【お・く・ち♪】










ずにゅ…ずにゅ…

暖かい感触が、喉の奥まで入り込んでいく。
「ん…。それ。その動き、すっごく気持ちいいよ。みさき先輩」
「んぐ、んぐ…。んぐ…」
私は懸命に、口をいっぱい開いて…とても大きくて暖かくて、時折びくんびくんと波打っているモノを頬張っている。
「しかしまぁ、上手くなったねぇ…。っく…。みさき先輩の舌が絡みついてくるよ」
私をこんな風にさせた張本人が、のほほんと云っている…。ちょっとムッときたから…。

つつっ

「ぬひょおおおっ!な、な…何をするんすかぁーーーーッ!みさきせんぱひっ!」
「しはえし(しかえし)…ら(だ)よっ♪」
「はわわわ…。俺、どビックリ…」
仕返しに、さきっぽの穴が空いた部分(尿道)を舌で刺激してあげたら、彼は素っ頓狂な声を上げて感じてくれた。

ちゅるっ

私の唾液と彼の胆液が混ざり合って、つるつると飲み込まれては、引き抜かれていくアレ。
「んん…」
歯医者さんに行ったときのように、これ以上開かないというくらいに…。彼のためを思って、歯が当たらないようにしっかりと、気を抜かずに。

ずちゅっ

くわえながらも時折…粘着性のある、エッチな音が耳に入ってくるけれど。私はただひたすら、両手で彼の股を掴んで固定して頭を前後に揺さぶり続ける。…彼をイかせるために。
「やっぱり、こういうのって…おいしいの?」
「んぶっ。うう…ん。おいひくはんへ(おいしくなんて)…はい(ない)、よぉ…」
「ううっ。声が…響いて…っく!」
私がくわえている…浩平君のモノは、筋があったり先っぽが割れていたり、丸かったりして、柔らかい。味は、しょっぱくて、熱くて、ちょっと苦く、先までくわえるとちりちりした毛がついている、更に柔らかいモノにあたる。

ずっじゅっ…ずっじゅっ…

一定の間隔で口の奥まで入ってきて、そして、引き抜かれる寸前まで戻っていく。
「ふ〜。背筋が痺れるよ…。ん…」
「おぐ…おぐ…おうっ…」
もちろん。私には何も見えないのだけれど。ソレの、暖かさだけはわかって、救いになっている。

ずっじゅっ、ずっじゅっ、ずじゅっ!

彼は私の頭を、乱暴ではないけれども、両手でしっかりと掴んで。

ずじゅっ!

跪いた格好の私を目がけ、ゆっくりとピストン運動を繰り返している。
「そろそろ…出る、よ?」
「んぐぐっ!」
声と共に少しずつ動きが早くなり、呼吸が妨げられて…思わず声が出てしまう。

ずっじゅっ、ずっじゅっ、ずっじゅっ、ずっじゅっ、ずっじゅっ、ずっじゅっ!

私も負けてはいない。彼の動きの合わせて、くわえ込み、引き出し、くわえ込み、引き出し…。繰り返していく。
「んんっ、んうっ、んむっ、んぐっ!んっんっんっんっ!」

ぽたっぽたっ…ぽたっぽたっ…

私の頬を、涎のようにこぼれ落ちているのは…彼の体液か、私の体液か。判別なんてつかない。
「で、出るっ!」
「んぐぅっ!」

ずぢゅっ!

一層深く、奥の奥まで…貫かれるようにくわえさせられ…。刹那、暖かい液体が…抽出され…粘着性のある糸を引きながら、口からモノ自体が出ていった。
「けほっけほっ。に、苦い…よ〜」
「あはは。でも、みさき先輩も上手くなったね〜♪」
笑いながら私をからかう声。
「浩平君、えっちだよ〜!」
もう、何度目のことだろう。
「何だよ。みさき先輩が、金欠で『お昼ご飯何も食べられない〜!』なんていつも言ってるから、俺が一肌脱いで協力してあげてるのに」
「…意地悪」
ちょっと拗ねてみる。
「ごめんごめん。じゃあ、お礼に…ね」
「カレー?」
「んー。それもあるけど、もっといいこと♪」
今度は、私がしてもらう番…かな。

ぽかっ

「あたっ!………何だよぉ。折角、サービスしちゃおうと思ったのに」
「…………浩平君の、えっち♪」
昼下がりの、ちょっとえっちな出来事でした。










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(後書き)

何故かここしばらく続いている短編『みさき先輩萌え』シリーズ…。ついにぇろをやっちまいました(笑)
チョット楽しめるお話もいいとゆーことで。ここしばらく、えっちものは全然書いていなかったので、リハビリも兼ねて。
次回(が、あったら)をお楽しみに♪