【Minase Series! 後編 -熱暴走な二人-】




















それはまだ、終わってはいない。










時の経過は遅く、日は高いまま。










あるいは、終わることなど望んでいないのかもしれない。










どうして……だろう。




















騒がしい様や、町の喧噪を『わいわい、がやがや』と表現することはよくあるけれど。実際にその場にいてみると、やはりそれは的を得た表現かもしれないな。などと、彼……相沢祐一は思った。
「で。次は何を買うんだ?」
「え、えっと。野菜……かな。うん……あとは、それだけ」
昼時の明るい商店街を歩きながら、手にしたメモに目を通して頷く名雪。ロングスカートに清楚なブラウスという、地味だけどもおしゃれな服装だった。
「そっか。じゃ、スーパーだな。行くぞ」
「あ、待ってよ。祐一。っ……ん」
『町の喧噪』とは一言に云うけれど、例えばそれは歩行者の話し声から、店員の威勢のいい挨拶から、軽快なメロディから、車の音から……。それら全てがごった煮のように混ざり合って『わいわい、がやがや』というイメージを作り出している。
「ほら行くぞ」
「う、うん。ゆ……ゆっくり、歩いて……。ぁ……ぅ」
顔を赤らめ、わずかに声を震わせながら、ふらつく足取りで祐一の後に着いていく。
「あれ、相沢君に名雪じゃない」
「お」
そんなときばったりと出くわしたのは、二人の親友こと美坂香里だった。ウェーブの入った綺麗な髪と、ちょっと強気そうな表情が特徴的な美少女だ。
「二人とも、今日はデート?」
「ま、そんなところかな」
「う、うん。そうかな〜」
「ふーん」
相変わらずお熱い事ね、と云って二人をからかう。
「見たところ、夕飯の買い出しでもしているみたいだけど?」
二人とも買い物袋を両手に下げているのだから、そう思うのが当然だろう。
「あたり」
「う、うん。そうだよ」
「やっぱりね。じゃ、スーパーの方にでもいくんだ?」
香里はちらっと名雪の方を見て質問した。……そんなとき、祐一は何かを思いついたのか、二人には気付かれないようにニヤっと微笑んで。
「そだよ」
「ま、そういうわけだ」
さりげなくカチッと、何かを押した。小さい音だったので商店街の喧騒に紛れ、押した本人にすら聞こえていない。
(あ…っ)
そしてその瞬間名雪はビクッと身震いした。
「あ……んぅっ! そ、そう……だよ。スーパーにいくの。……っく!」
「名雪?」
よろめく名雪をみて、体調でも悪いのかな? ……香里にはそんな風に思えた。
「ちょっと名雪。顔赤いわよ?」
「あ……うん。すこし、えっと……か、風邪っぽいかも。えへ……。でも、へーき……だよ」
必死に誤魔化す名雪。
「もう。相沢君、だめじゃない。風邪っぴきの彼女を外に連れ出しちゃ」
「そーだな。でも、云ってくれなきゃわかんないぞ」
しようがないヤツだな、そんなことを言いたげな顔の祐一。
「う、うん。ごめんね……祐一」
それは名雪の責任ではなかった。喧騒の中では聞き取れないような微かな音が、名雪のロングスカートの中では響いていたのだから。
「まったく。早く帰って看病してあげなさいよ」
「ああ。優しく看病してやるさ」
「何するんだか」
(あ……あぁぅ……。あ……あぁ〜……。だめ……だめぇ……だめぇぇぇ……! ばれちゃう……香里にばれちゃうぅ……!)
ヴヴヴヴ…ヴヴヴヴ……。鬱陶しい羽虫が耳元で飛びまわっているような……そんな音が。
「それは結構だけど、うつされないように気を付けなさいよ」
「誰かにうつせば治るっていうけどな」
「そんなの迷信よ。迷信」
「現実的だなー。香里は」
(や……ぁ。祐一……やだ……よ。こんなの……あふ……あ……。恥ずかしい……よ)
香里はどう思うだろう? 目の前の親友が、ブラもパンティーも身に着けていない……それどころか、うねうねと淫靡に動くバイブレーターを挿れられていることを知ったら。
「名雪も」
「っ! ……ぁ」
突然ポンッと肩を叩かれて、ビクッとして我に返る。敏感になった肌が、その程度の刺激で反応してしまっている。
「だめじゃない、名雪。そういうときは相沢君を頼りにしなくちゃ」
「そ、そう……だね。ごめん…ね。ゆうい…………んっ」
こみ上げてくる快感に必死に耐え、声を押さえ込む。その間も、ヴヴヴヴと電動バイブレーターは動いていて、名雪の敏感な部分を刺激していじめている。
「じゃ、あたしはそろそろ行くわ。名雪、ちゃんと治しておきなさいよ」
「またな」
「う……ん。香里……また、ね……」
そして香里は、人混みの中に消えて行った。
「ゆ……いち。ひどい……よ。こんな……の。はぁ……はぁ……はぅっ。あ……ふ」
部活での走りこみの後みたいに、荒い息をついている。
「罰ゲーム」
「だ、だからって……。ぅ…んっ。す、スイッチ……切ってよぉ……」
潤んだ瞳で、上目遣いに懇願するけれど。
「ダメ。ほらほら、さっさと買い物行って帰るぞ」
あっさりと突っぱねられてしまう。
「あ……ま、まって。まってよぉ。……はっ…ぅ……っ! ぁ……んっ」
内股で必死に歩こうとして、バイブと身体がよじれるように擦れて、悶絶してしまう。
(あぁ……あぁっ。だめ……。下着……着てないと……ぁぅ……。足……伝って……)
既に名雪の股間はグショグショに濡れていて、立ってしまった乳首が服の生地に擦れる度に……溢れ出した蜜のような愛液が足を伝って落ちていく。
(も、う……我慢……できないよぉ。あ……ぅ。いっちゃ……ぅぅ……。た、垂れて……きちゃうぅ……)
「名雪さ。人に見られてんじゃないの?」
「そ……んなっ」
ワザと意地悪なことを云って名雪をいじめる。でも、云われた本人は真剣に受け取ってしまったようで、絶望的な表情を浮かべた。
「冗談だよ。じょーだん。こんだけ騒がしけりゃばれるわけないだろ」
(……誰か……見てる、の? 誰かに……見られてる……の? そんなの……そんなの……そんな……の……やだ……あっ! あぁああっ! あっ!)
名雪は町中で人知れず、絶頂を迎えてしまった。
(わたし……わたし……。あ……)
足下のアスファルトに、ポタッと愛液のしずくがこぼれ落ちていった。




















その一言は、唐突だった。










『買い物には、入れたまま行くんだ』










『そ、そ……んな』










もちろん逆らえるワケがなくて……










(や……っ。はぁっ……。か、んじちゃ……うぅ……。あっ……あっ……)










ヴヴヴヴ……ヴッヴッヴッヴッ……ヴーヴーヴーヴー










ひたすらうごめいてグチャグチャかき混ぜ、名雪をいじめるバイブレーター。










必死に、こみ上げてくる快感と甘い声を押さえ込み……










(ひぁぁ……うぅ……ん。あ……だめ……やだ……。でちゃ……出ちゃ……うぅ……)










太股をしずくが幾筋もこぼれ落ちていき……










よろめきながらも、やっと……家に戻ってきて。




















ばたんという音と共にドアを閉じ、カチャッと鍵を閉める。それと同時に……。
「う……ぁ……。はふっぅ……! あふっ……」
持っていた買い物袋をドサッと落とし、倒れこむように横になって……ひくひくと痙攣させて、腰もわずかにだけど前後に動いて……。
「も、も……ぅ。ダメ……。抜いて……おねが……い」
「ふーん。よほど感じていたんだな」
スカートをまくり上げて、バイブをつっこまれたままの濡れた下半身を見て、感心したように呟く祐一。
「祐一。お願い……えっちして。入れて……」
「自分からおねだりするのか。大胆だな」
「だって……だって……」
欲情にまみれてとろんとした瞳で、必死に訴えかける。
「どうして欲しいんだ?」
「いか……せてよぉ。お願い……。わたしを……わたしをいかせて。気持ちよくさせて……」
ヴヴヴヴと、未だに動きつづけているバイブ……。
「うーん。どーしよーかな〜」
散々焦らされて、なおも……。その瞬間、名雪は耐えきれなくなって。
「い、いやぁっ! やめてぇっ! も、もぉじらさないでよぉっ! ゆ、祐一のお○んちんをわたしのおま○こに入れてぇぇっ! 後ろから突いてぇぇっ! ずこずこ突いて気持ちよくしてぇぇっ!」
涙目で、恥じらいもかなぐり捨てて必死に哀願する。
「お…願いだよぉ……。意地悪しないで……。あぅっ……はふっ……あぅんっ! ひぃっん! いれて……いれ……て」
「そっか。じゃ、ご褒美をあげるかな」
「ほん……と?」
それを聞いて嬉しそうに微笑む。
「本当さ。……けど、誰かに何かをしてもらうからにはちゃーんとお願いしないとだめだぞ」
「う、うん……」
「云ってみな。エッチななゆちゃんは、俺にどーして欲しいか」
「……え、えっちなわたしの。わたしの……お○んこに、祐一のお○んちんを入れて……いっぱい動いて、欲しいの」
「もっと具体的に聞きたいな」
あくまでいじわるな祐一。
「っ。……うぅ。え、えっちで、変態で……バイブ入れられてぬるぬるにしちゃったわたしの……お○んこに、ゆういちの……お○んちんを入れて……いっぱい……ずんずん、ずこずこ突いて……欲しい……の」
羞恥心など吹き飛ばして……。
「よくできました。じゃ、ご褒美だ」
祐一は名雪の顔をぐいっと引き寄せて。
「あふ……んん。ん……ん」
むさぼるような、深いキス。舌と舌が絡み合って……吸い尽くすような、淫靡なキス。
「いっぱいして欲しい?」
「う……ん。いっぱいえっちしてぇ……」
盛んに『して』と繰り返した。
「も、もっと……わたしをメチャクチャにして。お願い……祐一。じゃないとわたし……おかしくなっちゃうよ」
瞳を潤ませながら哀願する。
「でも、汗かいちまったしな。そだ、風呂……沸かしておいたな」
「……え?」



















「風呂の中でしようか?」










「……うん。しよ」










その問いに名雪は、二つ返事で頷いた。










バスルームは既に、湯気が立ちこめていた。




















バスルームには裸の二人。正真正銘、何もつけていない生まれたままの状態。椅子に腰掛けた祐一の膝に、更に名雪が腰掛ける。いわば、名雪を後ろから抱っこしているような状態だった
「ふぁあっや……っ! あぁんっ!」
名雪の身体を背後から濡れた手でぬりゅぬりゅとこすりつける。
「あふっ……ぅん……はふぅ……。ゆう……いちぃ。あっぁ……あっはぁぁ……んっ!」
「何だよ?」
「き、気持ちいいよぉ。うぅ……ん」
念入りに、何度も何度も優しく。
「乳首、立ってるぞ」
そういいながら、名雪の乳首を掴んで引っ張る。
「う……ん。ち、くび……立っちゃった……。あぁ……おっぱい、揉んじゃだめ……だよぉ……」
「名雪の身体、綺麗だから。ずっと触っていたいんだ」
祐一が云うとおり、名雪の身体は白くて細くて……。胸をふにゅふにゅと揉んでは、ふるると揺らしてみる。
「細いな。名雪の腕は」
「く、くすぐったい……よ。あっ……あっ……」
細くて白い腕を丁寧に愛撫して、脇の下をこちょこちょとくすぐる
「可愛い手だな。本当に、細くて……」
「……ありがと」
こみ上げてくる嬉しさと、恥ずかしさ……。
「胸も可愛いぞ。乳首も乳輪も小さくて……ピンク色だし。胸全体も大きくてまんまるだし……肌のハリもいいし。美乳だな」
ちゅる……ちゅるる……れろれろ。立ってしまった乳首を舌で転がしたり、しゃぶったり……。
「は…っぅ……。祐一……赤ちゃん、みたいだよ……。吸っちゃ……だめ」
「乳首、気持ちいいか?」
ツンと立った乳首……。
「う……ん。ちくび、きもちいいぃ」
どこが一番気持ちいい? そう聞かれて。
「よ、横の……とこ。……あっんっ! 舌で、れろれろされると……こそばゆくて、きもちい……ぃ」
「少し、赤くなってるけど。ノーブラで擦れて痛かった?」
「うん。……みんなに見られているみたいで、恥ずかしかったよ。商店街にいる間……ずっとずっと、立っちゃってたの」
祐一の手に合わせて、ぐにゃりと形を変える胸……。
「あ……。少し……痛い、よ……。そんなに強く揉んじゃ……だめ」
「誰にも見せない。俺だけのもの」
「うん……。わたしは、祐一だけのもの……だよ」
嘘偽りのない、本音だろう。
「おへそも、可愛い」
「うぅ。……は、はずかしいよ」
乳首、胸の下、すらりとした腹部のライン、おへそ……それらを順に舌で愛撫する。
「可愛いな。名雪は」
「……」
そして、名雪をマットの上にうつぶせにして、足を掴んで……。
「ひゃっ!? だ、だめ……。くすぐったい……足の指……なめちゃだめ……」
「じゃ、足の裏」
「ひゃあああんっ! や、やぁあんっ! やぁんっ! だめぇぇ……」
名雪が反応するのを楽しそうに見つめる。
「背中だって、綺麗だぞ」
「ひはぁっ! や、やぁぁ……」
つつーっと指で背中に線を引かれて、それだけで敏感になった神経は反応してしまう。
「お次は、首筋ー」
「あ……ぁ……はぁっ……あっ!」
ちゅ、ちゅ……。吸血鬼が噛みつくみたいに、首筋にキス。
「今度さ。ポニーテールにしてくれよ。うなじが可愛い」
「……う、ん」
「パンティはかないでブルマだけで、部活動にでてみてよ」
「……え」
祐一の言葉責め……。
「感じちゃうんだろ?」
「そんな……こと」
「あるんだろ? いつも俺のこと考えて、びしょびしょに濡らしちまってるんだろ?」
「う……ん」
「人が見てないところでブルマを股間に食い込ませて、感じてるんだろ?」
「……」
顔を真っ赤にしながら頷く。
「シャワールームでぬるぬるに濡れちゃったところを弄んで、オナニーしてるんだろ?」
「……う……ん」
その真偽はともかく、従順に肯定するだけの名雪。……腕、手、胸、お腹、足、背中、首筋、指。名雪のあらゆるところに舌を這わせていく。
「ここも」
「やっ!? そ、そこはだめだよっ!」
そこは、薄い毛で覆われた股間。
「綺麗にしないとな」
「やっ! ああああああっ! なめちゃやあああっ!」
ちゅば、ちゅば……。すするように、鼻を埋めるようにしてしゃぶりつく……。
「やあっ! はずかしいぃぃっ!!! はずかしいよぉぉっ!!! だめっだめぇっ! し、舌入れちゃいやあああっ!!!」
「そろそろ、許してあげようかな」
「……あ」
そして、泡立てたスポンジで名雪の身体を隅から隅まで、愛撫しながらこすりつけていく。
「あっぁっあ! あぁんっ! あんっあんっ! あんっ! だめ……だめぇ……。そんなとこ……指入れちゃ……いや……ぁん……」
やがて真っ白な石けんの泡が、体中を覆い……。
「お尻も綺麗にしないとな」
お尻の割れ目を念入りに洗う。
「ひぁっ! や……やぁぁ〜……。そんなとこ……触っちゃだめ……」
悶絶する名雪を見て、祐一は。
「今度は名雪も俺を洗ってくれよ。名雪の身体で」
身体で? と、首を傾げたけれど。
「うん。……いいよ」
すぐに意図を察したのか、頷く。
「まずは」
ちゅく……。名雪の口に指を入れると、名雪は『なぁに?』という顔で祐一を見る。
「指、しゃぶって」
「ん……んふ……ん……」
ちゅく、ちゅく……ちゅぱ、ちゅぱ……。従順に……。人なつこい子猫のように、祐一の手を舌でしゃぶる。そして、それを皮切りに……。
「ん……ん……ん……」
ずりゅずりゅ……ずりゅずりゅ。石けんをたっぷりとつけた胸を、座椅子に腰掛ける祐一の背中に押し付けて、擦り始めた。
「あん……ハぅ……ん。ど、どう? 気持ち……いい?」
「気持ちいいよ。名雪の胸、ぷるぷるしてる」
ゴムボールのように押しつぶされて、ぐにゃりとつぶれた胸が祐一の背中を何度も上下して……。
「名雪。胸、結構大きいんだよな」
「そう……なのかな」
自分ではあまり自覚はしてないようだ。……その間も、ずりゅ……ずにゅ……ぐにゅ……ずちゅ……と、音を立てて。
「形もいいし、白くて綺麗だし。……そうそう、知ってるか?」
「え? なぁに?」
「体育の時間とか部活の時間とか、こっそり横目でお前を見ているやつって、何人もいるんだよ。ふざけんなと云って回ってはいるんだけど、それでもな」
その行為を責めることは酷というものだろう。それくらい名雪の身体は魅力的に感じるのだから。
「えぇ〜!? そ、そんなの嫌だよ〜! 恥ずかしいよぉ〜!」
「きっとみんな、名雪のえっちな姿を想像してヌいてるんだぜ」
「そんなの……やだよ。わたしは……祐一だけに……みてもらいたいのに」
少し哀しそうにうつむく。
「ま、気持ちはわからないでもないけどな。走るたびに大きな胸がぷるぷる揺れてるし、しかもブルマがお尻に食い込んでるもんな。この間なんてはみパンしてたぞ。白だったろ?」
「う〜。祐一も見ていたんじゃない〜。ひどいよ〜」
「はは。悪い悪い。でもさ、中には隠し撮りなんかしてるやつがいるって噂だぜ? 遠くからわざわざ望遠使って」
「やだよぉ……」
心底恥ずかしそうな名雪。
「名雪、背中だけじゃなくて前も洗ってくれよ」
「あ、うん……。じゃあ……。んしょ……」
座椅子に腰掛ける祐一に、抱き合うような形になって。
「動く、ね」
「ああ」
そして、祐一はぷっくらした名雪のお尻を抱えて、落ちないようにして……ゆっくりと。
「う……ンッ! あふ……あん……あっン! はぁンッ」
ずりゅずりゅ、ずにゅずにゅ、ぐちゅぐちゅ……。名雪は股間に挟むようにして祐一のものを擦り……更に、身体を上下する度に胸と胸が擦れ合い、形を変えていく。
「あぅ……んぅ。ん……んんん……ん……ゆうい……ちぃ……。くふぅ……。すき……」
ギュッと抱きしめ合い、身体を擦れ合わせながら、濃厚なキスをした。ぐじゅぐちゅ、ぷちゅぷちゅという淫靡な音を立てながら、口内で舌と舌を絡ませ合って、吸い尽くすように、奪い尽くすように口を塞ぎ……。
「んぅぅっ! あふぅ……ふぁぁ……ゆ……いぃぃ。い、き……できな……なっちゃ……ん……よぉ……あぐっ……んぐ……」
口が僅かに離れる度に、途切れ途切れに名雪は言葉を紡ぐ。
「キスだけでも感じてるのか。エッチだな、名雪は」
唇を離されて、呼吸を取り戻した名雪に、祐一は恥ずかしい言葉を投げかける。
「えっちで、いいもん……。祐一と……だから……」
ぷいと顔をそらして、身体をおろして。
「こ、ここも……綺麗に、するね」
「え、お……おい。なゆ……」
勃起した祐一の逸物を、ふっくらとした胸で挟んで。
「男の人って、こうすると……気持ちいいって聞いたから」
「うあ……。大胆だなぁ」
形のいいおしりを高く突き上げ、跪くようにして……大きな胸をサンドイッチのようにして、祐一の逸物を挟み込んだ。
「ぁ……あん……はン……。やっ……」
ずにゅ、ずにゅ……ぷにゅ……ぐにゅ……。擦る度に、ぷるると揺れる名雪の胸。
「祐一、気持ちいい?」
「ああ。最高に……。擦られるたびにとろけちまいそうだ」
「えへへ。嬉しいよ」
勃起した乳首が、祐一の下腹部をなぞるように動いて……。
「祐一。おっぱい、好き?」
「嫌いな男なんて、いないだろ」
「いつでも触って、いいよ。ミルクは……でないけど、ね」
何を云ってるんだか、といいながら……右胸の乳首を摘んで折り曲げた。
「あ……ん」
「触られると、気持ちいいのか?」
「うん♪ 祐一に優しく触られると……切ない気持ちになっちゃう」
寄せ上げるように揉んで、手を放すと弾力でふるるとはじける。
「ふーん。そういうもんかね」
「ん……。えへ。じゃあ、次は……どんなことをする?」
祐一は少し考えて、スッと右腕を差し出して。
「俺の腕を、股で擦って」
「……うん。わかった」
祐一の腕に跨ぐような格好になって、前後に腰を動かした。すると、すぐに
「よいしょ……と。こ、これで……いいのかな?」
ず、ず、ず……。ゆっくりと、段々速く……。
「ひあっ!? ひぁふっ! な、何か……変……だよ。これ……。変な感じ……だよぉ」
「どうした?」
ずず、ずず、ずず……。名雪の薄い陰毛がスポンジ代わりになって石けんの泡を立てている。
「う、ん……ふぁ……っ」
祐一の腕に沿って腰を動かすたびに、クリトリスが擦れて身体に快感が走る。
「ぁ……んぅ……ダ、メぇ……」
足に力が入らなくなり、ガクガクと揺れて。 そして、肘の関節に敏感な部分……クリトリスが当たり。
「ふぁっ!?ダメ、出ちゃう……でちゃうぅぅぅっ!」
「でちゃうって……」
「あひっ! あひぃっぃっ! だめだめだめぇぇっ! でちゃうよぉぉっ! あっあっあっ! ああああーーーっ!!」
「おわっ!」
ぴゅ、ぴゅ……。一番敏感なところを刺激されて、無意識のうちに失禁してしまった……。
「ひぁあうっ! み、見ちゃ嫌ぁっ! おしっこ見ちゃイヤあっ!!」
「なゆ……き。お前……」
ちょろちょろ、ぽたぽた、と名雪の秘部から透明色の液体がこぼれ落ちていった……。
「や、やだよ……。見ちゃだめだよぉ。こんなの見ちゃだめ……」
とは云っても、遮るものなど何もない至近距離。パシャパシャと、タイルの床へと落ちていく。
「名雪、泣くなよ。こんな事してて今更恥ずかしく思うこともないだろ?」
「だってだって……。祐一……エッチな女の子……嫌い……でしょ。……嫌いになっちゃ嫌。嫌なのに……なのにこんなとこ……」
「馬鹿だなぁ……」
祐一は苦笑しながら云って。
「俺がお前のことを嫌いになるわけなんてないだろ。どうしてそんなこというんだ?」
「ずっと……待っていたんだよ。我慢できないくらい……長い間。小さい頃から、ずっと。こんなこと……いつかするようになるのかな、なんて思ってた。一人で……想像だけで……エッチなことしちゃうことだって、あった」
「……」
長い間秘めてきた想い……。
「祐一、だけだよ。祐一だから、どんなことをされても嬉しいし……気持ちいいんだよ。他の人だったら、嫌なだけだよ……。こんなとこ……祐一以外の人に見られちゃったら……死んじゃいたくなっちゃう……」
「ああ。わかっているよ。俺も名雪とじゃないと嫌だ。そんなこと誤解するわけないだろ?」
えっちなのは、祐一と……だから。
「……うん」
「っていうか、名雪がお漏らしするところ見られて、ちょっと嬉しかったぞ」
「は、恥ずかしいよ……」
そんなことを真顔で云われて、顔を背ける。
「っつーことで。ちゃんと洗わないとな。お漏らしした後は」
「え……。い、いいよぉ……きゃっ!」
いいわけがないけれど、身体を仰向けに横たわるように押し倒されて……ぐいと股を開かされ。
「……もぉ。強引なんだから」
「いいじゃんいいじゃん。好きなんだからさ。……お前の全てが」
「そんなこと……。面と向かって云われると、恥ずかしいよ」
シャアアアと流れ落ちる雫……シャワーで、名雪の股間を洗い流した。
「名雪のここ、綺麗だけど。毛であまりよく見えないな」
「そんなとこ、見なくていいよ……」
好きな人に見せつけるように……。大股を開いて一番恥ずかしいところをさらけ出している。
「俺は見たいの。……そだ」
祐一は何かを取り出して……。
「……え?」
「剃っちまお」
「ええっ!? ちょ……ゆ、祐一〜っ!」
信じられないという表情の名雪を完全無視して、ボディーソープを手に落としてこすり合わせ、泡立ててクリーム代わりにして名雪の股間になすりつけ……。
「あ、あんっ! ち、ちょっと……。祐一、そんな……」
シャリシャリ……。男性用の髭剃りで、剃り始めた。
「う〜……。やぁぁん……。恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい〜! だめだよそんなのぉ〜! 祐一の変態〜! 剃っちゃだめ〜っ!」
「なーにが変態だよ。そいつはお互い様だろ? 町中の人がいっぱい居るところで感じちゃったイケナイ娘には云われたくないね」
「だ、だって……あれは……うぅ。ゆ、祐一が……入れたままじゃないとダメだっていうから……」
感じてしまったのは事実だから、反論を封じられてしまった。
「まあ、すぐ終わるって。それより動くなよ。切っちまうぞ」
「う〜う〜!」
ショリショリ……。薄い陰毛はやがて、完全に取り払われてしまって……。
「名雪……。つるつるだぞ。割れ目がまるみえ」
「ゆ、祐一が剃ったんでしょ〜! う〜……」
小さな子供のようにさせられてしまった。
「んなこというけど。洗っても洗ってもヌルヌルしてるんだけど、どして?」
「意地悪……。うぅ……。わたし、赤ちゃんみたいだよぉ……」
柔らかなピンク色をしたそこは、とてもデリケートで……大切に扱わないと壊れてしまいそうな感じがした。
「はは。まあ、そろそろ……入れる?」
「……うん。入れて」
「好きな体位は?」
シリアスには決してならず、どこかおちゃらける。
「そ……んな。わかんないよ〜!」
「云わないととてつもなく恥ずかしい体位でいくぞ」
「うぅ……。ど、どんなのだよ……」
そうだなぁ。顎に手を当てて数秒間考えて。
「……」
「……」
「ぽっ」
と、口に出しながら照れる祐一。
「ど、どんなのを考えたの〜っ!?」
慌てる名雪。
「冗談冗談。……まあ、じゃあ立ちな。バックでいくけど、いいか?」
「うん♪ いいよ。……いっぱい……して」
名雪を立たせて背中を向かせ。
「んん……。あ……ぅ」
限界まで勃起した逸物を、毛を剃られて丸見えになってしまった割れ目にあてがって……。
「入れるぞ」
「はふ……んっ!」
ぐッ……。充分ほぐされた秘部は、祐一の逸物をすんなりと受け入れ……。やがて、ずンッと奥まで入り込む。
「あぁぁっあっあっあっ! い、きなり……深……くぅぅっ! あんっ! お、奥まで……いっぱい……」
祐一は何かを思いついたのか、バックから挿入して、名雪を抱え込むようにしてからマットの上に座り込んで……両膝を開かせ。
「よっ……と。ほら、見なよ」
「……え?」
目の前にある鏡をタオルで拭いて……。そこには座ったままの、二人が一つになった姿。
「名雪の中に、俺のがずっぽり入ってる。見えるだろ?」
「あぁ……あ……。はずかし……ぃ。はずかしいよぉ〜!」
赤ん坊がおしっこをする時みたいに、両膝を高く上げられ……。
「ほれほれ、動いてみろよ。入れて、出して、入れて、出して……」
ずぷ、ずぷ、じゅぷ、ずじゅ……。湿った音と共にとろっとした液体が結合部からこぼれ落ちる。
「あぁ〜ぁ……あぁぁう……。み、見せないで……そんなの……。恥ずかしい……。だめ……」
名雪の中に、祐一の逸物が入っていき、出ていき、入っていき……ゆっくりとしたピストン運動が、鏡に映っていた。
「でも……名雪の中、熱いな。じゅくじゅくして、ぐちゅぐちゅして……」
「わ、わたしの……お、お○んこ……きもち、いいの?」
「最高。きゅうきゅう締め付けてくるし、熱いし……。もっと締め付けてくれよ」
「ひゃうっ!」
ちゅ……。背後から名雪の耳を舌で舐めた。
「ぐおっ! いきなり締ま……るっ!」
「だ……って。そんな……はふっ! やっ……ぅ! 耳……や……ぁ」
耳たぶを舌でれろれろと弄ぶ……。ただでさえ敏感になった名雪を、ひたすら追い込む。
「あ……はぅ。あ……ぁぁあ……あっ……。あつ……いよぉ。中が……中があついいぃ……っ!」
ゆっくりと、ゆっくりと……。ずっずっずっ……。座ったまま、奥の奥まで挿入しては、抜ける寸前まで引き抜き……少しずつ速度を速めていく。
「あぁんっ! あっぅん! ああっあっあっあっあっあーーーっ! ひはぅっ! ああっ! は、激しい……よぉっ!」
「立って。もっと腰を使えよ。もっともっと気持ちよくなりたいだろっ?」
「う……んっ!」
今度は名雪を立たせ、腰を掴んで。
「気持ちいい?」
「う……んっ! はふぅっ! そこ……そこが……きもちい……ぃぃぃっ!」
「そこってどこ?」
「ひはぁっ! お……く……だよ……あっん!」
ぱんぱんっ、ぱんぱんっ……。肉体同士が激しくぶつかり合う生々しい音がバスルーム中に響き渡る。祐一も名雪も獣のように、無我夢中で腰を動かし続けた。
「は……ゥっ! ああ…奥まで……は、入ってくるぅぅ……ぅ。祐一のお○んちんがわたしのお○んこにぃぃぃっ! ……大きいのが……あっん! いっぱい……はいってくるぅぅ!」
やがてそれは、ぱちゅぱちゅ、ぱちゅんぱちゅんと、水気を含んだ淫靡な音に変わっていき。
「あんっ! あんっ!は……ァんっ! 好きぃぃっ! 祐一ぃぃっ! 好きいぃぃっ!」
「俺も、好きだぞ」
突く度にぷるんぷるんと揺れている胸を、両手で強く鷲づかみにして、勃起した乳首をギュッと摘んで……。
「ひぁっ! あっあっあっ! あああああぅっ! い……っちゃううううううっ!!!!」
「まだまだ。一緒にいこうぜ」
互いに欲望の限りを叩きつける。汗が飛び散って、互いに絡み合い……。
「だ……めぇぇ。も、もお……いっちゃ……うぅぅ! だめぇぇっ! いっちゃうぅぅぅっ! いっちゃういっちゃううぅぅっ!」
「しゃあないな。……いきたいのか?」
「う……んっ!!!」
ぱちゅぱちゅ、ぱちゅんぱちゅん……。肉感的な音と、名雪の甘いあえぎ声がバスルーム中に響き渡る。
「じゃ、おねだりしろよ。いかせてください、って」
もはや、恥じらいも何もかもかなぐり捨てて……。いかせて、と叫んだ。
「う、うんっ! いっちゃうぅぅ! おねがいいぃっ! も、もう……いかせてぇぇっ!!! え……えっちで……いんらんで……へんたいな……わたしを! いっ……かせてぇッ!!!!」
よくできました。そう云ってから、引き寄せる力を強めて……。
「あああああっ! ひぁぁぁぁぁぁっ!!!! ああああああっ! あっあっあっあっああぁ〜〜〜〜〜っ!」
ぱんぱん、ぱんぱん、ぱんっぱんっ……。華奢な身体が壊れそうなくらい揺さぶって……そして、絶頂を迎えた瞬間。
「う……あ……ぅ!」
名雪はずるずると倒れ込んで。追い打ちをかけるようにして、白い精液がビシャッと……名雪の綺麗な顔を汚していった。
「ひはぁぁっ! あっ! あっ! あつ……いぃぃ……」
(……あ、そういえば)
「はぁはぁ……はぅ……ぅ……。ゆ……いち?」
顔を白く汚されて、荒い息を立てて横たわっている名雪を、無理矢理立たせて。
「名雪。まだだぜ。立って」
「え? あ……」
ジャブッと音を立てて湯船に入り……。
「風呂の中で、やろうぜ」
「でも。……あ」
名雪の返答を聞きすらせず。
「でも、今度はこっちな」
「え……? きゃっ! そ、そんなとこ!?」
祐一は湯船の中で名雪の『そんなとこ』を指でほぐしはじめた。じっくりと、何度も何度も念入りに……。
「あぁっ! やっああっ! だめっだめっ! そんなとこ触っちゃだめだよぉっ!」
ずぷ、ずぷ……ぐに、ぐにゅ……ずっ。濡らされて指を突っ込まれて、柔らかくなって……。
「もう、入れても大丈夫かな。充分ほぐしたし」
「ひぃっ! だ、め……やめ……。祐一……おねが……ぃ。そんなの……無理。こわい……」
未知の体験は名雪には恐怖に感じられて。
「ゆっくり入れるから。怖がるなよ」
「で、でも……」
「じゃあ、試しに指を入れてみるから……」
「あ……あぐぅっ!」
ず……。祐一は名雪を抱くように背後から手を伸ばし、親指を名雪の秘部に、中指をお尻の穴へと挿入した。
「あひぃっ! あっ……ぁあぁ〜っ! な……んか……へ、ん……んんんっ!」
「名雪。痛い?」
「いた……くは無いけど。けど……くぅぅ〜〜っ! むずむずして……へ、変な感じだよぉ」
「こんなにスムーズに入るなら、もう大丈夫だろ?」
祐一は笑いながら、名雪の中に挿入した親指と人差し指で摘むように、少し力を入れた。
(あっぁっ……ぁ……。だめ……気が遠く……なっちゃ…ぅ! 祐一の指がわたしの……からだ……に、はいって……うぅ)
「名雪?」
反応の返ってこない名雪をみて、さすがに躊躇して指を抜く。が……。
「……いれ……て」
返ってきたのは、意外すぎる答え。
「え?」
「わたしのお尻の中に……いれて」
「いいのか? 嫌そうだったのに」
涙目で懇願する……。
「うん。だって……。入れてくれないとわたし……おかしくなっちゃいそうなの……。最後まで……して。指じゃイヤ……。祐一の……入れて」
「わかった。じゃあ、ゆっくり……な。痛かったら痛いって云ってくれよ」
「うん……」
不安を解消させるために優しく抱きしめて……精液が付いたままの顔にキスをして……。
「う……ん……。ん……ん……」
「いくぞ」
「うん……。して」
ず……。祐一はがっしりと名雪の腰を掴んで、突き出されたお尻の割れ目をこじ開けるようにして……。
「あ……ぅ……」
亀頭の部分が少しずつ、少しずつ入り込んでいき……。
「くっ……。きつい。名雪、もう少し力抜いて。お尻の穴、きつくて……入っていかない」
「う……ん。がんば……る」
ずず……ずず……。長く、濡れた髪を振り乱して耐え続ける。少しずつ、少しずつ……。
「あぅっ! く……ぅぅ〜……。うぁぁぅ……ぁ……あぅ……。きつ……いよぉ」
「痛く無いか? 大丈夫か?」
「だいじょ……おぶ。痛くはあまり……ない。けど……けど……きつくて……あぁうっ!」
バシャバシャと湯船の中でもがくけれど、それでも亀頭部分は完全に埋まり込んで。
「あ……あ、あ……あ……。はいって……く……る……ひぅっ……ぅ……。ゆういちの……お○んちんが……ぁ。お……しりの、なか……に」
「もうすこし……もうすこしだぞ。もう少しで、全部はいるから」
「ひぃんっ! くひっ! ……あ……ぐ……は……ぐぅ……。おしりがきつくて……あつい……。あつい……よぉ……」
ず、ず、ず、ず……。ゆっくりと、ゆっくりと。ぽろぽろと涙をこぼすけれど、嫌悪の涙ではなくて。
「ぐ…うっ!」
「ひひゃあっ! ……きつくて……あつくて…………すご……いよぉ」
ず……ンッ! 最後は少し強引に、押し込むように。
「あぅ……ぜ、全部……はい……った」
そこでいったん、動きを止めて。
「あ……。う……ごかないで。ダメ……変……おかしくなっちゃう……まだ……やぁ」
「で、でもな……動くなと云われても。……じゃあ、ゆっくりと動かすぞ。ゆっくりと」
止まっていても、動いていても……どちらにしても堪えきれない感覚に、名雪は頷いて。
「う、うん……わかった」
ず、ず……。ゆっくりと、小刻みに腰を動かしはじめた。けれど。
「あ……あぅ……あっ……あっぁっ……あんっ……アンッ! あっアアンッ! あんっあんっあんっ!」
少し動かしただけで、名雪は悩ましげな甘い声を上げ始め。
「あっ! あっ! あぁぁァっ! お……しりがぁ。すごいぃぃぃっ! すご……イぃっ! き、気持ちいぃぃぃっ! 気持ちいいよぉっ! アンッアンッアンッ!」
「そ、なのか……? く……。きつすぎて、すぐにでもいっちまいそうだ」
ぎゅうぎゅうと締め付けるようにきつくて、顔をしかめる。
「わ……わたし……はっ。お……しりに入れられて、感じてる……えっちで……変態な女の子……。インラン……かも……きゃうぅぅっ!」
「くぅっ! ふ……。俺はそんな……淫乱な名雪も、大好きだぜ」
ず、ず……ずず……ずず。少しずつ少しずつ動いていたのが、段々と速くなってきて。
「あっ! はっ! わたしいっちゃう! おしりで、おしりでいっちゃうううううっ! 出してっ! 熱いの出してええっ! いっぱいだしてぇぇぇっ!  わたしにちょうだいぃっぃっ!」
「そらっそらっそらっ!」
ずちゅずちゅ、ずちゅずちゅ……。濃厚な音がバスルーム中に響き渡って、やがて。
「あんっ! ……あ、あ、あ、好き……好き……きゃんっ! ……だいすきぃぃぃ……い、いっぱい、いっぱいすき……すきだよぉ祐一ぃぃ…ッ! いっぱい……いっぱいだしてええええっ!!! なかにだしてえええええっ!!!! いくぅぅぅっ! いくっいくぅぅぅっ! いっちゃうぅぅぅぅっ!!!!」
「名雪っ! 俺も……だっ!」
そして、そのまま。
「くぁっ!」
「いっくうううううううっ!!!!!」
ぱんっと、何かが真っ白にはじけとんだ瞬間……。
「……ふぅ……ぅ」
「ひゃふ……ぅぅ……」
そのまま湯船に崩れ落ち……。
「名雪のお尻。最高に気持ちよかったよ」
「はぁあぁあ〜……ぅ。……出てる、出てるよぉ。お尻の中にいっぱい…ドクドク出てるよぉぉ……」
……二人は繋がったまま絶頂を向かえた。




















何度も、何度も。繰り返すように……。










二人のえっちは終わらない。










夕食の時も……。




















「あ……」
テーブルの上にはご馳走がいっぱい。それは、名雪が腕によりをかけて作った美味しい夕ご飯。
「さて、いただこうかな」
「ゆ、祐一」
とても困った様子の名雪。相変わらず服は着せてもらえなくて、素っ裸……。
「どーした?」
「こ、これじゃ……食べれないよ」
名雪は今、手錠のようなもので両手を背後で固定されていた。
「大丈夫。食べさせてやるから。ほら、あーんってしてみ」
「う、うん。あ〜……ひゃうっ!?」
箸で口に入れようとした瞬間。乳首を引っ張られて……。
「うぅ……祐一。意地悪……しないで」
「冗談冗談。……お、名雪の好きな苺だ。かもーん」
「か、かもーん……って」
祐一は大きくて新鮮な苺の葉っぱを取って、口にくわえて……。
「……」
名雪は戸惑いながら、祐一にキスをするようにして……。
「ん……ん……」
でも、祐一は苺を離さなくて。
「ゆう……は、ん……んんむ〜……ん……ん……」
ぷちゅ、くちゅ……。開いた口に祐一の舌が侵入して、舌を絡まされてしまって。
「ゆう……いち。あ………ぁぁ……」
「苺、やるよ」
何か丸いものを取り出して……乳首に当てた。
「ひはぁっ! や……やぁぁぁっ! くすぐった……ぃっ! な、何っ!?」
ヴーヴー音を立てて振動するものは……苺型のピンクローター。
「ひゃああぅっ! あっあっあぁぁっ!!!! だ……めぇぇぇっ! そんな……だめぇぇぇっ!」
細やかで連続した刺激……。名雪は感電したようにヒクヒクと痙攣した。



















甘い甘い、苺味のキス……。










夕食の後だって……



















「はふ……ん。あふ……ぅ……」
服を着ることもせず、素っ裸のままソファーに座って、後ろから胸を揉まれ……。
「名雪、動いてよ。あんな風にさ」
「あ……ぅ……。う、うん」
目の前のテレビには、男と女が激しい性行為を行っている、いわゆるイヤらしい映像。……名雪が観たいと云ったので、祐一が持っていたアダルトビデオを観ていたのだ。そして……それを観ている内に、すぐに名雪はその気になって……。



『ね……祐一。もっとえっちしよ。……ほら、見て。わたしのおま○こ……。もう、こんなにグショグショに……濡れちゃったよぉ……。祐一とエッチすることを考えただけで……こんなになっちゃったんだよ……』



淫靡な台詞だって、平然と云えてしまう。
「ほら、動いて」
「う……ん」
寝そべる祐一にまたがりながら、腰を激しく上下させ。
「はぅっ! あぅっ! あっあっあ、ああっ……。ゆういち……ゆういち……きもちいいぃぃっ!」
何度も何度も祐一の名を叫び。やがて……絶頂を迎えていく。
「……歩いてよ。犬みたいに四つん這いでさ」
「ひはぁんっ! あっあっあっあっ! あ、あるく……よぉぉっ!」
パンパンと突かれながら、リビングを四つん這いで歩かされ……。
「名雪……。えっちなおつゆがいっぱいたれてる。動物みたいだなぁ」
「ひゃふぅっ! いわっ……ない……でぇぇ……。あっあっあっ! あんっ!」
ぽたぽたと、動くたびに雫をこぼしていく。
「お?」
ぴぴぴぴ、とテーブルの上に置かれた携帯電話が鳴った。
「名雪。電話だぞ」
「あ……ぅっ! ゆ、いち……。ぬ、抜いて……」
もちろんそんなこと、許してくれるわけがなくて。
「だめ。そのまま出な」
「そん……な」
ぴっ。渋々とボタンを押して。
「も、もしもし……んっ!」
ぱんっぱんっぱんっ。その間も祐一は休むことを知らずに突き続ける。垂れた胸がフルフルと揺れていく。
「あ……。香里。……う、うん。うん」
(ふーん。香里から電話か)
電話をかけてきたのは、祐一もよく知っている人物であり……。
「だ、いじょうぶ。う……ん。うん……わかっ……た」
耳を澄まして聞いてみると、どうやら『風邪、ちゃんと休んで治してきなさいよ』とか云っているようで。
それを聞いて祐一はにやっと笑って。……ぱんっぱんっ……ぱぁんっ!
「ひぁあっ!!!」
ワザと深く突いて……。
「あ……。な、なんでも……ない。ちょっと、その……く、くしゃみしただけ……だよ」
ぷちゅ……ぷちゅ……。はぁはぁと荒い息を立てながら、こみ上げてくる声を押さえ込む名雪。でも、必死の努力をあざ笑うかのように。
(あ……ぁ……ぁ……。く、首筋は……だめぇぇぇ……)
祐一は名雪を突きながら、喉元をぺろぺろと刺激するように舐め……。
「う……ん。わかっ……た。うん、うん…………んひっ!」
背後からギュッと胸を揉まれて、乳首を摘まれ……引っ張られ。
「や……ぁ。だめ……あ……! んっ! んっんっ! ……ひぁっ! ぁっ!」
親友に聞かれてしまう。そう思って必死に耐えてるのに、祐一はどんどん敏感なところを攻め立てて……。
「んっんっんんっ! んぅぅぅっ! んぐっ! んっ! ぅぅ〜〜〜〜〜っ!」
こみ上げてくる絶頂感……。
「だ……いじょうぶだから。うん、うん……あり……がと。切る……ね。ちょっと……その、あの……手、離せなくて……。ごめ……ん」
そういって、ごめんねと心の中で呟きながらピッと携帯を切って……。その間もぱんぱんぱんぱんと、背後から攻め立てられ……。
「あぁぁぁっ! あああぅっ!!!! ゆうい……ちぃぃっ! もお……だ、だっめぇぇぇぇっ!!! いじわるしないでえぇっ!!! いじめないでぇぇえっ!!!!」
たらたらと涎を垂らしながら……快楽に身を任せていく。




















(行為が好きとか嫌いとか、それだけじゃないんだ)










(ただ、彼女の……名雪の温もりが、暖かくて優しくて心地よかったから)




















ベッドの中だって、変わりはなくて……。
「名雪。ネコ、好きだよな」
「大好きだよ♪」
「じゃ、これつけて……」
カプッと頭にはめたのは、白いネコの耳みたいなものがついたヘアバンドで。
「わっ。ねこみみヘアバンド?」
「そ。……でもって」
「きゃうっ! な、何〜〜っ!? 何を入れてるの〜〜〜っ!?」
「尻尾」
ずっ! と、ふさふさして、白い尻尾がついたアナルバイブを名雪の中へと突っ込んで。
「ひはぁっ!!!! お、お尻……変だよぉ……」
「とゆーわけで。ネコさんプレイだ。これをつけている間は語尾に『にゃ』をつけるよーに」
「な、何それ……」
「語尾に『にゃ』をつけるっ!」
「に、にゃ〜っ! ゆうい……ひにゃっ!」
ずんっ! 子猫のようになった名雪を引き寄せて、そのままパンパンと突き始めた。
「そらっそらっそらっ! ネコみたいに鳴いてくれよ」
「にゃ、にゃああぅっ! ゆ……いちぃぃっ! アンッアンッアンッ! ふにゃあああっ! はげしい…よぉぉっ!!!」
二穴を同時に攻められて、悶絶して……。
「にゃぅっ! にゃぅっ! にゃぅぅぅぅっ!!!! わ、わた……し、ホントにネコさんみたいに……なっちゃうよぉぉっ!」
ベッドのスプリングを、ギシギシと揺らして。




















(わたしは祐一の。……祐一だけの、おもちゃ……だよ)










(どんなことでも……どんなはずかしいことでも……なんでも、してあげる)




















(おかしい……。最初は、寝起きの悪い名雪に厳罰のつもりで始めたことだったのに)
自分の側ですやすやと眠る名雪をみて、ふと思った。
(気が付いたら名雪との愛欲日和……。どーしてこんなことになったんだ)
へとへとに疲れながら、明日はきっと太陽が黄色く見えるのだろうな、などと考えた。
(まぁ、いいか……。でも……)
「うにゅぅ……。ゆういちぃ……」
「起きなかったらまた、罰ゲームだからな」
「う〜にゅ〜……」
名雪のぷるぷるしたほっぺたをつんつんしたり、びよーんと左右にのばしたりしながら、呟いた。
「今度はもっと、ハードだからな」




















(それじゃ。もう、早起きなんてできないね……)










(なんでそーなるんじゃ!)




















「うるぁっ! 起きろおおおおおおおおおっ!!!! 朝だ朝だ朝だああああっ!!!!」




















(だって、起きちゃったら……)










(起きちゃったら?)




















「さっさと起きねーと縛るぞコラ!」




















(くすくす。罰ゲーム。してくれないんだよね?)










(望んでいるんかいっ! ……よぉし。そういうことなら、もっともっともぉぉーっとハードなことしてやっからな!)




















「起ッきろおおおおおおおおおおっ!!!!!」




















(わ〜♪ 期待してるよ。祐一♪)




















(首を洗って待っていやがれ!)




















もっともっと愛して




















もっともっとえっちして




















わたしの大好きな人……。




















どうしてそんなにえっちをして欲しいか? って?




















理由は、一つだけ。




















全部……だいすき……だから。




















大好きな祐一と……えっちすることが……。




















もっともっと愛して




















もっともっとわたしを好きにして




















もっともっとわたしを……感じさせて……




















もっともっと……えっちして




















『だいすき』……だから。






























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(後書き)

一週間ほどの間をおいて、後編UP完了です。
このお話って、Kanon好きであり、かつ名雪好きであり、かつ↑のように書いてきたようなタイプの名雪が好き……という人向けになってしまいますね。どうしても。
私みなるでぃ改が描くなゆなゆのイメージと、読者の持つイメージが合致するかどうかで反応は全く変わると思います。
あらかじめ云っておこう。
『こんなの名雪じゃねーーー!』と、思われる方。申し訳ない。こういうケースで私の中に描かれてる名雪のイメージは違うようなのです。
もし気が向かれたら是非是非この作品のご意見ご感想をBBSメールでくださいませ。
次回作への参考にさせてくだされ。レスは必ず返しますので。
ってか、反応少なすぎて『面白い』んだか『つまんねぇ!』んだかさっぱりわからないのです。
何とぞ!m(__)m