遊戯の時間
二時間目の授業が始まる前のこと。二人の交わりは結構あっさりと終わってしまった。 「はいおしまい」 「そ、そんな。リキ……」 ここまでしておいて途中で終わらせるなんて、と、クドは抗議の眼差しで理樹を見上げる。……授業開始前の休み時間という短い時間に、理樹は物陰に隠れながらクドの体を思う存分まさぐっていたのだった。ムードも良くて、クドのテンションも段々と上がってきた矢先の事だった。 「授業に遅れちゃうよ?」 「そ、そうですが」 言いながら理樹はクドの制服の上から、殆ど膨らんでいない平坦な胸の辺りをまさぐった。クドは散々桜色の突起をこね回され、一度完全に絶頂を迎えさせられかけた。クドはされるがままなわけでもなく、下の方……白いショーツに覆われた秘部を自ら愛撫していた。秘部の周辺はとろとろに濡れてしまい、透けてしまっていることだろう。これはこれで気持ちいいけれど、あまりにも中途半端な終わり方だった。 「ほら行くよ。お○んこぐしょ濡れなクド」 言われてからクドはハッとなる。ここは非常階段の片隅。辺りに誰もいないことはすぐにわかったけれど、迂闊にしていい行動ではなかった。理樹に無理やりさせられて、最初は拒否していたものの、いつの間にか立場が逆転していた。理樹に弄ばれてるような感覚に、クドは情けなくなってしまう。快楽に溺れ、まともな思考が失われていることに。 「リキ……。こんな、何の嫌がらせですか? これじゃ、蛇の生殺しです」 「嫌がらせ? 僕がそんな事するわけないじゃない。クドが勝手に濡れちゃっただけでしょ? 僕は優しく撫でてただけだよ」 確かに優しかったけれど、ねっとりと、クドの性感帯を知り尽くしたような愛撫だった。だからこそ、中途半端な所で終わらせられたら、体が疼いて仕方がない。 「あれだけされたら、誰だって濡れてきちゃいます……。それなのに、最後までしてくれないなんて。リキはひどいのです」 「クドが濡らさなきゃいいんだよ。早く行こう」 「わふ〜!」 ぐい、と手首を掴まれて引っ張られていくクド。こうしてクドは、股間をぐしょぐしょに濡らしたまま、授業を受けさせられる羽目になるのだった。 そんなのが、二人の日常。
時は少し過ぎ、三時間目の授業が始まる前のこと。 「も、もご。んんんんっ!」 授業が終わったらすぐにまた、適当な物陰に隠れて交わる二人。今度はフェラのようで、懸命にしゃぶるクド。溜まりに溜まった鬱憤を晴らすように。 「残りあと五分だよ。頑張って」 「んんんんんんーーーーーっ!」 腕時計を見ながらクドを急かす理樹。じっくりと込み上げて来る射精感をあえて堪えながら、クドの頭を優しく撫でる。 「ん。気持ちいい。大丈夫、かな。間に合いそうだよ。出すよー。ごっくんってしてよね。……あ、そうだ」 「んぅ?」 「飲まないで、次の休み時間にあーんってして見せてよ」 「んんんっ!」 理樹の理不尽な要求に反論しようとして、口が塞がっているのでできなかった。そうしてごぽ、ごぽ、と、射精が始まり、クドの口内はねっとりとした精液で満たされていく。まるで、意地悪な我慢大会だとクドは思った。 クドにとって、とても長い時間が過ぎていく。
「ん……。んぅ」 口を開けたらその中は真っ白。 「よく我慢したね。飲んでいいよ。ごっくんって」 「んんぅ。んんっ」 クドは理樹に言われた通り、全てを飲み干した。ごく、ごく、と喉が小さく鳴った。理樹も満足げに頷く。そして、クドが抗議をする機会も休む暇も与えられることなく、次の指令が下される。 「クド。そろそろ入れさせて。ぬれぬれま○こにぶちこませて」 「わ、わふ……」 クドの痴態を目の当たりにして理樹は興奮したようだ。クドの体をひっくり返して、ショーツを乱暴にずり降ろして、そして差し出されたお尻の方を目掛けて体を密着させていく。もう準備は充分に整っている。後はもう、一つになるだけ。ねちょっとした感覚と共に、ずぶずぶと埋没していくのがわかる。 「あああああっ! あああっ! ああああっ! リ、キぃ……。わふぅっ!」 挿入していきなり全力の動き。理樹はいつも容赦ない。それがたまらないとクドは揺さぶられながら思う。 「ああもう。締まりよすぎ。たまらないよ」 「わふっ! わふぅっ! あああっ! リキ、だめぇぇぇっ! あっという間に、いっちゃいます……。あ、あぁぁぁっ!」 思う存分交わって、そして日が暮れる。こんなことの繰り返し。 ある日のこと。クドは、理樹が思いついたいけない遊びに付き合うことになった。
舞台は暗闇に包まれた夜のグラウンド。その脇の芝生地帯にて。 「わ、ふ……」 ソックスと靴以外、全裸にさせられたクド。……一つだけ例外があるとすれば、目隠しのために使っているアイマスクと、細い両手首を背中でひとまとめにして縛っている紐。クドは自由を奪われた状態。 「クド。そのまま、前だよ」 「は、はいです……」 よろよろとふらつきながら、少しずつ歩みを進めるクド。その様は頼り無く、弱々しい。 「あ、だめ。ちょっと行きすぎだよ。戻って」 「え? ……あっ」 慌ててしまい、柔らかな芝生の上に転んでしまうクド。これで理樹がどこにいるかわからなくなってしまった。全てがリセットされてしまった。いやらしくて馬鹿馬鹿しいけれど、なかなか難しいゲームだとクドは思った。同時に、ものすごく恥ずかしいとも。 「クド。お尻の穴が丸見えだよ」 「わふぅ〜! は、恥ずかしいです……」 これはスイカ割りでもパン食い競争でもない、理樹探し。ゲームをスタートする時に、体を何度も回されてから、理樹の誘導に従い動き回る。もちろん、最初に胸やお尻をぺたぺたと触られて、股間をぬるぬるにさせられてからのスタートという悪条件。 「ほら、僕のお○んちん、早くみつけてしゃぶってよ」 「そんなこと言われても……」 「ほらほら早く。口を大きく開けて」 あーんと口を大きく開けて、暗闇の中に理樹の一物を探すクド。 「そっちじゃないよ。右。ああ、行きすぎ。そうそう、そのまま真っ直ぐ。そろそろかがみ込んで」 「あ……? ん」 クドがノソノソと膝歩きしていくと、柔らかくて熱いものが頬に当たる。多分これが理樹のなのだろう。それ以外考えられない。クドは意を決して口を大きく開き、咥え込んでしゃぶり始めようとすると……。 「クド。まだ、だよ。待て」 「ん、ぅ? ん……」 謎の静止命令。そして数秒が経過。 「はい、よくできました。いいよ」 「んぐ、んん」 犬のように、待て、をされてからしゃぶることを許可される。クドは今、理樹のおもちゃでありペットのような扱いを受けていた。 「あぐ、あぐ、あむ、あむ」 「嬉しそうにしゃぶるね」 「ふぁいぃ。んんぅ」 クドの小さな口内を埋め尽くすもの。やがてそれは、大量の精液を拭きだして、クドの顔や体を汚していく。白い肌も、亜麻色の長い髪も全て。汚されたものを拭くこともないまま、目隠しと拘束が解かれる。 「ん、ん。それにしてもリキは意地悪です。……私がリキのお○んぽ好きだって、知ってるのに」 「おあずけさせるなって?」 「そうです。んんっ……。せーし、のーこーなのです」 「クドが可愛いからさ。つい、意地悪したくなっちゃうんだよ」 じゅぷじゅぷと音を立ててしゃぶり続けるクド。殆ど膨らんでいない胸の乳首がぷっくらと膨らんでいく。 「本当に。子供みたいに小さくて可愛いのに、男のお○んちんが大好きなんだね」 「軽蔑、しますか?」 「するわけがないよ。可愛すぎて、どんどん汚してあげたくなるんだから」 「優しく、意地悪してください……」 「うん。優しくするね」 そして理樹は射精したばかりの一物をクドになすりつけていく。クドの可愛い顔は更にべとべとにされていく。嬉しい、とクドは思った。そうしてこの後散々、獣が交尾するように交わった。 ――みんなが向こうの方で野球をやっている。
グラウンドの片隅の、木々と茂みに囲まれた中にて。 「あっあっあっ!」 制服姿のクドを細い木にしがみつかせ、背後から思う存分突き込んでいる理樹。二人の動きに合わせ、木もゆさゆさと揺れている。何だか虫がいっぱいいそうだけれど、ポータブルの虫除けを持っているから対策は大丈夫。 「みんなの近くでさ。こんな風に、ずこばこファックするのって、気持ちいいでしょ?」 「は、はい、ですぅ。あっ! んっ! あっ! はぅっ! う、んっ!」 つい先程まで、二人はあっちの方でキャッチボールをしていた。……クドのスカートとショーツに覆われた中。狭い膣内にはバイブがずっぽりとねじ込まれ、当然キャッチボールなどまともにできる状態ではなかった。その結果、クドはふらふらのふにゃふにゃになってしまい、体調が悪いものとみんなは勘違いして、結果的に理樹が保健室に連れて行くことにした。……そして大きく回り道をして、茂みの中で思う存分交わっているのだった。 「あ。小毬さんがずっこけてる。パンツ丸見えだ」 「あっあっ! リ、キのエッチ。何見てるですか……。んっ!」 クド自身、こんな事をしていて、今更と思う。けれど、そういうことを言うときついお仕置きが待っている。 「え? クド、嫉妬してるの? しょうがないなぁ」 「あっ!?」 次の瞬間。クドのベレー帽もマントも黒いジャケットの制服も、全てが汚されることになる。 「わふぅぅっ!?」 びゅくびゅくと、いつものように凄まじい勢いの射精が始まる。クドの膣内で散々しごかれて溜まりに溜まった快感を、量と勢いで表現。そして更に……。 「そういう娘には、こうだよ」 「あ、あ……。んんんんんっ!」 射精の勢いと変わらないくらい強く、理樹は放尿を開始した。制服を着ていようが構わずに。 「あ、あ、あ、あっ! リ、キぃ……。んんんんっ!」 目を閉じずにいられない。びちゃびちゃと音をたて、熱いシャワーがこれでもかとふりそそぎ、クドを汚していった。 「クド、可愛いよ」 「あ、あぁぁ……。わふぅ……」 びしょびしょかつどろどろに汚されて、クドはその場にぺたんと座り込んでしまった。 「クド。ほら、咥えて」 「あむっ!?」 ぐい、と口内に押し込まれる柔らかい感覚。つい先程までクドの膣内に埋没していたバイブを咥えさせられる。そして、そのままクドは立ち上がらされて。 「ほら行くよ」 「リ、キ。そんな」 クドは女子寮の方まで連れ出されていった。 (これじゃ、変態です……!) そう思いながら、うごめくバイブを咥え込み、しゃぶり続ける。辺りに人はいないけれど、いつ見つかるかわかりはしない。 「あ、ほら。クド。おしっこして。ここで、今すぐ。早くっ!」 「……え?」 クドは一瞬戸惑ったけれど、理樹の望み通りにする。乾いたアスファルトの上に、ぴちゃぴちゃと雫が落ちていく。流石にこれは、やりすぎだと思ったけれど時既に遅し。溢れ出ていくものはどうにも止められない。 「わふぅ」 「いい恰好だね、クド」 「リ、キィ」 クドは全身をびしょびしょに濡らされた上に、ぶちまけられた精液もこびり付いている。そんな恰好で自らも放尿。 「んんっ。も、もう……ダメなのです。欲しいのです」 うごめくバイブをぺろぺろとなめ続けると、涎が糸を引いて落ちていく。あまりの恥ずかしさに、クドは全身を痙攣させる。 「どこに欲しいの?」 「お尻……ですぅ」 クドはスカートを自ら捲り上げ、尻の割れ目を開いて見せつける。ぐしょぐしょの秘所の側に、キュッとすぼんだ入り口が露わになる。クドは思う。今の自分は性欲に目覚め盛りがついた雌犬なんだと。 「いいよ。してあげる」 「はいですぅ!」 ――中庭を越え、校門近くの駐車場。車が何台も停まっていて、人の姿も見えない。身を隠すには都合のいいところ。 「リキぃ。してくださいなのですぅ。お尻の穴にお○んぽをずぼずぼばこばこぶちこんでくださいぃ!」 車高の低い、古い形の軽自動車があったので、適当な高さのボンネットに両手をついてお尻を突き出す。やがて、ずぶずぶずぶずぶと、きつい抵抗をかき分けて挿入が開始されていく。小さな体が震えると同時に、軽自動車も揺れる。 「あ、あ、ああああっ! お、お尻っ! お尻がいいのですっ! あああっ! いっちゃいます! もっと、もっと!」 ぱちんぱちんと音を立てて尻穴を奥まで犯されながら、クドは大きく口を開けてうれし涙をぽろぽろとこぼし、喘いでいった。 愛欲に満ちた日常。クドにとってそれは、幸せに満ちたもの。
「あっあっ! はぅっ! わふ、ぅっ!」 クドは駅弁スタイルでしてもらうのが大好きだった。クド自身、体が小さくて軽いので、理樹によって簡単に持ち上げられて、そしてしっとりと濡れてほぐれた秘所に極太の肉棒をねじ込んで貰う。おねだりをするのはいつもクドの方。 『リキぃ。今日も、その。して……欲しいです』 ――そうして始まるのは、真夜中のお散歩。クドの服装は、パジャマのまま。下の方をずり降ろしてお尻だけ丸出しにして、そのまま交わっている。 「あふっ! はふっ! んっ! 深、い……ですぅ」 ずにゅずにゅ、ずぷずぷ、と、そんな感触を二人揃って味わいながら、暗い中を歩んでいく。女子寮の脇を通り、校舎の方へ。グラウンドの真ん中から校門の方へ。自由気ままに。 「あっ! 出て、ますぅ……。はふっ!」 射精の回数は一度や二度ではなかった。けれど、膣内奥深くに出したらそのまま抜かずにうごめき始める。ぬるぬる感が増して、気持ちいい。 「今日は抜かずに何発できるかな」 「ああっ! あああっ!」 びくびくと震えるクド。どぴゅどぴゅと射精が続いている。愛液にまみれた精液が糸を引き、ぽたぽたと零れ落ちていく。 『この感覚。堪りません……!』 クドは意識が弾け飛びそうになりながら、そう思う。 「リ、キぃ」 はぁはぁと粗い息をつきながら、クドは理樹におねだり。 「このまま。んっ。学校の外で……してください」 そうしたら決まって『何を?』と問われる。クドもわかっていて、答える。 「んっ。誰かに、見つかるかもしれないのが……いいのです。このまま、おもちゃみたいに持ち上げられて、ずこずこしてもらって……あっ。ずにゅずにゅしてもらって、どぴゅどぴゅ出してもらって……犯して欲しいのです。ふぁっく、して欲しいのです」 そんな感じに学校の外周をたっぷりと練り歩いたら、今度は……。 「お尻にも、入れて欲しいのです。出して欲しいのです」 小さな体では到底受け入れられないほどの射精をしてもらって。そうしたら……。 「ごくごく、飲んじゃうのです。理樹の精液と……おしっこも」 パジャマを着たまま体中をべとべとのぐしょぐしょにしてもらって、下半身だけ丸出しにしながら、徘徊しよう。お尻と秘所から精液を垂らし、口元からも涎のように糸を引かせながら。汚れた自分を晒す露出魔になろう。 「んっ。お花に、お水をあげるのです」 締めはいつもそう。股を開かされながら体を持ち上げられて、綺麗に手入れがなされている花壇に向かって放尿。もちろん、お尻の方に極太の肉棒をねじ込まれながら。いけない事をしているとわかっていつつ、やめられない。ぱらぱらと落ち行く雫が一粒ずつ見える。 「あっあっ。気持ちいいのです。いっちゃいます……!」 月明かりもない暗闇の中で、クドはまた絶頂を迎えた。溢れ出た精液と、飛び散る潮が辺りを濡らしていった。 いけない遊戯はまだまだ終わらない。夜が更けるまで、続いていく。 「クド。今度、さ」 理樹は言う。制服を着たまま水をいっぱい飲んで、それから極限まで耐えてみる遊びとか、何だか楽しそうだね、と。 「わふぅ。それはやっぱり、と、トイレに行っちゃ、だめなんですかぁ?」 「当たり前じゃない。漏らすまでパンパンにしなきゃね」 教室の、教卓の上に仁王立ちさせて、そのまま思いっきり放尿させてみたいとか、理樹は言った。 「後始末が、大変そうなのです……」 「いいじゃない。その時が楽しければ。あ、それとかさ」 透明なビニール袋に思いっきり放尿して、そんなものを見せびらかしながら歩いてみたりとかどう、と理樹は提案する。それだったら夜じゃなくても大丈夫だね、と笑って言った。 「とてつもなく恥ずかしいのです」 「麻縄で体を縛り上げてさ。それで、マントだけ羽織って、変態ごっこしようよ」 もちろん、学校内で。 「ああ……。想像するだけで、濡れてきちゃいます」 ぶるる、とクドはふるえながら新たな刺激を求め、更なるおねだりをしていく。これらは全て、いずれ実現するお話。楽しい遊戯の時間。 ----------後書き----------
久方ぶりにクドなお話。 寮生活は色々できそうなもので。肉欲に溢れた思い出がいっぱい作られていそうです。
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