あなたの猫になりたくて
「ん、んん! んにゃぁ……! 新吾ぉ」 紗凪は細い体を両腕で抱えるようにしながら近づき、猫のように鳴いてみながら新吾を求める。目線は上目使いで物憂げで、それでいてどこか子供っぽい仕草。 ――それは瓜生家のバスルームにおける一幕。紗凪は紺色のスクール水着に身を包み、何故か黒猫の耳を模ったヘアバンドと、同じように黒い尻尾をお尻に着けていた。 『紗凪って、本当に猫みたいだよね』 『そ、そう?』 新吾にそう言われて、右手を招き猫のように上げて、そして……。 『に、にゃあ……。って、何やってんだあたしは!』 猛烈に恥ずかしいことを無意識のうちにしてしまった。けれどそれは新吾には好評だったようで、お褒めの言葉を頂戴するのだった。我ながら狙いすぎだしあざとすぎるだろうと紗凪は自己嫌悪に陥るのだけど、そんなことで好きな人が喜んでくれるなら、まあいいのかな、と前向きに思うようにした。 『可愛いよ』 『そ、そう?』 その言葉は何にも代えられないご褒美だった。そうして紗凪は恥ずかしそうにもじもじとしながら新吾に聞いたものだ。 『えっと……。新吾は猫、好き?』 聞いてみてから紗凪は後悔した。こんな事する前に、最初に聞けよと。順序が違うだろうと、セルフ突っこみを入れたくなった。けれど新吾はそんな紗凪の心を見透かしたように優しかった。 『好きだよ』 その答えを受けて、紗凪は更に続けて聞いた。 『じゃあ……。猫みたいになれば。そうすれば……あ、あたしのこと……もっと好きになって、くれる?』 そんなわけないだろう。あたしはアホか、と相変わらず心の中で突っこみを入れる紗凪。そんな紗凪を見て新吾はいじらしくなって、優しい口調で答えた。 『ん。紗凪は今のままでも、猫みたいになっても、同じように大好きだよ』 『そっかぁ……。んんん……』 その答えに紗凪は頬を赤らめながら言葉を失ってしまう。問題なのは、その後の新吾の一言だった。 『でも、猫みたいになった紗凪って、ちょっと見てみたいかな』 何となく思っただけで深い意味はなかったけれど、興味本位の一言が、今の状況を生み出すきっかけになった。 「にゃぁぁ……。新吾ぉ」 新吾としては冗談のようなつもりで言ったはずなのに、紗凪は本気で猫になりたいと思った。そして同時にいっぱい愛して欲しいな、とも。紗凪自身、今の姿は傍から見ればとてつもなく馬鹿だろうと思うけれど、新吾以外誰も見ていないからいいやと開き直った。猫のような耳をつけて尻尾をつけて、仕草も声もなりきってみせる。演技ではなく、生まれた時からそうであったかのような気持ちで。 「紗凪」 紗凪は時折自重気味に、自らの小ぶりな胸のことを『びぃかっぷ』であると言っている。けれどその胸元を覆う紺色の水着の膨らみはくっきりと尖っているようにすら見える。 「にゃふぅ」 バスルームなのでリボンを外し、ゴムでくくられた髪自体が猫の尻尾を連想させる。そんな紗凪の頭を新吾はなでなでしてあげる。紗凪はなでなでしてもらうと嬉しくなって、尚かつ気持ちよくなってしまう。いつも、決まってそんな幸せな気持ちにさせてもらう。 「新吾ぉ。……キスも、して」 「うん。しよ」 紗凪によるリクエスト。なでなでしたままキスもして欲しいなという、ちょっと欲張りな要求にも新吾は過不足なく答える。 「んん〜」 「紗凪」 「あ、ん」 唇が触れる度に互いに目を閉じあって恥ずかしさを堪えている。そして離れると、いつの間にか同じように目を開けている。タイミングが余りにもぴったりで、キスの瞬間をまじまじと見られていたのかもしれないと思って、恥ずかしさが増幅される。 「新吾……。ちゅ〜するときも、目を閉じないで」 「閉じてるよ。……でも、わかったよ。もう一回、するよ?」 「うんっ」 そうして再び触れ合う唇。けれど……。 「んんんっ」 目を閉じちゃだめだと言った本人が、目を閉じてしまっていたりする。 「紗凪。だめでしょ?」 「あぅぅっ。だ、だって……。恥ずかしくて……」 平坦な胸にちょこんと盛り上がっている膨らみが、心なしか尖りを増したように見える。新吾はごくさりげない調子で、その膨らみに手の平を付け、さわさわと触れる。乳首を摘まんでこねられると、すぐに紗凪は感じてしまうのだった。 「あ……。えっち……。新吾ぉ。あ、ん……」 「紗凪だってえっちじゃない。あん、だなんて可愛い声出しちゃって」 「だ、だって。新吾が、えっちなこと……するから。あっ! ……は、ぁぁっ! そんなに、いじっちゃ……。くぅぅっ! び、びぃかっぷのおっぱいなんていじくったって、面白くないでしょ」 「ううん。面白くてたまらない」 「あ、あ、あ! そんな……はふっ!」 指先でくにゅくにゅと形を変えられてしまう乳首。紗凪の呼吸は既に途切れ途切れ。余りにも神経が鋭敏になりすぎてしまっていた。 「もう一回、キスするよ?」 「う、うん……。ちゅ〜する時に目を閉じないように、だよね」 「そ。いくよ」 「う、ん……。ん、ん、ん〜……」 またまた唇同士が触れ合って、今度は上手くできた。必要以上にきつく目を閉じてしまったかもしれない。 「ん〜にゅ〜。新吾ぉ。……キス、嬉しいけど。でも、恥ずかしすぎるよぉ」 「紗凪は恥ずかしがり屋だね」 「だって……。キス、してもらう度に……。体がびりびりってしびれちゃって、すごく……感じちゃって……」 そんな事を聞いたらますますしたくなっていく。二人揃って気持ちがハイになっていく。 「じゃ、もっとしようか」 「え? ……あっ。だ、だめ。んっ!」 新吾が奇襲のキスをしたには首筋と、脇。 「新吾……。らめぇぇ……らめだって言ってるのに〜」 「紗凪。今は猫なんじゃなかったっけ?」 「そ、そうだった。うにゃぁぁ……。らめ、なんですにゃぁ」 いつも間にかそんな初期設定を忘れてしまっていた。慌てて猫のように振る舞う紗凪。おかしいけれど、一生懸命なのが伝わって新吾は愛しさでいっぱいになる。 「ねえ紗凪。もう、えっちしよ。俺、もう、キスだけじゃ我慢できないよ」 「うん。あたしも……。する……。えっちする……。新吾ぉ。えっち、しよ」 もう我慢しない。顎を伝って唾液がこぼれ落ちてくるくらいの、むしゃぶりつくようなディープキスを繰り返し、舌と舌の擦れを心行くまで堪能する。ちゅる、ずる、ずりゅ、とねっとりとした音がバスルームに響く。 「んにゅぅぅ……。んん、んにゅ……ん……ん、んぐ……んぷ、ぷは……」 「紗凪……」 「んん……。新吾……。もっと、もっといっぱい、絡ませて……」 キスだけじゃなく、体自体も密着させる二人。いつしか紗凪の水着ははだけさせられて、小さな乳輪と、その中心にぷっくりと膨らんでいる乳首があらわになる。桜色の乳首はさりげなく指で摘ままれてこね回され、弾力性を遺憾なく発揮して、くにゅくにゅと形を変えている。 「あ、あ。おっぱい……おもちゃじゃ、ないよぉ。んひっ! あんっ! ちくび……恥ずかし……。あっ」 「おもちゃじゃないけど、おもちゃみたい。ほら、触る度に紗凪、体ひくひくさせちゃって、えっちな声出してる」 「だ、だ、だってぇ。……んあっ! だ、だめぇ! おっぱい吸っちゃ、いやぁっ!」 新吾は片手で乳首と乳輪を掴み、膨らみを寄せ上げていじくり回しながら、もう片方の胸を丸ごとぱくっと飲み込むように吸い付いた。ちゅーちゅーと音を立て、舌先でぷるぷると転がす。 「あっあっあんっ! あひぃっ! く、くすぐったいよおぉ! あ、あ、あっ! ら、めぇぇ〜っ! お、おっぱい食べられちゃうよぉ〜〜〜!」 「紗凪、何だかおっぱいだけでイっちゃいそうだよね」 「あぅ……。うん」 図星だった。新吾の一言は、紗凪の体を知り尽くしたかのように正確だった。 「感度、良すぎ。ん……」 「そんなっ! あ、あ、あ、あ、あ! だめええっ! ほんとにいっちゃうううぅっ! あ、あ、んあああああああ〜〜〜っ!」 紗凪はびくびくと全身を震わせて絶頂を迎えてしまった。 「あ、ああぁ……」 「紗凪。イっちゃうところ、本当に可愛いよ」 「しん、ご……」 「でも、もっとしよ。もっともっと、紗凪をイかせてあげたい」 「そんな……。新吾……。それじゃあたし、おかしくなっちゃうよぉ……」 「おかしくなっちゃいなよ。思う存分」 新吾にとってそれはむしろ望むところ。 「俺も、その分紗凪の体でイかせてもらうから。……そうだ。今日はさ、中に出すだけじゃなくて紗凪の体にもいっぱいかけてあげる」 「え……?」 「紗凪の体、べとべとにしてあげるね」 困惑する紗凪の口内に、新吾のいきり立った一物がずにゅ、とねじ込まれていく。紗凪の可愛らしい顔が歪み、オモチャのように扱われていく。 「あ……。むむぅっ!」 ――新吾は紗凪の小さな口で、イくまで思う存分しゃぶってもらって、やがて顔や頭にぶちまけていった。びしゃ、びちゃ、と飛び散った精液がかかっていく。 「ひゃあああああんっ!」 ――細い腕をしっかりと掴んで、大きな脇に挟んでしごき回す。出す先は背中や肩。どろどろの精液がたれていく。 「あああああっ! そんなとこ、恥ずかしいよぉぉっ!」 ――意外なほどふっくらしているお尻の割れ目に一物を挟み込み、同じようにしごき続ける。お尻や太ももはあっとういまに白く塗りたくられていく。 「え? い、入れないの? あ……。な、何!?」 「ううん。すぐに入れてあげる。でもちょっとだけ……」 ――紗凪は一瞬残念そうに思うけれど、すぐに新たな感触に戸惑いの声を上げる。紗凪の太ももに新吾の一物が挟み込まれ、しごき上げていく。みずみずしく、ふにふにとした感触が心地よい。射精の先は胸やお腹。新吾は射精の余韻が残ったまま、亀頭を乳首になすり付ける。さくらんぼのような乳首はクリームをかけられたように、白く染められていく。 「あ、あ、あ、あ、あ……。あたし……体中、新吾のザーメンで……べとべとになっちゃった。新吾の色に染められちゃっていくよぉ」 「まだまだ。もっと出せるからね」 「あぅぅ……。新吾。ぜ、絶倫だよぉ……」 新吾は紗凪をバスカーペットの上に四つん這いにさせてお尻を高く突き上げさせ、そして、紺色の水着の股間を覆っている部分をちょっと強引にひっつかんでずらして、露になった割れ目目がけて一物をねじ込んでいく。 「交尾の時間だよ、紗凪」 「にゃふぅっ! あ、ああっ! そんなっ! 動物、みたい……なっ!」 紗凪の小さな秘所が押し広げられていく。 「ううん。猫だから、さなにゃんと呼ばないとだめなのかな?」 「な、に。それ……。あ、あっ」 ゆっくと二人揃って交わり始めていく。 「んっ。紗凪の中、気持ちいい」 「あっあっ。新吾。深いよぉぉ」 新吾が力強く体を動かして膣内奥深くまで突き込む度に、紗凪の華奢な体が壊れてしまいそうなくらいきしむ。ぱちんぱちんと叩き付けながら、新吾の一物が激しく出入りを繰り返す。 「あひぃっ! あんっ! あふっ! はぁんっ! 奥に……奥にぐりぐりって当たってるぅ!」 「紗凪……。可愛いよ。突く度に可愛い鳴き声あげて、よがってくれるんだから」 「だ、めぇぇ。また、イっちゃうぅ……」 「うん。イっていいよ。でも俺はまだまだイかないからね」 「え?」 そう言って、新吾は一気に強く奥まで連続して突き込んだ。当然、紗凪は堪らず、絶頂を迎えてしまう。 「はうぅぅぅぅっ! んああああああああっ!」 バードウォッチングでもするかのように、じっくりと紗凪の絶頂シーンを楽しむ新吾。バックの体位だけど、目の前には大きな鏡があるのだった。 「紗凪のイき顔、本当に可愛いよね」 「え? あ? か、鏡……。う、う、うぁぁ〜〜〜! 新吾のばかばかぁ〜! そんな顔見ちゃだめだよぉ! 恥ずかしくて死んじゃいそうだよぉ〜〜〜っ!」 紗凪は今更ながら言われて気付く。バックという体位だから見えないと思っていた紗凪の表情は、今まで全て丸見えだったのだ。 「顔中俺のザーメンまみれのまま、アヘ顔でイきまくっちゃうなんて。本当に可愛いよね」 「あ、あぁぁ。そんなこと言っちゃ……いやぁっ。あ……」 「言葉だけで感じちゃってそうだね」 「……うん。もう、触られるだけで……気持ち良くなっちゃうよ」 本当にその通りだから、もう我慢はしない。そうしてやがて、新吾の突き上げが再開される。 「あっあんっあんっはぁんっあんっあんっあっあっあっ! 突いて! 突いてえぇっ! もっと深く! もっといっぱい! ……はぐっ!? あ、あ!? し、新吾ぉ! どさくさ紛れにどこに指入れてるの〜っ!」 紗凪の突っこみにしれっと白状する新吾。 「紗凪の可愛いお尻の穴」 「あああ〜〜〜っ! そんなとこらめえぇぇ〜〜〜! んああああーーーーっ!」 ずぷずぷと人差し指をねじ込まれ、その瞬間また達してしまった。そんなところでイかされてしまって、紗凪は羞恥と快感によって一瞬意識が真っ白になって飛んでしまった。 「紗凪。言ってごらん。今、どんな風にされてるか」 「あぁぁ……あぁ……ぁ……。す、ごいよぉぉ。……お○んこに、大っきなお○んちんいっぱい突っ込まれて……。それで、お尻にも……指、ずこずこってされちゃって、イっちゃって……んひぃっ!」 「気持ちいいの? いいなら、いいって言って欲しいな」 「うんっ! 気持ちいいよぉっ! お尻もお○んこもおっぱいも……。あ、ま、また……い、いっちゃうの……。また……。あっ! あひいっ!」 紗凪が新たに絶頂を迎え、膣内が新吾の一物を思いっきり締め付けた瞬間、新吾も遂に射精した。子宮に届かんばかりの勢いで、熱い精液が注ぎ込まれていく。 「出てる……。出てるよぉ。あは……。もう……。絶倫なんだから……」 ようやくのことで解放され、バスマットに突っ伏す紗凪は、へとへとになりながらも幸せそうだった。 それだけじゃ、終わらない。
湯船の縁に腰掛ける新吾。その上に、紗凪が乗っかっている。そそり立った一物は、紗凪のお尻の奥深くまでねじ込まれ、上下に弾むように出入りを繰り返している。 「はぐっ! あぐっ! あっあっ! こんっ……なっ! あああっ!」 「紗凪、気持ちいいんでしょ?」 「う、んっ! 気持ちいいよぉっ! お尻でいっちゃうよおぉぉっ! 癖になっちゃうよぉっ!」 紗凪の様子を見ていると、もうすぐイっちゃいそうだとすぐにわかる。 「それならさ」 「ふひゃっ!」 紗凪の背後から耳たぶを舌でなめ回しながら、新吾は提案する。二人以外誰も聞いていないはずなのに、内緒話をするようにひそひそと。 「うああっ! そん、なっ!」 「してよ。紗凪のエッチなところ、思いっきり見せつけてよ」 「うああっ! んああああああっ! あっあっあっあっあっ! い、いくっ! いっちゃううぅぅぅっ! あっあっあっ! 新吾もイって! 出して! あたしも出すから! あ! あ! あ! あ! ん、んあああああああっ! おしっこでちゃうよおぉぉぉっ!」 絶頂を迎えた紗凪が両足を大きく伸ばして突っ張らせる。同時に新吾も紗凪のお尻の中に思う存分射精を始める。一瞬遅れて紗凪は開ききった股間から、孤を描くくらい思いきり放尿を始めた。その勢いは一気に強まり、タイル張りの壁にまでかかっていく。 「んあああああああっ! うああっ! ふああっ! おしっこ気持ちいいよおぉぉっ! あ、ああ、あ、あ、あ……っ!」 同時に感じすぎてしまう小さな胸も背後からぐりぐりと揉みほぐされて、紗凪はもう放心状態だった。 それからも……。
「し、新吾ぉ! じ、自分で洗える!」 胸やお尻をはだけさせ、今や衣服としての機能をまるで果たしていない水着がかえって紗凪の羞恥を刺激する。 「洗いっこ、しようよ」 「あ、ああんっ! くすぐったいよぉ!」 新吾は両手を使って紗凪の体中に石鹸をなすりつけ、泡立てながらなで回す。胸や腕、脇腹、お尻や両足も。 そうして、両足を大きく開けさせて、股間にシャワーを当てながらつるつるの割れ目をなで回す。 「はひゅっ! あっ! そんな……」 「紗凪のここ。柔らかいね」 「あ! あ! あ! だ、め……。そんな、いじっちゃ……」 「綺麗にしてあげる」 「ひゃううぅぅっ! だ、だ、だめぇぇぇっ!」 暖かいシャワーと共に新吾の指が入ってきて、紗凪は悶えてしまう。 散々体中をいじくられても、まだ終わらない。
「あっ! あっ! あっ! あっ!」 湯船にゆったり浸かる……とはなかなかいかなかった。最初こそは、新吾の膝の上に乗っかるように座っていた紗凪だったけれど。 『紗凪。また、入れたくなってきちゃった』 『え、えええっ! あれだけ出したのに、まだするの!?』 『うん。紗凪が可愛いから。いいよね』 『え!? ちょっと、待……。はふぅっ!』 抱き締められ、体を上からちょっと押し込まれただけで、新吾のものが入ってしまった。余りにも簡単に扱われて、紗凪は振り回されっぱなし。 後はもう、ばしゃばしゃと音をたてながら激しい交わりが続くだけ。 「あっ! あっ!」 同時に小さな胸をおもちゃのように揉みしだかれる。乳首もこね回されて……。 「あああああっ! 気持ちいいよおぉっ! いっちゃうよおぉっ! お○んこが熱いよおおっ!」 新吾のものが紗凪の膣内奥深くまでねじ込まれ、やがて熱いものを注入していく。 お風呂から上がっても……。
――新吾の部屋には、四つん這いの紗凪。もう一着持ってきていたスクール水着を着て、黒い尻尾が生えている。尻尾の根元はアナルプラグで、紗凪自らねじ込んで固定した。そして頭には尻尾と同じように黒い猫の耳をかたどったヘアバンド。更に首元には、大型犬用の首輪と、大きな鈴。 「にゃー」 両手両足を使い、這うようにフローリングの床をゆっくりと進む。身も心も新吾の飼い猫になりきって、鳴き声もあげてみせる。毛繕いの仕草をしてみせたり、ころんと転がってみせたりと、本気の演技。 「にゃーん。ごろごろごろ」 新吾の足元に近づいて、マーキングするように頭や頬を擦り付ける。何度かそんなことを繰り返した後に、紗凪は新吾の足にぺろぺろと舌を這わせるのだった。 「えっち、する?」 「にゃんっ!」 ――今は人の言葉を話しちゃだめ。それは紗凪自身が定めたルール。 (今のあたしは猫。新吾の飼い猫……) 股間を覆っている水着がずらされて、大きな一物がずぶずぶとねじ込まれてくる。アヌスに突っ込まれたプラグで感じてしまった紗凪の秘所は既にぐちゃぐちゃになっていた。 「じゃあするよ。えっち……じゃなくて、交尾だね」 「にゃ、ああ……。ふにゃ……にゃああっ!」 ぱんぱんと交わると同時に、首元の鈴がちりんちりんと鳴った。紗凪は盛りのついた猫のように淫らな喘ぎを漏らし続けた。 (お○んちんすごい! 気持ちいい……っ! お○んこ気持ちいいよ新吾ぉ! もっと! もっとずこずこってして! ぱんぱんって、お尻に叩きつけて! うあああっ! いくっ! いくっ!) 後でたっぷりと、苦くて濃厚なミルクを飲ませてもらおう。舌を出して舐め尽くして、ごくんと飲み干して……。堪らない……。紗凪は想像しただけで自分の膣が締まり、新吾のものをきつく絞りあげるのを自覚していた。 「あ、いいよ。紗凪の中、すっごく締まる」 「ふにゃあああっ! あああっ! ああああああっ!」 どぷり、どぷり、と入っていく。膣内から逆流しそうなくらいにいっぱい。その衝撃で紗凪自身も絶頂を向かえる。ぽたぽたとこぼれ落ちるのは新吾の精液だけじゃなくて、紗凪の愛液。 「紗凪。ミルクだよ」 「にゃあ〜。あむ……はむ。あむぅ……はふ、あふ、んふ」 引き抜かれたばかりでとろとろに濡れている肉棒を、紗凪は待ってましたとばかりに口を大きくあけてくわえ込む。 (あたし、幸せ……だよ。新吾ぉ) やがて口内はおろか、紗凪の顔中がべとべとに汚されて行くことだろう。そうしたらまた一緒に風呂に入って洗えばいいよねと、二人そろって思うのだった。勿論、洗うだけで済むはずもないけれど。 (あたしを飼って。可愛がって。なでなでして、ちゅ〜ってして……。お尻……ぱんぱんって、交尾して……。そしたらあたし、また……イっちゃって……) 新吾の射精が始まり、お風呂上がりだというのに紗凪の顔中がべとべとにされていく。そうしてまた、二人の交尾が始まる。 (あ、あ……。あたし、また……イっちゃって。……で、出ちゃう、よ。お部屋なのに……おつゆ、が) 小さなお尻をしっかりと掴まれて、回転でもさせるようにぐりぐりと揺さぶられ、膣内をこすらされていく。何かが高まり、限界を迎えて破裂してしまったその瞬間……。 「あ、あ、あ、あ、あ! ん、んにゃああああああああああっ! うああっ! んああああっ! あ、あ、あ……」 ぷしゃああ、と音。紗凪はフローリングの床に、思いきり潮を吹いてしまった。流れ落ちる雫はどうしても止まらず、あっという間に一つの水たまりを作りあげてしまう。 (あ、あ、あ……。こんな……。躾のなってない猫で、ごめんなさい……) 余りのはしたない行為に思わず泣きそうになってしまう紗凪に、新吾の手が伸びて、頭を撫で撫でしてくれた。ゆっくり、じっくりと。何度も時間をかけて。 (新吾ぉ。……好き) やがて紗凪の緊張は解けていく。優しくしてくれたお礼ということで、しなやかな体をくねらせながら、新吾の足元にじゃれついてみた。ずっと終わらないでいて欲しい。この幸せな時がいつまでもと、そう願いながら。 ----------後書き----------
いつもの通り唐突ですが、さっちゃんさんなお話でした。紗凪ニーなCDを聴いてインスパイアされ、こういったえろえろなお話を書きたくなったのでございます。 冬コミ後に勢いで書いていったけれど完結には至らず、今また復活した熱き気を注入しました。
ご感想を頂けると嬉しいです。
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