【Midnight Blue】
どうも、皆様。
…今回は、前書きで何も言いません(^^;)
とりあえず、『大人の雰囲気』を表現してみたつもりのSSとだけは言っておきますが(シャレで(笑))
ま、まぁ、とにかく読んでみてくださいです〜(^^;)
ではどうぞ
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…緩やかで、心地よいピアノの音色が響いてくる。
ここは、商店街の一角にあるバー。
客の数はそれほど多くないが、木造の古めかしさが洒落た雰囲気を作りをしている。
高級とは言い難いが、繁華街の居酒屋ほどの俗っぽさは無く、閑静な感じの…といったところだろうか?
人々はそこで俗世間を忘れ、束の間の夢に浸るの。
それは何も、中高年だけに限ったことではない。
ストレス社会と言われている昨今、かえって若者の方が世間的な刺激に晒されるものなのである。
未成熟な精神に多大なものを要求しすぎること自体が、幾度と無く豊富な才能を殺し、貴重かつ有望な人材資源を、無駄にしてきたということは、既に歴史が証明している。
が、残念ながらそのような感覚は殆どの場合理解されることはなく『世の中は甘くない』という、一言で片づけられてしまうのが世の常となってしまっている。
言い方をかえれば『世の中は甘くない』ではなく『世の中は冷たい』もある意味、正しい解釈といえるはずなのだが。
大体、今時の若者を見て『世の中甘くない』というのは、往々にして時代錯誤である。
世間的な刺激に最も晒されるのは、紛れもなく、その若者たちなのであるから。だから中高年連中が若者に対し『危機意識が無い』などと説教するのは、実に愚かなことなのである。
しかし、時代の流れはいつも、それを気付かせてはくれない。
そして、ここに、若者が集う。
カラン…
ピアノの音色にとけ込むかのように、グラスの氷が微かに音を立てる。
グラスを傾けているのは、一人の美しい女性。
ウェーブのかかった髪に、整った顔立ち。落ち着いた服装。
彼女の名は、美坂香里という。
現在大学三年生の彼女は、数分前からカウンター席にて、一人の男が来るのを待っていた。
高校卒業以来、数年ぶりに再会する、一人の男を。
しかし、彼女は待ちくたびれた様子もなく、むしろその雰囲気を楽しんでいる。
雰囲気にとけ込む…とでもいうのだろうか?
彼女にはそんな言葉がぴたりとマッチしていた。
そんなとき
すっ
「マスター。ワインと、こちらの女性にカクテルを一つ…」
「かしこまりました」
多少、少年のようなあどけなさを残した男が現れ、カウンター越しにカクテルを注文し、香里の隣に腰掛けた。
「ふふっ。相変わらずのようね」
香里は、唇で微笑みながら、横目で男を伺う。
「変わらないということは、決して悪いことだとは思えないがね?」
ミスマッチというのだろうか?
その男は、新品の目新しいスーツに身を包んでいたが、お世辞にも似合うとは言えない。まだ幼い少年が、背伸びをして大人ぶっているような感じ…と、言えば適切だろう。
「さあ、どうかしら?…北川君」
「美坂、会いたかったぜ。ずっと、な…」
北川と呼ばれた男は嬉しそうに、呟いた。
「相沢も水瀬さんも、忙しいみたいだよ。あの二人も相変わらずなんだろうな」
「いいことじゃない。あれほどお似合いの二人はいないと思うわ」
香里は微笑みながら言った。
その瞳は、話に出た二人の親友の姿を思い浮かべていた。
事実、香里は冗談で言ったつもりではない。
あの、ほのぼのとした幸せそうな夫婦の姿を想像すると、他人とは言え笑みが浮かんでくるものである。
「あの二人が結婚するって聞いたとき『あ〜、やっぱりか』と思ったよ。それだけお似合いの二人だよな。『早すぎるんじゃないのか?』なんて、違和感が全くなかったからね」
「ふふふふ。そうね…お似合いね、あの二人」
その友人夫婦の姿を想像するということは、容易なことだ。
「お待たせしました。ご注文のワインと、カクテルでございます」
タン!
「ありがとう。…美坂、俺のおごりだぜ。乾杯しよう」
「遠慮なく、頂くわね」
香里のしなやかな指が、ますます可憐に見える。
「今夜は、美しく、魅力的な、素晴らしい女性との再会を祝して…それと、俺の思いを込めて…乾杯!」
「くすっ。どんな思いなのかしら?」
カツンッ!
ピアノの音色と共に、グラスのふれあう音が響く
香里は嬉しそうに、カクテルに口を付け、髪をかき分けた
その仕草は、実に女性的な魅力を醸し出している
コクッ
「美味しいわ。ありがとう、北川君」
「なに、お安い御用さ。…それに、今夜は心地よい一時を過ごせそうだからね。君のような女性と一緒だから」
心底嬉しそうに話す北川。
そして、懐から煙草を取り出し、火を付けようとした。が…。
「おっと失礼。女性の前で無粋なことをしてはいけないね…」
香里の表情を見て気づいたのか、ライターと煙草を懐に戻した。
「煙草、吸うようになったの?」
「ン、たまにだけど」
「そう…。大変なのね、お仕事」
その言葉は本心から言っているのだろう。
煙草というのは主に、自己の中に蟠ったもの(世間的にはストレスと呼ばれるモノ)を外部へと放出するという効果があるのだが、不思議なことに外部の人間は、それをまた不快感としてとらえてしまうことが多い。
ま、一種の人為的な伝染病のようなものか。
かつて、上流貴族たちが高尚な趣味として楽しんでいた時代は、不快感を外部に漏らすようなことはなかった。
が、大衆化し、一般化すると俗っぽさが生まれてしまう。
大衆の愚かな一面である。
「まぁね…。香里は吸わないのか?煙草」
聞くまでもないか…。北川はそう思ったが、それでも興味本位で聞いてみた。
しばらく疎遠になってた人間と再会したときの、好奇心からだ。
この人は、変わらないでいて欲しい。でも、ひょっとしたら変わっているかもしれない。どちらなのだろう?興味深いな。もし変わっているとしたら、どうなっているのかな?
本音と、好奇心が混ざり合い矛盾を生み出す。が、その矛盾というのは、ますます好奇心を増幅させる効果があるようだ。
北川は今、そんな場面に遭遇しているのだ。
そして、予想通りの答えが返ってくる。
「私は吸わないわ」
「ふうん。何故だい?」
「好きじゃないし、それに、お金もかかるし。何より私の側(ソバ)には、病弱な妹がいるからね…」
北川は、小柄で色白な少女の姿を思い出していた。
美坂香里の実妹、美坂栞のことである。
「…栞ちゃんは最近、どうしてる?」
栞は、病弱で、入退院を繰り返していたため、学校を長期休学していたが、北川にとっては『明るく、何処か子供っぽい少女』という印象の方が強く残っている。
「元気よ。相変わらずアイスクリームばかり食べているけどね。最近、相沢君やあなたに会えなくて寂しがってるわよ」
「はは。そりゃ嬉しいな。でも、栞ちゃん可愛いから、頼んでくれればばいつでも会いに行っちゃうのに」
パシャッ!
「うわっぷ!」
「ふふ。こ〜ら、この浮気ものぉ。くすっ」
香里は、言葉とは裏腹に、怒ってはいなかった。
残り少なくなったカクテルを、鼻の下を伸ばしきっていた北川の顔面に、吹っかけた。
まるで、浮気性の恋人に『やれやれ』という感じで問いつめている場面のようだ。
だが、不思議なことに、この二人は恋人同士ではない。
「冗談。冗談だよ〜。俺には香里しかいないのさ」
ハンカチで顔を拭きながら、いいわけをする北川。
顔は笑っていたが、それは決して冗談などではなかった。
そして…。
「香里。今の俺の言葉に嘘偽りはない。俺には本当に、香里しかいないんだよ」
北川は、一気に核心をついてきた。
一方的、といったら北川に失礼だが、まさに一方通行の片思いなのだ。
事実。北川は何度と無く、自分の素直な気持ちを香里に打ち明けている。
しかし、そのたびに
「北川君。御免なさい。あなたの気持ちはうれしいけれど、私はそれを受け入れることはできません…」
と、丁寧に断りを入れる。
何度と無く繰り返されてきた場面だ。
そして、今回も…。
「御免なさい」
北川のことは嫌いじゃない。むしろ好きなくらいだ。…友達として。
だけど自分には、蟠るものがある。
それは、数年前に別れた一人の友人のこと。
その男。相沢祐一は、自分ではなく、自分の掛け替えのない親友の、水瀬名雪を選んだ。
生涯の妻として。
そのことが香里を苦悩し、苦しめてきた。
もし、自分の行動が違ったなら、彼は現在、自分の最愛の人になっていたかも知れない。
そんな想いと、友人の幸せを心から喜ぶという、二律背反する考えが、香里の精神状態を極限まで追い込み、再会するきっかけを奪っていったのだ。
相沢祐一という男への想いは、自分の中で完全に吹っ切ったはずだ。
だけど、一度。
たった一度たりとも、そのようなことを考えた自分が許せず、一人、気を揉んでいる。
香里は多少、精神的に潔癖性なところもあるのだろう。
(私はなんて醜い女なのだろう。かつて、自分が傷つくのが怖いから、絶望的といわれていた妹を拒絶し、あまつさえ大好きな親友に嫉妬。その上、本気で自分を愛してくれている人まで邪険にするなんて…。相沢君がダメだったから、北川君なんて…そんなの…人間として失格よ!絶対に許されるものじゃないわ。だから…ダメ!……御免なさい、北川君。貴方は…こんな私を好きになってはダメ…)
だが、北川は、とっくに香里の精神状態に気づいていた。
俗世間で養われた関知能力というのだろうか?
そのような感覚では、北川の方が一日の長があった。
世間での実戦経験の差である。
「香里は優しすぎるんだよ。今、相沢たちのことを考えていたのだろう?」
「どうしてわかるの?」
表面上は冷静だったが、内心、動揺していた。
「片思いというのはな、一種の人格分析のようなものなんだよ。好きな人がどんな性格で、どんな趣味をしていて、どんな人が好きで、どんな悩みを抱えているのか」
「…」
「両想いになるためにはどうすればいいか?好きな人の好みに合わせて服装を変え、趣味を変え、主義主張を変え…他にもいっぱい、自分自身を変えていこうとするのが普通さ。それに不和が生じたときに、人は別れをするのではないかな?少なくとも俺はそう思うよ」
香里は、相沢祐一以上に冗談好きの少年、北川潤のかつての姿を思い浮かべていた。
「まぁ、そんな科学的な考え方はあまり好きじゃないけどね。人の心が全部、心理学だけで解明できるとしたら…?俺だったらそんな世界、否定したいな。ははは」
そこまで自分のことを想ってくれていたなんて、かつての彼の姿からは、想像もつかなかった。
自分の鈍感な感性が恨めしく思え、そして、その優しさに改めて惹かれていくことに苛立っていく。
(…私、そんな優しい人を傷つけてきた。いつも、いつも……ずっと………長い間)
ズキッ!
「!」
突然、心臓を針で刺されるような痛みが、香里を襲う。
「でも、香里が『そんなこと』を気にしているようでは、本当の罪人だぜ。過去の蟠りとか、自分自身への否定などはともかく、対等な立場で俺のことを見てくれないのであれば、俺は本当に悲しいな…」
今の香里にはきつい一言であった。
「あの…」
香里は何か呟こうとしたが、北川は構わず続けた
「ふっ。前にもこんなことあったよな。栞ちゃんのこと。あれは本来、俺が言うべきだったんだけどな…」
香里の実妹、栞は病弱で、一時期、命の危険が宣告されていた。
そんなとき、香里は自分の中で妹の存在を完全否定したのだ。
それは彼女なりに苦悩して、出した結論なのだが、それが誤りであるのは誰の目にも明らかであった。
その誤った考えを、根底から覆す原動力となったのが、かの男。相沢祐一であった。
北川の言う”あれ”とは相沢祐一とのやり取りのことだ。
・
・
・
「香里がつらいのはわかるよ。でもさ、栞だってつらいんだぜ。大好きなお姉さんにその存在を否定されて…」
「そんなこと…わかってるわよっ!でも、私に…どうしろと言うの?何も出来ず、ただ衰えていくあの娘と一緒に…どう過ごしたらいいというのよ?あの娘を傷つけるだけなんじゃないのっ!」
「傷つけたりなんかしないさ。一緒にいて、『奇跡』を信じてやるんだよ」
「奇跡なんて…」
起こるはずがない。
『起こらないから奇跡というのですよ』
当の栞自身がそういっているのだ。
(そんなあの子に、『奇跡が起こることを信じましょ』だなんて…言えないわよ)
「奇跡は起こるよ。事実、名雪と俺の関係は奇跡のようなものなんだからさ」
何気ない、その一言が全ての考えを覆した。
私の親友、水瀬名雪の母。水瀬秋子さんは交通事故に遭い、瀕死の重傷を負った。
数週間ほど前の出来事である。
名雪はショックのせいか、しばらくの間学校を休み、その間、相沢君が必死に名雪を励ましたという。
そして、秋子さんの無事が確認され、名雪が再び登校してきたときの…彼女の笑顔は眩しく、暖かかったことを覚えている。
まるで、真夏の大地に咲き誇る、向日葵のように。
明らかに、最愛の恋人(ヒト)によって地の底から救われ、支えられているという、心からの笑顔を。
それ以来『水瀬名雪と相沢祐一』の関係は噂になり。神聖なものとして、誰も茶化す者はいなかった。
「栞はお前のこと、恨んでなんかいないよ。だから…一緒にいてあげなよ。きっと喜ぶから」
そして、彼の言うとおり…奇跡は起こった。
・
・
・
「あの後さ。栞ちゃんが何ていっていたと思う?」
「…」
北川の後に続いて、背後から声が聞こえた。
「私のことで、そんなに思い詰めてくれるのは嬉しいけれど、お姉ちゃんは、絶対に幸せになって欲しい。その願いが叶うのであれば、私の命など、どうなろうと構いません。でも万が一…いえ、億が一、奇跡が起こってくれるのならば、一緒に幸せになりたいです。お姉ちゃんと一緒に…。でしたね、北川さん。くすっ」
そういって、悪戯っぽく微笑む少女。
美坂栞が立っていた。
「栞…」
「お姉ちゃん。私は昔も今も、お姉ちゃんを恨んだりはしません。…だって、私がお姉ちゃんだったら、きっと同じことをしていただろうから。だから、もう…そんなことで…苦しまないで。…大好きな…お姉ちゃん」
栞の瞳は潤んでいた。
「香里、お前はもう苦しむ必要なんて無いんだよ」
「そうだよ。だって私も、祐一も、北川君も、栞ちゃんも、みんなみんな、香里の事大好きだもん。祐一のこと好きだっていう気持ちも、一緒だよ。もう、迷っちゃダメだよ。香里!」
いつの間にか、相沢祐一と、水瀬名雪の二人も、側にいた。
多分…栞が教えたのだろう。私がここにいることを。
かつて、自分の身勝手で裏切ってしまった親友も、励ましてくれる。
「みんな。うっ…ぐすっ…ありがと。…ぐすっ」
それは、香里の心が解き放たれた瞬間であった。
全てのものを放出するかのように、涙が溢れ、頬を伝わっていった。
必死に手で、顔を覆い、爆発した感情を隠そうとする。
しかし、その小さな手では到底隠し通せるものではなかった。
そして…
とん
「これを…。俺の気持ちを、受け取ってくれないか。香里。俺は、相沢や水瀬さんや栞ちゃん程、優しくはないけれど、お前の支えになりたいんだ!」
香里は首を振り、涙を払おうとした。
すっ
「これ、使えよ」
北川は、ハンカチを渡し、
「ぐすっ。優しすぎるわよ。北川…君…」
皆、優しい。
香里は長い時を経て、ようやく自分自身をさらけ出すことができた。
「うっ…ぐすっ。私…こんなに…弱いけれど。…あなたに、甘えちゃうけれど…それでも、いい…の?」
「勿論だ」
「ぐすっ」
すっ!
「あ…」
深く、熱い、初めてのキス。
指には光り輝くものがあった。
新しき、愛の印が。
パチパチパチパチっ!
店の中に、祝福の拍手が響いた。
「北川君。愛しています。身も、心も」
そして、夜の蒼は深くなっていく。
まだ、若々しい、蒼が。
〜Fin〜
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(後書き)
ふっふっふ〜。どうだっ!
香里「…(茫然自失)」
祐一「何だ。書けるじゃないか『美坂香里完全シリアスSS』を(^▽^)」
栞「Minardi改さんのSSで、初めてお姉ちゃんがまともに書かれてますね(^^;)」
そりゃぁな。だけど、今回の設定は結構苦労したんだぜ。
名雪「どんなところが苦労したの?」
うん。まず一つは、舞台・キャラクター設定だな。
このSSは、Kanon本編の数年後ということになっているんだが、北川は社会に出て働いていて、名雪と祐一は結婚しているということになってるね。でも、そこら辺が結構曖昧になってしまって。…それをいちいち細かく書いていたら香里の心理描写が弱くなってしまうので割愛した。ちょっち残念だったよ(;−;)
それと、もう一つは、今回の主役は北川だったということだ。
北川「なんだよ、俺じゃ不満だって言うのか?」
ま、ぶっちゃけた話そういうことだが、別に嫌みでいっているわけではない。
Kanonに関わらず、アドベンチャーゲームというのは、主人公(あるいはヒロイン)の立場に立ち、ストーリーを進めていくのが普通だよね〜。
たとえばKanonでいえば、ゲームをやっている瞬間、自分はMinardi改ではなく、相沢祐一なわけだ。北川君はいいキャラクターだが、そこら辺の感情移入が不十分だったから『なんなんだよ、このキザ野郎はッ!(TT)』と、思ってしまったのだよ。
北川「なるほどな。確かに今回の俺はキザだったなぁ(^^;)」
シャレのつもりで書いた部分も結構あったけど、なかなか楽しかったよ〜(笑)
本音を言えば、最初はいつものようにお笑いものを書くつもりだったのさ。でも、原案を途中まで書いてみたらシリアスの方が似合うような気がしたので、完全路線変更したんだ。結構上手くいったようだけど、読者の皆様はどう感じるかな?
気になるなぁ(^^)
祐一「で、次はどうするつもりなんだ?」
ハッキリいって、このSSは考えるのに疲れた。バイトを繰り返し、極限までキレた頭だからこそ書けたようなものだ。
香里シリアスSSは50作に一作といったことがあるが、それはあながち嘘ではないよ。
だから、次はまたお笑いSSかな(^^)
栞「でも、お姉ちゃんはそう思ってはいないみたいですよ」
香里「ああ、シリアスSS…。なんていい響きなんでしょう…(うっとり)」
げ…次は、『完全18禁、香里様御乱○SS』にしようと思ってたのに(;−;)
全員「そ、それは、まずいでしょ〜〜〜?」
う…ん。…どうしましょ(^^;)