【水瀬名雪】

どうもどうもこんちゃ〜っす♪(^^)
ひっさしぶりに『二人は一緒♪』執筆再開です。
うう…遅れてどーも申し訳ないですハイ。…さぼってました。正直に吐きます(xx)
そ、その分…濃いいぇち話を(^^;)
名雪「極悪人だよ〜(;;)」
いーからいーから♪(^^)
名雪「よくないもんっ!(TT)」
そんじゃ。さっそく暴走して行きましょうっ(^^)
名雪「うーーーーーーーーーーーーー!(xx)」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇








「うー。ごほっごほっ」
荒い咳をしながら、布団に横たわる男…相沢祐一。
風邪の影響による高熱と喉・鼻・耳の機能障害に加え体中の関節が悲鳴を上げており痛みによって寝返りすらままならず、言うなればぼろぞーきんのよーに無造作に横たわっている。とても惨めな我らが主人公であった。
ここまで説明すれば読者の皆様にはもうおわかりだろう。言うまでもないことであるが、祐一は今。絶不調・満身創痍の状態であった。
喉・鼻は大きな石が詰まったように痛みと呼吸の困難とそれに加え、留まることなく出てくる鼻水。そして、耳は高い山にでも登ったかのようにキーンと耳鳴りがしており、全くと言っていいほど機能をなしていない。
「あ〜…くそっ。…うーげほげほげほげほっ!」
昨日から何も口にしておらず…いや、口にしたとしても胃が弱っているため、結局吐いてしまい、腹の中はすっからからん。空っぽの空腹状態であった。
更に、薬を飲むたびに胃を痛めてしまい呻きながら浅い眠りの中で悪夢に身を寄せるしかないという。入院寸前の、とんでもない状態である。
と、そんな不幸一直線の祐一君の所に救いの女神ともいえるであろう、とっても可愛い女の子の姿がノックの音と共に現れた。

こんこん

「祐一。起きてる?」
「ぐふぉっ…げほっ。あ、あ〜。お、おきて……る…ぞぉ。……げほげほげほげほげほおっ!」
返事をしようとしても胆が喉に詰まり、痛みで咳込んでしまう。
「祐一。無理にしゃべらなくてもいいよ…」

かちゃっ

ドアを開けて入ってきたのは…。
「ごほっ。…な…なゆき。…か?」
これまた説明不要。祐一の幼なじみにして恋人。パジャマ姿の水瀬名雪である。
「氷枕とタオルを取り替えに来たんだよ」
「お、おお…」

ぴちゃ…ぴちゃ……キュッ!

名雪はとても心配そうな表情でタオルを水に浸してから絞り、祐一の額の上にそっと置く。
「ふぅ〜。…ひ(き)もちい〜」
熱を帯び、赤くなった祐一の顔を見ながら。名雪は心配そうな表情ながら、くすっと微かに微笑んで。
「イチゴ持ってきたんだよ。これなら胃に優しそうだし消化もできると思って…お母さんが買ってきてくれたの。食べて♪」
「おお。さ、さんきゅ〜…げほっ。…ぐ、ぐあっ」

すっ

関節が悲鳴を上げ、激痛と化す。ほんの少し身体を動かすだけでも重労働な祐一にとって、イチゴに手を伸ばすだけでも痛みに顔をしかめる。
「そうだ。私が食べさせてあげるよ。…ほら、あーんして」
「あ、あーん」
名雪は苺の葉っぱを取り、半身を起こした祐一の口元に優しく運んであげた。

ぱくっ♪

多少の恥ずかしさを覚えながらも、空腹にはかなわず名雪の好意に甘える祐一。
「むぐむぐ。むぐむぐ…。美味い…なァ」
「ふふっ。もっと食べる?」
「おぅ。食う…ぞ」
「はい、あーん」
「あーん」

ぱくっ♪

「美味しいよ〜♪もぐもぐ♪」
「あ、ああ……」
少し意地悪な名雪は茶目っ気を刺激されたのか、祐一の口が締まる寸前にひょいっとばかりに苺を自分の口に放り込んでいた。
「なゆきぃ…そんな。げほっ」
「くすっ。ごめんね、冗談だよ。はいっ、あーんして」
「うん。…あーん」

ぱくっ♪

「むぐむぐむぐむぐ。甘ぁい〜♪」
「ふふふ♪いっぱいあるから、もっと食べさせてあげるね」
体調は最悪だが、たまにはこういうのもいいかな…等と思う祐一だった。
しかし、現実というものはそんなに甘くはなく…。

………

「う、うう……さ、さむ……い…。ごほっ!」
夜も更け、寒風吹き荒ぶ吹雪の外と比例するかのように祐一の体調は更に悪化してしまい…。布団の中でもがき苦しむ。
下手をしたらこのまま肺炎になってしまい、しばらく入院…等ということも考えられるくらいに悪化が進んでいた。
「あ…ぅぅ…。ぅぐっ」
タダひたすらに…朦朧とした意識の中で、悪夢と区別の付かぬ現実とを行ったり来たりする。
そんな中…。

かちゃっ

「祐一…苦しそうだよ」
心底心配そうな表情で、凍える恋人を見つめる名雪がドアを開け…暗い部屋の中へ入ってきた。呻き声が隣の部屋にも届いたのか…。心配そうで眠るどころでは無いような…悲しそうな表情で。
「寒いの?」
「ぅ…ぅぅっ…」
祐一が返事を発するわけがない。代わりに苦痛とも取れる呻き声を耳にする名雪。
「…」

すっ

名雪は黙ったままゆっくりと半纏を脱ぎ…そして。
「私が暖めてあげるよ。祐一…」
静かに布団に入り…祐一の身体を抱きしめた。
「早く…良くなってね」

ちゅっ

早く良くなってくれるようにと願いを込めて…祐一の右頬におまじないのキッスをして。
「げほっ……」
祐一が知る由もない、小さな出来事。





* * *





『ああ。身体が…熱い…』
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚…人間の五感機能のかなりの部分を使用不可にした状態で、祐一は目覚めた。
『…あれ?』
いや、目覚めたと言うより…彼の中では幻覚を見ているというような感じか。現実を意識のある夢…覚醒夢と勘違いしていた。
『これは実体のある夢…だよな?』
自分の身体が宙に浮いているような、目覚める前とは対照的に…ポカポカと、とても暖かい心地よさを感じていたから。と、そんなとき。
「すーすー…」
『あれ?』
すぐ横に、心地良い熱の源と思われるであろう人物が、整った寝息と共に張り付いているのを発見した。
『何で名雪がこんな所に?』
「うにゅー」
その時の祐一の思考力では、気持ちよさそうに寝息を立てている名雪が凍える自分をずっと暖めてくれていた事など知る由もなかったのだが。
『名雪って…可愛い…』
火照っているからか微塵も恥ずかしさを感じず、素直に思う。
『触ってみたい…な』
と、同時に。欲望に関しても素直になってしまう。数日間寝たきり状態にあっては無理もないことだろうが。
『夢の中なら、いいだろ?』

ふにゅっ

「うにゅぅん…」
軽く触れ合う唇同士。名雪は寝言ともつかない小さな声を上げるが…祐一にとってそれはとてつもなく刺激的なものであった。
『…』

ふさっ…ふさっ…

パジャマの上から、名雪の豊かな膨らみに触れる。運動部に所属しているせいか、しっかりと…しまりのある肌は柔らかくて、なめらかな反応を示した。

ふさっ…ふさっ…

『柔らかくて可愛い…な』

ふさっ…ふさっ…

「ん…ふ……うにゅぅ」
祐一の愛撫に、僅かに身体をよじり反応する名雪。
『直に…触りたいな』

ぷつっ…ぷつっ……

ぼやけ、朦朧とした視界の中で…パジャマのホックをゆっくりと外していく。

ぷつっ…ぷつっ…

『…』
はだけていく服と、現れた白い肌のコントラストが艶めかしくて。祐一は無意識のうちに唾を飲んでいた。

ぷつっ………すっ

そうして全てのホックを外し…名雪の上半身が露わになる。
「う…にゅ…。くしゅんっ」

すっ

ふるん…

小さく寝返りを打つと…それにつられ二つの膨らみも微かに揺れる。
『…』

むにゅ…むにゅっ………きゅっ…

両腕で二つの膨らみを寄せ上げ、さくらんぼのように可憐な先端を指でつまんで弄くる。
『…柔らかい。気持ちいい』

きゅっ…きゅっ…くりっ!

何度も、何度も。
「んにゅ…ぅぅん…すー」
『…』

ちゅ……ちゅるるるっ…ちゅばっ…ちゅばっ…

次に、胸を寄せ上げたまま…先端を口に含み、赤ん坊のようにしゃぶりついた。触れているだけで…心地よくなるほど、魅惑的な…肢体だった。

ちゅるっちゅるるるっ…ちゅくっちゅくっ…

口の中でとろけるような柔らかさと甘い香りが広がり…祐一は、美酒に酔いしれるかのように快楽に溺れていった。
「…ん…く…ぅ……ぅにゅうん」
『もっと、もっと…』

ちゅるっちゅるっ…むにゅっ…ちゅばっちゅばっ……かりっ!

祐一の手のひらの中で強く揉まれ、大きく形を変えられ。…先端を掴まれながらしゃぶりつかれ…前歯で上下左右に折られ…。好き放題に名雪の綺麗な胸を犯す。
「にゅ…ふ…。い……ぁぁんっ……」
イヤイヤと、徐々に身体を強くよじる名雪。
「…え?」
『…』

ちゅるるるるるるるっ!ちゅるるるるるるるっ!ちゅばっ…ちゅばっ…ちゅぱっ…

「……い、いやぁっ!ゆ、祐一…そ、そんな……突然……だ、だめぇっ!やぁんっ…」
度重なる刺激の連続に目を覚まし混乱する名雪。それでも祐一は愛撫を止めず…。
『…』

むにゅぅぅっ…ちゅく…ちゅく…ちゅく…ちゅく……ちゅるるるっ!

「や、や……やぁぁぁんっ!やめっ……はぅっ……だ、だ、だめぇぇぇっ!……ああああんっ!」

ビクッビクッ……ビクッ!

名雪は抗う間もなく大きく痙攣し一気に絶頂を迎えさせられていった…。

どさっ

「はぁっはぁっ…っく。ひっく……ひどいよ祐一……こんな……ぐすっ…」
『…名雪が…泣いてる?』
「こんな…の。いきなりなんて…ぐすっ…ひっく…」
泣きながらも、逆に状況を理解したのか…名雪は落ち着いた声で祐一を非難する。嗚咽混じりではあったが。

ぽたっ…ぽたっ…

名雪の瞳から僅かに落ちる…雫。
『…悪いこと…しちゃった…』
祐一の…朦朧とした意識の中でも…罪悪感が増殖し始め…。
「…ごめ……ん。……なゆ……き……」

さらっ…

麻痺した声帯を必至に使い…目の前の、弱々しく泣きじゃくる少女に許しを請う。優しく…ストレートの長い髪を撫で…。
「もぉ…。私…嫌じゃ、無いんだよ。けど……乱暴なのは…嫌なの…。こわいもん…」
『…』
強者に縋り付く小動物のような目で、覆い被さる男…祐一に呟く名雪。
「今の祐一…。すごく、こわかったよぉ……ぐすっ…ぐすっ…」
「ごめ………ん。…げほっ!」
「その…。優しく…してくれるよね?」
「…ぁ…ぁ」

こくんっ!

尽きかけた声の代わりに…何度も何度も頷く祐一。
「……ん。それなら…許して…あげる」
「なゆ……き…」

…ぐっ

二人は静かに抱きしめ合い、唇同士が触れ…長い長い…キスが始まった。
「……」
「……」

くちゅ…くちゅっ…ちゅるっ…ぴちゃっぴちゃっ…

「ん…。んん…」
「……」
互いの口内をゆっくりと…味わうかのように、深く…長く…。絡み合う舌は…永遠にもつれ合うかのように、でも、一瞬の快楽を共有するうだけで。その証拠にいつしか自然に唇が離れ。
「いい…よ」
「…?」
判断力が鈍っている祐一は…軽く首を傾げてみた。

ぽか…

照れ隠しに力無く祐一をつつく名雪。真っ赤になって、恥ずかしそうにしながら呟く言葉は。
「続き…だよ」
真っ赤になった顔を逸らし…。胸を抱くように強張らせていた両腕を放し…身体の力を抜いた。そこには何も遮るもののない…名雪の肌があった。
「触って…いいよ」
「…」

ふにゅ…ん

「ん…く…」
胸への愛撫を再開する祐一。…が。
「げほっ!げほっ!」

どさっ

「祐一…」
「ぅぅ……はーはー…はーはー…」
遂に力尽き名雪の胸の上に倒れ込んでしまい、荒く息をつく。名雪は…祐一の顔を両手で軽く抱いて、胸に埋め…優しく受け止めた。
「無理…しないで…」
「ぁ、ぁぁ……」

すっ…

「代わりに。…私が………してあげる………から」
静かな…決意。
「…ぅ」
名雪は優しく…祐一の身体を両手で抱えながら布団の上に仰向けの横たえ…。
「楽にして…ね?」
「ぁぁ…」

すっ。…ふさっ…

名雪は、荒い息をつきながら横たわる祐一に優しく答えてから、ゆっくりと無言で…祐一のズボンのボタンを外し…チャックを開け。露わになった…ビクンビクンといきり立つ太いイチモツを、震える小さな手で…軽く握り締め。

ちゅっ♪

目を軽く閉じて…先端を…愛おしそうに口を触れた。
「ん…」
「ぅぁ……ぅぐ」
先端に軽く唇が触れただけで、祐一の脊髄を快感の電流が流れていた。
「…んく、んく……んく、んく……」

ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…

名雪はそれから何度も何度も…愛おしそうに、優しく。小さくて可憐な唇と舌を使いアイスクリームを舐めるかのように…先端部分を集中的に愛撫する。
「は……ぁっ。っく……ふぅっ……」
その刺激に極めて女性的なか細い声を出し…感じてしまう祐一。
「んむっ…ん…」

じゅぷっ…じゅぶぶっ………ずっずっずっず…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃっ……

と、裂けそうになるくらい口を目一杯開き…いきなり強く…深くくわえ込み、激しく動かし始める。
「はむっ……んむっ……んっ……」
「はぁっ!…ぅっく…はぅっ…ぁぅっ…」

ずずっ…ずっ…ずずっ…ずっ……ずるっずるっ…にちゅっにちゅっ……ずっずっずっず!

「ふぉう…ふぅいひ?ひもちいい?(どう…ゆういち?気持ちいい?)」
もごもごと、イチモツをくわえ込んだまま上目遣いに具合を聞く。
「ぁっ。……だ……めだ……。やめ……うぐっ」
「…」

にゅずっ…つー…

祐一の反応を見て、愛撫を中断し…口を放すと。つーっと言った感じで、胆液と先走り液が混合し粘りけのある糸を引く。
「祐一…。気持ちよく、なかった?」
名雪は、少し悲しそうに沈んだ表情で、問いかける。
「ち、ちが……。気も……ち…良すぎて。……で、でちまぅ……から」
機能を果たしていない声帯を酷使し、何とか自分の意志を伝える。
「…」

さわさわ…ぺろっ…ぺろっ…ぺろっ…

「ひっ…ぁっ…」
「…」
名雪は無言のまま、根本の…二つの袋を優しく手の上で転がし…。愛おしそうに舌で愛撫を繰り返し。

じゅぶっ…ちゅぐっ…ずずずずっ…ずちゅずちゅずちゅずちゅっ…

「あっぐっ……くううっ…」

ずっずっずっずっずっずっずっず……

それから、名雪は中断された愛撫を続け、動きを早める。
「だ、だ……め……だ。……やめ………ろ。ごほっ」
「…んにゅ…。いい…ほ(よ)。おもいっひ(き)り…だひ(し)て…んんっ…んんっ…」

ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっ………ずちゅずちゅっ……

「っく。で。……で……る……ううっ!」
必至に堪える祐一。だが、必至の抵抗も身体を襲う快楽にはうち勝てず…。
「んにゅ……んんんんっ!んくっ……ううううっ!んぐぅぅぅっ!!!!……んぐっんぐっんぐぐっ!……けほっけほっけほっけほっ」
「ぁぁ…ぁぁ……っく」

びくんっ!びくんっ!びくんっ!

「んにゅぅぅっ!…き、きゃっ」

びゅるるるっ!びゅくっびゅくっびゅくっびゅくっ!……びしゃっ…びしゃぁぁっ……ぴゅっぴゅっ!…ぴゅううっ!

「ううっ…ううっ。…祐一…。す、すごい…よ。けほっ…」

びゅくっびゅくっびゅくっ……ぬちゃっ…ぺちゃっ……

勢いのすごさに思わず口を放してしまい、綺麗な…つるつるの顔に、ベットリと…何日間も寝たきりで、溜まりに溜まっていた大量の精液が噴水のように何度も何度も吹き出し…直撃する。
祐一が必至に抵抗したのは…それを。名雪にそんな醜いことをさせたくなかったからなのだが。
「も、もうい……ぁぅ」
「…」

ぢゅるるるるるっ…ぢゅるっ…ぺちゃっぺちゃっ…ぬちゃっぬちゃっ…

名雪は再度、イチモツの根本までくわえ込み…精液を綺麗になるまで徹底的に吸い取り。

ぢゅっぢゅっぢゅっぢゅるるるっ……ちゅるるるるるっ…ぢゅばっ…ちゅばっ…

「んんっ……んぶぅっ!んぐっ………んぐぐぐっ……んくぅっ。祐一の……苦くて…しょっぱい、よぉ…んぐっ」

……んぐっんぐっ……こくんっ……こく……ごくっ……ん……

ようやくイチモツを離し…胸を押さえながら…苦しそうにむせ返りながらも…全てを飲み干していた。
「ぁ、ぁぁ……なゆ………き…。やめ、きたな……ぐっ」
「こほっ。……えへへ。祐一の熱いの…こんなにいっぱい…。いっぱい感じてくれたんだね。私…嬉しいよ」
「なゆ…き…」
「汚くなんてないよ…。だって、祐一の…だもん…」
荒い息をつきながらも少しずつ呼吸を整え、笑顔を見せる。こびり付いた精液に片目を閉ざしながらも…無邪気な表情とアンバランスに写った。
「祐一…」

すっ

少し落ち着いて。顔についた精液をふき取ってから…苦しそうな祐一の横に寄り添い、お腹を優しくさすってあげる。
「私…ね…。いつもいつも、祐一に支えられてばかりだから…」

すっすっ…

「たまには…ね。私のこと、頼って…欲しいんだよ」
「…ん」
本心からの言葉…。いつもいつも頼る一方で…名雪は窮屈に感じていたから。献身的な事をして…少しでも祐一の…。大好きな人の役に立ちたいと思ったから。
「私…。祐一が望むなら、なんでもしてあげる…よ」
「ごほっ…。なゆ……き」

ぎゅっ!

二人は布団の中で強く抱きしめ合い…そして。
「…げほっ。…なゆきの……ぜんぶ…みた……い…」
「…う…ん。わかった…」

こくん

頬を真っ赤に染めながら…確かに、頷く。

すっ…ずっ

それでも恥ずかしいのか…。ためらいがちに…ゆっくりとピンク色の、肉球模様の入ったパジャマのズボンを下ろしていく。
「…………」

ぱさっ…

パジャマの上着もズボンも…小さく纏まって身体から離れ…ベッドの上に落ち、丸まった。もはや少女の身体を遮るものは…細くて白い腕と…僅かな布地の…下着のみであった。
「…」
「っ…」
その部分…を祐一にじっくりと見つめられ…にわかに決意が削がれてしまう。それでも…。
「なゆ…き。もっと…みたい」
「う…うん…。うん…」

…そっ

「ぅ…く…」
唯一肌を覆う小さな、清潔な下着に手をかけたまま…躊躇して、動きが止まってしまう。
「…」
じっくりとその様を見つめ続ける祐一。
「……っ!」

すっ…する………するる…………

もの凄く恥じらい、震えながら…それでも健気に、ゆっくりと下着を身体から外し始める名雪。

すっ………………す……………………す…………………

ドキドキと鼓動を急速に高めながら…。

するっ…

「……やっ!いやぁぁぁっ!」

膝まで下ろした所で…羞恥心が決意を上回ってしまったようだ。
「なゆきっ…!」

ばっ!

「きゃっ!み、みちゃ…いやぁっ!」
「…」
理性の許容しない範囲をとっくのとうに超えていた祐一は…全体重をかけて名雪をベッドに押し倒し、下着が引っかかったままの両膝を左右に大きく…半ば強引に開かせ閉じられないように顔を挟んで固定する。最も、それだけでも力尽きかけているのだが。
「あ、あ…あぁぁ……やぁぁっ!…ああんっ!」
「…………」
もはや何も遮るものが無くなった名雪の秘部。僅かな僅かな茂みをかき分けて…上から覆い被さるように見つめ、なぞるように触れる。既に湿り気を帯びていて…緩やかに滑る。




名雪『やぁぁっ!…は、恥ずかしい…よぉっ…』



つ…つつっ…ずちゅっ!

「ひあっ!あっあっ…」
「…」

つ…じゅぶ…くちゅっくちゅっ…ぐぢゅっ…ずっずっずっ…

触るだけでなく、指を中に入れてみたり…多彩に動かすとその度に、トロトロとした透明の体液が溢れ出てくる。
「…はぅっ…ぅぅんっ。だ、だめ…だよぉ…。そんな…。入れちゃ…はぁぁぁぁ〜っ……ん…」
「なゆきのここ…きれい…だ。ごほっ」

つぷっずぷぷっ…くちゅ…ぐじゅっ!

「な、舐めちゃ…いやぁっ!ぅぅっ…」
指と同時に秘部に直接舌を入れられ、徹底的にかき回されて。…名雪は身体を逸らしてジタバタと必至にもがいて抵抗する。だが、しっかりと押さえつけられているので殆ど意味が無い。両膝に引っかかったままの下着が左右に伸びてしまい、抵抗の効果を更に無くしてしまっている。
「や、や、や、やぁぁぁっ!も、もう……私…私っ!はぅぅっ!」
「…」

つぷっつぷぷぷっ!…ちゅるっ…ちゅるるるるるっ!

「ひゃぅぅぅっ!やぁっ!あっ…ああああああっ!!!!や、や、やぁぁっ!…で、でちゃう…でちゃうよぉぉぉっ!…ひゃうぅっ!やぁぁぁっ!」
強烈な責めに悶える名雪。そして…。

ずずずずっ!ずぷっ…ずちゅずちゅずちゅっ…ちゅるるるるるっ!ずぷっ…ずちゅずちゅずちゅ!

「……ああああっ…!」
「…?」

びゅくっ!…ふしゃぁぁぁぁぁっ!ぴゅぅぅぅっ!ぴゅっぴゅっぴゅぅぅぅっ!しゅるっしゅるるるるっ!

「はぁはぁ…っく。私…私…」
一瞬。…ビクンと身体を弓なりに逸らして…勢い良く分泌した液体…俗に言う、潮を噴き出していた。
「はぁぁぁ……やぁ。…は、恥ずかしい…よぉ…。ぅぅ…ぐすっ」
大好きな人の目の前で思いも寄らぬ痴態を晒し…涙目になって顔を手で覆う。

きゅっ…

「げほっげほっ。な、なかない…で…」
「ゆういちぃ……ぐすっぐすっ…ひっく」
力尽き…名雪の反応に困りながらも、荒い息をつきながら名雪を抱きしめ…優しい言葉をかける祐一。
「ごほっ。なゆきも…かんじて、ほしかった……から。げほっ」
「祐一…ぐすっ…」
「なゆ…き…」

ちゅっ♪

何度目か、深いキスをして抱きしめ合う二人。ゆっくりと…。
「……っく。うぐっ…」
「んんっ…んうんっ……」

ぽさっ

「…あ」
「なゆきのおしり……きれい…だ」
「そ、そんなの…嬉しくない、よぉ……あっ!」

つっ!

無言のまま…祐一は名雪の身体をうつ伏せ状態にベッドの上に押し当て…。おしりの間を開き、そのままゆっくりと秘部へと挿入をしようかと試みた。が…。
「…げほっ!ごほっ…」
何度も咳をし荒い息を立てて力尽き名雪の背中へと倒れ込んでしまい、断念せざるを得ない。
「…祐一」

とさっ

そんな祐一を名雪は見かねて…逆に、祐一の身体を必死に掴んで。優しく、ベッドに仰向けに寝かせて…。
「私…ね。本当は…すごくえっちな女の子なんだよ…」
「なゆ………き」
ポロリとこぼれ落ちた、名雪の告白。
「あの時…。七年前…祐一とお別れしたときから…。ううん、その前から…ずっと好きだったの…」

きゅっ

枕元においてあったタオルで祐一の汗まみれの顔を拭きながら…。
「っく。…祐一だから。…祐一のためだから…どんなことされても平気…って、…思っていたの…」
「…」

きゅっ

「クラスの友達と…。えっちなお話をする度に、祐一のことを…思い出してた。…いつか私も…祐一と。……なんて……勝手に思ってた…」
「…」

きゅっ

やがて名雪は…祐一の身体にまたがり、指を使って先端同士を宛い。…そんな状態を指して言うかのように。
「…私は……。祐一が、気持ちよくなってくれるなら……それで、いい…の。でも…」
何かが吹っ切れたように言ってから、徐々に…腰を下ろして…。イチモツは名雪の中へと収まっていく。

ず……ずぷっ!……ずっ!ずずずずずっ!

「うぐっ」
きゅうきゅうと…締め付ける名雪の中は……暖かくて。快楽の呻き声を漏らす祐一。
「…うぐっ!…こんな、えっちな…私。…嫌いにならないで…っ。……お願い…っ。ゆう…いちぃっ!……くっ」
「だいじょうぶ…だよ」

ずっずっずっずっ…ずんっずんっずんっ!ずんっずんっずんっずんっずんっずんっずんっずんっずんっ!!

徐々にだが、はっきりと……名雪は上下に腰を動かしグラインドさせ始め…。その度に名雪の二つの膨らみがぷるぷると上下に激しく揺れ…。
「はっ…ああっ…あっ!……ゆ、ゆういちっ!ゆういちっ!…ああっ…やぁぁっ…はぁぁんっ……ぁっぁっ……ああっ」
「なゆきのこと…きらいになるはず……ない。ごほっ」
祐一も負けずに、両手で…膨らみを愛撫し…。

ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!

「う…ああ…」
祐一は惚けたままの表情で、動く名雪に翻弄され続けている。
「はっ…はっ……はううっ!……す、好きっ!……祐一っ………大好きっ…だよっ!…ああっ!」
「くっ…。お、おれ……もっ!」
少しでも祐一の苦痛を和らげるため…自ら、淫らな行為を積極的に行う。羞恥心より、祐一に対する想いが強かったからできたことで。
「あぅっあぅっあうっ!」
そのまま…抱きしめ合ったまま。強く強く…お互いの想いを打ち付け合い。

ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!

「くっ!」
「あっ!」
雪の降り積もる中。二人の身体は…一つになった。想いも…一緒に。





* * *





「……ん」
程良く暖かく心地よい眠りから目を覚まし…。体調も前日に比べかなりよくなっていると気付く。
「…朝、か」

ぐぐっ!

「ふわぁぁぁ………んんっ!」
布団から起き出し、気だるさを吹き飛ばすかのように大きく身体全体を伸ばす。…が。
「ん?」
祐一は片手に何か柔らかい布地が無意識のうちに握られているのに気付いた。
「これは…」

びろーーん♪

「もしかして…」
その布地…白くて、柔らかくて…まるで、いや、まるでではなくてそのまんま。女性用の下着…から目をゆっくりと下の方に向けると…。
「う…にゅぅ」
「…」

ころんっ

「ゆう……いちぃ……ううん…」
「きょわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
祐一は文字通り跳ね上がった。…それもそのはず、ベッドの中には…見知らぬ、ではなく。とてもよく知っている女の子が、裸のまま…気持ちよさそうに寝返りを打ち、横になっていたのだから。
「………な、なななななっ!なっなっなっ!……何で名雪が俺の布団の中に!?し、しかもっ!お、俺も裸っ!?ど、どどどどどっ!どうしてっ!?」
要は祐一は、何にも覚えていないのだった。……単に気持ちいい夢を見たとしか、いや、それすらも具体的には覚えていないようである。
「おっ!おいおいおいおいおいおいっ!起きろー!頼むから起きてくれー!名雪〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

ゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっ!

「うにゅ〜ん…」
「こ、こ、こんな所秋子さんに観られたら俺はっ!…お、起きろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

ゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっゆさゆさっ!

「ふにゅぅん。…ゆういちぃ…」
「おわぁっ!」

ずっ!

寝ぼけた名雪によって、布団の中に引きずり込まれてしまう。そしてそのまま勢いで強く抱きしめられ。

きゅううううっ♪

「……にゅーん…」
「むぐぐぐぐ〜〜〜〜〜!」
「ゆういちぃ…」
「むーーーーーっ!?」

ちゅううううっ♪

とっても深く、愛情いっぱいのキスもさせられて。と、そんな時。

こんこんっ……かちゃっ

「祐一さん。具合はいかがですか?」
名雪のお母さんであるところの、水瀬秋子さんが礼儀正しくノックをした後に、祐一のお部屋の中に入ってきて♪
「あら?」
バッタリ…と、いう表現がこれほど的確な時も珍しいだろう。
「………………………あぅ」
「うにゅぅ…」
愛し合う二人はお布団の中で、生まれたままの姿で抱きしめ合っていて…。そのまま秋子さんに目撃されてしまい、狼狽しまくる祐一。
「あらあら、あらあら」
「…………あうう」
「ゆういちぃ…」

ころんっ♪

体中冷や汗まみれの祐一の心情も知らず、ほのぼのと寝返りを打ち…寄り添う名雪。
「まあまあ、まあまあ」
「…………………………あううう」
「…にゅぅ。……好き……だおー…」
「あ、あああああっ!……あ、あ、あ…秋子さんっ!……こ、これは……その、えっと…うう…俺は、その……ううっ」
必死に説明を試みるが。
「くすっ。了承っ♪」
「……へ?へ?へ???」
「祐一さん」

すっ

「は、は……はいいいっ!!!!」
秋子さんは礼儀正しく正座して…。
「これからも…。私の娘…名雪のことを、よろしくお願いしますね」
「………………………………は、は、はいいいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
半ばあっけに取られ、それでも真剣に頷くと。
「くすっ。朝ご飯、持ってきますね」
「は、はぁ………」

ばたん…

固まった状態の祐一を置き去りに、秋子さんは部屋の外へと出ていった。
「ゆういちぃ……」
ころんっ

幸せな眠り姫は…静かに、寝返りを打つだけだった。








(おしまい♪)









◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

(後書き)
はいっ。今回は『二人は一緒♪』シリーズ名雪編でしたが♪(^^)
内容的にかなり甘系なお話にしたつもりです。
名雪「…祐一ぃ(//-//)」
このシリーズは、えっち専門SSなのですが。…それと同時に『萌え』を重視したコンセプトになっているので(--;;;)
ストーリー性よりも、シチュエーションに呑める込める人以外にはオススメできるものではないかもしれません。
名雪「好きだよぉ…ふにゅー(//-//)」
KanonやONEをプレイしてみて思ったことなのですが。『18禁』ゲームなのに、描写が薄い…というか、ヴォリュームが不足しているように感じたため。『ううむ。ならばSSで書こうじゃないか(--;;)』と、試しに書いてみたのが『二人は一緒♪』という作品なのです。
名雪「…うにゅー(//-//)」
ああもう!折角人が珍しく真面目に作品について語っているのに〜!(TT#)
と、ともかく…。えっち描写が嫌いな人は、御遠慮くださいね。それによって気分を害されたりしても、わしゃしらんよぅ♪(^^;)
てわけで、次回作をお楽しみにぃ♪
名雪「くー。…祐一、あったかいおー(//▽//)」
もうそれはええっちゅうねんっ!(--#)



PS.挿し絵提供:村人。さん。多謝多謝〜m(_)m