戻る
【2009/10/25 花鈴小屋もばいる『第九十四話』】
新奈「ひどい……。ひどい……。セクハラです。花鈴ちゃん可哀想。あまりにも気の毒です(--;;;;)」
畜生。折角新奥義を考案してやったと云うのにあんの腐れ猫め。ことごとく俺の行為を邪魔しおってからに(--#)
新奈「あなたはどうしてああいうことをごく普通にするんですか(--;;;;)」
馬鹿者。いつ巨大エイリアンが来襲し、インディペンデンスデイみたいな戦闘状況に陥るかわからんだろう。そういった仮想敵を想定し、うちの花鈴や君のような非戦闘員に対しても戦闘能力を身に付けることこそが人類が生き延びる手立てだと思うのだよ(--)
新奈「すっごい無茶苦茶な理論ですねそれ(--;;;)」
中国拳法では日常生活が修行の場とよく云う。あるいは、平賀・キートン・太一先生とかソリッド・スネークと云った人物が代表的な、何でもかんでも現地調達のサバイバル部隊では武器になるものは何でも使う。ブラもパンツもその一つに過ぎないということを私は云いたいのだよ(--)
新奈「はぁ、そうですか。でもその理論で下着とか盗んでも絶対無罪にはなれないと思うのですけれど(--;;;;)」
失礼だな君は。私はあやつのタンスから下着を取り出して持って来ただけなのだよ。下着ドロなどと一緒にするではないよ!(--;;;;)
新奈(どこをどう考えても同じにしか見えないんですけれど(--;;;;))
というわけで(--)
新奈「しないでくださいよね? 何もしないでくださいよね? またなんか変な展開になるのはいやですよ?(--;;;;;)」
とっても警戒している新奈。
ふっ。技術は日進月歩。俺も同じ手は使わん。……こんなこともあろうかと、既に手は打ってあるのだ。……新開発のシステム起動! 勿論自社開発の特別製だぜ!(--)
ばふ!
新奈「わ! わ! わあああああっ! わーーーーーーっ! ま、また! 何か変なシステム組み込まないでくださいっ! ふ、服の中で何かが……きゃああああああっ!(--;;;;)」
新奈の服がイキナリ膨らむ。そして何かが暴れだし、上着とスカートの中から何かが飛び出してきた。それは、新奈が身に付けていたブラとパンツだった。
どうだいこの脱着武装システムは。俺がこの前君が風呂に入ってる時こっそり仕組んでおいたブラとパンツの繊維に編み込んだ極小のマイクロチップによって制御され、システム起動から変形、脱着、武装化まで僅か0.5秒なんだぜ。まさに次世代。未来の護身兵器だと思わないかね?( ̄ー ̄)
新奈「思いませんっ! ああもうっ! ま、またあなたはそーいうことをっ!(--;;;;)」
顔を真っ赤にして恥じらいながらも抗議する新奈。
さぁ、いざ思う存分振り回してみたまへ! さぁさぁさぁ……ぐふぉっ!(--;;;;;)
べし!
新奈「……?(--;;;;)」
飛び出してきた下着が命を吹き込まれたかのように凶悪な兵器と化し、館長に襲いかかる。
べし! ざしゅ! ばきっ! ばごっ! ぎりぎりぎり!
叩く、切る、吹き飛ばす、薙ぎ払う、締め付ける。あらゆる攻撃パターンが組み込まれていた。頭にパンツをかぶりぎりぎりと攻撃されたり、ブラによって顔面をぎりぎりされたり、単なるド変態にしか見えない館長だった。
ぎゃーーーーー! んぎゃーーーーーっ! 制御できな……あだだだだだだだだだっ! いだだだだだだだだっ!(--;;;;)
何やら致命的なバグがあったようだった。適当に作るだけ作ってデバッグを真面目にやらない館長の自業自得。
新奈「か、館長ぉ〜〜〜〜〜〜っ!(--;;;;)」
戻る