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【2011/05/22 OriginalLightNovels『番外編 -Colorful party Vol.6 編み物日和・後編-』】



で。あの後どうなったん?(--)

新奈「……大変でしたよ。本当に(--;;;)」

しかし、今こうしてここに健在であるということは、結局どうにかしたのだろう? 流石は新奈くん。俺が見込んだ娘なだけあるね( ̄ー ̄)

新奈「どうも(--;;;)」

で、どうやってあのわけのわからんクレージーな敵を撃退したん?( ̄ー ̄)

新奈「どうにか逃げまくって隠れて、携帯で花鈴ちゃんと沙羅さんに助けを求めました。説明したらすぐに助けに来てくれました(--;;;)」

おお、なるほど。それは戦略的には非常に正しいな(--)

新奈「館長(--;;;)」

何かね?(--)

新奈「ちょっと、後ろを向いてもらえますか?(--;;;)」

む? 構わぬが、どうしたのかね? ……っつおっ!? Σ(--;;;)

ぎりぎりぎり!

新奈は館長の腕を取り、ねじ上げる。

あーーーー! 痛い痛い痛いぎぶぎぶぎぶ!(--;;;)

新奈「本当に大変だったんですからね? 本棚は軒並み倒されてしまいましたし、せっかく綺麗にお花を飾っていたのに花瓶は片っ端から割られましたし、窓ガラスもひしゃげましたし、額縁も……。図書館は一時壊滅状態でしたよ(--;;;)」

あだだだだだ! ぎ、ギブギブ! ぬぐおおおお! お、お、怒っておるのかね新奈くん!(--;;;)

新奈はとても落ち着いた表情と口調のまま言った。

新奈「はい。怒ってます。とても(--;;;)」

穏やかだけど怒りはかなり深く、ぎりぎりぎりとねじ上げる。館長はたまらずバンバンバンと床を平手で叩いた。

わわわわ、悪かった謝るこのとおり! も、もうしません心を入れ替えます! 仕事もちゃんと真面目に取り組みますしおやつも盗み食いしたりしません! 新奈様どうかどうかお許しを!(--;;;)

新奈「本当ですか?(--;;;)」

ほ、本当だとも! 君は上司であり雇い主であり創造主を疑うのかね?(--;;;)

必死に説得するが、そんな時。

鞠音「嘘だみゃ。絶対嘘だみゃ。信用できないみゃ(--;;;)」

美穂「嘘ね。信じちゃだめよ新奈ちゃん。いい機会だから、もっと痛い目にあわせて性根を叩き直しちゃった方がいいわよ(--;;;)」

真実を語る鞠音と美穂ちゃん。

花鈴「もう……(xx)」

流石にご主人様を弁護できず、ため息をついて目を伏せる花鈴。

鈴那「ふにゃにゃ?(^^)」

相変わらずよく分かってないのか、マイペースに天然ボケな鈴那。

て、てめぇら! 折角舌先三寸で新奈くんを言いくるめられたと思った時に沸いて出て余計なこと言ってんじゃねーやコラ!(--;;;)

反省の色、ゼロ。新奈の堪忍袋の尾をぶっちぎってしまった。

新奈「あ、ああもう! こんなことしたくないのに! こんな思いをさせないでください! ああもうっ!(--;;;)」

それはとても哀しくもむなしく、ため息がでるような怒りだった。

ごきゃっ!

ごっ! ごぐぎゃのわあああああああああっ! Σ(--;;;)

こうして、しばらくの間館長は新奈に優しくなったのだったそうな。



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