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お出掛けしましょう










 うんざりするくらい長く続いたように思える夏も、もはや過去のこと。厳しい暑さもだいぶ落ち着いて、頬に当たる風が心地よく感じる秋の一日。

「リキー。お出掛けしましょうなのです。お散歩するのです〜」

「うん、いいね。行こうか」

 小さなクドに腕を引かれる理樹。見つめ合う二人は笑顔。誰がどこからどのように見てもほのぼのとした雰囲気で、とても楽しいお散歩になるのだろうだとわかる。

 が……二人共そろって好奇心が旺盛なお年頃ゆえに、ただでは済まないのがお約束なわけだった。





陽光が差し込み、二人を明るく照らす中。





 ――案の定と言わんばかりの光景が広がっていた。

「んん。リキぃ」

 ちゅぷ、ちゅぷ、と湿りを帯びた音を立て、理樹のものを口でくわえ込み、おしゃぶりを続けているクド。それは今にも誰かが来るかもしれない路地裏でのこと。クドは制服を着ていて、勿論マントもベレー帽も変わらないまま。ただ一つ普段と決定的に異なっていたのは、とんでもないことをしているという事実。

「上手だよクド。本当にいい子だね。僕がおしゃぶりして欲しいなって言ったら、いつでもどんな所ででもしてくれるんだよね。こんな道の片隅でもさ」

「んん、んん……んんぅ」

 理樹の言葉を聞いてか頬を更に赤らめ、うっとりとしたような瞳のまま舌を使い、亀頭から裏筋まで丁寧になめつくす。クドのフェラは不器用だけれどもとても一生懸命で、とろけそうなくらい気持ちよかった。そんな中、理樹はこの後の展開について画策していた。このままクドのあどけない顔へと思い切りぶちまけて、拭くことすら許さずに歩かせて、体を持ち上げて下着を脱がせて思い切りおしっこをさせてみよう、と。きっとものすごく恥ずかしがって感じるに違いない。でも今は、一生懸命なフェラを十分楽しむとしようかな、とも思った。

「ああ気持ちいい。本当にもう、僕のオナペットだよねクドは」

 理樹はクドの頭を掴んで腰を突き出し、奥までねじ込む。こうしていつしかクドは理樹によっておもちゃのような扱いをされていた。

「んぐぅ!」

「こんな所でもおいしそうにぺろぺろおしゃぶりしちゃうんだから。あ、ほら。向こうから誰か来たよ? このままだとばっちり見られちゃうね」

「ん、ん、んんんんっ! んんんーーーっ!」

 理樹の言葉にクドは顔を真っ赤にして目を見開き、咄嗟に口で咥えていたものを離そうとするけれど、理樹はそれを許さなかった。ベレー帽ごとクドの頭をがっちりと押さえていたから。

「何てね、冗談だよ。ほらほら、もっと続けて。八重歯が当たっているよ」

「んふぅ!」

 理樹はクドの顔を更に揺さぶり、暖かさと柔らかさを思う存分に味わい、快楽に浸っていた。

「こっちも手で撫でて転がして。そう……そんな感じに。上手上手」

「んんん〜」

 理樹はクドの白くか細い手を掴んで柔らかな玉を撫でさせ、転がさせる。このようにしてクドを完全に服従させた事に対し満足げに頷き、快楽の限界点に達し遂に射精した。ぶぴゅ、と音をたてて濃厚な精液がクドの紅潮した顔にぶちまけられた。額、鼻、頬、唇……クドの可愛らしい顔はべっとりと汚されて、糸を引いてたれていった。





…………





「ちょっとえっちしたいなって思った時にさー」

 クドはフェンスにしがみつき、腰を屈めさせられながら耐えていた。理樹はクドの黒と赤いチェック模様が入った短いスカートの中へと肉棒を侵入させ、下着のわずかな障壁をずらしてねじ込み、前後にうごめくピストン運動を断続的に続けていた。クドは晒し者にでもされたかのように顔に射精された後、拭くことも許されずそのままだった。

「わ、ふ……」

「クドは本当に優しいよね。いつでもどこでもやらせてくれるんだから。締め付けもきついし暖かいし。ほら、僕のがずこずこ出たり入ったりしてるのがわかるよね?」

「あ! あ! あ!」

「でも、着たままだから全然恥ずかしくないでしょ?」

「は、ずかしいですよ……。あふっ」

「そう?」

 理樹が更に強く腰を振る。揺さぶられ、クドが掴んでいるフェンスががしゃがしゃと揺れる。

「り、リキは意地悪なのです……。んっ。こんな……お外、道端でこんなことするなんて。いけないことなのです。わふっ……あふ……」

「そう言うけど、クドも結構のりのりじゃない。フェラもすっごく濃厚だったしさ」

「だ、だって……その。リキに気持ち良くなってほしかったですし……。そう思ったら一生懸命頑張らなきゃって思って、お外でも……リキが望むなら……」

「クド。大好きだよ」

 意地悪なのか照れ隠しなのか、素直なクドに対し理樹はくすくす笑いながら一層強く、深く腰を進めた。ぱん、ぱん、と音を立ててクドのお尻と理樹の下腹部がぶつかる。

「あっ! あっ! あ〜っ!」

「でもね。もっと恥ずかしい格好にさせてあげるよ」

「え……」

 密着していた体が一瞬離れる。そして反転させられぐい、と持ち上げられ、もう一度挿入させられる。

「あああぁ! な、何をするんですかリキ〜〜〜! あ、頭がふっと〜しそうなのです……!」

 理樹はクドを持ち上げて挿入。いわゆる駅弁スタイルでの行為を強要していた。

「軽いなぁ。持ち上げられちゃって、本当におもちゃみたい」

「あ、あ、あ、あ、あ! わふうぅぅっ! お、降ろしてなのです……ああああっ!」

 結合部から、ぐちゅ、ぐちゅ、と交じり合う音が響く。同時に二人の体液が長く糸を引いて落ちていく。

「クド、締め付け良すぎ」

「あふ! だ、だって……! 誰かに……見られちゃうかも、しれないから……」

「ふうん。お尻丸出しのところをね。クドはお尻も可愛いから」

 そう言って理樹はクドの短いスカートをぺろんとたくしあげてみた。丸く小さなお尻が露わになり、クドは慌てたように頭を振る。

「あ、あ、あ! 何をしてるのですか〜! それにそれに、そんなこと言わないでなのです。 り、リキ……もう、だめなのです……」

「早いよ。まだいっちゃだめ」

「で、もぉ……あ、あ、あ、あっ! わふぅぅぅっ!」

 理樹のお預けも遅かった。ゆさゆさと揺さぶられながら、クドは何度となく絶頂を迎えさせられた。

「言ってるそばから。……でも、気持ち良かったんだね。僕も嬉しいよ」

「あああうぅぅ。り、リキぃ。少し休ませて……」

 絶頂を迎えさせられ息もたえだえなクドだったけれど、理樹の答えは勿論『ダメ』の一言。クドは切なげな表情で顔をのけぞらせながら喘いだ。





…………





「最高に恥ずかしい格好にしてあげるよ」

「わふ……。リ、キぃ……」

 理樹はクドを抱えるように持ち上げていた。そうして股を大きく開かせると、短いスカートの中身が露になっていた。ショーツは既に脱がされていて、小さな割れ目が見える。

「ほら。するんだよ、クド」

「あ、あ、あ」

 坂道の頂上。下の方までよく見える眺めのいい場所。そんなところでクドは恥ずかしいところを剥き出しにさせられて……。

「両手でおま○こ開いて、いっぱいおしっこするんだよ」

「リ、キぃ。そんな」

「ほら、早く。誰もいない今のうちだよ」

「だ、め……なのです」

「だめじゃないよ。ほら、早く」

「う、う……」

 促され、クドはきつく目を閉じながら、言われるがままに出し始めた。よほど溜め込んでいたのか、最初はちょろちょろと少量だったのが、やがてぷしゃあああ、と、放物線を描いて大量に流れ落ち、しばらく途切れなかった。アスファルトを濡らし、坂の下まで濡らしていく。

「あ、あっ……! あーーーっ!」

「あはは。いっぱい出てるよ。坂の下まで流れていっちゃいそうだよねー」

「あうぅぅ。あぅぅ……あ、ふぅ……。私はいけない子になっちゃったのです……。悪い子になっちゃったのです……あぅ」

 クドの体がブルッと震える。あまりの背徳感に鼓動が極限まで高まっていく。

「あ……。で、出てる……です。止まらないのです……。こんな、とこで。り、リキ……。も、もうだめなのです。恥ずかしすぎて、からだが……熱いのです」

「感じちゃってる?」

「は、い……。恥ずかしいのに気持ちがよくなっちゃって……リキのが、ほしいです。もう一回してくださいなのです……」

「そんなクドも僕は大好きだよ」

 理樹はクドの頭を撫でてやった。

 どこか近くの公園で、茂みの中で制服を一枚一枚脱いでもらおうかな、と理樹は思った。そうしたら思う存分突き上げてあげよう、とも。その前に、紐付きの首輪を着けて羞恥を煽ってあげようかな……。










おしまい










----------後書き----------

 久々の更新はクドリャフカもの。リトバスのキャラは皆好きだけど、一番はと問われたらクドになるのかなと思うのです。

 で、やっぱりただでは済まないお出掛けなのでした。



よろしければご意見ご感想をくださいな。



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