-Nayuki's Counter Attack!-
AM4:00頃。
シチュエーション的には、早朝もいいところ。
当然のことながら、辺りはまだ暗い。
「祐一。起きて」 ゆさゆさと、彼の身体を揺さぶって起こそうとする。 「……」 「朝だよー。起きて〜」 反応が無かったので、再度揺さぶって起こそうと試みる。 「……」 彼は微動だにしない。 「起きてくれないと、変なことしちゃうよ?」 少し頬を赤らめて、ちょっといじわるな口調で云う。 「……」 それでも彼は夢見心地。反応などしてくれない。 「ホントにしちゃうよ?」 相変わらず、返事はない。当たり前のように眠り続ける祐一。 「絶対、起こしてみせるもん」 どんなことをしてでも、という強い決意を胸に秘めて。そして……。 そこはベッドの上。
彼はまだ眠っており、彼女は起きている。
彼が着ているパジャマの、ズボンのホックを開けて……トランクスのボタンも外し……。 「……ん」 彼女……。水瀬名雪はひざまずくようにして、彼氏である相沢祐一のもの……大きく勃起したそれを口でにゅるんとくわえ込み、しゃぶり、愛撫を続けていた。 とても大切に、愛おしそうに柔らかな手で軽く掴んで、大きく開いた口で先端の部分をくわえて包み込む。 「ん……ん……」 そして、ゆっくりと少しずつ喉の方まで深く飲み込み、引き抜く。 (祐一。起きて) まだまだ刺激が足りないからか、祐一は微動だにしない。だから、続けた。長い髪を片手で押さえながら。 「ん、んぐ……ん、ん……」 二度、三度、四度、五度。辛抱強く、何度も何度も愛撫を続ける。そのたびにちゅぷちゅぷ、ちゅぷちゅぷと隠微な音が名雪の口内で響く。 「う……」 少しだけ祐一は身をよじって反応する。色気のある夢でもみているかのように。 (朝だよ) 前日の夕食時。リビングでの事。
『俺。明日朝四時起きだから』 『え?』 学校の図書室に新しい本が大量に入ったらしく、人手が足りないので休日だってのに駆り出されるとのこと。それも、よりにもよって早朝に。 『大丈夫。心配しなくても自分で起きられる。昼には戻ってくるし』 『わたしが起こしてあげるよ』 笑顔で云う名雪に対し。 『名雪にまかせたら俺は遅刻確定だな』 僅か一秒。即断る祐一。その反応はとても早かった。 『う〜。そんなことないもん! わたしだってちゃんと起きられるもん!』 『そんなことがあったら槍が降るな。あるいは、天変地異でも起きるか?』 『そんなことないもん! 絶対起こしてみせるもん!』 悔しくて少し涙目になって、ぷんぷんと両手をにぎりしめて上目遣いに祐一を睨む。 ぐちゅぐちゅと唾液と先走り液が交じり合い……フェラをはじめて二、三分が経過していった。舌をぺろぺろと動かして裏筋を愛撫しつづけ、開いた手で玉を優しく転がしていると。 「なゆ……き?」 「んん。んむ……ん……おひゃよ。ゆういひ」 やがて祐一が、下半身の刺激に気付いて目を覚ました。 「……お前。……何、やってんだ?」 「ふぇらひほ」 上目遣いでとぼけたことを云う。 「そうじゃなくて」 「わたひはって、はやおひくらひ、でひるもん」 「は?」 名雪はもう、完全にムキになっていた。 「んく、んく、んく、んく」 「う、あ……。名雪。やめろって……!」 愛撫の速度が速まり、ちゅくちゅくと、とろけるような音を響かせて……。 「ぬ、おおお! な、名雪……! お、おおおおっ!」 「ん、んぐっ。けほっ……ん、ぶ……んぐぐ」 あまりにもあっけなく祐一は達してしまい、名雪の口内に大量の精液をぶちまけて……。そして名雪はそれを、ごくんと全部飲み込んでいった……。 リビングでのやりとりには、続きがあって……。
『わたしだって、早起きくらいできるもん!』 可能であることを強く主張する名雪に対し。 『できない。できるわけがない。断言しよう』 不可能であると徹底的に反論する祐一。 『できるもん!』 『そもそもできてたら俺はこんなに苦労してない』 子供のようにムキになる名雪だったが、そういわれても仕方がないくらい、朝方は祐一に苦労をかけさせている。 『あらあら。どうしたの?』 話が気になるようで、名雪の母の水瀬秋子もやってきた。 『あ。秋子さん。えっと。……かくかくしかじかということで』 『お母さん。わたしだって早起きできるよね。祐一を起こす事もできるよね?』 『……そうねぇ』 何かが楽しいのか、片手を頬に当てて笑顔。 『何事も挑戦よ。頑張って祐一さんを起こしてみなさい』 と、云った。 「……。やっぱりこれは夢、だよな」 俺はきっと、まだ寝ぼけているんだ。等と祐一はぶつぶつ云いながら、再度眠ろうと布団の中に潜り込もうとした。 当然のことながら、彼女は怒って否定する。 「夢じゃないよ〜!」 「俺。夢精しちゃったかも。情けない……。夢の中で名雪が襲ってきた……」 下半身の湿った感覚に、ちょっと泣けてくる祐一。 「違うのに〜」 「だって、ありえないし」 名雪が早起きして自分を起こしに来るなんて、ということが。それも、起こし方が普通じゃなかったわけで。 祐一の反応が気に入らないようで、名雪はぷーっと頬をふくらしてむくれながら立ち上がって……。 「祐一。見ていてよ」 へなへなと縮んでしまった祐一のものを、再び奮い立たせるため……。 「なっ!?」 名雪は恥じらいながらも思い切ってパジャマのボタンを外し、ズボンを下ろして……。 「目をそらさないで。ちゃんと見てて」 右手で自分の胸を掴んで、ふさふさ、むにゅむにゅと揉みはじめ……。舌でぺろぺろと乳房を愛撫して……。 「ん……」 左手で自分の秘部をさすって撫でて、花弁のような部分を弄びはじめ……。 「あっ……。んん。見て、よ……」 「……うわ。……えろすぎ」 目前で自慰行為されて、呆然として一言も言葉が出てこない祐一だった。 「ちゃんと、ん……。見てよ。わたしの、えっちな姿……あん……」 見せつけるように、むにゅむにゅとふっくらした自分の胸を揉み回し……乳首を人差し指と中指で摘み、こね回し……。 「あ……。んん……」 名雪の痴態を見せつけられて、射精して縮こまっていた祐一のものも再度むくむくと膨らんでいき……。 「ん……んん……ん、ん、ん……」 くちゅくちゅと、僅かに湿りを帯びた音を響かせて、自慰行為を続けていき……。 「……あっ。ん……祐一。……するよ」 少しずつ達しかけていく……というところで、あっさり自慰行為を止めて。仰向けに寝そべる祐一の上にまたがって。 「祐一は動いちゃダメだからね」 「な、ゆき……。な、生はやばいって!」 「いいの。それに、夢なんだから何したって大丈夫でしょ?」 「こ、これはもう夢じゃないっ!」 いつになく強気の名雪。翻弄されまくる祐一。 「入れるよ」 「へ? おわっ!」 「んっ!」 ずっ……んっ。しっとりと濡れて、柔らかくほぐれた秘部に祐一のものをあてがって……。一気に腰を落としていった。 「あぅっ! ん……んんんん!」 きつそうに瞳を閉じて、眉間にしわを寄せるけれど、構わず腰を落としきって……。やがて、全部中に入っていき、少し苦しそうなため息をつく。 「名雪。お前……無理してるだろ?」 「いいの! ……祐一は動かないでっ!」 ず、ず……。ゆっくりと動く。祐一の胸に手を付いて、熱い息を吐いて……。 「わたしだって……わたしだって……」 「ぐあぁ! 名雪……!」 きつい締め付けに悶絶する祐一。けれど、普段の名雪からは余り想像できないような強い口調で云われて、じっと動かずにいる。 「わたしだって祐一のこと。……起こすことくらい、できるもん。……えっちで気持ちよくさせることくらい、できるもん! わたしだって……祐一のことが、好きだもん……」 普段祐一にリードされてばかりだからか、一辺倒なパターンにちょっともどかしさと悔しさを感じたのか。このシチュエーションも相まって、ムきになって徹底的に祐一を攻める。 「動いちゃだめだからね!」 「うぁぁぁ!」 ず、ず、ず、ず……。ずちゅ、ずちゅ……。腰を上下させるたびに、名雪の秘部が締め付けてきて、祐一は達しそうになって……。 「お、おま……お前! やばいって! な、中に……! このままじゃ中に! 中に出しちまう……!」 「あふっ! いいよ。中に出してよ……!」 危険すぎる名雪の発言だった。 「赤ちゃん。作ろ……」 既成事実を作ろう、と云った。 「なな、ななななっ! 何云ってんだお前!?」 驚き慌てふためく祐一。 「わたし。いいよ……」 「そんなこと秋子さんが許すわけ……」 「お母さんは、いいって云っていたよ」 「あっ……あの人はっ!」 ず、ず、ず……。奥の奥まで入って……抜ける寸前まで引き抜いて……何度となく続く性行為。そして、その間にも祐一の射精感は高まっていき。 「ああああっ! で、出ちまう! は、離れろおおおおっ!」 祐一の絶叫も無視して……名雪は自分の中に、祐一の精液を全部放出させた。 「……ああ。もう」 中に出されて、ぐったりして力が抜けてしまった名雪。 「……」 「お、おい。どうした?」 「……く〜」 「ね……。ねるなあっ!」 どうやら彼女は、祐一を起こすために一睡もしていなかったようで。……くっついたまま、安らかな寝息を立てていたのだった。 結局、そんなことをしていたからか。
起きる予定の時間は既に過ぎていて。
祐一は慌てて走って行ったのだった。
結果的に、間に合ったとは云うけれど。
お昼頃。 「……」 げっそりとして、疲れ果てた祐一がバタンとドアを開け、帰ってきた。疲れ果ててる理由は学校での作業などではなくて、その前の行為。 「祐一。お帰り」 「……。ただいま」 どこか投げやりな返事。 「あのね。祐一〜」 「なんだよ」 陰気な祐一に対して、名雪はとても楽しそうだ。 「お母さんが、お買い物で夜まで帰ってこないんだって」 「だから?」 「また、しよ?」 恥じらいながら、明るく云う。 「おまえな……」 朝方の大騒ぎを思い出して、少し呆れる。元気だなぁ、と。 「大丈夫だよ」 「何がだよ!」 真っ赤になるのは祐一の方だった。 「ちゃんとピル。飲んでたから」 「……んなっ!?」 絶句。完全に絶句。 「だから。大丈夫」 「そっ……それを先に云えーーーっ!」 ため息をつく祐一に対し、クスクス笑って答える。 「わたし。いつもいつも祐一にリードしてもらって……気持ちよくさせてもらってばかりだから。たまにはわたしも、祐一を気持ちよくさせてあげたいなーって……」 「ふーん」 考えてみれば、ああいう行為は殆ど俺がイニシアティブ握っているなぁ、と祐一は思った。 「そんな風に思っちゃったんだよ」 「そっか」 そして祐一は、まぁいいか、と呟いてから名雪を抱きしめて。 「祐一。……好き♪」 「俺も」 唇を重ね合わせて……優しいキス。 「でも。……ああいうのは勘弁な」 「ああいうの、って?」 「赤ちゃん作ろう、とか。中に出して、とか。さすがに俺もびびった」 「……うん」 我ながら勢いに任せてすごいこといっちゃった。と、名雪は心の中で思って、恥ずかしくて真っ赤になる。今更な事だけど。 「でも……。いつか……」 「ん……」 「祐一とわたしの赤ちゃん。作りたいな……」 いつか、な。と祐一は心の中で思った。 そして、祐一の再反撃がはじまる。
自分から誘ったことだけど、それは部屋のベッドの上で、というつもりだった。けれど、祐一はそんな名雪の思惑などお構いなしだった。あるいは、名雪が恥ずかしがるのを想定して、あえてそうしたのかもしれない。 「こ、こんな所でなんて……恥ずかしいよぉ」 「おいおい。自宅のリビングをこんな所呼ばわりはないだろ。それに、朝っぱらからあんな事してきて今更何云ってんの」 「うぅ……」 祐一は名雪をソファーに仰向けに押し倒して、スカートをまくり上げてホックを外して、下着を下ろして。……名雪の足をずるずると引きずるようにして、そのままソファーの背もたれにもたれかからせ……。 「祐一……。あ、あ……。こんな格好……。わたし……恥ずかし……」 名雪の足首を掴んでグイッと大股開きさせて、ちゅぷちゅぷ、と名雪の秘部に舌を這わせて愛撫。 「はぅ……あ。ゆ、祐一の舌が……あぁ……」 「気持ちいいだろ? ……それにしても。名雪のお尻って、すごいえろい形だよな。安産型で、まんまるで」 現状の自分を見て……やっぱり、祐一の方が上手なんだなぁと名雪は思った。 「あ、や……。ゆ、指入れちゃ……あっあっ! う、動かしちゃだめぇぇ……」 舌で少し愛撫してからずにゅっと人差し指と中指を挿入して、ぐちゅぐちゅとかき混ぜて……。慣らしながら、奥まで入れていった。 「ふーん。あっそ」 祐一は意地悪ったく、指を根本まで入れたまま動きを止めて、しばらく無言になる。 「……え? な、何で? ……ぬ、抜いてよぉぉ……恥ずかしいぃぃ……」 「嫌だね」 朝方の仕返しなのか、祐一はとても意地悪だった。 「このまま名雪の中に指入れたまま、ずーっと何もしないでいてもいいんだけどな」 「そ、んな……」 「秋子さんが帰ってくるまででもな」 「……やぁぁ」 「お尻の穴。丸見え」 「やっ! だめ、見ちゃ……触っちゃだめ!」 でんぐり返しをさせられたような状態になっているから、恥ずかしい部分が丸見え。祐一はつんつん、とかいいながらお尻の穴を突っついたり指でなぞったりして攻める。 「ゆ、許してよぉぉ……」 「許すも何も。名雪が指を動かすのだめって云ったから、やめてるだけなんだけど?」 にやにやと笑って、どんどん名雪を追い込んで行く。 「して……よ」 「何を?」 もじもじと身体をよじらせる名雪。 「続き……」 「続きって?」 「……」 そんな恥ずかしいこと。答えられるわけがない。 「俺にはわかんないな。続きって何だ?」 「ゆ、指で……その……」 「指で?」 わざとらしく聞き返す。 「わたしの……な、中……を」 「名雪の中って何?」 「……」 「何をすればいいかわかんないから、ずっとこのままな」 「意地悪ぅぅ……」 名雪は羞恥に真っ赤になりながら……。 「祐一の指で……。わたしの……お……の中……」 「俺の指で、名雪の何? よく聞こえない」 とろーっと名雪の秘部からお腹へと、雫が落ちていき……。それを見た名雪は羞恥心に耐えきれなくなって……。 「ゆ……祐一の指でっ……わ、わたしのおま○この中、ぐちゅぐちゅしてよぉっ! 途中でやめないでよぉっ!」 こらえきれずに叫んだ。 「最初からそう云えばいいのに」 「云えるわけないよぉっ! 意地悪意地悪意地悪ぅっ!」 目尻に少し涙を溜めて、イヤイヤと頭を振って抗議。 「そっか。……じゃ、お望みどおり」 静止から一変。ぐちゅぐちゅずちゅずちゅと、指での愛撫を一気に早め、名雪を攻め立てる。 「あ……。あっあっあっあっ! はぅっあ! あはぅあああっ! あああっ! あっあ!」 「してやるよ。俺の指で名雪のおま○この中をぐちゅぐちゅに!」 「は、はうぅっ!」 それだけでなくて、名雪の小さなクリトリスをもう片方の手の人差し指と親指でつまんで……。 「あ、ああぁ……! あーーーっ! ゆ、ぅいちぃぃ! あんまり強くつまんじゃ……だめっぇ!」 「名雪のお豆ちゃん。可愛いな」 強い刺激に耐えきれず、悲鳴のようなあえぎ声を上げるけれど。祐一はやめてくれるどころか更に強く愛撫して……。 「あふぅっ! あぅ! だ……め。だめ……ぇ……! あんっ! ひああんっ!」 ぐちゅちゅちゅ、ぐちゅちゅちゅ……。指で更に更に、どろどろになるまでかき混ぜて……。 「あっ……。だ……め。もぉ……も……ぉ……」 身体をぶるっと震わせて、ぴゅ、ぴゅ、と出してしまって……。自分の顔にぶちまけてしまった。 「あひっ……はひぃぃっ! あっあっあーーーーーっ!」 朝やられた事に対して、三倍……それ以上のお返し……。
ソファーの上に腰掛けた祐一に重なるようにして、名雪は祐一と一つになって、交わっていた。 「やぁぁぁっ! ゆ、祐一ぃぃぃっ!」 「何だよ」 「だめだよぉっ! やぁぁっ! 恥ずかしぃぃっ!」 「俺は別に恥ずかしく無いぞ」 名雪が恥ずかしがっているのは、テーブルの上に固定されたもの……。それは、家庭用デジタルビデオカメラ。 「あっあっあっあっあっ! あぅぅっ! あふぅっ! あっふ……うっ!」 そんなことお構いなく、恥ずかしがる名雪を下からガンガン突き上げてよがらせる。 「撮られて感じてるのか?」 「ちがっ! そんなこと……あっ!」 「胸は、どう?」 二つのふくらみをぎゅっと強く揉まれて、乳首をつままれて顔をしかめる。少しの痛さと、快感に……。 「う、ん……。おっぱいも……もっと、揉んで……触って……」 「ほら。もっと上下に激しく動いて。腰使って」 「う……ん」 二人の行為はデジタル信号化されて、磁気テープに記憶されていく。名雪は羞恥を押さえ込みながら細くて華奢な身体を動かし……ず、ず、と腰を上下する。 「自分でクリトリスいじくるんだよ」 「う、ん……。んっ! んんっ! んっあ! あぅっ!」 ずんずんと突き上げられるたびに切ない声を上げる。 「もっと股開いて……。俺のち○こが名雪のおま○この中に入ってるとこ。ちゃんと撮れてるかな?」 名雪の耳元で、囁くように云う。祐一はそのままの体勢で少し手を伸ばしてビデオを取って、録画モードから再生モードに切り替えて……。 「おー。ちゃんと撮れてるぞ」 「う……ぅ……」 祐一は嬉しそうに笑いながらビデオを元の位置に戻し、録画モードにして。 「名雪。どんな感じ?」 「ひゃぅっ! や……ぁぁあ! くすぐった……ぃ」 首筋をぺろぺろと舐めてから、耳たぶを唇で挟んで愛撫して……耳の中にも舌を這わせ……。 「ちゃんと云わないと、さっきみたいにずっと何にもしないぞ」 入れたまま動かず、生殺しの状態にするぞと脅す。 「ゆういちの……お……ち○ちんが、わたしの……おま○この中で……はぅっ! あぅぅぅっ! あぁんっ!」 懸命に声を出そうとしてる名雪をいじめるように、急に上下に揺さぶる。 「聞こえなかった。何だって?」 「はぁ、はぁ……。あっうぅぅ〜……。ゆ、祐一のおちん○んがわたしのおま○この中にずこずこ入ってきて……き、気持ちいいよぉぉ〜〜!」 それを聞いてにやにやして、動きを早める祐一。 「やめないで……。も、もっと動いて……。もっと。もっといっぱい……あっ……あ!」 一つになったまま、体位を変えて……。
「好きっ! 好きぃぃ……。祐一ぃ……。キス、して……んんっ! あむっ……んんっ!」 対面座位のまま、くちゅくちゅと舌を絡め合わせるくらい濃厚なディープキスをする。 (好き……好き……好き……。大好き……!) (俺もだ……) ぷちゅ、ぷちゅ……と。舌が絡み合い、唾液が糸を引く。その度に二人とも、互いの温もりを全身で感じ合う。 「もっと……もっと。んんっ……もっとして……もっと……あっあっ……! もっといっぱい……えっちして……」 太陽の光が燦々と降り注ぐリビングルームで、裸の二人はソファーの上で重ね合わさる。 「名雪。気持ちいい?」 「う……ん……っ。気持ちいいよ……。あっあっ……はぅっ! 熱いよぉっ! あそこが……祐一のおち○ちんがおま○こにこすれて……あ、あついよぉっ!」 自然と卑猥な言葉も出てしまって……。 「じゃ。そろそろ」 「うんっ!」 互いに手を握りしめ合って。 「あっあっあっあっあっ! はぅっ! あぅっ! あっあっあっあっあんっ! も……すこし で! あっ……あんっあんっあんっ!」 「くっ……。もう……」 「ゆういち……! あっあっあっあっ! い、……っちゃうよ……。わたし……あっあっあっ! いっちゃう……ぅぅ!」 名雪のあえぎ声が高く、切なく、激しくなっていく……。 そして……。
「っ! くぅぅっ!」 「はぅぅっ!」 最後に大きく突いて……互いに絶頂を迎えて。 「……んっ」 祐一は結局、名雪の胸に射精した……。顔にもかかるくらい強く、大量に。 「……」 「……」 息も絶え絶えになるくらい激しく交わって、しばらく無言。 「ん。ん」 「名雪」 胸に出された精液を指につけて、口でしゃぶって……。 「ん……ん。……ふふ」 「何やってんだか」 「あはは。気持ちよかったよ〜……」 何故かわからないけれど、その様が滑稽で。二人ともクスクス笑った。 「名雪」 「……ん?」 「口で。してくれないか?」 「うん」 そして、名雪は祐一のものを口にくわえて、奇麗にしていき……。 「ん……。んぷ……。ん、んく……んぐ……」 目を軽くとじて愛撫。少し惚けたような表情で、祐一の陰毛がじゅりじゅりと絡まって唇に触れるのも構わず……。 「んぐ……。ん?」 そんな時、祐一はさりげなくデジタルビデオカメラを片手で構えて。 「と、撮っちゃだめだよぉ〜」 「いい表情だぞ。名雪」 かけられて真っ白になった顔を、恥じらいで真っ赤にして俯くのだった。 また、朝が来て……。
「これでよし。と」 すやすやと幸せそうに眠りこける名雪に、雑音を遮断しやすいインナータイプのイヤホンをつけて。 「再生」 カチッと、ポータブルオーディオプレイヤーの再生ボタンを押す。 「……。〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」 「お。起きた起きた。効果抜群だな」 「ゆ、祐一ぃぃっ!!!!」 真っ赤になって跳び起きる。 「おはよう名雪。ちゃんと起きてくれて嬉しいぞ」 「おはようじゃないよぉっ!」 一曲リピートモードに設定されていたオーディオプレイヤーには、この前のえっちの音声が入っていた……。そしてそれを大音響で……。 「それにしてもエロいよな。『はぁ、はぁ……。あっうぅぅ〜……。ゆ、祐一のおちん○んがわたしのおま○この中にずこずこ入ってきて……き、気持ちいいんよぉぉ〜〜!』なんて云うなんて」 絶頂に達する寸前の、切ない声。あの時の声。 「う〜〜〜!」 「さて、それじゃさっさと着替えて行くぞ」 あっさりと、さわやかに名雪を促す祐一。 「もうやめてよぉ。こういうの!」 「いいからいいから」 「よくないよ〜!」 あの時のテープは
名雪の部屋の金庫にて、厳重に保管。
でも、たまに
「ゆーいち」 放課後。制服の二人。 「何だ?」 飛びつくように、祐一の腕に抱きついて。 「しよっ♪」 ちょっと恥ずかしそうにしながら……耳元で、そっと呟く。 あのテープを引っ張り出してきて、映像を見ながらえっち
なーんてことを、していたりして。
おしまい
/*---------------------------------(後書き)----------------------------------*/
何というかこりゃもう、完全に萌えのなせる技だぜ、と思う今日この頃です。定期的に書きたくなる名雪話の新作というわけで。超過激に一途に激甘純愛。これ最強。 実際の所この作品は、全く書く予定の無かったお話なわけで。ネタも展開も、何〜もない状態から二日で一気にここまで来ました。 それだけ思いつきで書いているということなんですけど。途中まで書けてた作品よりこういうのが先に仕上がるというのが何というかなぁ……。 で、お話のことだけど。今までの名雪話と違って、ちょっぴり名雪に攻めさせて見たりしています。最初は完全に名雪ペースのお話にするつもりだったのに、最後は結局再反撃されて元の木阿弥。 でもまあ、それでいいんじゃないかな。なんて思ったりして。カップリングとかどちらが受けで攻めかとかは人それぞれ、色々解釈はあるでしょうけど、個人的な名雪・祐一像としてはらしいと云えばらしいと思うのです。 もしよろしければ、こちらにご意見ご感想などをお寄せください。頂けるとみなるでぃ改のテンション、結構上がります。いやホントに。 それと、誤字脱字なども見つけたら遠慮無く報告お願いいたします。匿名でも構いませんので。念入りにチェックしてはいるのですが、どうしても見落としてしまうこともあるのでして。 そんなわけで。次回をお楽しみに。 |