【水瀬秋子】
二人は一緒♪Kanonバージョンも佳境に入ってきましたが(--)
秋子「あらあら(^^#)」
………読者さんには『ホントに書くの!?』とか、『まじっすか!?』とか思われそーですが(--;;;;)
秋子「正気の沙汰じゃありませんね(^^#)」
……………最初で最後かもしれないけど『二人は一緒♪』初、人妻編(--;;;;;;)
秋子「まさか、こんなおばさんの作品を書くなんていいませんよね?(^^#)」
………………………………………………………………………………………いいます(--;;;;;;;;)
秋子「新作ジャムの実験体になってくれたら許してあげましょう(^^####)」
まぢっすか?(--;;;;;;;;;)
秋子「もちろんです♪(^^####)」
と、とにかく…先ずは内容を見てからということで(-▽-;;;;;;;;)
秋子「却下♪(^^#)」
ぐふっ(--;;;;;;)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
私が幸せになれる瞬間
それは例えば、春の暖かい朝に
仲の良い二人を見ているとき……
「おおーい! 何やってんだ名雪。早く行くぞーっ!」
「わわっ! ま、待ってよ〜祐一ぃ〜!」
バタバタと慌ただしく家を出ていくのは、私こと水瀬秋子の娘、名雪。そして、それを待つ男の子の方は……。
「祐一さん。忘れ物ですよ」
「あっ! す、すみませんっ!」
私からテーブルの上に置き忘れていたお弁当を受け取り『うっかりしていた』という表情をしている彼は、私の甥である相沢祐一さん。
「名雪も、ほら」
「お母さん、ありがと〜」
祐一さんはご両親…(要するに、私の姉ですね)の仕事の都合で、名雪と同じ学校に転校してきて、現在私の家に下宿しているのですが。
「走るぞっ! じゃなきゃ間に合わない」
「おっけーだよっ♪」
朝が苦手な名雪のせいで、いつもいつも登校時間をぎりぎりまで削られてしまっているのでした。ちょっと、気の毒ですが。そんな二人を見ているのが楽しくて…。
「二人とも、気を付けて行ってらっしゃい」
二人は同い年でクラスも一緒。しかも、大の仲良し。
「行ってきますっ!」
「行ってきま〜す」
ばたんっ!
見ていて微笑ましくなるような二人は、母親公認の仲でした。それはつまり『恋人同士』ということ。
(名雪……。あなたは本当にいい恋をしたわね)
思わず本音がこぼれる。今は恋が愛に変わったようだけれど……紆余曲折、いろいろな事がありながら、あの二人は結ばれることができた。名雪の母親として、一人の女性の生き方として、それを歓迎するのは当然のことであり心から嬉しいことでもあるのです。
「さて……」
夢想から現実へと意識を戻し、目の前にあるお仕事を片づけるという、ちょっとした決意を固める。
「お部屋の掃除に、洗濯……それと、お昼ご飯の買い出しにも行かないといけませんね」
今日は土曜日だから授業もお昼頃で終わるようです。二人が帰ってくるのを待ってから、お昼ご飯にして……。
「やるべき事はいっぱいです…ね」
キュッとエプロンを結び、セーターの袖をまくり上げて気合いを入れる。それは、ずっと昔から変わることのない行動……。
「はじめましょうか♪」
そう。彼らが生まれるずっと前から……。
* * * *
コトコトとお鍋の中身が煮えはじめ、規則正しくも楽しげなサウンドを奏でている。それは、夕飯のメインディッシュである肉じゃがを煮ている音。醤油の香ばしい香りがキッチン中に広がっていき、何故だか心地良い気分になれる。
「ご飯は炊けたし、御味噌汁はいいお味。あとは、サラダにドレッシングをかけて……と」
あの人が好きな味はちょっと濃いめの和風醤油。油を控えめにしてコレステロールも気にならない、さっぱり風味の自家製ドレッシングを、トクトクという軽快な音と共にグリーンサラダにかけていく。
ぱたんっ
「ビールに、ワインも冷えているし、御食事準備完了です♪」
買ったばかりの冷蔵庫を開いて中身を確認し、前に垂れてきた三つ編みをポンと背中に押しやってから、ふ〜と軽い溜息をつく。勿論、苦痛が故の溜息などではなくて。
(あの人は一生懸命お仕事をなさっているんですから……。せめて、これくらいのことはしてさしあげたい)
…私たちは高校を出てすぐに結婚した、いわば新婚家庭ということになります。夫は高校時代の先生で、私は現在大学に通い続ける身。だから、夫の負担を少しでも軽減してあげたいから毎日、不慣れな家事を必死にこなしています。
ぴんぽ〜ん
(あ…。あの人が帰って来ましたね)
タイミング良く、あの人が玄関のベルを鳴らしてくれたようです。まだ寒い夜を、ご苦労様…。そんな想いを込めて、玄関の鍵を開けてあげる。
かちゃんっ♪
「おかえりなさい。あなた」
時刻は午後七時半。仕事に疲れた様子の彼からスーツの上着を受け取ってから、ちょっぴり重要な質問をしてみる。
「お風呂になさいますか? 御食事になさいますか?」
『それとも』などとはしたないことは決して聞けない……。優しい彼は、赤面してしまうから……。
「はい。お風呂ですね」
彼の好きな湯加減は知り尽くしている。39〜41℃と、ちょっと熱めのお風呂に長時間浸かれるように、彼の好きな風に湯加減を調整しておいたから、ばっちりです。勿論シャンプーやリンス、石けんの補充も抜かりありません。
「バスタオルはここに置いておきますね」
最高の一番風呂で思う存分リラックスして欲しいから…身体の真まで暖まれるように、温泉の元等を入れたりと。手を抜くことは一切無いようにしています。
…………
「湯加減はいかがでした?」
お風呂上がりの火照った体から水分を拭き取り、気持ちよさそうに柔軟体操をする彼。私は湿って重くなったバスタオルを受け取ってから、お風呂の評価を聞いてみた。
(あ…)
『最高』と…。簡潔にして、嬉しさを極めた評価……。この一言を聞きたくて、家事を一生懸命にやっているのですから。その瞬間は最高に幸せです。
「ふふ。ありがとうございます。用意できてますから、御食事にしましょう」
そんな時。彼は無邪気に、でも…ちょっとだけ悪戯っぽく笑って……。
「え?」
私の耳に内緒話をするかのように手を当てて、ひそひそとささやく。
『久しぶりに』なんて……。
「そんな。……そんなこと」
いつもいつも、顔中が真っ赤になるくらい恥ずかしくて。
「……い、いいえ。嫌では…ないです」
『嫌なの?』と、ちょっと心配そうに問い『否』という私の答えに、すぐさま無邪気な笑顔を見せる彼。自然と私も、その気になってしまいます……。
ちゅ………
「んんっ! ……んく……んく……」
突然の、奪われるかのような激しいキスに、されるがままになってしまう。『秋子は感じやすいんだね』なんて事をささやきながら、私の舌を舌で絡めてきて。
くちゅ……くちゅ……ぷちゅ……
「あぷ……あ…む……ぅ」
真っ赤に透き通る宝石のような液体…ワインをたっぷりと口移しで飲まされて、急激に身体が熱くなってくる。彼はそうして、もったいぶるかのように唇を放さず、深いキスを続けて。
ずっ!
「あ…っ」
そのまま素早く私の腰に片手を伸ばし、長いスカートをまさぐり…。
ちゅく………す……す……
「ん、ん………」
キスしたまま、私のお尻をスカートの上から撫で回した。
「あむ……ん……」
やがてお尻を撫で飽きたのか、スカートの中に手を伸ばし、ゆっくりとパンティを膝の辺りまで下ろし。
「え…?」
…唇が離れた刹那。
ず……ずんっ!
「かはっ! ……あ、あああ……あっ!」
悪戯好きの彼は、隠していた…何か、長いモノを私のお尻の穴にあてがって…。ずぶっという感触と共に埋め込んできた。
「はぅぅっ! くっ……ぅ……!?」
狭い穴の中を無理矢理、こじ開けるようにして侵入してくる感覚…。必死に堪えながら…問う。
「うぅ……な、何を……? そんなところに…何を……入れたんです……か?」
彼は答えない。むしろ『クイズです』と、声までもにやけた調子で答える……。私は息絶え絶えになって、力を入れてしまい、きつくなってしまった穴の違和感に耐える…。
「ね、ネギ……ですか?」
ずっ!
「きひぃっ!」
長く滑りが良くそして、細いモノを差し込まれ、圧迫感に顔をしかめながら必死に考え、出てきた答えを吐き出すように声にする。
「あ…? …あああっ! ああっ! ああああっ!……あぎぃぃっ!」
彼は私の問いに『正解〜♪』と答えた。そして、その『ご褒美っ!』にと、続けざまに……。
ずっ!
「…あ…ぅっ……くうぅっ!」
前の方にも異物を。先ほどより格段に太く、奇妙に曲がった形のモノ…を、一気に突っ込んできた。つるっとした感触で、私の体液が潤滑油となり、摩擦抵抗等全くなく、一気に奥まで入ってきた。
「そ、そんな……。嫌ですっ! あっあっあああ〜っ!」
完全に楽しみながら『下のお口は正直だよん♪』だなんて、必死に堪える私を笑顔で見下ろしている…。
ずずずっ……ずっ!
「い…あ……っ! き、きつ……い…です……くっ!」
だけど、否定もできなかった。……私のあそこはイヤらしく開き、既に奥までくわえ込んでしまっているから。
「あぐっあっ……あうぅっ!」
ずんっ!
『第二問です♪』……必死の私を横目に、彼は無邪気に笑っている。野菜の感触は慣れ親しんでいるから、答えは簡単だけど……。
「な、ナス……ですかぁ?」
『正解』という声を、両方の穴を塞がれ違和感に堪えながら聞いた気がする。彼は私の胸をエプロンの上から、気持ちよさそうに揉みはじめた。まるで、大好きな玩具を扱う子供のように、無我夢中で。
「あな…た。だめ………です…っく!」
ふさっふさっ……ふさっふさっ…………ぎゅっ!
胸の先端…乳首を探し当てた彼は、ミルクを絞り出すように摘みあげた。私はもう、されるがまま…。キッチンの台に両手を付きながら、愛撫の刺激と股間の異物感に耐える。だけど。
ずっずっず……ずっずっず……ずんっ!
「くああっ! …あっ…あっ…あぐうっ!」
股間の前と後ろに差し込まれたモノを、両方同時に動かされて…。その刺激で私は身体ごと揺さぶられてしまう。『乳首が立ってるよ』だなんて…敏感になった私の身体を弄びながら…。
「も、もお……許してくだ……はうっ!」
一つだけでも辛いのに、二つも突っ込まれ…違和感と圧迫感に頭を振るしかなかった。
「うぅぅ………。お、お尻と…あそこが……痒い……です」
刺激の強いモノを突っ込まれ、粘膜がこすれて…痛く感じるくらい痒い。『お尻もこっちも、大洪水だよ』…云われなくても分かっているのに、彼はワザと…私が恥ずかしがるのを楽しむため、云ってくる…。
「……云わないで…ください。そんな…こと。……うぅぅっ!」
と、彼はそのまま私の胸を愛撫していた手を放して。
「え?」
笑顔で椅子に腰掛けて、私をおいでおいでしている。
すっ……
「んぅ……。んぅ……う…」
私は股間に異物を挿入されたまま、必死に歩み…。こすれる感覚に身体が疼くのを感じながら。
「はぅぅ〜………」
とさっ…
…椅子に座っている彼の足下にひざまづくようにして正座をし。…そして、彼のズボンのチャックを開き、ピョコンッと飛び出るように露わになった大きな肉棒の先端をながめ。目線で促され…。
ぷちゅ……
大きく口を開き、舌でアイスクリームを舐めるように…愛撫し始める。
「んく……ん…ん…。……んぐ…ん…」
舌での愛撫は『上手になったね』等と、感心されるくらい気持ちがいいみたい。何度目の行為かなんて数えたことは無いけれど…。
「あ…あなたのせい…ですからね。私がこんな……えっちになってしまったのは……」
つーっ…
糸が引くのも構わずに肉棒から口を離し、ちょっと拗ねた口調で本音を漏らして反抗してみせるけれど。彼はそっけなく『違うね』と呟いきながら腰を突きだし、口内へと滑り込ませてきた。
「んぐっ…んぐっ……!」
『秋子は元からエッチなんだよ』と、ふざけ半分に云うけれど……。間違ってはいないのかもしれない。
(………はいぃ)
あくまで優しく、調教されるかのように教え込まれて……彼の肉棒をおいしそうにくわえ込んでいるのは紛れもない事実なのですから。『どう?』と、気分を問われたとき、答えは…決まっていた。
「おひしひ…でふ。けほっ…」
彼は『やっぱりね』なんて、満面の笑みを浮かべてから、肉棒を引き抜いた。
ずじゅっ♪
『先ずは手で』私は、過不足無く彼の要求に応える為…。
「はい…」
そっ……
まだ始めたばかりで大きくなりきっていない肉棒を優しく両手で掴み、ゆっくりと擦り合わせていく。…ひざまづく私のスカートからは、挿入されたネギが尻尾のように見えていることでしょう。
(こんな姿。恥ずかしい……うっ)
ブラウスも胸の所だけボタンを外され…ブラもずらされ、胸を剥き出しにされてしまう。
ずりゅ…ずりゅ…ずりゅずりゅ…
ゆっくりとゆっくりと、徐々に速度を速めながら擦り合わせていく。彼の肉棒はだんだんと大きく、太く、堅くなっていく。
(感じてくれてるんだ…)
妻として一人の女性として、それはとても嬉しいこと。やがて、にちゃにちゃとした感触が両手に走っていき。擦り合わせるたびにその量は多くなっていく。私の唾液と、彼の先走り液が混ざった…べっとりした液体。
「いきますね?」
私は唇を舌で湿らせから、歯医者さんにかかった時のように口を目一杯開いて。
「あむ……ん……」
軽く目を閉じながら近づき、太くなったカリの部分だけを口に含む。そして唾液をまぶすようにして数秒間だけ待つ。
ぐむっ…ず………ず………
そして、歯を当てないように注意深く、ゆっくりと奥までくわえはじめる。
ず……っ……ず……ぐじゅっ……くちゅ………ちゅ……っ
ツンとした酸味のある液体を喉の奥に感じる程、口いっぱいにくわえ込む。…お風呂上がりの熱い肉棒と、チリチリと妙な感触の毛を口いっぱいに感じながら…。
ずっずっずっずっ……ずっずっずっずっ……ずっずっずっずっ……
これはただの前菜…。美味しく召し上がって欲しいから……。私のディープスロートで、存分に感じて欲しいから……。
「ふっ…ぐっ……んん………んん……」
羞恥心なんて吹き飛ばすくらいに激しく…奥までくわえ込んでは、引き抜き、ピストン運動を繰り返す。勿論それだけではなく、舌を使い、裏筋の部分を愛撫するのも忘れない。
ぴちゃ……くちゃっ…ぴちゃっ……ぴちゃ……ぴちゃ……ぐぢゃっ…
私の口内を…粘膜を、彼の肉棒が何度も何度もこすりつけ、唾液と先走り液が潤滑油代わりになって、ぴちゃぴちゃと淫靡な音を響かせている。……と、そんな時。
「んぐ?」
ふにゅ……
両手で、エプロンの下に剥き出しになった私の胸を掴み…寄せ上げて…。
「あぐぅっ! な、何です…かぁ?」
緑色の細い物体……キュウリを、ホットドッグのように挟み込んで…。
ふさっふさっ……ふさっふさっ……
「い゛っ! あ、ああああああっ! あっあっあっあっ! ああうっ!」
擦られて、僅かな棘痛みを感じる。……はずが、敏感になっていた私の身体には心地良く感じてしまったのです。……突然の刺激に、キュっと下半身に力が入ってしまい。
「あぐぅぅぅ……。はぐっ……き、きつい……です……。ああ、ああーーーっ! はあああ〜〜〜んッ!」
お尻とあそこに差し込まれたモノを、自らの意志で強烈に締め付け……欲情した獣のような声を上げてしまう。
「おぐぅっ!」
ずにゅっ…!
満足そうな顔で『お口がお留守になっているぞ』と、呟いてから、催促してくる彼。
「んぐひぃっ!」
ふさっふさっ……ふさっふさっ……
キュウリを挟んだまま、激しく胸をこねられて……。
「んく、んく……んく、んく……っ! んぶっ! んぶぅっ!」
私は必死に堪えながら、肉棒の根本についた二つの固まりを、両手で掴むように手を添えて転がせる。その度に彼は、『気持ちいいよ』と、堪えるように呻き声を上げる…。私はますます嬉しくなって、調子に乗り……。
「んぐぅっ……んん………ん……」
上目遣いで彼の表情を見てみると、快楽を押し殺すようにして堪えている。絶頂が近いみたい……。だけど、それだけでは嫌だから…。
ずっずっずっずっ……くちゅっくちゅっ……ずりゅ…ずりゅ…ずりゅずりゅ…ずりゅ…ずりゅ…ずりゅずりゅ…
ラスト・スパートをかけ、タラタラと涎がこぼれ落ちるのも気にしないくらい…顎がはずれるくらい激しく、動きを早めていく。やがて……。
ぴしゅっ…びちゅっ…
「んんんんっ!」
喉の奥までくわえ込んだ瞬間……彼は絶頂へと達し、射精していた。
「けほっ! げほっ……げふぅっ!」
ぴちゃっ
突然のことで私はむせかえってしまい、咳と共にねばねばした精液を吐き出してしまっていた。
「あな…た。げほっげほっ。ごめんなさ……い。…げほっ」
けれど、射精はまだ続いていて…顔にもかかっていた。彼は慌てて『すまない』と謝罪の言葉を口にしたが、私の方が申し訳ない気持ちでいっぱいです。折角…彼が出してくれたのに。
「ん………ぐ………」
せめてものの誠意を見せたいから。ゴクッと喉が鳴る音を聞きながら、口内にたっぷりと注がれた液体を飲み干した。苦くて、熱くて濃い、彼の精液……。
「ん……ん……」
飲みきれずにたれた精液が顎を伝い、糸を引きながら、エプロンを汚していった…。
「おいしい…です」
精液まみれの淫らな顔のまま、娼婦のように笑ってみたのは……嬉しかったから。それは、達したのは私だけではなくて。
ぴしゃっ…
床にこぼれた雫は、私が淫乱な女だという証拠。
「うっグ……」
彼は、私のお尻からネギを引き抜いて……。
ずっ……ずっ!
「あふぅっ!」
そのままそこに、射精したばかりの肉棒を…挿入し、動き始める。
「……うぅっ。あ、あぁ……ぁぁ…ぁ………」
キュうっと肉が絞まり、私の身体を電気のように…快感が伝わっていった。
ずっずっずっ……
私の身体は、彼好みの色に染められていく……。
初夜の思い出……
大きなざるに蕎麦を盛り、冷やしたつゆに薬味とワサビをそろえたところで、いただきますを云った。
「冷たくておいしいよ〜」
「あ、こら。俺の分も残しておけよ」
お昼ご飯は軽めということで、お蕎麦を用意しました。既に二人とも学校から帰ってきていて、テーブルには三人がそろっています。
「ふふ。まだありますから、遠慮無く食べてくださいね」
「天ぷらもおいしいね〜♪」
「そう? ありがと」
名雪は素直な娘だから、本音で誉めてくれて嬉しい限り。この天ぷらも全部自分で揚げた自信作だから。
「名雪。食べたらすぐにテスト勉強だからな」
「うー……。ちょっとだけ、お昼寝したい……」
二人ともテスト期間中のようで、一緒に勉強をしようと約束をしていたみたい。
「ダメだ。お前は一度寝たらいつ起きるかわからんからな」
「祐一ひどいよ〜!」
そうだ。一つ、気になることがあるのでした。
「二人とも、夜も一緒に勉強しているのかしら?」
「あ、はい。名雪の部屋で一緒に…………」
「お母さん。祐一ひどいんだよ。…私がうとうとしちゃうと、いつも叩くんだよ〜」
言い終えて、祐一さんはちょっと赤面した。そのわけは聞くまでもありませんが、鈍感な名雪は気付いていないみたい。
「ふふ。ちゃんと、寝なければ問題無いと思うわよ」
「うぅ……。お母さんもひどいよ〜」
「ひどくないひどくない。至極当然のことだぞ」
「そうですね」
私と祐一さんは、頷きながら微笑んだ。その様子に名雪は不満げにうつむいて…。
「うーっ」
拗ねた表情の名雪を見やりながら、大人らしく忠告…いえ、注意みたいなものをしておくことにします。
「それよりね。二人とも」
「な、何ですか?」
演技でなく、心からクスッと微笑みながら。
「避妊はちゃんとするようにね。私はまだ、お祖母さんと呼ばれたくはないわよ」
「ぶっ!」
「おっお母さん、何てこというんだよ〜っ!」
別に冗談で云ったつもりではないのだけど、二人は完全に意表をつかれたみたいです。
(私は若かったから……)
私は、目の前の二人と同じくらいの歳を振り返り……セピア色の映像が、網膜に映し出していた。
* * * *
深い雪がアンバランスなくらい暖かく、木々の緑が吹き始めた春の頃…。町はずれの小さな教会で、私たちは式を挙げた。
「ふぅ…」
煩わしさは徹底して排したかったのと、金銭的にそれほど余裕があるわけではないということが、こういう場所で挙式することになった理由だけれど。それでも、ある程度の形式は付きまとってきて、軽い疲労を溜息と共に吐き出した。
「ご挨拶は済んだし」
本当に仲の良い親友と、限られた身内だけという質素でささやかな式の方が、私の性には合っているみたい。久しぶりに会った友人達と軽く談笑してから、両親にご挨拶を終えて…。
(そういえば姉さん。身ごもっているとか云っていましたね)
もしも今、私に子供が生まれれば、姉の子供と同い年ということになる。当面、その予定は無いけれど。
(そしたら、仲良しになってくれると嬉しいな)
明け放れたバルコニーから外を眺めると、眩しいばかりの太陽光が入り込み、晴天の空が私を吸い込んでいくような気さえ感じてしまう。
(気持ちいいです……)
暖かいけど、まだ少しだけ冷たさの残っている風が、レースのカーテンをバタバタと騒ぎ立てている。
ぶわっ
「わっ」
急に強い風が吹き付け、ベールを飛ばされそうになってしまい、慌てて頭を押さえる。
(…?)
カチャリと僅かな音に振り返ると、そこには。
「……あ」
控え室のドアにもたれかかるようにして腕を組み『本当に僕でいいのかい?』…と、不安げに漏らしたのは、彼の声。
「勿論です」
こういう経験は、私も彼も初めてなのだから。不安なのはお互い様だと思う。思うけれど、聞かずにいられないのでしょう。
「私は、あなたでなくてはダメなんですから……」
別に、誰かから反対されたお話じゃない…円満に進んできた事…。昨日今日で決意した事でもありません。だから不安になる必要など一ミクロンも無いのに……。
「そんなこと…云わないでください」
言葉には出さなくても、十年くらいの年齢差を気にしていたのは分かっている。けれど、彼はすぐに落ち着きを取り戻して、逆に…私を暖かく包んでくれた。
ぎゅっ…
ウェディングドレス姿の私と、タキシード姿の彼。他人の目からすれば、私たちは二人ともぎこちなく見えているのだろう…。
(私。こんなに子供なのに……)
そんな私の心を見透かしたのか、彼は静かに…『綺麗だよ』と、云ってくれた。
「…」
『ありがとう』……その言葉は出てこなかった。嬉しくて、どうしようもなく心が高ぶってしまって、嗚咽に邪魔をされ、答える機会を与えられなかった。
(私…。何をしているんだろう)
彼の、素っ気なくも本心からのひと言は、未熟な私を動揺という名の不安に浸すには充分だった。
ぎゅっ……
強く、堅く…そして、暖かく『いいんだよ』と、笑顔で…。
「は……い」
言葉が出ないのなら。
(っく…)
目を閉じて、すらりと背の高い彼を見上げるようにして……。不器用に、キスをした。
…………
す……すす……す……すす……つっ!
「ん……。ん……」
私はテーブルを掴むようにして、彼の攻めに耐えている。『力を入れずに、楽にして』…彼は耳元で優しく囁いてくれるけれど。
「ああ…あ………あ………」
彼は、片手でレースのスカートをたくし上げてから、中に手を潜り込ませて。下着の上から私の股間を愛撫した。
「ん…ん………」
人差し指で円を描くようにして、それに飽きたら上下に擦り合わせる。それを、延々と繰り返され。
「く、くすぐったいです……」
『秋子は敏感だね』……なんて、恥ずかしいことをいいながら。
ふさっ♪
空いた手で私の胸を掴み、こね始める。レースの細かい繊維が肌に擦れ合わさり、やがて、乳首が充血してほのかに赤く染まっていく……。
「ふ…くっ……」
つぷっ…つぷっ……
「くっ…う……」
下着の上から触るだけの行為に飽きたのか、『入れるよ』と、私の答えを待たずに云い…。パンティーをずらし、指を私の体の中に入れてきた…。
つぷっ………つぷっ…つぷっ…つぷっ…つぷっ…つぷっ…
「ああっ! そんな…いきなり激しく…ぅっ!」
最初はゆっくりと、人差し指だけを挿入して、うねうねと中で蠢かせて………やがて。
ずっ!
「あうっ」
中指。長い感触が、奥まで入り込んでくる。……第一関節のつるっとした、爪の感覚から…シワまで、しっかりと分かってしまう。
ずじゅっ!
「ひああっ!」
薬指。三本も入れられ、思わず声がこぼれてしまう。『秋子の膣、暖かいよ』……私の体温は、急上昇していると思う。
ずっずっずっずっず……ずっずっずっずっず……
「あーっ! ああっ! あああーーーーーっ!」
はしたなく声を出し、濡れる感触に腰すら揺らしてしまう……。
ずっずっずっずっず……ずっずっずっずっず……ずちゅっずちゅっ……ぴちゃぴちゃ……ぴちゃぴちゃ………
女性として最も恥ずかしいところを何度も何度も、激しく愛撫され下着ごとぐっしょりと濡らしてしまう。掴んだテーブルがギシギシと揺れているほど。
(ああ……。私……イヤらしい………)
けれど、それだけで終わるはずもなく…。
ふぁさっ…………
彼は私の背後からレースのスカートをかき分けるようにして、頭ごと中に潜り込み…。
「え?」
ぐっ
両手で私のお尻を掴んで、割れている肉を開き……。
「あふぅっ! だ、ダメです! そんなところ……!」
つ……つつー……つつー………づっづっ………じゅぷっ………
果実にむしゃぶりつくようにして顔を付けてきた。
じゅぷ……じゅぷ……つっ……づっ……
「い……やぁ。ああっ…あっ………はぅっ!」
ざらっとしていて、暖かく濡れている彼の舌が、私の股間を執拗に舐めている。
ぴちゃっぴちゃっ……ぴちゃっぴちゃっ……ぴちゃっぴちゃっ……ぴちゃっぴちゃっ……
「くうぅぅっ」
円を描き、大陰唇をなぞるようにして舐められる…と、熱い刺激に下半身に力がこもってしまう。
ちゅ…ちゅるる……ちゅるる……ちゅ…ちゅるる……ちゅるる……
縦に線を描くように舐めてから、普段はピッタリと閉じている小陰唇を、果実の皮を剥くように舌でこじ開け、れろれろと弄びはじめた…。
「ああああっ! ああっ…あーーーーっ!」
つぷっつぷっ……
尿道口…。自分でも触らないようなところを執拗に突かれる。
「ひぁぁっ!」
づぷっ……
膣口…。僅かでも、濡れているのが恥ずかしくて……。
「も、もう……やめて……」
きゅっ♪
「あひぃっ!」
舐められながら、露わになったクリトリスを軽くつままれる…。二重の刺激に、私は鳥肌を立てながら全身を震わせてしまう。
「…」
彼は、私の秘部を『綺麗なピンク色だ』等と誉めてくれるけれど…。
「う、嬉しくないです……」
恥ずかしがる私のお尻を嬉しそうに見上げ…。
つっ
「きゃああっ! や、やめて…くださっ……ああっ!」
舌で、お尻の穴をつつかれた…。ちょっと前にシャワーを浴びて…洗ってはいるけれど……。
つっつっ……つっ……
「うぅ……。くぅぅっ! あぅ……ぁぁ………ああああっ!」
恥ずかしすぎる所を愛撫されてしまい、堪えきれずにぽたぽたと涙がテーブルにこぼれ落ちる。……嫌悪感ではなく、自分が彼を求めている事に対して。
「も、もう……だめ、です……」
足がガクガクになり、これ以上刺激されたら…座り込んでしまいそうになり…。それでも、彼は容赦なく責めてくる…。『秋子はエッチだ』なんて、私の心を見透かしたように云いながら…。
ぴちゃっぴちゃっ……ぴちゃっぴちゃっ……ぴちゃっぴちゃっ……ぴちゃっぴちゃっ……
「ひぃっ! ひぃぃっ! …あひいいっ!」
既に自制はできなくなって、淫らに腰を振り、はしたなく乱れた声を上げ…。
(このままじゃ………い……いっちゃい……ます)
憧れの、ウェディングドレスを着たまま……。白く、清純な色の…服を着たまま……。
つっ…くにっ……
人差し指と親指でクリトリスをつままれ、こね回され。
「あ、あそこが! あそこがぁぁ〜………っ! ふぐぅっ!」
ぴちゃっ……くちゃっ……
秘部を、これでもかと云うくらい…舌で愛撫され……挿入され。
「んあああっ! す、凄い…ですぅっ………」
づづ……づっ……
お尻の穴を、人差し指でこね回され、差し込まれ…。
「ひあっ…ひああっ…あっあっあっあ………あああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
ぽたぽたとイヤらしい液体を床に垂らしながら……。私は、あっけなく絶頂を迎えてしまった……。
「ああ、恥ずかしい……」
…………
だけど、感極まった私たちはそれだけじゃ終わらない。『まだだよ』…彼のひと言が、私の鼓膜を軽く叩き。
「う……。あな…た……」
彼は簡易タイプのテーブルをベッドのように使い、仰向けに寝そべり…私はそれに腰掛けるようにして。
ぐぐっ
「ひあっ!」
ベールを振り乱し、レースの長いスカートを持ち上げて…そのまま腰を落としていく。
ずっ……
「あ…っくぅ」
大股開きで、女性としてこれ以上無いと云うくらいはしたない格好で。…だけど彼は『いい格好だ』だなんて。
ずっ…ずっ……
「くぅぅっ!」
奥まで入り込んでから…私は悠然と、動き出した。恥ずかしさを振り払うために…。
ずっずっずっず……ずっずっずっず……
腰を落とし、抜ける寸前まで腰を上げ…それを幾度となく繰り返す。
「はぁっ……あはぁっ……」
ずにゅっ…ずちゅっ……ずにゅっ…ずちゅっ…………ぐぢゅっ!
倒れないように両手で自分の両膝を掴んで、腰を落として。……彼は微動だにしないまま、私の腰使いに任せっきり。
ずずっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずずっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ………
くねらすように腰を動かし…やがて『僕も動くよ』というひと言とともに。
ずんっ!
「あうっ! あうぅぅっ! ……うぁ……そんな、つよ…くぅっ!」
…彼の、下から突き上げる動きとシンクロするように…腰を上げ…。太い、一本の肉棒に腰掛けるようにして。
ぎしっぎしっ…ぎしっぎしっ…
「はっ! ああっ! あああっ! か、感じちゃいます……ぅっ!」
私は、テーブルの足がギシギシと揺れる程激しく腰を上下させた。もう…羞恥心なんて、どこかに吹き飛んでしまったように。
「うっくっ……くぅぅっ! あっあぅぅっ! い、いい…ですっ! …気持ちいい……ですぅっ!」
ずっずっずっず……ずっずっずっず……ずっずっずっず……ずっずっずっず……
淫靡に、イヤらしく、はしたなく……。本能の赴くままに腰を振り、よがり…両手で自らの胸を揉み…。
ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…
「あっあっあっあっ! ああんっ! ああっ! き、気持ちいいっ! はぁぁ〜〜〜〜〜っ!」
彼を喜ばせてあげるため…。最初はそんな気持ちもあったのだけれど……今はただ、自らの快楽を貪る為だけに。
「あひぃっ! あひぃぃぃぃぃぃぃっ! あっあっあっ! い、いくぅぅっ! あああああーーーーーーーーっ!!!!」
ずっ!
深い一突きと共に…私の体内に、熱い精液が…注ぎ込まれていく。
「あ……ぅ………。はぅ……ぅ………」
ぐっ!
「…あっ!?」
『秋子、立って』という一言に。…息も絶え絶えになっていて、身体が動かない…けれど。
「え?」
そのまま挿入した肉棒を抜かずに私の身体をひっくり返し…四つんばいにして。射精したばかりで少し小さくなった肉棒を奮い立たせるようにして。
ぱちゅんっぱちゅんっ!ぐちゅぐちゅっ!ぱちゅんっぱちゅんっ!ぱちゅんっぱちゅんっ!ぱちゅんっぱちゅんっ!ぱちゅんっぱちゅんっ!ぱちゅんっぱちゅんっ!ずちゅっ!
「ああっ! ああああっ! つ、突いて…! 突いてぇっ! もっと、もっとぉぉぉっ!」
ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!
「もっと強く、いっぱい突いてくださぃぃっ! あひぃっ!」
純白のドレスを着たまま、タダひたすらに…動物のように、激しい性行為を求め続ける私。テーブルの上で…何度も何度も。
「はっ! あっ! いや…あっ! ああっ!」
突かれるたびにふるふると、はだけた胸を揺らし…。『どんな気持ち?』…彼の問いに。
「あ…あそこが熱くて、ジンジンしてますぅ……。はぁっ! お、おっきいのが入って…きます……ぅっ 」
ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!
大きく、太い肉棒が激しく出入りし…私のお尻と彼のお腹の肉がぶつかり合い、ぱんぱんと響き渡る。
「い、意識が……飛んじゃいますぅっ!」
『どうして欲しい?』快楽に、視界がもうろうとしながら…彼の問いに答える。
「もっと……もっとぉ……もっといっぱい………くださ……ぃ…………」
自ら腰をくねらせながら、さらなる快楽を求める私…。彼は、私の胸を揉みながら…挿入運動を続け。
「だ、出してぇっ! 私の中にいっぱい……あなたのザーメン、いっぱい出してくださぃぃぃっ!」
ぱちゅっぱちゅっ…ぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ!
「いっくぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
私の絶叫と共に……。
どくっ……どくっ……
大量の精液が、奥の奥…子宮まで注がれて。
「熱い……です……」
彼の温もりを、全身で感じながら……二人、抱きしめ合う。繋がったままの私の穴からは……とろりと、精液がこぼれ落ちた。
* * * *
「あら…、もう時間ですか?」
気がつくと、予定の時刻の一分前。
「急がないと」
乱れたドレスの埃を払い、急いで元通りに着直すものの。
「…」
彼との一連の行為で、下着はぐしょぐしょのまま……。替えの下着なんて持ってきていませんし。
(どうしよう…)
そんな時、彼はにやりと笑って…。
「……ええっ!?」
私の耳に手を当て、そっと呟く。
「そ、それは……そうですけど……」
結局私は、下着を脱がされ…スカートの下はむき出しのまま、式に出ることになってしまったのでした。気持ち悪いのは嫌ですけれど……これは……。
ずっ!
「きゃっ」
『ガータベルトでよかったね』……エッチな彼は、にやにやしながら云って。
「よくないですよ〜……。うう……恥ずかしい……」
私は対照的に、真っ赤になりながら…下着を脱いだのでした。
…………
永遠の愛…そんなものがあるかどうか等は分からないけれど。
「ん…」
ふっ…
彼との愛…絆は信じることができるから…。誓いと共に、軽くキスをした…。
(……あなた)
私たちの背後でパチパチと、ささやかな祝福の拍手がわき起こったのは、その直後でした。
* * * *
(ふふ。あんな事もありました…)
「仕方ないな。眠気覚ましに珈琲を持っていくぞ。それなら大丈夫だろ?」
「うん。そうして…」
「既にカフェインなんぞ受け付けないだろうけどな」
「うぅ…。祐一の意地悪」
ふと、懐かしい思いに捕らわれて、気がつくと…。
「というわけで、ご馳走様でした」
「ご馳走様でした〜」
「おそまつさま」
若い二人は早々と席を立ち、一緒にテスト勉強をするため、どたどたと二階へと上がっていった。
(未来は、あの時思っていた通りになっちゃいましたね…)
結婚式での行為が原因かどうかは分かりませんが、それから間もなく私は…自分が妊娠していたことに気付いたのでした。
「さて……。お片付けしましょうか」
二人がキッチンに下げてくれた食器を洗うため、席を立つ。
(それにしても……)
ふと、自分自身の回想に苦笑して。
(私ったら、何てことを思い出しているんでしょうね……)
あの二人はどうなのかしら? …等と思いながら。
「ジャム入りのヨーグルトでも、持っていってあげましょうかしら」
こんなさりげない瞬間が…一番好きなのです。これまでも、これからも。
(ずっと、ですよ。あなた……)
窓の外は、眩しいばかりの青空。
私はふと立ち止まり
空を見上げながら…思う
『あなたと結ばれることができて、良かった』
と…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(後書き)
………今回は、厳密には番外編ということなんですが。登場人物は云わずと知れた『秋子さん18歳』で、ありました。というわけで、高校を卒業したばかりの女子大生♪あ〜んど、高校時代の先生という、ドラマでありがちな設定でしたが(--)
ことこと、ことこと……
SSにオリジナル要素を持ち込むというのは、個人的にはメチャクチャ不本意なのですが。今回ばかりは仕方ないと割り切ってみました(--)
ぐつぐつ、ぐつぐつ……
別に私は、SSにオリジナルキャラや設定を持ち込むのを悪いとは思いませんし、そういうSSが嫌いとも思っていません。ただ、まぁ…。あくまで個人的な流儀というか、主義的なものなのですが、『SSは可能な限り既存の(オフィシャルの)設定を活用すべしである』というものが自分の頭の中にはあるのです。あくまでも好みの問題ですが(--)
ぼこっぼこっ…ぼこっぼこっ
それともう一つ。今回の相手が『どうして祐一じゃないの?』と思われる方に対しての、作者の返答(--)
秋子「ふふふ。できてきましたよ♪私の自信作(^^)」
まぁ、云うまでも無いことだけど血縁上の問題があるということで。……『同人においてはンなもん関係あるかー!』的なご意見も、至極ごもっともではあるのだけど(--)
秋子「そんな、名雪が悲しむようなことはできません(^^#)」
↑というのが理由。まー、二人♪の狙いとして『明るい純愛エッチ』ものであるので、相手が祐一だと名雪との関係があるため、ダーク・シリアス要素が混じってしまう。そーいう要素は徹底的に排したかったから、なのです。祐一×秋子さん、では作風に合わないというのかなー(--)
秋子「私の自信作、残さず召し上がってくださいね(^^#)」
ぐふっ! 謎ジャム料理のフルコースっ!?(--;;;;;;)
秋子「身体にいいんですよ〜(^^####)」
ま、まぁ……。謎ぢゃむのよーに、お口に合う合わないという嗜好的なものはあるので……(--;;;;;;)
秋子「ちゃんと食べてくださいね♪(^^#)」
う、うぇぇ〜ん。……こ、『こういうのも有りだな』的に見ていただけたら幸いなのですよ(;;;;;;;)
秋子「はい。あ〜ん、してください(^^#)」
きゃーっ!(xx)