鳳翔さんとおこたでいちゃいちゃする話
「ぬくい」 「暖かいですね〜」 夜。提督と鳳翔はおこたに入り、暖をとっていた。夕食もお風呂も洗い物も洗濯も片付けも掃除も全部済ませて、あとはもう寝るだけ。そんな何もする必要のない、二人きりのくつろぎタイム。 「鳳翔さん」 「なんですか?」 「こっちに来てください」 「え?」 向かい合って座っている鳳翔に、提督はおいでおいでと誘う。 「一緒に入ろうよ」 「いいですけど。窮屈じゃないですか?」 「全然」 鳳翔さんは小柄で細いですしと、提督は心の中で思った。 「そうですか。では、お言葉に甘えて……」 ちょっと困ったように微笑みながら鳳翔は立ち上がり、やがて提督の両足にちょこんと乗っかるように腰掛けた。これではなんだか子供のようだ。普段、駆逐艦や海防艦といった娘が甘えて、鳳翔の膝に乗っかるかのよう。 「よっと」 「あ……」 そしてそのまま、提督は着ていたどてらで鳳翔の体をまるごとすっぽりと包み込んでしまった。こうしてぬくぬく感が更に増していく。 「鳳翔さんも暖かいでしょ?」 「て、提督。ちょっと恥ずかしいですよ」 提督は、執務中の生真面目な雰囲気とは全く違う、いたずら好きな子供みたいだと鳳翔は思うのだった。こんな事をするということはきっと、心の底からリラックスしているのだろう。 「鳳翔さん。みかん食べたい」 「はい」 みかんはこたつの上。お椀にいくつか入っていて、提督が手を伸ばせば届く距離。はいどうぞと手渡しをすることもなく、鳳翔は丁寧に皮をむき始めて……。 「どうぞ。あーん、してください」 「あーん」 後ろに控えている提督は、鳳翔の指にかぶりつくように、ぱくりと一口。 「おいしいね」 「ふふ。そうですね」 もきゅもきゅと食べ続ける提督。けれど、それだけでは飽き足らず……。 「あ。もう、提督ったら」 背後から提督が手を伸ばし、鳳翔が今まさに食べようとしていたみかんを一房取り上げて食べてしまったのだった。 「おーいし」 「それは私のですよ。ふふ」 楽しそうにじゃれ合う二人。そのうちに……。 「ん……。提督」 「何ですか?」 「その……。えっと」 「嫌ですか?」 「いえ……。ちょっと、くすぐったくて」 提督はこっそりといつの間にか、鳳翔が着ている和服の隙間に右手を差し込んでいたずらをしていたのだった。 「もう、いけない人ですね。提督は」 「鳳翔さんが可愛くて、触りたくなっちゃって」 「そうですか」 「おっぱい、触っちゃだめですか?」 「もう既に、触っちゃってますよ? もしも、です。……触ったらだめですって言ったら、どうしちゃいます?」 鳳翔は何となく聞いてみた。 「……おとなしく憲兵隊に自首します。私、提督は、鳳翔さんの同意を得ずに、その可愛らしいおっぱいに触れるという大変無礼な行為をしましたと正直に言って、しょっぴかれてきます。軍法会議か営巣入りか、そんなところではないでしょうか」 「それは困ります。冗談ですよ。ダメだなんて言いません。……でも」 「はい?」 「触ってて、楽しいですか? 私の胸なんて」 「はい! ものすごく楽しいですから!」 力説。強い口調で断言されて、鳳翔は思わず目をぱちくりとさせてしまう。 「そ、そうなんですか? ……全然大きくないですけど。提督の周りには、スタイルのいい子ばかりですし」 「大きさなんて問題じゃないんです。好きな人のおっぱいは、触れてるだけで幸せな気持ちになれるんですよ」 「そうなんですか。あ……」 指先で寄せ上げて、ふにふにとこね回す。白くて艶やかな肌は、指先に吸い付くかのように瑞々しかった。 「ノーブラ、なんですね」 「ラインが、見えちゃいますから。ん……。普段はその、さらしとか巻いているんですけど」 「柔らかくて、可愛いおっぱいです」 「ん……ふ……。そう、ですか。ありがとうございます」 「乳首、ふにふにしてますね。……何だかだんだん固くなってきました」 「あんっ。提督が、いじくるから……。敏感に……はぅっ」 「ホントだ。敏感なんですね」 「や、だめ……。あ……はぅ……くぅっ!」 「鳳翔さん、何気に息遣いがすごくエッチなんだけど」 「提督が、私のおっぱいを……んっ! そんなふうに、もみもみするから、です。あっ」 「だって、本当に可愛いから。手の平にすっぽりおさまって、ふにふにできちゃうから」 「く……ふ……。あ、ぁぁ……。そんな、に……ちく、び……摘んじゃ……。くぁっ」 そして、提督が面白がって鳳翔の乳首をちょっと強めにふにふにとこね回していると、なんの前踏まれもなく……。 「やっ……だめっ! くあっ! あっあっあっあっあっ! あひっ! あ、あ、あ……んああああっ!」 鳳翔は突然頭を仰け反らせ、びくびくんと激しく震えはじめた。それは提督にとっても予想外のことだったようで、驚く。 「え? え?鳳翔さん、もしかしてその」 「はぁぁぁ……ぁぁぁ……。もしか、しないです……」 「え? こ、こんなに簡単に、いっちゃったんですか? おっぱいだけで?」 頷く鳳翔。 「乳首……ちょっと強めにふにふにってされて、突然頭の中が真っ白になっちゃいました……」 鳳翔自身何が起こったのかわからなかったくらいの、奇襲でも食らったかのような急転直下の状況だった。 「そ、そうだったんだ。こんなに早くなんて、予想もしてませんでした。……気持ち良かった、ですか?」 「……すごく」 「そうですか。……敏感なんですね。鳳翔さんは」 そうとしか言えない提督。 「提督に、いっぱい仕込まれちゃいましたからね。今まで……」 鳳翔は少し嬉しそうに、乱れた衣服を整えながら、言った。鳳翔が感じるところを完全に把握しているのに、提督は自覚がないようだった。その指先による愛撫で、何度となく鳳翔を快楽の渦に巻き込んでいったことに。 「提督。その……。これで終わりじゃ、ないですよね?」 「う、ん」 「もっと私を弄んで、可愛がってください」 挨拶代わりの一回目ってことでとばかりに、提督は鳳翔と向かい合ってキスをした。提督は知らぬ間に、鳳翔のやる気スイッチをオンにしてしまったようだった。これはもう、提督もその思いに応えるしかないのだった。 …………
「ん……」 「……」 唇同士が静かに触れ合う一時。 「みかんの味がします」 「ふふ。私もです」 つい先程、一緒に食べたばかりなのだから当然のこと。 「いたずら好きなんですね、提督は」 「大好きな人にはつい、いたずらをしたくなっちゃうものなんですよ。男って生き物は」 「そうですか」 「ですので。もっとしても、いいですか?」 「はい。なんなりと」 「じゃあ……」 提督は鳳翔を抱きしめて、小声になって耳元で囁く。 「鳳翔さんのおま○こに顔を埋めて、ペロペロなめなめしたいです!」 いきなりの濃厚なリクエスト。 「……は、はい。わ、わかり、ました。勿論、いいですよ」 なんなりととは言ったものの、やっぱり恥ずかしい。提督も、遠慮というものをまるで考えていないのだった。 「ど、どうすればいいのですか?」 「おこたの上に寝そべってください」 「え……」 上に乗っていたみかん入りのお椀やお茶を下に降ろしてから、鳳翔を寝そべらせる。はしたないことこの上ないと鳳翔は思うけれど、提督たってのお願いだから恥じらいも全て受け入れる。 「足、開いて」 「は、はい」 提督の望みに応じて、ゆっくりと細い足を開いていく。 「っ! て、提督は本当に、私を恥ずかしがらせるのがお好きなのですね」 灯りを消すこともなく、全てが丸見え。明るいところで全てはっきりと見たいとは提督の要望。 「うん。だって、大好きな人が自分の手で気持ちよくなっちゃって、感じてるところとか、そういう息づかいとか……恥ずかしがってるところとかって、最高に可愛いから」 「そう……ですか」 「はい。だから、エッチな事させてください」 そんなふうに言われてしまったら、鳳翔は何も言い返せない。 「……どうぞ」 鳳翔はしっかりと足を開き、何も覆われていない恥部を提督に差し出した。 「鳳翔さんのおま○こ、本当に綺麗」 「あ……」 提督の指が触れる。 「びらびらもはみ出してなくて、色もピンクで」 提督の指先は果実の皮を剥くように割れ目を開いていく。そして頃合いを見計らって提督は露わになった恥部にかぷりとかぶりつく。 「あっ! ……ん!」 提督は舌を差し込み、中でうごめかせる。生暖かくてヌメヌメした中に、舌のざらっとした感覚が鳳翔の下半身に集中する。 「おいしいよ。鳳翔さんのおま○こ」 「そんな……こと……」 「ペロペロすると、えっちなお汁が溢れてくる」 「……あ。くぁ」 こそばゆさと羞恥で、鳳翔は頭を仰け反らせながら耐える。漏れてくる甘ったるい声を可能な限り抑えながら。 「鳳翔さんは、清楚で奥ゆかしくて家庭的で優しくて。……みんなのお母さんみたいに慕われていて。そんな素敵な人を、こんなふうにおこたの上に寝させてお○んこをぐしょぬれにさせて、大股開きをさせている俺は、最低の極悪人ですよね」 そんな自虐的な事を呟いている提督に、鳳翔は優しく微笑む。 「……そんなことは、ないですよ。だって」 鳳翔の恥部からとろりと一滴、愛液がこぼれていった。 「私もこういうこと、提督にして欲しいなって、思ってましたから」 「そうなのですか?」 「はい。……提督が思っているほど、私は貞淑な女ではないですし、上品でもありません。ご覧の通り、おこたの上ではしたなく股を開いて、大好きな人に恥ずかしい所をたっぷり愛撫してもらって、快感を貪って喘いでいる淫らな女です。ですので」 鳳翔はちゅぷ、と自ら割れ目に人差し指と中指を差し込んで、ぐい、と左右に開いて見せた。 「提督のお好きなように、この淫乱女のお○んこを弄んでください」 妖艶な雰囲気を漂わせようとしているのだが、頬はほんのりと赤い。かなり無理をした演技だとひと目でわかる。 「鳳翔さん……。もう。恥ずかしいのに、無理しちゃって」 「ん……。違うんです。この恥ずかしさは、嫌な恥ずかしさじゃないんです。本当です」 指摘されて狼狽。明らかに強がっているのがわかり、提督は頬をほころばせる。 「鳳翔さんは可愛いな。お母さんみたいに包容力があって、母性的で。でも、そうかと思えば、ちょっと年上の優しいお姉さんみたいだったりして。かと思えば、今みたいに健気で頑張り屋さんな、あどけない女の子みたいだったり」 好きな人の魅力を一つずつ具体的に、本人の目の前で言ってみせる。 「も、もう。褒めても何も出ませんよ?」 照れまくりの鳳翔。 「そうかな? あ、えっちなお汁が出てるよ。マン汁だ」 とろりとした液体が更に分泌され、こたつの天板を濡らしていった。 「見つめられて……感じてしまいました。……提督は、意地悪です。早く……私をその、い、いかせて……あへあへ、させてください。これ以上焦らすのは……めっ、です」 ちょっと拗ねたように頬を膨らませて抗議。ああもう、なんて可愛い人なんだろうと提督は思った。 「ごめんごめん。それじゃ、改めてするよ」 それから提督は、一心不乱にむしゃぶりついた。 「あああああっ!」 舌で中をかき混ぜる。片手でクリトリスをこね回したり、もう片方の手でも中をかき混ぜたりする。 「ん……っく! ふぁっ……あ、あっ! あふっ!」 手で抑えていても、か細い声が漏れてしまう。呼吸も段々と粗くなっていく。感じているのがわかり、提督はさらに愛撫を続ける。 (エッチな鳳翔さん。最高に可愛いな) 好きな人を思いっきり感じさせ、よがらせるのが楽しくて堪らない。もっともっと激しく刺激をしたくなってしまう。ぺろぺろ、ぶちゅぶちゅ、じゅるりと、生々しい音が聞こえてくる。 「あっ! あっ! も、もう……あはっ……! あふっ! はぁんっ!」 「無駄な抵抗はやめて、もう、潔くイっちゃいましょうよ。鳳翔さん」 耐えがたい快感を受けつつもどこか必死に抗っているような、そんな健気な様子を提督は鳳翔の姿に見た。そして無慈悲にも、とどめの一撃を与える。 「そら、いっちゃえ」 「あ、あ、あ、あ、ん、あ、あ! あはぁっ! も、ぅ、だ、め……! いっちゃ……あ、あ、あ……んああああああああああっ!」 びくびくと全身を痙攣させながら、鳳翔は遂に二度目の絶頂を迎えさせられてしまった。提督は鳳翔に気付かれないようにガッツポーズ。 (おし! 鳳翔さんをイかせたぞ! 本当にもう、可愛いなぁ) 押し寄せる快楽に耐えきれなくなって、大きく口を開け、頭をのけぞらせ、細く華奢な体を何度も弓なりにしならせる鳳翔。 「はぁぁ……。ふぅぅ……。ま、また……い、いっちゃい……ました……」 「気持ちよかったですか?」 「……はぃぃ。……とっても、気持ち良かったです」 脱力し、恥部を手で隠す余力もまだなさそう。 「エッチに乱れる鳳翔さん。最高に可愛かったですよ」 「ん……」 提督は笑顔で、鳳翔にキスをした。 …………
「あ……」 鳳翔が二度目の絶頂を迎えさせられて間もなく。提督は、そのまま寝そべっている鳳翔の上に体を重ねていた。 「ち○ちん入れてもいいですか?」 「……はい。勿論です。いつでも大歓迎ですよ」 「いきます」 「んんっ」 やがてゆっくりと、長くて太いものが鳳翔の膣内へとねじ込まれていく。太くて長いものが挿入されていく圧迫感は、何回しても癖になる。静かな室内に、にゅちゅ、くちゅ、と鳳翔の湿った割れ目に沈み込んでいく音が微かに響いた。 「好きな人と一つになれる瞬間って、本当に幸せですよね」 提督が言うと。 「はい。私も、同感です」 初めてしたときのドキドキした感覚が、今も忘れられない。二人、肌を重ねるたびに思い出す。今もあの頃とまるで変わっていないなと。 「う……ん……んぅぅ……あぅっ」 「全部入ったよ」 「はい。そうみたい、ですね。あ……奥に、当たってますね」 「鳳翔さん?」 「少しこのまま、じっとしていてもいいですか?」 「はい。気の済むまで」 一つに繋がり、じっとする。互いの鼓動もわかるような、そんな一時。離れてほしくないからと、鳳翔は無意識のうちに両足首を提督の腰辺りで組んで固定していた。 「鳳翔さん。これって、何ていうか知ってます? 今のこの状態を」 「いえ? 何というのですか?」 「だいしゅきホールドって言うんです」 「そ、そうでしたか。でも……その……。大好きな人に、しているのですから、いいんですよね?」 「何も間違ってなんていませんよ」 おかしなやりとりに、二人揃って笑い合う。 「鳳翔さん。だいしゅきって、言ってみて」 「……だいしゅき」 鳳翔は照れながらも目の前で言ってくれる。ホールドする力をちょっとだけ強めながら。 「本当に、可愛いなあ」 「離れてほしくないんです」 「寂しがりやさんなんですか?」 「……私も。提督に、甘えさせて欲しいなって思っちゃ、だめですか?」 「全然だめじゃないです。鳳翔さんも、誰かに甘えたくなったりするんですね」 「提督、だけですよ。こんな事、お願いするのは。みんなには秘密にしてくださいね」 家庭的で、お母さんみたいに包容力があって、誰からも頼りにされて慕われている。そんな彼女が甘えさせてと言っている。 「勿論、二人だけの秘密です。俺で良ければいくらでも、甘えてください」 「……ありがとう、ございます」 ぎゅーっと、鳳翔は提督を抱きしめる力を強めた。 「その言葉に、甘えちゃいますね」 優しさに包まれて、鳳翔は子供のように甘えた。 「だいしゅき、です」 「俺も」 「だいしゅきって、もう一回言ってください」 「……だいしゅき」 鳳翔は子供のように笑った。提督はたまらずに、鳳翔を抱きしめる力を強めた。その弾みで鳳翔の子宮が圧迫される。 「あんっ。……中で擦れて、気持ちいいです」 交わりが楽しい。一つに繋がってる事が嬉しい。二人はそう思った。 「ふっ。あ……。奥に、奥に当たるぅ。んぁっ」 「鳳翔さんの中、気持ちいい」 奥に入れたまま、小刻みに出し入れを繰り返す提督。こつこつと連続で当たる感覚に、鳳翔は喘ぎ続けた。 「もっと……もっとください。あ、あっ!」 「奥に当たるのがいいんですね?」 「はいっ! あ、あ……っ! そこ、です。そこが、いいんです。あ、あぁんっ!」 静かな室内にて、二人の営みが続いていく。 「あ、あっ!」 提督は鳳翔の細い腰を両手で掴み、ゆっくりと出し入れを続ける。 「気持ちいい?」 「はい。勿論。……とても、幸せな気持ちです」 「そっか。俺もです」 決して急がない。慌てない。密着感を楽しむように、ゆったりとした動き。 「ふぅぅ……。はぁぁ……。あぁ……はぁ……」 堪えるように、呼吸を整えている鳳翔。半開きの目は無防備で、それを見て提督は、彼女が自分を完全に信頼してくれているのだとわかる。 「こつこつ、当たってますね」 「は、い。んぁっ! ぁっ! 奥が……奥がいいんです。あぁぁっ! そこ! そこぉっ!」 子宮を刺激され、切なげな声。 「鳳翔さん、こういうときは……って言ってください。……とか。……とか」 「はいぃ」 誰に聞かれるわけでもないのに、内緒話のように耳元で囁く提督。恥ずかしがり屋な彼女に卑猥なことを言わせ、悶えさせるつもりなのだった。 「あ、んぁっ! そこがいいのぉっ! あぁんっ! お、お○んこ気持ちいぃ……。うぅぅ、恥ずかしい、です」 「可愛いなあもう。……何だか俺も、イきたくなってきちゃった。そろそろ出しちゃって、いいですか?」 「勿論、です。……私の中。たっぷり、満たしちゃってくださいね」 「注水、しちゃいますね」 「いっぱい出してください。んっ」 優しい笑顔の彼女に、たっぷりと中出ししたい。やがて交わりは少しずつ速度を速めていき、提督は達していくのだった。 「んぁ、ぁ……あはぁっ! で、出てる……出てるぅ。どぴゅどぴゅって、提督の……いっぱい……。中に……はぁぁ……」 …………
「暖かいですね」 「はい。本当に」 こたつに二人。座椅子に腰掛ける提督と、その上にちょこんと乗っている鳳翔。暖かいのはこたつの方だけではなくて。 「しばらく入れたままでいてだなんて。鳳翔さん、寂しがり屋さんなんですね」 「わがままなことを言って、申し訳ありません」 「謝らないでください。鳳翔さんの中、たっぷり味わえて嬉しいですから」 二人は尚も一つに繋がったまま。あの後、提督によってたっぷりと中に出された後、今も抜かずのまま。大量に射精された精液が周りに拡散しないようにと、ティッシュを何枚も重ねて防波堤を作っていた。 『もう少し、このままでいさせてもらえませんか』 と、鳳翔たってのお願いを聞いているのだった。 「ん……。あぁ。はぁぁ……。体が、火照っています」 「鳳翔さん。エッチって、楽しいですね」 「はい」 「おっぱい触ってもいいですか?」 「ふふ。もう既に触ってるじゃないですか? んっ」 「ばれちゃいましたか」 「ええ。左右の乳首をふにふにって、摘まれちゃってます。あ……。う、うなじを舐められるのは……ちょっと、くすぐったいですよ」 「あ、何かちょっと締め付けてきました。感じてるんですね。わかりますよ」 「はい。提督に嘘はつけませんね。ちょっと体をいじられるとすぐに、やらしい気持ちにさせられてしまいます。私は本当に……淫乱な女なんです。軽蔑しますか?」 「するわけ無いです。でも、それいいな。俺のために淫乱になってくれる鳳翔さん、最高に可愛い」 提督はくい、と鳳翔の顔を動かして後ろからキスをした。 「ん……。本当に、たくさん愛してもらえて……幸せです」 ――こたつの上には熱々のお茶とみかん。一つに繋がったまま、くつろぎタイムを再開する二人。 「あ、提督。見てください。那珂ちゃんが出てますよ」 「ほんとだ」 テレビを見ると、見知った姿。華やかな衣装に身を包み、あんまり上手とは言えないけれども一生懸命に歌って踊っているアイドル軽巡娘の姿。健気でファン思いで人気を誇っている。 「ほんとだ。……アイドル衣装で歌う鳳翔さん、見てみたいな」 「え……。私には、似合わないんじゃないでしょうか? こういう衣装はもっと華やかな娘の方が……」 「そんなことはないと思います! むしろ似合ってます絶対に!」 「そ、そうですか」 力説され、鳳翔は何も言えない。 「今度明石に頼んでみよう。無論自腹で」 「本気なんですね」 「そしてソロライブの後は今みたいに、こんなふうに、させてくださいね」 提督は想像したのか、鳳翔の中に入り込んでいるものがびくんと震えたような、そんな気がした。 「んっ……。はい。いっぱいしましょうね」 そんな他愛のないやりとり。二人だけの静かな夜はゆったりと過ぎていく。 「そういえば。熱燗を用意していたんでした。いかがですか?」 「あ、いいね。一緒に飲もうよ」 「それじゃ、持ってきますので。あっ!」 一旦離れようとしたけれど、提督に却下される。 「一緒に行く」 提督は鳳翔とくっついたまま立ち上がる。そしてそのまま鳳翔の体も抱え込むようにして持ち上げていく。 「……またしたくなってきちゃった」 「え!? あっ! だ、だめです! 提督っ! あっ! んっ! 激しっ! ああああああああああああああっ!」 辛抱堪らずに立ちバックスタイルでまた始める提督。両腕を掴まれ、がくがくと激しく揺さぶられる鳳翔。ずちゅずちゅぱんぱんと交わる音が響く。このようにして、熱燗にありつけるのはちょっとばかり先になってしまうのだった。 ----------後書き---------- 二人きりの時は、羽目を外して思いっきりバカップルできるねと思いました。 鳳翔さんもきっとこんな風に、提督に甘えたりしたいのではないでしょうか。 |