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to late










 放課後の、誰もいない教室にて。朋也は椅子に腰掛け、膝の上に椋を座らせていた。

「あ、あ」

 そして椋の背後から手を回し、そのふっくらとした胸を揉みしだく。制服の上からでもはっきりと分かるくらい豊かで、柔らかかった。

「ふにふにしてるな」

「あ、あぅ……あ、あ」

 揉まれるたびに恥じらい、くすぐったそうに困ったように喘ぎ声をもらす。

 最初はただ単に占いの話をしていた。ところが、どこをどう間違ったのか、いつしかこのような流れになっていた。





 それは僅か数分前のこと。

『椋』

『はい』

『胸。触ってもいいか?』

『……え?』

『いや、柔らかそうだなーって思って』

『え、え、え!? な、ななな……っ! はぅっ!』

 爆発でもしそうなくらい顔が熱くなる。そして、頼まれたら嫌とは云えない……要するに断ることのできない性格なので、結局は頭を縦に振ってしまう。





 唐突に、何の脈絡もなく、なし崩し的にそうなっていた。数センチの距離でずっと話をしていて、椋の体がとても魅力的に感じたからだろう。ついつい触ってみたくなってしまったのだった。

「だ、誰かに……見られちゃいます」

「誰も来ねぇよ」

 椋の懸念をあっさりと無視し、何度も何度も執拗に揉み回す。

「椋、乳首起ってるな」

「う、あ……。い、云わないでくださいぃぃ……。そんなこと……」

 そんなことを突っ込まれ、卒倒しそうなくらい恥ずかしくて頬を赤らめる。

「ひあっ!」

 椋の乳首はブラの上からでも分かるくらい勃起してきて、指でつままれて転がされてしまう。

「椋は着痩せするんだな」

「あ、あ……。お、お姉ちゃんも……同じこと、よく云います」

「よく揉まれてんだろ? こんな風に」

 朋也は膨らみを寄せて持ち上げながら椋の双子の姉、杏の顔を思い浮かべる。

「え、あ、ぅ……あ、あ……。はぃ……。そう、です……けど……」

 あいつはどこぞのすけべ親父かよ、と朋也は思った。そして、俺の椋の胸を日々揉みまくりやがってあの野郎、とも思った。

「だからこんなに大きくなったのか。くそっ! 何か悔しいぞ! あいつに負けてられねぇ!」

 というわけなのでひたすら揉みくちゃにする。椋にとってそれはかなり理不尽な仕打ちかもしれない。

「ひゃっ! あ、あ、あ……だ、だめ……です。あああ」

 服の上からブラらしき布地を探り当て、器用にもまくり上げて更に揉みまわす。

「椋」

「は、いっ。あっ……ん」

 そうこうしているうちに、今度はまた別のことをしたくなってきた。

「今度はお前の中に入れたくなってきた」

「っ!」

 スカートとズボンの布地ごしでもはっきりと分かるくらい、朋也のものは限界にまでそそり立っていた。

「ひゃあああっ!」

 突然、挑発するようにして椋の耳をれろんと舌で愛撫する。柔らかで繊細でとても敏感で、触れるたびに反応してしまう椋をみて、朋也はますます興奮していく。

「やばい。このままじゃここでお前を押し倒してしまいそうだ」

 教室の中で、椋を思い切り突きまくりめちゃくちゃにしてしまいそうだった。

「だだだ、だめです! こ、こんなとこで……なんて」

「だよなぁ」





なので場所を変えることになった。





「ロマンチックさはかけらもないけど。ここでならいいだろ?」

「は、ぃぃ」

 一階奥の女子トイレの個室。人のあまり来ない所。こんなところくらいしか手頃な場所はなかった。

「椋のパンツ、濡れてる」

 スカートの中に手をいれて白と水色の縞柄な下着に触れる。秘部の上の布地をわずかな湿りが覆っていた。

「だ、って……だって、だって……あぅ」

 泣きたいくらい恥ずかしい。散々胸を愛撫されて、いつの間にかそうなってしまったのだった。

「胸揉まれて感じちゃったんだな。椋のえっち」

「うぅ……。あ……」

 にやっと笑う朋也はとても意地悪。ささっと手早くスカートのホックを外し、下着を降ろして下半身を露にさせる。椋が言葉を上げる暇すら与えずあっという間に。

「入れてもいいか?」

「……」

 こうなったらもはや否定などできる訳がなかった。

「じゃ、入れるぞ」

「は……ぅっ! あっあっあっ! ああああっ! 入って……きま……す! あっ!」

 朋也は椋の手をぐいと壁につかせて腰を掴んで固定し、迷うことなく一気に突っ込んだ。下着を濡らすぐらいほぐれたそこは、何の抵抗もなく受け入れた。

「絞まるなぁ。椋の中は」

 容赦なく、ずっずっと音をたてるくらい激しく腰を前後させ揺さぶる。そのたびに柔らかなお尻がぷるぷると形を歪ませる。

「はぁぁぁぁっ! あひっ! あひぃっ! そん、な……。いきなり……あっ!」

 そんなとき、朋也はあることに気が付いた。

「……」

 ひたすら突きまくっている中で、椋も朋也に合わせてわずかに腰を動かしていたのだった。それを見て、朋也はまた意地悪なことをしたくなってきた。

「あっあっ……。え?」

 いきなり突きを止める。当然のことながら、椋はどうしたのだろうかと思って背後を向く。

「朋也……くん?」

「椋が動いてよ」

「え……」

 突然の恥ずかしい要求に絶句する。

「俺がイって出すまで腰を動かして動かしまくって。えっちな椋のえっちな腰使い、見せてよ」

「え……。は、ぃ。でも、あぅ……。えっちって、い……云わないでください……」

「事実だろ?」

「うぅ……。そう……だけど」

 云われるままに、椋は懸命に腰を動かし始める。傍から見ると、お尻をくねらせているように淫らだ。

「あ、あ、あ……」

「ほら、もっと早く」

 必死な椋を見ていると、なぜだかサディスティックな気分になっていく。柔らかなお尻をぐにぐにとこね回しながらハッパをかける。

「あ、は……ぁんっ!」

「もっともっと早く激しく動かないと俺はいけないぞ〜?」

 意地悪だけど、どこかコミカルなシーン。

「あ、あ、あっ……。はふ……。意地悪です〜……」

 椋は半ばやけっぱちになりながら、腰を振る。

「椋。もしかして、気持ち良くない?」

「あ、いえ。そんなことは」

「そうか」

 椋は動きを止めて、云った。

「むしろ、その……。意地悪されると、嬉しい……と、いうかあの……。もっとして欲しい、というか……えっと」

 つまりは続きをして欲しいということだった。

「……。もしかして、M?」

「……え?」

 よくわかっていないようだった。

「い、いや。なんでもない」

「はい……。あ、あの。というわけなので、気にせず続きを……」

「おう。というわけなので、っと」

「ひぁっ! ああんっ!」

 朋也は便座カバーの上に腰掛けて、その上に椋の体を落としていった。突然体位を変えられ、限界にまで埋め込まれて、椋は大きな声を出してしまう。

「改めて、えっちな椋のえっちな腰使い。存分に見せてくれ」

「は……ぅぅっ! え、えっちって云わないでくださいぃ〜」





椋はひたすら激しく腰を上下させはじめた。





「はっ! あっ! うっ! はぅっ! あぅっ! くぅっ! ど、う……です、か……ああぅっ!」

「もっと激しく」

「は、ぃぃ! あっあっあぅっ! あぅんっ! んんんっ! はふっ! あっ!」

 息も絶え絶えになりながらも、朋也は許してくれなかった。

「椋の肌、すべすべだな」

 必死な椋をあざ笑うかのように朋也は微動だにしないまま、背後から手を延ばして胸を揉みはじめた。椋の上着のボタンを外し、インナーを捲り上げて直に……。

「あっあっあっあっあっ!」

 椋が膝に手を付き、一心不乱に腰を上下させるたびに、限界にまでそそり立った朋也のモノが出たり入ったりしている。

「椋は乳首もきれいだな」

「はうっ!」

 勃起した左右の乳首を摘まみ、転がし、少し強めに引っ張ってから離す。その反動で大きな胸がぷるんと震える。

「椋」

「は、いっ!」

「何か。乳首いじったら絞まりが強くなったんだが」

「っ!」

 図星のようだ。それを見て朋也は面白がって何度も乳首をいじくり回す。

「ひあああああっ! も、もう……だめ……」

「云ってみろよ。もっとしてください、って」

 椋はもう、視点すら定まらないくらいぽーっとしてしまっていた。

「も、っと。もっと……いじって、くださ……い。か……感……じ、ちゃって……ます」

「じゃ、今度はこっちを」

 それを聞いて、朋也は片手を乳首から離し股間の辺り……クリトリスをいじり始めた。

「ああ、あうっ! あんっ! そ、そこ……は……っくう! も、もっと……して、ください。あああっ!」

「そろそろ、いくぞ」

「は、い。んんぅ! わ、たしも……い……っちゃいます。あああっ!」

 背後から強引にキスをする。それはラストスパートの始まりだった。

「っく! 俺も動くぞ」

「は……いぃぃっ! あああああっ!」

 がくがくと揺さぶられ、振り回されるたび、椋の胸もぷるぷると震える。






心地よい熱さの中で、二人はやがて達した。





「ん、んく、んぐ……ん、ん、ん……」

 達した瞬間、朋也は椋の口に突っ込んで射精していた。そして、椋は躊躇うことなく全てを飲み干して、口で愛撫をはじめた。

「上手いぞ」

 椋の髪を撫でながら、朋也は腰を前後に動かし始める。そして、その動きは段々と早くなっていき、椋の顎を伝い唾液がこぼれ落ちながらも続く。

「んっんっんっ! んぐっ! んぶ……んっ!」

 じゅぷじゅぷと水音をたてて、椋の口内をめちゃくちゃにかきまぜる。椋は小さな口を限界まで開いて、歯を当てないように気をつけて愛撫を続ける。愛おしそうに、大切そうに……。





やがて……。





「あ、ああ、あ……ぅっ」

 朋也は椋の可愛らしい顔に、二度、三度、四度と立て続けに射精した。ぴしゃっと強く叩き付けるようにして、椋の顔はべとべとに汚されていく。

「椋」

 そして、ぬぐい取る暇も与えずに椋の手を引っ張って……。

「え……。あ」

 そのまま個室を出て、トイレの外へと連れ出す。

「ととと、朋也くん!」

 さすがに慌てふためく椋。

「大丈夫だって」

「で、も……はぅっ!」

「仕方ないな。ほら」

「あぅ……」

 渡されたのはスカート。……が、肝心のものがもう一つ足りない。椋は今、ノーパン状態。

「あの……。あの……」

 慌ててスカートを履くものの、落ち着くわけがなかった。

「大丈夫だって」

「……で、も。あぅ」

 そして、トイレの外に出る。どれほどの時間が経過したのか、廊下には人の気配は無く、真っ暗になっていた。





もじもじしている椋を見て、朋也は嗜虐的な欲求が増してきて……。





 誰もいない廊下を歩きながら……。

「あ、あ……。だ、めです。ああっ!」

 スカートの中に手を入れて、むき出しになったお尻を撫で回したり。

「ひゃっ! あ、あ! だ、誰かに見られちゃいます……! ああっ!」

 スカートを思い切り捲り上げて何も覆っていない秘部をさらけ出し、羞恥攻めにしたり。

「や、あっ!」

 椋のまだ湿っている秘部を指でなぞったり、ずぷずぷと中に突っ込んだりして弄り回す。

「あ、あ、あ……あっ! あああっ!」





誰もいない校舎にて。





二人のいけない遊戯は続く。





「はぅっ! あっあっあっ!」

 それはやがてエスカレートにエスカレートを重ねていき。

(声出すと誰かに気付かれるぞ?)

(やっ! あっあっあっあっあっんっ! こん、な……ぁぁ! こんな、とこ……で……! こん、な……こと。ああああっ!)

 暗い廊下のど真ん中で。朋也は椋を四つん這いに押し倒してお尻を突き上げさせ、一心不乱に突きまくっていた。

(も、もう……だめ、です。わたしまた……いっちゃい……ます……。あ、あ……)

 ぱんぱんっと音を立て、体同士をぶつけ合わせ続け……やがて、達した。





二人の熱い吐息だけが。





辺りに充満していった。










----------後書き----------

 尽くす娘なイメージのある椋は、攻めでも受けでも両方こなせそうな気がします。それは朋也とくっつく場合と勝平とくっつく場合の違いとも云う。

 が、何というか、朋也とくっつく場合は思わず弄り回したくなるよーな娘なのでちとハードかつあぶのーまるなネタでいきました。

 彼女の場合、シナリオ本編が不遇過ぎる故に、アフターストーリーではガンガンいこうぜとばかりに一丁。



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