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【2010/05/01 花鈴小屋もばいる『第九十六話』】



あぁ、君のやる気は十分わかっているから。別に誰も君に対してフランス料理を作れだなんて無理難題を押しつけるつもりは毛頭ないから。悲しくも貧しい料理の腕をもつ君にそんな酷な要求をするつもりは毛頭ないから。無駄にした食材のコストを考えて贖罪したくなるだなんて、おっさんの駄洒落にすらならない状況になってしまうから、まず先にふかぁく気配りをさせてもらうということで言わせてもらうよ。無駄な挑戦はしなさんなこの料理下手くそ娘、と心を鬼にして、な(--)

新奈「館長……。そーいうことを私以外の女の子に言ったりしたらだめですからね? すっごく傷ついて泣き出しちゃうか、もしくはすっごく怒りますから絶対(--;;;)」

君はいいのか?(--)

新奈「悲しいことに、私はもう慣れちゃいました。……それにしても館長、挑発上手って言われません?(--;;;)」

ふふふ。褒めるんじゃねぇよ。照れるじゃないかね( ̄ー ̄)

新奈「褒めていません。……それに、どうしても毎回花鈴ちゃんの胸に触らないと気が済まないんですね(--;;;)」

それは君が触らせてくれんからな。ま、あいつの乳はあんまりにも簡単に触れるので、張り合いがないというか、ああ、張り合いというのはあいつの乳が張っていないというわけではなく、やりがいがないという意味でな(--)

新奈「そんなこと聞いていません。花鈴ちゃん可哀想……(--;;;)」

じゃあ約束しよう。君の乳を自由に触らせてくれるのであればあいつの乳には金輪際触らない、とな。どうだ?(--)

新奈「……どうだじゃないです。ひどい。ひどいですよ館長。花鈴ちゃんの胸にも私の胸にも触らないでくださいよ(--;;;)」

ということは交渉決裂というわけで、今までと状況は何一つ変わらないということだな。しかしあいつ、あのでっかい乳は飯作る時に邪魔になんねーのかな(--)

新奈「ならないと思います。花鈴ちゃんはとっても器用な娘ですから(--;;;)」

そーか。しかしよぉ、肉じゃがってどこのおかーちゃんが作るメニューだよって思わないか?(--)

新奈「家庭的でいいじゃないですか。今度花鈴ちゃんにおいしく作る方法を教えてもらいます(^^)」

ほう。ベニテングタケのソテーとかの作り方をか?(--)

新奈「違います! そんな危ないもの作りません!(--;;;)」

じゃあ俺が教えてやろう。キンポウゲと毒ニンジンとベニテングタケの中華風野菜炒めの作り方をな! まず、キンポウゲと毒ニンジンを細かく切ってだ。油をしいたフライパンにさっと入れてベーコンやら肉やらと共に炒めて塩と胡椒を少々、ごま油とか入れると風味が良くなってだな……(--)

新奈「何だか普通の料理に聞こえますけど、作るからには全部残さず食べてくださいね?(--;;;)」

んなっ!? 君は俺を殺す気かねっ!(--;;;)

新奈「だったらそんな危ない毒料理最初から作らないでくださいっ!! キンポウゲも毒ニンジンもベニテングタケも毒ですから、皆さん絶対に食べたり館長達の真似をしたりしないでくださいね!(--;;;)」



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