ことみのゆーわく その後
リビングルームの細長いソファーの上に寝そべることみ。そして、その上から覆いかぶさるようにして朋也。ことみ曰くゆーわくに成功なのだけど、やっぱり恥ずかしいことには変わりない。両腕でガードするわけでもない、とても無防備な格好でただ朋也を見つめる。 「ことみ」 「ん」 逃げ場のまったくないことみに朋也はキス攻勢。ことみは嬉しそうに頬を赤らめながらそれを受け入れる。心地よい恥ずかしさだった。 「ことみは可愛いな」 「……」 照れながら視線をさまよわせ、そうしてまたキス。 「ん、ん」 「舌、絡めて」 「う……ん」 互いの舌と舌を絡ませるくらい、濃厚でディープなキス。ひたすら唇を重ねられて、ことみは目を閉じながらされるがままの状態を楽しんでいた。だけど、それだけじゃ朋也は許してくれない。えっちな事も持ちつ持たれつ、ギブアンドテイクなのだった。 「今度はことみから」 「え……。あぅ……」 ことみの方からキスしてと、リクエスト。ことみはどうすればいいのかわからずに、恥じらいつつも困り顔で朋也の唇に自分の唇をくっつけた。キスなんて、普段しなれていないから無理もない。 「可愛いな。ことみは」 大胆なディープキスをした後で、ただくっつけ合わせるだけの可愛らしいキスだった。初なことみに朋也はくすっと笑って、そして……。 「っ!!」 ことみの首筋をぺろりとなめた。突然の感触に、ことみはびくっと全身を震わせる。 「だ……め……。ともやく……んっ!」 吸血鬼が首筋に噛み付くように、敏感すぎる部分に舌を這わせていく。 「あ、あ、あ……あっ……や、ぁぁ」 ことみはひくひくと小刻みに震え、開いた口からせわしなく吐息。 「感じてるんだな」 「あ、ふ。……く、すぐったぃ……の……」 朋也は右手の人差し指と親指でことみの顎を掴み、くい、と横を向かせる。そして小さな耳たぶを舌でふるふるとなぶるように揺さぶる。 「あっあ……っ! んっ」 同時に、ことみの開いた口に右手の人差し指と中指を突っ込み、舌でなめさせる。 「いい子だな。ことみ」 「ん、ん、ん……んー……」 ちゅぱ、ちゅぱ、と音を立てる。ことみはもう、朋也の云う事は何でも聞くのだろう。手懐けられた小動物のようにあまりにも従順なので、朋也はよしよしと頭を撫でた。 ……
ソファーで抱きしめ合いながら、何度もキスを交わす二人。ことみは朋也によって上着のホックを外され、胸元をはだけさせられる。二つの豊かな膨らみを覆うブラも無造作にずらされていた。 「おっきいな」 朋也はことみの胸をむんずと掴み、揉みしだき、寄せ上げる。柔らかくてはりがあって、触るだけで気持ち良くなれる。そしてぷっくりと膨らんだ乳首に舌を這わせるのだけど。 「ことみも」 「……」 朋也は何だか自分一人で楽しんでいるのが申し訳なくなってきた。とっても大きなバストだから、ことみが自分で吸い付くことも十分できるのだった。朋也と一緒に仲良く自分の乳首に舌を這わせる。 「あぅ、あぅ、あ、ん……あぅ」 ぺろぺろ、れろれろ、ことみはそんな表現がぴったりなくらいに小刻みに舌を動かす。その度にぷるぷると揺れる乳首はますます膨らんできた。 「今度は吸い付いて」 「あぅ……はふぅ」 ことみが右の乳首に吸い付けば、朋也は左の乳首。二人してちゅーちゅーと音を立てて吸ってみる。ことみの乳首は唾液に濡れ、赤くなっていく。 「どう?」 「きも、ち……いい……の」 「もっとはっきり云わなきゃ」 朋也は耳打ちする。 「お、おっぱい……きもちいい、のぉ」 気が付くとことみは自分の胸をおもちゃのように揉み、吸い、乳首をつまんで転がしていた。 「そっか。じゃ、俺は今度は……」 ことみにそのまま胸をいじっていろと命じ、朋也は離れる。そしてことみの体をソファーの背もたれにもたれかかせてから、スカートをたくしあげる。 「足、開いて」 「……」 大きく股を開くように云った。露になる太ももと、白い下着。あまりにもはしたない格好をしているとわかり、ことみは涙目になる。 「濡れてるぞ」 「……」 つんと下着の染みをつつく。 「自分のおっぱい揉んで、乳首に吸い付いて感じちゃったの?」 「……」 わずかだけどこくんと頷く。 「もっと気持ち良くなりたい?」 「……」 またも同じように頷く。 「じゃ、お願いするんだよ。こういうふうに……ね」 朋也はことみの耳元でぼそぼそと呟く。ことみは消え入りそうな声で云う。 「こ、とみの……お……ま○こ……なめて……なの」 「よく聞こえないよ」 「……い、じわる……なの」 ぽろりと涙が一筋こぼれる。けれど、朋也は容赦しない。 「もう一回」 「おま○こ……なめてなの」 「気持ち良くなりたい?」 「……」 ことみははっきりと頷いた。 それからのことはもう、激しかったの一言に尽きた。 一心不乱だった。ことみはさらに激しく自分の胸を揉みしだき、交互に乳首に吸い付く。時に寄せ上げて両方同時に。と、同時に大股開きをさせられた秘所を朋也の指で完全に開かれ、クリトリスをつままれながら舌を挿入されていた。ことみは思わず腰を浮かせてしまう。もっと深く、激しく愛撫して欲しいから。 「あ、あ、あふっ……お、おっぱいとおま○こ……あついの……きもちいいの……じんじんするの……」 じゅぷじゅぷと音を立ててしゃぶり尽くされる度にことみは喘ぎ、そのまま達して……朋也の口元に飛沫を飛ばす。 「びしょびしょだな」 「あ、あぅ、あふ……」 でも、それだけで終わりじゃない。息も絶え絶えなことみの耳元で、朋也は再びささやく。 「どんな格好で、する?」 「……」 わからないと云った表情のことみ。朋也は軽く頷き、正上位のままことみの上から覆い被さって入れていく。 「あ、あ、あ」 不安そうな声。ずぶずぶとねじ込まれていく朋也のもの。とろとろに濡れて柔らかくほぐれたそこは、朋也のものを簡単に受け入れた。 「気持ちいい?」 「熱い、の」 ソファーにめり込みそうなことみはただ、耐えるように朋也にしがみつく。ゆっくりとした動きは突然変化。 「じゃ、こんなのはどうだ?」 朋也はことみの体をひっくり返し、四つん這いにさせる。そしてそのまま猛烈な勢いで突き始める。 「あ、あ、あっ。こ、この格好。すごく恥ずかしいの……」 それはそうだろうと朋也は云った。何しろお尻の割れ目の中も全て丸見えで、極めて動物的な体位なのだから。そして追い込みをかけるように耳元でささやく。 「ことみのおっぱい。揺れまくりだし」 「……あ」 ことみがそれに気がついたとき、朋也はことみの背後から手を伸ばして揉んでいた。その瞬間、締まりがきつくなる。素直な反応に、朋也は嬉しくなる。 「こんなのはどう?」 「ん、ふ」 またまた体位を変更。今度は朋也が下になって仰向けに寝そべり、その上にことみが乗っかった。 「あ、あ」 騎乗位。ことみは自分で腰を上下しないといけない事に気付いて赤面する。 「朋也くん、朋也……くん。あ、あ」 頑張って腰を上下させ、その都度甘ったるい声を上げる。 「も、う。だめ……なの。……いっちゃう……の」 「そっか」 「ん、ん……。好き……」 「いくぞ」 朋也はことみの顔を近づけて、キス。そのまま激しく下からも突き上げて、やがて達した。 「はぁ、はぁ」 朋也は達する寸前にことみの中から引き抜いた。その結果、下から勢いよく飛び出してしまいことみの可愛い顔がべとべとに汚されていく。……けれど。 「おっぱいでさんどいっち、なの」 「おわ。パイズリかよ」 ことみはいたずらするかのように豊かな膨らみの間に、朋也のものを挟み込んでしごき、先端を舌で愛撫。そのままひたすら頑張るのだった。 ……
帰っちゃうの? と、ことみは寂しそうな表情で、切なそうな声で云った。 朋也は首を横に振った。泊まって行っていいの、と問うとことみはとても嬉しそうに笑顔。だめなわけがないから。一緒に次は何をしようと、きっとそう思っているのだろう。結論はすぐに出る。 「お風呂入るの」 どこまでもべたべたしたいみたいだった。 一緒にお風呂。
「お背中流すの」 ことみはそう云って自分の体に泡立てた石けんをなすり付け。そして意を決して朋也の背中にしがみつき、上下左右と動く。 「お、おおお」 柔らかく、吸い付くような瑞々しい感触に朋也は背筋を震わせた。 「おっぱい、便利なの」 予備知識などゼロ。完全に天然な行動なのだった。 一緒にご飯。
「朋也くん」 向かい合って座ったり何てしない。すぐ側に密着状態。 「あ〜んなの」 「はいはい」 ぱくっと食べてあげるとことみは笑顔。一生懸命作った甲斐があったというものだった。 一緒にくつろぎタイム。
「朋也くん」 ソファーに腰掛けることみ。その膝の上をまくら代わりに寝そべるのは朋也。 「耳かきしてあげるの」 ゆっくりと丁寧に始める。時間の進みすらゆっくりになりそうなリラックスタイム。 「うん」 ことみはいつも優しい微笑を浮かべていた。 寝るときだって、一緒。
「腕枕、して欲しいの」 差し出された腕は太くて、ことみは嬉しそうに寄り添う。 「変な気を起こすかもしれないぞ?」 朋也が茶化したように云うと、ことみは目を伏せて大丈夫と呟いた。 「朋也くんのお気に召すまま、なの」 つまりは全く持って構わない。どんなことをしてもいいよ。むしろして欲しいと、そういうこと。ことみのパジャマの上からはっきりわかるラインに朋也は思った。一晩我慢できるかな、と。 「お休みなさい」 「ん」 電気を消そうとすることみを押しとどめて、キス。 「朋也くん……」 何度しても飽きないキス。その度に鼓動が早くなる。密着しているからそれがすぐわかる。 「ことみはえっちになったな。濡れまくりだったし」 「うん。えっちになったの」 朋也くんの事が好きだから、と、ことみは云う。 「また、えっちして……なの」 「えっち、好き?」 「うん。……でも、朋也くんはもっと好き」 ことみはどこまでも純真だった。面と向かって云われて朋也は恥ずかしくなる。 大好きな人にいっぱい恥ずかしい格好にしてもらって、淫らな言葉を云わせてもらって、そして体中を熱くして汚して欲しい。 「また、ね」 「うん」 その前に。 「おやすみのキス、なの」 「うん」 そしてまたキス。抱きしめ合いながらころころとベッドの中を転がる。何度も気の済むまでキスをして。そんなことを繰り返して、二人は眠りについていったのだった。 ----------後書き----------
というわけで、続編なのでした。
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