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理樹のおもちゃ










「クドー」

「わふ……」

 ぱらぱらと、柔らかな花びらが一枚ずつ剥がれ落ちていくかのように、クドはゆっくりと制服を脱いでいく。そうしてやがて露わになるのは、白い肌と同じように白い水着。胸元にはわざとらしいくらいに大きく『くど』と書かれた部分があって、それが正規のものではないと物語る。

「裸じゃないから、恥ずかしくないよね」

「は……恥ずかしい、です」

「どうして?」

「だ、だって……だって。こんな……お外で……」

「水着着ているでしょ?」

「わふ……。でも、その……。こんな真夜中に、水着でうろついてる人なんていません……。それも、こんな恥ずかしい水着でなんて」

「そうかな?」

「いないですよ〜! リキの意地悪……」

「あはは。でも、いいじゃない。恥ずかしいと言ってもさ。……ちょっとばかり乳首が起っているのが丸わかりだとか、あそこの形とか、お尻の割れ目がはっきりと分かるくらいなだけだからね」

「ち、ちょっとじゃないです〜! わふ〜っ!」

 おちょくるように言いつつ、理樹は何気なくクドのお尻を撫で回していた。もぞもぞとまさぐられて、クドはくすぐったそう。

「り、リキぃ……。も、物凄く恥ずかしいのです……」

「でも、裸じゃないでしょ?」

 クドが理樹に訴えてみても、話は振り出しに戻るだけ。

「違うのです! リキは……リキは私を恥ずかしがらせるために、水着……それも、こんな白い水着なんて着せて……。それで……お外を連れ回しているんです。意地悪なのです。さでぃすとなのです……」

「ふーん。裸じゃないのに恥ずかしいだなんて、クドは変わってるね」

 あくまでも、裸じゃないことを強調する。

「そうじゃなくて……。リキ。やっぱりわかってて意地悪してるです……」

「何のことかな? 僕にはよくわからないなー」

 笑顔の理樹は完全にすっとぼけていて、クドの指摘にまともに取り合わない。そうしてまたごく普通に、クドが脱ぎ終えた制服のスカート及びその他諸々を、アスファルトの上に置いていった。

「こんなスケスケの水着……。裸と同じです。ううん……。裸より、恥ずかしいのです……」

 すると、理樹の言っていることはコロッと変わって。

「そうだよね。よく考えたら、クドのおっぱいもお○んこも、丸見えだからね。そのスケスケの白水着は」

 全く、何を今更といったところ。

「わかってて……わたしを恥ずかしがらせるんですね? リキは……」

「うん。何もしないでも、クドのお○んこがどんどんぬるぬるになっていくのが可愛いからね。そのままにして、恥ずかしがってもらってたんだ」

「……」

 水着の股間に当たる部分は、もはやごまかしようのない程に濡れていた。クドはもう、言葉を見つけることができなかった。

「おいで、クド」

「あ……」

 細い手を掴まれて、そしてどこかへ誘われる。スカートを始めとして、上着もブラウスも、マントもソックスも、ベレー帽やショーツも、いずれも同じように路上に放置されていく。理樹にとってそんなものは、今はクドには必要がないのだった。

「ほら、言ってごらん? 今の自分が何なのか」

「あ。……わたしはリキの……おもちゃです。あっあっ! い、いきなりそんな……大胆なのです」

 ずぶずぶと、理樹の人差し指がクドの割れ目の中へと入っていく。ためらうこともなく、一気に。

「うん。本当に、可愛いおもちゃだよ。お人形さんみたいに」

「は、ぁぁ! ゆ、指……入れちゃ。はふっ!」

 白く、透き通るような肌。艶やかな亜麻色の長い髪。澄み切った空のような青い瞳。指でいじくり回す度に、クドの小さくて幼い外見が、理樹にはたまらなく儚げに感じられる。

「でも、人形はこんなにぐしょぐしょに濡らしたり、やらしくおつゆを垂らしたりはしないよね」

「あ、あ……っ。そ、んな。激し、くぅっ!」

「んー。クドの中は、指一本でもきつきつだけど、二本くらい楽勝だよね?」

 そうして理樹はクドの同意も得ずに、中指を追加して入れていく。

「あああっ! はふっ!」

「痛い?」

「い、たくは……ない、ですぅ」

「むしろ、よかったり?」

「……。はい、です」

 感じてしまっていることを暴露させられる。

「正直だね。いい子いい子」

「ああ! あ……。体の中、ぐにぐにされて、ますます……濡れちゃいますぅ」

 それはあたかも、栓をこじ開けられてしまうかのよう。ぽとぽととしたたり落ちて行く滴。

「いい感じっぷりだね、クド」

「だ、だって……。リキが……。そんなに、かき混ぜるから……」

「そういえば、この間もこれくらい感じていたよね。ほら、この前。廊下でしちゃったとき」

「あれは……。はぅっ!」

 ぐちゅぐちゅと攻められながら、クドは思い出す。恥辱と快感に満ちた記憶を。





自習の時間にちょっと教室を抜け出して。そして……。





 誰もいない廊下にて。

『り、リキ。これはその……。変態、じゃないでしょうか?』

『そうだよ? クドがね』

『わふ……』

 クドの姿はいつも通りの制服とマント。そしてベレー帽。ただし……膝辺りまでずり降ろされたショーツと、不自然にめくれ上がったスカートが、何かが普段とは決定的に違うことを示している。

『服着てるから恥ずかしくないでしょ?』

『恥ずかしいです……。ものすごく』

 クドのスカートは、前も後ろもめくれ上がったまま安全ピンで上着に留められていた。そのおかげでクドの毛一つ生えていないつるつるの割れ目も、細身の体の中では意外とむっちりしているお尻の丸みも穴も、完全に晒されているのだった。

『こんな所でそんな恰好しちゃってさ。痴女? 露出狂?』

『り、リキがしろって言うから……!』

『僕は、無理にしてとは言わなかったよ?』

『わふぅ』

 本当の事だから言い返せない。クドは、理樹の言う事には何故だか従ってしまうのだった。それはあたかも、催眠術にでもかけられてしまったかのように、逆らう事が出来ないのだった。

『さ、言ってごらん。私のえっちなところを見てくださいって』

 考えるまでもない。理樹の要求に答えるのは条件反射。

『……私のえっちなところ、見てください』

『えっちなところって、具体的にどこ?』

 問いには正直に答えるしかない。

『お……お○んこ、です』

『お尻は?』

『お尻も、です』

『そんな恥ずかしい所を丸出しにしながら、授業中の廊下を歩いている気分はどう? 濡れてきちゃうでしょ』

『はい……ですぅ』

 一目瞭然だから何も言い返せない。少し歩むだけで股間が擦れ、にちゃり、ぐちゅり、と音がする。

『もうさ。スカートなんて脱いじゃいなよ。いらないでしょ? そんなもの』

『そ、それはダメです!』

『どうして?』

『だって……。誰かが来たら……。わふぅ……』

『誰かが来たら……思いっきり下半身を見せつけるんだね! 痴女みたいに!』

 クドのもっともらしい悩みに対し、ボケたことを言う理樹。

『どうしてそうなるですかぁ〜! って、あ……あ……。ゆ、指……入れちゃダメなのです!』

 やらしくも間抜けなやりとりは続く。

『そう言われてもさ。僕はクドの中に指突っ込むの、大好きなんだよ』

『そんなっ!』

 剥き出しの割れ目に人差し指を入れられてしまう。

『クドは可愛いな。小さくて、細くて、綺麗で』

『あ、ああ! り、きぃ!』

『こうやってお○んこを指でずこずこいじるとえっちな声出して、おつゆもいっぱいたらしてくれるし』

 理樹が言う通り、廊下の床にぽたり、ぽたり、と雫の粒が落ちていく。

『だ、め……ですぅ。あ、あ、あっ』

 くちゅくちゅと、とろけてしまいそうな音……。そのまま身も心も弾け飛びそうなくらい、いかされてしまった。無論、指だけで終わるわけもなく……。

『あひっ! んんんぅっ!』

 廊下の壁に押しつけられて、太く長くそそり立ったものを、下から押し込まれていく。やがてクドはガクガクと揺さぶられ、体中の力が抜けてしまうくらい





回想は終わるけれど、今もまた同じような状況。





「は、ふ……」

「ほんと。感じやすいんだから」

「それは……。リキが……」

「人のせいにしちゃだめだよ? 僕の指をこんなにべとべとにさせちゃっておいてさ」

 ずにゅ、と一際深くねじ込まれる。

「あっあっ! ごめんなさい、です……!」

「僕と『すぐエッチできるように』って、いつも紐パンなんかはいてて、変態だよね」

「はい……。あっ!」

 理樹はそれを知っていて、二人きりになってなおかつ人の気配がないとみるや手早くクドのスカート内に手を突っ込んで、左右の紐を引っ張り、奪い去ってしまうことが多々あるのだった。

「クドは小さくて軽いから、持ち上げるのも楽々だし」

 指で攻めつつ、片足を掴んで上げさせる。

「あっあっあっあっあっ! だ、め、ですぅ……っ! あああっ!」

「この前なんて、駅弁スタイルで一つになったままお散歩しちゃったよね」

「は、い。あっ! うああああっ! も、もう……もう……! い、い、いっちゃい……ます!」

 辺りに人がいないのを確かめてから、そんな事をしたこともある。学校内だろうと外だろうと、変わりはない。公園のベンチで。夕暮れに染まる教室にて。グラウンド脇の土手にて……。いくつもの記憶。

「いっちゃいなよ。この変態わんこ」

「わふぅっ! んあああああああああっ!」

 クドは体を大きくしならせて、絶頂を迎えさせられてしまった。





…………





「あふぅぅぅ……」

 白い水着はそのままに、首輪にリード。口にはボールギャグ。鼻には嗜虐心を煽る紐付きのフック。全身は麻縄で縛られて、アヌスには犬の尻尾を模したプラグ。クドはそんな羞恥極まる姿にさせられていた。

「いくよ」

 そうして今まさに、女子寮の前を四つん這いになって通っていく。

「ほらクド。頑張って。あっちまで行けたらご褒美あげるから」

「わふ? おひんひん?」

 この場合、ご褒美ときたら一つしかない。

「そうだよ。クドが大好きなこれのことだよ」

「あふぅん」

 待ち遠しくてたまらない。そんな表情のクドに、理樹は頬や鼻、口元や額に、勃起しきってそそり立つ肉棒の先端をぴたぴたと押し当てている。

「んふぅぅ」

「声出したら誰かにばれちゃうよ? いくら気持ちいいからってさ」

「ん、ん……」

 ぐりぐりと頬に押し当てられる肉棒。欲しくてたまらない。仮に今、ボールギャグを噛まされていなかったら、絶対に自分から咥え込んでいることだろう。

「んふぅっ!」

 理樹の亀頭の割れ目から出て行く先走り液で、クドの顔はたちまちとろとろのてかてかに濡らされていく。

「ああ、ほら。よだれ垂らしちゃだめでしょ? 誰かにばれちゃうよ?」

「ん! ほ、ほふれしは……。はふっ!」

 理樹は言ってるそばからクドの小ぶりな乳首をひねりあげた。クドの口元からよだれが糸を引きながらたれていく。

「あふ……あふ……」

「だらしない顔だなあ」

「らっれ……。はふぅ。りひ。あのほ……」

「うん?」

 そうしてやがて辿り着いたのは芝生の上。そんなところで、クドは理樹にちょっとしたお願いをしてみた。理樹はクドの体を馬に見立てて跨がっている。もちろん、全体重をかけたりはしていない。

「ほら、進んで」

 ぎゅうう、とクドの尻を後ろ手に掴む。

「あふ! はふ!」

 ボールギャグはそのままに、手綱のようにロープを引く。

「あぐふぅ!」

 クドの首がのけぞるけれど、決して苦痛じゃない。これも全て、クドが望んだ事。

「本当にクドはエッチだよね。馬乗りのようにしてください、だなんて」

「らっれ……。しれほしひのれす……」

「鞭を入れて欲しいだなんてさ」

 ぱちん、と尻を叩かれる音。クドは恍惚とした表情。

「はふぅっ! あぁはっ!」

「もう、こんなことされておつゆがどんどん出てくるなんて」

「あ、あぁぁ……あふ……ふ……。ふふぁあぁぁぁっ!」

「しょうがない娘だね。……これから、どうして欲しい?」

 素直にはっきりと、して欲しいことを言わなければいけない。

「おはんほに……おひんひん、いれへ、ふらはぃ……」

 クドの可愛らしい顔が歪んでいる。大きなボールギャグと革のバンド。鼻を引っ張るフックと紐。涙、涎、鼻汁……。

「お願いする時は尻尾をふらなきゃ。動物らしくね」

「あ、ふぅ。はふぅ……」

 クドは理樹に言われるがまま、くねくねと尻を振る。ふさふさと揺れる尻尾は、身も心も犬になりきった証拠。

「いいよ、クド。それで、どうして欲しいの?」

「おはんほに、いれへ……」

「ぶち込んで欲しいの?」

「はひ。ふひほんれ、ほひぃれふ」

「そしたら?」

「すほすほ、はんはん、しれほしいれふ」

「あはは。ずこずこ、ぱんぱん、だなんてクドは本当にえっちだなあ」

「あふ!」

 理樹はリードをちょっと強く引いてみる。

「じゃ、そんな変態さんなクドに免じて。……入れるよー」

「はふっ!」

 クドの秘所に理樹のものがずぶりと強く、ねじ込まれていく。数秒間に渡って、少しずつ。クドにとって、待ちに待った瞬間だった。

「んくぅっ!」

「クド、いきなり締め付け強すぎだよ。どれだけ欲しかったの?」

「あぅ! あぉぅ!」

「ホント。クドはちっちゃくて入れやすいし、軽くて持ち上げやすいし、まるで持ち運びできる携帯用お○んこだよね」

 理樹は好きなようにいいながら、ボールギャグを外してあげる。

「はっ。ふっ。そう、です。わたしは理樹の……んぅっ。携帯用のお○んこ……です」

「いつでもどこでも、入れたい時に入れさせてもらえるんだよね? オナホみたい」

「そ、う……です。わたしは理樹の……おなほ、なのです」

「どこに入れさせてもらえるの?」

「お○んこでも……お口でも……お尻でも、です。おっぱいは……挟めません、けど」

「いっぱい出したら、ごっくんってしてもらえるのかな?」

「はい……です」

「前に言っていたけどさ。僕に簡単に入れさせてもらえるようにしてるから、だからいつも紐パンなんだよね?」

「です。……リ、キに。いつでもお尻やお○んこを差し出せるようにしたいから。いつでも入れてもらって、気持ち良くなって欲しいから……」

「教室内に誰もいないことを確かめてからさ。教卓の上に座って、大股開きしたりしてるんだよね?」

「は、い……。この前、しました。体育の時間に……」

「その時オナニーはした?」

「しません、でした」

「もう。だめじゃない。今度はするんだよ?」

「はい。です……」

「普通に歩いている時にさ。お漏らししてみせてよ。回りの誰にも気付かれないように、こっそりと」

「今度、してみます……」

 理樹に言われると、すべてが本当のように、できるように思えてくる。

「本当に、変態な娘なんだから。……ほら、いっちゃいな。よっ……と!」

「はふっ! あ! あ! あっ!」

 一際大きな突き上げに、クドは絶頂を迎えさせられた。

「クド、いきすぎ。本当に感じやすいんだから」

 ぴくぴくと震えているクドの背後で、理樹がくすっと笑う。この可愛らしい子犬のような娘を、目茶苦茶にしてやりたい。全身べとべとにしたり、羞恥攻めにしたりと、理樹はそう思いながら再び腰を前後にうごめかせ始める。

 例えば……。鉄棒に両足でぶら下がらせながら、口で奉仕させるとか。女子寮の前で、犬のように片足を上げさせながら放尿させてみたり。学校を出て、駅弁スタイルのまま一つになって行けるところまで行ってみたり。楽しみは尽きることがなかった。





…………





「リキぃ」

 授業が終わり、夕暮れ色に染まる廊下。人影もまばらなそんなところにて。クドはスカートの中に手を入れて……。

「してほしいの?」

「はいです」

「じゃあ、いつものようにして」

「……」

 しゅるる、と繊維がこすれる音。左右の紐を解き、そして、見せつけるようにクドは差し出す。

「人前で堂々とパンツを脱いじゃうなんて、恥知らずだよね」

「……」

 理樹の意地悪な言葉がたまらない。

「このパンツさ。職員室の前に『落とし物です』って書いて貼っておこうか? 能美クドリャフカさん、って顔写真も一緒に付け加えてさ」

 そんな事をされたら、大勢の人に……。クドは全身を震わせる。

「理樹。も、もう……わたしのお○んこは……濡れ濡れなんです」

「へえ。あ、ホントだ。たれてきてるね」

「だから……だから」

 クドの鼓動は既に限界にまで高まっていた。

 ――数分後の事。

「うくぅっ!」

 校舎の壁に両手をつかされて、背後から激しく攻め立てられているクドがいた。体同士がぶつかりあって、鈍い音をたてている。

「えっちな子犬にはやっぱりバックが一番だよね」

「あっあっあっあっ!」

 いっぱい中に出してもらおう。そして、今日の夜もまた……こんな風にしてもらおう。服なんて、もういらない。そんな思いすら込み上げてくる。クドは改めて、理樹に『はーどにしてください』と、お願いすることに決めた。けれど今はただ、この快感に身をまかせていこう。それこそ、意識が飛ぶくらいに。

「あっあっあんっあっあっあっはぅんっ! わふっ!」

 クドは校舎の壁に顔を押しつけて舌を這わせながら、子宮にまで届かんとする一突き一突きの感触を楽しむ。まだ始まったばかり。だけど、終わってしまうのが今から怖い。ずっと続いて欲しい時間だと心の底から思うのだった。















----------後書き----------

 何となく、白水着クドをおもちゃにしたえろいお話を書きたいなと思ったので、形にしてみました。

 クド可愛いよクド。そして、えっちぃよ。……というわけで、久しぶりの更新でした。

 次回こそはPureMix2ndの鈴編をどうにかせねば。もうほぼできあがっている……のだけど、いつになるやら。


ご感想を頂けると嬉しいです。





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