PureMix2nd
-西園美鳥編- 子供の頃、周囲にいた大人達からいつものようにとばかりに言い聞かせられてきたことを理樹は思い出していた。 彼ら曰く――火遊びをしてはいけないよ。危ないところに立ち入ってはいけないよ。知らない人に声をかけられても、ついていったりしてはいけないよ。……と、思いやりを込めて心配してくれるのはとてもありがたいのだけど、そんなことを言われれば言われるほどに、幼い好奇心はかえって刺激されていく。子供というものは得てしてそういうものだろうと理樹は思う。そして今の美魚の一言は、まさにその大人達の忠告のように理樹には思えた。 「美鳥の挑発には、決して乗ってはいけません」 放課後の閑散とした図書室にて。読書に夢中になっていて活字から視線を逸らさず、たまたま思い出したけれどさして重要な事でも無く、かといって忘れてしまうのもどうかということで、それなりに適当な口調で美魚は言った。 「乗らないよ」 理樹はたまたま面白い小説に巡り会えたのか、美魚と同じように読書に没頭中で、適当に相槌を打つように答える。それに対して美魚も全く同じような調子で言った。忠告はしつつも、興味などはそれほどでもなさ気に。 「それがよろしいかと」 「そう」 それ以後二人共読書に没頭し、会話は途切れる。挑発に乗ってはいけないのはどうしてなのか。そもそも挑発とはどのようなことなのか。はたまた、挑発に乗ったらどうなるのか、美魚も理樹もどちらも突っ込まなかった。二人して、いつしかそんなやりとりがあったことすら忘れてしまっていった……。 …………
公園のベンチにて、デート中に一休み。理樹の左側に寄り添うように腰掛けているのは美魚……ではなく美鳥。雰囲気はともかく、見た目は美魚と瓜二つの少女。それもそのはず。美鳥と美魚は双子の姉妹という関係なのだから。紆余曲折あったものの、いつしか美鳥は理樹と付き合っているという仲になっていた。 「ねえ理樹君」 「うん」 美鳥は退屈さを持て余していた。そんなわけで、何かいたずらでも思い浮かべたように、理樹に話しかける。 「気持ちいいこと、してみない?」 「肩揉みでもしてくれるの?」 「ううん。惜しいけど違うよー」 じゃあ何さと、理樹が問う前に美鳥は答える。 「えっとね。理樹君と、セックスしたいなーって、思ってね」 それはまた大胆な事を恥ずかしげもなく言うものだなあと、理樹は思った。そもそも、肩揉みという答えは全然惜しくもなんともないなとも思ったけれど、そんなことはどうでもよいのだろう、きっと。 「僕を誘ってるの?」 「うん。思いっきり誘惑してるつもりなんだけどなー。理樹君と、一つになりたいなって」 釣り目で、美魚とは明らかに違う眼差し。微笑みながら目を細め、小悪魔のように可愛らしい。 「でも僕は、美鳥の挑発には乗ってはいけないって言われているんだけどさ」 以前、美魚とそんなやり取りをしていたことを思い出した。いつだったか、どこでだったか、確かそんな話をしたはずだ。理樹はぼんやりとした記憶を掘り起こしていった。あれは確か、図書室でのことだっただろうか。うっすらとした記憶を無理やりにでもはっきりさせていく。 「ふーん。でも、どうして挑発に乗ってはいけないのか。って、そんなところまでは聞いていないでしょ?」 「よく知ってるね」 「あたしはね。理樹君と美魚の事ならなんでも知ってるよ」 何だか二人で意識を共有でもしているかのような言いようだった。もしかすると、隠し事などしても無駄なのかもしれないと、半信半疑ながら理樹は思った。 「どうしたいのさ」 「いけないこと、してみたいかな。いっぱい」 ぺろりと舌を出して唇を湿らせる。 「どんなこと?」 「んー。例えば……こんなこと?」 美鳥がもぞもぞと手先を動かしている。ボタンをほどいたりずらしたりしていくうちに、ブレザーとブラウスが一部分だけ開き、白いブラが露になる。 「見えちゃうよ?」 理樹が言う。美鳥はけらけらと笑う。 「大丈夫大丈夫。誰か来たら手で隠すから。はい、おっぱいだよ〜」 そういう問題かな、と理樹は思った。 「理樹君。あたしがこんなことしてるのに、落ち着いてるね」 「うん。……どうしてなんだろう」 「あたし、魅力ないかな?」 「そんなことはないんだけど」 「あ、何だか他人みたい。もー。こうなったら見せちゃうよ〜? 全部。ほら」 もそもそとブラをずらし、小ぶりな乳首を二つとも外気に晒す。乳輪も乳首も淡くて、妙になまめかしい。 「大胆だね」 美鳥に対する理樹の一言はとてもあっさりとしたもの。 「それだけ?」 「それ以上、どう言えと?」 「そうだね。常識的な反応だったら、隠しなさいとか? 見せちゃだめ、とか? 変態、とか?」 「隠した方がいいし、見せてはいけないし、やってることを考えると充分変態だと思うんだけど」 理樹はそう言うけれども、決して積極的に手を伸ばして美鳥の露出を妨害する程ではなかった。あくまで強制力を伴わないような弱腰の、勧告程度のレベル。 「どこまでも他人事なんだね」 「ん。だって……」 理樹は思った。どうしてこんな状況において尚、冷静でいられるのかと。そして一つの結論にたどり着く。 「僕が改めて、そんなことしたらだめだよって言ったところで、君は見せちゃうんでしょ?」 「うん。ま、そうなんだけど。わかってるね、理樹君」 「だから、女の子にとってどんなに恥ずかしいところでも、人に見せたければ気の済むまで見せればいいよ。むしろ、そのままでいなよ。そうしないと君の事、いくじなしって思うから。……あ、僕は向こうで他人のふりしてるからね」 挑発には挑発で反撃。冷たく、勝手にすればという意志表明。 「理樹君、結構はっきり言うね」 意外な言葉に、美鳥は微笑を崩さずに言った。そして美鳥は反撃の更に反撃を開始する。この少女は、多少の揺さぶり程度では決してうろたえたりしない程に、一筋縄ではいかない。 「じゃあ、お言葉に甘えて、勝手にしちゃおうかな。他人のふりしても無駄だからね」 美鳥の細い腕が伸び、しなやかな手の平で理樹の体を撫で回す。 「……どこ、触ってるの?」 「理樹君の体。特にお○んちんかな」 あからさまに手玉にとるかような妖しい微笑。まさに小悪魔と言うのに相応しいような、舐めきっている眼差し。 「ちょっと」 「あれ? むくむくしていくよ? どうして大きくなっていくのかな?」 とてもわざとらしい一言。わさわさと、ズボンの上からただ単に撫で回すだけ。それだけのはずなのに、理樹は自分のものが屹立し、膨らみを生じていくのを黙って見過ごすしかなかった。 「もー。お外なのに、ちょっと触られただけでこんなにお○んちんをおっ立てちゃって、恥ずかしいんだからー。理樹君の変態さん。この、すけべ」 「わかっていると思うんだけど、全部君のせいだからね」 理樹は引き付けられるように美鳥を見つめる。細くて小さな指先。腕も、体だってそう。か弱くて柔らかくて、ちょっと力を込めてひねり上げれば痣になってしまいそうな儚さ。それでいて理樹を手玉に取ろうとする不遜な態度。小悪魔のような、懲らしめてやりたくなるような行動と言動が、理樹の嗜虐心を刺激する。もっとも、理樹がそう思うことこそが美鳥にとっての狙いなのだろうけれど。 「そうだよね。ズボンの上から撫でてるだけなのに、こんなに膨らませちゃうんだね。撫で撫でしただけで感じちゃったんだよね」 「悪いかな。好きな子にそんなことされたら、普通そうなるでしょ」 形勢は明らかに不利。理樹による精一杯の抵抗。……もしかすると負け惜しみの捨て台詞に該当するかもしれない。 「そうかな? 別に、好きな子じゃなくてもこうなっちゃうんじゃない? 他の子だったとしても。……理樹君の周りには可愛い子ばっかりだよね。誰にしてもらいたい?」 一瞬、理樹の頭を何人かの少女の顔がよぎる。美鳥の追い込みに、理樹は敗北宣言。 「……そうかもしれない。けどさ。……それでも。好きな人にされると嬉しいんだよ」 「そっか。理樹君は素直だよね」 美鳥はそう言って、理樹のズボンのチャックを降ろす。 「じゃ、その、理樹君の好きな子が、理樹君に好きなことしてあげる」 開け放たれたチャックの中に、美鳥は手を突っ込んでいた。 「ちょっと。こんなところで」 「大丈夫だよ。ちょっとお○んちんをにぎにぎするだけだから」 何を根拠に、と理樹が突っ込みを入れる間もなく美鳥は行動を開始。目を細めてくすりと笑う。ちょっと人影が見えないと、すぐにこれだ。理樹のものをズボンの中から取り出して、直にしごいていじり回す。人が近くに来たらパッと手を離して、持っていた鞄で覆って隠し、何事も無かったふり。そうして危険が去ったら再開。その繰り返し。 「も、もう。だめだよ」 度重なる挑発に、理樹が注意しようとすると、しれっとした顔で言う。 「いいよ? あたしに何をしても。でも……その時はマジ泣き出しちゃうから。強引な彼氏さんに無理やりされちゃって、恐くてガタガタ震えて何も言えない娘になっちゃうから」 「女狐だね、思いっきり」 「人聞きが悪いなあ。大人の魅力、感じるでしょ?」 理樹のものを握っている美鳥の左手が上下に動くたびずりゅ、ずりゅと音がする。先端から粘り気のある液体が分泌され、水音が大きくなっていく。 「痴女だよ。これじゃ」 「うん。そうだよ。それって最高の褒め言葉だね」 恥じらうこともなく、美鳥は頷いた。 「実はあたしも……理樹君のいじってるだけで、お股、濡れちゃってるんだよ? 確かめてみて」 何げなく、理樹の片手を掴んでスカートの中に触れさせる。ショーツの上からもわかるしっとりとした感触。 「えっ……あ?」 「ねっ。お○んこぬれぬれでしょ〜。痴女してるよね〜」 「あ、あ……」 「だから、おあいこ。理樹君も出しちゃおうよ。思いっきり」 「っく。そん、なっ。うっ」 「ほらほら。誰もいないから、大丈夫だよ」 「大丈夫じゃ、ない」 何を考えたのか、理樹はおもむろにポケットから文庫本を取り出して読み始める。 「理樹君?」 突然の事に美鳥は訝しむが、理樹は無視した。 「そういうこと? ふーん。いいよ。勝手にしちゃうから」 美鳥は手の動きを止めない。理樹は気を逸らそうと真剣に、活字一文字に意識を集中させる。まさに逆転の発想。美鳥にいいようにされない為……手玉にとられない為の緊急防衛措置。 「……」 その効果があったのか、美鳥の必死の愛撫にもかかわらず、理樹の大きく屹立していた一物はへにゃりと柔らかくなり縮んでいった。こうして、美鳥の方に傾きかけていた形勢は理樹の方へと逆転していた。……はずだった。 「直枝さん」 「……?」 その一言が理樹の心を乱す。もしかすると錯覚だったのかもしれない。全て夢だったかのように感じた。 「何、言ってるの?」 目の前の少女は確かに美鳥だったはず。けれど……美魚と瓜二つとは言え、吊り上がっていた目は穏やかに見え、小悪魔のように生意気だった口調も穏やかで静かなものへと変貌していた。 「ごめんなさい。実はわたしは、美魚なんです」 「嘘でしょ」 理樹の言に少女はふるふるとかぶりを振る。まるで嘘を言っているようには思えない。 「直枝さんの気を引きたくて、ずっと美鳥のふりをしていました」 「逆でしょ」 「いいえ。……直枝さんが今手に持ってる本のこと、よく知ってます」 自分が美魚である証拠、とばかりに頷きながら言う。 「ふーん」 「図書室でわたしが直枝さんにおすすめです、と直接言いました。借りてくれたんですね」 「確かにこの本は美魚にすすめられて借りた本だよ。でも、だから、どうなのさ。く、うっ」 美魚、もしくは美鳥(?)による愛撫は今も続いている。読書で気を紛らわせようとした理樹の奇策は完全に逆を付かれ、一時的に勢いを失ったものを無理やり屹立させられてしまっていた。 「直枝さんはご立派です。美鳥の挑発に乗らないように頑張っていましたから」 「美鳥じゃなくて美魚……なの? 本当に?」 「はい。わたしの名は西園美魚です。ずっと、美鳥のふりをしていました」 「ほ、本当に美魚なら……やめようよ。こんなところで、こんなこと。う、あ、あ……。も、もう……だめ、だよ」 理樹の全身がふるふると震える。もう、どうあがいても堪え切れない。だめだ。このままでは人目を憚ることなく、無様にぶちまけてしまう。 「ううん。あの娘……美魚もこういう事、好きだよきっと。……今回はあたしの勝ちみたいだね、理樹君」 魂が入れ替わったような感覚。一度は疑い、確信しかけたところで再び変化が訪れていた。やはり、美魚ではなく美鳥だ。美魚の目付きが美鳥のそれへと変わっていく。 「な……に……?」 「いい勝負だったけど、ちょっとあたしの方が一本上手だったかな?」 しゅ、しゅ、しゅ、と美鳥の手による攻めが早まる。射精感が一気に高まっていく。勝負は見えた。 「う、あっあっ! ああああっ!」 「我慢は体に毒だよ。さあ理樹君、出しちゃえ出しちゃえ〜。ぴゅーぴゅーって思いっきり飛ばしちゃえ〜」 「あ、あ、あ、あ、あっ! も、もうっ! うああああっ! あ、あ、あーーーっ!」 掴んだものがびくんびくんと波打っているのをみて、嬉しそうに笑う美鳥の顔。理樹はもう限界だった。びゅ、びゅ、と弧を描いて辺りに精液が飛び散った。全ては美鳥の思い通りになってしまった。 「ふふ。残念だったね、理樹君」 ぺろりと舌を出して、指先に付いた理樹の精液をなめる美鳥だった。 …………
――狭い空間。が、四方をカーテンだけで囲んでいるだけなので、圧迫感はそれ程感じない。 「んん」 美鳥と理樹の二人はそんなところで交わり中。今まさに、美鳥が理樹の剥き出しになった股間のものに口元を押し付けている真っ最中。あのベンチでの淫行の後、美鳥は言った。ちょっと、服を見に行きたいな、と。そうして理樹を連れて辿り着いた先は、女の子の服を扱うお店の片隅の……試着室の中。 「なかなかスリルあるでしょ?」 理樹が、そんな無意味なスリルなんていらないよと、悪態を吐き捨てる余裕もないくらいの快感。理樹のものを口内でうごめかせてから離し、細い指先で細かくしごいては舌先でしゃぶり尽くす。 「くっ。う……っ」 美鳥は舌を左右にれろれろとふるわせながら理樹のものを、玉をなめ回す。理樹の濡れた陰毛が舌先に絡み付こうと構いはしない。むしろ、しょり、しょり、と擦れる音を立てながら積極的になめ回している。 「何だか、えっちなビデオみたいだよね」 ちゅぱ、ちゅぱ、と音をたてながら亀頭を唇で包み込む。 「いいよ。声出しても」 誰かにばれたらどうするのさ、とは理樹は聞かない。ばれたっていいよ、と言うのに決まっているから。むしろ、ばれてしまったほうが楽しいとまで言いそうだ。 「もし、誰かにばれちゃったりしたら、そうだね……。極悪な彼氏さんに弱みとか握られて、それで乱暴されちゃってる女の子のフリをしちゃうから。嘘泣きとか、できるよ? 嘘じゃないよ? 見せてあげようか? 結構簡単だから」 「いい」 本当にできるのだろう。きっと、演技とは思えないくらいの完璧な泣き姿だろう。 「もー。もっとスリルを味わおうよ。ばれちゃったっていいじゃない?」 「いいわけないでしょ」 「そうかな? どうせ誰もあたし達の事なんて知らないんだしさ。……こんなところでしちゃう変態な彼氏さんに首根っこ掴まれて、それでお○んちんを口の奥まで無理やりねじ込まれちゃって、苦しそうに泣きじゃくってる可愛そうな女の子の姿、見せてあげたいのにな」 「自分からしゃぶりついてきておいて、いけしゃあしゃあとよく言うよ」 「だって、好きなんだもん」 僕のことが? それとも、僕のものが? 理樹は心の中で思う。この淫乱娘め、と。 「そっ。あたしは淫乱だよ? わかった?」 にやりと微笑む美鳥。理樹の思考など完全にお見通しといったところ。 「だからね」 しゅるりと布地が擦れる音。はらりと宙を舞う感覚。制服の胸元を飾る桃色のシルクスカーフが落ちるのを契機に、ベスト、ブラウス、スカート、そして上下の下着が連鎖的に、建物が崩壊するかのようにあっという間に脱げていくように見えた。 「単純にお○んちんをおしゃぶりするだけじゃ、全然満足できないんだ」 気がつけばソックスとヘアバンド以外、何も身に付けていない美鳥が出現していた。 「このまま、さ。カーテン開けて外に出て行ったら、どうなるかな?」 「……」 「り、理樹君ひどいよ。こんなところでしようだなんて言って……。あたしを無理やりこんな恰好にして、嫌だって言ってるのにお口にお○んちんねじ込んで、頭を掴んで動けなくして、思いっきり腰を動かしてぐちゅぐちゅ言わせて……。そんな意地悪な事をするなんて。ぐすぐす。……な〜んて言いながら出て行ってみようか?」 そんな事をされたらどうなってしまうことか。 「どうすればやめてくれるのさ」 「さあね。じゃ、ヒント。出て行かれるのが嫌なら、繋ぎ止めればいいんじゃないかな?」 それはつまり、杭を打ち込む事に他ならない。離れないように、逃げないように。理樹はもう完全に理解する。仕方がない。挑発に乗ってこの少女を犯し、繋ぎ止めるしかない。 「んっ」 ――理樹が美鳥に抱きつく。美鳥は両足で理樹の胴を挟み込んでがっちりと固定し、両腕を理樹の背中に回してしっかりとしがみつく。理樹が勃起しきったものを美鳥の中へと入れ、更に奥までねじ込もうと力を込める。軽い美鳥は宙に浮かされ、いつしかゆさゆさと揺れていく。 「あ、んっ。そうそう。理樹君上手。いい感じだよ。やっと一つになれたね。ふふ」 「……」 何が、やっと一つになれたね、だよと理樹は心の中で思う。けれどもう言葉には出さず、ただ欲望に従うことにする。理樹自身にとっても美鳥にとっても、それこそが正解だと思うから。 「あっ。んんっ」 「うあっ」 「いいよ理樹くん。すごくいい」 二人の状態はいわゆる駅弁スタイルだけど、美鳥の体はとても軽くてまったく負担にならず、理樹の疲れに関しては大丈夫そうだ。 「んっんっ」 ぎしぎしと美鳥の体と共に、試着室の床が揺れている。美鳥が自ら腰を上下にうごめかせている。 「ふっ……はっ……ふっ……はっ。あっは。いいよ。気持ちい〜」 熱い吐息と共に、満面の笑み。理樹の行動を完全に掌握し、手の平で転がして満足している表情。 「んっんっ……ん?」 カーテンの向こうから人の声と足音。隣の試着室に誰かが入って行くようだ。 「ふふ。理樹君慌ててる」 表情を凍りつかせる理樹とは対症的に、美鳥は妖しげな微笑を見せる。ぎし、ぎし、と、交わる音は慎重に、だけど行為は途切れる事なく続く。理樹ではなく、持ち上げられたままの美鳥の方が積極的に体を揺さぶっている。 「ん、ふ」 「んっ!」 カーテンを揺らさないように、声を漏らさないように、理樹は気が気ではない。それなのに、美鳥ときたら理樹の上半身にしがみつきつつ、自由自在に腰をくねらせては自分の体奥くにまでねじ込まれていくものの感触を楽しんでいる。 「出ちゃいそうでしょ?」 「う、あっ!」 美鳥の腰使いは力加減といいタイミングと言い最高で、理樹のものに内部で絡み付き、搾り取られるようにすら感じる。そうして理樹はやがて射精感に満たされていく。 「ほら。いっちゃいなよ。あたしの中、いい締め付けでしょ」 心の底から挑発するように美鳥が囁く。理樹はもう堪えきれなくなりつつあった。 「あたし、いい腰遣いしてるでしょ? 結構自信あるんだよ? セックスのテクニック」 美鳥がくい、くい、と腰をくねらせると結合部が潤み、くちゅくちゅくちゅくちゅと湿った音が響く。僅かな音のはずなのに、大音量に感じる。 「ほら、ほら、ほら。ね、いいでしょ? 思いっきり中に出しちゃいなよ」 美鳥は理樹の首元に舌を這わせる。少女のものとは思えない、余りにも妖艶な姿。 「くああああっ!」 小刻みな上下運動を何度も連続させられ、理樹はもはや持ちこたえられず、射精を繰り返してしまう。静かに、しかし確実に。美鳥はただ満足気な溜息をついて、理樹にしがみつくのだった。理樹のものを秘所にねじ込んだまま……。 …………
「イク〜とか、イっちゃう〜とか、あんあんっとか、お○んこ気持ちいい〜とか、そんなふうに大きな声で宣言してみた方がよかった?」 そんなわけないでしょうと理樹は思う。どこまで痴女しているの、と。 「何だかもう、諦めちゃった感じだね」 「かなわないから。もう」 「張り合いがないなあ」 それはそれで美鳥は不満。 「でも。ま、いっか」 「……今度は何をするつもり?」 理樹の言葉に美鳥はまた目を細めて妖しげな微笑。 「するつもり。ここでね」 「本気で……言っているんだよね」 「うん。本気」 あの後、二人はお店を出て商店街を歩み、そうして大きな通りへと出ていった。片側三車線はある大きな通りを跨ぐ歩道橋。通りと違って小さく古く明らかに老朽化して、錆が目立つような歩道橋のその中間辺り。二人は今、そんなところにいた。 「しようよ。ここで」 拒否は……したらどうなるだろう。理樹は思う。美鳥はまたも理樹の心を見透かしたように言う。 「淫乱娘らしく、邪魔なパンツとかスカートとか脱いで、ぽいぽいっと投げ捨てちゃってさ」 「それで素っ裸になって、泣きじゃくりながら僕のせいにするんだね」 「うん。そんなところかな?」 やっぱりね、と理樹は思う。 「彼氏に犯されて恐くて恥ずかしくて、地べたに座り込んで、それでおしっこでも漏らしちゃっていたりしたら、すごくリアリティあるよね」 明らかに楽しんでいる美鳥。で、どうすればいいのさと理樹は聞き返す間もなく美鳥は言った。 「どうすればいいかは、もうわかるよね?」 手すりにしがみついて尻を突き出す美鳥。 「パンツをずり降ろしてね。それで、あたしの腰をしっかりと掴んで一気に突いて欲しいな。ずこばこって感じに、ぱんぱんってえっちな音たてるくらい激しく。お猿さんみたいに、一心不乱にね」 「……変態」 蔑んだように言われれば言われる程、美鳥の方は嬉しい。言った側の理樹は更なる挑発を受けているように感じる。 「うん。本当にど変態だよね〜。痴女してるでしょ?」 「痴女だし、悪女だよ」 「最高の褒め言葉かな」 車の交通量とはまったく事なり、歩道橋を歩いている者はいない。辺りの通りに人の姿も見えない。騒々しいようでいて、実は静かなのかもしれないという、矛盾したような場所。 「んー。もし、誰かに見つかったらさ。ソックスと靴だけになっちゃってさ。それで、言ってみようか? 彼氏に服を全部剥かれたって」 「すごい脅しだよね」 「人聞きが悪いなあ。ただ純粋に、理樹君とえっちなことをしたいだけだよ」 そうして美鳥は片手でスカートの裾をぴらりと持ち上げる。事前に準備をしていたのか、お尻の割れ目に思いきり食い込んだショーツ……幾度の交わりでしっとりと濡れ、割れ目に当たる部分が透けている。 「濡れ濡れだね」 「でしょ」 理樹はもう、拒否などできはしない状況に追い込まれていた。無言のまま美鳥のショーツを足元までずり降ろしていき、露になった割れ目に屹立したものをねじ込んでいく。ずぶ、ずぶ、と入り込んでいく感触。 「んん……あっ! り、理樹君に犯されていくよぉ」 「とか言いながら腰くねらせてるし。どっちが犯しているんだか」 「そうだね。ふふ……。んっ。あっあっ。いいよ、理樹君」 雲一つない青空の下。大河のようにとめどなく流れていく車両を見下ろしながら二人は交わり続ける。衝撃は段々と強まっていき、歩道橋自体が揺れていくようにすら感じる。 「あっあっあっあっあっ。気持ちいいよ理樹君。すぐにでもいっちゃいそうだよ。んあっ。……腰使い、上手。もっと犯して。もっともっと。あふっ」 もしかしたら二人の交わりに気付く者もいるだろうけれど、一瞬の事で、確かめる術はないのかもしれない。 「んっんっんっんっんっ。あっ……んっ! あ、ん、ん……。誰か、通らないかな。思いっきり見せつけてあげるのに」 「どこまで見られたいんだよ。本当にもう」 「そういう理樹君は、気持ち良くないの?」 「……。気持ちいいよ。最高に」 ごまかしたって信じるわけがないし、気持ちは全て見透かされている。観念して正直に言うしかない。 「よかった。……それじゃ。もっともっと強く突いてね。あたしを何度もいかせちゃうくらいに。……んうっ!」 言われた直後から、理樹は突き上げを強める。もう理樹は、美鳥の挑発に乗ってしまった敗北者なのだから、全て言われるがまま。 「あ、ああっ! いいよぉ! パンパン音立ててる……。雰囲気出てる」 二人の体を通じてぎし、ぎし、と手摺りが揺れている。 「んっ。理樹君は、どう?」 「美鳥のひだひだが絡み付いてきて、ぬめぬめしてて気持ちいいよ」 理樹の腰使いに合わせて美鳥も下半身をくねらせている。 「そっか。んああっ! 理樹君のお○んちん……気持ちいいいいいっ! あひいっ! お○んこが熱いよおぉっ!」 平然と卑猥な言葉を叫ぶ美鳥。頭上には澄み切った青空。眼下には行き交う車の流れ。そんなところで二人は着衣のまま交わり続ける。 「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ! いくっ! いくっ! いっちゃうよおおっ! 理樹君出して! 中に出してええっ!」 美鳥が理樹に一番深いところまでねじ込まれて、一瞬時が止まったようにすら感じる中、理樹の射精が始まった。熱くて濃厚な液体が大量に注入されていく。ずぴゅ、ずぴゅ、と間断なく。 「あああ……。出てる。出てるよぉ。あんっ」 「もう……いいかな」 これ以上のことは、と理樹は自重を求める。しかし。 「ううん。まだ、だめ」 美鳥はどこまでも意地悪だ。ここまでしても、尚許してはくれない。それどころか、更なる過激な行為を要求してくる。 「どうするのさ?」 戸惑う理樹に、美鳥は言った。 「抜いたらそのまま、お尻の方に入れて。それで、同じことして」 「……う、うん」 「あっ」 ちゅぷりと音を立て、分泌された愛液と精液をこぼしながら、美鳥の秘所から理樹のものが引き抜かれていく。そうして休む暇も与えられぬまま、僅か数センチ上部のもう一つの穴へと宛てがわれる。 「い、れるよ……」 「うん。……んああっ!」 勿論そんなところに入れるのは初めてだった。理樹は強い抵抗があることを予想していたけれど、すんなりと入っていった。 「理樹君のお○んちん、濡れ濡れだからあっさり入っていくね。んんっ」 「お尻だなんて。痛くないの?」 「全然。ぬるぬるして、熱々で気持ちいいよ。ほら、理樹君。そんなこと全然気にしなくていいから、思う存分ずこばこ突きまくっちゃって。あたしのお尻の穴」 けらけらと笑う美鳥。もはや完全に魅了されてしまっている理樹は、言われるがままにするしか他なかった。 「あぅ。あふ。はふ……っ。あっ……うっ。んひっ……んっ。理樹君すごい。上手」 余りにもきつい締め付けの中を強引に攻め続けているせいか、美鳥の華奢な体がきしむ。壊れてしまいそうなくらいに。 「んひっ。んっ……。あたし……。お尻で感じちゃってるよ。ずぷずぷされちゃって。……でも、理樹君も同じみたいだね」 美鳥がちらりと背後を眺めみる。そこには目をつぶり、一心不乱に腰を動かし続ける理樹の姿。 「あっはぁ。……んっ。気持ちいっ。理樹君にいっぱいずこずこされて、すぐにいっちゃいそうだよ」 理樹は思った。もう、美鳥の事を変態だなんて言えないと。快楽に負け、誘惑にはまった自分の姿を省みる。言われるがままに美鳥の尻穴を犯して、快楽に背筋を震わせていく。 「あっあっあんっあんっはあんっ! お尻気持ちいいいいっ。お尻でいっちゃううううっ! 理樹君っ! 理樹君んんんっ! お尻に出して! そしたらあたしの体を思いきり持ち上げて! すごいの見せてあげるからっ!」 「う、うん?」 二人はまた、互いに達しかけていた。理樹はよく分からないまま、言われた通りに美鳥の背後から両足を掴んで持ち上げた。そうして理樹が美鳥のアヌスへと射精した瞬間のこと。美鳥も理樹と同じように達したけれど、それだけではなかった。 「出ちゃうよ! 出ちゃう……! 理樹君見てて! 今……あたし! 理樹君にお尻犯されたまま……いっちゃって、噴水みたいに潮吹いちゃうからっ! あ、あ、あ、あ、や、あ、は、あ、あ、あ……ん! い、いくいく、いっちゃううう! あああああああーーーーーっ! み、見てえええ!」 ぷしゃああ、と音。美鳥の大きく開け放たれた両足の間……熟れた果実のようにぐしょぐしょに濡れた秘所から、大量の飛沫が噴射されていった。太陽を目がけるようにして飛び散った滴は青空に溶け込み、一粒一粒が眩いばかりの光を反射してキラキラと輝いて、とても綺麗。大量の宝石がぶちまけられたように見える。 「あ、あはは。出てるよ……。ぴゅーぴゅーって、出てるよ……。理樹君に、お尻でいかされちゃったよ……」 噴射は数秒間に渡って続いていき、ぴしゃ、ぴしゃ、と左右に拡散して辺りや通りの方へと降り注ぐ。……その間も理樹の射精はどぷりとした感触と共に続き、美鳥のアヌスを精液で満たしていく。 「ふふ。お尻もお○んこも、理樹君のでいっぱいだよ」 美鳥はうっとりとしながら目を細め、ぺろりと舌を出して唇を湿らせる。見られても構わない。むしろ望むところ。全ては理樹の羞恥心を大いに刺激せんがための痴態――。 …………
美鳥は好きな時に好きなように理樹との交わりを要求する。そしてそのほとんど全てを理樹は受け入れる。今もまた、そう。 「……」 「……」 ――よく整備されてはいるけれど、人の気すら感じない通り。植え込みと街路樹の緑が目に優しい。そんなところを理樹と美鳥が並んで歩いている。……美鳥は左手で何かを握っていた。それは、開け放たれたチャックから飛び出している、理樹のもの。 「誰もいないね」 楽しそうに言いながら、左手を前後に激しく動かしている。 「ふふ。こんなところでこんなに大っきくさせちゃって。この、すけべ」 美鳥にだけは言われたくないよと理樹は思うけれど、言い返す事などできなかった。 「気持ちいいでしょ?」 しゅ、しゅ、としごく音すら聞こえる。美鳥の白くて細い手が理樹のものを包み込んでいる。柔らかく暖かく、理樹が感じるツボを知り尽くしたように的確な動き。 「今度はどこに出す?」 「どこって」 「あたしにぶっかけたいんでしょ?」 ティッシュに取るとか、外にぶちまけるとか、そんなことでは許してはくれない。 「せっかくだから、あたしの顔にぶちまけてみてよ。近づけなくても、理樹君なら余裕で届くでしょ?」 あっけらからんとした笑顔でとんでもないことを言う。全くの事実だから質が悪い。 「ほら、ほら。いっちゃいなよ」 「あ……ぅっ」 「我慢は体に毒だよ」 「あ、ああぁ」 理樹は半ば無理やり、絶頂を向かえさせられた。美鳥の手を離れたものを掴み、上を向かせる。狙うのは美鳥の顔。未だ勢いを失っていないものは勢いもそのままだった。 「んっ」 弧を描くように飛び散った精液はしかし、途中で思い切り拡散し、美鳥の顔だけでなく制服の方まで降りかかった。胸や肩、お腹やスカートまで白い液体がこびりついていく。駄目を押すように二度、三度、四度と何度も。 「わぷっ。んんっ」 「あ、あ……」 「ん……。これで、お外で盛った彼氏に犯されて汚されちゃった可愛そうな彼女だね、完璧に」 何故だか妙に楽しそうな美鳥。ぶちまけられたものをふき取ることもせず、歩み続ける。理樹が恥じらいと戸惑う様を楽しみ、誰かに見せつけるように、自慢でもするかのようにしている。 淫靡な雰囲気のデートは二人の恒例行事。
「あたしは、積極的にえっちを迫ってくる彼氏さんに逆らえない気弱な女の子」 「絶対嘘だ」 「本当だよ。疑うなんて酷いなあ」 ――またしても公園。美鳥が理樹のものを手でぐしぐしとしごいて、すぐ側の砂場目がけて大量に射精させる。 「噴水みたいだね。ふふ。いっぱい出るね」 と、ご満悦。 「え? もしかしてお口でしてほしいの? ダメだよ、こんなところで。恥ずかしいよぉ、理樹君」 明らかに挑発しながら言った。 この生意気な小悪魔を痛い目に遭わせたい。……理樹にそんな欲望が芽生える。けれど美鳥はお見通し。あくまでも、とってもか弱くて彼氏さんにいじめられてる可愛そうな娘を演じている。誰もが一切疑わない迫真の演技。そうやって理樹の欲望を軽く受け流しては反対にぶち当てる。 そんな二人を見て、美魚はある時言ったものだ。 『だから、美鳥の挑発のってはけませんと言ったのです』 と、呆れたようにため息をつきながら。……手遅れだと分かっている。気がついたら虜にされていたのだから仕方がない。 「ん、ん、んっ。ぷは……っ。んんっ。相変わらず、大きいんだから。この、すけべ」 極めて積極的なフェラを始める美鳥。ただしたいだけじゃない。根底は理樹の事が好きで、普通にしてても面白くないじゃないという発想で、要は思いっきりデレデレ状態なだけ。 不器用なのか、元気なだけなのか。どちらなのかな、と思いながら理樹は絶頂を向かえていた。 「ふふ。いっぱい出しちゃえ〜」 理樹のものを掴み、振り回すようにする。辺りに、濃厚な白濁液が撒き散らされていく。 「今度さ。スカートとパンツだけ脱いで、それで一緒に歩こうよ」 「誰かに見られたら、僕がさせてるって、そう思わせるんでしょ」 「当たり。半脱ぎでベソかきながら、恥ずかしいことを強要させられてる可愛そうな娘になってあげるよ。もちろん、お尻はべとべとで、お○んこはぐしょぐしょでね」 どこまでも続く妄想。理樹はぞくりと背筋を震わせる。 「あ、そうそう。おっぱいもたまには揉んでよ。小さいから無視するなんて、ひどくない?」 露わになる二つの小振りな膨らみを、理樹は両手で撫で回す。美鳥をこんな風に積極的にさせてるのは、もしかすると理樹のせいなのかもしれない。 「乳首、摘まんで。ころころってこね回して。ん……。そう。いいよ。あ、ん」 美鳥の甘ったるい吐息が聞こえる。それは理樹にとっては、嵐の前の静けさに過ぎなかった。 「直枝さん。もっといっぱい、犯してくださいね」 「……美魚の真似をするのはやめようよ」 突然、人格が入れ替わったような気がしてギョッとする。わかっていてもびっくりしてしまう。 「あ、理樹君浮気した〜。美魚の方がいいの? 妬けちゃうなあ」 「してないから」 何だか妙に楽しそうな美鳥。立ち上がって理樹の口元に胸を当て、しゃぶらせる。 「あはは。もっともっと、しようね。んっ。あっ」 小悪魔の挑発に乗ってしまった理樹。けれど……まあいいかと、今では思えるようになってしまった。 (慣れちゃったのかな) さて、この小悪魔娘をこれからどうやって可愛がってやろうかと、そんな風に思える。挑発に乗ってしまったけれど、もう構わない。気持ちの赴くまま、やりたいことをやるだけ。美鳥の術中にはまってしまったとしても、いいやと理樹は思った。 ----------後書き----------
西園美鳥編でした。痴女ってます。悪女です。小悪魔です。というわけで、彼女の痴態をご覧頂きました。 PureMix特有の、普段の超が付くほどドSな理樹君もいいけれど、こういう感じもなかなからしいのではないでしょうか。 お次は鈴編。早いもので2009年の10月にスタートしたPureMixリトバス編もラストになってしまいました。 どうぞお楽しみに。
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