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【2011/03/21 ましろ色シンフォニー18禁SS『WhiteCanvasアンジェリーナ・菜夏・シーウェル編』】



ところで野良司書な新奈くんや(--)

新奈「私、野良司書だったんですか? Σ(--;;;)」

うむ。まあ、君は所詮雇用状況がとっても不安定な雇われ司書だから、野良と同じよーなもんだといっても差し支えないであろうと判断するのだおれは(--)

さりげなく酷い事を言う館長だった。新奈も諦めているのか悟っているのか言い返したりはしなかった。

新奈「そーですか。……それで、何です?(--;;;)」

いやなに。おれは思うのだ。メイドが着るのはメイド服といったように、指定の職業には制服がなにかしらあるものであるが。では君はどうなのかなと。司書服ってあるのですか、と! いかにもマイナーで誰も気にしていなさそうなジャンルではあるが(--)

新奈「そのようなものはないと思いますが。あってもなくても、大した影響はないのではないかと(--;;;)」

では、君には制服はいらな……(--)

新奈「いります。脱ぎませんからね(--;;;)」

ち……。先を越されたか。なかなかできるようになったな新奈くん。よくぞ俺の思考を読んだ(--;;;)

新奈「そりゃ、わかりますよ(--;;;)」

これまでの経験から多分そういう話になるのだろうと、流れから読んだのだった。

ところでだ。メイドと主人は主従関係ではあるが、それ兼恋人関係というのもなかなかに興味深いものがあるわけでな。そんな機会を得て、再度君とおれとの関係というものを見直した結果、XファイルなFBIのモルダー捜査官とスカリー捜査官との関係にかなり似ているのではなかろうと判断するに至った次第(--)

新奈「何を捜査するんですか、一体(--;;;)」

そういうわけだから、君は常におれのことを思いやり心配し、時折ため息をつきながら『……館長。疲れているんですよ、あなたは』とか声をかけてほしいと思うのだな(--)

新奈「はあ……。誰よりも疲れを知らない人のような気がしてならないんですけど……(--;;;)」



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