【霧島佳乃】

さてさて、随分と間が開いてしまいましたが、Airはかのりん編っす(--)
佳乃「うぬぬ〜(;;#)」
とりあえずAirもメインの三人をこなしたので、今後このシリーズはちょっと未定。気が向いたらその他のキャラも書くかも知れなくもないけど。それはまた別の機会に(--)
佳乃「中止にするの〜!(;;)」
ではどうぞ!(--)
佳乃「今日からキミは変態さん1号だぁ〜!(;;)」
誰が変態かっ!(--;;;;)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




















医師であり、『彼』にとっては恋人の姉でもある『彼女』は唐突に云った。
「というわけで」
「ここで『どういうわけなんだ?』等と突っ込みをいれるのは野暮というものなんだろうな。世間一般では」
「そうだろうな。そういう突っ込みをされると、話を進められなくなってしまう」
「ふむ。……で、というわけで、どうしたというんだ?」
「話は簡単だ。私は所用で二、三日ほど家を開けるので、その間佳乃の面倒をみてやってほしいのだ。医者というのはいろいろ面倒なものでな」
まあ、いろいろあるようで忙しいみたいだ。
「何で俺が」
「ほう。そんなことをいってもいいのかな? 折角君のために良いものを用意してあげたというのに」
「良いものってのは、それのことか?」
それとは、往人の背後に置かれていた物のことである。丁寧に、シートがかけられていた。
「そうだ。見たまえ!」
そして聖は手品師のように思い切りよくシートを取った。ばばーん、という効果音が響き、輝きすら放ちそうなくらい思い切りよく。

ばっ!

「こ、これはッ! ……す、すごいッ!」
そこにはとんでもない代物が鎮座していたのであった。その内容に、さすがの往人も驚きの表情を隠せないようだ。
「ふふふ。一時的に預かることになった、産婦人科の椅子だ」
「なんでこんなもんがここに」
「ふっふ。……なに。たまたま、この町唯一の産婦人科が近々改装工事をするということでな。その間、色々と荷物を預かって欲しいと頼まれたのだよ。医師仲間、ということでな」
「なるほど」
「こんなモノを使って佳乃に色んなことができるというのに、それでも引き受けないつもりかな?国崎君」
「……そんなわけないだろう」
これを逃せば未来永劫、そのようなマニアックすぎるプレイを致す機会が訪れるとは思えないからであった。
「ふふふ。そう云ってくれると思っていたよ。あの娘は、君といるときが一番幸せそうだからな。……しかし、最近物足りないのではないのかね?」
「よく、わかるな」
かなり立ち入ったことを突っ込まれるが、図星なのだから仕方ない。
「わかるさ。何しろ佳乃は、私の最愛の妹なのだからな」
「過保護だな」
「君は違うのか?」
「………言い返せないのが悔しいところだな」
佳乃を大切に思う気持ちは二人一緒なのであった。
「何事も素直が一番だよ。そう恥ずかしがることでもなかろう」
「おう。目一杯使いこなしてみせるさ」
というわけで、契約は無条件で合意に至ったわけである。
「では、佳乃をよろしく頼むぞ。国崎君」
「任せておけ」
打算と欲望に裏付けられた盟約は、がしっと、強固な握手で締結されたのである。………本人の同意を得ようともせずに。


















そして、その日のうちに聖は出かけて行った。


















さて、往人はここで少し控え室で思案に暮れるのであった。
「さて。素敵な道具を提供されたが、やはりそれだけでは物足りぬな。……ならば」
「ぴこっ?」
「おいそこの地球外生命体。貴様はまっとうな地球犬としての権利を得たいか?」
「ぴっこり」

こくこく

得たいです、と云うように頷く毛玉のような子犬(と、思われる)ポテト。かなり知能指数は高いようである。
「ならば俺がその道へと導いて差し上げよう。だが……」
「ぴこぴこ?」
「その前に貴様は一つ、地球外生命体としてのこれまでの人生に、決別するための儀式を行わなくてはならないのだッ!」
「ぴこっ!?」
意思疎通が成功しているかのように驚く子犬のような毛玉(逆か?)のポテト。
「いいか。もう少ししたら俺はとある儀式を行う。貴様は俺の指示に従うだけでよいのだ」
「ぴこ〜」
はい、わかりました。……恐らく彼(?)が人間であれば、そのような返答なのであろう。
「なに。決して悪いことではない。むしろ、漢(おとこ)なら率先してその中に身を起きたいと思えるような甘美な行為でもある」
そのように哲学を語る往人であった。だが、ここで問題なのはこのポテトという奴は雄なのか雌なのかも定かではないということなのだったが、今の往人にはそのような問題、どうでもいいのであった。


















そして、ここに至ってようやく本編のヒロインが登場するのである。


















夜の診察室。とはいっても、本日は医師である聖が不在故に、実質上ただのプライベートルームというわけである。
「往人くん、みてみて」
「なんだ? ……ぐはっ!」
彼女……霧島佳乃のそれを見て、彼は脳天に延髄蹴りでも食らったかのようにのけぞった。つまり、それほどまでに刺激的な情景が目の前に存在したということである。
「……そんな服、どこで手にいれた」
「お姉ちゃんが注文してくれたの」
「ということは……本物ってことか?」
「本物なのだぁ〜。看護しちゃうぞぉ〜。検診しちゃうぞぉ〜」
コスプレ用ではなく業務用の……純白の看護服であった。しかもナースキャップも標準装備だ。更に更に、業務用のカルテまで持っている。
「しかもおい、下に何をはいておるか」
「ふぇっ?」
言わずと知れたストッキングである。
「まっくろくろすけなストッキングだぁ〜!」
「むむむむ……」
なんと云うべきなのだろう。感動にあふれ、言葉が見つからない。ここに来て、このように素晴らしいおまけが付いてきたのだから。
「ところで往人くん」
「何だ?」
「これ、何?」
これとは、シートがかけられたものである。
「佳乃」
「……?」
「ちょっと、後ろを向いてくれないか」
ぽんっと肩を叩く往人であった。
「いいけど」
そして、後ろを向く佳乃。
「これはな。お前のために用意した、とても素晴らしいものなのだ。だから少しの間、タオルで目隠しさせてもらうぞ。その方が有り難みがあるというものだからな」
「わ。そうなんだ」
何か楽しそうな佳乃。そうこう云っている間にも、往人はグルグルと佳乃の目に目隠しを巻いていく。
「で。目隠しして、どうするの?」
「……。ここに、腰掛けてくれ」
「うん」
往人はバサッとシートを外し、手早く佳乃を座らせ。
「そして、上に寝そべるように乗って」
「うん」
そして、ごく普通に手早く両足をベルトで拘束して。

きゅっ

「……え?」
「手も」

きゅっ

「わ、わわっ!?」
両手も後ろでがっちり縛ってしまったのであった。
「完了」
「な、何〜!?」
「さて。では、明かしてあげよう」
そういって、目隠しを外す。
「ゆ、往人くん……。これって……」
自分の置かれた状態に気付き、恥ずかしさに真っ赤になる佳乃であった。
「そう。産婦人科の椅子だ! ……近所の産婦人科が改装工事をするとかで、一時的に預かっているらしい」
「は、恥ずかしいよぉ……」
……背もたれを思いっきり下ろした椅子に深く腰掛けて、両足を大きく開いて、閉じられないようにベルトでがっちり固定されているというような、あまりにも恥ずかしすぎる格好をさせられてしまったのであった。
「まだまだ。恥ずかしいのはこれからだ。……かもーん!」
きゅぴーんと往人の目が光り、ぴしっと指を鳴らす。と……。
「ぴ、ぴこぴこ〜!」
どこかに隠れていた毛玉。珍獣ポテトが現れた。
「ぽ、ポテト。……まさか」
「そのまさかだ。いけ!」
「ぴ、ぴ、ぴこ〜〜〜!」
「ふぇぇぇ〜〜〜!」
信じられない〜といった表情の佳乃に対し、何か興奮している犬のようなポテト。大股開き状態の股間へと向かい……。
「ぽ、ポテトぉ……」
「ぴ、ぴこ……ぴこ……」
往人の方をみて、何かおびえている。
「迷うな。やれ」
彼は無情にも、言い放った。
「ぴこぴこぴこ〜〜〜〜!」
そして、かなり自棄っぱちになるポテトであった。

ぺろ……ぺろ……

「はぅぅっ! ぽ、ポテトぉ。だめだよぉ……はぅっ! そんなとこ舐めちゃだめだよぉ〜〜〜っ!」
下着の上から、佳乃の秘部を舌で愛撫し始めたのであった。この地球外毛玉の場合、地球産の犬よりも知能があるようで、バターを塗らなくても舐めるようであった。
「よし。しばらくそのままやっておれ。……さて」
「な、何するのぉ……」
不安そうな佳乃に対し、優しく微笑んでやり……。
「心配するな」

ぷち、ぷち……ぷち、ぷち……

白衣のボタンを外していき……やがて、露わになる白い下着。
「し、心配するよぉ〜!」
「大丈夫。ちょっと、大人のお医者さんごっこをするだけだ」
それが根本的な問題なのであるけれど気にせず、ぐいっとブラジャーを上にずらす。すると、二つの形の良い胸が露わになる。
「綺麗だな」

ふさ、ふさ……

下着の上から包み込むように、優しくもむ。
「佳乃は着やせするんだな」
見た目より大きくて、ふるふるぷるぷると揺れ、少し触っただけで指がめり込む胸。二つの小さな乳首は少し立っていた。
「あ……ぅ。ポテト……だめ。……ゆ、往人くんも……だめだよぉ……」
「気持ちいいか?」

ふさ、ふさ……ふさ、ふさ……ふさ、ふさ……

「あ……ん。く、くすぐったいよぉ……。あ……つまんじゃだめぇ……」
「白くて綺麗だな。佳乃の胸は。形もいいし、乳首もピンク色だし」
勃起した乳首を人差し指と親指で摘んでこね回す。佳乃はそのたびにか細くて切ない声を上げる。
「ぴこ〜……」

じゅ……じゅ……

じょりじょりとしたポテトの舌が、佳乃の秘部を刺激していく。パンティの上からでも、ざらついた感触はダイレクトに伝わってきて……。
「さて」
「あっ」

ぴと……

「あっ。つ、冷たいよぉ……」
「金属だからな」
聖から借りたアイテム。……業務用の聴診器を、佳乃の左胸に当てて押し込む。ふにゃっと、柔らかい胸にめり込んで……。
「おお。佳乃の鼓動が聞こえるぞ。どきどきしてる」
「は、恥ずかしいよぉ〜〜〜!」

ふにふに、ふにふに……

もっともっと奥までめり込ませて佳乃をいじめる。それと同時に。
「ぴこ〜〜〜ぴこ〜〜〜ぴこぴこ〜〜〜っ!」
かなり恥ずかしいのか、暴走というよりかは相当自棄になりながら佳乃の秘部を愛撫し続けるポテト。
「あ、あんっ! ポテトも……ダメ……だめ……」

ちゅぷ……ぷちゅ……ちゅぷ……

「はうぅっ! ゆ、往人くん!」
往人は佳乃の胸をもにょもにょと弄んでは、突起した乳首に吸い付いてしゃぶった。右も、左も……。
「あっあっ! だめ……あっあっあっ! ぽ……ぽてと……だめ……あっ!」
「ぴこ〜〜〜! ぴこ〜〜〜!」
往人が下半身に目をやると、ポテトの愛撫により、既に下着はしっとりと濡れていた……。
「あっあっあっあっ! あっあっあっあっ!」
往人の愛撫とポテトの愛撫で、このままでは佳乃は達してしまいそうだ。
「む……」
「ぴこ〜〜〜! ぴこ〜〜〜!」
「あんっ! あんっ! ポテトダメだよぉ〜〜〜っ!」
感じて、よがって、頭を振る佳乃。

じゅっ……じゅっ……じゅっ……

「むむ……」
「ぴこぴこ〜〜〜! ぴこぴこ〜〜〜!」
「あんっ! あんっ! あんっ! だ、め……! ああんっ!」
切ない声は更に高まっていき、ひくひくと身体を痙攣させて……。

じゅっ……じゅっ……じゅっ……じゅっ……じゅっ……じゅっ……

「むむむむ……むかむかむかっ」
「ぴこぴこぴこ〜〜〜! ぴこぴこぴこ〜〜〜!」
「あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あああんっ! だめっ! やめっ! いっちゃ……うよぉ……!」
その時。赤く火照った顔の佳乃をみて、往人は何か非常にむかつくよーなものを感じた。何が悲しゅうて俺の佳乃をこのように訳のわからない地球外生命体に好きにさせなければならないのかという、かなり手前勝手な思考であった。
「はうっ! あうっ! い、っちゃう……よぉ……! いっちゃ……あっあっあっあっあっ! ああんっ! あんっあんっあんっ!」
そして、佳乃が達する寸前に……。
「待てぃ!」
地球外生命体の分際で! とかなんとか口の中で呟いて。

がしっ!

「ぴここっ!?」
「この地球外生命体が!」
ポテトを掴んで、窓を開け、大きく振りかぶり。

がらっ!

「海の向こうまで飛んでけ!!!! どりゃああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!」
「ぴっ……ぴっこぴこーーーーーーーーーーっ!!!!」
海の方に向かって、思いっきりポテトを投げ飛ばしたのであった。夜空に消えていくポテト。……そして、十数秒経過した後に……ばっしゃんと、海に落ちるような音が聞こえたのであった。
「はぁはぁ……。ゆ、往人くん……」
さりげなく絶頂を迎えて、荒い息を吐く佳乃であった。佳乃の状態が健在であれば、間違いなく往人は自己中人間1号に認定されていたことだろう。
「心配するな。悪夢は去った」
往人はフッとクールに笑って、ポテトにとっては思いっきり不条理なことを、佳乃に対しては優しくぬかすのであった。
「さて……。佳乃」
「う、ん。……んん」
往人は、拘束されたままの佳乃にキスをしてやった。
「邪魔者も去ったことだし。口で、してくれないか」
「え? ……う、うん」
そして往人は側にあった台に乗って高さを合わせ、佳乃は顔を傾けて大きく口を開け、むき出しになった往人のものを口に含んだ。

つ……つぷ……ちゅぷ……

「ん、ん……ん、ん……んく……んく……」
その間往人は、右手で佳乃の胸を、左手で佳乃の秘部を愛撫し始めた。
「ストッキング。替え、あるだろ?」
「ん、ん?」

び……びり……びーっ……

バリバリと柔らかいストッキングを破り、パンティをずらして、指を這わしていく。
「ん、はぁっ……。往人くん……だ、め……」
「佳乃のここ。濡れてる」
「だ、だって……だって……」
おのれあの地球外生命体め。よくも。と往人は思い対抗心を燃やすのであった。

くちゅ、くちゅ……くちゅ、くちゅ……

「あ、あふっ! あっあっ!」
そんなわけで今度は正真正銘人間の人差し指と中指を佳乃の中に突っ込み、好き放題にかき混ぜる。

ふさ、ふさ……ふさ、ふさ……

「あんな地球外生命体なんぞより俺の指の方が遙かに気持ちいいぞ絶対」
「あっ! くっ! んんっ! んんっ!」
同時に、佳乃の乳房をこね回し、勃起した乳首を摘んで弄ぶ。
「佳乃。口がお留守になっているぞ」
そういって、抜かれたものを佳乃の口に再度ねじ込む。
「ん、は……。んく……んく……んく……」
往人は腰を前後し、佳乃の口内の感触を楽しむ。
「佳乃の口。柔らかくて、暖かくて、気持ちいいな」
「んんぅ。ん、ん……ん、ん……」

ちゅぷ……じゅぷ……ぶじゅ……ぐじゅ……

互いの体液が混ざり合い、じゅぷじゅぷと隠微な音が室内に響く。
「ん。佳乃、もっと舌も使って」
「う、ん。ん、んん……ん、んん……ん、んん……んんん……ん……」
往人に云われて舌を前後左右にぺろぺろと動かす。そのたびに、くちゅくちゅ、ぷちゅぷちゅという音を立てて。
「ぐ……ん、んむ……ん、ん……んぐ……んん……んん、うん……ん……ん」

ちゅぷ……じゅぷ……ぶじゅ……ぐじゅ……ちゅぷ……じゅぷ……ぶじゅ……ぐじゅ……

「く……。気持ちいいぞ」
往人は達しそうになって、負けじと佳乃の秘部と胸を愛撫し。

くちゅ、くちゅ……くちゅ、くちゅ……くちゅっくちゅっ……くちゅっくちゅ……ぐちゅっ!

「む、ん……んぐ……んく、んく、んく……ん、ん、ん……んん……う……ん……」
必死に、一生懸命に口で愛撫をする。熱いくらいの口内と少しざらついた舌、そして柔らかい唇が往人のものを刺激する。

ちゅぷ……じゅぷ……ぶじゅ……ぐじゅ……ちゅぷ……じゅぷ……ぶじゅ……ぐじゅ……

「ん、んっ! んっ! んっ! んんっ! んんっ!」
「く……あっ! で、出るぞ……!」
「ん、んぷ……んぐっんぐっぬぐっ!」
ひときわ動きが速くなり……やがて。

ずにゅっ! ……ぷしゃっ……ぴしゃっ……ぴしゃっ……

佳乃が少し先に達して、ぷしゃああと潮を吹いて。……次いで、少し遅れて往人が佳乃の口と顔に射精していた。




















そのまま、白くどろどろに汚れた顔をぬぐうこともなく……。
「佳乃」
「往人くん」
二人は抱きしめ合い、キスをして。
「しよ……」
「ああ」
そして、佳乃の衣服を完全に剥いで……。サンダルとナースキャップだけを残すのみになって、後ろを向かせて。
(ん……?)
挿入しようとしたその時、往人はあるものに気づいた。
「佳乃」
「うん」
「もっと気持ち良くなりたいだろ」
「……え?」

ぐ……

「あっ!」
往人は『それ』を佳乃の顔にぐるぐると巻き、目隠しにした。
「おあつらえむきに、包帯があってな」
「ゆ、往人くん……。何も見えないよぉ」
「それがいいんだよ。視覚を閉ざすと他の感覚が研ぎ澄まされるぞ」
ただでさえマニアックなえっちが、更に深くなっていくのであった。
「そ、そう……なんだ」
「だから、感じまくれ」

ぐ……

「佳乃。いくぞ」
「う、うん……」
「思いっきり喘いでいいぞ」
そして往人は佳乃の腰をがしっと掴み、突き出されたお尻を引き寄せて……。

ず……ず……

「あっ! あ、熱いよぉ……」
絶頂を迎えるまで徹底的に攻められ続けた秘部は、とろとろに濡れていて、往人のものをすんなり受け入れて。

ずんっ!

「あっ……あ! は、入ってくるよぉ……」
「奥まで入った、ぞ」
「う、うん……。奥まで……入っちゃったぁ……」

ず、ず……ず、ず……ず、ず……ず、ず……

「あっあっあっ! あっ!」
そして、ゆっくりと小刻みに動きはじめる。
「佳乃……。おいで」
「う……?」
往人は診察室のドアをがちゃりと開けて、暗くあかりも付いていないだだっ広い控え室へと出て。
「広いところで思いっきりやろう。歩くんだ」
「え……」

ず、ず……ず、ず……ず、ず……ず、ず……ず、ず……ず、ず……ず、ず……ず、ず……

立った状態から、両手を床に着けさせてブリッジのよーにさせて、佳乃を歩かせる。勿論、行為を続けたまま。
「あ……ああっ! あっ……む、り……だよぉ……。そんなの……あぅっ!」

ぱんぱんぱん、ぱんぱんぱん……

肉体と肉体が激しくぶつかり合い、パンパンと生々しい音を響かせる。
「やってから云うんだ。ほらっ」
そして、更に挿入の速度を速め……。佳乃はガクガクと震えながら、控え室の中を動き回った。

ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ

「はっうっ! あっ! あっ! あっあっあっあっあっああああっ! ど、どーぶつみたいだよぉ」
「さっきまで獣姦みたいなことされてたろ!」
「そ、そぉだけどぉ………あっああああっ!」
後ろからガンガン攻められ、ふさふさ揺れる胸をむにゅっと強く掴まれながら、佳乃は必死に歩みを続ける。目隠しされて、ただでさえ敏感になった佳乃は甘ったるい声を上げる。
「しかもな。それだけではないぞ」
「……え」
「みてろ。……こうだ」
往人はくいっと片手をかざし。その瞬間、佳乃の中に挿入されていた往人のものが、上下左右にぐにぐにとうねった。

ぐ……ず、ずぐっ……ず、ずぐ………

「んひぃっ! あ……ああっ!? な、なに……これぇ……」
「魔法だ」
少し前まで往人が使えていた不思議な力。佳乃を救って以後、使えなくなってしまっていたのだが……。
(煩悩は実に偉大ということだな)
佳乃をひたすらよがらせ、感じまくらせたい。……と、そう思って強く念じてみたら。
(不思議なこともあるものだ。法術が復活するとは。しかも、法術を使えるということがこんなに素晴らしいものだったとは!)
……往人はかなり邪道で間違った使い方をしているのであった。

ずっずっず、ずっずっず、ずっずっず……ぱんぱんぱん、ぱんぱんぱん……ずっずっず、ずっずっず、ずっずっず……ぱんぱんぱん、ぱんぱんぱん……

「あっあっあっあっあんっあんっあんっ! だ、だめぇぇ〜っ! あっんんっああんっ! 」
「気持ちいいのか?」
「う、うんっ! 気持ちいいよぉっ! かのりん……お、おかしくなっちゃいそぉ……あっ!」
「よし。じゃ、もっとおかしくしてやる」





















そして





















ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ……ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ……ぱんっぱんっぱんっ!

「ああっ! あっ! ゆ、往人くんすごい……よ! これ……。あっ! こんな、の……はじめて……」
暗く、がらんとして誰もいない控え室の中で交わり続ける。佳乃は往人の首の後ろに手を回し、往人は佳乃を抱え込むようにしてお尻を持ち上げていた。
「駅弁好きなんて、佳乃って結構大胆だな」
「だって、だってぇ……! これ……き、気持ちいいんだもん……恥ずかしい……けど……」
大柄な往人に持ち上げられて、空中に浮いてるような状態で揺さぶられまくる。
「じゃあ、もっと動いてみろ」
「う……ん! 動く……よぉっ! いっぱい、動くよぉ……」

ずっずっずっずっ! ずちゅずちゅずちゅ……ずちゅずちゅずちゅ……

佳乃は往人にしがみついたまま、積極的に身体を前後に揺さぶって……。
「あっあっあっ! ゆ、きと……く……んっ! すごい、すごいよぉ……あっあっあんっあんっ! ああんっ!」
「そろそろいくぞっ!」
「う、うん! 一緒に……」

ずっずっずっずっ! ずっずっずっずっ! ずちゅずちゅずちゅ……ずちゅずちゅずちゅ……

「あっあっあっあっあっ! あっ! ゆきとくんっ! ゆ……あっ! あっああっ! あっ!」
激しくなっていく行為の音と、佳乃の切ない声が控え室に響き……。
「っく。……佳乃は感じやすいんだな」
「う、うん! かのりん、感じちゃってる……。往人くんの……あ、あついよぉ……あついのがいっぱい……いっぱい……。い、いっちゃう……いっちゃうよぉ……いっぱい……」

ずっずっずっずっ! ずっずっずっずっ! ずんっずんっずんっ! ずちゅずちゅずちゅ……ずちゅずちゅずちゅ……

「佳乃」
「往人く……ん。ん、んぐ……ん、ン……」

ぴちゃ、ぴちゃ……くちゃ、くちゃ……ぐじゅ……

舌を絡め合うほど濃厚なディープキスを交わしながら、二人は互いの温もりを感じ合い続けていった。
「よ、し。そろそろ……」

ずっずっずっずっ! ずっずっずっずっ! ずんっずんっずんっ! ずちゅずちゅずちゅ……ずちゅずちゅずちゅ……

「う、んっ! あんっ! あっあっあっあっはぁっあっ! ……いくいく、かのりん……い、いっちゃうよぉぉ〜〜……!」
佳乃はビクビクと震え上がって、絶頂を迎え……。
「くっ! あっ!」

ずっ!

「ああああっ!」
往人も絶頂を迎え……出す寸前に佳乃を床に優しく下ろして、その腹に思いっきり射精していた。





















刺激的過ぎる行為。





















二人はその後、何度となく、満足するまで交わった。





















お互いの温もりを思う存分感じ合い続けた……。





















それから二、三日後のこと。食事をとりながらテレビを観ていた霧島家。ブラウン管の向こうには、見慣れた姿があった。
『ぴ、ぴこぉ〜〜〜! ぴこ〜〜〜〜!』
迷子になって喚いている地球外生命体犬……もとい、ポテトがいたのであった。
「あ、ポテトだ〜」
「ほう。……テレビに映るとは、有名になったのだな」
壮絶な迷子状態に感心して、うんうんと頷く聖であった。
「あいつ、海流にのってハワイまで行ったのか。すごいな」
ニュース番組のアナウンサー曰く……『ハワイ沖で。漁船の網に、ぴこぴこと鳴く奇妙な動物がかかっているのを発見した』そうであった。その正体とは云うまでもなくポテトであった。
「おみやげ買ってきてほしいなぁ」
「ハワイといえば、マカデミアンナッツだな」
「金は持っているのだろうか?」
「円相場が気になるところだな」
「今一ドル何円だ?」
気にするべき所はそこではないのだが。
「あと、アロハシャツぅ〜」
「派手なのを買ってきてほしいものだな。よし、帰ったらポテトにご褒美をあげよう」
そういう問題では無いような気がするのだが。とにかく、誰も彼も危機感等完全にナッシング状態であった。みんな思っていることは同じだから。
『あいつのことだから、そのうち自然にもどってくんだろ』
と。





















「ぴこ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」





















ポテトの絶叫がむなしく響き渡るのだった。





















でも、大丈夫。





















その後ポテトは、再度海流に乗って日本に戻ってきたそうな。





















めでたしめでたし♪





















◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

(後書き)

さてさて、いかがでしたでしょか?(--)
佳乃「うぬぬぬ〜(;;)」
このシリーズも始めて長いですが、やっとこさ完走できたかなと思っております(--)
佳乃「途中でリタイアしてよぉ〜(;;#)」
以後、別の形で新シリーズでも始めようかなと考えておりますので、どうぞよろしくー(--)
佳乃「無視しないでよぉ〜(;;#)」