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我慢できない










 ――その場所は玄関というムードもへったくれもない所。制服を着崩した名雪は四つん這いの格好にさせられ、激しく突かれ続けていた。上着のボタンを外され、露になったブラも強引にずらされて、丸くて形の良い二つの膨らみがゆさゆさと揺れている。そんな様子を見ていて、祐一は両手を伸ばし触り始める。白い肌も桜色の小ぶりな乳首と乳輪も、全て祐一の手の平でこね回されてしまう。

「あっ……んっ!」

 玄関用の小さなカーペットの上にて、名雪と交わりながら祐一は言った。

「今この瞬間をさ、エロ漫画とかだったら、ずこずことか、ばこばことか、そんな擬音で表現するよな」

「あっ! んっ!」

 今の名雪にはそんな挑発的な質問に答える余裕すらない。ただ堪えるだけでいっぱいいっぱいだった。

「あるいは、ぱんぱんとか? ぐちゅぐちゅとか? とにかくこの音はいやらしすぎるよな」

「あうっ! あうぅっ! はうっ! あっ! あんんっ!」

 確かに祐一が言う通り、二人が交わる度にぱちん、ぱちん、と体同士がぶつかり合う淫靡な音が響いている。そしてその間隔はだんだんと早くなり、音も大きくなっていく。





…………





 ――休日の昼間。名雪は何だか部活の練習があるとかで出掛けて行った。そうして秋子さんも所要でしばらく出掛けて来るとかで家を出た。一人になり、退屈を持て余していた祐一はふと、名雪の事を思い浮かべていた。きっと今頃は体操服かあるいはジャージを着て元気良くグラウンドを走っているのだろう。長い髪をまとめてポニーテールにして、程よく汗をかきながら。可愛いなと素直に思う。そして同時に、名雪が朝方出て行く時のことも思い出す。制服に身を包み、時間が押しているからか少し急いだように靴を履き、雪道を走って行く。後ろから見ていると短いスカートがヒラリとまくれ上がり、白いショーツが見えたけれど、名雪は急いでいて全く気付いていないようだった。

(スカートか)

 祐一は改めて思う。名雪が着ている制服のスカートはいくら何でも短すぎるよなと。それこそ、少しまくり上げただけで下着が見えてしまうくらいに。どうしてあんなのが学校指定なんだろうと思いつつ、更なる妄想に浸る。名雪のショーツのこと、白くてみずみずしい肌のこと、しなやかな太もものことなどなど。他にも、すらっとしたお尻のラインはしかし、適度に丸みを帯びていて可愛らしいよなとか思う。

(結構むっちりしていたよな、あいつの尻)

 少しばかり食い込んで、お尻のラインがはっきりと見えていたような気がする。何だかあいつのスカートをまくり上げてみたいなと祐一は強く思った。そうしたらその後はどうするか? それはもちろん……。

 と、そんな風に妄想に浸って悶々としていると結構な時間が経過していたようで、チャイムがなった。来客じゃなく、恐らくは名雪が帰って来たのだろう。玄関のドアを開けてやると、制服姿の名雪がいた。髪についた雪を払い、はにかんだ笑顔がまぶしい。……ふと、スカートを見てみる。想像していた通りの短さだった。

「ただいま」

「……おかえり」

 名雪は鞄を床に置き、脱いだ靴を整えようと、ちょこんと屈み込んだ。その拍子にまた、短いスカートがふわりとまくれ上がり、ショーツが見えてしまう。名雪のちょうど後ろに立っていた祐一はそんな光景をもろに見てしまった。それが祐一のスイッチを入れてしまったのだったが、そんなことは露知らず、名雪は呑気だった。

「シャワー浴びようかな〜」

「……」

 無意識のうちに祐一の手が伸び、右手で名雪のスカートの裾を掴んでたくし上げてた。妄想の中と寸分違わぬ白いショーツはやはり、名雪のお尻に少しばかり食い込んでいて、割れ目や丸く肉付きの良いお尻のラインが明らかだった。更にそれだけではなく、ニーソックスとショーツに挟まれた僅かな露出……太ももが艶めかしく見え、しばらくの間凝視してしまった。

「え……?」

 一瞬何をされているのかわからず、名雪は首をかしげるが、すぐに恥ずかしいことをされていると気付く。何をしているの、と言おうと思っているうちに顔が赤くなっていくのがわかる。名雪の太ももに祐一の吐息が当たっているのがわかったから。

「ゆ、祐一。わ、わっ」

 慌ててお尻を隠そうとするも、祐一の方が早かった。祐一は屈み込んだままの名雪の背中を押し、両手を床に着かせて四つん這いにさせる。そして同時に白いショーツを掴んでぐいとひざ上まで降ろし、いつの間にか表に出ていた大きなものを、名雪の秘所の入り口へピタリと押し当てる。ズボンのチャックを降ろす音すら聞こえなかったくらいの早業だった。

「ち、ちょっと祐一ぃ! そんないきなり、待っ……あっ!」

 突然の事に名雪は大きく目を見開いて困惑するけれど、その時は既に祐一のものが侵入を開始していてなすすべもなかった。

「はうっ!」

 ず、ず、と少しずつ侵入してきたと思ったら、ずん、という強い衝撃とともに突然一気に奥まで押し込まれる。僅か数秒で名雪は犯されてしまった。

「だ、だめ! あっ! ゆ、祐一待って……! シャワー浴びさせて……あふっ! こんなっ! わ、わたし、汗くさいよぉ……あっ!」

 顔を真っ赤にした名雪のお願いも、祐一は聞いてはくれなかった。祐一はひたすら腰を進め奥まで埋没させる。その度に、名雪の柔らかなお尻が音をたてながらたゆみ、とろとろと汁がこぼれてはずり降ろされたショーツと黒いニーソックスを濡らしていく。祐一はそんな光景を見る度、もっと激しくしたくなっていく。

「悪い、名雪。我慢できなかったんだ」

「あっあっあっ!」

 祐一の両手が伸び、名雪の上着のボタンをむしり取るように外し、膨らみを包んでいたブラも強引にずらして強く揉みしだく。

「お前が出掛けて秋子さんも出掛けて、一人になって……お前のことばかり思い浮かべていた。スカートが短すぎて、誘惑されたみたいだ」

「ああっ! だ、だめ! そんなに激しく……あああ〜〜〜っ!」

 悩ましげな声と火照った顔。切なげに潤んだ瞳。あまりの激しい攻めに名雪は涙をぽろぽろとこぼしながら喘ぎ続ける。

「お前の制服、スカート短すぎなんだよ。あまりにも無防備だから……。そんなだから、いきなり入れたくなっちまった」

「そ、んな……の。ああぁぁぁぁっ!」

「お前も腰動かせよ」

「む、りだよぉ。あ、あ、あ、あぁっ! だ、め……激しすぎ……あっあっあっあっあっ!」

 お尻をがっちりと掴まれ、持ち上げるようにして高く突き上げさせられてまともに身動きが取れないでいる。

「無理じゃないだろ。ほら、エロく腰をくねらせろよ」

「あ、うぅぅぅ……。ゆ、祐一意地悪……」

 名雪は云われるがまま、必死に腰をくねらせる。けれども祐一は名雪の細くスラッとした体が折れそうなくらいに激しく突きを繰り返す。

「も、もぉ……だめ。いっちゃ……うぅぅ。あ、ああぁぁぁ、あぁぁ……だ、めぇぇ〜……」

 名雪は完全に脱力してしまう。両足を持ち上げられ、両手の平だけで床に付き、体を支える。

「あ、あ、ああぁぁぁ〜……い、っちゃう……あっ! あっ! あああああっ!」

 ……名雪は全身をびくびくと震わせ、絶頂を迎えた。と、同時に祐一も達し、名雪の中で射精した。

「あ、あぁぁ。いっぱい……出てる……」

 名雪はうわ言のように呟き、お尻を剥き出したまま床の上に倒れ込んだ。湿りを帯び、にゅるんとした感触と共に祐一のものが引き抜かれていくのがわかる。終わったの? ……と、一瞬思ったが甘かった。

「……え? あぐっ!?」

 突如、お尻の穴に祐一のものが突き立てられた。名雪の愛液と祐一の精液によってとろとろに濡れていたそれは、名雪のアヌスの抵抗をものともせずに侵入してきた。

「あっあひっ! あひいいいっ! ゆ、祐一いぃぃぃ! そこだめええぇっ!」

 ずきゅ、ずきゅ、ときつい感触ながら何度も押し込まれる。名雪は目を大きく見開き、口元をわなわなと震わせながら耐え続けていた。

「あーっ! ああああっ! あーーーーっ!」

 突かれながら絶叫を上げていると、無理やり立たされ、繋がったまま玄関のドアへと両手を付かされる。足ががくがくと震えているのも関係なく。

「ゆう……い……ち?」

 祐一は何を思ったのか、ドアをそろりと開けて外の様子を伺う。

「え……?」

 ドアの外には誰もいない。さらにドアを開けて、名雪の体を持ち上げながら外へと出てみる。左右を見渡す。誰もいない。祐一はドアを閉じる。

「え……なっ!?」

 名雪は祐一の行動に一瞬呆然とし、何をするのと叫ぼうとしたけれど、そんなことをしたら誰かに気付かれてしまうとわかり、必死に声を押し殺す。しかし祐一は最後の最後に更なる追い打ちをかけてきた。一瞬何かが引っ張られるような感触……。ぱらりと音を立て、名雪が着ていた制服が脱がされ、丸められて玄関脇へぽいと投げ捨てられてしまう。ケープとニーソックスと、ずらされて肩に引っ掛かったままのブラだけは残されたけれど、部分的な着衣は裸よりもかえっていやらしくて羞恥を煽り立てる。

「ああっ!? えっえっ!? そ、そんなっ!?」

 明るい真っ昼間。そして玄関の外。そんなところで殆ど裸にさせられ、お尻に突っ込まれて交わっている。こんなところを誰かにみられたら、即座に変態扱いをされることだろう。名雪の心は羞恥の限界に達し、半狂乱になりながらも小声で喚いていた。

「だ……だめええええええっ! だめっだめっだめえええっ! あああああっ! はっ早くううううっ! 早く出して! 早くしてえええっ! こんなのだめええええっ! 恥ずかしいよおおおっ!」

 そうして両手を再度ドアに付かされ、祐一の容赦ない突きがアヌスへと叩きつけられる。

「ああああああぁっ! お、お尻が熱いよおおおぉぉっ!」

 名雪はだらだらと涎をたらし、涙を滝のように流しながら白目を剥き、無意識の内に腰を振りまくった。どれくらいの時間が経過したかはわからないけれど、いつしか夢中になっていた。

「いくっいくっ! いっちゃううよおぉぉぉっ!」

 名雪はどぷ、どぷ、とお尻の中に熱いものが注がれていくのを、薄れ行く意識の中で感じていた。同時に溜め込んでいたものが我慢できず、しゃあああ、と音を立てて流れ落ちて行くのも感じていた。

 名雪は玄関先でアヌスに注がれつつ絶頂を向かえさせられ、大量に失禁させられた揚げ句、失神させられてしまったのだった。





…………





(あれ?)

 名雪が気が付くとベッドの上。何故か制服を着たまま仰向けに寝ていた。でも、記憶ははっきり残っている。それに中に出された感覚が今も残っている。

(……)

 確か、と思う。部活の練習から帰ってきて、靴を脱ごうとしゃがんでいたら祐一がスカートをまくり上げて、そのままなし崩しに入れられてしまった。ほんの数秒で押し倒されてショーツもずり降ろされて、犯されてしまった。そして最後にはお尻まで……。

(それも、玄関の外で……なんて)

 あまりの恥ずかしさに顔が熱く火照って行くのがわかる。そんな時ドアが開き、気まずそうな表情の祐一が入ってきた。さすがにやりすぎたと思って罪悪感に苛まれていたようだ。

「祐一ぃ」

 名雪は悩ましげな声を出しながら、大きく股を開いて求めた。

「もう一回、して」

 挑発するかのように、自ら白いショーツを掴んで股間に食い込ませる。既に少し濡れてしまったのか、染みが浮かび上がってくる。

「わたしの中に入れて」

 祐一がズボンのチャックを降ろしながら近づいてくる。

「さっきみたいに、して……。わたしを、犯して」

 祐一はベッドに上がり、名雪の体に覆いかぶさり……邪魔なショーツを少し左にずらして、露になった秘所にぴたりと押し当てる。

「あ……」

 上からゆっくりとねじ込まれて行く感触。そして一気に奥まで入り込む。

「あっ! あ、あ、あ……入ってくるよ」

 名雪は思った。欲望に忠実になってもっと求めよう。もっといやらしく喘いで気持ちいいと叫んで淫らに腰を振って、いっぱい中に出してもらおう。わくわくするような楽しさを感じていた。

「んっんっ!」

 ずん、ずん、と叩きつけるように動き始める。裂かれていくようにすごい圧迫感だけど、熱くて気持ちいい。名雪は両手で必死にシーツを掴みながら押し潰されそうな感触に耐え続けた。

 唇同士が絡み合う程、濃厚なキスを交わしながら。





まだまだ気持ちがいいのはこれから。










おしまい










----------後書き----------

 久方ぶりに名雪なお話。

 今更ながら、Kanonの制服はスカート短いなと思ったのでした。



よろしければご意見ご感想をくださいな。



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