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放課後Hごっこ










 長くて柔らかな髪がふわりと揺れている。そして、その揺れに合わせるかのような、少女のか細い声。必死に堪えているのにどうしても漏れてしまうような、切ない声。

「あっあっあっあっ!」

 そして、もう一人別の少女の声が聞こえる。静かな、落ちついた口調の。

「愛理。気持ちいい?」

「う、んっ。気持ちい……っ。あっ!」

 青空の下、制服姿の男女の姿。愛理と立ったまま重なり、もぞもぞと小刻みにうごめいている新吾。そして、それを少し離れたところで見守り続けている桜乃。

「だ、め……。あっ! 深いぃぃっ! あふぅっ!」

 それは白昼堂々行われている、白く薄いスカートの布地によって隠された秘め事。新吾の屹立しきった一物が、愛理のスカートの中……ショーツを僅かにずらしただけという、ピンポイントな割れ目へと出入りを繰り返している。愛理の体は細いけれど、お尻の肉付きは新吾が思っていた以上によくて、下腹部が制服越しに触れているだけでも柔らかくて心地良いと思う。もっとも、お尻がむっちりしているね、等と口にした日には激怒されると考えられるので、口にチャックだね、とか新吾は思うのだった。

「あっ。も、もう、だめぇっ! いっちゃうぅっ!」

 ぱちゅぱちゅと、湿りを帯びた交わりの音が断続的に聞こえる。愛理の制服に包まれた胸の膨らみが揺れるくらい激しい交わりは最終段階に突入しようとしていた。短いスカートとソックスの間から見える太ももが艶めかしく、てかりを帯びているように見える。時折、溢れ出た愛液が細かい雫となって飛び散っていく。

「い、いくっ! いっちゃう! はっ! あ、あ、あ、あ、あっ!」

 愛理の中へと一物を一際深く突き込んでから、新吾は射精を繰り返した。ほぼ同時に愛理も達し、子宮を満たしていく精の感触に口を大きく開けながら、わなわなと震えている。

「あ、あ、あ……。はぁはぁ。はぁぁ……。いっ……ちゃった。で、出てる……。いっぱい……。あ、あ……」

 互いの湿りに包まれ、じゅぽ、と音を立てて引き抜かれる新吾の一物。きつかった膣内から解放され、ぶるんと震えて飛び出てきたそれは、未だ勢いを失ってはいない。対照的に、快楽にまみれた愛理はもはやしっかりと立ち続けるのも難しいようで、ずるずるとしゃがみ込んでしまった。相変わらずスカートに辛うじて覆われて隠れているけれど、僅かに剥き出しになったお尻から一筋の白濁液が糸を引いて落ちていく。ショーツも汚れてしまっているだろうけれど、気に留める余裕はないようだった。

「愛理、お疲れ様。……お兄ちゃん」

「ああ。わかっているよ」

 愛理の番が済んだら、次はわたしだよ。と、桜乃。――いつの頃からか、時折繰り返されている青姦行為。彼女達にとって放課後が待ち遠しい一イベント。いつだったか、桜乃が新吾に言った一言をきっかけとして始まった。スカートでちゃんと隠れていれば、外でしても大丈夫じゃないかな? と。試しに恐る恐るやってみたら、まるで違和感がなかった。見つかるかも知れないという恐怖感もまた、思ったほど感じなかった。……けれど流石に途中から不安に思ってきたので、愛理に見張りをお願いしてみたところ、案の定『学校で何やってんのよ!』と、呆れられ怒られもしたけれど、かくかくしかじかと説明してみたところ、ミイラ取りがミイラになる、というように愛理も興味を持ってしまったようで、そして今に至るのだった。

「愛理。大丈夫?」

「う、ん。大丈夫。……ちょっと、へにゃってなっちゃったけど。大丈夫よ。ちゃんと見張ってるから」

 少しよろめきながらも愛理は立ち上がり、桜乃と新吾を隠すようにしてくれる。一部の人物を除いて、誰にも見つかることはないと思う。不定期に場所を変えたりしているし、誰も来るようなところでもないし。……一部の人物ことアンジェになら、まあ、見つかってしまっても構わないと思う。その場合、アンジェも混ぜてください! と、そんな風になることだろうけれど。それはそれでいいかと思う。騒がしいのは困るけれども。とにかくも、誰かの気配や視線がないか監視して、異変があったら即座に二人に知らせ、交わりを解いて知らぬ振りを決め込むようにしなければいけない。愛理は生真面目に、その役割を真っ当しようと努力する。

「お願いするね。お兄ちゃんも、よろしく」

「うん。いくよ」

 桜乃が着ているのは各務台学園の制服。結姫女子学園の白い制服と異なり青く、ロングのスカートが特徴。新吾は愛理にしたのと同じように桜乃の背後に立ち、スカートの布地で互いの恥部を覆い隠しながら、桜乃のお尻の割れ目へと宛がっていく。新吾は桜乃のスラッとした、愛理に比べてちょっと長身の体を、優しく抱きしめるように包み込む。

「んんっ! あっ!」

「ここでいいよね? ちゃんと入った、かな?」

「うん。大丈夫、みたい。ずぷりって、した」

 もう何度もしているから、互いの体がどうなっているのかは丸わかり。一度入り口に宛がってしまったら、後はもう思うままに押し込んだり抜いたりするだけ。

「あ、あ。深い……。奥まで、届いてる……」

「桜乃。痛くない?」

「平気。ちゃんとローションも塗っておいたたし、濡らしておいたから。遠慮無く、がつがつやっちゃって」

 桜乃のお望み通り、新吾はいきなり激しい動き。桜乃はきっと、愛理との交わりを見ていてむらむらしてきて、とろとろに濡れてしまったのだろう。その想いに応えなければいけない。

「あっあっあっあっあっ」

 桜乃の華奢な体が小刻みに震える。立て続けに二人の少女と交わっているのに、新吾の性欲はまるで衰えない。

「ふふ。桜乃も、気持ちよさそうね」

「うん。んっ。体の中、ぐちゅぐちゅにされてるのが、いい。あっ」

「桜乃の中、愛理と同じように暖かくて、きつきつだよ」

 新吾の一言に、素朴な疑問が思い浮かぶ桜乃。

「愛理とわたし。どっちが好み?」

 人としてのことなのか、あるいは気持ちよさということなのか。肝心なところをぼやかす桜乃。

「直球な質問だね……」

 これはまた答えにくいことを、と新吾は思うけれど、愛理は手慣れたものでくすっと笑っている。

「桜乃らしいわね」

「どっちも、最高。選ぶ事なんてできないよ」

「そう言うと思ったわ」

「あっんっ。どっちの締まりも、いいんだ……。あっあっあっあっあっ。すごい。お兄ちゃん上手。わたし、もう完全に、お兄ちゃんに身を任せちゃってるよ」

「って。そっちの話?」

 真実はそちらの方だったようで。桜乃はただひたすら、新吾の動きに翻弄される。

「お兄ちゃん、女の子の中にお○んちん入れるのって、どう?」

「うん。柔らかくて暖かくてぬめぬめしてて。気持ちいいよ。ずっと入れていたい」

「女体は不思議です。あっ。んっ」

 あまり大きな声を出さないように、口元を手で押さえる桜乃。そんな健気な姿を見ると、逆に新吾は激しくしたくなってくるのだった。

「早くてごめん。もう、出ちゃいそう」

「出して。愛理にしたみたいに、わたしの中にも……」

「うん。そうする」

「あっあっあっんっ! はぁんっ! あっあっ! お兄ちゃん! あっあっあっ!」

 どぷり、どぷり、と中に入っていく感覚。膣内奥深く、子宮にまで新吾のものが満ちていく。つい先程の愛理もきっと、同じような気持ちよさに満たされたんだろうなと桜乃は実感していた。










…………










「結女の制服はスカート短いから、気をつけないと、しているのが見えちゃうかも」

「そうかもしれないけど。……って、そう思ってるなら先に言いなさいよね」

「……最初は各務台の制服で始めたから」

 帰り道のこと。

「お兄ちゃん。大きな声で叫んでいいよ。俺はさっき、この二人にたっぷりとザーメン中出ししてやったんだぜ! って」

「言わないって。桜乃の中で俺はどういうキャラクターなの」

「そういうキャラクターなんじゃない?」

 照れ隠しか、愛理もなかなか容赦無い。言われても仕方がない立場なのは事実。

「でも、いいな」

 愛理はちょっと目を伏せながら優しく微笑んだ。

「うん? 何が?」

「新吾が羨ましい。桜乃みたいな可愛い娘に入れられて、いいなって」

「……愛理は実は、男の子になってみたかった?」

 桜乃はとぼけたように言う。

「違うわよ。そうじゃなくて。好きな人を思う存分気持ち良くさせてあげられるのが羨ましいの」

 自分と同じように、桜乃は新吾に感じさせてもらった。それを見ていて、受ける側ではなくてする側が羨ましいなと愛理は思ったのだった。

「……ペニバンでも付けるとか?」

 想像するとおかしくなり、新吾と愛理は揃って吹きだした。桜乃がいつもの表情でそんなものを着けて仁王立ちしている姿を思い浮かべたのだろう。

「そういうのじゃなくて。自分の体でするから、だからいいんじゃない」

「何となく、わかる気がする」

 桜乃は頷いた。言わんとしていることはわかる。もし自分が男であったら、愛理のような娘を思う存分自分のもので気持ち良くさせてあげることだろう。と、そんな話をしながら歩いて行く。

「……お兄ちゃん」

「新吾ぉ」

 辺りもすっかり暗くなったところで、二人揃ってピタッと足を止める。別れる前にもう一回、ということ。

「また、して欲しくなってきちゃった」

「あたしも。もう一回、してぇ」

 はぁはぁと粗い息。目を細め、うっとりとしたような眼差し。二人が本気であるとわかる。おかわりが欲しいなと、そんな様子。

「いいけど。ここで? あ……」

「お兄ちゃん。そっち」

 桜乃が指を差し、愛理が頷く。

「うん。その中なら、大丈夫よね」

 新吾はふと気付く。側に見えるのは鬱蒼とした雑木林。……その中にちょっと入れば、辺りの暗闇と相まって視界は完全に遮られる。もう人目を気にする必要も無いから、さっきと違ってスカートをくるくると捲り上げて、瑞々しく膨らんだお尻を晒す。先程の行為で溢れ出た精液と、興奮の余り分泌された愛液で二人の秘所は既にぐしょぐしょになっていた。我慢してもできるものではなかったようだ。

「あ、んっ!」

 妹。いつも一緒にいる女の子と。

「ああっ! はぁっ!」

 クラスメイトであり、妹のかけがえのない親友と。交互に、取っ替え引っ替え交わる新吾。二人の想いを受け止めながら、懸命に腰をすすめる。その度に、桜乃も愛理も身をよじらせながらよがり、喘ぐ。過剰に分泌された愛液と中から逆流した精液がぽたた、と粒になって落ちては、桜乃と愛理の靴を濡らしていく。

「あつ、いっ!」

「あっ。んっ! 気持ち、いい!」

 ずぷずぷ、ぱんぱん。二人のか細い喘ぎと共に、淫靡な音が響く。跳ねるように、弾むように揺さぶられている彼女達の制服と髪を彩るリボンが揺れている。それはあたかも、可憐な花が風に揺れているかのように感じる。可愛いな、と新吾は思う。こんなに可愛い娘達が自分の事を慕ってくれて、とても恥ずかしいであろう事までしてくれる。最高に幸せだと思う。新吾は存分に、二人の熱くも強い膣内の締め付けを堪能した後で、思う存分射精を繰り返すのだった。

「……ん。妹。親友と一緒に、お兄ちゃんにハメられちゃいました」

 桜乃がおどけてみせたら。

「あたしも。親友のお兄さんに、思いっきりハメられちゃったわ」

 愛理もノリが良くて合わせたように言った。新吾と同じように絶頂を迎えた二人の少女。新吾が服の上からも気付くくらい、一部分がぷっくらと膨らんでいた。新吾は二人の胸を同時にもそもそと撫で回す。直に触れたいと思う。手で揉んで摘まんで、ちゅーちゅーと吸い付いて。新吾の欲望を二人はしっかりと受け止めて、この後すぐに胸元を晒す事になるのだった。けれど、その前に。

「二人共。可愛いよ」

 小さな、さりげない一言に、愛理と桜乃は堪らなく嬉しくなってしまう。

「お兄ちゃん。お口でも、させて」

「桜乃。あたしもするぅ」

 精液にまみれた剥き出しのお尻をそのままに、二人は跪いて口を開き、かぷりと新吾の一物を咥え込んでいく。

「んん、んんぅ。妹のフェラチオ。ん……。堪能してください」

「あむ。んぐぅ。んむぅ。あたしのお口も、楽しんでね。んんっ」

 仲良く分け合うように、交互に新吾のものをしゃぶる。ぐちゅぐちゅ、じゅぷじゅぷとと水音を響かせながら、二人の口元を新吾の精液が満たしていくまで、それは続いていった。










----------後書き----------

 壁紙を色々切り替えてると、時折お話が浮かぶことがあったりします。

 で。その結果、桜乃×愛理なお話が浮かび上がったのでした。三人だけの秘密といいますか、そんな事をしていそうに思いますね。極めてさりげなく、ステルス性の高いえっちごっこてことで一つ。


ご感想を頂けると嬉しいです。





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