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ことみの過激










「う。……ふ、んん」

 ずりゅ、ずりゅ、と湿った肌と肌同士がこすれ合う音がかすかに響く。ことみは直立不動の朋也にひざまずいて、ごそごそとしながらうごめいていた。制服の上着をインナーと下着ごとたくしあげ、ふっくらとしたボリュームのある胸を両手で掴んで朋也のものを挟み込んでいるのだった。

 ――辺りもすっかり暗くなった放課後のこと。二人以外に誰もいない空き教室の片隅での出来事。

「パイズリ上手になったな」

「一生懸命。ん……練習、したの」

 細長い缶コーヒーの缶を使ったり、スプレー缶で試してみたり、バナナで試してみたり。ことみなりに工夫しているらしかった。全ては朋也に気持ちよくなってもらいたいから。

「そうそう。もっと舌と口も使って。いい感じ」

「ん、んん……」

 朋也に云われるがままに、胸で上下にしごきながら先端を舌で愛撫し、時にくわえ込んだ。その度に朋也の陰毛がことみの頬や胸に触れ、唾液が絡み合いずりゅずりゅと這うような音をたてて汚していく。白くてきれいな肌も、桜色の小ぶりな乳首と乳輪も濡れていく。

「出すぞ」

「ふ、あ……」

 朋也が云う。すぐに射精が始まる。

「あ、あ、あ」

 朋也はことみの胸を掴んで寄せ上げ、その中に先端を差し込んで射精。ことみの胸からお腹にかけて大量の精液が筋を描き、たれて行く。そこで朋也はとんでもないことをしでかした。

「あ……っ! あっあっ」

 たくし上げられていたことみのブラ及びインナーをぐい、といきなり素早く降ろし、そのまま上着のボタンを閉じてしまったのだった。

「と、もやく、ん。きもち……わるいの」

 ことみはもじもじしながら涙目になってしまう。けれど朋也はどこ吹く風。涼しい顔をしながら二回目を要求。

「しゃぶって」

「え……。んんっ!」

 今度は朋也主導。ことみの頭をがっしりと掴んで腰を前後に激しく動かした。

 出したばかりで拭きもしていないから、朋也のものがことみの口内をうごめくたびにぐちゅぐちゅと音がする。

「気持ちいいぞ。ことみの口」

「うっうっうっ。んんんぅっ」

 体中を汚されていくような感覚。服の中もどろどろにされていく違和感。

 ことみは必死に口を開けて舌を使い、朋也の大きなものを愛撫し続けた。

「出すぞ」

「んんんっ!」

 突如引き抜かれる。今度は……。

「んぶっ! あぅっ!」

 朋也はことみの顔を目がけて射精した。出したばかりだというのに全く勢いを失っておらず、量も半端ではなかった。

 ことみのかわいらしい顔はあっと言う間に汚されて行く。それどころか塗り重ねるように、制服の上着にもぶちまけられてしまう。

「ともや……くん。ひどい……。いじめる……」

 軽くむせ返りながら抗議するけれど。

「じゃ、やめるか」

「……」

 じわりと目尻に涙。やめないでほしい。ことみは強くそう思う。もっといじめて欲しい、と。





…………





 ――空き教室の、恐らくはしばらく使われていないであろう黒板に両手を付き、体を支える。黒板から両手に伝わるひんやりと冷たい感触とは対照的に、背後からは熱いものが断続的に込み上げてくる。朋也がことみの腰をしっかりと掴み、中へと突き上げているのだ。

「あっあっ」

 身長差もあるけれど、強烈な攻めにことみはつま先立ちを余儀無くされていた。朋也による突き上げは激しく、邪魔なのでまくり上げられたスカートの中で朋也の下腹部とことみのお尻が触れ合い、ぱち、ぱち、と音を立てている。つややかな長い髪も、可愛らしい髪飾りも、上着をたくしあげられて剥き出しになった胸も、ことみの体の全てが小刻みに揺れている。

「えろい体してるよな。ことみは」

「そう、なの。あっ」

 自分でも自覚はあったから朋也の言葉に頷く。朋也の手が伸び、胸を握り潰してきた。恥ずかしいところを揉みくちゃにされ、ことみはきつく目を閉じる。乳首が起っているのが自分でも分かってしまう。同時に、朋也の大きなものがことみの中に遠慮なく入り込んでくる様もはっきりと分かる。

「もっと腰触れよ」

「う、ん。……あ、はぁ、はぁ」

 眠たそうな、酔っ払ったような焦点の合っていない瞳。ことみは朋也に云われるがままに腰をくねらせはじめる。朋也はそれを見て、とても意地悪な口調でことみを言葉責めする。

「上手いぞ、この淫乱娘。こんな動き、どこで覚えた?」

「ちが……うの」

 何が違うのだろう? 答えながら疑問に思う。

「もっと喘げよ」

「あ、あっあっ。はぅっ……あっ」

 服従でもさせられてるかのように何でもされるがまま。云われるがまま。最近、朋也が側にいない時。ついつい手が胸や股間に伸びてしまう。はしたない大股開きも、いやらしい喘ぎ声も、悩ましげな表情も、全て朋也に見てもらいたい。そして、もっともっと朋也に突いてもらいたい。いつもそう思っている。

 ぎし、ぎし、と教卓の台が揺れる音がことみの背徳感を煽り、背筋を震わせる。いけないところでいけないことをしているという事実に。

「出すぞ」

「うぅ、ん……」

 どぷ、どぷ、とつぎ込まれるように熱い感触。しばらく朋也のものが奥まで挿入されたまま止まり、十数秒が経過して行く。

 引き抜かれると、にゅるんとした感触。脱力したことみは支えを失ったかのようにずるずると崩れ落ち、その場に座り込んでしまった。

 むき出しになったお尻を伝わり、熱いものがとろりと垂れていく感触を感じながら……。





…………





「ことみは……淫乱で、いつもえっちなことばかり考えてる変態娘……です」

 教卓の上でいやらしい格好をさせられる。上着もスカートも下着すら脱がされて全裸になったことみは大股開きをさせられ、両手で秘所を覆う薄い皮を左右に開いていた。なまめかしいピンク色の部分は僅かにひくつき、濡れていた。

 ことみがじっと前を見るとぱしゃ、とシャッターを切る音。小さなカメラで撮られている。

「あ、あん……」

 自分の胸を揉み、乳首を舌でなめ回す。またもぱしゃ、と音。

「こんな格好、みんなに見られたら何て云われるかな」

「そ……っ」

 そんなこと、と思う。朋也は絶対にそんなことはしないだろう。ただ意地悪に笑い、面白がって云っているだけだ。もしそういう事態になったら周りの目が変わるのは確かだろう。噂は瞬く間に広まる。天才少女はとんでもない変態だった。天才と変態は紙一重。まず間違いなく学校には居られなくなり、朋也とも引き離されてしまうことだろう。

 全てを失ってしまうような危うさが逆にことみを興奮させていき、股間をいじくる指の速さが増していく。

「い……」

 くちゅ、くちゅ、と湿った音。食い入るように見つめる朋也の視線。

「い……っちゃう。あ、あ……あっ!」

 ぽた、ぽた、と滴がこぼれるのと同時にぴゅ、と弧を描いて飛び散る潮。

「気持ちいいの……」

 快感に溺れ、うっとりとした表情で、ことみはため息をついた。またぱしゃ、とシャッターを切る音が聞こえた。





…………





「帰るぞ」

 朋也は云った。

「……」

 もじもじしていることみ。それもそのはず。

「どうした?」

「……」

 一糸まとわぬ姿のことみ。服、返してと無言の要求。

「靴下と上履き、はいてるよな?」

 そうだけど、そうじゃないの。と、涙目。余計恥ずかしいの、とも。

「じゃ、行くぞ」

 廊下の外にことみを連れ出そうとする朋也。もう夜も遅く深夜と云えるような時間。辺りは真っ暗で、人のいる気配はまるでない。けれど……。

「どうした?」

 教室の中だって例外じゃないけれど、外は誰かがいるかもしれない所。ことみは立ち尽くし、動けない。朋也は見かねたのか……。

「しょうがないな」

「あ……」

 がちゃりと堅いもの。ことみの首に堅い皮のバンドが巻かれた。そしてその先には紐……。ぐい、と引っ張られてことみは……。

「だ、め……なの」

 少し苦しそうにしながら必死に抵抗。朋也は冷たく云う。

「じゃ、俺一人で帰るぞ。それでもいいのか?」

「え」

 全裸のまま、ずっと一人置き去りにされる。ドキンと心臓が高鳴った気がした。……いくら空き教室だからと云って、一日中全裸のままでいるなんてできはしない。もし万が一誰かが入ってきたら。そう思うと背筋に冷たい汗が流れる。

「わかった……の」

 ことみは渋々ながら承知した。……本当は違ったのに、何故迷うのだろう。望んでいたのは自分の方だとわかっているのに。

 暗い廊下に出る。朋也が側にいるから怖いとは思わなかったけれど、一歩一歩が重い。さして冷たいわけでもないのに、空気が肌を刺すように痛く感じる。歩みを進める度に大きな胸が揺れてしまうのがどうしようも無い。片手で胸を覆い、もう片方の手で股間を隠す。けれどお尻の方は隠せず、ちらちらと後ろを見てしまう。

「隠すな」

「……」

 朋也に云われ、渋々と両腕を下げる。

「はぁ、はぁ」

 全裸で学校内を徘徊している。そのことを思う度に体が火照り、熱い。

 階段を降りる。こつ、こつ、と僅かな音なのに妙に大きく感じる。もし階段の下に誰かがいたら……。そう思うと気が気ではない。

「あ……」

「濡れてる」

 突然朋也に股間を触られた上に事実を告げられ目を伏せる。いつの間にかのことに、ことみは何も云い返せない。

「朋也……くん」

 階段を出て、ようやく靴入れの所まで辿り着く。そして靴を履き替えて外に出る。靴だけ履き替えているという違和感に、全裸だということを改めて実感する。外は暗かった。街灯も月明かりの光すらない暗闇が延々と続いている。かすかに向こうの方に校門が見える。既に時間も遅いから閉まっているのが分かる。

「もう、だめ……」

 少し歩いてからことみはもう堪えきれず、朋也を求めた。歩くことすらできずに両腕で体を抱え込みながら。

「は、ぁ……。朋也くん、お願い。このままじゃ……おかしくなっちゃうの」

 物憂げな瞳に粗い呼吸。そしてことみは云う。こういうとき朋也はきっと、どうして欲しいんだと意地悪に質問をしてくるだろうから。両手で桜の木にしがみつくようにして、お尻を朋也の方に突き出して……。

「中に……。朋也くんの……入れて欲しいの。おち○ちん、入れて欲しいの……。早く……。はぁはぁ」

 そして、一呼吸置いてもっと過激に説明する。

「朋也くんのおっきなおち○ちんを、ことみのおま○こにぶちこんで欲しいの。ずこずこ突いて、中にいっぱい出して欲しいの……」

 暗くて、背後にいる朋也の表情はよく見えない。ことみは腰を更に高く突き出し、誘う。

「淫乱だなぁ。ことみは」

 苦笑する朋也。素直なことみに大してご褒美。ずずず、とめり込んでいく感触に、ことみは喜んだように喘ぐ。

「は、あぁぁぁっ!」

 快感のあまり堪え切れなくなったことみはすぐに腰を振り始めた。と、同時に……ぷしゃああ、と勢いよく失禁。足を伝わりソックスも靴も濡らしてしまう。

「おわ。漏らすなよ」

「だ……ってぇぇ。いい、の。気持ちいい……の。我慢、できないの。はぅぅっ! あぅぅっ! あっあっあんっああんっ! もっと、もっと突いて欲しいの……」

 暗闇にぱん、ぱん、と淫靡な音が響き、ことみの消え入りそうな喘ぎが漏れる。

 二人の危ない夜はまだこれから……。










----------後書き----------

 ことみのハードなものはあんまりなかったと思うので一つ。

 朋也が意地悪なのは定番かもしれません。



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