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○○☆すた?
「ねえねえかがみ」
「ねえ、じゃないだろねえ、じゃ! あんた、いきなり何を見せんのよ! 見せたいものがあるとかもったいぶっておいて……!」
「いや〜。こーいうバカっぽいAVって、結構需要あるんだね〜。『せく☆すた』って、タイトルもそのまんますぎ。みんなネタで買っているんだろうね〜」
「いやまぁそうなんだろうけどそういうことじゃなくてだな!」
「あ。ほらほら。かがみみたいなついんてのつんでれが出てきたよ?」
「な……っ!? 何よこの不自然な髪形はっ! 演技もぎこちなくておかしすぎっ! 制服のデザインも派手すぎるカラーリングもリボンも全てにおいて違和感ありすぎ!」
「ん〜。やっぱりツインテールは二次元に限るってことだろうね〜。あ、でも。私の付けぼくろはなかなかいい感じにバカっぽくて違和感あっていいね〜。こうでなくちゃね」
「って! いやだからそういうことじゃなくて! っていうか白昼堂々とリビングでAV鑑賞するんじゃない! あんた、年齢的にも問題あるだろがっ!」
「大丈夫。おとーさんと一緒によく見てるから」
「んなっ!? 父兄同伴でAV鑑賞するなあああああっ!」
「ま、うちのお父さんだしー。……あ、そだそだ。今度つかさに『らき☆すた』が実写ドラマ化されたよ、と云ってこのDVD渡してみようかな? 試しに」
「おま……。それは本気でやめろ。あの娘、絶対そのまんま真に受けて信じるから……。断言できるところが悲しい……」
「間違いではないと思うんだけどナー」
「間違いではないけどっ! 間違いではないけどっ! 何かが根本的に間違ってる気がするっ!」
「というわけで〜。もしもしつかさ〜? 『らき☆すた』の実写ドラマ見る〜?」
「云ってる側からなにやってるか!」
「うんうん。つかさも出てくるよ〜。今、かがみと一緒にウチで見てるところなんだけど。見にくる〜? 待ってるよ〜」
「ああもうっ! やっぱり完全に信じ切ってる! 少しは疑いなさいよっ!」
「あ、ほらほら。つかさが出てきたよ? ……やっぱり騙されて適当に云いくるめられてえっちなことされる役っぽいねー」
「何て案の定なっ! いい加減にしなさいよねっ!」
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