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Secret Mission










 その日のお昼前。理樹はわけあって授業中に抜け出していた。雲一つない青空の元、屋上でフェラ抜き。小毬にそんなことをしてもらいたくなったから。全ては事前に打ち合わせ済の事だった。

「小毬さん、おしゃぶり上手になったね」

「ん、ん……」

 屋上の入り口脇にあるパイプに腰掛ける理樹。そのすぐ側で小毬は跪き、理樹のズボンの開いたチャックからそそり立っているものをくわえ込む。そうしてゆっくりと頭を前後に動かして、愛撫。

「んぐ……。だ、だって。理樹君がしてくれって……。んんっ」

 言い訳するかのように、口を離す。理樹は、続けてよと云いながら、小毬の頭を掴んで再び押し込む。ちょっと意地悪な感じに。

 大多数の女の子と同じように、お菓子が大好きな小毬。ある日のこと。いつもと同じように、屋上にお菓子を持ち込んで理樹と楽しいおしゃべりタイム。の、はずだった。

「見て見て理樹君」

 赤ちゃんが口にくわえるおしゃぶり。……のような飴。そんなものをくわえてしゃぶり、おもしろいでしょと小毬は笑いながら云うのだった。

「小毬さん、おしゃぶり好きなんだ」

「うんっ」

 じゃあさ、と理樹はさりげなく云った。

「僕のもなめてよ」

「え?」

 理樹は、ボーイッシュな女の子のような可愛らしい笑顔を見せながらじー……と音を立ててチャックを降ろし、小毬の目前に突き出した。

「……」

 一瞬、時が止まった。理樹のとんでもない行動に小毬は息を飲み、そして大混乱に陥った。

「わわわわわわっ! りりりりりり理樹君んんんんんっ! なななななな、何を何を何をしてるのっ!?」

「何って。僕のおち○ちんを小毬さんのお口でしゃぶって欲しいだけなんだけど?」

 にこ、と理樹は笑いながら太く長いものを小毬の口元に押し当てる。小毬の背後は壁……。つまりは逃げようのないシチュエーション。最初から既に追い込まれていたも同然なのだった。

「だめ?」

「はぅぅぅ……」

 小毬は何故だかだめ、とは云えなかった。





そうしてなし崩し的に事は進んだ。





「あの時理樹君が、いきなりあんなこと云うから……」

 知らず知らずの内に仕込まれてしまったと、小毬の目は語っていた。何度となくそういう事を繰り返されていくうちに慣れてしまい、上手になってしまった。そう云いたいのだ。

「違うよ」

「んんんっ!」

 理樹は小毬の頭を両手で掴んで、軽く引き寄せた。小毬の口内に再び理樹のものが入っていく。

「小毬さんは元からえっちな娘なんだよ。才能有りだと思うよ」

「んんっ!」

「ほら。もっと舌使って。ぺろぺろ嘗めて。……そう。上手だよ」

 小毬は懸命に奉仕を続ける。理樹の云う通りに舌を動かし続ける。

「野球の時もそうだったけどさ。小毬さん、飲み込みがすごく早いんだよね」

「ん、ん、んんんっ」

「ちょっとこつを掴んだらすごく上手になっちゃうんだから。えっちなビデオとかでデビューできるね。すっごく可愛いし、スタイルもいいから人気者になれるんじゃない? 天然キャラとしてさ」

 理樹はいじめるように云いながら、小毬の頭を激しく前後に揺さぶる。

「……もうちょっとで出すよ」

「んんんぅっ!」

 一瞬。ぶぴゅ、と音を立てたような感触。あっという間に小毬の口内は理樹の熱い精液で満たされていく。





…………





「ほら。いつもみたいに云って」

「……り、きくん。入れ……て……」

 動物的な四つん這いの格好。更に羞恥を煽るためスカートとショーツを脱がされて半裸。丸いお尻が露になっていて、理樹の方に突き出しておねだりするよう要求される。

 ずぷりという感触と共に先端が入る。そうして、理樹の華奢な外見とは全く不釣り合いな程に太く、長いものがずぷずぷと抵抗をかきわけてねじこまれていく。

「あああああっ! こ、んな……」

 理樹は小毬のつるつるしていてふにふにのお尻をしっかりと掴み前後に突き始める。だんだんと早くなっていく動きに合わせ、ぱんぱんぱんと体同士がぶつかる音が響く。

「いい天気だね。小毬さん」

 こんな時に何を云っているのだろう。

「風も気持ちいいし。青空のもとでエッチするって、どんな気分?」

「あっあっあっ! り、理樹くんの……えっちぃぃぃ」

「違うって。えっちなのは小毬さんの方だよ。ほら、僕がこうやってずこずこすると……」

 にっこりと笑いながら小刻みな動きを繰り返した。すると、小毬は背筋をふるわせながらあえぐ。

「あああぁっ!」

「一気に締め付けが良くなるんだから。本当に感じてるんだね。じゃ、今度はこうだよ」

 小刻みな動きから一転して、大きく引き抜いて奥まで一気に押し込む。

「はぅっ! あぅっ! あ、ああ……お、奥に……奥にあたるぅ……っ! んぐっ!」

 どこをどうすれば小毬が感じるか、理樹は既に知り尽くしていた。

「ほら、感じてる。やっぱえっちだよね」

「だって、だって、あ……あああっ!」

「僕も、一気にいっちゃうよ」

 そうして理樹は腰の動きを速める。やがて達し、小毬のお尻に精液をぶちまけるのだった。





…………





「理樹君。す、スカートとパンツ……返して」

 恥じらい、困り果てた小毬。理樹はまたにっこりと笑って云った。小毬のスカートとパンツを片手に。

「ちょっと、散歩してみない?」

「え……」

 小毬に拒否権は与えられなかった。

 そのまま……。下半身を剥き出しにさせられたまま、屋上を降りて行かされることになった。

「あ、あ、あ! ……だ、め……だめぇっ! こんな……っ!」

「大丈夫だって。静かにしていればばれないよ」

 達観したかのようにどこまでも冷静な理樹。

「誰かに……誰かに見られちゃう……っ!」

「見られたら一発で変態扱いだね。あっ、誰か来るよ」

「っ!?」

「冗談だよ」

「り、理樹君の意地悪!」

 ひたすら慌てふためく小毬を見て、理樹はくすくすと笑う。ゆっくりと階段を降りて廊下に出る。人影はおろか気配もない。ひんやりとした空気が小毬の下半身を逆に火照らせる。

「あぁ、あぁ……あぅ」

「ほら、隠しちゃだめだよ」

「う……」

 両腕は背中。何度かそう促されたのにできず……結局ベルトで縛られてしまった。

「半脱ぎって、裸よりえっちだよね」

「う、う……」

 そうこうしてる間に、いくつめかの教室を通過する。幸いなことにどの教室もドアは閉じていて、見つかることはなかった。辺りはただ静まり返っている。教師がチョークで黒板に書きつづける音のみが響く。誰もが授業に集中しているのだろう。

「あ、ぅ」

 あまりの緊張感に、小毬はぶるっと震える。しかし同時に見透かされてしまう……。ぽたりと一粒、小毬の秘所から滴がこぼれ落ちてしまったのだから。

「小毬さんのあそこ、ぐしょぐしょになってる。感じてるんだね」

「だ……って」

 理樹は小毬のお尻をなで回し、秘所にも手をはわす。

「んぐ!」

 突然、理樹は小毬のパンツ……薄い緑色と白の縞模様のそれを丸めて小毬の口に押し込んだ。そしてそのまま小毬の顔を教室側の壁に付かせ、背後から秘所にねじ込んだ。

「んんんんんっ!」

 壁一枚隔てた向こう側には三十人近くの人。そんな教室が連なっている廊下で、スカートもパンツも脱がされて挿入されている。声も出せないくらいのスリリングさ。

 理樹はひたすら容赦なく突き上げる。そうして、突き上げながら背後から手を伸ばし、小毬の上着の中をまさぐり、ブラを引きずり降ろして露わになった二つの膨らみを樅みまわした。

「んひっ! ふひぃっ! んんんぅっ!」

 あまりの緊張感と激しい刺激に、小毬はあっさりと絶頂を迎えさせられてしまった。

「あぅ……。き、もちいい……よぉ」

 作られた世界のように、起こり得るはずのないシチュエーション。

 小毬はただ揺さぶられ、翻弄され、最後に熱いものをぶちまけられていき……顔中どろどろのべとべとに汚されていくのだった。

 そうして理樹は相変わらずくすっと笑って云う。

「小毬さんはえっちだね」

 きっとそうなのだろうと小毬は思った。

 たくし上げられた上着と下着。そこから二つの膨らみが露わになっている。制服と胸に精液をぶちまけられながら、小毬は自分で自分の胸を揉みしだいて快感を貪っていた。

「うん。……えっちだよ。あ、ん」

 小毬の口元に理樹のものが押し当てられ、くわえ込む。次はどんなことをしてくれるのだろう。どんなふうにえっちな気持ちにさせてくれるのだろう。

 授業中の静かな校舎にて、人知れず二人の交わりは続いていくのだった。











----------後書き----------

 久々にリトバス。

 個人的に、小毬は何かえっちぃオーラを放っているので、こういうのもいいかも。

 理樹が何故かいじめっこだけど。




よろしければご意見ご感想をくださいな。








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