【Cat Fight!】
今回は『Dog Fight!』番外編だけど、少々ヤバイのだ!
香里「いきなりどうしたの?(・_・)」
うむ。完成してから読み直して見たのだが、容量がかなりヤバイのだ…。
香里「あなたのSSは爆発の表現とかで、メチャクチャ文字数食ってるからよ(TT;)」
ここはショートストーリーのコーナーなんだが、どこまでが短いのかよくわからないんだよ。調子に乗っていたらこんなに書いてしまった。
具体的なこと、誰か教えて〜(;−;)
香里「完成してから『前書き』を書いてるのね。はぁ〜、それじゃ『前書き』にならないじゃない(;−;)」
まぁ番外編だから、のーぷろぶれむさ(^_^;)♪
香里「全然関係ないと思うけど(TT;)」
読者の方に、もし動作が重くなったり、長いと思う方がいらしたら、遠慮なく苦情ください。場合によっては削除なども考えるので。
香里「重い!長い!!下手!!!」
ぐっすん…(x_x)
番外編だけど、初めての方は『Dog Fight!』の方を最初に読んでね。そうしないと、わからないこともあるから。
ではどうぞ♪
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
闘いの数は
一つではない!
それは…
無数に存在する
ホシのようなものである。
闘いは同時に…
巡り合いでもある。
それこそが…
新たなる絆(キズナ)
CatFight!
ここは学校
薄暗い部屋で、一人の少女が床に体を押さえつけられ、動きを封じられていた…。
「うぐぅ…………。ゆういちくん、やめてぇっ!………………おねがい!…………………おねがいだよぉ………………ぐすっ」
「うるさいだまれっ!動くんじゃねぇっ!じっとしていやがれ!」
ジタバタッ!
あゆは逃れようと、手足を使って必死に抵抗する。
だが…。
ガシッ!
悲しいかな。所詮少女の力では男にはかなわない。
その小さな体を掴まれ、羽交締めにされてしまった…。
「い、いやぁっ!はなしてっ!はなしてっ!おねが………………うぐっ………………ぅぅぅっ………………やぁぁぁぁっ!」
「このっ!……じ、た、ば、た、するんじゃねぇっ!おとなしくしてろっ!」
「い、いたっ!いたいっ!いたいよぉ………………やめて……………やめてよぉぉぉ………………うぐっ、ひぐっうううーーーっ!!」
「すぐ終わるからおとなしくしてろっ!」
ピタッ!
そういって祐一はあゆの体に、手で握った”アレ”を近づけた…。
太く、巨大で…先端が湿っている”アレ”を…。
それを見て驚愕するあゆ。
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
ズキズキズキッ!!
今までに感じたことのないほど激烈な痛みが、あゆを襲う。
全身を引き裂かれるような痛みが!
「ぅ…………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
あゆはただ、虚しく絶叫をあげるだけだった。
大粒の涙が頬を伝わり、ポタポタと宙を舞った…。
「ぅ………………ぐすっ………………ゆういちくん。…………………ひ………どぃ…………………よぉ……………………ぐすっ…………………ぅぐっ」
引き裂かれた心…。
「ぐすっ……………ずっと信じていたのに。……………ぐすっ………………ひぐっ………………ぐすっ…………………ぅぅぅっ………………」
あゆは、今まで信じていた者をじっと見つめていた。
虚ろな瞳で、ただ涙を流し続けながら…。
すぱあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!
鮮やかなハリセンの音!
「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!やかましいっ!誤解を招くような声出すんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!(T_T#)」
俺。相沢祐一は吼えた!
「う、うぐぅ………。だって、だって痛かったんだもん。こわかったんだもん!……………うぐぅ……………(;_;)」
ここは保健室。
現在行われている柔道大会の、負傷者治療場所となっている。
「わざわざ決勝前の休み時間に、薬塗ってやってるんだから喚くんじゃないわっ!作者も思わせぶりな台詞入れるんじゃねぇっ!!これじゃまるで鬼畜小説じゃねえかっ!!!!(T_T#)」
(サービスサービスさ♪ by作者(^▽^))
…俺は、先ほどの試合で負傷したあゆ達を治療してやっていたのだ。
決して、読者の皆さんが前文を読んで想像したようなことはやっていないのであしからず…!
真琴と真正面から激突したために、オデコが腫れている。だから、薬を塗ってやっていたんだが、相当しみるようだ(DogFight!第弐話参照)
子供のように痛がっていやがる。
「にしても…負傷者が多いなぁ。まるで、野戦病院みたいだぜ…」
医療費は全額、久瀬が負担して(させて)いるから問題ないのだが、相当強烈な大会になったようだな。
救護班も相当集めたつもりだが、それでも人手不足みたいだ。
「うぐぅ、ぜんぶ祐一君のせいだよっ!柔道大会なんか開くからだよ〜っ!!」
「うっさいぞぽにあゆっ!お前の怪我は俺のせいじゃないぞ!狙ってやろうとしても、あんな激突できんわっ!」
「私もそう思います。相沢さん」
天野美汐も、頷いていた。
「あう〜、みしお………ひどいよ〜!(;_;)」
真琴も同じように、腫れたおでこを冷やしていた。
「まぁ、お前達は単なる数増しだから、最初から期待はしていなかったが…」
「うぐぅ……祐一君の鬼畜〜!(x_x)」
「あう〜、祐一のばかぁっ!(x_x)」
俺はお子様コンビの非難を無視して周りを見る。
「…しかし、保健室となると、美人のおねーさまがいるのが相場だが、この学校もその例に漏れないようだな」
白衣を着た美人のおねーさんが、治療をしている。う〜ん、俺もいろいろ見てもらいたいなぁ〜♪
え?『いろいろ』って何かって?
むふふふふ!そんなこと決まってるじゃないか!!
『いろいろ』は『いろいろ』さっ♪読者の皆さんっ♪(^▽^)
「うぐぅ、祐一君のエッチ!顔がにやけてるよ〜!(T_T)」
「うるさい!俺は今、大人の恋をしようとしているのだ!幼児体型のお子様はだまっとれいっ!!」
「うぐぅ、ボク幼児体型じゃ……うぐぅ!…そ、それでも祐一君と同い年だよっ!」
俺はあゆを無視して、白衣のおねーさんに声をかけた。
三つ編みの綺麗なおねーさんだ♪(^▽^)
「うぐぅ!お、おねーさん助けてくれぃっ!………………う………………うぐぅ!俺は『あゆ病』にかかってしまった!このままでは死んでしまうッ!!うぐ〜〜〜っ!!」
「うぐぅ!嘘だよっ!祐一君の意地悪〜!」
「何を言うかっ!『あゆ病』はホントにあるんだぞ!口癖が『うぐぅ』になって、しかもたいやきを四六時中食べたくなって、放っておくとそのうち死んでしまうという恐ろしい病気なんだ!!治療のためには『あ〜んなことや、こ〜んなこと』をしてもらわないといけないのだっ!!」
「ボクそんな病気しらないもんっ!」
「あらあら。大丈夫ですか祐一さん?(^^)」
看護服のおねーさんが振り返る。
「え………!?」
そのおねーさんは、看護服を着た秋子さんだった。
「な、なんで秋子さんがここに……?」
「祐一さんが学校で面白いことをやっていると聞いたもので、私も来てみたのです。それに養護の先生と知り合いだったので、手伝わせてもらっているのですよ。私、こう見えても看護婦の資格をもっているので…(^^)」
こう見えてもって、もの凄く似合ってる……白衣が………!!
う…うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!(^▽^)
まさに白衣の天使!
あゆなんか目じゃないな♪(^▽^)
「うぐぅ…………ひどいよぉ………ぐっすん(;_;)」
「お母さん、祐一ひどいんだよ〜!私達を強制的に柔道大会に出場させて…………私、香里に投げ飛ばされて、すごく痛いよ〜(x_x)」
確かに、香里の一本背負いは痛いだろうな。
それでも、あゆたちよりは元気そうだ。
「あらそうなの。じゃあ名雪。今度私が柔道の手ほどきをしてあげるわね…………うふふふ(^^)」
「お、お母さん手ほどきって……」
な、何しろ秋子さんは超高速のダンプカーに跳ねられても何ともなかった人だからな。
病院で傷薬をもらっただけという……恐ろしく受け身の取れた人なのだっ!(汗)
「防衛術ですから。あ、それと、祐一さん。病気にはこれがいいですよ(^^)」
ダンッ!
そういって秋子さんは、『オレンジ色の物体』を取り出した。
一斗缶いっぱいの『アレ』を…。
「あ、あう〜。……………………それ……………………は……………………」
「私のお気に入りのジャム…の、最新型です。安心してください、甘くありませんから(^^)」
ぐわあっ……………あ、…………悪夢だ!……………秋子さんのあのジャムが……………こんなに大量に……………!
「う、うぐ…………祐一君。病気なんだからいっぱい食べなきゃだめだよ〜(汗)」
「そ、そうだよ、全部残さずに食べなきゃだめだよ!ゆういち〜(汗)」
「わ、私もそう思います。相沢さん(汗)」
「あう〜、祐一、残しちゃダメだよ!(汗)」
こ、こいつらぁ…!
全員調子をそろえて俺に『食え』といいやがる!(T_T;)
こ、困った………本当に困った……。どうしよう……………これだけの量の『あの』ジャム…………。
さすがの俺も困り果てた。
だが、その時…。
ガラッ!
保健室のドアを開けて一人の瀕死の男が入ってきた。
髪は焦げ、衣服は破れ全身に打撲を負っている男。
「す、すみませ〜ん、治療を…………って!うげっ!?あ…………あいざわぁ……………(;_;)」
そいつは、俺がこの前始末した『素晴らしき哀の戦士 久瀬』だった。
ちっ!まだ生き残っていやがったのか(T_T#)
「何だ久瀬か。生きていたのか」
「あら、祐一さんのお友達ですか?」
「いえ、全然知らない人です。先程、秋子さんの『メガバズーカランチャー』で吹き飛ばしたはずなんですが、生き残ってしまったようですね」
「そうなのですか。弾頭の薬品調合がうまく行かなかったようですね、今度はもう少し改善してみますね(^^)」
「お、おかあさん……(;_;)」
「うぐぅ……秋子さんこわいよ〜(;_;)」
「秋子さんのお仕事って、一体………うぐぅ………(;_;)」
閑話休題(ま、まぁそれはともかく(汗))
「あ、あいざわ〜っ!僕が生き残ったからには、お前なんか生徒会長特権で痛い目に遭わせてやるからな〜!!」
…こいつ、なかなか執念深いな。
だが、生かしておくわけにはいくまい。佐祐理さんの笑顔を守るためにな。
再びくたばってもらおうか。
「その根性、なかなか見上げたもの……と、いってやりたいところだが、一つ悪いニュースを教えよう」
「な、なんだ!?」
「お前はもう、生徒会長ではない!」
ケンシ○ウの口調で言い放ってやる!
「な、何をいってるんだっ!?僕の任期はあとしばらく続くことになってるんだぞ!」
「だからそれが悪いニュースなんだよ。あの試合の後、佐祐理さん親衛隊を中心とした『反生徒会組織 A・U・G・E 』が結成されてだな、生徒会の不信任案を可決したんだよ。お前の知らない間にな」
「そ、そんなぁ……………(;_;)」
「ちなみに、旧生徒会役員は久瀬に荷担していたということで小型レーザー砲で始末されたよっ♪今頃全員直火焼きチキンのように焦げてるはずさ♪(^▽^)」
秋子さんお手製の簡易大筒レーザー砲でね♪(^▽^)
「そ……そんなばかなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
むう、さすがにちょっと可愛そうになってきた。少し慰めてやるか。
「まぁそう落ち込むな。そんな傷ついた『素晴らしき、哀の戦死』久瀬君にはこれをやろう。怪我など一発で治るぞ〜(^▽^)」
ズンッ!
俺は、ここぞとばかりに秋子さんの『あの』ジャムを久瀬に手渡した。
「ゆ………ゆういちくん。………そ、それは…………」
何やらあゆが驚いた表情で俺に忠告してきた。
「なんだ、あゆ?お前も食べたいのか?」
ぶんぶんっ!
「う………うぐ・・・・・・そ、そうだっ……ボクおなかいっぱいだったんだよ!だ、だから…………ええと、遠慮しとくねっ!(汗)」
「あ、相沢ぁ〜。今までお前のこと下品で下劣で凶悪で極悪で鬼畜な外道だと思ってたけど、実は結構いい奴だったんだね〜♪(^▽^)」
ひでぇこといってやがる。まぁいい、『これ』を処理してもらうのだから特別に許してやろう。
「で、でもこんなにいっぱいもらっちゃっていいのか?」
「全然、全く、少しもかまわんぞ!全部食べてくれぃ全部!!今すぐここでっ!」
「じゃあ早速いただくよっ!(^▽^)」
ぱくっ!
「…」
「……………………う………………………うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!(x_x)」
案の定、久瀬の絶叫が轟いていた。
う〜む。なんというか、新型は更にキツくなってるようだ。
あ〜食べなくて良かった〜。ホッとするぜ(^^;)
「あ、相沢ぁぁぁぁぁぁぁっ!!貴様、俺に『こんなもの』食わせやがったなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
激怒する久瀬。
確かにまぁ……アレを食わされりゃ怒るだろうさ。しかも更に強烈な新型だからなぁ。
「まぁ…『こんなもの』ですか?………くすっ(^^#)」
その瞬間、秋子さんの背中からものすごいオーラが発生し始めた。か、顔は笑ってるけど……。
ひいいいっ!こわい!こわいよぉぉぉぉっ!(>_<)
「なんなんだ!この『ジャムのような物体』は!!貴様これで俺を『毒殺』しようとしたなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!あいざわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
秋子さんのオーラに全く気付いていない久瀬は、そのまま早口でまくし立てる!
「をいをい、言葉遣い変わってるぞ。久瀬よ(^^;)」
「まぁ………『ジャムのような物体』で『毒殺』ですか?………くすっ。久瀬さん。ちょっと一緒に来ていただけませんでしょうか(^^#)」
「え?構いませんが……なんでしょうか?」
「怪我の治療のためですよ。ふふっ(#^^#)」
今の秋子さんは有無を言わせぬ雰囲気がある。
秋子さんはスッと立ちあがり、久瀬と一緒に部屋を出ていった。
ぱたん…。
その直後。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!(x_x)」
軽く半径10キロメートル以上を、久瀬の絶叫が響き渡っていた。
「う……………うぐぅ。ボボボボ、ボク、コワイよ〜〜!(;_;)」
「あ………あううう〜、秋子さんこわいよぉ。……みしお〜…ぐっすん……(;_;)」
「わ、私も流石にこわいです……(汗)」
「お母さん・・・・何をしたんだよ〜!?(>_<)」
「な、何があったんだ一体!?」
がらっ
「くすっ。久瀬さんがいきなりどうしても、私の『お気に入りジャム』をいっぱい食べたくなったというので、これから毎日食べていただくことになりました(^^)」
その後、忽然と久瀬の姿が学校から消えたというのはまた、別のお話。
「こわいよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ごめんなさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっ!!もう絶対!……………二度と言いませんからゆるしてくださ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっ!!!!!(x_x)」
「不了承。くすっ(#^^)」
ま、まぁ、それもともかく!(汗)
今大会は、どうにも負傷者が多すぎる。看護服姿の秋子さんも結構忙しい。
けど、秋子さん一人だけかと思ったら、他にもアシスタントの女の子がいた!
「はぅ〜。忙しいよ〜〜〜!」
栗色で、ちょっとウェーブがかかってて、ロングの髪を後ろにまとめ黄色いリボンでとめている……きれいな髪だなぁ。
極めて作者好みの女の子だ!
確か「美坂栞 VS 七瀬留美」(DogFight!第三話参照)の試合のとき『キラー折原』こと、折原浩平と一緒にいた女の子だったな。名前は確か……長森さん………だったかな?
「あう、祐一のエッチ!」
「やかましい!俺は今、清らかで乙女チックでせんちめんたるな恋をしようとしているのだっ!お子様はだまっとれぃ!!」
「真琴は子供じゃないもんっ!」
(無視して)う〜ん、俺も『いろいろ』見てもらいたいぜ!
え?今度はなんだって?
『いろいろ』はやっぱり『いろいろ』さ♪読者の皆さん♪(^▽^)
「あう〜、無視しないで〜」
早速口説こう!
「あう〜!お、おねーさん助けてくれぃっ!……………あ……………あう〜!俺は『マコピー病』にかかってしまった!このままでは死んでしまうっ!!あうう〜〜〜〜〜〜っ!!」
「あう〜、祐一のバカぁっ!そんな病気ないわよっ!」
「何を言うか!『マコピー病』はホントにあるんだぞ!口癖が『あう〜』になって、しかも肉まんを四六時中食べたくなって、そのうち死んでしまうという恐ろしい病気なんだっ!!治療のためには『あ〜んなことや、こ〜んなことを』してもらわないといけないのだっ!!」
「あう〜!そんな病気知らないわよっ!」
「まぁそういうわけで、おねーさーーーーーーーーーーんッ!!もっ○りしましょーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(^▽^)」
バッ!!
俺は、某シ○ィ・○ンターの如くその女の子に飛びかかった!
「き、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
だが、愛を(体で)語ろうとしたとき。
ガンッ!!
「ぐはっ!だ、だれだっ!いきなり何しやがるっ!!(x_x)」
振り返ってみるとそこには。
にゃ〜〜〜ん♪(=^・w・^=)
真琴が連れてきたのか、にやけたシャム猫こと、ぴろがいた。
戸棚の上で寝ていたらしく、いきなり俺の頭に飛びかかってきやがった。
「わぁ〜〜〜ねこさんだよーーーーーーーーーーーーーーーー!!ねこねこねこねこねこねこねこーーーーーーーーーー!!!!」
「わぁ〜〜〜可愛い猫だね、こっちおいでーーーーー!!!!なでなでなでなでーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどっ!!
バキッ!
「あう〜!イタイッ!(x_x)」
二人とももの凄い勢いで猫に飛び掛った。
どうでもいいが、真琴を吹っ飛ばしてるぞ。
「ふっ、相変わらずだな。瑞佳は」
そこには、長森さんと一緒に『キラー折原』こと、折原浩平がいた
「ありゃ、折原じゃねぇか?」
「よう、相沢。……こいつは俺の幼なじみにして、猫使いのだよもん星人こと『長森瑞佳』だ!」
「だよもん星人?」
「違うもん!私、だよもん星人じゃないもんっ!たまたま聞いているだけだよっ!!」
「なんとなく分かった。要するに長森さんは、語尾に『だよ』や『もん』が多いんだろ、折原よ?」
どことなく名雪に似ているな。雰囲気が。口調といい、猫好きの性格といい幼なじみの関係といい。
「うむ。その通りだ。ここの(保健室)先生代理が、いろいろ薬品を横流ししてくれるので瑞佳に手伝わせたんだ。それに看護服の写真、欲しかったしな〜♪(^▽^)」
秋子さん……横流しって一体……!?
「はう〜、だって、看護服着ないと浩平が、こっそり撮ってた私の体操服姿の写真をみんなにばらまくって!(;_;)」
その気持ち、よ〜くわかるぜ!看護服と体操服は漢(おとこ)のロマンだからなっ!
「折原、後で焼き増ししてくれっ!」
「ふっ。いいだろう。特別に安くしといてやる!」
「はう〜〜、浩平が二人もいるようだよ〜!!」
看護服と、体操服か。俺も今度、名雪に着せてみよう。ええと、名雪脅迫用の写真はどこにしまったっけかな〜!
…っと、それはともかく!
「二人のこの状態をどうにかしろよ。折原」
「無理だ。こうなったら最後。……火山が噴火しようが、空から恐怖の大王が降ってこようが止められん!」
……本気(と書いてマジと読む)かよ!?
にゃ〜〜〜ん♪(=^・w・^=)
「かわいいよーーーーーーかわいいよーーーーーーねこねこねこねこねこねこねこ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「わ〜かわいいね〜〜〜〜〜〜〜〜〜ふにふにふにふにふに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
二人とも既に別の世界に行っていた。
が。
「このねこさんは私のだよ〜っ!ねこねこねこねこ〜〜〜!」
「違うもん!私のだもんっ!!」
「ふ〜〜っ!!」
「ふ〜〜っ!!」
雲行きはすっかり怪しくなっていた。
「あう、ぴろは私の………」
バキッ!
「あうう〜っ!痛いよ〜…………がく(x_x)」
真琴。お前は今回、不幸一直線だな(合掌)
もはや二人は誰にも止められない………ような気がする。
「う〜〜、こうなったら…………………『召還魔法けろぴー』だよっ!」
『けろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!』
「それならこっちだって『召還魔法ラビット鈴木』だもんっ!!」
『うさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!』
激闘は既に始まっていた。
二人とも互いの守護獣を召還し、全力でぶつかり合っていた。
「あ、あきこさーーーーーーーーーん、おねがい!とめてぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!(>_<)」
「まぁ、名雪たら。私のお手製ダミー兵器なんか使いこなして。大きくなったわね〜。お母さんは嬉しいわっ♪……それに瑞佳さん。いい腕しているわね〜。私、スカウトしちゃいましょうかしらっ♪(^^)」
などと、呑気なのか恐ろしいのかよくわからんことを、心から嬉しそうに呟いていた(x_x)
やっぱりこうなった二人はもう誰にも止められないっ!!
「けろぴ〜『バルカンポッドシステム』で攻撃だよっ!!」
『けろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろけろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪』
ずががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががっ!!!
「うーっ!ラビちゃん!『二十連装マイクロミサイルランチャー』で迎え撃つんだよっ!!」
『うさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさうさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪』
どしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅどしゅッ!!!
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!
ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!
「ぐふうっ!………うぅこ、こいつらは………………まるで……………『ダブルだよもん!』だっ!!」
「某香港映画で、某ジャッキー○ェンが主演しているあれか!いい例えだな……………ってぐはあっ!!」
保健室は既に、阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた!!
お、俺たちはこんなところで死ぬのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?(x_x)
誘爆がはじまり爆発が一層激しくなる!!
ずがしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっん!!!!!!
「ぎょええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!(x_x)」
がらっ、ぱらぱら……。
うにゃ〜〜〜♪(=^▽^=)
「やっぱりかわいいね〜(^▽^)」
なでなで…。
「そうだね〜(^▽^)」
ふにふに…。
「次は負けないよ〜♪」
「あは、次に会うときはまたいい汗流そうね〜♪」
……瓦礫と化した保健室……いや、校舎の中で、二人は仲良く話していた。
「私たちって気が合うみたいだよね(^▽^)」
「私もそう思うもん(^_^)」
「あははははは〜〜〜〜(^▽^)」
「ぐふっ!……ふ………ふたり………とも…………。この惨状で………よく………そんなにのほほんとしていられるな………がくっ!(x_x)」
「た、ただ者………………じゃ………………ねぇ…………………ぐふぅっ!(x_x)」
ぱちぱちぱち♪
「二人とも、すごくいいバトルロイヤルでした。今度、私がもっと強化してあげますね。くすっ(^^)」
ぐぁっ!あ、秋子さんまで…(x_x)
「祐一さん。校舎のことは心配ありませんよ。久瀬さんが『あの』ジャムのお礼に、喜んで修理費を全額出すといってくれますから。くすっ(^^)」
「も、もう、俺はこんな世界いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!(x_x)」
闘いこそが
新たなる絆(キズナ)を生む!
「うぐぅ。……ボクももう嫌だよ〜、こんな世界〜!(x_x)」
「あう〜、作者のばかばかばかぁ〜!(x_x)」
いじめられっ娘たちも、永遠に。
CatFight!
完!
「ううっ!ボクってやっぱり惨め……(x_x)」
あ、久瀬の存在を忘れてた……(by 作者)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(後書き)
香里「……あなた『文法』って知ってる?(TT;)」
ぶんぽう…?
なにそれ?おいしいのか?(・_・)
香里「はぁ〜、これはもうだめね………(xx)」
そんなにため息つくなよ〜。しわが増えるぞ!(^^;)
香里「あんたのせいよっ!!!!(T_T#)」
ばきっ!
ぐふっ!(x_x)
じ、次回(こそ)はDog Fight!最終回です。お楽しみに〜(x_x)
香里「少しはまともなもの書きなさいよっ!!(T_T#)」
あう〜!(x_x)