寒い夜は……
その海辺の町は夏暑く、冬寒いという結構極端な気候だった。で。その現状に対し心の底からうんざりし、一人苦言を呈す若者がいた。 「この前までやたら暑かったのに、この差は何だ」 と、神尾家の居候こと国崎往人が青年の主張をぼやく間にも、びゅおおおおと窓ガラスを強打する風が吹きすさぶ。その度に、木造平屋のボロい……いやいや、古い家屋がミシミシときしむ。夏を過ぎ、秋も終盤へと差し掛かり、長い冬の前触れとも云えるような、そんな寒い日の夜のことだった。 ……もっとも、往人は居候とはいうものの、最近では近所でちょくちょく仕事をしてきて神尾家にそれなりに金をもってくるようになったから、以前よりは立場が少しだけグレードアップしていた。その証拠に、納屋から屋内の物置へと居住地の移動を許され、環境は幾分(というよりも劇的にかもしれない)マシになっていたのだった。 「そりゃ、海が近いから」 苦笑する観鈴。長いポニーテールが特徴的な彼女はただいま宿題中。往人と観鈴は紆余曲折ありながら、今も一つ屋根の下で暮らす仲だった。 「昔を思い出す。夏の熾烈な暑さも辛かったが、冬の寒さもやばかった」 思わず、放浪時代のことが頭の中をよぎる。彼は元浮浪者であるが故に、結構サバイバルな生活をしてきたのだろう。それが今は屋根の下、お古とは云え布団という高級品にその身体を包ませて寝られる毎日を得るとは我ながら出世したものだ、などと思うのだった。 「何度凍死しかけたことか」 「大変だったんだね」 「ああ。拾った新聞紙とダンボールに包まれて一冬寒さをしのいだこともあったな」 「ふーん」 そうこう云ってる間も、強風がかたかたと窓ガラスを揺らす。そんな中観鈴はひたすらペンを進め、集中する。カリカリという音が所々途切れながらも室内に響き渡っていく。 「なあ観鈴」 「うん?」 「宿題終わったらさ」 「何かな?」 「泳ぎにいかないか」 いきなり、トチ狂ったようなことを真顔で云う往人だった。 「……やだよ」 海はその頃、暴風波浪警報が出る程大荒れに荒れていた。どっぱーーーん、ざっぱーーーんと、防波堤に思いっきりぶつかる波の音が、その激しさを物語る。僭越ながら、非常にキケンなので、そういう時はあんまり外出しないようにするべし、と貴兄諸氏には忠告しておこう。 「こんな時に泳いだりしたら死んじゃうよ〜」 至極ごもっともな意見。 「大丈夫だ。観鈴ならできる。やったらゲルルンジュースを一つ御馳走してやるぞ」 「が、がお……。さすがにそれは嫌だよ」 「ちっ。じゃあ……代わりに、防波堤に行ってだ。海のバカヤローと大声で叫んで……」 「海さんに失礼だよ」 「ええい。じゃあ……」 ただ単に、観鈴をからかってちょっかいを出したかっただけのようだった。彼女は宿題を処理するのに忙しいのに、彼は何もすることがなくて暇なのだから。とても落ち着きのない奴である。 「家の中でおとなしくしていようよ。ね」 もはやどちらが年上かわからない。観鈴は往人に優しく云い聞かせた。外は風が強くなるばかりか雨まで降ってきて、びょおおおお、ざああああと、完全に嵐の様相を呈してきた。 「寒いんだよ! 無駄に!」 本来ならば暗く、寒い夜のはずなのに、何故か神尾家は賑やかだった。今はもう、観鈴は一人ではないのだから。否応なしに存在感のある馬鹿が側にいるのだから。 「にはは……。そう云われても。そうだ。いっそ思い切って、早寝しちゃうとか」 時計の針はまだ八時半を回ったばかり。寝るには少々早い時刻。 「寒いから嫌だ!」 寝ようにも、往人の寝床の物置は更に寒いのだった。 「こういうときは。そうだ!」 「?」
……ひたすら寒くなって来たので、何の脈絡もなくいきなり風呂に入ることになった。
二人、一緒に。 もっとも、観鈴は恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうだったのだけど。 バスルームにて。観鈴の前で自分の『前』を隠す事すらしないで堂々と振る舞う往人。ひょろっとしているようでいて、結構筋肉質な引き締まった体をしている。 「わたし、女の子なんだけどな……」 あまりにも堂々と振る舞うので、もう少し気遣ってよ、と云いたげに苦笑する。 「細かいことを気にしていたら漢にはなれないぞ」 「だから、女の子なんだって」 ちゃぷ、と音を立てながら手で湯をすくうと、ぽかぽかした雫が湯気を立てつつこぼれ落ちていく。 「暖かくて気持ちいいね。往人さん」 「ああ」 湯船の中には二人。重なり合うようにして浸かっていた。 「往人さん」 「うん?」 「あ、当たってる、よ」 「何が?」 「……がお」 観鈴のお尻に、謎の固い棒のよーなものが思いっきり当たっているのだった。それは云うまでもなく、 「往人さんのえっち」 往人のでっかいものだった。 「当たり前だろ。好きな人の裸見てるんだから。したくなるのくらい」 「……」 そんなことを面と向かって云われ、観鈴は恥じらう。 「観鈴の胸。ぷにゅぷにゅしてるな」 「往人さん〜。うぅ……。観鈴ちんぴんち……」 早速とばかりに観鈴の胸を揉む。もにゅもにゅとまんべんなく、パンの生地を念入りにこねるように弄ぶ。 「乳首〜」 「つ、つまんじゃ……だめ」 続いて人差し指と親指で乳首をつまむ。桜色の綺麗な乳輪に、ちょこんと突起が芽を出している。 「じゃ、引っ張る」 「あ……。だめ」 触れられて、少し起ってしまった乳首をクイクイと引っ張る。 「我が侭だな観鈴は。じゃあ、こうだ」 「ひゃうっ! ゆ、きとさ……あっ!」 引っ張ったまま折り曲げ、くにゅくにゅと転がす。 「最近ブラ、きつくなっただろ?」 「う、ん。ゆ……往人さんのせい、だよ」 往人のマッサージ(結果的にだが)によってサイズが結構大きくなって、ふくよかになったのだった。喜ぶべきか否かは当人にしかわからない。 「じゃあ、もっときつくしてやろう」 「うう」 「乳首、どこまで伸びるかな」 「も、もう許してよぉ。そんなとこばっかり、恥ずかし……あっ!」 ぴーんと、ちょっとだけ強めに伸ばしてみる。 「……。観鈴」 「な、何〜。がおぉ……」 「イキナリで悪いんだが。その、な。入れたくなってきた」 「え〜」 往人のものは既に臨戦態勢。 「ダメ?」 「う、うぅ〜」 とか云いつつでっかいものを観鈴のお尻の割れ目にホットドックのよーに挟み込み、待機状態。いつでも準備OKと云わんばかりに。 「最初から、そのつもりだったんでしょ?」 「そんなことは、大いにあるぞ」 ないわけがない、と堂々と云いきった。 「やっぱり。どうして、こういうとこでそういうことしようとするかなあ……」 はぁと溜息をついて呆れる観鈴だったが。往人は完全に無視しながら観鈴の腰を少し浮かして、太く長くそそり立ったものの上にあてがって固定した。 「ちょっと押し込めば、入っちゃうな」 そういって、すこーしだけ入れようとする。 「あ、ちょっと。……だ、だめだよぉ」 「そうか」 ほんの数ミリだけ入りかけていたものを止める。が……。 「腕が疲れてきた」 「あ、ああっ!」 また少しだけ入れかける。 「ゆ、往人さん〜!」 「なんだ?」 またも動きを止める。少しずつ刺激を繰り返して観鈴を焦らす。 「意地悪……しないで」 「はは。ごめんな」 「あ」 首筋にキス。 「入れるぞ」 「う、ん。……あ、でも」 「何だよ?」 「動いちゃ、だめ……だよ」 「わかってるよ。そらっ!」 「ぁ……んっ! あっあっあっ! は、入って……くるよぉ……っ!」 ずにゅっと、奥まで一気に入り込む。観鈴の中は柔らかくて暖かくてぬめぬめしていて、程よく締め付けてきた。一瞬の強烈な快感に、往人はブルッと背筋を震わせた。 「はあああっ! あっ……あふっ!」 「観鈴の中。暖かいな」 暖かくて気持ちのいい湯船の中で、繋がった部分は更に熱かった。 「もぉ……。往人さんのえっち」 「あっそ」 拗ねる観鈴の乳首を少し強めにひねる。 「ひああっ!」 「触られて感じてるんだな。締まりがよくなったぞ」 「うぅ……」 そして往人は、小刻みに体を震わせる。蠢くように、ふるふると。 「あ、ああぁっああっ! だ、め……。う、動いちゃだめって……云ったのに」 「知らんな」 ほんの僅かに、結合部に振動を与える。 「そうだ。いい物を持ってきていたんだった」 「……え」 「目つぶって」 「な、何するの……?」 「いいから」 「う、うん。きゃあっ!」 云われるままに目を閉じる、と……。 乳首に、ぎゅっとした、ちょっと痛いくらいの感触が走る。 「くっ。……おい。そ、そんなに締め付けるなよ」 「だ、って。……や……あっ! そ、それ……」 「そうだ。洗濯バサミだ。でも、そんなに痛くないだろ?」 洗面器に隠してあったのはそんなものだった。悪戯用に、そんなものを用意していたのだった。 「だ、だめ。あ、ああっ! やっ! ひゃふっ! あっあっ!」 洗濯バサミで両の乳首をはさまれたまま、乳輪を中心に、円を描くように観鈴の胸をなぞりはじめる。 「あっああっああああっ! だ、め……っ!」 胸から手を離し、右手で脇腹、お腹、おへそ。左手で首筋を愛撫する。そのたびに観鈴はビクッビクッと体を震わせて、よじる。 「観鈴。動くなよ。外れるだろ」 「だ……って。あふっ! あっ……やっ!」 洗濯ばさみをふるふると揺さぶられ、観鈴は悶絶した。 「じゃあ、こうだ」 「ひはっ! ひゃあっ!」 観鈴はひときわ大きく震える。往人は結合した部分の少し上……クリトリスを刺激した。そして、息も絶え絶えになって観鈴は云った。 「お……お願い。もう、して」 「うん?」 「う、ごいて……。わたし、もう……だめ。おかしく、なっちゃう」 「観鈴の好きなように動いてみろよ」 「え」 「俺は動かないから、さ」 「う、ん」 そして観鈴は腰を浮かせて、落とし……それを繰り返す。 「あ、あ……。ん、ん……」 観鈴の脇腹をこちょこちょとくすぐるように愛撫。右も左も。 「ひゃふっ! く、すぐったい……あ、ああっ!」 「ほら。腰の動きがお留守だぞ」 「だ、って」 「仕方ないな」 「あ、あっ!」 往人は観鈴と一つになったまま立ち上がり、観鈴に湯船の縁を掴ませて固定させて、強く突きはじめた。 「あっ! あっ! あっ! ……ひっ……ひああああっ!」 ぱん、ぱん、ぱんと大きく、深く突いてから、ぱちゅぱちゅぱちゅ、と小刻みに突く。そのたびに観鈴は眉間にしわを寄せて、こみ上げてくる快感を必死に堪える。 「観鈴って、結構スタイルいいんだよな」 バックで観鈴を突きつつ、ふるふると揺れる胸を揉み回す。ぎゅ、と強めに揉みしだく。 「あっあっあぅっあっあっあっ! 往人さ……んっ」 「観鈴の中……。気持ち良すぎだ。最高に」 ばちゃばちゃとお湯を波打たせながら行為は続き、やがて……。 「出る……」 「あああ……あ、ぁっ! あぅっ……んっ! だ、して……いっぱい」 「……っく!」 二人共達し、往人は観鈴の背中にぴしゃっと音を立てて射精した。荒い息を吐き、膝を付き、汗だくになって果てた……。
…………
お風呂上がり。リビングにて。 「ん、んく……んく、ん……」 自分の胸を揉みつつ、往人のものをくわえる観鈴。往人からそうしてくれと云われたからなのだけど、とても恥ずかしい行為だった。 長くて太くて固いものは、観鈴の小さな口には大きすぎて。精一杯口を開くけれど、かなり苦しそうだ。 (これで。こんな感じで、いいのかなぁ……?) しょっぱくて、苦くて、妙な感覚に戸惑いながらも続ける。 「上手だぞ観鈴。出すぞー」 「ん、んんん? ……んっ!」 云ってる側から観鈴の口内に、どくどくと射精。 「っぷあ。……も、もうぅ。お……ふろは……体をんぐ、けほっ……洗って……暖ま……ん、ん〜……るところなの……んんんぅ……にぃ」 そんな状態で無理に話そうとするから、たらたらと糸を引き、よだれのようにこぼれて落ちてしまう。多少むせかえるくらい、大量に射精されてしまったのだった。 「とりあえず飲んでから喋れ。何云ってんだかさっぱりわからん」 『吐き出せ』とかでなく、あっさりとそんな事を云う鬼畜な往人だった。 「う、ううう〜。……うぅ」 少し涙目になりながらごっくんと飲み干す。とりあえず。えっちする場所ではない、と彼女は思ったので、ちょっと抗議の意味も込めて云ってみる。 「お、お風呂は体を洗って暖まる場所だよ、って云ったの」 ……そして、少し戸惑いながらも全てを飲み干して、バスタオルを体に巻いて髪をドライヤーで乾かす。 「散々感じていたくせに」 「がお……」 事実だから云い返せないわけで。 「いいもん。……そんなこと云う往人さんにはジュースあげない」 「心配するな。ゲルルンもどろり濃厚もこっちから願い下げだから大丈夫だ」 よほど飲みたくないのだろう。自信を持っていらんと云われてしまった。 「おいしいのになぁ」 観鈴は理解されない悲しさをぼやきながら冷蔵庫のドアを空ける。すると、体に巻いたバスタオルがずれて、形のいいお尻が少し露になる。往人はそれを見て、一瞬目がきゅぴーーーんと音を立てながら光った。……感じがした。赤く、殺気に満ちた獣の目だ。 「観鈴」 「え?」 素っ裸のままの往人は観鈴が気づかぬ間に近づき。 「おりゃ!」 ずぶにゅっ! と深くて強い一撃が一発、ぶっこまれた! 「……はふぅっ!!! な、な、な……い、いきなりなにするの〜っ!?」 狙いをすまし中腰状態の観鈴の中に、下から突き上げるよーにして、一気に突っ込んだ。弾みで、ストローを突き刺したままのパックジュースが落ちるけれど、気にも留めない。更に云うならば、冷蔵庫が開けっ放し。電気は大切にね。 「そんな格好で誘うのが悪い」 「さ、誘ってなんていないよー! あ、あ、あーーっ! あっあっあっあっ! ああああーーーっ!」 いきなり最高速でばんばんがんがんばこばこという擬音がぴったりなくらい、突きまくってる往人に観鈴は翻弄される一方。バスタオルがほどけて落ちて、全裸にされて、突かれる度に這いずり回るよーに動かされて、やがてキッチンから居間へと追いやられていくのだった。 そんな時のことだった。 「今帰ったでー! 土産買ってきたでー! 起きてるか観鈴と居候ー! 酒や酒やーーー!」 叫び声と共にガラッ! と玄関のドアが開き、家人の晴子さんが帰ってきた。居間には裸で激しくやりまくってる二人……。ぱんぱんぱんぱんと、肉感的な生々しい音が響きまくってる。 「あ、あぁ……ああああ……あ〜。お、お母さん」 「あ」 二人と一人。思いっきり目が合うと。数秒間だけ彼女の笑顔は凍り付き、沈黙。呆れ。そして……突っ込みにも似た怒りの感情が爆発的に発露。 「『あ』やないわあほぅーーー! こんなところで堂々と何やっとるかぁっ!」 「えーと。こんばんわ?」 「たわけぇーーーー!」 「ぐふっ!」 空手チョップをくらう往人だった。 「うぅぅ……。は、恥ずかしいよ〜」 よりにもよって母に痴態をみられてしまい、全身真っ赤になって恥じらう観鈴。 「いやまあ、観鈴とセックスなんてことを少々していたわけで」 少々だけに、遠慮気味に少しだけ突くのだった。ぱんぱんという強さが、ぺちぺちというしょぼいものに変わるくらいに。 「あっ……ぅ。あぅ……あ、あ……」 「ちまちまやっとんじゃないわーーー! さっさと終わらせーーー!」 全然悪びれていない往人を、後ろから思いっきりけっ飛ばす晴子さん。 「ぐおっ! ど、どっちなんだ」 その反動で、ぐぐっと奥まで入ってしまう。 「んっ! だ、だめ……。そこは」 「む。観鈴、実は深く突かれるのがいいのか?」 「も、もうやめようよ〜! こんな」 「こるぁ観鈴! 途中でやめるんやないわーーー! 許可するさかいさっさとゴールしてまえ! さもないとお仕置きやーーー!」 えらい見当違いな事を云う晴子さん。実は、かなり酒が入っている模様。……まあ、何だかんだで往人と観鈴の仲を歓迎し、認めているということなのだけども。 「おし。それじゃ一気にラストスパートだ。……む、んっ!」 腰をグラインドさせて、奥までずにゅっと挿入しては引き抜いて、早めていく。 「あ、あ、ああああああああっ! あああーーっ!」
結局。
ちゃぶ台の上で徹底的に突かれ、絶頂を迎えさせられるのだった。 「が、がお……。べとべと、だよ……」 「悪い。飛びすぎた」 「ゆ、往人さん……。底なし……」 外に出したのはいいが、射精力が強すぎて観鈴の顔にべっとりとぶっかかってしまったのだった。往人の精力、底知れず。往人曰く『もう一人の俺と融合したからか、エネルギーが満ちあふれているのだ』ということらしい。 「折角、お風呂入ったのに。どうしてこういうことするかなぁ」 ぐっすんといじける観鈴。散々やられまくって感じさせられまくって、ペースを一方的に握られっぱなし。……それは往人とはじめて出会った時から、恐らく今後もずーっとそうなのだろう。 「わはは。だったらもっかい入ってくればええんやーーー! 風呂は逃げへんでーーー!」 既に一升瓶を抱えて飲んだくれ、観戦モードになっていた晴子さん。 「じゃ、そうしようか」 「でも、そしたらまた……えっちなことするんでしょ?」 「わかっているじゃないか」 「み、みすずちん……だいぴんち〜!」 抵抗も空しく、そのままずるずるとお風呂に引きずられていく観鈴だった。
彼らの熱い日々は
夏も冬も関係なくて 終わらない! ----------後書き----------
AIRは夏の物語なわけで、その後のお話です。こう、寒々しい季節になればあの街は寂しそう。 お馬鹿で、えろくて、無駄に賑やかでノー天気で、明るい。 最後だけの幸せな記憶よりも、ずっと続くだらだらとした幸せな日常の方がいいよね。というよーなことでこういうお話を書いたのであります。ゲーム本編では、キャラクター問わずシナリオ終盤は登場人物が減って、限られていってとてつもなく『寂しい』感じが漂っていたので、とにかく明るい『その後』があって欲しいなと思った次第。この話においては、観鈴ちんには美凪や佳乃をはじめとした友人が何人も出来ていたり、と、個人的には脳内設定でそうしていたりします。 本来はいつも通りの名雪のえろえろ話の予定だったのだけど、ちょっとばかり続いたので観鈴ちんでやってみよーかなということで急遽変更にしてみました。 物語とリアルの違いとして。物語は途中で途切れてしまうけれど、リアルはめでたしめでたしでは終われない。延々と続いていく。なので、二次創作でも後の展開を書いていけばキャラクター達も(ある意味)現実のように生き続けていくのではないかな、等と自分でも良くワカランことを考えてみました。 ってなわけで。いかがでしたでしょか? ご意見ご感想シチュエーションのリクエスト、誤字脱字報告はWeb拍手にてお願い致します。 |