【神尾観鈴】

さて(--)
観鈴「が、がお…(;;)」
お久しぶりの再会でございますな(--)
観鈴「どうしてこんなお話に出ないといけないのかなぁ…(;;)」
二人は一緒♪Air編開始っ! 今回の犠牲者…もとい、主役は(--)
観鈴「わたし、もうゴールしても…いいよね?(;;)」
神尾観鈴ちんです!(>▽<)b
観鈴「観鈴ちん…ぴんち(;;)」
張り切っていきましょー( ̄ー ̄)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




















忌まわしき悲恋の時から千年。










過酷なまでの運命を越え、遂に再会を果たした二人。









はるかに遠い空の向こうから、果てしなき想いを取り戻し…そうして今ここに。









終わることのない愛が生まれる…。



















…………と、見た感じは壮大なドラマの終幕のようなフレーズであるのだが。



















現実の二人ときたら…。




















真夏の太陽が容赦なく降り注ぐ外を横目に、クーラーが設定温度18度という省エネもへったくれもない全開ガンガンに効いた室内にて。
「神奈〜!」
「往人さん〜。わたしは観鈴だよ」
「おお、そうだったか。すまんすまん、忘れてた」
「が、がお…」

びしぃっ!

条件反射でつっこまれる。無論、斜め四十五度という最も衝撃伝達効率の良い角度からの一撃である。
「イタイ…。どうしてそういうことするかなぁ…」
どつかれていじける少女は名を神尾観鈴。長いポニーテールに可愛い白いリボンがトレードマークである。…そして、長身の男の方は国崎往人であった。トレードマークというよりも、見るだけで暑くなるような黒ずくめの服が特徴であった。
「まぁ、そんなつまらんことはさておいてだな」
「つまらなくないよ…」
「突然だが、賭けポーカーをしよう!」
「え?」
いきなり何も脈絡もなしにトランプで勝負しようと云われ、観鈴はちょっと驚いた。が…。
「お前。いっつも一人で神経衰弱だの七並べだのページワンだのをダウトだのブラックジャックだのをやってただろ。…そんな寂しい神奈の為に、俺が一肌脱いでやろうというのだ」
「わたし…観鈴ちん…」

びしぃっ!

「はうぅっ!」
「細かいことは気にするなと云っている」
「細かくない…と、思う…」
誰がどう見ても細かくはないと思えるが。
「ええいうっさい! とにかく、やんのかやらんのかどっちかはっきりせんかいっ!」
往人の剣幕に押され、苦笑しながらも頷く。
「いいよ。わたし、トランプ好きだし」
「ふふふふ。そうこなくてはな。真剣な勝負事には賭けという重要要素が必須だからな。手に汗握らなければつまらん」
「それで、何を賭けるの?」
「物品交換では不公平が生じる恐れがある。なぜならば、俺もお前も財政的に極めて厳しい状態であるからな。…ならば、今日一日負けた相手を好きにしていいってのはどうだ?」
要するに、二人とも貧乏人ということである。
「にはは……。それって、例えばわたしが勝った場合。宿題全部往人さんがやってくれるとか?」
「………男に二言はあんまりない。断言はできんが仮約束はしておこう」
それを聞いて、観鈴はとても嬉しそうな表情になり。
「よ〜し。わたし、負けないよ〜♪」
「やる気になってきたか。さぁこい!」
意気揚々と開戦宣言をするのであった。……が、しかし。

………

その僅か数分後。神尾家の居間には
「が、がお……」
神尾家長女、神尾観鈴が絶句し。
「ふははははっ♪ 三ッ連ッ勝! 弱いぞ観鈴! 弱すぎるぞ観鈴っ! はっはっはっはっは!」
神尾家居候、国崎往人の高笑いが響くのであった。
「ぜ、絶対往人さん…ずるしてるでしょ」
「何を云うか観鈴。俺は正々堂々と勝負を挑み、その結果がこれなのだぞ。証拠もなしに人を卑怯者呼ばわりするのはやめていただこうか」
いかにも嘘っぽい言い方ではあるのだが、何しろ証拠が全くないので観鈴は何も言い返せないのであった。
「み、観鈴ちん…ぴんち……」
(ふっふっふ。ばれなければイカサマとは云わないのだよ。観鈴ちん)




















実際には…。




















『あは。あはは。いいカードが揃ったよ〜♪』
配られた五枚のカードをみて微笑む観鈴。その手にはダイヤ、スペード、ハートの3が三枚揃っており、スリーカードというオーソドックスな役が完成していた。
『ほぉ。ご機嫌だな観鈴』
『そんなことはないよ〜』
どうみてもそんなことはあるような表情であるが。
『しかぁし。こちらには素晴らしいカードが来ているのだよ。お前には絶対に負けんのがな』
『がお……。し、勝負だよ〜!』
強気の往人に対し、少し不安になるものの。気を取り直して…。

ばっ!

『す、スリーカードだよ!』
『………ふっ』

ばしっ!

力強くテーブルにたたきつけられたカードは……。
『う……嘘……』
クラブの10、そしてジャック、クィーン、キング、エース………。ここまで来れば、全て同じクラブのカードというのはお約束であった……。すなわち。
『神の役! ロイヤルストレートフラッシュの威光、しかと見るがよいっ!』
『が、がお〜………っ!!!!』
まさに、ババーンッと云った感じの見えない光にはじき飛ばされたかのように、観鈴はのけぞった。
『ま、まぐれだよぉ〜! ロイヤルストレートフラッシュなんて…! つ、次は負けないもんっ!』
『ちっちっち。よく言うじゃないか、観鈴ちん。二度あることは三度ある、ってな』
『まだ一度しか起こってないよ〜』
等と云ってる間に再びカードは配られていき。
『今度は負けないよ〜!』
強気の観鈴が得た役は…。
『勝負は勝ってから云おうな。観鈴よ…。一枚交換しよう』
あくまでもクールな往人。
『し、勝負だよっ!』
かなり、背水の陣という感じの観鈴。

ばっ!

『つ、ツーペア!』
『………ふっ。そんなへっぽこカードと一緒にしないでいただこう。…見よっ!』

ばしっ!

いかにも敗者を見下したようにカードを放り投げる。そこには……。
『フラーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッシュ!!!!』
『が………お………』
観鈴の手からカードがバラバラとこぼれ落ち……この瞬間、雌雄は完全に決していたのであった。
『俺の完全勝利、だな』
『うぅぅ……。観鈴ちん、大ぴんち…』
実の所…。往人は勝負の前に、あらかじめ強い役のカードだけ抜き取っておき、テーブルの下でこっそり交換していたのであった。これではどうあがいても観鈴が勝てるわけがない。




















と、いうよーなことがあってから。




















「さぁ〜てと」
観鈴はビクッと体を硬直させ、捕らわれの小動物よろしく恐怖(?)におののく。
「にはは……。ゆ、往人さん。な…何か食べたいものとかないかな?」
「うん? 何で?」
「だ、だって…。何でも云うこときかなきゃいけないから…。だ、だから、何か往人さんが好きな美味しいものでも作ろうかなって……」
うむうむと、腕組みをしながら極めてえらそーに頷く往人。
「殊勝な心がけ。誠によろしい。……だがな。今俺が求めてるものはそんなもんではないのだ」
「ゆ、往人さんは何を求めてるのかな? にはは…はは……は……」
それは、極上の獲物を前にした狼のごとく…素早くも力強い飛びかかりようであった。
「それはな…」

ばっ!

「がおっ!?」
「俺が食いたいのはお前じゃああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」
季節は真夏。空調の効きまくったひんやりとした居間で堂々と少女に襲いかかる暑苦しい男がそこにはいた。
「ゆ、ゆ、往人さんんんんっ!!!! な、な、何でもするからだからだからだから、お、落ち着いて〜〜〜〜〜!」
「馬鹿者! 年頃の男が年頃の女を好きにしていいということになってプラトニックな対応をとるやつがどこにいるかー! 何でもするってんならぐだぐだいってないで、さっさと脱げーーーーーーーーっ!」
「が、が、がおお〜〜〜っ! ゆ、往人さんんんーーーーー!」
必死に制服のスカートを押さえて抵抗する観鈴と、これまた必死に観鈴のスカートをまくり上げようとしている往人という、奇妙な光景がそこにはあった。
「やらせろ観鈴ーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
「ああああっ! あっ、ゆ、往人さんっ! わたしっそ、そろそろ補習いかなくちゃ! だ、だ、だから続きは後にして〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

ずるっ!

「がるるるっ!? 馬鹿野郎! やらせろっつーたら今ここですぐにやらせろ!」
「ほ、ほほほほらほらほらっ! もう時間〜〜〜っ!」
観鈴を畳の上に押し倒してスカートをまくり上げて、必死の抵抗を受けながらも白いパンティを膝あたりまで下ろしかけたところで観鈴はとっさに時間のことを思い出し、往人の前に腕時計をつきつけていた。
「に、にはは……はは………。ね? も、もういかなくちゃ……。ね? には…は」
「………くッ! 仕方ない。今回は見逃してやるッ!」
その瞬間、観鈴は極めてリラックスしたようにほっと溜息をつくのであった。…が。
「続きは放課後だッ! に〜げ〜る〜な〜よ〜!」
地獄の底から響き渡るような、ある意味殺気のこもった低い声に…。観鈴は心の底からびびったのであった。
「が、がお…。がお……。観鈴ちん……大大ぴんち……」
「とりあえずな」

ぐいっ!

観鈴の力が緩んだところで一気にずりおろす。
「ゆ、往人さん!? 何するの〜!」
…こいつは、とは云うまでもなく観鈴のはいていた下着…白いレースのパンティである。
「こいつは人質ならぬ物質(ものじち)ということで預かっておこう。お前が学校からまっすぐ帰ってこないと、タンスの中だろうとドラ○もんの四次元ポケットの中だろうとお前の下着を探し出して全部没収してやるからな」
やってることは単なる下着泥棒と何にも変わらないのであるが…。
「…うぅぅ……。往人さん……どうしてそういうことするかな……」
涙目になって抗議の意を表明するも、時既に遅し。
「さぁ! さっさと補習いってさっさとヤるぞ!」
「がお……。観鈴ちん、ゴールしたい……」
全く持って、身も蓋も無い言い方をする往人であった。




















云うまでも無いことであるが。




















観鈴は、その日の補習は全くといっていいほど集中できなかったのであった。




















「うぅ……。お尻がすーすーするよぉ……」
「おかえり観鈴。迎えに来てやったぞ」
校門からちょっと離れたところに暑苦しい黒い服をきた往人が待っていたのであったが、観鈴には往人の顔がニヤけているように見えた。
「往人さん……。ぱ、パンツ…返して…」
「あ〜? 聞こえんなぁ」
「うぅ……どうしてそういう意地悪するかなぁ」
さすがに恥ずかしくて小声で訴えるものの、あっさりと一蹴されてしまう。
「のーぱんで学校に行くのはどんな感じだったかな? えっちな観鈴ちん」
恥ずかしさに顔を真っ赤にしている観鈴を追い込むように、意地悪く言う。
「が、がお……大変な目に遭いそうだったよ……。それに、わたしエッチじゃないよ〜」
「ほうほう? どんな目に遭いそうだったって?」
興味津々の往人。
「それは…。今日……風が強いから…。スカートが……。うぅ……。教室に入って、みんなにおはようって云おうとしたとき…風がいきなり……」










がらっ!

『みんな、おはよ……』
遅刻しそうになって急いで走ってきて、ドアを開け、補習組のクラスメイト達に挨拶しようとしたとき。

ぶわっ!

全部の窓が開け放たれていて、いきなり強風が吹き込んできて…。
『きゃっ…きゃあああああああああっ!!!!』
思わず両手でスカートを押さえるのであった。










「そいつは……。その場にいたかった」
「もう少しで見られちゃうところだったよ…。男の子達、みんな注目していたし……」
「ふぅん。そりゃ、健全な証拠だな」
「そ、それに。……お尻気にして歩いていたら。転んじゃって……」
「お尻が丸見えになっちゃった?」

こく…

「…」










『はあっ! はあっ! ち、遅刻しちゃう〜〜〜! もぉ、往人さんがあんなことするから〜〜〜!』
滑り込むかのように校門に走り込み、下駄箱に靴を放り込むようにつっこみ、階段を三段抜かしで上がっていき…。
『あ、あとすこし……きゃあっ!』

べしゃっ!

慌てて走っていたため、階段で躓いてしまい……。
『が、がお……。ぅぅ…痛い……。って、きゃああああああっ!!!!』
転んだはずみで、スカートがまくれ上がり……学校内で綺麗な形のお尻を晒すことになってしまった。










「が……がお………。だ、誰もいないからよかったけど……」
「ふっふっふっふ。いろいろと、素敵な体験ができたようじゃないか。結構結構♪」
「全然結構じゃないよ…」
ぐっすんとうつむく。
「……さて、折角こんなに素晴らしい青空の昼下がり。まっすぐ帰るのは惜しいというものだ。防波堤のところに寄り道でもしていこうじゃないか」
「まっすぐ帰りたい……」
いじけたように(実際いじけてるが)うつむく観鈴。
「観鈴よ…。いちいち口答えをするなあああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

ぐきゅ〜〜〜っ!

「が、がほ〜〜〜っ! ゆ、ゆひほは〜〜んっ! い、いはいいぃ〜〜〜!」
「貴様は勝負に敗れたみじめな敗北者。更に、今日一日俺の言いなりという奴隷のよーな立場なのだ。それをわきまえんかーーーーーーーーーーーっ!」
「うぅぅ……。どうしていじめるかな……」
傍目からすると、少し年齢の離れた恋人同士がじゃれ合っているようにしか見えないのだろうが。観鈴にとっては結構切実なのであった。
「さぁ。ぐだぐだいわんと、さっさと行くぞ」
「観鈴ちん……超絶大ぴんち」




















しかし、まだ本当のぴんちは始まりすらしていないのであった。




















「ふぅ〜。……風が気持ちいいな」
「がお……。やっぱりお尻が変な感じ…」
防波堤の上に腰掛けて、ぐっと腕を伸ばす。
「どうしたノーパン観鈴。折角気持ちいいところにいるのに浮かない顔して」
「往人さんのせいだよ…。それに、ノーパンって云わないで…」
下着を着ていないことが恥ずかしくて、とても気持ちいい気分にはなれない観鈴。…が。それに追い打ちをかけるように、往人が問題発言を繰り返す。
「馬鹿者。これからもっと恥ずかしいことをするのに、そんな表情でどうするか」
「……も、もっとはずかしいこと?」
更に嫌そうな表情になる観鈴。
「うむ」
「ど…どんな…こと?」
「それはな」
さすがに大きな声では話せない内容のようで、もそもそと耳元でささや……くようにみせかけ。

ふっ!

観鈴の耳に息を吹きかけていた。
「ひゃああっ!」
「ふ。隙有りだぞ、観鈴」
往人は、徹底的に観鈴をいじめぬいて楽しむ魂胆なのだろう。とっても楽しそうである。
「うぅぅ……。観鈴ちん、だぶるぴんち……」
「まあ、それは可愛い冗談としてだ。…これからしてもらうことはだな。とりあえず、座ったままでいいから」
(ど、どこが可愛い冗談なの…?)
改めて、観鈴の耳元でごにょごにょと囁く。
「ここ…で。……な、ことを……して……みせて……な」
そうして、観鈴にささやき終え…。
「…………往人さん」
「何か?」
「…………本当に………しなくちゃダメ?」

こく

無言のまま頷く往人。だが、その表情は確固たる意志を持っていた。…すなわち『お前に拒否する権利など無いのだ』という極めて強硬な姿勢であった。
「で、で、でもでもでも。……だ、誰かに見られちゃったら」
「大丈夫」
何が? と、観鈴じゃなくても突っ込みを入れたくなるところであるが。
「見られても減るもんじゃない」
「そういう問題じゃなくて……」
「ええいっ! ぐだぐだいっとらんと、さっさとやらんかーーーーーーーーっ!」

がばっ!

スカートをはぎ取られそうになる観鈴。
「わわわわっ! わ、わかったからっ! だ、だから往人さんやめて〜〜〜〜〜っ!」
補習前の悪夢(?)再び…というところであったが。補習前とは違ってここは防波堤の上であり、れっきとした屋外である。遮るもの等何もなしの危険地帯なのであった。
「…わかればよろしい。それにだ、海側を向いてりゃ誰にも見えたりなんてしないって」
何がよろしいのかッ! と、云いたくなるような状況ではあるが。観鈴は渋々といった体で、仕方なく。
「がお………。観鈴ちん、とりぷるぴんち………」
と、つぶやいた。
「やかましいっ! さっさと……!」
「わわわわっ! わ、わかったから!」
しかたな〜く、防波堤に座ったまま…黒いスカートの裾を両手でゆっくりと…おずおずといった感じに持ち上げていく。

す……

「う…う……」

するする……

少しずつ、少しずつ…スカートの黒い布地が上がっていき……。
「ゆ、往人さん……。も、もうやめよ……。いくら人が通らない場所だからって……こんなところじゃ……」
「馬鹿者。ここまできてやめられるか!」
「ぐっすん…」
やがて……。遮るものが何も無い、観鈴の秘所があらわになる……のだが…。

ばっ!

あまりの恥ずかしさに、思わずまくり上げかけたスカートを下ろしてしまう。
「…」
「………あのな。観鈴よ。今に限って云えば、俺はチラリズムなど求めちゃおらんのだ!」
「や、やっぱり……見せなきゃだめなの?」
「さぁて。明日から観鈴ちんはブラもパンツも無しのノーパンノーブラ生活が始まるな〜。えっちだなーっと。乳首がブラウスに擦れて痛くて真っ赤になっちゃうぞ」
往人は、観鈴にとって(周りにとっても)極めて不穏で公然猥褻罪な発言を、極めてのほほんとつぶやく。
「が、がおっ!? ゆ、往人さん〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
さすがにそれは嫌なのか、立ち上がろうとする往人の腕を必死になって掴む。
「嫌かね。…じゃあ、自分が何をしなきゃいけないか、わかるな?」
「う、うぅ……わ、わかったよぉ…」
拒めば地獄、受け入れても地獄という極限状況に追い込まれた観鈴。それでも、多少ばかりはマシな選択をすることにした。

す……

「…」
先ほど、思わず下ろしてしまったあたりまでスカートの布地が上がっていき……。

す……

「うぅ…。観鈴ちん、とりぷるぴんち……」
ぐっすんとつぶやきながらも…スカートを更にまくりあげていき……。
「…」
やがて、完全に観鈴の秘所が露わになったところで…スカートをまくり上げる手を止めた。
「下ろすなよ。…静止しないと失格だぞ」
「う、ウェイトリフティングじゃないよ…」
耳まで真っ赤にしながら…観鈴は痴態を晒す。それでも、股は固く閉じて。
「ヘアは、結構薄いんだな」

しゅりっ…

「あっ! さ、触っちゃだめ!」
しみじみと、観鈴にとっては恥ずかしいことを云う。…云うだけではなく触り、観鈴はビクッと身体を震わせる。
「も、もういいでしょ? 往人さん……。もう許して…」
「まてまて。折角見せたんだし、もうちょっとじっくり観察させろ」
「が、がお……。何も…こんなところで見せなくてもいいと思う………」
…というより、犯罪です。
「馬鹿者。誰かに見られるかもしれんからいいんじゃないか」
こんな所とは、へんぴなところではあるけれど、人が来る可能性が十分にあるという公衆の場ということである。
「うぅ…。恥ずかしい……」
「ああっ! こらこら、スカート下ろすんじゃない!」

ぐいぐい…

「はう……。恥ずかしいよぉ……」
「うーむ。……しかし、ただ見てるだけというのもつまらんな」
「も、もう…触っちゃダメだよ往人さんっ! そんなことしたら、だ…誰かに見られちゃう!」
「………よし」

ぽんっ

と、手を叩き。
「なら、俺は触らないから。お前が自分でやってみ」
「じ、自分でって……」
「なんだ。したことないのか?」
かなり馬鹿にした声で観鈴を馬鹿にする往人。
「あ、あるわけないよ…」
「で、何をしたことないって?」
「だ、だから……その。自分で触って……がぉ……」
「そういう行為を、一般的にはなんという?」
「うぅ……」
「いえないのか? じゃあ、やっぱり観鈴の下着を全部……」
「うぅ……。お、おなにー……。だよ」
「観鈴……。はしたない娘だな」
「ゆ、往人さんが云わせたんでしょうっ!」
セクハラ発言のオンパレードである。往人は観鈴にわざと云わせて楽しんでいるのであった。サディスティックである。
「観鈴ちん……いっぱいぴんち……」
「なら、いい機会だ。学習をかねて、楽しくやってみるがいい」
何の学習だ、何がいい機会だ! と、突っ込みを入れたくなるような往人であるが。ともかくも、今の観鈴にとって往人は神にも等しい存在なので、拒否することは許されないのであった。
「わ、わかったよ……。で、でも。どうすればいいの?」
「そりゃーお前……。まず、気持ちよくなるまで自分の胸をまんべんなく揉んで」
「う、うん…。胸を揉んで…?」

もみもみ、もみもみ……

制服の上からもわかる結構なボリュームの胸を、なるべく目立たないようにかがみ込むようにして、左手で揉み始める。
「そ、それで? 次は?」
「次は。…空いた方の手で、お前のま○こをいじくる!」
「お、おっきな声でいわないで……」
「小心者め。なら、おまえのあそこをいじくるっ!」
「だ、だから大きな声で云わないで。………わかったけど。でもやっぱり恥ずかしいよぉ………」
なすがまま、いわれるまま。従順に、観鈴はスカートに隠れた自分の秘部を、右手でゆっくりと愛撫し始めた。

もそもそ、もそもそ……

「う、ううん。……何か、変な感じ」
「何だよ。気持ちよくないのか?」
「だ、だって…。やったことないもの……。ひ…一人えっち…なんて」
「一人えっち? 正式名称は?」
自信なさげに頭を振るりながらも、セクハラ野郎の性的攻撃は止まらない。
「う……。お、おなにぃ……ぐっすん……」
愛撫する手の動きもかなりぎこちないが、その様子がかえって往人のサディスティック根性に火をつけていく。
「まあ、そのまま続けろ」
「うん。…がんばる」

もそもそ、もそもそ……。もみもみ、もみもみ……

「ん…ん……」
「おい。わざと加減してやったってバレバレだぞ。もっと強く、痛いくらいきつくやるんだよ」
往人は観鈴の行動を完全に掌握していて、加減してやっていることくらいお見通しであった。
「う…ん。がんばる…」

もそもそ、もそもそ……。もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、ぎゅっ………

「もっと緩急をつけて。早く揉んだり、先っぽをつねったり、埋め込んだり、ふるふる振ってみたり」
「わ…かった」

もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ………

波音だけが僅かに響く、静かな防波堤の上で。……爽やかな雰囲気とは全く正反対の、淫靡な行為が行われていた。
「ん…う……。あ、あれ………」
「どした?」
「う…ん。何か……変」
「気持ちよくなってきたか?」
「ちょっと違うよ…。何か、胸が…むずむずしてきて……んん…。変な感じ……ん……」
いいながら、自分の秘部を指でなぞる。
「ん…ふ。…ぁ……ん。…な、なんか…むずむずがだんだん…広がっていくよ」
「そしたら、もっと強く揉むんだよ。ぐにぐにと」
「うん…。強く…揉んでみる。…ん…ん………あっ」
感じたことのない感覚に戸惑いながらも、怖さよりも好奇に捕らわれて、観鈴は行為を更に続けたくなった。

もそもそ、もそもそ……。もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ、もみもみ……

「胸だけじゃだめだぞ」
「う、うん。…がお…。あ…あそこも…少し…気持ちいい……かも」
少し腰を浮かすようにして、観鈴は自分の秘部を何度となくなぞる。片方の手では、人差し指と親指で挟むようにして、ふっくらとした乳房を制服の上から揉む。
「ん…ん…」
快感ともくすぐったいともいえない、極めて微妙で曖昧な未知の感覚の中…。
「観鈴〜?」
「んく…んっ…んっ……ん……あつ……い」
声をかけられても反応しないくらい、夢中になりはじめ。

ぐっ…

「ノってきたな」
「あ…っ!?」

ちゅ…

少しずつ愛撫の速度を速めていく観鈴をみて、往人は多少強引なくらいな勢いで…観鈴の唇をふさいでいた。
「観鈴…」
「ん…んっ……」
長い長いキスは、むさぼるかのように強引で、深くまで舌を這わせてきて…。
「ん……ん…ん。ぷはっ……ん…」
舌と舌が絡み合い、とろりとした唾液が観鈴の口からこぼれていった。
「キスで感じてるのか?」
「わ、わかんない……。けど。……何か、気持ちいいよ。熱くて…」
「エッチな娘だな。観鈴は」
「う…ん。観鈴ちん…えっちかもしれない……。こんなに…ぬ、ぬるぬるに…なっちゃった」
股間を愛撫していた指を引き抜いて見せつけると、とろりとした液体が観鈴の指を濡らしていた…。
「胸は気持ちいい?」

こく…

「ち…乳首……起っちゃった……」
とろりとした瞳で淫靡な言葉を呟く観鈴。
「もっともっと気持ちよくなりたいか?」
「う…ん。観鈴ちん…気持ちよくなりたい…」
「なら、舐めて」
(往人さんの指…で……してほしい……)

ぴちゃ…ぴちゃ……

観鈴は往人が差し出した指を従順に、丹念に口でしゃぶり…。
「どうしてほしい?」
その問いに、観鈴は頬を赤らめ、恥じらいながら呟く。
「往人さんに…してほしい」
「どういう風に?」
「ゆ、往人さんの指で……観鈴ちんの…えっちなところ………さわって……ほしい」
「じゃあ、するぞ?」
僅かに頷き、同意の意思表明をする。

す…

往人は観鈴のスカートの中に手を突っ込み、剥き出しになっている秘部を人差し指と中指で愛撫し始めた。

しゅりしゅり、しゅりしゅり…

「…ゆ、往人さん。くすぐったい」
「…」
往人はそれを無視して、観鈴の薄い陰毛をかき分けながら愛撫を続けた。

しゅり……つ…つっ…!

「んっ…あ」
円を描くように何度も何度も秘部の周辺部分を愛撫し、薄いピンク色の花びらを剥くようにして少しずつ内部へと侵入していく。
「んうっ! 往人さ…ん。そこ…はっ!」
「そこってどこ?」

つ…つ…つ…つ…

「ぅ…ぅ……。み、観鈴ちんの……お…ま○こ……」
観鈴は少しずつ少しずつ、薄い皮を剥かれていき…。敏感な部分を指先で刺激され、そのたびに甘い声を上げてしまう。
「どんどん観鈴のおつゆがあふれてくる。びしょびしょのぐしょぐしょだ」
「……そんなこと。…云わないで」
恥じらいながら顔を背ける。
「ほら。こんなに濡れ濡れだ」

す…

観鈴の目の前に、往人の人差し指と中指が突き出され。
「…う」
とろりとした透明な液体が大量にこびりついていて…糸を引いていた。
「観鈴は本当にえっちな娘だな。可愛い顔してさ」
「……うん。観鈴ちん…えっちかもしれない」
「こんな、誰かに見られるかも知れないところで濡れちゃうなんてね」
「………うん。観鈴ちん……変態かもしれない」
頬を真っ赤に染め、恥ずかしがりながらも肯定する。
「どうしてほしい?」
「もっと……続きをして…ほしい」
「どんな風に?」
「ゆ……往人さんの指を観鈴ちんの…お○んこにいれて……ぐちゅぐちゅにかきまぜて…気持ちよくしてほしい」
「大胆なこというなぁ。観鈴は」

すっ…

にやつきながら、往人は再度観鈴のスカートの中に手をいれて。

つ…つ……つぷっ…つ…つぷっ…つぷっ!

「あ…ああんっ!」

つぷっつぷっ…つっ……くちゅっ…

皮を剥かれ、開いた秘部に指を挿入され、観鈴はのたうち回るように身体を震わせる。

つぷっつぷっ…ちゅるっ…ちゅくっ…ちゅくっちゅくっ!

「ああぁあっ! あぁぁ…。ゆ、往人さ…ん。わたし…気持ち…いい…。もっと……もっと」
「観鈴。人に任せてばかりじゃだめだ。もっと気持ちよくなりたいのなら、自分でもやらなきゃ」
「う、うん。観鈴ちん…がんばる」

ぎゅ…ふさ…ふさ…ふさ…

「ん…んん…んっ…うん」
往人にいわれて、服の上から大きめの胸を揉み始めた。
「観鈴ちん…。気持ちよくて……ち、乳首が起っちゃってる…」
「観鈴の乳首、何色だ?」

ぎゅ…ふさ…ふさ…ふさ…

「んっあっ……。さ、桜の…色…だよ。あっあっ………ぴ、ぴんく…色……」
ブラウスの上からもわかるくらい突起してしまった乳首を指でつまんで転がし、快感をむさぼる。
「ふぅん。いやらしいんだな。…観鈴の淫乱」

ちゅくちゅくっ…ちゅくっちゅくっ……ちゅくっちゅくっ

「んっ…ふ。あふうっ! う、うん。観鈴ちん…インランかもしれない…ああんっ…あっん…」
服の上からでは物足りなくて、ブラウスのボタンを胸のところだけ外して手を入れ…ブラジャーをずらして、直に乳房を揉みはじめた。
「見せてみろよ。観鈴のえっちな乳首を」
「う…ん。…ほ、ほら……んっ!」
ボタンのはずれたブラウスを引きはがすように手で押しやると、ふっくらとした白い乳房に…小振りな乳首が露わになった。
「へーえ。…本当に綺麗な桜色だな。……にしても、脱ぎにくそうな制服だ」

ちゅるるっ! ちゅるっ!

僅かにはみ出た乳房にしゃぶり付き、ちゅるちゅると吸い上げる。
「んんっんっ……な、舐めちゃ…ダメっ! あっ…」

ちゅくちゅくっ…ちゅくっちゅくっ……ちゅくっちゅくっ………くちゅっ………

「クリトリスも固くなってるぞ。ほんとに豆みたいだな」
「う…ん。お豆ちゃ…ん。…あつ…い……んっ!」
刺激に充血して固くなってしまったクリトリスを指で弄ぶ。…すると。

ちゅくっちゅくっ……きゅっ……くりくり……ぎゅっ! ちゅくっちゅくっ……ぎゅううっ…

「ひああっ! あはあっ! だ……め、そこ…は………あふっ…うっ。おかしくなっちゃ…ぅ……」
観鈴はのけぞりながら身体をふるわせた。その間も、自分の胸を愛撫し…乳首をつまんで快感をむさぼっている。
「最後はどーしてほしいか云ってみ」
「んあっあっあっあっ! あああああっ! き、もちい…ぃ。 も…おだめぇぇ……。 ゆ、往人さぁんっ! い、いやらしい観鈴ちんを…い…いかせてくださ…い」

ちゅくちゅくっ…ちゅくっちゅくっ……ちゅくっちゅくっ

観鈴は火照った顔で荒い息をつきながら、ブラウスの中に手を入れて乳房を愛撫している。
「じゃあ、一気にいくぞ。観鈴、少し腰を浮かせろ」
「んうっ! んっんっんっ!」
もはや答えるのももどかしく、人目をはばかることもなく…狂ったように乳房を揉んでいる。

くちゅっくちゅっくちゅっ…! くちゅっくちゅっくちゅっ…! くちゅっくちゅっくちゅっ…!

「あ、ああっ!?」
往人は観鈴の返答を聞かずに腰を浮かさせ、親指で秘部をかき混ぜながら、空いてる人差し指で…。

ぐっ…ずずずずっ!

「ゆ、往人さ…んっ! そこは違あ……あああっ!」
観鈴のお尻の穴に挿入した…。

ずずずずっ…ずずずずっ…

「あっ…やあぁ…あっ! な、なんか……すご、い…! あああああっ! ああっ! あっあっああっ!」
「どう?」

くちゅっぐちゅっ! ずっずっずっずっ! づっ! ずずずずっ! くちゅっぐちゅっ! ずっずっずっずっ! づっ! ずずずずっ!

「ぁ…ぁ…。わたし…な、何かが来ちゃ…ああああっ! あああっ…あああんっ!」
秘部とアナル…二つの穴を同時に攻められ、息も絶え絶えになり…。
「お尻の穴で感じてるのか?」
「う、うんっ……だ、って…きもち……い…いっ……はうっ!」
「まだまだ…ほらっ!」

ちゅぷっ! ずぐっ! ちゅぷっ! ずぎゅっ! ぎゅうううっ! ちゅぷっ! ずぐっ! ちゅぷっ! ずぎゅっ!

往人はもう片方の手の人差し指と親指でクリトリスを強くつまんで転がす…。
「はひいっ! で、出ちゃ…うっ! いっ…いっちゃ…う……!」
「いくって云ってみ。いやらしく」
「ひあっ…はっ! ああああっ…ああん…あんっ…んっ」

ぐじゅっ! ずぎゅうっ!

一際深く貫かれ…。
「あああああああっ! あっあっあっ! あーっ! ああっ……あ…………いっく…ぅ……」

びくっびくっ…ひくっ!

観鈴は陸に打ち上げられた魚のように、体中をひくひくと痙攣させながら…絶頂を迎えていた。
「が…お。……で、出ちゃっ…た」
そして、観鈴が脱力に項垂れた瞬間。

ぴゅっ…ぴゅっ…ぴゅっ…ぴゅるるっ! …ぷしゃあああっ!

熱い日光に照らされ乾ききった防波堤のコンクリートに、幾筋もの濁った雫が流れ落ちていった。
「あうっ…だめ……出ちゃいや……ぅ」
「おー。出る出る」

ぷしゅっ…ぷしゅううっ! ぴゅっ!

「が、がお……。観鈴ちん…お漏らししちゃったよぉ…。うぅ…」
「いや、これはお漏らしではなくてだな…。見事なまでの潮吹きだったぞ」
「潮って。……観鈴ちん、鯨さんじゃないよ…」
「見ろよ。観鈴のえっちなお汁が垂れていくぞ」
「が…ぉ…」
羞恥のあまり、がっくりとうなだれる観鈴。…と、そこに。
「おねえちゃん♪」
「わああああああああああああっ!!!!」
「きゃあああああああああああっ!!!!」
当然のことながら、びっくりする二人。…何しろ往人は、まだ観鈴のスカートの中……秘部とアナルに指を突っ込んだままだったのであるから。
「おねえちゃん?」
「あ…。さ、さいかちゃん」
そこには、観鈴の顔見知りの小さな女の子が。
「どうしたの?」
「にはは……はは。な、何でも…ないよ。にははは……」
「う、うむ。何でもないぞ。はは…ははは……」
どう見ても何でもなさそうなごまかし笑いをする二人。さいかという子がいる反対側には…。
「おねえちゃん、顔赤いよ?」
「には……にはは……な、なんでもないよぉ〜♪ には…」
観鈴が吹き出した潮によって、幾筋もの雫が乾いたコンクリートを濡らしていたのだった。








































「もう…。往人さんのせいだよ…。さいかちゃんにバレちゃうかと思ったよ…」
「何を云っている。散々腰くねらせながら感じてたくせに」
「が、がお……。で、でも。もうああいうのは嫌だよ…。悪いことだもん」
「説得力ないぞ。あんなに感じて潮まで吹いたくせに」
「が…お。うぅ……往人さん、意地悪」
何とかさいかという名の女の子を誤魔化して、そそくさと防波堤を後にする二人。
「まあ、それはそうとだな。観鈴」
「うん?」
「…泳ぎたくないか?」
真夏の太陽がギンギンに照っていて、とても暑い。更に往人は黒い服など来ているから、尚更である。
「にはは。そうだね。とっても泳ぎたい気分かも…」
そういって、額にこびりついた汗をハンカチで拭う。
「そいつはよかった。…じゃあ、早速どこか浜辺をみっけて泳ぎにいこう。どこか、プライベートビーチのよーな所はないか?」
「あるよ。とっておきの場所が……。といっても、この辺はどの浜も人が全然いないんだけどね。…人自体が少ないから」
「おーし。んじゃ、早速いこーかー」
何故かやる気満々な往人。
「あ…。往人さん」
「何だよっ!」
「水着…取ってこないと」
それを聞き、まってましたといわんばかりに。
「はっはっはっは。そんなこともあろうと思ってだな、ちゃーんとバイトして観鈴用にお洒落な水着を買っておいてあげたのだ」
「え…! 本当?」
「勿論本当だ。この紙袋の中に入っておる。…ささっ、行くぞ行くぞ!」
「うんっ」
それが、悲劇(?)の始まりであるとも知らず。観鈴は純粋に喜んでいたのであった。






そして、二人が行き着いた場所は…。見事なまでに誰もいないという小さな海岸であった。
「青い海。大きな空……。やっぱり海は最高だな…」
「そうだね〜」
ぐぐっと体を伸ばして深呼吸する観鈴。
「裏側が山で表側海岸とは、最高の場所だな」
「うん。でも、ここは本当に穴場だと思うよ。わたしのお気に入りなんだ」
人もいなくて道路からも離れていて、穏やかな波音がかすかに響くだけという静かな場所だった。
「さて、早速だが。…着替えて来い」
「うん。……往人さん、覗いちゃダメだよ」
「誰がそんなことするか。安心してさっさと着替えて来い」
「うんっ♪」
観鈴は楽しそうに木々の中へと入っていった。……だが。
「新しい水着。どんなのかな?」

がさがさ…

期待に胸を膨らませて、往人から受け取った紙袋を開けてみる…。と。
「…………」
そこには…。
「が、がお……。もしかして、これ……着なくちゃいけないの?」
いくら滅多に人がこないところとはいえ、さすがにこの水着は恥ずかしすぎる。そう思うのだけれど…。
(貴様は勝負に敗れたみじめな敗北者。更に、今日一日俺の言いなりという奴隷のよーな立場なのだ。それをわきまえんかーーーーーーーーーーーっ!)
ふと、午前中に襲われかけた光景が頭をよぎり…。
「がお……。往人さん、絶対そういうよね……?」
もし仮に、着るのを拒否して戻ったとしたときの、往人の反応を容易に想像できてしまった。
「うぅ…観鈴ちん……とりぷるぴんち…。じゃなかった。……とりぷるの次って、なんだっけ?」
とほほと落ち込みながらスカートを脱ぎ、ブラウスのボタンを外し…順々に制服を脱いでいき…水着に着替えていく。

…………

「遅いぞ。水着に着替えるのに何分かかってる」
「が、がお…。だって……」
もじもじと恥ずかしそうに戻ったら、既に往人はトランクスタイプの水着に着替えていた。あらかじめ服の下に着ていたようである。
「ほぉ。似合ってるじゃないか。観鈴はスタイルいいなー」
「嬉しくない……」
観鈴が着させられた水着はビキニタイプで…胸どころか、僅かに乳輪を覆うだけの布地と、同じように僅かな布地で股間に高く食い込んだTバックという破廉恥極まりないものなのであった…。更に、布地の色が白のため…うっすらと乳首の形が浮かび上がっているという…。
「いや。水着に似合うと思ってな」
「ど、どこでこんなの買ったの…。普通のお店じゃ売ってないよ…」
「大丈夫」
「な、何が?」
「普通じゃない店に売ってた」
「ふ、普通じゃないお店って…」
既に会話は漫才と化していた。
「この町を出て国道をずーーーーーーっと何時間も行った所に大きな街があってな。夜になって大人のお店、というところにふと立ち寄ってな。そこで見つけたのだ」
「な、何それ……」
そういえば、夏の間に二、三日往人の姿が見えない日があった。等と、観鈴は何となく思い出した。
「一目見て欲しくなって必死にバイトして買ったのだが。思った通りぴったりだな。まあ、夜中起き出してメジャーでバストサイズ計ってはおいたが。喜んでくれたようでよかったよかった」
「よ、喜んでない〜。夜中に起き出してバストサイズ計るなんて…そ、そんなことに一生懸命にならないで〜。……往人さん…わたしをいったいどういう風に見ているの」
「うむ。可愛いおもちゃだ」
「がお…わたし、おもちゃじゃないよ……」
ぐっすんといじける観鈴に対し、往人は追い込みをかけてきた。
「観鈴。…うつぶせになりな」
「…え?」
「柔肌を直接紫外線に晒すと健康に良くないことはしっておるだろう? だから俺がそれを防ぐためのオイルを塗ってやろうと云っているのだ」
ここで嫌だ等と云おうものなら、その後の報復がどうなることか…。そう思うと従順にならざるを得ない。
「わ、わかったよ…。普通にサンオイルって云えばいいのに……」
「では、塗ってしんぜよう。体中ありとあらゆるところをまんべんなくな」
「うう……。恥ずかしい……」
往人はサンオイルのフタを開け…。

とろ〜……ぴちゃっ♪

「ひゃっ! つ、冷た〜〜〜〜い!」
「そりゃそうだ。冷蔵庫で冷やしておいたからな」
「さ、サンオイルを冷蔵庫で冷やさないで!」
どこまでも意地が悪いようである。

ぬちゃぬちゃ、ぬちゃぬちゃ…

「お客さん。学生さんですかー?」
等とふざけながら、大量にぶっかけたサンオイルを背中に塗ったくっていく。
「な、何云ってるの……」

ぷつっ

「び、ビキニの紐を解かないでっ!」
どこまでも観鈴をいじめぬくつもりのようである。
「馬鹿たれ。解かなきゃ塗りにくいだろが」
「そ、そうだけど…。あっ…だめ……あ……んん……」

しゅるっ

「ほら、腕を開け。…脇の下もまんべんなく塗っておかないとな」
「く、くすぐったいよ〜。がおぉ………」
背中を塗りおえ、腕を塗りおえ…。そして…。

ぬちゃぬちゃ、ぬちゃぬちゃ…

「だ、だめだよ。そんなとこ……あっ…」
水着が食い込んだお尻に塗る……もとい、刺激的な愛撫をくわえていた。
「ええい、動くんじゃないっ! 聞き分けのない観鈴ちんはお仕置きだ。容赦なく塗りまくってやる!」

ぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっ!

観鈴の身体のありとあらゆるところにひたすら塗りまくった。
「ひゃああああああああっ!!!! く、く、くすぐったいいいいーーーーーーーっ!」
「ならば、こんなこともしてやろう」

どぼどぼどぼ

「ひあっ! そ、そんなところにたらさないで!」
「…ヤダ」
「ヤダ、じゃなくて………はうっ!」
意地悪な往人は、観鈴の悲鳴など無視して…直にお尻の割れ目にオイルを注いでいた。

ぬちゃぬちゃ、ぬちゃぬちゃ、ぐにぐに……きゅっ…

「あ…ぅ。…や……やぁ……ぁぁ」
ふっくらと柔らかいお尻を両手でこね回し、水着の紐を掴んでギュッと食い込ませ…。
「観鈴のお尻は綺麗な安産型だな。ぷっくらしていて柔らかいぞ」
「う…うれしくない。…だめ…だよ。お尻触っちゃ嫌……」
「嫌と云われると更にやりたくなるのが人間というものでな」

ぐに、ぐにゅ…ぐにゅ……ぎゅっ…きゅっきゅっきゅっきゅ……ぎゅっ! ぐに、ぐにゅ…ぐにゅ……ぎゅっ…きゅっきゅっきゅっきゅ……ぎゅっ!

「ふわあっ! あふっ…あっふっ……だ、だめ……。そ、そこお尻の穴……やああっ! そ、そこは…だめっ! やあっ!」
お尻をまんべんなく愛撫し、時には割れ目に手を伸ばして柔らかい感覚を楽しむ。

ぬちゃぬちゃ、ぬちゃぬちゃ、ぬちゃぬちゃ、ぬちゃぬちゃ…

「や、嫌だよ…こんな…の。往人さ……んんっ! んはっ……くすぐった……ぃ。くすぐったすぎ…る…んんっ」
「ふぅん。…お尻は嫌?」
「う…ん。恥ずかしくて…」
「じゃあ、こっちだ」

にゅるるっ!

背中を人差し指で線を書くように愛撫する。それだけで観鈴はこらえきれず、甘ったるい声を出してしまう。
「ひあっ! ……う…だめ……」
「ダメじゃないだろ。…今日は観鈴は俺の言いなりなんだから。それにしても、観鈴は感度がいいな。背中触っただけで感じちゃうなんてな」
「が…ぉ」
そして、背中に覆い被さるようにして回り込んで手を下にのばし…観鈴の胸を愛撫する。

にゅるっ! ぎゅっ……むにゅっむにゅっ

「お餅みたいだな。観鈴の胸は…」
比較的豊かな胸を両手で掴み…。
「ん…ん……ん……」

むにゅっむにゅっむにゅっむにゅっむにゅっむにゅっ

「んああっ!」
サンオイルでべとべとになった胸を何度も何度もこね回す。
「…観鈴」
「ん…? あん…」

むにゅっむにゅっむにゅっむにゅっむにゅっむにゅっ

「こっち向け」
「…ん」
往人は、胸を愛撫するのを止め、観鈴を仰向けにさせ…唇をふさいだ。
「ん…ん……」
「観鈴。……胸で挟んでこすってみてくれ。……パイズリしてくれ」
「う…ん。いいよ…。こうなったら…もう……なんでもしちゃう…よ」

ふにゅっ♪ ぐじゅ…にゅる……にゅるっにゅるっ…にゅるっ…じゅっ……

サンオイルを塗りまくりヌルヌルになった胸に、大きな肉棒をホットドックのように挟み込み…。
「胸で挟んで、動かして」
「う…うん。…これで、いい…のかな?」

にゅる……にゅるっ……にゅるっ………にゅるっ…ぐじゅっ…くちゅっ…くちゅっ………にゅるるっ

寄せ上げられた二つの膨らみが、ふるふると揺れる。
「くぅっ…」
「あ…あ……ん。……き、気持ちいいの?」
「ああ。最高だ…とろけそうなくらい……ぷるぷるしてるし。観鈴。動かしながらさきっぽを舌で…舐めて」
「うん…。わかったよ。…んん…ん……」

にゅる……にゅるっ……にゅるっ……ぴちゃ…ぴちゃ……ぴちゃ…にゅる……ぐじゅっ…

「あむ…はむ……んんむ…ん、ん、ん……んん…」
亀頭を丁寧に舌で愛撫し、時に口内に含み…。柔らかい唇で愛撫する。

にゅる……にゅるっ……にゅるっ……ぴちゃ…ぴちゃ……ぴちゃ…にゅる……にゅるっ……にゅるっ……ぴちゃ…ぴちゃ……ぴちゃ…

往人は肉棒をこすりながら、サクランボのようなピンク色の乳首を指でつまんでクニクニと掴んで転がせて愛撫する。

にゅる……にゅるっ……にゅるっ……ぴちゃ…ぴちゃ……ぴちゃ…にゅる……にゅるっ……にゅるっ……ぴちゃ…ぴちゃ……ぴちゃ…

「ん…ん……ん…んんっ…んっ…くぅ…んぷっ」
「うあ…。情けねー…。もうでちまう…。いきそうだ…」
「にはは。…感じてくれてるんだね。嬉しいよ」
好きな人が自分の身体で思う存分感じてくれている。そのことが観鈴には嬉しくて…。
「早漏でごめんな。…出してもいいか?」
「うん…いっぱい出して…。お口に……」

にゅるっ……にゅるっ……にゅるっ……ぴちゃっ…ぴちゃっ……ぴちゃっ! にゅるっ……にゅるっ……にゅるっ……ぴちゃっ…ぴちゃっ……ぴちゃっ!

「んむっ…」
「で…るっ! ……うあああ」
挟んでいた胸から離し、往人は観鈴の口内に肉棒を突っ込み……。

にゅるっ……びゅっびゅっ…びしゅっ!

大量の精液を、はき出していた。
「んんんっ…ん……ん………んぐ……ん……うん…」
唾液と精液にまみれべとべとになっていく観鈴の顔は、健康的故に背徳感を醸し出していた。
「観鈴…」
「けほっけほっ。…こんなにいっぱい…熱いの。うれしいよ…」

ごくっ…

多少むせかえりながらも、笑顔で全てを飲み干していた。
「ん……んぐ。にが……。には…にはは♪ ぶいっ♪ 飲んじゃった」
「あのな…」
離れた口と肉棒同士、糸を引きながら。観鈴は笑顔でブイサインをだし…。
「今度は…お口でしてあげるね…。はむ…ん……」
「くぅっ!」

ぱく…

べとべとの顔を気にもせず、往人の肉棒を口に含んで…くちゅくちゅと音を立てながら、愛撫しはじめた。









































「ふー。…気持ちいいな。水も綺麗で、空も綺麗で…」

ぱちゃぱちゃ…

「う…。往人さん……。こんなところで、するの?」
「当たり前じゃ。そのために来たんだろうが。さっき、なんでもしちゃうっていったろ?」
「あ…あれは。さっきは…往人さんに強制されたからだよ…」
「どうなんだか」
観鈴のいう、こんなところ…とは透き通ったエメラルドグリーンの海の中…。
「ああ観鈴。言い忘れていたが」
「何?」
「その水着。水に濡れると透けるからな」
「ええっ!? きゃああああっ!!!!」
慌てて胸を見る、と…。
「小さくて綺麗な桜色だな。観鈴の乳首は」
「がお……。ど、どうしてこういうことしていじめるかなぁ…。本当に、誰かに見られちゃったらいやだよぉ…」
「大丈夫だって。見られたら見せつけてやればいいじゃないか。ずこずこハードにやりまくってるところをさ」
「そんなの…いや…」
上も下も完全に透けてしまい用を成さなくなってしまった水着…。素っ裸状態にされてしまい、しくしくといじけた表情になる。
「観鈴…」
「んんっ…」

ぐっ…

いじけた表情の観鈴を捕まえて、抱きしめて…。
「……ずるい、よ。こんなの。いつも優しく抱きしめてくれるんだから…」
「ま、いいじゃないか。でも、本番は優しくしないからな。激ハードにいくぞ」
往人は、観鈴を背後に捕まえて…。
「が、がお…。観鈴ちん、ぴん…ちっ」
「入れるぞ…」
観鈴の透けてしまった水着をずらして、淡い毛とピンク色の肉芽を剥き…肉棒を入り口につけ…。
「え、ちょっとま…って」

ずっ…

「やだ。待てないっ!」

ずんっ!

「あうっ!」
立ちバックのまま一気に、奥まで挿入した。
「んっ…んはぁっ!」
「くぅっ。締まりがいいな、観鈴の中は」

ずっずっずっずっ…

「あっあっあっ……。やあっ…そ、んな…いきなりふか…く……ぅぅっ」
観鈴の腰をしっかりと掴んで、小刻みにピストン運動を繰り返していく。

ずっずっずっずっ…

「……観鈴、もっと腰動かせ」
「あぅっ……う、ん……んんっ…あっ……。お、奥に……奥に当たるよぉぉ……あっあっあっ…」
ガクガクと全身を揺さぶられ、長いポニーテールを振り乱しながら腰を動かす…。

ずずっ…ずずっ…ずちゅっ…ずちゅっ…ずぶっ…ずぶっ…ずぶっ

「あああっ! あっあっあっ! ああっ! はげし…すぎ……るよぉぉっ! あぁっ…あっ…ん」
たらたらと、止めどなくたれていく愛液を気にもせず…。
「観鈴っ……みす……ずっ!」

ぱちゅんっぱちゅんっ…ぱちゅんっぱちゅんっ…ぱちゅんっぱちゅんっ…ぱちゅんっぱちゅんっ…ぱちゅんっぱちゅんっ…!

身体と身体同士がぶつかり合い、足下の海水がばしゃばしゃと響き渡る。
「う……。やばい、…も、もう出ちまう。………ん?」
その時、往人は足下に何かを感じ…。
(そうだ…)

ばしゃーんっ!

「うぶっ! きゃっ! ゆ、往人さん、いきなりどうしたの!?」
観鈴に挿入したまま、いきなり海に倒れ込み…。
「何でもない。体位を変えようと思っただけだ。…ほら、続きっ」
「う、うん。びっくりしたよ…」

ぴちゃぴちゃ…ぴちゃぴちゃ…ぴちゃぴちゃ…ぷちゃっぷちゃっ…ぷちゃっぷちゃっ…ぷちゃっぷちゃっ…

「はっ…あっ……あっあっあっ…はっ…ふぅっ……んんっ……あふっ…」
水中で騎乗位のまま、狂ったように腰を動かす観鈴…と、往人が背後からこっそりと手を伸ばし…。

にゅるっ♪

「きゃああああっ!!!! な、何っ!?」
胸と股間に、にゅるにゅるとした感覚が走り…驚く観鈴。
「海藻だ。暖かいんだな、ここら辺は」
「や、やだ…。気持ち悪いよ……離して…」
「やだ。こんな面白いことやめられるか」

にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…

「あはああああっ! あっふぅぅ…く、くすぐった……ぃ…胸が…胸…がぁ。あああんっ…やああっ!」
観鈴のふっくらした両胸を、ぬるっとした海藻で愛撫し…。
「胸があんだって?」
「あああっあっあっあっあっあっ! む、むね……お…おっぱいが…ぬるぬるして…き、気持ちいいいっ!! あんっ! ああっ!」
外で…いつ誰に見られるとも知れない場所で、獣のようになりふり構わず夢中にセックスをしている二人…。

にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…にゅるっ…

「ここはどうだ?」
「きゃふっ! だ、め……そこ…は……ぁあ…」
今度は片手で、結合したままの観鈴の股間を愛撫して。
「そこってどこ?」
「み、観鈴ちんの…おま○こ……。あぁ…ぁっ…」
そのたびに、のけぞって感じる観鈴。
「ほらほら、腰の動きを忘れてるぞ。おまたがどうなってるって?」

ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!

「あっはああああっ! あううっ! うっ! お、おまたが……おま○こに…往人さんのおち○ちんが出たり入ったりして…きもちいいっ! いっちゃう!」
風が爽やかな青い空の下…。恥じらいなどかなぐり捨てて、卑猥な言葉を発しながら快感をむさぼる。

ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!

かもめだけが上空から二人の行為を見つめているけれど。今の二人はそれさえも気付かない。
「が、お……も、……もお……だめ。……あうっ……あぅ……。みすず…ちん……いっちゃ…ぅ……! ああああっ!」
「よし、なら一気にいくぞ…」

ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!

一気に動かされ、ガクガクと身体中を振り回され…観鈴は悶絶して…。
「ああああっ! あああああっ!ああっあっあっあっあっ! …い、い、……いっちゃう…よ…ぉぉ…っくぅぅっ! いっちゃ…ぅ!」
「そらいけぇっ!」

ぱぁんっ!

最も大きい一突き…。観鈴は、なりふり構わず絶叫し…。
「いっ………いっくうううううううううっ! 気持ちいっ…あっあっああああーーーーーーーーーーんっ!」

ばしゃっ…びしゅっ…びゅっ……

観鈴は快感のあまり、海に倒れ込んでしまい…。
「あ……ん……んぐ…ん…。おいし……。んん……ん……」
夢見心地の観鈴の顔に、おびただしい量の精液が注がれていった…。

ぺろ………

「観鈴ちん……いっちゃった…よ」





















そして





















それから数日後のこと……





















「ふっふふふ。これで俺の勝ちだな」
「がお…」

ばさっ!

テーブルの上には、ツーペアとフルハウスのカードが並べてあり、往人の圧勝であったことが伺える。
「さて、これで俺の五戦五勝だな。…今日は何をしてもらおうかな」
にやりといやらしく微笑む往人、それに対して観鈴は…。
「にはは…。こまったなぁ、また負けちゃった」
ぺろりと舌を出して苦笑する。…けれど、この前と決定的に違うのは、焦りもなくとても穏やかな笑顔ということだった。
「さて、観鈴。…またこれからおつきあい願おうか」
「うん。…今度はどこに行くの?」
「そうだなぁ。今度は岬の方まで出て、岩場あたりでやりまくるぞ」
「うん……わかった」
ぽっと頬を赤らめながらも、決して嫌がってはいない。
「よーし。いくぞー!」
実際のところ観鈴は、先ほどの勝負はわざと負けたようなものだったのだ。
「うんっ。…あ、ちょっと着替えてくるね」
「ああ。早くしろよ」
「はーい♪ 制服着ていくね」
何故そんなことをしたかというと…。
(だって…)
お気に入りの下着を身につけて、クリーニングしたてのブラウスにネクタイを結び、制服に着替えて…。

きゅっ!

(負けなきゃ、もっとえっちなこと…してくれないもん)
靴を履き、往人のいる外へと向かっていった。

ぴしゃんっ!

(もっともっと気持ちよく、してくれないもん)
遊び好きの子供のように引き戸のドアをぴしゃりと閉め、玄関から飛び出して……。






















(もっともっとえっちなこと)





















(いっぱいして、くれるよね…?)





















寂しかった時を、振り払うようにはしゃいで…





















(もう、離ればなれは嫌…だから)





















(わたしを…抱きしめて)





















千年目の想いは





















灼熱の太陽みたいに、熱くて…





















ひまわりのように、まぶしく見えた…。





















おしまいっ♪





















◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

(後書き)

読者の皆さん、めっちゃおひさですー。…と、いうことで、えあ編第一弾はぽにて少女の観鈴ちん♪(--)
観鈴「が、がお…(;;)」
随分と時間あいてしまいましたが、決してサボっていたわけでは…微妙にあります。…大部分は早いウチにとっとと書けていたんですけどね。その後がどーにも書けずにずーっと時間がたってしまいました( ̄▽ ̄;;;)
観鈴「書かなくていいよ…(;;)」
そんなわけで、よーやくの更新ですが。改めて、お待たせしましたー。待っていた方、遅くなってどーもゴメンナサイ(--;;;)
観鈴「ずっと書けなければよかったのに…(;;)」
さて、次回ですが。…恐らく佳乃編になるかと思われます。お楽しみにー( ̄▽ ̄)
観鈴「がお…。まだ続くの……(;;)」
ご意見ご感想、まってまーす♪( ̄▽ ̄)
観鈴「が、がお〜!(xx)」