向こうの方へ
――授業中の教室。 静けさと微妙な緊張感の混じり合った空間のすぐ側。ドアや壁といった板一枚を隔てた廊下では、それはもうとんでもないくらいにいかがわしいことが行われていた。けれども、そんな事を知る者は当人達を除き、誰一人としていなかった。ずっと知る寸前で踏みとどまっているだけだとしても、それは奇跡のようなものだった。 細長い校舎の端にある階段の側にて、制服姿の理樹は向こうの方へ指を差しながらクドへ言った。ここから向こうの方……ほら、あっちまでね。廊下の端まで歩いていって、教室のドアが開いていないか一つ一つ見てきてよ、と。そうしてクドは理樹に言われるがままにそろそろと、可能な限り足音をたてないように歩んで行った。理樹に言われたとはいえ、適当な口実をでっちあげて授業をサボる事となってしまったのだから、後ろめたさを感じていたのだった。 結果として、どの教室もドアはしっかりと閉じられていて開いてはいなかった。そんな報告を理樹にしたところ、次なる過激な指令がクドに下される。 「ふーん。じゃ、スカートとパンツ脱いで、あっちまで行って戻ってきてよ」 「そ、そんな!」 できる訳がない。クドは抗議しようとするも、口元を歪めながらニヤリと笑う理樹の言葉に逆らう事などできはしない。 「してよ」 「わ……ふ……」 クドにとって理樹の言葉は絶対だった。……十数秒後、半裸にさせられてもじもじと両手で股間とお尻を押さえながら廊下を歩んでいくクドがいた。体の恥ずかしい所を覆い尽くしてくれるスカートもショーツも、今では理樹の手の中。 (り、リキは意地悪です……! こんな……こんな……こんなっ!) 早く行かなければいけない。けれど、僅かな吐息すら教室内に聞こえてしまいそう。心拍数がどこまでも上がっていくのが自分でもわかる。つい速足になってしまうけれど、震える足がもつれてなかなか上手く歩けない。無理に早足になろうとすると、今度は足音が大きくなりそうで再び歩めなくなる。……そうこうしているうちに廊下の端につくが、その場所も決して安全地帯ではない。階段からも誰かが来るかもしれないのだから。様々な思考が頭の中をぐるぐると巡り、結局クドはまたたまらずに小走りになっていた。 「お帰り。クド」 「はぁっはぁっ。や、約束通りにしました。す、スカートとパンツ……返してください……」 「何言ってるのさ。これからでしょ? お楽しみは」 「なっ……」 絶句するクドの元に理樹が近付いてきて、がちゃりと音をたてていた。次の瞬間、クドの首に大形犬用の首輪が優しく巻かれ、理樹はリードをしっかりと握っていた。そうして愛しの飼い犬に声をかける。 「さ、お散歩に行くよ」 「あ、あああ……っ! ま、待ってください!」 クドの言葉に耳を貸したわけではなく、そういえば、とばかりに理樹はカラカラと窓を開ける。そうして迷いを感じるそぶりも見せず、手に持っていたクドのスカートとショーツを裏庭の方へと投げ捨てていた。 「な、にを……っ!?」 「んー。マントも上着もいらないよね? 脱いじゃおっか」 「そ……っ! あっ!?」 有無を言わせない手早さ。理樹の手はまさに手品師のようだった。手袋でも外すかのようにするすると服が脱げていき、いとも簡単にクドの上半身から全てを奪い去ってしまった。クドはろくに抗う間も無く、裸体を晒す事になってしまった。 「り、リキ……待ってくださ……。あ、あっ!」 「リボンは可愛いから残しておいていいよね。うん。そうしよう」 「あ、あ、ああぁ……。わ、私……裸に……なっちゃいました……」 「これでよし。ベレー帽はかぶってるし、ソックスもちゃんとはいてるし、全然恥ずかしくないよね?」 理樹が挑発するように言う。殆ど全裸のクドの体は透き通るように白くて華奢で、ガラス細工のように儚げな印象を与える。首輪と共に胸に残されたリボンはペットそのもの。全裸でいるよりも恥ずかしい。 「り、リキ……っ! こ、これじゃまるで私……っ!」 「犬だよ。決まってるじゃない」 「なっ! なっ……」 絶句してしまうクドに、理樹ははっきりと言い切る。 「誰がどう見たってクドは子犬じゃない。実際、葉留佳さんもクドの事をクド公だなんて言っていたし。僕もそう思ってるんだけど、違う?」 「違い……ません。はい……」 子犬っぽい娘だと、自他共に認めている。だから否定などできはしない。それにしてもここまでの扱いを受けるのは初めてだった。 「でしょ? ほら、犬なら犬らしく四つん這いになって。行くよ」 「あ、あっ!」 理樹がリードを引っ張る。ぐい、と首に革製の輪が軽くめり込む。クドはもう、言われるがままにするしかなかった。いつしか無意識のうちに四つん這いになっていて、這いずり回るように両手両足をうごめかしていた。 『わ、ふ……。は、ふ……』 ひそひそと小声になるけれど、それすら中に聞こえてしまっていそうで恐い。 『クド。犬なら犬らしく、もっと息を荒くしてさ。ハアハアしながら舌とか出さなきゃ』 『は、い……ですぅ。はあはあ、はあはあ……はふ、あふ……ああぁ』 殆ど全裸で胸やお尻を丸出しにしたまま、四つん這いで首輪とリードで繋がれて、そんな恰好で授業中の廊下をひたひたと歩む。つるつるとした冷たい床の感触がとても刺激的に感じる。自分は今、とんでもないくらいいけないことをしているんだと、嫌と言うほど思い知らされる。 『クドは本当に四つん這いが似合うなあ』 クドの体は華奢で幼く見えるけれどしなやかで、どこか肉付きがいいように見える。その証拠に背中からお尻、そして特に太ももに至る丸みを帯びたラインが理樹にとっては色気すら感じるのだった。 『は、う……。はふ、はふ、はふぅっ』 余りの興奮に、クドは全身を痙攣させている。危うすぎる状況で、誰かに気付かれるかもしれない瀬戸際なのだから動揺して当然だった。それなのに、そんなクドに対して理樹は更なる過激な要求を突きつけてくる。 『ほら。そこの教室のドア、ぺろぺろ舐め回してよ』 『う……。は、いいぃ……。ん、んん……はふぅ、あふぅ、わふうぅぅん』 閉じたドアに舌を這わせる。振動をたてないようにそっと、極めて慎重に。中からは教師の声と、黒板に擦れるチョークの音。数学の授業をしている事が微かに分かる。きっと、大勢の視線が黒板へと向けられている事だろう。 『可愛いよ。本当に、学校内に迷い込んじゃった子犬みたいだよ』 『ああああ……っ。わ、ふぅぅ!』 クドがそんな事をしていると、理樹が背後から手を伸ばし、尖った乳首以外殆ど膨らんでいない胸をまさぐり始めた。クドは喉の奥から出てきそうな喘ぎを必死に堪える。今ここで自分の姿が晒されたら学校中に痴態が知れ渡る。とてつもない恐怖に背筋が震える。 『クドは小さいなあ。おっぱいも、背も』 『あ、うぅぅ! ほ、放っておいてください……。あぅ』 理樹はクドの背筋にも手を這わせる。 『あ……。わ、ふぅぅ……。も、もう……許してください……ですぅ』 恥ずかしすぎてぽろぽろと涙をこぼすクド。暫くそんな事を繰り返して、再び散歩が再開される。廊下も中頃に達した辺りになってからのこと。 『おっと。肝心なものを忘れていたよ』 『え……。あっ?』 簡単にベレー帽を脱がされる。そうして、四つん這いのクドの頭にすっぽりとかぶされるもの。子犬の垂れた耳をかたどったヘアバンド。 『わふぅ……』 『ほら犬になった。でも、もう一つ必要だよね』 ずぐ、と強烈な感触。極めつけとばかりに追加されたアクセサリ。 『はぐっ!?』 『尻尾だよ』 『あ、あ、あああああっ! お、お尻に……お尻に!? あ、ああああああっ!』 『ん。ちょっときついな。クド、力抜いて』 『そ、んな……。あ、あ……』 クドのお尻の中にずぶずぶとねじ込まれていくのは細く長いバイブ。先端に犬の尻尾がついたもの。 『り、リキぃぃ。だ、めえぇぇ……。ああああっ』 『我慢して。もう少しだよ。……ん、やっと奥まで入ったね。よく似合ってるよ、クド。お尻振るわせて可愛いよ。ふさふさの尻尾揺らして、本当に犬だよね』 理樹はそう言いながらクドの腰を掴んで少し持ち上げ、いつの間にかしっとりと濡れている割れ目を目がけ、自らの下腹部からそそり立ったものをねじ込んでしまった。クドはいとも簡単に二つの穴を占拠されてしまった。 『あ、あ、あ……。り、リキぃっ! こんなっ! こんな……とこで……っ!』 『ほらほら、散歩なんだから歩いてよ』 『で、も……。そんなっ! 聞こえちゃいます!』 『何が聞こえるの?』 『わふ……。私と理樹が……している音が、です』 ぱん、ぱん、と小刻みに二人がぶつかる音。僅かな音量だけど、クドは気が気でならない。 『何してる音?』 『わふっ! ……せ、せっくす……です』 『セックスっていうか、交尾だよね。これって』 『そうかも、です……。んっ』 『でも、ま。大丈夫だって。ほら立って』 『わ、ふ……』 理樹はクドを立たせて細い腕を掴んで引き寄せ、腰を前後にうごめかせながら歩ませる。 『あ、あ、あ……だ、め……ですぅ』 『クドも腰を振って。ほら』 『あ、あ、あぅぅ、あ、あふ。声……でちゃい、ますぅ。あ、あ、あ』 クドは必死に唇を噛み締め、込み上げて来る快感を堪える。静かな廊下にぱん、ぱん、ぱん、ぱん、と淫靡な音が規則的に響いていく。クドはただ、理樹に言われるがままにすり足で、数センチから数メートル単位で歩んで行く。 『ふーん。クドもおっぱい揺れるんだ』 『え……あ。わふ……。そうみたい、です』 殆どないけれど、僅かな膨らみと小ぶりながら尖っている乳首がぷるぷると上下に揺れているのが背後からでもわかる。 『クド、気持ちいいでしょ。そろそろイきそうなんじゃない?』 『は、い……』 理樹の言うことはいちいち全てが正しい。クドは思う。まるで自分の感覚を共有しているみたい、と。どこまでも理樹の手の平で躍らされ、弄ばれているとはっきりわかる。 『はは。じゃ、一緒にイこうか』 『あ、ああああっ!』 ラストスパートに入り、理樹の腰使いが猛烈に早くなる。ぱんぱんと乾いた感じの音が、クドのものと理樹のものが内部で擦れてぱちゅぱちゅと湿ったものに変わっていく。あまりにもやらしい音が……教室内に聞こえてしまう。クドはしかし、理樹に抗議する余裕すらなかった。 『わふっ! あっふううううっ!』 クドの目許からぽろぽろとこぼれ落ちる涙と、だらし無く舌を出した口から糸を引いて流れ出る涎。激しくねじ込まれている秘所からも愛液がしたたり落ちていく。……声を出して喘ぎたいと強く思った。気持ちいいと思い切り叫びたい。いきそうだと自己主張したい、と。 そうしてクドは絶頂を向えた。 『わ……っふうううううっ! んああああああっ!』 『クド、今イっちゃったね。じゃあ僕もイこっかな。……んっんっ。あ、気持ちいい』 引き抜かれる事なくどぴゅ、どぴゅ、と大量に射精。全てがクドの中へと入って来る。小さな体から溢れんばかりの熱いものが。 『あ、あああっ。熱いのが……私の中に、入ってくる……ですぅ』 そんな時だった。静寂を打ち破るように、突然チャイムが鳴った。 『あ。もうそんな時間なんだ』 『わ、わふううううっ!?』 のほほんとした理樹とは対症的に慌てふためくクド。すぐに廊下は人で溢れる事になるのだから当然。 『りりりり、リキいっ! ど、ど、どうすればいいのですか! ひ、人が……人が来ちゃいます! 人が! 見られちゃいます! あっ! あっ! あっ! 人が! 人が! 人が来ちゃいますーーーっ!』 『んー。慌てる事もないと思うよ。ほら、そこにトイレあるし』 全てを分かっているかのように理樹は言った。クドの慌てっぷりを楽しんで見ているかのように。 『わふううううーーーーーっ! わふっ! わふっ! わふうううーーーーっ!』 『わっ』 全力で逃げ出す犬のようだった。クドは飼い主の手を離れたリードを引きずり、時折滑って転げつつも頑張って堪えて四足歩行になりながら、女子トイレのドアノブに飛びついて開き、そうして中へと躍り込んでいった。 短い休み時間が終わるまで、二人は女子トイレの個室に隠れる事にした。
『さっきのクド、本当に犬みたいだったよ』 『リキ……。どこまで意地悪なのですか!』 『ごめんごめん。クドを見ていると意地悪な気持ちになっちゃうんだよ。可愛いすぎるから』 『もうっ!』 『でもさ、スリル満点だったでしょ?』 『そ、そうですけど。本当に心臓が飛び跳ねるような思いをしましたですよ……。わふっ!?』 『人が入って来たみたいだね』 『っ!』 途端に黙りこくるクド。便座に腰掛けている理樹は、さも当然のようにクドの顔を掴んで屈み込ませ、口を開かせてくわえ込ませていった。 『ん!? ん……んぐ』 ばたんとドアを開閉する音。じゃああ、と水が流れる音。女子生徒達の他愛もない話声。隣の個室にも誰かが入って来たようで、物音が聞こえる。 『んく、んく』 じゅる、じゅぷ、くちゅ……。クドはただ一生懸命にフェラを続ける。舌を絡ませ、唇で包み込み、早い速度で上下にうごめく。そんなクドを見て、理樹はリードを軽く引っ張りながら征服欲に満たされていった。こんな小さな可憐な娘が自分の欲望を全て満たしてくれる。これほど幸せなことはないだろう。 『クド。ご褒美欲しい?』 『ん、ぐ。ふぁい』 クドは理樹のものを咥え込んだまま上目使いになり、頷いた。 『じゃ、あげる。いくよー』 『わ、ふ……っ!』 理樹は何げなく言いながら射精を開始した。最初の射精は大量で尚且つ拡散して、クドの顔中があっと言う間にべとべとになっていた。二射目、三射目は首から下……小さな胸もお腹も白く汚れてしまった。 『わふ……』 全身を汚されてしまい、呆然としているクドの心など知らず、大音響のチャイムが再び鳴り響いていった。 もっといっぱい遊ぼうよと、理樹は言う。
――男子トイレの中で、四つん這いのまま犯されるクド。 「あっあっあっあっ! こ、んな……所で……」 「すごくいけない事をしているみたいだよね」 「充分いけない事、ですよ。わふぅ……」 ――それが終わったら今度は、犬のように片足を高く上げさせられて、男子用の小便器目がけておしっこをさせられる。 「わふううう……。リキィィ……。熱い、ですぅ……」 「クドは男子トイレでおしっこしたことってある?」 「あ、あるわけないです……。あ、ああぁぁ……。変な、感じですぅ」 ――クドは男子用の小便器に腰掛けさせられる。そうして、開いた口内目がけて思い切り放尿を開始する理樹。じょぼぼぼ、と音を立ててクドの体中を濡らしていく。 「けほっけほっ! わふうぅぅ……」 「気持ちいいなあ。クドは僕専用だよ」 極め付けは、再び廊下に出てからの事。クドはリキに抱えられて、所謂駅弁スタイル。 『クド。しっかり捕まっていてよね』 『わ、ふ……。あ……あっ!』 ずぶぶとめり込む感触。奥まで入ったと気付いた時、既に理樹はクドを激しく揺さぶっていた。 『わっふぅぅっ! あ、あ……っ!』 『ダメだよクド。そんなエッチな声出しちゃ。今は授業中なんだよ? わかってる?』 理樹にだけは言われたくない。そう思ってはいても、仕方が無い。 『だ、って……』 『クドは淫乱な雌犬さんだね』 『あ、あ、あ、あ、あっ。はい、です……。私は……リキの……エッチな飼い犬ですぅ。ああんっ! リキとえっちするのが大好きな……交尾が大好きな、雌犬なんです』 『うん。どうして欲しい?』 『もっと、揺さぶってください……です。深く、奥まで……。い、いっちゃい、ます』 『ふうん。じゃあ、お望み通り。一気にいくよ』 『はい……。え? あ……あ、ああっ!?』 理樹は突然、全力で駆け出した。クドと交わったまま廊下の端から端まで一気に。 『あっ! あああっ! だ、め……! あっあっあっあっあっあっあっ! はあああっ!』 杭を思いっきり打ち込まれては引き抜かれるように、理樹の大きなものがクドの小さな割れ目の中でうごめく。一気に入っては引き抜かれを繰り返す。クドは目を大きく見開いて唇をきつく噛みしめて呼吸を止める。 『だ、め……。いっちゃ……。あっ……。私……。何回……』 ぷしゃ、ぷしゃ、と壁にぶち当てられた水風船が破裂してしまったかのような飛沫。感度が極限まで高まってしまったクドは、突かれる度に絶頂を迎え、潮吹きをしてしまった。今も尚、お尻を伝ってぽたぽたとしたたり落ちていく。 『あ、あ……。授業中なのに……。廊下で……。裸で……。スカートもパンツも……全部、脱いじゃって……。お尻も……おっぱいも、丸出しで……。リ、リキと、えっちして……。ゆさゆさ……されて……あ……あっ。いやらしいおつゆ……いっぱいたらして……。お尻にはバイブ、入れられて……』 タタタタ、と理樹の足音だけが聞こえる。それに比較してずむずむと小刻みに出入りを繰り返す。……僅かだけど、一カ所だけ教室のドアが開いている所があった。中の様子がほんの一瞬目に入る。大勢の人がいる。理樹達が通り過ぎるのはあっと言う間で、誰も気付いていないようだけれども、クドにとっては全てを見られてしまったかのように感じた。 『わ、ふぅぅ!』 『クド。今締め付けがすごくきつくなったよ』 『は、い……。変態……です……。私……。気持ちいいんです。いっちゃうんです……。あぅっ! あ、ぅ……わふぅ……』 いつしかクドは自ら腰を動かして、快楽を貪っていた。そうしてやっと……実際には僅か十数秒間だったけれど、廊下の端までたどり着いて、階段が見える。二人にとってのゴールがそこだった。 「あぁぁ……あぁ、あ……」 「クド。気持ちよかった?」 「で、でちゃ……。あぁぁ……あっ!」 わなわなと口元を震わせて、夢見心地のクド。理樹は何度となく射精して満足したのか、クドの中から引き抜いた。するとクドの小さな体からは不釣り合いな量の滴が、ぶしゃあああと音を立て、盛大に階段の下目掛けて噴射されていった。 「階段が滝みたいだよ、クド」 「い、イき……すぎちゃいました……。わふぅ……」 …………
制服姿のクドはお尻を高く突き上げてショーツを膝辺りまでずり降ろし、理樹に見せつけるようにお尻の割れ目を開く。 「り、キぃ」 犬耳のヘアバンドと首輪とリードは自分でつけていた。そうして片手で尻尾のついたアナルバイブを握り、自らねじ込んでいく。 「んん。んんんぅ!」 ずぶずぶと入り込んでいく感覚がたまらない。クドは思う。いつも………授業中も休憩中も食事中も、ずっとこの格好でいたいのに、と。 「ああぁ……」 バイブが全てねじ込まれ、理樹に見せつけるように、物欲しそうにお尻を振る。 「リキぃ……」 今の私は大切な人の飼い犬なのだから、そんなことをするのは当たり前と、クドは思っていた。 「今日もいっぱい、可愛がってください」 やがて理樹の手がお尻に伸びてくる。きっと今日もまた……いっぱいいろんなことをしてもらえるんだろう。クドは鼓動が高まっていくのを感じていた。 ----------後書き----------
恒例のハードえろすなクドSSでした。
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