Sunny Side
「……」 日曜日の昼下がり。のんびりとした空気が流れる図書室にて。ことみはいつものように分厚い本をひたすら読み耽る。ものすごい早さで文字を読み取り、瞬く間にページをめくって行く。床にクッションを置いて、ソックスを脱いで素足のまま座り込み、長期戦の構えだ。 「ことみー」 彼女の側にいるのは朋也。熱中していることみを見て、無駄だとわかっていつつ、呼びかけてみる。 「……」 案の定、返事はない。することがないので朋也は段々手持ち無沙汰になり、いろいろといたずらをしたくなってきた。 (気付かせるのは簡単だけど、な) ことみの背後に回って、制服の上からでも大きさがわかる程ふっくらした胸を人差し指で軽〜くつついた。 (相変わらず、ふにふに) ことみは全く気付いていないようで、読書に夢中だった。 「揉んじゃうぞ?」 「……」 左右の胸を豪快に掴んでからふさ、ふさ、とこね回し始める。寄せ上げて、離して……と好き放題。 (柔らかいなー。パイズリしてもらいてぇ) 手に余るくらい大きな膨らみは、マシュマロのように柔らかくて、暖かかった。 「ことみー?」 胸を掴んだままふるふると小刻みに震わせてみる。それでも反応はない。朋也が一言『ことみちゃん』と呼べば必ず気付くのだけれども。今日は何としてでもその手を使わずに気付かせてみたかったのだった。 (こうなったら今度は) 胸から手を離し、ことみの制服の中へと侵入させる。上着の下の、インナーの中へと。そして……。 (ん) もぞもぞと侵入させていくうちに、少しざらっとした感触の布地……ブラに手が当たり、朋也はそれすらもずらして、ことみの胸を直に揉んだ。 (可愛いなあ) 服の上から揉んだ時よりも遥かに柔らかくて、でも張りがあって、心地よい感じに指がめり込む。……少し強めに揉み回して行くうちに、朋也の手のひらにくにゅ、と固い感触が走る。 (わお。起ってら) 度重なる愛撫によって、ことみの乳首はぷっくらと勃起していた。触っただけで分かる、小さめの乳輪とちょこんとした乳首は朋也のお気に入りだ。 (体は正直ということだな) 相変わらずことみは無反応だけど、心なしか頬を赤らめて吐く息が熱くなっているようだ。あくまでも、無意識のうちに。 (そろそろ気付くだろ?) 胸を揉み回しながら、親指と人差し指でこりこりとした乳首をつまみ、こね回したり引っ張ったりしてみた。少し強めに引っ張ってから離すと、反動でプリンのようにぷるんと震える。 「ことみー?」 それでも反応はない。 「仕方がないな」 胸の愛撫に加えて、今度は耳元に舌を這わせたり、首筋にキスをしてみたりする。 「おーい」 同時に何度も何度も執拗に揉み回す。 (これだけやっても気付かないのかよ) ことみが気付くまで揉み続けるのをやめない、とばかりに朋也は必死に頑張る。もみもみもみもみ、さわさわさわさわ、ぷにゅぷにゅぷにゅぷにゅ、と優しい愛撫を一分、三分、五分……ひたすら延々続けた。とにかくひたすらことみの胸を揉みくちゃにしたのだった。 (……手が疲れた) こうなったら、このままことみの体を浮かせて下着をずらして中に入れてしまう……のが最終手段ではあるけれど。 (流石にそこまではな) いたずらにしてはいきすぎかな、と思うのだった。端から見ればもう十分いきすぎではあるけれど。 というわけで結局、この勝負。
朋也の完敗だったわけで。
「ことみ……ちゃん」 これを云う時のポイントは、少し溜めてみること。と、朋也は思った。 「……あ」 いつもの通りちゃん付けでささやいてみると、あっと言う間に気付いたようだ。ページをめくる手がぴたっと止まる。 「ともやくん。……っ!」 そして、突然ビクッと震えて、困ったように視線をキョロキョロさせて、スカートを押さえ込むように両手を付いて。 「どうした?」 「あ……あぅ」 もじもじとしてしまい、涙目になっていき。体を抱くように縮こまる。 「……。お、もらし……しちゃった……の」 「え?」 と、云うよりも。朋也の度重なる愛撫により、濡れてしまったのだった。結局最後まで、ことみは気付いていないようだった。 「あ、あ〜……」 天を仰ぐ朋也。いたずらが過ぎた、と後悔しても時既に遅し。 理由を説明しようにも、云い辛く……。
落ち込むことみに優しくキスをして
そして……
「いじめる? いじめる?」 「うん。……でも、優しくするから」 素直にそう云うと、ことみは困り果てた表情になってしまう。誰も来るとは思えないし、という事で朋也はことみを立たせた。そして、小動物のように脅えることみを抱き寄せて、キスをして……。 「ことみ。入れるぞ」 服は脱がさずに大きな机に手を着かせ、お尻を突き出させて短いプリーツスカートをまくり上げて、ぐっしょり濡れてしまった下着を膝までずらして……それから。 「あ、あ……んっ!」 ことみの腰をがっしりと掴んでから秘所へとあてがって、突き上げるようにして挿入。少しずつ挿入して奥まで入ったことを確認して、ゆっくりと前後に動き出す。 「ことみの中。気持ちいいぞ」 馴染んでくるのを待ってから、朋也はやがて速度を上げていく。静かな図書室の中をぱんぱんと音が響いて行く。 「あっ! あっ! あっ!」 と同時に、ことみは突かれて感じてしまう。その度に、甘ったるい喘ぎ声が漏れてしまう。そして、か細く頼りなげな声が可愛らしくて、朋也はついつい激しくしてしまう。それは、温もりの連鎖。 「ともや……く、ん……っ! ああっ! あっ! あ……っ!」 柔らかな日差しが差し込む中で
二人は思う存分肌を重ねるのだった。
----------後書き----------
珍しくことみ話短編でした。 ちょっとした日常の中の非日常なお話。……と云ったところでしょか? ありえん、とはまあ、思いますがw ご意見ご感想シチュエーションのリクエスト、誤字脱字報告はWeb拍手にてお願い致します。 |