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【2009/12/13 ましろ色シンフォニー一般SS『mixture』】
かの義妹は云った。『かぶりはしないけど、穿いてみたい』と。名言だね(--)
新奈「はぁ。そーですか(--;;;)」
というわけで、普段世話になってる礼として是非とも受け取って欲しい(--)
新奈「何がどういうわけなのかはわかりませんけれど、贈り物は嬉しいのですが……(--;;;)」
贈り物の内容に何か不満があるのかね?(--)
新奈「不満と云いますか……(--;;;)」
大丈夫だよ。ちゃんと洗ってあるから。……あ、もしかして洗ってないヤツの方がよかったのかそうかそうか。それなら先に云ってくれれば遠慮なく脱ぎたてを進呈したのに。まあいい今からでも全く遅くはない。ほら、是非受け取ってくれたまへ!(--)
ぬぎぬぎ
新奈「ぬ、脱がないでくださ……(--;;;)」
遠慮するな遠慮するなほれほれほれ! さぁ受け取りたまえ、俺の愛を!(--)
ばふ!
と、新奈の顔に『ソレ』を押し付ける館長。
新奈「き……きゃあああああああっ! 何をするんですかあああああっ!(--;;;)」
何をするって、贈り物だがや。俺の脱ぎたてパンツを。いつもいつも君のを剥ぎ取ろうとしたり触ろうとしたり盗み見しようとしたりと盗人のように悪いことばかりしてるから反省して、たまには与える側になろうかなという殊勝な心掛けなのだが何か問題でもあるかね?(--)
新奈「大問題ですっ! 新たなセクハラですか!? 大体、女の私が男性用下着をもらってどうしろと?(--;;;)」
あん? はきゃいいだろ?(--)
新奈「はけません!(--;;;)」
どーして? そいつぁ君。食わず嫌いというやつだぞ新奈君。ひらひらしたしょぼい布切れの女物ぱんつなんぞより漢のトランクスの方がずっと快適で楽で体にフィットして病み付きになること間違いなしだでよ。そもそも男性用と銘打たれているからと云って女性が身に付けては行けないという法律はどこにもないではないかね(--)
新奈「病み付きになりたくないです! ……館長。もしかしてセクハラじゃなくて本気で云ってます?(--;;;)」
俺はいつだって本気さ。さぁ、騙されたと思ってはいてみぃよ。俺の脱ぎたてじゃなくていいからさ(--)
新奈「……何かそれはいけない気がします。騙されたと思って本当に騙される気がします。悪魔の誘惑のような気がします(--;;;)」
悪魔だなんて聞こえが悪いね。ほら、あれだよ。よくサッカーの試合で、試合が終わった後に互いに健闘をたたえ合いユニフォームを交換しているじゃないかね。私はああいった熱いものをイメージして君に求めておるのだよ(--)
新奈「交換するのは上着ですよ!(--;;;;)」
そうか、わかった。無理強いはやめよう。じゃあ、君の気が変わったときでいいから是非ともはいてみてくれたまへ。その時まで、君のタンスの下着が入ってるところに一緒に入れておくからさ(--)
新奈「……じ、地味にくる嫌がらせみたいに思えますけど。本気で云ってるんですよね?(--;;;)」
本気だってさっきから云っておるじゃないかね。俺は新奈君に男性用下着の素晴らしさを分かって欲しいのさ(--)
新奈「わかりたくない……というよりも、わかっちゃいけないような気がします(--;;;)」
というわけなので、男性用下着の素晴らしさをわかってくれるまで、一日ごとに一枚ずつタンスの中に色んなデザインのを入れていくから(--)
新奈「どういう趣味ですかそれはっ!(--;;;;)」
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