【天野美汐】
さて(--)
美汐「そんな酷な事はないでしょう(T-T)」
まだ何も云っておらぬが?(--;;)
美汐「…(T-T)」
ま、ま。でも。今回は『二人は一緒♪天野美汐編』なんだけどね(-▽-;;;)
美汐「…(T-T#)」
…………何か云ってくれよ(--;;;;)
美汐「最低です(T-T#)」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『秋』はいくつかの形容詞を伴う季節。例えば食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、等々…。何かにつけて秋という季節はバラエティに富んでいるといっていいであろう。
「だからといって、この時期に集中させるというのもありきたりなもんだよな。学園祭なんて、どこのがっこうもこの季節に集中してるし」
「いいのっ♪ 楽しいから全然問題なしよっ!」
北国だからか、秋の訪れが遅く、赤くなりかけの木の葉を踏みながら、相沢祐一と沢渡真琴の二人は学園祭に盛り上がる学校の校門を入っていった。
「ん…。やっぱり、まずはあいつのところに顔を出しておくとするか」
「美汐のところ?」
「そっ」
真琴が口にした美汐という名前。それは他でもない、祐一の一つ年下の恋人の名である。
「なんか、クラスの出し物に参加させられてるみたいだしな」
「ふーん」
「見てやって大笑いしてやるというのも面白そうだしな。どんな格好させられてるんだか」
買ってもらった綿菓子を歩きながら頬張り、口を膨らしたまま横目で祐一を睨みつける。
「祐一、性格悪い〜」
「ははは。冗談だよ。冗談」
パタパタと手を振って誤魔化す祐一。
「それにしても、学園祭っていっぱいいろんなお店が出てるんだね〜。びっくりしたわよぅ♪」
感心しながら微笑む真琴。
「まぁな。なんだかんだでここ、結構でかい学校だしな」
二人は話しながらも、華やかな装飾を施された校舎の中へと入っていき、人混みをかきわけるようにして階段をあがっていく。
「あぅ〜っ。特製ジャンボ肉まんだって! 後で買おうねっ! ねっ!」
真琴の好物である肉まんを売っている模擬店をみて、文字通り飛び跳ねながら食べたいと叫ぶ真琴。
「ああ。後でな」
「約束よぅっ♪」
所狭しと張られたポスターを真琴は目を輝かせながら見ているが、祐一はそんな好奇の眼差しの真琴が転ばないようにと手を取って、促すようにして歩みを続ける。
「っと。ここだここだ」
「ここって。……こすぷれ喫茶? 祐一。こすぷれって何?」
「入ってみりゃわかる」
「あ、ちょっと。待ってよぅ〜」
* * * * *
「いらっしゃいませ〜っ!」
部屋の中に入ると同時に、華やかな衣装に身を包んだ女生徒達の黄色い声が一斉に響き渡る。
「あ、あぅ〜……」
明らかに圧倒されている真琴と、対照的に平然としている祐一は窓際の一席に案内された。
(ゆ、祐一ぃ。……なんかここ、よくわかんないけどすごい。みんなすごい変な服着てる)
(コスプレってのは、こういうものなんだよ)
(そ…そうなんだ)
びくびくして、圧倒されっぱなしの真琴を落ち着かせるように説明していると。
「ご注文はお決まりですか?」
少し低めの、この場においてはまったく不釣り合いと思われる落ち着いた声の女生徒が注文を聞いてきた。
「あ、はい。…………って」
思わず軽く溜息をつく女生徒…天野美汐。
「美汐だ〜♪」
「よう。来てやったぞ」
「本当に来たんですね…」
「そりゃな。天野のこんな格好見られるのって学園祭くらいだろう? 見ない手は無いね」
祐一の恋人こと、天野美汐は少し恥ずかしそうな…嫌そうな顔をしながら溜息をつき、再度注文を聞く。
「随分とまぁ、服装一つで印象変わるもんだな」
「云わないでください。気にしているんですから」
今の自分の姿を、この人には見られたくなかった。そんな表情をしながら、少し視線を逸らす。
「………ねえ祐一。美汐の着ている服って、なんの服?」
見慣れないコスチュームを不思議そうに眺めやりながら質問する真琴。美汐が着ている服は、上半身を白、下半身を紅という配色の和服で……。
「巫女装束だ」
「みこ?」
真琴は未知の世界に足を踏み入れたみたいに、わからないことだらけ。だけど、子供っぽい外見に違わず好奇心は旺盛だから。
「あぅ〜。祐一、みこってなにー?」
「……ご注文は?」
取り残されながらも全く表情を変えない美汐。
「あ、ああ。そうだったな。…じゃあ、俺はホットコーヒー。真琴は?」
「オレンジジュース!」
祐一は混み合った教室内を見て、美汐を束縛しないようにと気を利かせ。
「かしこまりました」
注文のメモを終え、席を離れる美汐。…と、その時。
すっ
『三時くらいに…』
『ん』
ほんの僅かなアイコンタクトで、何かを確認し合う二人。
それから数十分後のこと。
美汐と祐一の二人は
華やかで賑やかな文化祭とは対照的な『暗闇』の中にいた。
ごとっ…
少し重たに扉を完全に閉め切ると、辺りの空間を暗闇が支配する。…僅かに漏れる光で、互いの姿が何とか見える。
「鍵もかけましたし。これで二人きりですよ」
「ああ。……それにしても」
二人は体育倉庫の少し埃っぽい跳び箱台に腰掛けながら話をしている。美汐の服装は先程と変わらず、巫女装束を身にまとっていた。
「何も、こんなところですることはないだろう?」
「それはそうですけど。他に都合良いところなんてありません」
「そうなんだよなぁ」
…真琴には適当に小遣いを与えておいて、待ち合わせの場所と時間を指定して『しばらく一人で好きなとこいって遊んで来い』と云っておいてある。だから、今は恋人の美汐と二人だけの時間。
「あの娘は、何もわかってないだけなんでしょうけど」
「だろうな。俺もそう思う」
祐一を慕っている少女、沢渡真琴。……けれどそれは恋愛関係ではなく、友達以上恋人未満という微妙なラインにとどまっている。
「でも、邪険にしたら可哀想だから」
祐一と真琴はいつも一緒にいるから…。だけど美汐は真琴のことも祐一と同様大切な存在だと思っているから。
「わかってるよ」
そのような理由があるから。数週間ぶりのセックスは、お世辞にも雰囲気の良いところではないのだけれど。二人にはそんなこと関係なかった。
「ずっと我慢していたんですからね」
「俺もだ」
こみ上げる情熱は、欲望と同意語…。
「相沢さん」
「天野」
すっ…
抱きしめ合い、軽い口づけを交わした後。
「今日は私が…いろいろ、しますね」
「…うん」
その小さな声に、多くの愛情を込めて…。
「…だから。楽にしていてください」
美汐は僅かに舌を出しぺろりと乾いた唇を湿らせた。
「それで」
「うん?」
美汐は椅子代わりの跳び箱台から立ち上がり、軽くパンパンと服を払い埃を払ってから。
「相沢さんはいつも、どんなことを想像しながらしているんですか?」
「な、何を?」
と、美汐は表情一つ変えずに質問の具体的な内容を口にする。
「オナニーです」
「恥ずかしいことをストレートに聞くな。天野は…」
嘘ではなく、本気で恥ずかしがっている祐一。大して美汐は平然としたままだ。
「私も云いますから。おあいこです」
「いつも、天野の事を考えながらしてる」
「偶然ですね。私もです」
微笑を見せる美汐。
「でも、…ちょっとだけ云い方を変えてみます」
「うん」
美汐は顎に手を当てて、少し考え込んでから。
「相沢さんはいつも、私のどんな姿を想像しながらオナニーしているんですか?」
「そうだな。…………例えば」
「例えば?」
「制服を着てる」
グリーンのケープが印象的な、美汐の制服…。
「制服、ですか?」
「ああ。それで…制服を着たまま、俺の前で下着を脱いでくれる。何というかその……ストリップみたいに」
妄想の中とは違い、これは現実。それを実感した祐一は、ごくりと唾を飲み込んだ。
「じゃあ、相沢さん……。その時の私の姿を想像しながら、してみてくれませんか?」
「…え」
虚をつかれたような表情の祐一。
「後で私も同じように見せますから」
「互いに見せ合う、ってことか」
軽く頷く美汐。
「でもな…。人の前でしろといわれると……」
「恥ずかしいのは…同じですよ」
「う、む……。そりゃまあそうだけど」
まだちょっと、『納得』というところまではたどり着けていないのだけど、祐一はとりあえず了解しておいた。
「それじゃ、始めてください」
「あ…あー。………何かその。恥ずかしい…」
初めてでは無いけれど、改めてすることになると恥ずかしいと。祐一は初な一面を見せてしまう。
「…仕方ありません。手伝ってあげます」
「おわっ! あ、天野っ!?」
じーっ…
美汐は屈み込んでから手早く祐一のズボンのチャックを下ろし、果実の皮を剥くようにしてトランクスの中から肉棒を引き出した。
「準備はできましたよ」
「わ、わかったよ。…て、いきなりかっ!」
さわっ…
先制攻撃とばかりに、直接肉棒には触れずに、二つの柔らかい玉を手の平で転がす美汐。
「どんなことを想像しながらしているんですか?」
「背中か…ら。んっ…手、回して。あぅ…くっ。…服の上から……天野の胸を揉んで…。……っく!」
自分の見た妄想を語りながら自分の肉棒をゆっくりと擦る祐一。
「それから?」
その間も絶えず、手のひらで転がし続ける美汐。
さわ…さわ……さわわ…
「は…ぅっ!」
チリチリとした陰毛を、美汐の柔らかい手の平で転がされ。……刺激に、祐一は荒い息をつく。
「続けてください」
「う……ぐ。……制服の、ボタンを……胸のところだけ…外して……。ブラを……っぅ」
さわ…さわ……さわさわ…
「あ…ふっ」
「相沢さん。感じやすいんですね」
「そりゃ。…こんなとこ、触られたことなんてないからな。しかも女になんて…」
指の先で裏筋をなぞって刺激を加える。
つっ!
「ぐぅっ!」
「触るだけだと思いましたか?」
美汐は少し意地悪に、楽しむように…舌で玉を弄ぶようにつつき、舐め上げた。強烈な刺激に、祐一は首を仰け反らせ…。
「続きは?」
「し………下着。ブラが見えて」
つ…つ……
決して肉棒には触れず、舌と手の平で玉を刺激して祐一をいじめる美汐。
「ブラの色は何ですか?」
「くっ……。やめ………っ」
ちゅぷ、ちゅぷ……ちゅ…ちゅ……
舌の上に玉を乗せフルフルと震わせてみたり…軽く唇で挟んだり。
「あぅっ……っく…うっ!」
息も絶え絶えの祐一を見て、美汐は行為を止め。
「相沢さん」
少し、申し訳なさそうな表情をして…。
「嫌なんですか?」
はあはあと荒い息を付き、必死に呼吸を整える祐一を問いつめる。
「ちゃんと云ってください。嫌なら…やめます」
相手が嫌がるようなセックスは、美汐にとっても好ましいものではないから。
「…違うっ!嫌なんかじゃ無い。……ただ、すごすぎるから。こんな感じ、初めてだから…」
「そう…。じゃあ、続きをしてもいいんですね?」
「ああ。……けど、お手柔らかに頼むよ。ホント」
わかりましたとつぶやいてから、少し美汐は考え込んで。
ぱらっ…
素早い手付きで祐一のワイシャツのボタンを外し…。
「相沢さんは、真琴としたいなんて思ったことはありませんか?」
「…え?」
ちゅ…
「真琴とセックスをしたいと思ったこと、ありませんか?」
「くふっ!」
少し上目遣いの、鋭い感じの瞳で祐一を睨み付ける。
ちゅるっ…
祐一の露わになった胸の乳首を、赤ん坊のように吸い付く美汐。
「な、な…い」
ちゅ……ちゅ……
「本当ですか?」
少し強めに吸い付き、その影響で朱色に染まる祐一の肌…。
「あ…ぅっ。……あっあぁっ……ん」
ちゅ……ちゅ……
「ふふ。相沢さんの喘ぎ声、女の子みたいで可愛いですよ」
「こんな事っ…されりゃ誰だって。……ぅっグ」
クスクスと嬉しそうに微笑を見せ…。
「相沢さんの身体って、白くて細くて綺麗です…。羨ましいくらい」
うっとりと、祐一の肌を見つめながら。…首筋にキスをする。
「あんまり嬉しく…ない」
「真琴が相沢さんのことを好きになるの、当然ですね」
つっ
「くあっ!」
熱に浮かされたように真っ赤になりながらも、自慰を続ける祐一。
「でも…。相沢さんは、真琴にはあげられません」
ほんの僅かに警戒心がこもっている声で。
つっつっ…つっつっ……
「ん……。相沢さんは…私のものですから」
「ぐ……っ」
相変わらず、美汐は肉棒に触れること無く、二つの玉へと舌を這わす…。
「ひんやりしていてシワだらけなんですね。男の人のここ」
「くぅぅぅっ! や、やば…い。もう…出そう……!」
「出してもいいですよ。…私の口の中に」
「う、うああっ! あっ!」
つっつっ…つっつっ…つっつっ…
「いっぱい出してください。相沢さん…」
その言葉を聞き終わるより前に、祐一の視界は一瞬真っ白くなって。
ぴしゅっ
「くあっ!」
「ん…」
出る寸前になるのを見越して、美汐は口を開け、飲み込むようにして亀頭にしゃぶり付いた。
「あっ…あぁ…うっ!」
びゅっびゅっびゅ! びゅるるるっ!
勢いよく、何度も何度も…。
「んぐ、んぐ…ん……」
ごくっ…ごく……
大量の精液が美汐の口内へと注がれ……美汐は同時にそれを飲み干した。
「天野……」
「んっ…んっ…んっ!」
だけど、事が済んでからも美汐は祐一の肉棒をくわえ込んではなさず…。
じゅっじゅっじゅっじゅ……じゅっじゅっじゅっじゅ……
そのまま、多少勢いの無くなった祐一の肉棒を奥までくわえ込み…抜ける寸前まで引き抜き…。段々と速度を上げ始めた。
じゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっ!
「天野っ! おま…え…。抜かずの二発なんて……」
「んっんっんっんっ」
ピストン運動を繰り返すたび、美汐の頬が形を変え。舌も激しく動かしていることがわかる。…祐一の肉棒は、すぐさまムクムクと勢いを取り戻し…。
「くうううっ!」
じゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっじゅぷっちゅぷっ!
陰毛が当たるのも気にせずに…。美汐の右手は玉を転がし…。左手は…。
「やめ…っ……くあっ!」
ずっず……
トランクスの中に手を伸ばし、お尻の中に…人差し指を挿入していた。
「ああああっ! で、出……るっ!」
「んふ…ん」
じゅっ!
尿道口もいじられ…強力な刺激に、祐一は堪えきれず……。と…その時。
びゅっびゅっびゅ! びゅっびゅっびゅ! びゅっびゅっびゅ!
「あ……ぅ」
射精と同時に…。
ごくっ………
またも美汐は、音を立てて飲み干した。
…
ぷるっ
「…触るなよ」
「ふふ。男の人って、可愛いんですね。こんなに小さくなって」
面白そうに、祐一の肉棒を人差し指でぷるぷるといじくる。
「当たり前だ。…男は女と違って尽きるからな。限度ってものがあるんだよ」
一気に二発も出され、すっかり縮んでしまった祐一の肉棒を見て美汐は少しだけ微笑んだ。
「でも、相沢さん。私たち、まだしてませんよ」
「う…」
早漏だと暗に云われているようで、グサッと心を貫かれたような気がしている祐一。
「あ…天野が上手すぎるからだ。だから…」
「そうですか」
美汐は決して嫌みを云ったわけではなくて、むしろ祐一を早くいかせられたことを喜んでいる。自分の努力が実ったから。
「じゃあ、今度は私の番ですね」
「天野?」
衣装として着ていた紅い袴を下着と同時に脱ぎ…。
「…そこに座って見ていてください。触ってはだめですよ」
「あ、ああ」
美汐は祐一の目の前で股を開いていき、露わになった花弁のような肉片を左右の人差し指で開き、見せつける。
つ…ッ
「ん。ん」
「…」
ごくりと生唾を飲み込む祐一。それほどまでに艶めかしい風景が、目の前に広がっている。
「見てください。…私のここ」
見せつけるようにして、淡いサーモンピンクの花弁を開いていく。
……くちゅ
「ん…ふ…」
そして四つんばいになり、腰をくねらすようにして祐一の前にお尻を突き出し…股間の下から手を回し、露わになった秘部をいじる。
「…」
ゴクッと生唾を飲み込みながら、瞬きも忘れて美汐の自慰に見入る祐一。
「私の想像の中の相沢さんは……」
……くちゅ…くちゅ…
「こんな風に、私のここに指を入れてくるんです。ちょっと乱暴に…」
ふさっ…ふさっ
右の人差し指を、自分の中へと入れ…。左手はもぞもぞと、服の上から乳房をこね回している。
「…私のここ。どうなってますか?」
「すごい。もうびしょびしょになってる」
淫靡な光景に祐一は我を忘れていて…。声が少しどもってしまった。
「さっき…。相沢さんのを舐めてるときからですよ。こんなに塗れちゃったのは」
「天野って…えっちだな」
否定せず、『ええ』と頷く美汐。
…くちゅ…くちゅ………くちゅっ
やがて人差し指に加え中指も挿入していき……。二本の指が美汐の中を激しく出入りする。
…くちゅ…くちゅっ…ちゅくっ………くちゅっ…くちゅ…くちゅっ…ちゅくっ………くちゅっ
「激しく入れてくるんですよ。…相沢さんは。……あん…っ」
そして…。
「舐めてください」
「ど、どこを?」
美汐の痴態に、ごくりと唾を飲み込む祐一。
「ここ、ですよ」
「あ……ああ」
ちゅ……ちゅ………
愛液まみれでとろとろになった秘部を舐めるよう、祐一を促す。……自慰行為は止めず、美汐の手も一緒に。
「…」
ぢゅっぢゅっ……ちゅっ……くちゅっくちゅっくちゅっ……ちゅるっ…
響くのは、舌で吸い付く音と、激しく指が出入りする音……。
「んっ…ふ…あ…。あいざわ…さ……ん。……気持ちいいです」
美汐のお尻にむしゃぶりつくように、祐一は無我夢中で舌を這わせた。
「あふっあっ…っく。あっあっあっあっあ………ああっ! そこ…気持ちいい…ですっ! あぁっ」
狂ったように、片手で激しく乳房を握りつぶし、薬指も使い挿入する指を三本に増やし…。
ぢゅっぢゅっ……ちゅっ……くちゅっくちゅっくちゅっ……ちゅるっ…
「あっあっ、ああああーーーーーっ! はうっンんんんんっ!!!!!」
ぽたぽたと愛液をしたたらせながら、美汐は絶頂を迎えた……。
「これでおあいこです」
「………俺は何もしてないぞ」
「そんなこと、ないです」
濡れた指をぺろりと舐め…。
「私…。相沢さんに見られているだけで、すごく感じたんですから」
とても嬉しそうに微笑む美汐。
「ただ見られただけで?」
ええ。と答えてから。
「相沢さんに見られてると思っただけで、濡れちゃいました。……女の子の身体って、敏感なんですよ」
「そう…なのか」
その言葉に祐一は、ゾクッと身体を震わせた。
…
ぴちゃ…ぴちゃ…
「うっ……くぅっ」
「乳首が起ってきましたよ」
仰向けに横たわる祐一の乳首を舌で舐め回し、嬉しそうな表情の美汐。
「もっと舐めてほしいんですか?」
「い、やだ……」
「ふふ。だめです」
ぴちゃっ!
「はふっ」
祐一に強烈な刺激を与えてから…。
「入れますよ」
花弁のような秘部を人差し指と中指で押し上げてから、限界にまでそそり立った祐一の肉棒へと腰を落としていく。
ぐ…
「く…ぅっ。入ってる…」
「ン…。相沢さんは動いちゃダメです…」
「蛇の生殺し…だな。くぅ………。天野の中、きつい…」
ぐ、ぐ…
ゆっくりとゆっくりと…。
ずっ…ず……
「う…ん。奥まで、入りました」
はぁはぁと荒い息を付きながらも、祐一と一つになれたことを喜ぶ美汐。
「ああ…。天野の中、熱くて…気持ちいい」
「相沢さんは動いちゃダメですよ。…私が、いかせてあげるんですから」
そう言ってからゆっくりとゆっくりと、美汐は腰を浮かしては落とし…挿入運動を早めていく。
ずっずっずっずっず!
「うぁぁっ。で、出る…っく!」
「だめです。すぐにはいかせません」
股を大きく開いて、おり曲がった膝に手をついて支えにし。…腰を落としては上げ、落としては上げ。
「ふっ…くっ……。んんっ! っふ!」
「だ、だめだ! 出ちまうッ!」
猛烈な刺激に対し、祐一は必死に射精感を堪える。けれど…。
ずっ!
「まだいかせませんと云いましたよ」
出る寸前になってピタリと挿入運動を止め……。快感と忍耐の狭間で喘いでいる祐一の表情を楽しむ。
くちゅっ…ちゅくっちゅくっちゅくっ!
腰だけを小刻みにグラインドさせながら振り、小さな刺激を断続的に祐一に与える美汐。だけど決して一方的にではなくて、美汐も全身で感じている。その証拠に…。
「あっあっあっあっ! あああああ〜〜〜っ! あっ…! いッいいっ! き、気持ちいいですっ! …相沢さんっ! もっと、もっとぉっ!」
口から涎を垂らすのも気にせずに、恥も外見もかなぐり捨てて、ただ淫らに男を求め続けた。
「ど、どんな気持ち?」
「熱いです…うっ! 熱くて…私の中がじんじんしている感じです……っ!」
くちゅっちゅくっちゅくっちゅくっ!
「俺も……熱くて、気持ちよすぎて天野の中に出しちまいそうだっ!」
もう、押さえは効かなかった。互いに競い合うように、無我夢中で快楽を貪る二人…。
ずっずっずっずっずっずっずっずっずっずっずっずっずっずっずっずっずっずっ!
「はあぁああんっ! もっと! もっと強く……ぅっ!」
祐一は美汐の腰を両手で掴みながら下から突き上げ…。同時に、露わになった乳房を荒々しく揉みしだく。
ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ!
「くぅぅっ!」
体中をガクガクと揺さぶりながら、腰の上げ下げを続ける美汐。
「ああっ! もうだめだ! で、出る…ぅっ!」
「中にっ! 中に出してくださいっ!」
その言葉を神経が聞き取るより前に…。
ずっ…ンッ!
ドクドクと、美汐の膣内に熱い精液が注がれていった…。
「ふぅ」
「疲れましたか?」
未だに二人、裸のまま繋がりながら互いの温もりを感じていた。
「そりゃ、天野が激しかったからな」
美汐はふふと微笑み。
「それは、相沢さんのことが好きだからです」
「よく云うよ。恥ずかしげもなくさ」
「恥ずかしいんですよ。これでも」
視線を逸らす美汐の顔は、火照って赤くなっている。案外本当に恥ずかしいのかも知れない、等と祐一は考えるが。
「だって…」
ず…っ
「天野…」
美汐は腰を持ち上げ、未だ挿入されたままの肉棒を引き抜き。祐一にお尻を向けて…。
つ…ぽたっ…ぽたっ
「中に、こんなに出されたんですから…。相沢さんの…」
美汐の秘部からは、白い精液がぽたぽたと糸を引きながらこぼれ落ちていく。
「そりゃ…天野のことが好きだからな」
困った祐一はついそんなことを口走り、恥ずかしくて真っ赤になる。……ふと、美汐は何かを思い出し。
「相沢さん。……そろそろ、私のこと名前で呼んでくれませんか」
「…ああ。そうだよな」
「名字では、他人行儀です」
そんなに互いに好きなのだから。
「美汐」
「祐一さん…」
やっと、本当の意味での恋人になれた…。ただ名前を呼び合うだけなのに、二人とも顔を真っ赤に染めて恥ずかしがる。
「そ、そろそろ真琴を迎えに行きませんか。…祐一さん」
恥ずかしさを堪えるように、さりげなく話題を変える美汐。
「そうだな。そろそろいい時間だしな」
「そうですね。でも…」
「あま…。美汐?」
何を思ったのか、突然美汐は祐一とキスをして。
「その前にもう一回だけ…。しましょう」
熱い想いを込めて…。
おしまい
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(後書き)
さてさて、今回も終わった終わった(-▽-)
美汐「…(T_T#)」
今回はどーでした?( ̄ー ̄)
美汐「私に感想を云えと?(T_T#)」
そりゃあまあ( ̄▽ ̄;;;;;)
美汐「『最低』です(T_T#)」
わ、わかりやすい感想ありがとう。…というわけで( ̄▽ ̄;)
美汐「まだ続くのですか…(T_T#)」
次回をお楽しみに〜( ̄▽ ̄)
美汐「そんな酷なことはないでしょう…(T_T#)」
ぐふっ( ̄△ ̄;;;)