【ある少女の悩み】

はろはろ〜♪
今回は感動の涙があふれるお話…………の、予定です(^▽^)
香里「…ホントかしら?(TT;)」
ではどうぞ〜………あ、石は投げないで〜、カミソリメールもや〜(x_x)
香里「一度くらい送られたほうがいいんじゃないの?(^^;)」
や〜(x_x)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇











とても些細なことなのに……










誰でも一度は悩むことがあるはず…。










年頃の女の子なら誰だって。










それは…










バスト・サイズ




















今日は土曜日。
短縮授業だから学校は午前中で終わる。
部活も休みだから、早く帰ってお昼にしよう…。

ガチャッ!

「ただいま」
玄関を開け、着替えをしに自分の部屋へ向かう。
「…あれ?」
部屋のドアが開いてる事に気付く。
だれかいるのかな?
音を立てずにそっと中を見た。
するとそこには…。
への字口で鏡とにらめっこをしている栞がいた。
「栞っ。ただいまっ♪」
「ひゃぁぁぁっ!!!!」
突然後ろから声をかけられてビックリしたみたい。
「お、お姉ちゃん…!」
「何やってるの?」
「あ、あの、その………う〜」
よく見ると手にブラを持っている。
私のブラを。 洗濯物でも取り込んでいたのかな。
「ふふっ。心配しなくてもそのうち大きくなるわよ」
笑ってそう答えた。
けど、栞は不満そう。
「…お姉ちゃん、ひょっとしてバカにしてる?」
栞は頬をぷくっとふくらまして拗ねてる
「そんなことないわよ」
小さくて可愛い。
素直にそう思うわ
「そりゃ……私の胸は小さいから…」
「そうね」
思わず頷いてしまう。
「うー、こんな時は普通、嘘でも慰めてくれるものだよ!」
「私、なるべく嘘はつかないようにしているから」
栞はやっぱり不満そう。
「…大きくする方法とかないのかなぁ」
「牛乳でも飲んでみたら?」
結構気にしているみたいだけど、そんな栞が可愛らしくてつい意地悪な事を言ってしまう。
「ふふっ。世の中には小さいほうが好きだっていうアブナイ人もいるから気をつけなさいよ」
「…そんなこというお姉ちゃん嫌い!」
どうやら怒らせてしまったみたい。
早足で部屋を出ていく
「どこかいくの?」
「胸を大きくする方法を見つけてくるもんっ!」

バタンッ!

「あらあら…」
大丈夫かしら?
心配だからこっそり付いていって影から見守っていよう。










相談相手その一 −−−月宮あゆ−−−

最初の相談相手は、小柄な女の子の月宮あゆちゃんのようだ。
…でも、こんなこと言ったらあゆちゃんに失礼だけど、どう見てもミスキャストじゃないのかな?
「あゆさんこんにちは」
「あ、栞ちゃん。こんにちは」
とにかく会話を聞いてみよう。
「実はあゆさんに相談があるのですが…」
「ボクに相談?なにかな?」
「実は、かくかくしかじか………………ということなんです」
「ふ〜ん。そうなんだ。………タイヤキをいっぱい食べればきっと大きくなるよ」
「そうですか?」
「一緒に食べよ〜」
「はいっ」
……あははは。
やっぱりミスキャストだったようね。










相談相手その二 −−−水瀬名雪−−−

次の相談相手は名雪みたいね。
名雪は陸上部だから栄養の知識なんかもあるかも……しれない?
どうなんだろう?
ちょっと興味深いわ。
それにあの娘は結構スタイルいいしね…。
「あ、名雪さ〜ん。こんにちは」
「栞ちゃんこんにちは〜」
「実は、名雪さんに相談があるのですが……」
「私に?…何かな?」






「……そうなんだ〜。イチゴサンデーをいっぱい食べていっぱい眠ればきっと大きくなるよ」
「そうですか」
「いっしょに食べに行こうよ〜♪」
「はい〜」
…ってこれじゃさっきと同じじゃない。
名雪に期待した私が馬鹿だったわ…。
それに名雪は眠りすぎよ。
栞が真似したら困るわ…。










相談相手その三 −−−相沢祐一−−−

次の相談相手は相沢君みたいね。
…って、それは危険よっ!
絶対危険すぎるわっ!!
止めなくちゃ!!!
あ……でも!止めに入ったら見ていたことがばれちゃうわっ!
どうしよう…。
躊躇しているうちに二人とも歩き始めた。
心なしか早足で。
相沢君、ものすごくニヤついた顔をしている……あの変態男〜!!
「栞っ!俺が絶対に大きくしてやるっ!!ぐふっ!ぐふふっ!ぐふふふふっ!……むっふっふっふ〜♪(^▽^)」
「はいっ!お願いします〜」
な、なにいってるのよ〜!栞〜!
「とにかく俺の家へ行くぞっ!!(^▽^)」
「はいっ!」
相沢君はものすごい速さで駆け出していた。
煩悩のなせる業というのはホントに恐ろしいわ!
私は、気づかれないようにそして離されないように必死で後を追った






たどり着いた先は水瀬家。
私は既に相沢君の部屋の前に立っていた。 もちろん秋子さんに挨拶してから上がらせてもらったのだけど。
しかし、ご丁寧なことに相沢君はドアに、それは頑丈そうな鍵をかけている……。
仕方ないわ…耳を澄ませて少し様子を見ましょう。
中からかすかに声が聞こえてくる。
「さぁ〜て栞!早速はじめよ〜か!!(^▽^)」
「はいっ!………それで、どうするんですか?」
「ふっ。そんなの決まってるじゃないか!(−▽−)」
「?」
「手でひたすら揉むんだよ(^▽^)」
あ…あの変態男め!!
堂々と言い切ったわね!
「祐一さん。………………じ、冗談……………ですよね?」
恐怖のせいか、栞の声は震えている。
相沢君!
絶対に許さないから!!
「栞〜!いるんでしょ〜っ!ドアを開けて〜っ!!」
私は無意識のうちにドアをドンドン叩いていた。
「お、お姉ちゃん!」
「ちっ、邪魔が入りやがったか。しかぁし、その鍵は鋼鉄製だからな〜。女の子の力じゃどうにもならんさ(^▽^)」

ガチャガチャガチャガチャッ!

うっ………このドア、とてつもなく硬いわ………。
「祐一さん……外道です〜」
「さ〜はじめましょーか。邪魔者もいないことだしさ〜♪ふっふっふっふっふ(^▽^)」
「そんなことする祐一さん、だいっきらいです〜!」

ぽかぽかっ!

「おわっ…ぽかぽかするなっ!…それに、栞シナリオじゃあんなに愛し合ったじゃないか!!」
「そんなの知りません。……いやぁ〜!!」
くっ!
こうなったら・・・!!

バサッ!

私は着ていたマフラーと上着を投げ捨てて後ずさりし身構えた。

ザザザザザッ!

いくわよっ!!
必殺!

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

気合一線!!
回し蹴りでドアをぶち破る!!!

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!

バキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!!!

「ぐはぁっ!(x_x)」
吹き飛ばしたドアの破片が相沢君の全身に直撃し、一撃でダウンした。
「お、お姉ちゃ〜ん、きてくれたぁ…うわ〜ん」
栞は泣きながら私に抱きついてきた。
「………お姉ちゃん………ごめんなさい。………ぐすっぐすっ」
「いいえ、謝るのは私の方よ。……女の子にとってすごく気にすることなのに、私はそれを傷つけたのだから………」
私は栞をやさしく抱きしめる。
「栞。ごめんなさい」
感動のシーン……の筈なんだけど、相沢君にはまだ意識があったみたい。
「ぐふっ!…………か、香里。…………お前…………絶対…………K1部………だろ………!」
「だったらどうだというの?」
「と、とりあえず………ひとこと……………いって…………おこ……う………」
「何よ!」
「今日は…………白…………だな………。んでもって…栞は…………ぴんく………」
「!」
「きゃあっ!」
私と栞は思わず顔が赤くなる。
…この男!
あれだけのダメージを受けていながら…倒れた隙に私たちのスカートの中を……!

ゲシッ!

「ぐふっ!(x_x)」
こ、今度こそ沈めたわ……最強の右ロウキックで………










その後…









…この後、事情を説明して秋子さんに謝った(ドアのこと)けど、一言で許してくれた。
「了承」って、たった一言で。
相沢君はバツとしてしばらくの間、秋子さんの「あの」ジャムの毒見……もとい、実験台……じゃなくって、味見役にされている。
ああおそろしや…。
そして、私たちは。
「ほら、これなんかどうかしら?」
「お姉ちゃんってすごくセンスがいいね〜」
すっかり仲直りして平和な二人に戻ってました。
今度、一緒に服を見に行きたいと思ってます。










(おしまい♪)










◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

(後書き)

どもども〜♪
相変わらず暴走中のMinardi改です(^▽^)

ズシャッ!

ぐはぁっ!
い、いきなりかいっ(x_x)
祐一「…………(T_T#)」
ありゃ?
祐一じゃないか?
どうしたんだよ?
祐一「どうしたじゃなーーーーいっ!!何だこの扱われようはっ!!俺はこのゲームの主人公なんだぞーーーーーーー!!(T_T#)」
馬鹿者!
このSSの主役は香里だっ。
お前は今回完全な悪役なんだっ。キャラメルのおまけなんかほんとはいらないんだっ!(謎)
それにお前は結構いい思いしてるじゃないかよ(T_T)
祐一「…まぁ確かに最後に一回だけはいい思いしたけどな」
だったらそれで十分だっ。
それだけだって僕は美坂姉妹ファンの方々から恨みを買うに違いないのだぞっ!
感謝して欲しいくらいだ
祐一「だからって香里をK1部にすることはないだろ…(TT;)」
いや、この前見た佐竹の試合で感動してな。どこかで使おうと思ってたんだが、都合よく香里の部活設定が謎になってたという事なんだ。それに格好いいじゃないか。いかにも”冷静な女戦士”って感じでさ。
祐一「ふっ!」
???
なんだその不適な笑みは
祐一「ふっふっふっふっふ!!(^▽^)」
な、なんだ………ついにおかしくなったか?(もとから変だが)
祐一「ふんっ!何とでもいえっ!俺があのままで済ますと思っているのか?Minardi改よっ!(^▽^)」
思わない………けど、何かしたのか?
祐一「ふっ!これだから素人は困る!こんなこともあろうかと、部屋の各所にカメラを仕掛けておいたのだよっ!!」
なっ………なにぃ……っ!
祐一「だから栞や香里のこ〜んな写真とかあ〜んな写真とか(^▽^)」
うおおおおおおおおおっ!漢(おとこ)だっ!!お前は真の漢(おとこ)だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!(>▽<)
祐一「ようやくわかってくれたか。だがな、それだけじゃないんだ。見ろッ!!」
…………あゆに…………名雪に………………真琴……………………の○○な写真…………………っ!(T▽T)
祐一「こいつらは家によくいるからこっそり撮ってたんだっ♪」
お前ってやつぁ(^▽^)
祐一「一緒に行こうぜっ!!これだけの物(ブツ)売りさばけばしばらく遊んで暮らせるぜっ!!(^▽^)」
おおっ!!(^▽^)

謎の声「だって。みんな聞いた?」

へ!?
あゆ「………祐一君。………最悪………(T−T#)」

チャッ!

名雪「極悪人だよ……(T−T#)」

ジャキッ

真琴「あんたたちだけは許さないから……(T−T#)」

スチャッ

栞「人類の敵ですね………(T−T#)」

チャキッ

香里「覚悟はいいかしら?(^_^#)」

スッ

み、みんなお揃いでどうしたんだい?
そんな、バールとかハンマーとか……殺人事件に使われそ〜な物騒なものばかり構えてさぁ……あははは…(^_^;)
祐一「そ、そうだぞ。主人公は普通いたわるものだぞ…………(^_^;)」
全員「……………………………………………………この世から死んでいなくなれやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

ズガシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!

ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!(x_x)
祐一「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!(xx)」