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ことみのおねだり










「……」

 それはいつものような展開。朋也の興味本位なお願いを聞く形でメイド服を着させられ、恥じらいに頬を赤らめ、もじもじしてしまうことみ。けれどそれは、決して嫌なことじゃない。これから始まるであろう出来事を想像していくだけで、体がぽかぽかと暖かくなっていく。

「似合ってるよ」

 そう言ってくれる朋也に『ありがとう』という言葉も出て来ない。それ程までに恥ずかしくてたまらない。

「ことみの体、柔らかそうだね」

「そう、なの? あ……」

 ふと、自分の胸の膨らみが目に入る。柔らかいのは確かに事実で、自分自身認めている。どうしてこんなに大きくなっていくんだろうと、いつも不思議に思っている自分の体。

「や、あぁ……。あんまり見ちゃ、嫌なの……」

「どうして?」

「……何だか、どきどきしてきちゃって。変……なの」

 ことみの胸元を覆っている白いエプロンが、ふんわりと丸く膨らんでいる。とくん、とくん、と鳴り続ける鼓動が早まっていき、僅かながらでも揺れてしまいそうに思える。

「ことみ、おいで」

 白いヘッドドレスとエプロンと、そして黒地のロングスカート。ふわふわの衣装を着せられた可愛らしいお人形さんのようなことみは、朋也の手招きに誘われるがままにゆっくりと近付いて、ピタッと密着。

「んんっ?」

 朋也の指がことみの柔らかい首元に触れ、顔をつい、と上げさせる。そうしてことみはあっという間に唇を塞がれてしまった。

「んっ!」

 呼吸を続ける事も、目を開けることも困難な時間。金縛りにあってしまったような、全てを朋也に支配されてしまったような、そんな気持ち。

「ん、ふ」

 唇は尚も離れない。ことみはただ体を僅かに震わせながら、恥じらいに耐えている。

「いっぱいしようね」

 肌と肌の触れ合いが始まる。たまらない、とことみは思った。










今日はそんな日。










 夜のこと。

「行ってきな」

「と、朋也くん。恥ずかしい」

 メイド服を着させたまま、向こうの方に見えるオレンジ色と緑色を中心とした見馴れたカラーリングのコンビニに入って、買い物をしてきなと命令。

「コスプレして出歩くなんて、今時珍しくないよ? 動じる事なく、普通にしていればいいんだよ」

 平静でいられる訳がないのに、朋也は無理難題を吹っかける。余り人の多く無さそうなコンビにではあるけれど、むしろ余計に恥ずかしさが増すかもしれない。

「ほら、早く」

 ことみは朋也に背中を押されて、言われるがままに歩んでいった。朋也は大きな駐車場の向こうからことみの姿を目で追っている。ことみの姿は異質で、明らかに目立っている。暫く棚の周りをきょろきょろしながらうろついて、やがて目的のものを見つけたのか、足早にレジへと向かっている。表情までは読み取れないけれど、きっと、顔を真っ赤にしながら恥じらいに耐えていることだろう。

「……」

「お帰り。意外に早かったね」

「恥ずかしかったの」

「じろじろ見られた?」

「……いっぱい見られたの」

「そっか。そりゃそうだろうな」

「朋也くん。ひどいの」

「そうかな?」

 ことみは買ってきたものをつい、と差し出す。

「大した事なかったでしょ。メイド服着てコンドーム買ってきただけだから」

 だけ、ではないのと思い、涙目のことみ。

「……変態だって思われたの。きっと」

 彼氏にいわれるがままにメイド服なんてものを着させられ、羞恥責めに遭わされていると、そう思われたのかもしれない。

「変態じゃない。立派な、ね」

「あ……」

 思いきり、ことみのスカートをたくし上げる朋也。

「だ、だめ。なの」

 朋也はそのまま手を離さずにスカートを引っ張りながら歩み始める。

「破れちゃうの!」

 ことみの悲鳴を余所に、ともやは歩みを止めない。そればかりか、段々と小走りになっていく。

「や! あ! あ!」

 みり、みり、とやわらかな繊維が軽くきしむ音。朋也の動きに合わせなければ、裂けてしまう。

「だ、だめ! だめ! あっ!」

 必死にスカートを押さえながら朋也に着いていこうとすることみと、それをあざ笑うかのように、いきなりターンする朋也。当然の如く、ことみは散々振り回されてよろめく。

「ことみは可愛いな」

「あっ! あっ!」

 朋也はその瞬間を見計らって、スカートを和服の帯のようにことみの体に巻き付けていた。そして、それらは独楽の紐のように、一気に引っ張られる。

「ああああああっ!」

「良いではないか。ってな感じだな」

 時代劇でよくみるような、あれと同じだなと朋也は思った。

「も、もうだめなの。朋也くん」

「何がさ」

「んっ!」

 突如、スカートをまとめて掴み、ことみの両手共々持ち上げて縛り上げる朋也。最初からそのつもりだったのか、あらかじめ用意していた布製のガムテープをぐるぐる巻き付けていく。茶巾縛りと言われるような、そんな恰好にさせられてしまうことみ。

「ああああっ! ああああっ! だ、だめっ! だめなのっ!」

 朋也はそのまま無防備なことみの胸を揉みしだき、体中を撫で回した挙げ句、ショーツを足元までずり降ろしてしまう。

「と、朋也くん!」

「本当に恥ずかしい恰好だな、ことみ」

 丸く、肉付きの良い尻を晒しながら、ショーツが絡まり足をもつれさせ、しゃがみ込むことみ。

「朋也くん。もう、して……」

 ことみは朋也の羞恥攻めに耐えきれず、降参するしかないのだった。





…………





「あふっ! あっ!」

 何区画もあるのに造成されたまま放置され、雑草が生い茂っている空き地。そんなところで四つん這いのことみの膣内へと突き込みまくっている朋也。二人は思う存分交わった。

「ことみは本当にむちむちしてるよな」

「あっ! んっ!」

 朋也はことみの尻をぐにぐにと揉み回しながら、挿入を続けている。今日はまだ何もしていない尻の穴が、きゅん、とすぼんでいるのが見える。

「乳だけじゃなくて尻もマシュマロみたいに柔らかいし」

 腰を進める度にふるん、ふるん、とたゆみ、秘所の締め付けだけでなく、瑞々しい肌が吸い付いてくるかのよう。

「喘ぎ声も可愛いし」

「ああぁっ!」

 そうして朋也は前菜を軽く平らげるかのように、ことみの膣内に突然射精した。もっとも、一度射精したからといって、それで途切れる事も無く、そのまま交わりを続けていく。

「あ。出てる。……ことみの中は暖かいな」

「ああっ! あっ! 熱い、の! くぅぅっ!」

「出したばっかりだから、尚更。……動くよ」

「あっあっあっあっあっ!」

 ぐちゅ、ぐちゅ、と水音を立て、精液と愛液が混じり合ったものが朋也の一物で押し出され、溢れていく。朋也によって穴だらけにされた黒いタイツが汚されていく。

「だ、だめ……なの。あっ! んっ!」

「ああもう、たまらないな。ことみの中にずこずこするのは」

「あっあっあっあっあっあんっ! はぁんっ! あっあっあっ! も、もう……真っ白に、なっちゃう……」

「なっちゃえよ」

「あふっ!」

 一際大きな突き上げに、ことみはびくびくっと全身を震わせながら絶頂を迎えた。星空だけが、二人の秘め事を見守っていた。





…………





「もっと、なの……」

 あの後も更に交わりは続いた。一物を口内の奥深くまでねじこまれた揚げ句、顔にぶちまけられたことみ。それでも朋也は飽き足らず、その後にことみの口内に射精を繰り返し、何度も精液を飲ませた。

「まだ、なの……」

 ことみはメイド服の上から更に、麻縄で縛り上げられていた。特に目につくのは、ボリュームたっぷりの胸のところだけぽっかりと服の布地を切り取られ、絞り上げるようにぐるぐると何重にも縄がめり込んでいること。

「朋也くん……」

「そんな格好で乳首おっ起てておいて、恥ずかし気もなく求めるなんて。ことみはどれだけ淫乱なの?」

 朋也はそのままことみを引き連れ、線路脇の道を歩む。とっくに終電を過ぎていて、人の気配なんてまるでないけれども、いつ人が現れるかなんてわかりはしない。

「あっ!」

 朋也に言われた通り、ことみの乳首はぷっくりと起っていた。背後からこりこりと固ささえ感じるところを指先でこねくり回され、ことみはきつく目を閉じる。

「この変態。淫乱。痴女。返す言葉があるなら言ってみな?」

 言い返せるわけがない。

「んっ! ぅっ!」

「これだけしておいて、何が足りないの?」

 それは、例えばまだしていないところ。

「……お尻、なの」

 もはやそんなことまで求めてしまう。

「へえ。ひらがなみっつでことみちゃんは、アナルファックを望んじゃうド変態さんなんだ」

「そう、なの」

「俺のメイドさんが、そんなアバズレでいいと思ってるの?」

「だって……」

 やがて、小さな駅のロータリーへとたどり着く。改装されたばかりで真新しいタイルが敷かれた駅はだけど、薄暗く寂しい雰囲気。と、そこで……。

「ことみ」

「あ……」

 朋也はことみを四つん這いにさせ、馬に見立てて跨がった。

「顔中ザーメンまみれで乳丸出しにしておいて縄でぐりぐり縛られて、その上ノーパンであそこもぬるぬるなままのド変態メイドにはお仕置きだ」

「あ……。んっ!」

 ずぷり、と指が軽くことみの尻穴をほじる。

「何感じてんの?」

「あ、あ」

「これはお仕置きなんだから、さっさと這いずり回りなよ。馬みたいにさ」

「う、ん。あぅ……」

 のそのそと這い回ると、顔と膣内に出された精液がぽたぽたと垂れ、こぼれ落ちていく。

「これだけやってきて、どうして尻の穴に入れて欲しいと思ったの?」

「……。欲しいと、思ったから」

 それ以外の理由など、ない。

「ずっぷりと、お尻の奥まで入れて欲しいんだ?」

「そう、なの」

「ずこずこしてもらって、どぴゅって出して欲しいんだ?」

「そう……なの……」

 想像するだけで堪らない。

「して欲しいのなら、おねだりしな」

「……お尻の穴に。朋也くんのお○んちんを、ずにゅずにゅねじ込んで」

「もうさ。乳晒してるくらいじゃ恥ずかしくないでしょ?」

「そんなこと、ないの。……おっぱい、恥ずかしいのに。隠さないといけないのに……できないの」

「どうして?」

「隠したら……。朋也くんが、いじめるの……」

「こんな風に?」

「え? ……あっ! 痛っ!」

 ことみの膨らんだ乳首に洗濯バサミが挟まれ、胸が完全におもちゃにされてしまった。ちょっとした倒錯的な戯れはことみの欲求を更に高めていく。

「ほら、もっとおねだりしな。お尻、お尻って」

「お、お尻……。お尻の穴に……。入れて、なの」

 そう言い続けなければいけないとことみは悟る。腰をくねらせ、尻を振り、よだれを垂らしながら舌を出して淫らな声を上げ続ける。

「お尻……。お尻〜。入れて、入れて。おち○ぽ入れて。ずぎゅって、思いっきりねじ込んで」

「がっかりだよ。ことみは子供っぽいくせして、実はアナルファックを望む色魔だったなんてさ」

「だって……。欲しいの……。お尻に」

「じゃあ、してあげるか。仕方がないな」

 朋也の言葉に、ことみは嬉しそうな笑みを見せる。朋也はことみの背中から降りて、剥き出しの割れ目の中に向かって腰を進める。そして尻穴の入り口に亀頭を宛てがう。

「入れるよ」

「う、ん」

 くる、と思って大きく息を吸い込むことみ。やがてずぶり、とめり込んでいく肉棒。けれど……。

「あ、んっ!」

 ことみの喘ぎは大きかったけれど、どこか戸惑いが感じられる。

「どうした」

「そっちじゃ、ないの。そっちは……お○んこ、なの」

「お○んこじゃ不満なのか?」

 尻穴にねじ込む瞬間に、入れる先を下の方に変更したのだった。

「……違う、の。不満じゃない、けど」

「とかいいながら、また気持ち良くなっていそうじゃない」

「そう……だけど。あっ! ふっ! んっぁあっあっあっ! だ、め、なの……。あああっ!」

 薄暗いロータリーで、二人は交わり続ける。まるで二人だけの世界のように、誰も入ってこない場所。熱い交わりはやがて、ことみの膣内からとろとろと精液が溢れていき、つるつるのタイルの上にぶちまけられていった。





…………





 長いスカートの裾を口で咥え、毛一つ生えていないべとべとの割れ目を晒しながら歩くことみ。未だに尻穴の方にはお預けのままで、満たされぬ欲求に目を潤ませる。

「お尻に……。お尻に、入れて欲しいの……」

「まだ言ってる」

「だって……」

 駅のロータリーを出て、幹線道路を歩く。深夜とは言え、それなりに交通量のある通り。そんなところで尚も痴態を晒し続けることみと、連れ回し続ける朋也。

「自分でお尻の穴を開かせちゃってさ」

「欲しいの。欲しいの……」

 朋也が言う通り、ことみはしきりに指で尻の穴を左右に開いて見せつけねだる。

「じゃあもう、お○んこの方にはしてあげない」

「そんな……。意地悪、なの」

 どっちも気持ちいい。だから、両方とも。欲張りだとわかっているけれど、ねだらずにはいられない。

「さ。帰ろっか」

「朋也くん……」

 このまま終わるなんてひどいと、ことみは表情で訴えかけるけれど、朋也は聞き入れてはくれない。

「こっち来なよ。変態メイドさん」

「あ……」

 そうして路地裏に入っていき、深夜なのに明かりがついている家を見つけては、その前でセックス。あえてお尻には入れずに、普通に激しく。

「声出さなくてもさ。ぱんぱんって音、聞こえてるかもしれないよね」

「っぁ! んっ!」

 心なしか、水音が聞こえる。入浴でもしているのだろうか? すぐ側でこんな事をしているとばれたら、なんと言われることだろうか?

「あぅぅ……」

「興奮するよね。こんなところでするのってさ」

「う、ん。あふっ」

 静かに喘ぐことみ。これはこれで興奮するけれど。

「どうすればお尻でしてくれるの? って。今もそう思ってるでしょ?」

「……うん」

 それがことみの素直な感想。

「しょうがないなあ。じゃあ、してあげるよ。……ただし」

 ご褒美は、更なる羞恥に耐えてから。





…………





 古河パン、と看板が掲げられた店の前。シャッターは当然降りていて明かりも消えていて、静けさに包まれた時間が流れている。そんなところでひそひそと話す二人。

「と、朋也くん。ここって……」

「古河の実家だよ」

 ことみもよく知った友人の家。そんなところで……。

「しゃぶりな」

「あ……」

 赤ちゃんが咥えるおしゃぶりを差し出され、よだれかけを巻かれ、極め付けはおまるに跨がされた。朋也は何だかんだ言いながら、最初からこんな事をするとわかっていて用意していたようだ。

「う……」

 することはもう、決まっている。極限の羞恥に挑むように、ことみは堪えていたおしっこを思いっきり出し尽くす。

「いっぱい出てるな」

「あ、あああ……。は、恥ずかしいの……」

 しゃあああ、と音が聞こえる。ことみは体を小刻みに震わせながら、ぽろぽろと涙をこぼしていった。罪悪感と、それに比例して込み上げて来る快感。友達の家の前でとんでもない事をしていると、わかっているのに堪らなく気持ちいい。渚に対してごめんねと、心の中で何度も呟いていた。

「古河に言ってやれ。私、渚ちゃんの家の真ん前で赤ちゃんプレイしたんだよって。おまるに座っておしっこしてて気持ちよくなっちゃったって。またさせてもらうねって」

 言えるはずがない。けれど、朋也に強要されて言わされた場面を想像した。赤面し、絶句する渚の顔が思い浮かぶ。

「ほら。ちゃんとお礼を言うんだ」

 やがて放尿の勢いも弱まっていく中で、朋也が耳打ちする。

「……。これで、お尻に朋也くんのお○んちんをねじねじしてもらって、ずこずこばこばこしてもらえるの。渚ちゃん、ありがとう、なの……」

 朋也はことみが跨がっているおまるを持ち上げ、ことみの頭の上で引っ繰り返した。たっぷりと満載されていたことみのおしっこがびしゃりとぶちまけられ、ことみ自身と辺りのアスファルトを濡らしていく。

「と、朋也くんっ!」

 流石にそれを見てことみは慌てた。そして興奮の余り、ことみの大きくなった乳首はぴくん、と震えるのだった。

「それだけじゃないぞ」

「え……? あっ!」

 いつの間にかズボンのチャックを開けていた朋也が、ことみ目掛けて大量に小便をぶちまけた。

「だ、め……な、の……」

 雨の日のように、びちゃびちゃとぶちまけられていく雫。ことみはただ、舌を大きく出しながら、正面からそれを受け止めるだけ。朋也が出し終わったら、口内でしゃぶり尽くすよう命令され、射精がされたらそれらを吐き出すように回りのアスファルトへとぶちまけていった。






…………





 そうしてようやく戻って来た自宅前。

「あ、あっ! はぐっ!」

 朋也のものは太くて長くて、お尻を思う存分汚してくれる。

「念願のアナルファックの味はどうだ?」

「はぅ、あぅ。気持ち、いいの。何度でもいっちゃいそうなの……。熱い、の。きついの」

 メイド服のスカートはもう無用とばかりに無惨にも破り捨てられ、ぷるんと震える尻が完全に丸出しの状態。

「本当に、手の付けられない淫乱娘になっちゃったな」

「朋也くんのせいなの」

 ことみは色々と思い出す。……今日は一日、素っ裸で過ごすんだぞと言われてその通りにした記憶。何か足りないかなということで、極太の電動バイブを膣内奥深くにまでねじ込まれ、電池が切れるまでスイッチをオンにされた。感じすぎて、汁を垂らそうが拭くことは許されなかった。

「調教、されちゃったの」

 そしてそのまま。裸のまま、隣の家の郵便受けまで回覧板を届けに行ったりもした。あの時はもう、心臓が飛び出そうなくらい緊張し、足がすくんだ。

「いつの間にか、お尻の穴で感じるえっちな娘に、されちゃったの……」

 ことみが料理をしていると、朋也が近づいて来て、人参やきゅうりにナスといった細長い野菜を秘所のねじ込んだものだ。嫌だと言ってもやめてと訴えても朋也はやめなかった。ことみが望んでいるのを知っていたから。ぐちゅぐちゅとかき混ぜるたびにことみは感じてしまい、キッチンの床をびしょびしょにしてしまったものだ。

「体、おもちゃにされて……。何度もいっちゃったの」

 思い出す度に繰り返される指での愛撫。ずぶずぶと突き込まれる感触は、何度してもらっても忘れられない思い出。

「……今度さ。学校でしようぜ」

「うん。嬉しいの」

 学校だと、どこでするのがいいかな。と、ことみは考えた。図書館の大きな机の上とか、教室とか。あるいは中庭もいいかもしれない。制服を脱ぎ捨てて、全裸になったらさぞかし開放感に溢れる事だろう。もちろん、休日なんかじゃなくて、みんながいる平日に。

「あ、あ、あ、あ、あ。もっともっと。深く……。んひっ!」

「どこまでも入っていくよ。本当にことみは好き者だな」

「う、ん。好き。お尻でしてもらうの、大好き……」

 段々と交わりが早くなり、何かが込み上げて来る。ああ、また中に出してもらえるんだ。たまらない、とことみは幸せを感じていた。

「今度は、さ。体操着着て散歩しようよ」

「う、ん」

「前と後ろにバイブ突っ込んでさ。乳首をいっぱいいじって」

「ああぁっ!」

 想像するだけで激しそう。赤いブルマがぬるぬるに濡れてしまうことだろう。でもそれは、決して裸ではないのだから恥ずかしいことではない。そう思って堂々と外を歩けばいい。

「そろそろいくぞ」

「う、ん。いっちゃうの」

 どんどんすべりが良くなっていくのがわかる。朋也の、ことみの腰を掴む力も強くなっていく。引き寄せられ、離され、そして……。

「あ、あ……あっ!」

 どくんどくんと射精が続いていった。熱くて堪らない。心が昇天していくような、そんな気がするくらい気持ちいい。






もう少しだけして、とことみのおねだり。





「あふぅ。はふぅ」

 朋也が徹底的に手入れをした庭の、青々とした芝生の上を四つん這いのことみ。その背中には朋也が跨がっていて、鞭代わりにことみの尻穴を二本の指でぐにぐにと弄んでいた。子供じみたお馬さんごっこ。朋也に征服されているように感じて、ことみも楽しく思っている。

「あれだけしてやったのに、まだ欲しそうな顔してるな」

「う、ん。欲しい。欲しいの……」

「この変態」

「あ……。んくぅぅぅっ!」

 もぎゅ、と胸を揉みしだかれ、尖った乳首を引っ張られてしまうことみ。そこでも何度もイかされてしまった。

「おっぱいでもこんなに感じちゃってるのにさ。どっちに入れて欲しいの?」

「……。迷う、の」

「じゃあさ」

 朋也は言った。

「フェラとパイズリで、いかせてよ。そしたらまたどっちかに入れてあげる」

 その瞬間、ことみは嬉しそうに笑顔を見せる。

「頑張るの」

 朋也を二組ある内の片方の椅子に座らせて、大きく口を開けて胸を掴んで挟み込んでいく。朋也が座っていない方には、あの可愛らしい熊のぬいぐるみが鎮座していた。

「あぐ。もご……。ん、ん」

 ちゅるちゅる、ちゅばちゅばと水音。亀頭を丸々飲み込んで、同時に挟んだ胸でしごき続ける。ずりゅずりゅと、濡れた陰毛がことみの胸に張り付いては擦れていく。

「ことみは積極的だな」

「んん。おっぱい、便利なの。朋也くんのお○んちんしごくのに、ぴったりなの」

 大きい胸で良かったと、ことみは心底思う。もしかすると、こういう事をする為に大きくなったのかもしれない。

「セックスするの、好き?」

「んぷ。セックス、大好きなの」

「お○んちんも?」

「朋也くんのお○んちんも、大好き、なの……」

 とろんとした眼差しを朋也に向けることみ。夢見心地の気分。どぴゅ、どぴゅ、とことみの白くか細い体に男の精がぶちまけられていく。無垢な少女は完全に汚されていき、おねだりを始める。

「朋也、くん。……お○んこも、お尻も、両方入れて欲しいの」

「欲張りだな、ことみは」

 はしたない言葉だって、普通に出て来る。

「お○んこぱんぱんして。その後で、お尻をずこばこして」

 ことみと同じく恥ずかしがり屋な友人の、渚や藤林姉妹と言った人達がこの言葉を聞いたら、果たしてどんな反応をすることだろうか?

「いいよ。……その前に、おっぱいとお口で頑張って。おっぱいとお口で、もう一回だけいかせて」

 演劇部の教室で、友達だけを集めて二人の交尾を見てもらいたい。ことみはそう思った。制服と下着を脱ぎ捨てて、一生懸命腰を振ったり口でおしゃぶりをしたり喘いでみせたい。朋也に指でいじられて、思いっきり潮を吹いたりもしてみたい。妄想が膨らんでいく。

「うんっ。……あむ。んん、んんん」

 可愛らしい顔も、可憐な唇も、ふっくらとした膨らみも、やがて白く濃厚な精液で上塗りされていく。

「んぷっ。ん、ん、んっ! いっぱい出たの」

 それじゃ、お待ちかねと朋也が立ち上がる。けれど、ことみは言った。

「ちょっと待って、なの」

「どうした?」

 ことみはよろよろと歩みながら、庭を囲む壁へと上り……。

「んしょ、んしょ。……ずっとおしっこ、我慢してたの。だから、出しちゃうの」

 朋也に背を向けながら腰掛けて股を開き、全身をぶるると震わせてから、じょぼじょぼと放尿を開始した。アスファルトが濡れていくのが楽しい。

「これで、準備オッケーなの……」

 やがて全てを出し終えて、ことみは再び芝生の上に降りてきた。そうしてはぁはぁと粗い息をつきながら、ゆっくりと地を這いつくばって近付いてくる。そして朋也の前に辿り着き、猫のように横たわったかと思えば、急に仰向けに寝そべって股を開き、朋也を求める。手で、割れ目を左右に押し広げて見せつけながら。

「朋也くん。ぬれぬれべとべとのお○んちんで、私のにゅるにゅるぐちょぐちょのお○んこをかき混ぜて。奥までずっこんばっこんって、して。お○んぽみるくも中にぶちゃってぶちまけて」

 じっくり楽しんだら、次は、お尻の方。朋也の大きなものが見える。あれが全て、自分の中に入ってくるんだと思うとわくわくしてしまう。

「お尻も……。お尻も、思いっきりずこばこぱんぱんって、突いて突いて突きまくって。そしたら私……アヘアヘして、いきまくっちゃうの」

「ことみは本当に、エッチが大好きなんだな」

 ずにゅ、と湿った感触と共に異物が体内へとねじ込まれていく。

「んっ。……あっ! あっ! 気持ちいいの、大好きなの。お○んぽがずっぽずっぽしてるの、たまらないの。くぅっ! あっ! あっあっあっあっあっあっあっあっあっ! 意識、ふっ飛んじゃう……のっ! んあああああっ! い、いっちゃうの! いっちゃう! いくいくいっちゃううぅぅぅっ! お○んこ気持ちいいのおおおおっ!」

 赤、青、黄色にピンク。そして紫色に水色。色鮮やかな可憐な花々が咲き乱れる庭の中心で、ことみの甘ったるい声が、ぶちゅぶちゅと交わる音と共に響きわたる。






それは、夜が更けるまで続けられていった。










----------後書き----------

 2014年しょっぱなの更新が、やったらめったらえっちぃハードなものでした。

 ひらがな三つでことみちゃんのハードえろすなお話が良い、とのご感想を何度となく頂いたので、いつぞや書いたお話のようなものを焼き直しでも構わんわとばかりに今再び書いてみた次第であります。何やらことみのハードえろすSSはそんなに数がないとのことで。どうしてなんでしょう? すごくえろく動いてくれる娘だと思うんですけれども。残念なものです。

 で、先日Twitterでも呟きましたが、数あるKey作品原作の中でえろ要素が一番強そう(=原作そのものがえろい、という事ではないです。えろありの二次話を書いたら、すごいことになりそうだなと勝手に思ってるだけです)だなと思うのが自分の中ではCLANNADであると思うのです。

 何故そう思うのかちょっと考えてみましたが。あの制服(冬服のみ。夏服はそんなにそそられません)の色合いやデザインと、智代アフターはさておき一般作しかないという制約。そして、キャラクターの性格かな、という結論に達しました。

 まあ、戯れ言はさておき、2014年もこんな調子でいくつもりですので、どうぞよろしくお願い致します。


ご感想を頂けると嬉しいです。





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