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【2011/06/07 リトバス18禁SS『PureMix2nd朱鷺戸沙耶編』】



というわけで早速おれと一つになろうぜ。こういう事もあろうかと思って、今日の日の為に特大のコルセットを容易したでな。これでいつでもどこでも君と一つで、もう寂しくないんだぜ?(--)

新奈「毎度の事ですが、しょっぱなからですか(--;;;)」

歌でもよくあるだろう? あなたと一つになりたい、と(--)

新奈「そうなんですか?(--;;;)」

ではあえて少し言い方を変えてみようかね。俺とコネクトしようぜ!(--)

新奈「同じです(--;;;)」

じゃあ、ドッキングとか?(--)

新奈「どこのロボットですか(--;;;)」

まあまあそう言わないで。ちなみにだな。パソコン周辺機器のケーブルの先端とかよくオスとメスと呼ばれてるのは、地味にえろいと思わないかね?(--)

新奈「思いませんが(--;;;)」

そうかね。しかし、君とおれの相性は抜群だと思うんだよきっと。必ず。絶対(--)

新奈「そうですか(--;;;)」

そういうわけなので、では、早速参ります。新奈たんの初めてをおいしくいただきます(--)

新奈「毎度の事ですが、猛烈に貞操の危機を感じてますからね(--;;;)」

ふふふ。全然危機じゃないよ! 安全だよ! おれが安全っていったら危険度レベル7でも安全なのさ! とあっ!( ̄□ ̄#)

新奈に飛びかかる館長。しかし……。

新奈「何が安全ですかっ! はっ!(--;;;)」

ぬおっ!? なんとっ!? Σ(--;;;;)

新奈は素早く回避。……館長は勢い余りまくりのまま窓へと突進していく。そして……。

ぬおおおおお! ね、猫耳エアブレーキフルオープン!(--;;;)

※猫耳エアブレーキとは。その名の通り猫耳の形をした空力ブレーキであり、このような不測の事態を想定して館長が導入した頭部オプションユニットなのである。余談であるが、かつて新幹線に導入される計画もあったそうな。

ま、間に合わ……!(--;;;)

直後、がっしゃあああああんっ! と、音。派手に窓をぶち破り、落ちて行く。が……たまたま側にあった電柱に引っ掛かる。そして、問題のコルセットトラップが発動する。硬い電柱とがっちり繋がれた館長はとても惨めだった。

ぎゃーーーーー! おおお、落ちるうううううっ! のおおおおおおっ! つおおおおおおっ! ささささ、逆さになったまま電柱と一つになっちまったじゃねえかああああああっ!(--;;;)

新奈「あーもうっ! 一体何をやっているんですか! もうっ!(--;;;)」

……新奈くん。お願いだ。助けて。頭に血が昇る(--;;;)

今し方思いっきり襲いかかっていた相手に助けを求める館長だった。仕方がない人ですが、助けてあげようかな、と優しい新奈はまず最初に思った。が……自分がされそうになっていた事を思い浮かべてちょっと躊躇した。そして深く大きなため息をつきながら言った。

新奈「……もう。しばらくそこで反省していてください(--;;;)」

この程度の事ではいい薬には恐らくならないでしょうけれども、と半ば諦めながら背を向ける。

あーーーー! あーーーーっ! 新奈くん待ってーーーーーっ! 行かないでーーーーーっ! 見捨てないでーーーーーっ!(--;;;;)

新奈は決して見捨てはしない。どうしたものか、と少し悩んだけれど三十分くらいしたら助けよう、と新奈は思った。……だけどそんな時、新奈の仲良しなお友達が揃って遊びに来たのだった。そうして砕け散ったガラスを処理している新奈を見て、何をしているのと問うた。新奈がかくかくしかじかと説明すると……。

新奈「……私。そんなに館長に甘いんでしょうか?(--;;;)」

友達の何人か(主に強気な性格の二人)は、新奈の館長に対する処分が甘いよとのご指摘をくれたのだった。そうして、一晩くらいそのままにしておけとのことで、有無を言わせぬ迫力に新奈は反論できなかった。

ぐっすし。もう襲いかかったりしないよぅ。信じて〜〜〜!(--;;;;)

館長の自業自得な叫びが夜空にこだまするのだったとさ。



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