかっ!?(;;;;;;;)」
その間もマシンは動いていて。
しゃあない。では俺が少々の時間、俺でなくなればよいだけだ。……とうっ!(--;;;;;)
悠希「わあああああっ!(;;;;;;;)」

ぴかっ!

そして、光が全てを消し去った。




















…………




















悠希「う、うーん(xx)」
ゆーくんが気がつくと、そこは。
悠希「……あれ?(・・;;;)」
そこは小さな浜辺だった。
悠希「どこだろ。ここ(・・;;;;)」
そして、周りには何もない。
悠希「花鈴さんのご主人様は、どこに行ったんだろう?(・・)」
おめーの真下じゃ。踏むなボケ(--#)
悠希「え?(・・;;;;)」
ゆーくんが下を見てみると。
悠希「……剣?(・・;;;;)」
そこには、一本の薄緑色をした長剣が砂にまみれ、鞘に収まったまま落ちていた。
悠希「剣が何で?(・・;;;;)」

ずぼっ!

ふー。よぉやっと出てこられたわい(--;;;;)
悠希「剣が、しゃべった!?(・・;;;;)」
定員オーバーだったマシンをどーにかするため、一時的に剣に姿を変えたのだ。これで悠希。貴様と剣一本。定員ぴったり、というわけだ(--)
悠希「そうだったんだ。……それで、乗ってきた機械はどこに?(・・;;;;)」
花鈴のご主人様は、ふっと笑って。
海の中に落ちてった( ̄ー ̄)
悠希「そうだったんだ〜。……って(^^;;;;)」
どぉした(--)
悠希「どうするんですかぁっ!? 僕たち、どうやって元いた世界に帰るんですかっ!?(;;;;;;;)」
花鈴のご主人様はまた、ふっと笑って。
はっはっは! 知らん!( ̄ー ̄)
悠希「もぉ……(xx)」
深刻に考えるのがアホらしくなってきたゆーくん。
まぁでも大丈夫。二、三日もすりゃ俺も再実体化できるから。そしたらどーにかしたるわ(--)
悠希「はぁ、そんなにかかるんですか(xx)」
しゃーないやろ。元はといえば俺が人数設定を誤っていたからいけないんじゃねぇか俺のボケ!(--#)
悠希「自分で自分のせいにして自分を責めてどうするんですか(xx)」
っつーか。こういうときは便利な奴がいるじゃねーか。24時間営業のコンビニエンスな、PDAのOSみてーに即座に現れるあんにゃろが。呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃのじゃーーーーん! ってことで出ろ沙羅公!(--#)

し〜ん……

アレ?(--;;;;;)
悠希「出て来てくれませんね(^^;;;;)」
ええい! いつまで眠ってやがる! とっとと出んかい沙羅公っ!(--#)

し〜ん……

……(--;;;;;)
悠希「やっぱり、出て来てくれませんね(^^;;;;)」
あ、もしかして……(--;;;;)





数刻前





花鈴『ご主人様。鈴那ちゃんと鞠ちゃんと一緒に、お買い物に行こうと思うんですが(・・)』
おー。行ってこい行ってこい(--)
花鈴『何か必要なものとか、ありますか? 食べたいものとか(^^)』
ふむ。そうだな。……キャビアを十食分と、シャトー・ド・ヨクワカランガトニカクウマイワインの1235年産を……(--)
花鈴『キャビア十食分って、いくらするんですか〜。それにそれって、どこのワインなんですか〜?(^^;;;)』
まぁ、なんでもえーからテキトーに食いもん買ってこいテキトーに(--)
花鈴『はい〜。それじゃ、行ってきます(^^)』
あー。ちょい待ち。……沙羅公!(--)

すっ!

沙羅『お呼びで(--)』
花鈴『あ、沙羅さん(・・;;;)』
やっぱり、音もなく静か〜に現れる美人の守護式神。沙羅。
ひぅ〜達にひっついて行け。女連れだけやし、もし軟派な野郎にでも絡まれたりでもしたら守ってやれ(--)
沙羅『は。……マスターの方は、よろしいので?(--)』
馬鹿野郎。おめーなんざいなくても防衛ぐれぇお手のもんじゃいボケ。俺を誰だと思ってる? 俺が花鈴小屋マスターみなるでぃ改である(--)
沙羅『……承知致しました(--)』
鈴那『おね〜ちゃん〜。早く行こうなの〜(^^)』
鞠音『花鈴〜。早く行くみゃ〜!( ̄▽ ̄)』
花鈴『あ、うん。今いくよ〜。……それじゃ、ご主人様。行ってきます。沙羅さん、一緒に行きましょう(^^)』
あいよ(--)
沙羅『はい(--)』





ということがあったわけだが。





ご主人が面倒くさいと思った時に現れんとは職務怠慢だぞあん畜生(--#)
悠希「それじゃ、出てきてくれないの当たり前じゃないですか……。沙羅さん、ちゃんと出て行くとき確認もしているし……。悪いのは花鈴さんのご主人様ですよぉ(xx)」
ふん。今度もまた24時間皿数えの刑に処したる(--)
悠希「『また』って、そんなことしたんですか!?(;;)」
うむ。あんにゃろう、俺が寝る時声がするから外見てみたら『86400枚、数え終わりました』とか云っていたぞ。一秒一枚単位で律儀に数えてやがった。お菊さんもまっつぁおだな(--;;;)
悠希「もぉ。……ひどいことするなぁ。それに、云うだけ云って忘れていたなんて(xx)」
ふん。……まぁ。とりあえず、ちょいと歩いてみぃや(--)
悠希「あ、はい(・・)」
というわけで、今回はとっても男臭いむさ苦しい話になるというわけであった(--)
悠希「自分で云わないでください(xx)」
あー。一応云っておくが。俺には今回の冒頭のシーンにあったよーな趣味はぬぁいからな!(--;;;;)
悠希「あってたまるもんですかっ!(;;#)」










そして、海岸をでてしばらく歩く。










悠希「花鈴さんのご主人様(・・;;;;)」
あんだよ(--)
悠希「何もないです(--;;;;)」
そこを何かみっけんのがおめーの義務だろが(--)
悠希「そういわれても。家どころか道も道路も何にもないんですけど。ひたすら森って……(--;;;;;)」
馬鹿たれ。家がなければ城を建てれば良い。道がなければ高速道路を造れば良いのだ(--)
悠希「何云ってるんですか。もう……(xx)」
とってもとほほな二人は、森の中に入っていく。というより、森しか行くところが無いのであった。
悠希「それで。……ここはいつの時代でどういう世界なんですか?(・・)」
知らん(--)
悠希「それもわからないんですか……(xx)」
ふっふっふ。ほめるなよ。照れるぜ( ̄ー ̄)
悠希「ほめてないですっ!(xx)」
そのように、売れない漫才みたいな事をやっていると。
悠希「あれ?(・・)」
どぉした(--)
悠希「何か、声がしたような(・・)」
そぉか? 俺にはなーんも聞こえんかったぞ(--)
悠希「はい(・・)」
空耳じゃねーの?(--)
悠希「いえ……。また聞こえましたっ! あっちの方です。行ってみましょう(・・;;;;)」
お、おーい(--;;;;)
居ても立ってもいられなくなり、茂みをかき分けながら駆け出すゆーくん。

…………

丁度、森の斜面を上がっていったところで立ち止まる。
悠希「この辺りのはずだったんだけど(・・;;;)」
気のせいじゃねーの?(--)
悠希「そんなはずは。……あっ!(・・;;;;)」
おおおう。でっけー怪物! 典型的な怪物だぜ( ̄□ ̄;;;;)
怪物「ぐごおおおおおおおおっ!!!!( ̄□ ̄####)」
そこから更に少し高いところに、巨大なモンスターがいて、雄叫びを上げていた。そして……。
????「……う……だめ。もう力が(;;;;;;)」
悠希「あっ!? ひ、人がっ! 人がいるっ!(;;;;;;)」
女の子が一人、うずくまっていた。そのモンスターに追われていて、躓いて転んでしまったらしい。怪物は、今にも飛びかかろうとしていた。
悠希「た、助けなきゃ! でも……ど、どうすれば(;;;;;)」
焦るな悠希。俺を振れ!(--)
悠希「え?(;;;;;;)」
いーからあのデカブツめがけて俺を思いっきり振り下ろせ! やってみりゃわかッからとっとと特攻しやがれ特攻!(--#)
悠希「は、はいっ! うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!(>_<)」
怪物「ぐごっ!?( ̄□ ̄####)」
そして、無我夢中で怪物に特攻。ご主人様が化けた剣を鞘から引き抜き。
悠希「えいっ!(>_<)」

ずばっ!

思いっきり剣を振り下ろす。すると……。
怪物「きしゃーーーーーーっ!!!!( ̄□ ̄;;;;)」
悠希「わああああっ!!!!(;;;;;;;)」
突如、巨大な突風が怪物めがけて発生して。

どがっ!

怪物「ぐごごーーーーーーっ!!!!( ̄□ ̄;;;;)」
一撃で吹っ飛ばしていた。
悠希「す、すごい(;;;;;;)」
ふ。俺がただの剣だとでも思ったか。我こそが最強の剣・マスターブレードだ! ひとたび振れば突風を巻き起こすわ大地を引き裂くわ海を割るわ家屋損壊に便利な迷惑極まりない装備だッ!( ̄ー ̄)
吹き飛ばされた怪物はばきばきと音を立てて木々をへし折り、絶命した。すさまじい威力だった。
悠希「あ、あの。君。……大丈夫?(・・)」
白いローブという、とっても変わった格好の女の子。そして、耳が妖精のように細長くて。
????「……(;;;;;;)」
おいコラおめー。助けてやったんだから銭よこせ銭。おじぇじぇよこさんかいコラ。この超資本主義なご時世、人様が無料で何かしてくれるなどとあめぇこと思ってンじゃねーぞボケ(--#)
悠希「もう。花鈴さんのご主人様は黙っていてください!(xx)」
????「……?(・・;;;)」
悠希「あ、ごめんね。気にしないで。この人は……えーと、今、ちょっとした理由で剣になってるだけだから。だから、剣がしゃべってるんだけど……(^^;;;;)」
????「誰?(・・)」
名乗るなら貴様から名乗れボケ。それが礼儀っちゅーもんじゃろうがこの無礼者(--#)
悠希「だから、花鈴さんのご主人様は黙っててください! ……あ、僕は悠希。ちょっと、事情があって。信じてもらえるかどうかわからないんだけど、実は別の世界から来たみたいなんだ(^^;;;;)」
そして俺が花鈴小屋マスター、みなるでぃ改である。……今は剣になっちってるけど。美系かつ美男子かつイケメンかつご主人様である(--)
????「……そうなんだ。じゃあ、あたしの敵じゃないのね?(・・)」
ったりめーだろが。何を好んで敵を助けるよーな無益で疲れるしだりぃしやってらんねぇくれぇコストがかさむような馬鹿らしい真似をすると思うか。で、貴様は誰なんだよ。っていうか先に名乗れよコラ! ってか俺、先に名乗っちまったじゃねぇかよ!(--#)
????「あたしは。……っ! Σ(;;;;;;)」
女の子が名乗ろうとしたところで、ガシャガシャという音が聞こえた。
なんだぁ?(--)
悠希「……な、何か来ますね(・・;;;;)」
????「ごめん! どいてっ!(;;;;;;)」

どんっ!

悠希「わっ! ど、どこ行くの!?(・・;;;;)」
????「追われてるのっ! 逃げなきゃダメなのっ!(>_<;;;;)」
ああコラ待て! 金ーーー謝礼ーーー! 防衛料払えコラーーーー! 俺の大事な金づるーーーー!(--;;;;;)
悠希「あなたは黙っててください!(--;;;;)」
女の子は走って行ってしまおうとするけれど。
????「きゃああっ!(;;;;;;;)」
悠希「だ、大丈夫? ほら。茂みだから走ったりしたら、転んじゃうよ(・・;;;;)」
転んでしまった女の子に優しく手を貸して、起こしてあげるけれど。
????「ダメ。逃げなきゃ……逃げなきゃ捕まっちゃう……(;;;;;;)」
そういう間に、鎧甲に身を纏った騎士達が目前に迫ってきていた。
……ふん。悠希よ。事情はよぉわからんが、この娘っこを助けてやるとするか。相手もスライムA〜Eみてーな無個性かつつまらん名前しちょるしな。俺の実力をほーんのちょっぴりだけ出して、かる〜く屠ってくれようじゃねーか( ̄ー ̄)
悠希「はいっ!(--;;;;)」
騎士1「……(--)」
騎士2「……(--)」
騎士3「……(--)」
騎士達は何かを小声で話し合い、敵であると判断し……。

じゃきんっ!

????「……っ!(;;)」
剣を抜く騎士達数人。
悠希「く、来るっ!(--;;;;;)」
ふっ。悠希。奴らを引きつけろ。そいでもってそこの娘っこ! 離れんよーに悠希の背中をしっかり掴んでおれ!(--)
????「う、うん……(;;)」
悠希「ど、どうするんですかっ!?(;;;;;;)」
黙っとれぃ! まだだ。まだまだ……(--)
騎士1「……(--)」
騎士2「……(--)」
騎士3「……(--)」

ざっ!

そして、剣が届くくらい側まで来て……。
今じゃい。悠希、俺を振り下ろせ! 思いっきり地面をぶったたけ!(--#)
悠希「は、はいッ! えいっ!!!!(>_<;;;;;)」

ずがっ!

その瞬間。
悠希「わ、わああああっ!(;;;;;;)」
????「きゃああああっ!(;;;;;;)」
急速離脱じゃーーーっ!(--#)
突如、巨大な地震とともにやっぱり巨大な地割れが発生した。それこそ、山が崩れ落ちるくらいでかいのが。

ずがががががががががががががっ!!!!

騎士1「……っ!(--;;;)」
騎士2「……っ!(--;;;)」
騎士3「……っ!(--;;;)」
あっという間に地割れに飲み込まれていく騎士達。
へっへ〜んだ。ざまぁみさらせ( ̄ー ̄)
あっかんべーをするご主人様。
悠希「す、すごい(・・;;;)」
ふっふふふ。必殺アースクエイク! そして、俺には空中飛行能力もあるのだ。離すなよ〜( ̄ー ̄)
地割れの遙か上空に離脱していた。
悠希「とにかく、助かったです(xx)」
????「……(・・;;;)」
んで、空の上でナンだが。貴様誰だよコラ。名乗らねーと防衛料プラス空中移動料を倍額請求すっぞ。しかも平日昼間でも深夜と同等の割増料金じゃ(--#)
悠希「そんなことしません! ……でも、君の名前。僕も知りたいな(^^)」
????「あたしの名前は、アーフィ。アーフィシャル・ファイアウッド(・・)」
長い! 間延びする! 略せ!(--#)
悠希「花鈴さんのご主人様っ! 人の名前ですよっ! もう。沙羅さんの名前もそんな風に略しちゃったって聞きましたよぉ(xx)」
うっせぃ! 略して何がわりぃ略して! 略は人類の文化だろが! 若者の文化だろが! 若々しい俺にぴったりのモダンな行動だろが!(--#)
悠希「意味不明ですよぉっ!(xx)」
アーフィ「あの……。お願いです! あたしに……あたしにあなた達の力を貸してください!(;;)」
はぁ?(--)
悠希「え?(・・)」
アーフィ「お願いします!(;;)」
悠希「ど、どういうことかな。理由、聞かせてくれる?(・・;;;)」
アーフィ「うん(;;)」
あー。云っとくが、俺らは高いぞ。金銀財宝と地位と名誉ときれいなねーちゃんと酒池肉林な毎日と安定した老後をくれん限り死んでも雇われんぞ(--)
悠希「黙っててください(--#)」

しゃきん!

う、うおおーーーーい! 俺を鞘に入れて紐で縛るなんてひでーぞ! 悠希のバカヤロー! いけず〜! 出せ〜〜〜!(--;;;)
悠希「もう。……いいから気にしないで、理由教えて(--;;;)」
アーフィ「う、うん。あの……。あたし、この国の宮廷おつきの魔法使い……ウィザードなの。……まだ見習いだけど(;;)」
悠希「そうなんだ。どおりで、変わった服だなーって思ったよ(^^)」
アーフィ「ずっと、平和な時が続いていたんだけど……。ブラッディナイトっていう異名をもつ将軍が急に反乱を起こして……。大臣たちもみんな、将軍と一緒にお城を占領して……(;;)」
おおう。なんか典型的なまでにツヨソウな名前だな。自己主張してるぜ(--)
アーフィ「あたし、お師匠様と一緒に必死に戦ったんだけど……。何故かみんな、王様も王子様もメイドさんも……誰もあたしたちの味方をしてくれなくて。ううん、それどころかあたしたちに襲いかかってきて……(;;)」
悠希「そ、それで?(・・;;;)」
アーフィ「お師匠様が身を呈して逃がしてくれて……。あたし一人で、どうにか逃げてきたんだけど。連戦で、魔法力も尽きちゃって……へとへとになっちゃって。歩けなくなっちゃったの(;;)」
悠希「それで、怪物に襲われてしまっていたんだね(・・;;;)」
アーフィ「うん……(;;)」
ふーん。皆洗脳か何かで操られているっぽいのぅ。にしてもだ。貴様が追われている理由はそんだけじゃあるめえべ?(--)
アーフィ「う、ん。……多分、これを狙っているんだと思う(;;)」

ちゃりん……

それはクリスタルや、小さな宝石がちりばめられた奇麗な鍵だった。
悠希「わ(・・;;;)」
鍵か。しかし、ただの鍵ではぬぁいな。なんかしらねーが、とんでもない力を感じるぞ。何かの封印でも解くのだろーな(--;;;)
悠希「じゃあ、さっきの騎士たちも、この鍵を狙って?(・・;;;)」
アーフィ「うん。みんな、この鍵見たら血相変えて……(;;)」
で。この鍵は何なんだ?(--)
アーフィ「わかんない……。小さいころ、王子様にもらって……。ずっと、肌身離さず身につけていただけなのに……(;;)」
むう……。剣に魔法にエルフなおなごに……なんかだんだんファンタジーしてきたぞっ!(--;;;)
悠希「ファンタジーですってば(--;;;)」
アーフィ「王様も、王子様もみんな……助けたいの。でも、あたしの力じゃどうすることもできなくて……(;;)」
悠希「だから、僕たちに手伝ってほしいんだね?(・・;;;)」
アーフィ「お願い!(;;)」
うるうると揺れる瞳は、真剣で……。必死に協力を要請するアーフィ。
だから俺らを雇いたきゃ金銀財宝と地位と名誉と綺麗な女と酒池肉林な毎日と安定的な老後をよこせと。ど貧乏人に協力するほど殊勝な心がけはもってはいな……(--)
悠希「花鈴さんのご主人様ッ!(--#)」

ぎろっ!

……わ、わ〜ったわ〜った! わかったからンなこええ目で見るなよっ! っとに、ひぅ〜も貴様もお人よしなんだから(--;;;)
アーフィ「……お願い、聞いてくれるの?(;;)」
悠希「うん。……僕はともかく、花鈴さんのご主人様はすっごく強いから。きっと大丈夫(^^)」
アーフィ「ありがと……(;;)」

ぎゅっ……

嬉しくて感極まったアーフィは、悠希に抱き着いて、唇にキスをして……。
悠希「わ、わあああああああーーーーーーっ!!!!(//-//;;;;;)」
おめー。そんなんじゃいつかぜってー美人局にでも引っ掛かるぞ(--;;;)
悠希(ああああ。き、キス……しちゃった。花鈴さん以外の娘と……。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい(//-//;;;;;))
嫌だったんか?(--)
悠希「そ、そんなことないです! でも僕、あのっ……ああああああっ!(//-//;;;;)」
やれやれ(--)
アーフィ「ふふふ。よろしくね。ゆ〜君♪(^^)」




















こうして、エルフのアーフィことアーフィシャル・ファイアウッドと




















ご主人様たちの壮大な冒険が幕を開けたのであった!




















次回に続く



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